JPH0551267B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0551267B2
JPH0551267B2 JP63164846A JP16484688A JPH0551267B2 JP H0551267 B2 JPH0551267 B2 JP H0551267B2 JP 63164846 A JP63164846 A JP 63164846A JP 16484688 A JP16484688 A JP 16484688A JP H0551267 B2 JPH0551267 B2 JP H0551267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
present
slurry
amylose
starches
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63164846A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6460602A (en
Inventor
Bii Furiidoman Robaato
Jei Gotsutoneido Debitsudo
Jei Fuaron Yuujin
Jei Pusuteku Furanku
Aaru Katsutsu Furanshisu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cerestar USA Inc
Original Assignee
American Maize Products Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Maize Products Co filed Critical American Maize Products Co
Publication of JPS6460602A publication Critical patent/JPS6460602A/ja
Publication of JPH0551267B2 publication Critical patent/JPH0551267B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L29/00Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
    • A23L29/20Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents
    • A23L29/206Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents of vegetable origin
    • A23L29/212Starch; Modified starch; Starch derivatives, e.g. esters or ethers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明はスターチ、更に特定的にはアミロー
ス エキステンダー ダル[amylose extender
dull(aedu)]ホモ型遺伝子型を有する植物から抽
出されたスターチに関する。 (従来技術) スターチは種々の植物中で生成され、一般的に
は、その生成する植物によつて分類される。例え
ば穀物スターチはトウモロコシ、米、小麦、大
麦、エンバクおよびモロコシなどの穀物から抽出
され、塊茎および根スターチはジヤガイモ、サツ
マイモ、クズウコン(arrowroot)、ヤム(yam)
およびカサバ(cassava)などの植物から抽出さ
れ、ろう質スターチ(waxy starch)はろう質ト
ウモロコシ、ろう質米、ろう質大麦、およびろう
質モロコシなどの植物から抽出される。 一般的に、スターチは2つの重合体(アミロー
スおよびアミロペクチン)から成り、これらがか
らみ合つてスターチの顆粒を形成する。アミロー
スは、α1−4結合無水グルコース単位の線状重
合体であり、アミロペクチンは、α1−4結合無
水グルコース単位の線状鎖とその線状鎖間のα1
−6結合から得られる枝から構成される枝分れ重
合体である。 それぞれのスターチ生成植物からは、アミロー
スとアミロペクチンの異つた比率、異つた顆粒サ
イズおよびアミロースおよびアミロペクチン両方
の異つた重合重量を生ずる。これらの違いは、ス
ターチに明らかに異つた特性を生じさせる。 これまで、スターチの特性を変える唯一の方法
はスターチを物理的におよび/または化学的に処
理することであつた。 スターチの特性に影響を与える多くの劣性突然
変異遺伝子(recessive mutant genes)がスタ
ーチ生成植物中に存在し、統制された品種改良に
よつてこれらの突然変異遺伝子を出現させること
ができることが最近わかつた。 トウモロコシ中に確認されている突然変異遺伝
子のいくつかは、ワクシー(waxy,wx)、アミ
ロース エキステンダー(amylose extender,
ae)、ダル(dull,du)、ホーニ(horny,)、
シユランケン(shrunken,sh)、ブリトル
(brittle,bt)、フローリー(floury,fl)、オペイ
ク(opaque,)およびシユガリ(sugary,su
の遺伝子型を含む。これらの突然変異遺伝子のい
くつかに対する命名は、穀粒の物理的外観や表現
型に対してこれらの突然変異遺伝子が与える効果
に一部基づいている。また、これらの遺伝子型中
で、表現型は同じであつても明らかに異つた機能
特性をスターチに与える遺伝子があることも知ら
れている。これらの亜種は一般に命名された遺伝
子型の後に番号を付し、例えばシユガリ−1(su
1)およびシユガリ−2(su2)のように表わす。 有用性のあることがわかつているこれらの突然
変異遺伝子の1つの組合せが米国特許第4428972
号に開示されている。 (発明の構成) アミロース エキステンダー ダル(aedu
ホモ型遺伝子型を有する植物が、匹敵するアミロ
ース含有量を有する従来の高アミローススターチ
よりかなり低いゲル化温度を示す高アミロース含
有量のターチを生成することがわかつた。特に、
本願発明のスターチは、匹敵するアミロース含有
量を有する従来の高アミローススターチより約5
℃低いゲル化温度を示すことがわかつた。 また、本願発明のスターチはキヤニングに使用
される化学変性スターチに匹敵する薄−濃特性を
有することも極めて予期せずに発見された。図面
は本願発明のスターチのブラベンダー アミログ
ラムを示している。 アミロース含有量が50%以上の従来の高アミロ
