JPH0551397A - 環状ペプチド系化合物、その製造法およびそれを有効成分として含有する抗かび剤ならびに培養物 - Google Patents

環状ペプチド系化合物、その製造法およびそれを有効成分として含有する抗かび剤ならびに培養物

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JPH0551397A
JPH0551397A JP3213563A JP21356391A JPH0551397A JP H0551397 A JPH0551397 A JP H0551397A JP 3213563 A JP3213563 A JP 3213563A JP 21356391 A JP21356391 A JP 21356391A JP H0551397 A JPH0551397 A JP H0551397A
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JP
Japan
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cyclic peptide
based compound
peptide based
compound
fungus
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JP3213563A
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English (en)
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Susumu Fushimi
進 伏見
Akihiko Okada
明彦 岡田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式 〔式中、Rはイソプロピル基または2−メチルブチル基
を表す。〕で示される環状ペプチド系化合物、バチルス
属細菌を培養することによるその製造法およびそれを有
効成分として含有する抗かび剤ならびに培養物。 【効果】 各種のかび類に対して効果を有し、抗かび剤
として農園芸植物病害防除剤や工業用有害防除剤などの
種々の用途に供し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状ペプチド系化合
物、その製造法およびそれを有効成分として含有する抗
かび剤ならびに培養物に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでにある種の環状ペプチド系化合
物が、ジャーナル オブアンチビオティクス(The Jour
nal of Antibiotics) 第37巻、第12号、第1600頁
等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化合物は、抗かび剤の有効成分として必ずしも常に充
分なものであるとはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況を鑑み、よりすぐれた抗かび効果を有する化合物を見
出すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の一般式 化2で
示される環状ペプチド系化合物(以下、本発明化合物と
記す。)を生産する微生物を自然界より見つけ出し、か
つ該微生物が生産する本発明化合物がすぐれた抗かび活
性を有することを見い出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、一般式 化2
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、Rはイソプロピル基または2−メ
チルブチル基を表す。〕で示される環状ペプチド系化合
物、その製造法およびそれを有効成分として含有する抗
かび剤ならびに培養物を提供するものである。ここで、
Asnとはアスパラギンを、Tyrとはチロシンを、T
hrとはスレオニンを、Serとはセリンを、Gluと
はグルタミン酸を表し、矢印(→)はカルボキシル基か
らアミノ基の結合を表す。
【0007】本発明化合物は、兵庫県加西市の一土壌よ
り分離された微生物によって生産される。該微生物は細
菌であり、菌株コ−ド番号をSC−3と命名した。下記
の表1にSC−3の分類学的性状を示す。
【0008】
【表1】
【0009】上記の分類学的性状によりSC−3はバチ
ルス ズブチリス(Bacillus subtilis)と固定され
た。該菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に平成2
年4月2日付で微生物寄託番号「微工研菌寄第 11396号
(FERM P-11396)」として寄託されている。なお、公知
の種であるバチルス ズブチリスにおいて、本発明化合
