JPH05509177A - 印刷部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷部材 発明の背景 本発明は、印刷シリンダあるいは他の印刷部材の準備に関し、特に、フォトポリ マ表面を含む印刷シリンダに関する。

印刷シリンダは、シリンダ表面上の感光媒体の制御された露光により通常は準備 される。例えば、スクリーン印刷において、孔のあいた（　Ｐｅｒｆｏｒａｔｅ ｄ）円柱状のニッケルスリーブで一般的に作られるスクリーンは、全体のスクリ ーンをおおうとともに全ての孔（Ｐｅｒ−ｆｏｒａｔｌｏｎｓ　）を満たす感光 ラッカーで被覆される。この時、感光ラッカーの部分が、写真のネガを介して紫 外線の光に露光され、その後、現像される。現像プロセスでは、ラッカーが紫外 線の光に露光されなかった場所でラッカーは除去されて、スクリーンに孔を開口 し、インク伝達領域に所望のパターンを生成する。

特に、シリンダがフレキソ印刷あるいはグラビア印刷プロセスに使用される予定 である場合には、感光媒体としてフォトポリマを使用することが知られている。

ＥＰ−Ａ−１９７６０１は、フォトポリマ媒体が感光中間層で被覆されている印 刷ローラを準備する方法を開示する。第１の工程において、パターン化フィルム か、ローラに付与され、中間層か該フィルムを介して露光される。その後、中間 層が現像された後、後の工程において、フォトポリマ層は前記中間層を介して露 光される。

このようなシステムにおける中間層がシームレスであり、フォトポリマ媒体に位 置合わせされて固定されているので、該中間層は連続パターンの印刷なとの使用 についてシリンダを準備するのにかなりの有利性を潜在的に提供する。しかしな がら、実際にこれらの潜在的な有利性の多くは、第１の工程で中間層を露光する のに使用されるパターン化フィルムに関連した問題により失なわれていた。上記 引用された出願で述べられているように、もしパターン化フィルムがシリンダに 接触エツジで位置決めされているならば、光はエツジで散乱あるいは反射され、 この結果、不完全な光の伝達となり、最終的な露光パターンに不連続性が生じる 。一方、フィルムをオーバーラツプさせてエツジで位置決めさせる場合、このこ ともネガの有効濃度を変化させることとなり、従ってオーバーラツプ領域に伝達 される光の量を変化させ、さらには、感光媒体に物理的ひずみを引き起こし得る 。

発明の概要 本発明による感光媒体としてフォトポリマを含む印刷部材を準備する方法は、フ ォトポリマに第２感光層を与える工程と、部材に対して走査されるデジタル変調 光源を前記第２感光層に露光させる工程と、第２感光層を現像する工程と、及び その後に、現像された第２感光層を介してフォトポリマを露光する工程と、を含 む。

直接的デジタル変調光源が、孔のあいた円柱状ニッケル印刷スリーブを準備する 等のために以前から使用されてきたが、フレキソ印刷プロセスに使用される種類 のフォトポリマを用いてこのような技術を使用できることは、以前には考えらで いなかった。一般に、このような媒体は、レーザのような直接の変調源から通常 利用可能である波長及び輝度で露光されることができない。しかしながら、本発 明は、変調光源の使用を中間感光層と組み合わせることにより、パターン化フィ ルムの使用を必要とする従来技術のシステムの欠点を克服できる方法で、フォト ポリマのデジタル制御露光が可能であることを確めた。それゆえ、走査される光 源を適切なデジタルデータて変調する間に中間層を露光することにより、不連続 性を生しることのない完全に連続的なパターンを発生させることができる。従っ て、本方法は、特に、バンキング、装飾、壁カバー、及び同種の製品について連 続的な像のローラの生成するのに有利である。このため、複数の繰返しユニット から形成されるパターンは、単一のデジタル原型から形成され、ステップ及び反 復的な写真方法を必要としない。更に、分離したパターン化フィルムの使用を必 要とする従来プロセスと対比すると、より少ない処理工程で単一の統合されたプ ロセスを使用して、シリンダがより素早く生成され得る。

第２感光層を写真エマルジョン又はフォトレジストとすることが好ましい。層を 明るい光又は黄色の光の作用に対するリソグラフィツクの写真エマルジョンであ る。

図面の簡単な説明 以下、本発明によるプロセスを、添付図面を参照して詳細に説明する。ここで、 図１は、印刷シリンダの断面図であり、図２は、露光ユニットに設置されたシリ ンダを示す図であり、図３Ａ〜図３Ｇは、−例としての本発明による方法の種々 の工程を概略的に示す図である。