ーススターチは約80℃より高い高ゲル化温度を示
す。従来の高アミローススターチによるこの高ゲ
ル化温度は加工コストを上げる。 従来の高アミローススターチより低いゲル化温
度を有する高アミローススターチの本発明がコス
ト削減をもたらす。この高アミローススターチは
特に、食品、紙製造およびガラス繊維サイジング
に有用である。 大きな注目を集めている変性スターチの1つの
分野はキヤニングスターチ(canning starches)
または薄−濃スターチ(thin−thick starches)
の分野である。これらのスターチはキヤニングの
際に特に有用である。キヤニング工程において
は、急速に高温を達成し、食物の殺菌を行う間そ
の高温が維持される。薄−濃スターチは食品に粘
度を与えるためにその食品に加えられる。薄−濃
の名称は、その粘度の振る舞いからこれらのスタ
ーチに付けられたものである。つまり、初期の低
いまたは薄い粘度は急速な熱の浸透を可能にして
殺菌を促進させ、殺菌後の増加したまたは濃い粘
度はキヤニングされた食品にこくを与える。本明
細書中に用いられているキヤニングという用語
は、熱によつて保存する行為を意味し、ここで熱
は食品のパツキング前または後のどちらで施され
てもよく、パツケージの形式には無関係である。
キヤニングは、例えばパウチパツキング、缶詰、
無菌パツクおよびレトルテイングを含む。一般的
に薄−濃スターチはヒドロキシプロピル化によつ
て化学的に変性されて特定の度合置換され、その
後特定の度合架橋される。レトルテイング用に開
発された薄−濃スターチが米国特許第4120983号
に開示されている。このスターチは、ヒドロキシ
プロピル化したエピクロロヒドリン架橋のタピオ
カおよびコーンスターチ誘導品である。 本願発明のスターチがこれらのいわゆる薄−濃
化学変性スターチに取つて替わることができると
いう発見により、経済的にメリツトが得られる。 本願発明のほぼ純粋なスターチを得るために、
食用に適し、アミロース エキステンダー(ae
遺伝子型を有する植物を、食用に適しダル(du
遺伝子型を有する植物と交雑して、アミロース
エキステンダー ダル(aedu)ホモ型遺伝子型
を有する植物を与える。次にスターチはこの植物
から抽出される。本願発明の交雑工程および抽出
工程は両方共従来の方法で行われる。 本願発明によるゾルを調製するため、水、およ
aedu遺伝子型を有する植物から抽出した有効
量のスターチを含むスラリーを調製し、このスラ
リーをクツキング工程(cooking step)にさら
す。スラリーは、従来の高アミローススターチに
比べて本願発明の高アミローススターチはクツキ
ングするのに少ないエネルギーで足りるというこ
とを除いて、従来の高アミロース増粘組成物から
作られるゾルと同様の特性を示す。増粘組成物を
得るのに必要な程度クツキングする。スラリー中
に使用される本願発明のスターチの好ましい量
は、スラリーの約1−20重量%である。一般的
に、クツキングはスラリーの温度をスターチのゲ
ル化温度より高い温度まで高め、スターチを顆粒
が破壊されペーストが形成されるに十分な剪断作
用にさらす。ここで、全ての顆粒が破壊される必
要はない。従来の高アミローススターチはジエツ
トクツカーなどの特別な装置でクツキングされる
が、本願発明のスターチを使用すればそのような
特別な装置は必要ない。 本願発明のスターチのゾルまたは増粘組成物を
従来の方法で食品に加え高アミローススターチの
利点を食品に付与する。 本願発明のスターチを食品と混合するか、また
は、水と本願発明のスターチを含むスラリーを食
品と混合し、得られた混合物をクツキングして増
粘食品とし、それによつてこの食品に高アミロー
ススターチの利点を付与する。 高アミロースまたは化学変性スターチを本願発
明のスターチに置き替えるため、従来のスターチ
対本願発明のスターチの置き替え比を約1:1に
する。本願発明のスターチのより多い量またはよ
り少ない量が従来のスターチを置き替えるのに使
用できる。 本願発明のスターチ、あるいはそれを含むスラ
リーまたはゾルをキヤニングに適する食品に混合
することにより、本願発明のスターチを薄−濃キ
ヤニングスターチとして使用する。一般的に、こ
の混合物には水が含まれている。従来の方法でこ
の混合物のPHを調整する。この混合物を次に容器
中に密封し、キヤニング工程を施す。このキヤニ
ング工程中、この容器の内容物は約220〓(約140
℃)まで加熱され、約5−約25分その温度に保持
されて殺菌される。このキヤニング工程に使用さ
れる本願発明のスターチの量は有効量であつて、
好ましくはこの容器の内容物の全重量を基準にし
て約1−約20重量%の間である。本願発明のゾ
ル、スラリーまたはスターチは食品と従来の方法
で混合される。 本明細書中に使用されているスターチという用
語は、スターチ生成植物から抽出したほぼ純粋な
スターチ顆粒のみならず、穀粉、粗粉、ホーミニ
ー(hominy)および粗びき粉のようなスターチ
顆粒の穀物製品も含む。 本明細書中に使用されているアミロース エキ
ステンダー ダルまたはaedu遺伝子型という用
語は、aeduホモ型遺伝子型aeaedudu(標準的植
物品種改良技術で得られるもの)のみならず、転
座、逆位または染色体工学の他の方法によつて植
物ゲノムの他の部分に移されたaedu遺伝子型も
意味して種々の変形も含み、それによつて本願発
明のスターチの前述した特性が得られる。 本明細書に使用されている高アミローススター
チとは約50%以上のアミロース含有量を有するス
ターチのことである。従来の穀物、塊茎および根
スターチは約20%のアミロース含有量を有し、ろ
う質スターチは約1%未満のアミロース含有量を
有する。これらの数値はスターチ顆粒中のアミロ
ースおよびアミロペクチンの総重量を基準にした
重量%である。 食用に適するスターチを生成し、交雑して
aeduホモ型遺伝子型を有する植物を作り出すど
んな植物ソースも使用できる。アミロース エキ
ステンダー(ae)突然変異遺伝子はトウモロコ
シおよび大麦に存在し、ダル(du)突然変異遺
伝子はトウモロコシのに存在することがわかつ
た。トウモロコシは好ましい植物ソースである。
アミロース エキステンダー遺伝子およびダル遺
伝子はそれぞれトウモロコシの染色体5上および
染色体10上に位置していることが報告されてい
る。これらの遺伝子の位置は公開文献に記載され
ている。 一般的に、aeおよびdu遺伝子型の両方の2重
劣性突然変異体を持つたスターチ生成植物を得る
ために、ae突然変異体を有する植物とdu突然変
異体を有する植物を交雑させ、その後同系交配し
てホモ型aeduを有する植物を得る。このホモ型
aedu遺伝子型が得られた後、標準品種改良技術
を用いて雑種強勢を得る。雑種は近交系に比べて