物を生産することは未だ報告されておらず、この点にお
いて該同種内公知菌株と明確に区別できる。したがって
SC−3はバチルス ズブチリスの新菌株と認められ
る。本発明において利用できるのはSC−3のみに限定
されるものではなく、SC−3より誘導された変異株、
細胞融合株および遺伝子組み換え株も利用が可能であ
り、さらには本発明化合物を生産するバチルス属(Baci
llis)に属する菌株すべてを包含するものである。
【0010】SC−3の培養は一般細菌における通常の
培養方法に準じて行われ、固体培養または液体培養〔試
験管振盪培養、往復式振盪培養、回転振盪培養、ジャー
ファメンター(jar fermenter)培養、培養タンク(fe
rmentation tank)等〕いずれも可能である。培養培地
としては各種の炭素源、窒素源および有機ないし無機塩
を適宜に組み合わせて用いることができる。一般には炭
素源としては、グルコース、デンプン、グリセリン、デ
キストリン、シュークロース、動植物油等があげられ、
窒素源としては、酵母エキス、大豆粉、コーン・スチー
プ・リカー(corn steep liquor )、小麦胚芽、肉エキ
ス、ペプトン等の有機窒素源、硝酸ナトリウム、硝酸ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム等の
無機窒素源またはそれらの混合があげられる。有機ない
し無機塩としては酢酸ナトリウム等の酢酸塩、炭酸カル
シウム、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、塩化ナトリウム、
塩化カリウム等の塩化物、リン酸水素1カリウム、リン
酸水素2カリウム、リン酸水素1ナトリウム、リン酸水
素2ナトリウム等のリン酸塩、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、
硫酸マンガン、硫酸銅等の硫酸塩等をあげることができ
る。培養温度は微生物が生育する範囲で適宜変更できる
が、好ましくは20℃〜40℃の範囲である。培養は好
気的条件下で行われる。特にジャーファメンターや培養
タンクを使用する場合無菌空気を導入する必要があり、
通常、培養液量の 0.1〜2倍/分の通気条件を用いる。
このような培養によって、本発明化合物を抗かび活性の
有効成分として含有する培養物を最も容易に製造するこ
とができる得ることができる。
【0011】培養終了後の培養物からの本発明化合物の
採取は、通常の微生物の培養より生理活性物質を分離精
製する公知の手段、たとえば溶媒抽出法、吸着剤法、沈
澱法等の抽出手段および吸着クロマトグラフィー、分配
クロマトグラフィー、分子ふるいクロマトグラフィー、
再結晶法、分別結晶法等の精製手段を単独または組み合
わせてあるいは反復して行なうことができる。上記手段
のうち、溶媒抽出法、沈澱法、向流分配法等は不純物と
の溶解度の差を利用する方法であり、吸着剤法、吸着ク
ロマトグラフィー、分配クロマトグラフィー等は、活性
炭、マクロポーラス非イオン系樹脂、シリカゲル、陽イ
オンおよび陰イオン交換樹脂等の各種の吸着剤との吸着
親和力の差を利用する方法であり、分子ふるいクロマト
グラフィ−等は分子の大きさの差を利用する方法であ
る。また精製の最終段階で必要に応じて高速液体クロマ
トグラフィー(以下、HPLCと記す。)等も使用する
ことができる。もちろん、各分離精製の段階で得られる
粗精製物は本発明でいう培養物に包まれることは言うま
でもない。
【0012】本発明化合物の構造解析・同定は一般天然
生理活性物質の構造解析・同定方法に準じて行われ、た
とえば紫外線吸収スペクトルによる方法、赤外線吸収ス
ペクトルによる方法、施光度による方法、元素分析によ
る方法、核磁気共鳴スペクトルによる方法、質量分析に
よる方法、アミノ酸分析による方法、呈色反応による方
法、薄層クロマトグラフィーによる方法、HPLCによ
る方法等を利用して行なうことができる。
【0013】本発明化合物が効果を発揮するかび類とし
ては、たとえば下記のような農園芸植物病害菌や工業上
有害菌があげられる。
【0014】農園芸植物病害菌 イネのいもち病菌(Pyricularia oryzae)、紋枯病菌
Rhizoctonia solani)、ごま葉枯病菌(Cochliobolus
miyabeanus)、リンゴの黒星病菌(Venturia inaequali
s)、腐らん病菌(Valsa ceratosperma)、斑点落葉病菌
Alternaria mali)、ナシの黒斑病菌(Alternaria kik
uchiana)、黒星病菌(Venturia nashicola)、カンキツ
の黒点病菌(Diaporthe citri)、緑かび病菌(Penicill
ium digitatum)、青かび病菌(Penicillium italicu
m)、モモのフォモプシス腐敗病菌(Phomopsis sp.)