実施例の詳細な説明 印刷シリンダは、フォトポリマ２て表面が均一に被覆された金属シリンダ１を備 えている。フォトポリマを、例えば、ＣＹＲＥＬタイプＨＬＳのようなデュポン （Ｄｕｐｏｎｔ）により製造することができる。このフォトポリマを、ストック リミテッド（Ｓｔｏｃｋ　Ｌｉ１１ｉｔｅａ　）から商業的に入手可能であり、 ＳＥＡＭＥＸ　５ＬＥＥＶＥＳの開襟で販売されている装置等を使用して、従来 の方法で供給することもてきる。シリンダは、その後、第２感光層３で被覆され る。この第２感光層３を、第１の例では、リソグラフィ用に設計された高速なア クセスタイプの写真エマルジョンとし、明るい光の作用あるいは黄色い光の作用 のどちらにも好適なものとする。フォトポリマに被覆されたエマルジョンが乾燥 した後、シリンダを露光機４内に取り付ける。構成において、露光ユニットは、 産業上広く使用されており、ヘル（ｌｌｅｌｌ）あるいは大日本（Ｄａｉ　Ｎ１ ｐｐｏｎ）のような製造業者から商業的に入手可能であるロータリ・カラー出力 スキャナとほぼ同様である。露光ヘッドは低パワー光源５を備えている。光源５ の出力は、デジタル制御の電子／光（Ｅｌｏ）変調器あるいは音響／光（Ａ１０ ）変調器により変調され、写真エマルジョンに所望の像を生成するようにする。

露光にとられる時間を減少させるために、複数の露光ヘッドを使用することもて きる。

写真エマルジョンをひとたび露光後、シリンダを取り外し、修正されたフォトポ リマ露光ユニット内で処理する。従来のフォトポリマ処理器と比較すると、この 修正は、イン・ライン写真処理器を追加することである。このイン・ライン写真 処理器はフォトポリマの表面上の感光層３内の像を現像し、固定し、硬化させ、 及び乾燥させる。シリンダの露光及び処理に関する順次の処理では、従来のよう に、紫外線の光源を使用して、現像された第２感光層３を介してフォトポリマを 露光する。フォトポリマの露光されない領域は、その後、洗浄により除去され、 シリンダは乾燥させられる。

写真エマルジョンを使用する第２の実施例では、エマルジョンは、上記実施例に おけるような、明るい光あるいは黄色い光の作用についてのリソグラフィツクの 写真エマルジョンであり、該エマルジョンは、フォトポリマに直接に付与されな いが、代わりに、透明基体に付与される。該透明基体を、この例ではポリ塩化ビ ニリデンのような透明なプラスチック材料の管６とする。プラスチックの管は製 造で予め加圧され熱を付与すると、護管が縮むことができるようになっている。

この実施例のプロセスは、図３Ａ〜図３Ｇに概略的に示されている。透明なプラ スチック管６がフォトポリマで被覆されたシリンダ１にわたって適合されると、 護管６はソース９からの加熱空気を使用して加熱させられ、管を縮めるように作 用する。図３Ｂに示されるように、より多くの縮みはシリンダから離れて生ずる 。この図及び他の図において、シリンダから基体を分離していることは、明確化 のためである。すなわち、実際には縮んだ後に、管はシリンダの表面と密接に適 合する。基体がシリンダに適合された後に、基体は図３Ｃに示されるように浸漬 槽を使用して、写真エマルジョン７で被覆される。他の方法を使用して、スプレ ィあるいは拡散を含み、エマルジョンを供給することもできる。シリンダはその 後、浸漬槽から取り外され、基体に被覆されたエマルジョンは、強制空気流中で 乾燥させられる。その後、シリンダを、露光ユニット４″内に取り付け、図２に 関して上述した方法と同し方法で露光する。その後、露光されたシリンダを、第 ２の現像ステーション８に配設し、図３Ｅに示すように、写真エマルジョンを現 像して固定する。次の工程でフォトポリマ２を、現像された写真エマルジョンを 介して露光する。その後、エマルジョンを担持しているプラスティック基体６を 、シリンダから切除し、露光されたフォトポリマを有するシリンダを、従来方法 で処理するためにフォトポリマ現像及び固定ステージ目シ１０に配設する。

プラスティックの管は、写真エマルジョンの付与の前に、縮ませてシリンダに適 合させることが好ま（７いが、代わりにエマルジョンをプラスティックの管をシ リンダに適合させる前に、該プラスティックの管に供給してもよい。