高いスターチ生産性があるために好ましい。雑種
強勢を得るための品種改良と共に、植物を交雑し
その結果生じた植物に特定の遺伝子型を得る方法
は公知である。 植物からスターチを抽出することは公知であ
り、一般には粉砕工程を伴う。本願発明によれば
湿式粉砕工程が、コーンの穀粒からコーンスター
チを都合良く抽出するのに使用される。コーン湿
式粉砕工程は、コーンの穀粒を浸漬し粉砕して、
穀粒の他の成分からスターチを分離する段階から
成る。浸漬の前に穀粒はクリーニング工程に付さ
れて存在する全ての粉砕屑を取り除く。このクリ
ーニング工程は通常、湿式粉砕工場で行われる。
穀粒は次に浸漬タンク中に浸漬される。この浸漬
タンク中で穀粒は約120〓(約49℃)の高められ
た温度下で水の向流と接触する。ここで水は約
0.1−約0.2重量%の二酸化硫黄を含んでいる。穀
粒は約24〜48時間、この浸漬タンク中に保持され
る。次に、穀粒は脱水され、第1の粉砕機の組に
かけられる。 第1の粉砕機の組は通常穀粒を粉砕し破壊して
胚、コーン油を穀粒の他の部分から離す。工業用
の湿式粉砕機工程に使用されている典型的な粉砕
機はバウエル(Bauer)のブランド名で販売され
ている。離された胚は、次に遠心分離によつて穀
粒の他の部分から分離される。湿式粉砕工程の粉
砕段階中ずつと穀粒おび穀粒成分は、固体基準で
約40重量%のスラリーに維持される。 スターチ、外皮、繊維およびグルテンを含む穀
粒の残りの成分はバウエル ミル(Bauer Mill)
のような第2の粉砕機の組にかけられて更に粉砕
され、スターチとグルテンから外皮と繊維を分離
する。外皮と繊維は通常、ふすま(bran)と呼
ばれている。スターチとグルテンからふすまを分
離するために洗浄スクリーンが用いられる。スタ
ーチとグルテンはこのスクリーンを通過するがふ
すまは通過しない。 次に、スターチをたん白質から分離する。この
段階は遠心分離かまたは遠心分離を伴つた第3の
粉砕によつて行われる。本願発明に適した市販の
遠心分離機はマルコ(Merco)遠心分離機であ
る。 スターチ顆粒を含んだスラリーは次に脱水さ
れ、得られた顆粒は新鮮な水で洗浄され、従来の
方法で好ましくは約12%の水分量まで乾燥され
る。 この方法により、本願発明のほぼ純粋なスター
チがaedu遺伝子型を有するスターチ生成植物か
ら抽出される。 乾燥工程のかわりに、スターチを懸濁状にして
おき、更に変性することもできる。 スターチの変性もまた乾燥スターチで行う。典
型的には、スターチ顆粒の物理的および/または
化学的構造を変えるため、スターチに8つの一般
的処理のうちの1つ以上を施す。これらの処理
は、漂白、シン ボイリング(thin boiling)、
酸処理、酵素処理、デキストリン化またはドライ
ローステイング(dry roasting)、エーテル化、
エステル化および架橋を含む。前述の8つの処理
の1つ以上で処理されたスターチは従来化学変性
スターチと呼ばれる。 しばしば酸化と呼ばれる漂白は、スターチの顆
粒構造を目に見える程には変えない変性である。
しかし、酸化は顆粒の色を明るくするし、スター
チペーストの粘度を下げる傾向がある。 本願発明のスターチを漂白するために、約5−
約40重量%のスターチスラリーを調製する。次亜
塩素酸ナトリウムを約6%の有効塩素(自由塩
素)と共にスラリーに加え、このスラリーを約
110〓(約43℃)で約1−20時間保つ。次にこの
スラリーを重亜硫酸ナトリウムで中和し、得られ
た顆粒を脱水し、洗浄し従来の方法で乾燥する。 このような変性は、本願発明のスターチを洗濯
用スターチ、ペーパーコーテイングおよび糊剤に
適したものとする。 本願発明の薄手ノリスターチ(thin−boiled
starch)を製造するため約5−約40重量%のスタ
ーチスラリーを調製する。このスラリーに鉱酸を
加え、約90−約120〓(約32−約49℃)で約1−
約100時間、攪拌しながらスターチと反応させる。
この反応はスターチのゲル化温度より低い温度で
行われる。その結果、溶液が中和され、脱水さ
れ、洗浄され、そして従来の方法で乾燥される。 シン ボイリング(thin boiling)は顆粒をそ
のままにしておき、非薄手ノリスターチ(non−
thin boiled starch)に比べて若干粘度の低いス
ターチ製品を与える。もし、スターチ顆粒の部分
破壊または全破壊を望むなら、顆粒を酸処理す
る。 本願発明のスターチを酸処理するため、約5−
約40重量%のスターチスラリーを調製する。この
スラリーを酸、通常強酸とゲル化温度より高い温
度で反応させる。この手順は、予めスラリーに酸
を加えるかもしくは加えないで、従来のジエツト
クツカーによりスラリーをジエツトクツキング
し、次に必要ならば酸を加えて所望する時間また
は所望するブドウ糖当量(dextrose equivalent,
DE)に達するまでスラリーを酸と反応させるこ
とにより行なわれる。DEはおおざつぱに言つて
反応時間の長さに比例する。通常、このようなジ
エツトクツキングがスターチの顆粒構造を破壊す
る。 酸処理の後、得られたスラリーを中和し、脱水
し、そして乾燥する。このような生成物は、脱水
および乾燥に先立つて従来の炭素処理および過
も行うことができる。顆粒構造を粉砕するもう1
つの処理は酵素処理である。 本願発明のスターチを酵素処理するため、約5
−約40重量%のスターチスラリーを調製する。こ
のスラリーに酵素を、その最適PHおよび温度で加
える。まず、スラリーをジエツトクツキングして
スターチ顆粒を処理しやすくし、このスラリーを
酵素の最適温度まで冷却して酵素を加える。もし
酵素がジエツトクツキングに安定ならば、ジエツ
トクツキングの前に酵素をスラリーに加えること
ができる。スラリーはまた、まず酸で処理して低
いDEにし、次に酵素処理することもできる。酵
素処理の後、生成物は脱水され乾燥される。ま
た、生成物を、脱水および/または乾燥の前に、
従来の炭素漂白および過してもよい。 本願発明のスターチをデキストリン化またはド
ライロースト(dry roast)するために、酸を乾
燥スターチ顆粒に加え、混合物を約250−約350〓
(約121−約177℃)の温度まで約3−72時間加熱
する。生成物は一度加熱からはずされ、そのまま
冷却される。好ましい酸は塩酸、リン酸および全
ての鉱酸である。この方法で顆粒構造の部分分解
ができる。 本願発明のスターチをエーテル化するために約
5−約40重量%のスターチスラリーを調製する。
スラリーのPHを水酸化ナトリウムで約10−約12に
調整する。次に、酸化エチレンまたは酸化プロピ
レンのようなエーテル化剤を、所望する置換の度
合に合わせて約1/2−約25%の量でスラリーに加
える。反応条件を約70−約120〓(約21−約49℃)