カキの炭そ病菌(Gloeosporium kaki), 落葉病菌(Cerc
ospora kaki,Mycosphaerella nawae)、ブドウの晩腐病
菌(Glomerella cingulata)、灰色かび病菌(Botrytis
cinerea)、ムギの裸黒穂病菌(Ustilago nuda)、葉枯
病菌(Septoria tritici)、ふ枯病菌(Leptosphaeria
nodorum)、眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrich
oides)、うどんこ病菌(Erysiphe graminis)、さび病菌
Puccinia graminis, P. stiiformis, P. recondit
a)、網斑病菌(Pyrenophora teres)、雲形病菌(Rhync
hosporium secalis)、斑葉病菌(Helminthosporium gr
amineum)、ウリ類の炭そ病菌(Colletotrichum lagena
rium)、つる枯病菌(Mycosphaerella melonis)、うど
んこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)、つる割病菌(Fu
sarium oxysporum)、トマトの輪紋病菌(Alternaria s
olani)、葉かび病菌(Cladosporium fulvum)、ダイコン
の黒すす病菌(Alternaria brassicicola)、インゲンの
根腐病菌(Fusarium solani)、ナスの半身萎凋病菌(Ve
rticillium albo-atrum)、タバコの赤星病菌(Alternar
ia longipes)、炭そ病菌(Colletotrium tabacum)、テ
ンサイの褐斑病菌(Cercospora beticola)、ジャガイモ
の夏疫病菌(Alternaria solani )、ラッカセイの褐斑
病菌(Cercospora arachidicola )、ダイズの褐紋病菌
Septoria glycines)、黒点病菌(Diaporthephaseolol
um)、炭そ病菌(Colletotrichum sp.)、紫斑病菌(Cer
cospora kikuchii)、そ菜類、ダイコン類のべと病菌(P
eronospora brassicae)、ホウレン草のべと病菌(Peron
ospora spinaciae)、タバコのべと病菌(Peronosporata
bacina)、キュウリのべと病菌(Pseudoperonospora cu
bensis)、ブドウのべと病菌(Plasmopara viticola)
セリ科植物のべと病菌(Plasmopara nivea)、リンゴ、
イチゴ、ヤクヨウニンジンの疫病菌(Phytophthora cac
torum)、トマト、キュウリの灰色疫病菌(Phytophthora
capsici)、パイナップルの疫病菌(Phytophthora cin
namomi)、ジャガイモ、トマト、ナスの疫病菌(Phytop
hthora infestans)、タバコ、ソラマメ、ネギの疫病菌
Phytophthora nicotianae var nicotianae)、ホウレ
ン草の立枯病菌(Pythium sp.)、キュウリの苗立枯病菌
Pythiumaphanidermatum)、ダイズのPyrhium rot 病
(Pythium aphanidermatum, P. debaryanum, P. irreg
ulare, P. myriotylum, P. ultimam)、果樹の紫紋羽病
菌(Helicobasidium mompa)、白紋羽病菌(Rosellinia
necatrix)、芝生のラージパッチ病菌(Rhizoctonia so
lani)、ブラウンパッチ病菌(Rhizoctonia solani)、
春はげ病菌・しずみ症菌(Fusaruim, Pythium, Rhizoct
onia, Curvularia, Helminthosporium)、さび病菌(Pu
ccinia spp.)、葉枯病菌(Curvularia spp., Drechsler
a spp., Biopolaris spp.)、ピシウムブライト病菌(Py
thium aphanidermatum, P. vanterpoolii, P. periploc
um)、ダラースポット病菌(Sclerotinia homoeocarp
a)、フェアリーリング病菌(キノコ類)、雪腐病菌(Ty
phula incarnata)、発疹性胴枯れ病菌(Typhula bligh
t)等
【0015】工業上有害菌 アスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)、アスペ
ルギルス テレウス(Aspergillus terreus)等のアスペ
ルギルス属、ペニシリウム チトリナム(Penicillium
citrinum)、ペニシリウム フニクロサム(Penicilliu
m funiculosum)等のペニシリウム属、リゾプス属(Rhiz
opus)、クラドスポリウム属(Cladosporium)、ケトミ
ウム属(Chaetomium)、フザリウム属(Fusarium)、ユ