第３の実施例では、第２感光層を、クラビア印刷シリンダで通常使用される種類 のフォトレジストとする。リングコーティングあるいはバーコーティングのよう な技術あるいは、グラビア印刷シリンダにフォトレジストを付与するのに通常に 使用される複数の他の技術のいずれかを使用して、フォトレジストを）中トポリ マに被覆させる。その後、被覆されたシリンダを、上述したプロセスと同様のプ ロセスであるがＡｒイオンレーザのようなより高いパワーの光源を使用して露光 する。露光機はデジタル変調レーザ露光ヘッドを備えることもできる。好適なヘ ッドとしては、レーザーストリーム（Ｌａｓｅｒ　Ｓｔｒｅａｍ）製品について ’Ｔｈｉｍｋ　Ｌａｂｏｒａｔｏ−ｒｉｅｓ”’により製造されたヘッドと同様 としうる。

露光の後、第２感光層を、現像し、上述したようにフォトポリマを露光する。現 像プロセスの化学作用は、使用される特定のフォトレジストに適切であるように 修正される。

本発明を、例えば、フレキソグラフィック印刷プロセスに使用することもできる 。このようなプロセスでは、ＢＡＳＦ、ＤＵＰＯＮＴｌ及び他で製造されたフォ トポリマを通常使用する。しかしながら、従来、連続形式で像をつくるのは不可 能であった。本発明を、現在シート形式でフォトポリマを使用するグラビア印刷 プロセスについて使用することもできる。

スリーブ及びシリンダに関して上述してきたが、本発明を、上述した種類のフレ キソ印刷及びグラビア印刷プロセスについて平坦なプレートに適用することもて きる。

要　約　書 金属シリンダ（１）のような印刷部材は、感光媒体としてフォトポリマ（２）を 含む。印刷部材を準備するプロセスにおいて、フォトポリマ（２）は、第２感光 層（３）で被覆される。１つの例において、これはりソグラフィについて普通に 使用されるタイプの写真エマルジョンである。第２感光層はデジタル変調光源を 使用して露光される。光源は、印刷部材に関して走査される。その後、第２感光 層は現像され、それからフォトポリマは現像された第２感光層を介して露光され る。

国際調査報告 １．１ｔｌＡｌｌ＋ｅｓＩＩ　Ａ１１１１１ｊｌ１１゜、。ρＣＴ／ＧＢ　９１ １０１２３４国際調査報告 ＰＣＴ／ＧＢ　９１１０１２３４ ＳＡ　４９６０１

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．感光媒体としてフォトポリマ（２）を有する印刷部材（１）を準備する方法 において、第２感光層（３）を有するフォトポリマを供給する工程と、部材に対 して走査されるデジタル変調光源で第２感光層（３）を露光する工程と、第２感 光層（３）を現像する工程と、その後に第２感光層を介してフォトポリマ（２） を露光する工程と、を備えている方法。
2. ２．請求項１に記載の方法において、印刷部材（１）を、円柱状の印刷部材又は スリーブとする方法。
3. ３．請求項１又は２に記載の方法において、前記第２感光層（２）を、写真エマ ルジョン又は写真レジストとする方法。
4. ４．請求項３に記載の方法において、前記第２感光層（２）を明るい光又は黄色 い光の作用によるリソグラフィックの写真エマルジョンとする方法。
5. ５．請求項１、２、３又は４のいずれか１項に記載の方法において、第２感光層 をフォトポリマにわたって、印刷部材（１）に適合された透明な基体（６）に設 けている方法。
6. ６．請求項２に直接的に又は間接的に従属するときの請求項５に記載の方法にお いて、透明の基体（６）を、スリーブ又はシリンダにわたって配置され加熱され 予め加圧されたプラスティック管とし、これにより該管を縮めてシリンダ又はス リーブ（１）に適合させる方法。
7. ７．請求項５又は６に記載の方法において、第２感光層（３）を、透明の基体（ ６）を印刷部材に適合した後に、該基体（６）に被覆させる方法。
8. ８．請求項５、６又は７のいずれか１項に記載の方法において、基体（６）を、 フォトポリマ（２）の露光の後に、印刷部材（１）から取り除き、その後、フォ トポリマを現像する方法。
9. ９．印刷部材を準備する装置において、感光フォトポリマ（２）と、該フォトポ リマに近接している第２感光層（３）とを保持する印刷部材（１）と、光源と、 デジタル印刷データに応答して光源を変調する手段と、印刷部材に対して光源を 走査する手段とを備え、第２感光層を露光する手段（４、５）と、 を備える装置。
10. １０．請求項９に記載の装置において、第２感光層（３）を、フォトポリマにわ たって印刷部材（１）に適合させる透明の基体（６）に形成させる装置。
11. １１．請求項１０に記載の装置において、印刷部材（１）を、シリンダ又はスリ ーブとし、透明の基体（６）を、印刷部材に縮小適合させたプラスティック管と する装置。