で約5−約30時間保つ。次にスラリーをあらゆる
既知の酸で中和し、脱水し、洗浄して乾燥する。 本願発明のスターチを架橋するため、約5−約
40重量%スターチスラリーを調製する。スラリー
のPHを水酸化ナトリウムで約8−約12に調整す
る。任意に、顆粒の膨潤に作用させるため塩を加
えてもよい。次に、スラリーを約70−約120〓
(約21−約49℃)で約1/2−約5時間、酸塩化リ
ン、トリメタリン酸塩などの架橋剤と反応させ
る。反応時間の長さは使用する架橋剤の量および
選択した特定の架橋剤によつて決まる。 本願発明のスターチをエステル化するために、
約5−約40重量%パーセントのスターチスラリー
を調製する。スラリーのPHを約8−約10に調整
し、ビニールエステル、アセチルハリド、および
無水酢酸、無水コハク酸のような酸無水物などの
エステル化剤をスラリーに加える。スラリーのPH
を維持しながらエステル化剤をゆつくりと加え
る。反応は約80−約120〓(約27−約49℃)で約
1/2−約5時間続けられる。反応が完了して所望
する置換の度合が得られたら、スラリーを中和
し、脱水し、洗浄し、乾燥する。 これらの変性のあらゆる組合せが本願発明のス
ターチに使用できる。 水とaedu遺伝子型を有する植物から抽出した
スターチの有効量とを含むゾルが、それを良好な
増粘剤組成物たらしめている増粘特性を示すこと
がわかつた。このような増粘剤組成物は特に食品
に有用である。 水と本願発明のスターチとのスラリーを形成
し、このスラリーをクツキングしてペーストを形
成することにより、ゾルを調整する。好ましく
は、ゾルは本願発明のスターチをゾル全重量に対
して約1−約20重量%の量で含んでいる。スラリ
ーは食品に添加される前に、約90℃以上の温度で
クツキングされ、増粘特性を与えられる。クツキ
ング時間は約10分間である。もしスターチがすで
に冷水膨潤性を与える工程に付されているなら
ば、本願発明のゾルをクツキングする必要がな
い。クツキングは通常、本願発明のスターチの水
性スラリーの温度をスターチのゲル化温度まで高
め、スターチ顆粒が破壊されペーストを形成する
ような剪断作用(shear)にスターチをさらすこ
とより成る。 増粘食品を得るために、本願発明によるゾルを
食品と混ぜ合せ、その組成物を必要な程度までク
ツキングして増粘食品を与える。ゾルと食品を混
ぜ合せるために従来の混合方法が用いられる。ゾ
ルと食品の混合物のクツキングもまた従来の方法
で行われる。 本願発明のスターチを食品に混合するか、また
は本願発明のスターチと水を含むスラリーを食品
と混合し、得られた混合物を所望の程度までクツ
キングし、増粘食品を得る。スターチ自体または
スターチ自体を含むスラリーを食品と混合する
際、得られた混合物は増粘食品を得るためにクツ
キングしなければならない。クツキングと共に混
合も従来の方法で行われる。クツキングは約90℃
以上の温度で行われる。クツキング時間は約10分
間であるが、食品の量および混合物がクツキング
中にさらされる剪断作用の量により変化する。 このような増粘組成物は、例えば良好なゲル強
度のような高アミロース特性を与え、一方従来の
高アミローススターチに比べてクツキング温度
(ゲル化温度)を低くできる。 (実施例) 本願発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。 実施例 1 本実施例は、従来の交雑技法により得られた
aedu遺伝子型を有するトウモロコシの穀粒から
本願発明のスターチを抽出し、得られたスターチ
を試験してその種々の特性を明らかにすることを
示している。試験およびその結果を表1に示す。
試験手順と共に抽出工程を表1に略述する。 【表】 【表】 交 雑 交雑工程を実行するため、突然変異遺伝子ae
を有するトウモロコシを突然変異遺伝子duを有
するトウモロコシと交雑受粉させた。aeduホモ
型遺伝子型を有する穀粒を前述の交雑受粉から得
られた植物の成熟した穂から得た。これらの穀粒
は、本願発明のスターチを得るためとaeduホモ
型遺伝子型を有するトウモロコシの子孫の種子を
得るために使用された。 抽出工程 以下の抽出工程を、穀粒からスターチを抽出す
るために用いた。この試料Aはデント コーン
バツクグラウンド(dent corn background),
OHIO48で生成され、試料Bはホモ型aedu遺伝子
型を得るOHIO48のデントコーン バツクグラウ
ンドとホモ型aedu遺伝子を得るW64Aのデントコ
ーン バツクグラウンドの交雑種で生成された。 浸 漬 浸漬は、トウモロコシの穀粒を0.2%のSO2
有の水に加え、浸漬水の温度を50℃で48時間保つ
ことにより行つた。浸漬水を浸漬容器中で循環さ
せた。48時間の浸漬後、穀粒を脱水して水で洗浄
した。 粉砕および分離 穀粒対水の重量比が1対1の混合物を調整し、
ダル ブレード(dull blade)を備えたウエアリ
ング ブレンダー(waring blender)に加えた。
ウエアリング ブレンダーを1分間の粉砕にセツ
トし、スターチを粉砕した。得られた粉砕物を40
メツシユスクリーンにかけ、通過したものを200
メツシユスクリーンにかけ、次いで325メツシユ
スクリーンにかけた。得られた過物はスターチ
とたん白質を含んでいた。40メツシユスクリーン
を通過しなかつたものは穀粒対水の重量比が1対
1となる割合の水を有するウエアリング ブレン
ダーに戻された。この際、シヤープ ブレード
(sharp blade)を使用し、ウエアリング ブレ
ンダーは1分間の粉砕に設定された。得られた粉
砕物は40メツシユスクリーンにかけられ、過物
は次に200メツシユスクリーンにかけられ、最後
に325メツシユスクリーンにかけられた。ダルブ
レード粉砕およびシヤープ ブレード粉砕の両方
から得られた最終過物を脱水すると、スターチ
およびたん白質を含んでいた。このスターチおよ
びたん白質を再びスラリー化し3つの遠心分離機
にかけてたん白質からスターチを分離した。 得られた最終スターチを過し、110℃のオー
ブンで一晩乾燥し、約10%の水分量とした。 この方法で、コーン穀粒からスターチを実験室
で抽出した。 たん白質の含有量は標準コーン リフアイナー
ズ アソシエーシヨン法[a standard Corn
Refiners Association (CRA) method
(kjeldahl method)]で決定した。 油含有量もまた標準CRA法を使い、乾燥した
粉砕穀粒から四塩化炭素を用いて16時間油を抽出
することによつて決定した。 アミロースの含有量は標準比色ヨウ素法
(standard colorimetric iodine procedures)を
用いて決定した。この方法は、まずスターチを水
酸化ナトリウムでゲル化し、次にヨウ素溶液と反