ウロチウム属(Eurotium)、グリオクラジウム属(Glio
cladium)、ムコール属(Mucor)、フォーマ属(Phoma)
ペスタロチア属(Pestalotia)、アルタナリア属(Alte
rnaria)等に効果を発揮する。
【0016】本発明化合物を抗かび剤の有効成分として
用いる場合は、他の何らかの成分も加えずそのまま用い
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、界面活性剤
その他の製剤用補助剤と混合して乳剤、水和剤、水中懸
濁剤・水中乳濁剤等のフロアブル剤、粒剤、粉剤、液
剤、ULV剤等に製剤して用いる。
【0017】これらの製剤には、有効成分として本発明
化合物を、通常、重量比で 0.1%〜99%、好ましくは
1〜90%である。製剤化の際に用いられる固体担体と
しては、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合
成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性
白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物
(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、
塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体
担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノー
ル、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチ
ルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン
等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、
灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル
等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリ
ル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキ
サン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭
化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化
炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の
植物油等があげられる。
【0018】界面活性剤としては、たとえばアルキル硫
酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそ
のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエ
ーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘
導体等があげられる。
【0019】固着剤や分散剤等の製剤用補助剤として
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHT(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。
【0020】フロアブル剤(水中懸濁剤まは水中乳濁
剤)の製剤は、一般に1〜75%の化合物を 0.5〜15
%の分散剤、 0.1〜10%の懸濁助剤(たとえば、保護
コロイドやチクソトロピー性を付与する化合物)、0〜
1.0%の適当な補助剤(たとえば、消泡剤、防錆剤、安
定化剤、展着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防燻
剤等)を含む水中で微小に分散させることによって得ら
れる。水の代わりに化合物がほとんど溶解しない油を用
いて油中懸濁剤とすることも可能である。保護コロイド
としては、たとえばゼラチン、カゼイン、ガム類、セル
ロースエーテル、ポリビニルアルコール等が用いられ
る。チクソトロピー性を付与する化合物としては、たと
えばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシリケー
ト、キサンタンガム、ポリアクリル酸等があげられる。
【0021】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、微生物資材、土壌改良資材、動物用
飼料等と混合して、または混合せずに同時に用いること
もできる。ここで微生物資材とは、植物の栽培に資する
ため土地に施されるものであって、その主原材料が特定
の微生物またはその生産する酵素もしくは特定の微生物
の活性化をはかるものを、土壌改良資材とは、植物の栽
培に資するために土壌の性質に変化をもたらすことを目
的として土地に施されるものをいう。
【0022】本発明化合物を畑地、水田、果樹園、茶