応させ、得られた試料を2%ヨウ素溶液に対して
600nmで1cmセルに分光光度計を用いて測定し
た。 DSCゲル化温度を、メトラー モデル
(Mettler Model)No.300の走査熱量計により30%
固形分スターチを用いてこのモデルのマニユアル
に従つた手順を測定した。 2つのブラベンダー アミログラム
(Brabender amylogram)を作製した。1つは
非酸性環境でもう1つは酸性環境下であつた。ど
ちらも125gカートリツジ中の90g試料を用いた
12%固体で100RPMにおいて作製した。使用した
正確な手順は、アメリカン アソシエーシヨン
オブ シリアル ケミスツ(the American
Association of Cereal Chemists)のアミログ
ラフ ハンドブツク、1982年版17および18ページ
に従つて行つた。90gカツプのそれぞれのパドル
(paddle)を使用した。酸ブラベンダーと正規ブ
ラベンダーの違いは、試料の測定前に1.56gの氷
酢酸を試料に加え、試料のPHを約3まで下げるこ
とであつた。この酸を用いた試験は、酸性条件下
での安定性を示すために行われた。非酸ブラベン
ダーは試料Aについて行わなかつた。 初期上昇はペンが基線から離れる温度を示して
いる。 酸ブラベンダーの試料と正規ブラベンダーの試
料は同じ加熱分布にさらされた。試料を室温か
ら、装置の急速加熱モードを使用して50℃まで加
熱した。50℃に達した後、装置を11/2℃/分の
加熱速度で95℃まで加熱するよう設定した。試料
を95℃で30分間維持した。この加熱中、試料が示
した最高粘度を加熱ピークの項で示している。加
熱終了は加熱サイクルの最後で試料が得た最終粘
度を示している。次に、試料は11/2℃/分で50
℃まで冷却され、50℃で30分間保持された。この
冷却サイクル中に測定された最大粘度を冷却ピー
クで示し、冷却サイクルの最後で試料が得た最終
粘度が冷却終了で示されている。 ブラベンダー曲線は、スターチの特性を決定す
るための公知の手段である。 スターチを分析するために使いられるもう1つ
の公知の手段であるブルツク フイールド粘度を
本願発明のスターチについて測定した結果が表1
に示されている。この試験を実施するため、正規
非酸ブラベンダー試験から得られたものと同様の
スターチスラリーをブルツクフイールド粘度試験
用に用いた。 ブルツクフイールド粘度計モデルRVを用いて
ブルツクフイールド粘度測定の標準手順に従つて
ブルツクフイールド粘度を測定した、試験は50℃
で行われ、それぞれのRPMについて20秒間のイ
ンターバルで行つた。 ハーキユレス粘度をカルテツク(kaltec)モデ
ルNo.244RCにより操作マニユアルに従つて測定し
た。それぞれの試験はボブAを用いて75〓(24
℃)で行つた。酸ブラベンダー試験から得られた
ものと同様のスターチペーストの25g試料をこの
試験用に用いた。ハーキユレス粘度により、酸性
環境下でスターチの高い耐剪断性が示された。試
料Aについては酸ブラベンダー試験を行わなかつ
たので正規ブラベンダー試験の後、得られた5.5
%のペーストでハーキユレス粘度試験を行つた。 実施例 2 本実施例は、本願発明によるスターチが、従来
の高アミローススターチに比べて同様の高アミロ
ース含有量とより低いゲル化温度を有しているこ
とを示す。結果を下記表2に示す。 【表】 AMY およびAMY はアメリカン メ
イズ プロダクツ社販売の高アミローススターチ
であつた。表2のアミロース含有量およびゲル化
温度は製品のランダムサンプリングによる平均値
を表示した。AMY およびAMY のアミ
ロース含有量の99%信頼区間はそれぞれ53.4から
62.5と65.5から73.8であつた。AMY および
AMY のゲル化温度の99%信頼区間はそれぞ
れ72.8から84.4と83.1から90.8であつた。AMY
およびAMY はともに天然のトウモロコシ
中で生成された。 試料3および4は実施例1の試料AおよびBに
相当するものを用いた。 アミロース含有量およびゲル化温度は実施例1
の方法に基づいて測定された。 表2より明らかなように、本願発明のスターチ
は約50%より高い高アミロース含有量と約70℃の
低ゲル化温度を有していた。本願発明のスターチ
のゲル化温度は匹敵するアミロース含有量を有す
る従来の高アミローススターチより約5℃低いこ
とも表2より明らかである。 実施例 3 本実施例は本願発明のスターチの相乗性を示し
ている。結果を下記の表3に示す。 【表】 7 OHIO42とW64Aの交雑種で 生成された天然aedu 53.0 69.5 試料1はアメリカン メイズ プロダクツ社販
売の商品であつた。試料1のアミロース含有量お
よびゲル化温度は製品のランダムサンプリングに
より決定された平均値を用いた。試料1のアミロ
ース含有量およびゲル化温度の99%信頼区間は、
それぞれ25.9から29.3および68.7から72.7であつ
た。 OHIO42およびW64Aは実施例1に示されてい
るような普通種コーンである。 試料6および7は実施例1のそれぞれ試料Aお
よびBに相当するものを用いた。 試料2−7のスターチは実施例1に概説されて
いる方法でコーンの穀粒から抽出したものを用い
た。 アミロース含有量およびゲル化温度の測定は実
施例1の方法に基づいて行つた。 本願発明のスターチは個々の親植物のスターチ
の平均アミロース含有量[すなわちOHIO42で生
成されたaeのアミロース含有量とOHIO42で生成
されたduのアミロース含有量を加えて2で割る
と(70.5+33.2)÷2=59となる]にほぼ等しい
アミロース含有量を有し、個々の親植物のどれよ
りも低いゲル化温度を示す(すなわち69.1<81.6
または72.3)ことが明らかである。これはまさし
く相乗性を示している。 実施例 4 本実施例は、本願発明のスターチから作られる
ゾルのゲル強度と市販の高アミローススターチか
ら作られるゾルのゲル強度との比較を示してい
る。結果を表4に示す。 【表】 ゲル強度 壊れず 壊れず
表4に示したゲル強度試験を行うため、水とス
ターチを混合し、得られたスラリーについて実施
例1の手順に従つて非酸ブラベンダー試験を実施
し、その後非酸ブルツクフイールド粘度試験を実
施してゾルを調整した。どちらのゾルも12%固体
で調整した。これらのゾルの一部を別々に、プラ
ンジヤーを入れた4オンス(113g)のジヤーに
加えた。次にこれらのゾルは周囲温度で24時間放
置された。ゲル強度は、プランジヤーをゾルから
取り出すのに要する力で測定された。どちらの場
合もプランジヤーはゾルから引き抜けず、プラン
ジヤーとゲル化したゾルが4オンス(113g)ジ
ヤーから抜けた。 本実施例は、本願発明のゾルのゲル強度が従来
の高アミローススターチゾルのゲル強度に匹敵す
ることを示している。 実施例 5 本実施例は本願発明のスターチの薄−濃特性を
示すものである。 実施例1の方法に基づいた5.5%固体における
非酸ブラベンダー アミログラムによれば、市販
の薄−濃スターチの一般的特性は、試料の加熱中
300BUを越えない上昇を示し、95℃に保持され
ている間ゆつくりと粘度が増加し、冷却サイクル
中引き続いて徐々に粘度が上昇した。実施例1に
基づいたアミログラムではゆつくりとした上昇は
毎分約10BUであつた。 図面は実施例1の試料Bについての一般的アミ
ログラムを示している。このアミログラムは実施
例1に従つて制作された。 本願発明のスターチは従来の薄−濃スターチと
同様のアミログラムを有することが明らかであ
る。 実施例 6 本実施例は本願発明の増粘組成物の調製を示し
ている。 実施例1と同様にして抽出した本願発明のスタ
ーチを10wt%スターチのスラリーを調製する量
の水と混合した。このスラリーを約90℃で10分間
クツキングすると増粘組成物が得られた。 実施例 7 本実施例は本願発明のスターチを用いたガム
キヤンデーの製造を示している。 以下の成分および手順を用いた。 表 5 成 分 wt% 44/62純粋コーンシロツプ 56.34 糖,細粒 25.45 水 7.73 90薄手ノリスターチ(Thin Boiled Starch)
7.20 本願発明のスターチ 3.13 クエン酸 0.07 クエン酸ナトリウム 0.08 100.00 手 順 すべての成分を混合し、ジエツトクツカーなど
の従来装置を使用して340〓(171℃)までクツキ
ングした。クツキングしたスラリーをキヤンデイ
ー型に注ぎ、ガム キヤンデイーに固めた。 実施例 8 本実施例は本願発明のスターチをレトルトキヤ
ニングに使用することを例示している。 本願発明のスターチ6%、水90%、塩1%およ
び糖30%を混合して媒質を調製した。系のPHを、
ビネガーを用いてほぼ中性の約6.5に調製した。
この媒質を食品、混合野菜と混ぜ合せ約50−
60wt%の混合野菜を含む最終混合物を得た。こ
の最終混合物を容器に入れ密封した。次に、この
密封容器にレトルト工程を施した。 実施例 9 本実施例は本願発明のスターチを化学変性して
キヤニングに使用することを例示している。化学
変性はエステル化を用いた。 まず、本願発明のスターチを水と混合して
35wt%のスターチを含むスラリーを形成した。
このスラリーに水酸化ナトリウムと無水酢酸を同
時に加えた。水酸化ナトリウムは、スラリーのPH
を8にするのに十分な量加え、一方無水酢酸はス
ターチの2%置換を達成するのに十分な量加え
た。反応中、反応容器の温度を85〓(29℃)に維
持し、絶えず攪拌した。2%の置換が得られた
ら、約2時間スラリーのPHを鉱酸を用いて5に下
げた。次に得られた化学変性スターチを従来の方
法で洗浄、脱水して乾燥した。 このようにして、無水酢酸を用いたエステル化
により本願発明のスターチを2%置換したものが
得られた。 本願発明は主に食品に適用すべく記載してある
が、これは本願発明の範囲を制限するものではな
い。本願発明は、ペイント、プラスチツク、紙、
ウオールボードなど食品以外の分野でも使用でき
る。 以下、本考案の実施態様を項に分けて記載す
る。 1 アミロース エキステンダー ダル遺伝子型
を有するスターチ生成植物から抽出したほぼ純
粋なスターチ。 2 前記植物がトウモロコシであることを特徴と
する実施態様1記載のスターチ。 3 水、およびアミロース エキステンダー ダ
ル遺伝子型を有するスターチ生成植物から抽出
したほぼ純粋なスターチより構成されるゾル。 4 前記スターチが約1−20重量%の範囲で存在
することを特徴とする実施態様3記載のゾル。 5 アミロース エキステンダー ダル遺伝子型
を有するスターチ生成植物から抽出したほぼ純
粋なスターチを主要な成分として含有すること
を特徴とする、食物から成る食品。 6 ほぼ純粋なスターチを得るためにトウモロコ
シの穀粒を湿式粉砕することを特徴とするアミ
ロース エキステンダー ダル遺伝子型を有す
るトウモロコシからほぼ純粋なスターチを得る
方法。 7 前記湿式粉砕が、 (a) 前記トウモロコシの穀粒を浸漬し、 (b) 前記浸漬したトウモロコシの穀粒を粉砕
し、そして (c) 前記粉砕されたトウモロコシの穀粒からス
ターチを分離する、 各工程から成ることを特徴とする実施態様6
記載のほぼ純粋なスターチを得る方法。 8 アミロース エキステンダー ダル遺伝子型
を有する植物からのほぼ純粋なスターチを含む
ゾルを調製する方法であつて、水と、アミロー
ス エキステンダー ダル遺伝子型を有する植
物から抽出したほぼ純粋なスターチとを混合し
てゾルを形成することを特徴とするゾルを調製
する方法。 9 増粘ゾルを調製するためにスターチと水の混
合物をクツキングする段階を更に含むことを特
徴とする実施態様8記載のゾルを調製する方
法。 10 食品、水、およびアミロース エキステンダ
ーダル遺伝子型を有するスターチ生成植物から
抽出したほぼ純粋なスターチを組み合せ、該組
合せ物をクツキングして増粘食品を得ることか
ら構成される増粘食品の製造方法。 11 前記スターチがトウモロコシの穀粒から抽出
されることを特徴とする実施態様10記載の増粘
食品の製造方法。 12 アミロース エキステンダー ダルホモ型遺
伝子型を有する植物から得られるスターチ。 13 前記スターチが顆粒状であることを特徴とす
る実施態様12記載のスターチ。 14 アミロース エキステンダー ダル遺伝子型
を有するスターチ生成植物から抽出したほぼ純
粋なスターチを使用する段階を含むことを特徴
とするキヤニングの方法。
【図面の簡単な説明】
図面は本願発明のスターチのブラベンダー ア
ミログラムの図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アミロース エキステンダー ダル遺伝子型
    を有するスターチ生成植物から抽出したほぼ純粋
    なスターチを主要な成分として含有することを特
    徴とする、食物から成る食品。 2 食品、水、およびアミロース エキステンダ
    ー ダル遺伝子型を有するスターチ生成植物から
    抽出したほぼ純粋なスターチを組み合せ、該組合
    せ物をクツキングして増粘食品を得ることから構
    成される増粘食品の製造方法。 3 前記スターチがトウモロコシの穀粒から抽出
    されることを特徴とする請求項2記載の増粘食品
    の製造方法。