園、牧草地、芝生地等の農園芸用抗かび剤の有効成分と
して用いる場合、その有効成分の施用量は、対象作物、
対象病害、病害の発生程度、製剤形態、施用方法、施用
時期、気象条件等によって異なるが、通常1アールあた
り0.05g〜200g、好ましくは0.1g〜100gであ
り、乳剤、水和剤、水中懸濁剤・水中乳濁剤等のフロア
ブル剤、液剤等を水で希釈して施用する場合、その施用
濃度は、0.0005%〜 0.5%、好ましくは 0.001%〜 0.2
%であり粒剤、粉剤等はなんら希釈することなくそのま
ま施用する。材木、竹製品、繊維製品、紙製品、化粧品
類、硝子製品類、塗料、合成樹脂類等の工業製品に対す
る有害菌の撲滅剤、その他衛生加工剤、洗浄剤、防腐剤
またはスライム防除剤等の工業用抗かび剤として用いる
場合、その有効成分の施用量は、施用場所、対象有害
菌、被害程度、製剤形態、施用方法、施用時期等によっ
て異なるが、その処理濃度は、通常、有効成分で0.0001
%〜 1.0%が適当である。
【0023】本発明化合物の施用方法として、農園芸用
抗かび剤として使用する場合は、茎葉散布、土壌処理、
種子消毒等があげられ、工業用抗かび剤として使用する
場合は、工業製品を有害菌から防御するために保護され
るべき材料に直接配合したり、有機溶液または水性懸濁
液として噴霧または浸漬したりして利用することができ
るが、通常、当業者が利用するどのような施用方法にて
も充分効果を発揮する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
により、さらに詳しく説明するが、本発明はもちろんこ
れらの例に限定されるものではない。まず、本発明化合
物の製造例を示す。
【0025】製造例1(分離例) 兵庫県加西市の一土壌を採取し、該土壌を熱処理(80
℃、10分間)することにより得られた乾燥土壌1gを
10mlの滅菌水で懸濁した。該懸濁液を102 〜104
倍に希釈し、寒天平板培地(グリセリン15ml、ペプト
ン20g、リン酸水素2カリウム 1.5g、硫酸マグネシ
ウム・7水和塩 1.5g、寒天20g、水で1lとする。
pH 7.2)で分離培養(28℃、5日間)を行なった。生
えた集落を寒天斜面培地(組成は前記の分離用寒天平板
培地と同じ)に純粋培養し、4℃で保存した(以下、保
存菌と記す。)。抗かび活性化合物を生産する菌株の選
択は、被検菌としてトマトの葉かび病菌(Cladosporium
fulvum)を用いる二重寒天平板培地法で、土壌からの
分離培養と同時に行なった。結果、SC−3の生えた集
落を中心として被検菌が生育しない阻止円が形成され、
抗かび活性化合物を生産するSC−3が見い出された。
【0026】製造例2(培養例) 前培養:製造例1によって見い出されたSC−3の上記
保存菌の一白金耳をフラスコ当たり50mlの肉汁培地
(肉エキス10g、ペプトン10g、塩化ナトリウム5
g、水で1lとする。)を含む3つの邪魔板付き200
mlエルレンマイヤーフラスコに植菌後、振幅5cm、回転
数150rpm の回転振盪機上で28℃、2日間培養し
た。 本培養:上記前培養により得られた培養物4mlをフラス
コ当り200mlの培地(可溶性デンプン20g、グルコ
ース10g、大豆粉20g)を含む3つの邪魔板付き5
00mlエルレンマイヤーフラスコに植菌後、振幅5cm、
回転数150rpm の回転振盪機上で28℃、2日間培養
した。
【0027】製造例3(分離精製例) 製造例2によって得られた培養物15lを遠心処理(80
00rpm 、20分間)して、上清と沈澱物に分離した。上
清を塩酸によりpH3にした後、出現した沈澱物を遠心処
理(8000rpm 、20分間)によって得た。得られた沈澱
物を3lの水に再溶解し、3lのn−ブタノールで抽出
した。水層を除去後、抽出液を減圧濃縮してn−ブタノ
ールを除去した。得られた残渣(以下、粗精製物(I)
と記す。)を2lの水に溶解させ、該試料を2lのダイ
ヤイオンHP−20(三菱化成製)を充填したカラムに
通して吸着させた。カラムを5lの水および5lの含水
メタノール(メタノール:水=4:6)で洗浄した後、
含水アセトン(アセトン:水=1:1)で溶出させ、分
画した。生物活性を測定後、活性画分を集め減圧濃縮し
た。得られた残渣(以下、粗精製物(II)と記す。)を
メタノールに溶解させ、該試料をLH−20(ファルマ
シア製)を充填したカラムでメタノールにより展開し
た。生物活性を測定後、活性画分を集め減圧濃縮した。
得られた残渣(以下、粗精製物(III) と記す。)を試料
としてHPLCによって更に精製した。HPLC条件を
以下に示す。 カラム:ZORBAX BP,ODS(20mm×250
mm) 移動相:アセトニトリル:25mM 酢酸アンモニウム=
4:6 流 速:9.9ml/分、温度:室温 検出器:紫外吸光光度計(UV)215nm 活性は2つに分離し、下記の条件で再度HPLCを行な
うことにより各々の純品を得た。 カラム:Senshu Pak ODS−R51−SH(センシュ
ー科学製),4.6mm ×250mm 移動相:アセトニトリル:25mM 酢酸アンモニウム=
4:6 流 速:1.5ml/分、温度:室温 検出器:紫外吸光光度計(UV)215nm HPLCにおいて保持時間の短い順に、Rがイソプロピ