JP63164846A 1987-07-02 1988-07-01 Novel starch, product therefrom and production thereof Granted JPS6460602A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/069,264 US4790997A (en) 1987-07-02 1987-07-02 Food stuffs containing starch of an amylose extender dull genotype

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6460602A JPS6460602A (en) 1989-03-07
JPH0551267B2 true JPH0551267B2 (ja) 1993-08-02

Family

ID=22087806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63164846A Granted JPS6460602A (en) 1987-07-02 1988-07-01 Novel starch, product therefrom and production thereof

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4790997A (ja)
JP (1) JPS6460602A (ja)
AU (1) AU595720B2 (ja)
CA (1) CA1308709C (ja)
GB (1) GB2208116B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0487572B1 (en) * 1989-08-11 1994-09-28 American Maize-Products Company Aedu batter starch for deep fat fried food
US5120562A (en) * 1989-08-11 1992-06-09 American Maize-Products Company Aedu batter starch for deep fat fried food
WO1991001651A1 (en) * 1989-08-11 1991-02-21 American Maize-Products Company duh BATTER STARCH FOR DEEP FAT FRIED FOOD
US5009911A (en) * 1989-08-18 1991-04-23 American Maize-Products Company Foodstuff containing aewx starch
AU631403B2 (en) * 1989-11-20 1992-11-26 National Starch Llc Novel maize products
US4973447A (en) * 1990-03-01 1990-11-27 Kansas State University Research Foundation Freeze-thaw stable modified waxy barley starch
US5034239A (en) * 1990-06-19 1991-07-23 American Maize-Products Company Starch jelly candy
US5035912A (en) * 1990-06-19 1991-07-30 American Maize-Products Company Starch jelly candy
US5300145B1 (en) * 1992-08-28 1995-11-28 Nat Starch Chem Invest Low amylopectin starch
EP0606505B2 (fr) * 1993-01-09 2002-07-03 Societe Des Produits Nestle S.A. Procédé de préparation de céréales cuites
US5260076A (en) * 1993-01-29 1993-11-09 American Maize-Products Company Pizza crust
US5502270A (en) * 1993-03-30 1996-03-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Starch and grain with a novel genotype
US5397586A (en) * 1993-04-09 1995-03-14 American Maize-Products Company Pasta products
US6881433B1 (en) 1994-06-21 2005-04-19 Peter Lewis Keeling Food products containing altered starch
US6274792B1 (en) 1995-06-20 2001-08-14 Ming-Tang Chang Plants and processes for obtaining them
CN1156951A (zh) * 1994-06-21 1997-08-13 曾尼卡有限公司 新的植物及其制备方法
US5576048A (en) * 1995-06-07 1996-11-19 American Maize-Products Company Foodstuffs containing a waxy waxy amylose extender starch
US5928693A (en) * 1997-11-14 1999-07-27 Cerestar Holding B.V. Clear coat composition for potato products and method of making
CA2398845A1 (en) * 2000-02-07 2001-08-09 Advanced Food Technologies Water-dispersible coating composition for fried foods and the like
EP1328160A4 (en) * 2000-09-21 2006-04-19 Advanced Food Technologies NETWORK-FREE WATER DISPERSIBLE COATING COMPOSITION FOR FOOD SUBSTRATE
US8048459B2 (en) * 2002-10-09 2011-11-01 Advanced Food Technologies, Inc. External coating composition for toaster pastries and other pastry products