ル基である本発明化合物〔以下、本発明化合物(1)と
記す〕の保持時間は 2.9分であり、Rが2−メチルブチ
ル基である本発明化合物〔以下、本発明化合物(2)と
記す。〕の保持時間は 5.7分であった。収量は本発明化
合物(1)が18mg、本発明化合物(2)が12mgであ
った。
【0028】以下に物理化学的性質を示す。
【0029】本発明化合物(1) 分子量:1034 質量分析:低分解能 FAB−MS 1035(M+H)+ 1057(M+Na)+ 高分解能 FAB−MS 観測値(M+H)+ 1035.538 計算値(M+H)+ 1035.536 (C47751016
して) 分子式:C47741016 加水分解物のαアミノ酸組成:アスパラギン酸2個
(L,D)、チロシン1個(D)、セリン2個(L,
D)、グルタミン酸1個(L)、スレオニン1個(L) 紫外吸収スペクトル:メタノール中で215nm、275
nmに極大吸収を示す。 1 H−核磁気共鳴スペクトル:図1参照13 C−核磁気共鳴スペクトル:150MHz,CD3
H/H2 O,メタノール49.5ppm 基準、表2に化学シフ
トを表す。なお、表2中の番号は、便宜上、Asnとβ
−アミノ酸との結合を切断してAsnから順に付けたも
のである。
【0030】
【表2】 比旋光度:〔α〕D 25=+15.8°(c0.11,メタノー
ル) 溶解性:メタノール・水可溶、ヘキサン難溶
【0031】本発明化合物(2) 分子量:1062 質量分析:低分解能 SI−MS 1085(M+Na)+ 分子式:C49781016 加水分解物のαアミノ酸組成:アスパラギン酸2個
(L,D)、チロシン1個(D)、セリン2個(L,
D)、グルタミン酸1個(L)、スレオニン1個(L) 紫外吸収スペクトル:メタノール中で215nm、275
nmに極大吸収を示す。 1 H−核磁気共鳴スペクトル:図2参照 比旋光度:〔α〕D 25=+13.5°(c0.31、メタノー
ル) 溶解性:メタノール・水可溶、ヘキサン難溶
【0032】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
す。
【0033】製剤例1 水和剤 本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、粗精製
物(II)または粗精製物(III) の各々20部を、リグニ
ンスルホン酸カルシウム2部、ラウリル硫酸ナトリウム
4部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54
部を混合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合し
て各々の水和剤を得る。
【0034】製剤例2 水溶剤 本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、粗精製
物(II)または粗精製物(III) の各々20部、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート3部、CMC3部
および水74部を混合し、各々の水溶剤を得る。
【0035】製剤例3 粉剤 本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、粗精製
物(II)または粗精製物(III) の各々 0.1部、カオリン
クレー89.9部およびタルク10部をよく粉砕混合して各
々の粉剤を得る。
【0036】製剤例4 粒剤 本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、粗精製
物(II)または粗精製物(III) の各々 0.5部に、合成含
水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム5部、ベントナイト30部およびカオリンクレ
ー55部を加え、充分攪拌混合する。次いで、これらの
混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製
粒し、通風乾燥して、各々の粒剤を得る。
【0037】製剤例5 フロアブル剤 本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、粗精製
物(II)または粗精製物(III) の各々20部とソルビタ
ントリオレエート 1.5部とを、ポリビニルアルコール2
部を含む水溶液28.5部と混合し、サンドグライダーで微
粉砕(粒径3μ以下)した後、この中に、キサンタンガ
ム0.05部およびアルミニウムマグネシリケート 0.1部を
含む水溶液40部を加え、さらに、プロピレングリコー
ル10部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁剤を得
る。
【0038】次に本発明化合物が、抗かび剤の有効成分
として有用であることを試験例により示す。
【0039】試験例1 抗菌力試験 少量のメタノールで溶解された本発明化合物(1)、
(2)および粗精製物(III) を、下記組成の肉汁培地、
ツアペック培地またはモルト培地(シュークロース20
g、モルトエクストラクト20g、ポリペプトン5g、
寒天15g、水で1lとする。)に有効成分濃度が10
0ppm になるように混合(メタノール最終濃度は1%)
し、直径9cmのプラスチックシャーレに流し込み固め
た。その後、各種の菌の胞子懸濁液または菌体懸濁液を
この寒天培地に接種し、27℃で培養した。2日間(肉
汁培地)、4日間(ツアペック培地)または11日間
(モルト培地)培養後、菌の進展状態を観察し、進展阻
害効果を調査した。進展阻害効果は、以下の基準により
示した。 5:進展を100%阻害 4:90%以上〜99%未満阻害 3:50%以上〜90%未満阻害 2:10%以上〜50%未満阻害 1:1%以上〜10%未満阻害 0:1%未満阻害 使用培地の組成は肉汁培地(肉エキス10g、ペプトン
10g、塩化ナトリウム5g、水で1lとする。なお、
表中はNと記す。)、ツアペック培地(硝酸ナトリウム
2.5g、リン酸水素2カリウム1g、硫酸マグネシウ
ム・7水和塩0.5g、塩化カリウム0.5g、硫酸第
一鉄・7水和塩0.01g、グルコ−ス30g、寒天2
0g、水で1lとする。なお、表中はCと記す。)また
はモルト培地(シュークロース20g、モルトエクスト
ラクト20g、ポリペプトン5g、寒天15g、水で1
lとする。なお、表中はMと記す。)であった。その結
果を表3に示す。
【0040】
【表3】 *トマト輪紋病菌(Alternaria solani)、キュウリ灰色
かび病菌(Botytis cinerea)、ラッカセイ褐斑病菌(Ce
rcospora arachidicola)、トマト萎凋病菌(Fusarium o
xysporum f. sp. lycopersici )、オオムギ斑葉病菌
Helminthosporium gramineum)、キュウリ苗立枯病菌
Pythium aphanidermatum)、ムギ類眼紋病菌(Pseudo
cercosporella herpotrichoides)、芝生ラ−ジパッチ病
菌(Rhizoctonia solani)、コムギふ枯病菌(Septoria
nodorum)、オオムギ裸黒穂菌病(Ustilago nuda)、リ
ンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)、ナス半身萎凋病
菌(Verticillium albo-atrum)、工業カビJIS5−1
Chaetomium globosum)、工業カビJIS 2−2(Pe
nicillium luteum)、キュウリ斑点細菌病菌(Pseudomo
nas lachrymans)、ミカンかいよう病菌(Xanthomonas
campestris)
【0041】試験例2 キュウリ灰色かび病防除試験 プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で14日間育成した。子葉が展開
したキュウリの幼苗に、少量のメタノールで溶解された
本発明化合物(1)、(2)、粗精製物(I)、(I
I)、(III) を水で希釈して有効成分濃度が1000ppm
(メタノール最終濃度は1%)になるようにし、それを
葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、植物
を風乾しキュウリ灰色かび病菌の胞子を含んだ寒天ゲル
を接種した。接種後、15℃、暗黒、多湿下で4日間置
いた後、発病状態を肉眼観察することにより防除効力を
調査した。その結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明化合物は、各種のかび類に対して
効果を有し、抗かび剤として農園芸植物病害防除剤や工
業用有害防除剤などの種々の用途に供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化合物(1)の 1H−核磁気共鳴スペク
トル(600MHz,CD3 OH/H2 O,メタノール
3.3ppm基準)を表す図である。
【図2】本発明化合物(2)の 1H−核磁気共鳴スペク
トル(600MHz,CD3 OD,メタノール3.3ppm基
準)を表す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 1/20 C12R 1:125) (C12P 21/04 C12R 1:125) C07K 99:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、Rはイソプロピル基または2−メチルブチル基
    を表す。〕で示される環状ペプチド系化合物。
  2. 【請求項2】バチルス属に属しかつ請求項1記載の環状
    ペプチド系化合物を生産する細菌を培養し、その培養物
    から請求項1記載の環状ペプチド系化合物を採取するこ
    とを特徴とする請求項1記載の環状ペプチド系化合物の
    製造法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の環状ペプチド系化合物を有
    効成分として含有することを特徴とする抗かび剤。
  4. 【請求項4】請求項1記載の環状ペプチド系化合物を抗
    かび活性の有効成分として含有することを特徴とする培
    養物。
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