US20050079248A1 (en) * 2000-09-21 2005-04-14 Advanced Food Technologies, Inc. Coated cereal pieces
WO2002051251A2 (en) * 2000-12-22 2002-07-04 Advanced Food Technologies Coated food products made from shaped dough substrates and method of preparing same
US7964231B2 (en) * 2001-07-12 2011-06-21 Advanced Food Technologies, Inc. Coated potato substrates having reduced fat content
BR0210964A (pt) 2001-07-12 2004-10-13 Advanced Food Technologies Inc Tipo de produto alimentìcio cozido, método de preparar um alimento cozido de conveniência/refeição leve, produto, e, método de preparar um produto alimentìcio
GB0128301D0 (en) * 2001-11-27 2002-01-16 Siddall & Hilton Ltd Adustable beds or recliners
US7998512B1 (en) 2005-01-14 2011-08-16 Advanced Food Technologies, Inc. Dough-enrobed foodstuff
US9012719B2 (en) 2009-02-06 2015-04-21 Syngenta Participations Ag Modification of multidomain enzyme for expression in plants
GB201413832D0 (en) * 2014-08-05 2014-09-17 Tate & Lyle Ingredients Starch compositions useful for thickening aqueous liquids

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4107338A (en) * 1976-11-05 1978-08-15 Anheuser-Busch, Incorporated Batter mix containing floury starch of Fl2 Fl2 constitution
US4428972A (en) * 1981-10-23 1984-01-31 National Starch And Chemical Corporation Starch thickener characterized by improved low-temperature stability
AU543003B1 (en) * 1983-12-02 1985-03-28 National Starch & Chemical Corporation Starch with low temp stability
DE3370277D1 (en) * 1983-12-03 1987-04-23 Nat Starch Chem Corp Starch thickener characterized by improved low temperature stability
US4615888A (en) * 1984-03-08 1986-10-07 National Starch And Chemical Corporation Bread containing wxsu2 genotype starch as an anti-stalent
EP0302588A3 (en) * 1987-07-31 1990-02-28 Reichhold Chemicals, Inc. Formaldehyde-free binder for nonwoven fabrics

Also Published As

Publication number Publication date
GB2208116B (en) 1992-01-15
AU1839788A (en) 1989-01-05
GB2208116A (en) 1989-03-01
US4790997A (en) 1988-12-13
CA1308709C (en) 1992-10-13
AU595720B2 (en) 1990-04-05
GB8815681D0 (en) 1988-08-10
JPS6460602A (en) 1989-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4790997A (en) Food stuffs containing starch of an amylose extender dull genotype
US4770710A (en) Novel starch and products produced therefrom
CA1310961C (en) Starch and products produced therefrom
US4789557A (en) Foodstuffs containing starch of a dull waxy genotype
US4801470A (en) Foodstuffs containing starch of a waxy shrunken-2 genotype
US4798735A (en) Foodstuffs containing starch of an amylose extender sugary-2 genotype
US4774328A (en) Starch of the duh genotype and products produced therefrom
US4789738A (en) Starch of wxfl1 genotype and products produced therefrom
US4767849A (en) Starch of the wxsh1 genotype and products produced therefrom
US5009911A (en) Foodstuff containing aewx starch

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees