JPH05506651A - 新規化合物 - Google Patents

新規化合物

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JPH05506651A
JPH05506651A JP91506973A JP50697391A JPH05506651A JP H05506651 A JPH05506651 A JP H05506651A JP 91506973 A JP91506973 A JP 91506973A JP 50697391 A JP50697391 A JP 50697391A JP H05506651 A JPH05506651 A JP H05506651A
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マークウエル,ロジャー エドワード
ローマン,シャーザッド シャルーク
ワード,ロバート ウイリアム
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ビーチャム グループ ピーエルシー
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規化合物 本発明は、新規なリン誘導体、それらの製造方法および医療におけるそれらの使 用に関する。より詳細には、本発明は、関節炎や他の病気を治療するための、コ ラゲナーゼ属の中性メタロプロテアーゼ酵素の阻害剤としてのそれらの使用に関 する。
哺乳類のコラゲナーゼ属の酵素は多くのプロテアーゼがら成り、例えは間質型( I堅)コラゲナーゼそれ自体、ストロメリシン(プロテオグリカナーゼまたはト ランシンとしても知られている)、線維芽細胞および多形核白血球ゼラチナーゼ (コラーゲン−IV−アーゼとしても知られている)、および“pump−1”  (推定上のメタロプロテアーゼ1、子宮メタロプロテアーゼ)により代表され る。哺乳類のコラゲナーゼ属に含まれるプロテアーゼは、非常に特徴的で実験的 に証明しうる多くの特性を育することにより明らかである。(Goldberg  et al、。
al、、 Biochem、J、、 253.187. +988 : Co1 1ier et al、、 J、Biol、Chem、、 Q63゜ 6579、 +988 ; )Jurphy et al、、 Biochem 、J、 258.463.1989 : Quantin ■煤@at、。
Biochem、 (N、Y、)、 28.5327. +989 ; Bir kedal−Hansen、 J、0ra1.PatholA、 17゜ 445、1988を参照されたい。〕 以下に記載する本発明の治療上の適用範囲は、体中の結合組織マトリックスに存 在するコラゲナーゼ属の酵素のコラーゲンおよび他の蛋白様基質の重要な役割を 反映している。コラーゲンや他の結合組織成分の破壊、さらに正常組織または損 傷した組織の改造(remodelling)を伴う多くの疾患および症状への 臨床的介入へとその適用範囲は広がっている。
コラゲナーゼ属酵素の阻害剤は以下の症状に対して効果的な治療をもたらすと考 えられる、関節疾患、例えばリウマチ性関節炎および骨関節炎、軟組織リウマチ 、多発性硬化症および腿炎;骨吸収疾患、例えば骨粗しよう症、パンエツト病、 上皮小体機能亢進症およびコレステリン腫:糖尿病と関連して起こるコラーゲン の破壊;劣性の栄養障害型表皮水庖症:歯周疾患およびこれに関連した歯肉のコ ラゲナーゼ生産の結果、または例えば糖尿病患者の歯周疾患に対する大きな感受 性と戦うことによる、炎症を起こした歯肉への細胞浸潤後のPMNLコラゲナー ゼ放出の結果−角膜潰瘍形成、例えばアルカリまたは他の熱傷により、放射線に より、ビタミンEまたはレチノイドの欠乏により誘発されるもの、皮膚および胃 腸管の潰瘍形成、並びに異常な創傷治癒二手術後の症状、例えばコラゲナーゼレ ベルが上昇する結腸吻合:癌、例えば腫瘍の増殖および生存をサポートするのに 必要な血管新生に(P、 Ba5set et all、 Nature、 3 48.699.1990) 、増殖しつつある原発性および二次腫瘍を収容する のに必要な組織改造に、または転移の際の血管壁の基底膜を通しての腫瘍細胞の 浸透に、コラゲナーゼ属の酵素が関与しているもの:中枢および末梢神経系の脱 髄疾患、例えばミニリンの消失が主な病理学的現象である症候群および軸索萎縮 後に脱髄が起こる症候群。多発性硬化症によって代表される、これらの疾患での ミニリンの破壊はコラゲナーゼ属の酵素により仲介される。
本発明において開示されるようなコラゲナーゼ属酵素の阻害剤の治療上価値ある 例として、関節内の軟骨、骨および性のコラーゲン、プロテオグリカンおよびエ ラスチン成分の極端な減少へ導く慢性関節疾患は、現在関与する主要な酵素であ ると考えられるコラゲナーゼ、プロテオグリカナーゼ(ストロメリシン)および ゼラチナーゼの阻害剤による治療を受入れるであろう。
これらの酵素は溝膜および軟骨組織の抽出物中に検出され、広範な結合組織の組 織培養により詳しく研究されている。酵素の生合成、分泌および活性化の制御を 別にすれば、普通の状態または病気の状態でのこれらの酵素の最も重要な自然調 節は、メタロプロテアーゼの組織阻害剤(Tissue Inhibitor  ofMetalloprotease : T IMP)のような阻害剤および アルファー2マクログロブリンの体内生産であると考えられる。蛋白分解酵素と 天然阻害剤の局部的レベルの不均衡は結合組織成分の破壊を起こさせるであろう 。
この属の酵素の低分子量合成阻害剤である、本発明において開示される化合物は 、阻害と酵素活性とのより正常なまたは非病理学的なバランスを回復させる治蒸 上有効な方法を提供する。すなわち、それらは内因性の酵素阻害剤を補足し、補 充するように作用する。実際に、これらの酵素は通常、血液中を循環しかつたい ていの炎症浸出液中に存在する阻害剤により不活性化される前に、特定の細胞周 囲環境内でのみ作用するので、ここに開示された低分子量阻害剤は、結合組織の 局限された破壊頌域から分子量が大きいために締め出される内因性蛋白様阻害剤 よりも効果的に作用するであろう。
欧州特許出願第88310492.9号(ビーチャムグループ)は、コラゲナー ゼ阻害剤としての活性を育しかつリウマチ性関節炎やコラーゲン分解活性が原因 である関連疾患の治屓に効果的である、ある種のリン誘導体を開示している。
この度、新規な構造的に関連した化合物か開発され、これらの化合物はコラゲナ ーゼ阻害剤であり、それ故にコラーゲン分解活性や組織改造が関係している疾患 の治療に有用でありうる。
本発明によれば、一般式([): 〔式中、Rは水素、CI−aアルキルまたは置換されていてもよいベンジルであ り:R4は水素またはい一、アルキルであり。
R3はC1−、アルキルであり:そしてR7およびR4は−(CHI)P−X− (CH2)Q−とじて−緒に結合し、ここでpは1−9の整数であり、qは2− 10の整数であり、−(CHz)p一部分は式(1)において星印を付けたR3 を育する炭素原子に隣接し、モしてXは−NR5−であり、ここでR1は水素、 CI−*アルキル、C2−@アルカノイル、C31アルコキシカルボニル、アロ イル、アルアルキルまたはアルアルキルオキシカルポニルより成る群から選ばれ 、それぞれの基中のアリール部分は置換されていてもよい〕で表される化合物ま たはその塩、溶媒和物もしくは水和物が提供される。
特に指定しない限り、各アルキル基はC11基、より好ましくはCI−s基であ り、直鎖または分岐鎖でありうる。アリール基は好ましくはフェニルである。
アリール基のための任意の置換基は−OH、CI−、アルキル、C1−、アルコ キシおよびハロゲンから選ぶことができる。
Rは好ましくは水素、メチル、エチルまたはベンジルであり、特に水素である。
R1には水素、メチル、エチル、イソプロピルおよびローブチルか含まれる。ア ルキル基として、R1はメチルまたはエチルが好ましい。
R8は好ましくはC4アルキル基、例えばローブチル、イソブチルまたは5ec −ブチルであり、特にイソブチルである。
R3とR4は一緒になって−(CHt)p−X−(C)12)q−を形成し、こ こでpとqはR8とR4かll員または+3−16員のアザラクタム構造の一部 を形成するような値であり、そしてXは−NR,−であり、ここでR,は水素、 メチル、ベンジル、t−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルで ある。
R8とR4が一緒になって−(CHりl’−X−(CHりQ−を形成し、ここで pが4で9が5であるか、またはpが3でqが6であるか、またはpが4でqが 6であるか、またはpが4でqが3であり、そしてXが−NR,−であり、ここ でR6が水素またはメチルである化合物が最も好ましい。
式(1)の化合物は塩基(例、水酸化ナトリウム)との塩を形成することができ る。塩基性窒素原子が存在する場合、式(りの化合物は例えば塩酸との酸付加塩 を形成することもできる。かかる化合物は本発明の一部を構成する。
式(+)の化合物またはその塩が溶媒和物または水和物を形成する場合、これら も本発明の一面を構成する。
式(1)の化合物は少なくとも2個の不斉中心をもち、3個またはそれ以上の不 斉中心をもつこともでき、それ故に1より多い立体異性体として存在する。本発 明はすべてのこのような異性体およびそれらの混合物(ラセミ体、ジアステレオ マー混合物を含む)に及ぶものである。
好適な異性体はR1を有するキラル中心でS配置を、そして式(Dにおいて星印 を付けたR3を有するキラル中心でS配置をもつものである。
式(1)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は好ましくは薬学 的に許容しつる形態をしている。薬学的に許容しうる形態とは、とりわけ、希釈 剤や担体のような慣用の添加剤を除いて、薬学的に許容しつる純度であることを 意味し、通常の投与量で毒性とされる物質を含まないものである。
式(1)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は好ましくは実質 的に純粋な形態をしている。実質的に純粋な形態は一般に少なくとも50重量% 、好ましくは75%、より好ましくは90%、一層好ましくは95%または99 %以上の式(1)の化合物もしくはその塩もしくは溶媒和物を含むであろう。
式(1)の化合物またはそれらの塩、溶媒和物もしくは水和物は結晶質固体とし て、あるいは気泡体やガムの形で単離することができる。
好適な薬学的に許容しつる形態は結晶形態である。
本発明は、活性治療薬剤として使用するための、特にコラーゲン分解活性が原因 で起こる筋骨格疾患(とりわけ、リウマチ/関節疾患)、および組織改造といっ た、身体の結合組織や他の蛋白様成分の分解が起こる疾患の治寮用薬剤として使 用するための、式(Dの化合物またはその薬学的に許容しつる塩、溶媒和物もし くは水和物を提供する。
また、式(1)の化合物は癌を治療するために:中枢および末梢神経系でのミニ リン破壊を防ぐために、またはコラゲナーゼ属の中性メタロプロテアーゼか病理 学的役割または他の役割を演するその他の疾患を治療するために有用でありうる 。
本発明はさらに、式([D: 〔式中、R7゜はアルキル、置換されていてもよいフェニル、または置換されて いてもよいベンジルであり、RlIは水素、アルキル、置換されていてもよいフ ェニル、または置換されていてもよいベンジルであり、R1、R2、R2および R4は式(1)で定義した通りである〕の化合物から基Laを切断して基R2゜ を水素に変換し、必要な場合は、R21を水素に変換することから成る、式(1 )の化合物の製造方法を提供する。
R7゜、および必要に応じてR21、の切断は水性酸またはアルカリ中で、ある いはジクロロメタンやアセトニトリルのような不活性溶媒中でハロゲン化トリメ チルシリル(好ましくはブロモトリメチルシラン)を使って行うことができる。
また、ベンジルエステルは水素化分解や他の標準脱ベンジル化法により除去する こともできる。フェニル残基は酸化白金を用いた水素化により除去し得る。
R1゜とR21が両方ともアルキルである場合、温和な条件下に過剰のアルカリ で、例えば室温にてアルコール性溶媒中の水性水酸化ナトリウムで処理すること によりR2゜のみを切断することかでき、R2゜か水素でRlIがアルキルであ る式([1)の化合物、すなわちRがアルキルである式(1)の化合物が得られ る。
同様に、R2゜が置換されていてもよいベンジルで、R11がアルキルである場 合、水素化によりベンジル基のみを切断して、R7゜が水素でR1がアルキルで ある式(I Dの化合物を得ることができる。
その後R1l+アルキル基の切断を上記のように実施すると、Rが水素である式 CDの化合物が得られる。
式(1)の化合物のRが水素で、式([Dの化合物のR□が水素でない場合、R 21とR2゜の両方の切断は1回の反応で都合よく行うことができる。有利には 、R2゜とRlIは両方ともメチルやエチルのようなアルキル、またはベンジル である。
R□が水素である式CI 1)の化合物はそれ自体、式(1)の本発明化合物で あることが理解されよう。
式(I[)の化合物は、式(Ill):〔式中、R1、R2、R2゜およびR□ は式CI+)で定義した通りである(ただしR21はHでない)〕の化合物を、 式(m: C式中、R2およびR4は式(1)で定義した通りである〕の化合物で処理する ことにより製造される。
この反応は、好ましくは、l−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下にl−エ チル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル1カルボジイミド塩酸塩またはジ シクロへキンル力ルポジイミドのようなカップリング剤を使って、あるいはジク ロロメタンやアセトニトリルのような不活性溶媒中で1,1′−カルボニルジイ ミダゾールを使って行われる。
その後、式(])の化合物の製造において上述した方法を使って基R21の選択 的切断を行うと、RlIが水素である式([0の化合物を得ることができる。
式(+[+)の中間化合物は、式(V)・C式中、R3、R7゜およびRr+は 式CII+)で定義した通りである〕の化合物またはその塩を、式(VIA)ま たは(VIB)・〔式中、R7は式(1)で定義した通りであり、RlIは離脱 基、例えばハロゲン、メタンスルホニルオキシまたはトリフルオロメタンスルホ ニルオキシであり、そしてR11は水素またはカルボキシル保護基である〕の化 合物またはその塩で処理し、その後RI2カルボキシル保護基を除去することに より製造できる。好適な方法は(V)と(VIA)との反応である。
式(V[B)の化合物を使用する場合は、パラジウム/炭素のような貴金属触媒 での水素化により、あるいはpH6−7で水素化シアノホウ素ナトリウムとの反 応により、還元的アミノ化を行う。両反応にはメタノールやエタノールといった 低級アルキルアルコール溶媒が適している。これらの反応はモレキュラーシーブ の存在下で行ってもよい。
水素化反応が好ましいが、この方法はRto 、RlIまたはR1□がベンジル である式(V)および(VIB)の化合物の使用を妨げる。好ましくは、カルボ キシル保護基はメチルまたはエチルエステルである。エステル保護基はメタノー ル中のIN水酸化ナトリウム水溶液または1.4−ジオキサン中の水酸化カリウ ム水溶液のような希薄な塩基を使って、標準的な塩基性加水分解条件下で除去し 得る。
式(V)の化合物が遊離塩基の形である場合、式(V[B)の化合物はα−ケト エステル(R,、−アルキル)が適している。
式(V)の化合物が塩酸塩のような塩である場合、式(VrB)の化合物は適当 にはα−ケト酸(RlI ” H)の塩、例えばナトリウム塩である。
式(VIA)の化合物を用いる式(III)の化合物の製造は、標準アルキル化 条件下で行う。ハロゲン離脱基は好ましくは臭素であり、酸素をベースにした離 脱基は好ましくはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。
式(III)の化合物はまた、式(V[l):〔式中、R2は式(1)で定義し た通りであり、R12はカルボキシル保護基である〕の化合物またはその塩をア ルデヒドR+−CH0と縮合させ、この縮合生成物を適当な亜リン酸ジアルキル またはトリアルキル、例えば亜リン酸ジメチルで処理し、その後カルボキシル保 護基を除去することにより製造できる。カルボキシル基は標準加水分解または水 素化条件下で除去しつるアルキルまたはベンジルエステルとして保護するのが好 適である。
式(VIB)の化合物の還元的アミノ化に関連して上述したように、ベンジル保 護基R1□を水素化により除去する場合、R7゜およびR2,はアルキルに制限 される。
また、R21とRlIがアルキルまたは置換されていてもよいベンジルである式 (■1)の化合物は、式(V[I[):〔式中、R1、R7およびR4は式(1 )で定義した通りである〕の化合物を、式(IX)〔式中、R3は式(1)で定 義した通りであり、R20およびL+はアルキル、置換されていてもよいフェニ ル、または置換されていてもよいベンジルであり、モしてRlIは式(V[A) において定義した離脱基である〕の化合物と、トリエチルアミンやプロトンスポ ンジ(l、8−ビス(ジメチルアミノ)−ナフタレン)のような塩基の存在下に 、あるいはアルコール性溶媒中の無水炭酸カリウムを使って、反応させることに より製造できる。
R11が好適な、酸素をベースにした離脱基、例えばトリフルオロメタンスルホ ニルオキシである場合、この離脱基の置換はアセトニトリルやジクロロメタンの ような不活性溶媒中でプロトンスポンジの存在下に、光を遮断して数日間実施さ れる。
式(III)の化合物の別の製造は、先に定義した式([X)の化合物を、R1 ff1がカルボキシル保護基である式(VIDの化合物と、式(Vlmの化合物 と式([X)の化合物との反応に関して記載した条件下に反応させ、その後保護 基R1!を除去することにより実施できる。
適当なカルボキシル保護基にはアルキル、ベンジル、トリアルキルシリルおよび トリアルキルシリルエチル基が含まれる。トリアルキルシリル保護基、例えばト リメチルシリルは、トリエチルアミンの存在下にアセトニトリル中の反応物質に ヘキサメチルジシラザンを加えることにより、その場で簡単に組み入れることが でき、しかもR1゜およびRlIの基に制限を課することなく水性メタノール中 で選択的に除去できるという点で特に有用である。その他のシリル化剤としては 塩化トリメチルシリルおよびN、N−ジエチルトリメチルシリルアミンがある。
R1,アルキルカルボキシル保護基は、塩基加水分解により、例えば水性メタノ ール中の水酸化ナトリウムまたは水性1.4−ジオキサン中の水酸化カリウムを 使って除去できる。
カルボキシル保護基Ratがアルキルである場合、R1,およびRlIはアルキ ル、フェニルまたはベンジル誘導体であり得るが、R11がベンジル基である場 合は、R7゜およびI?t+はアルキルとフェニルに制限されることが理解され よう。
式(I[Dの化合物をこの経路で製造する場合、式(]IXの化合物においてR 1゜およびL+はベンジルで、RlIはトリフルオロメタンスルホニルオキシで あり、式(V[I)の化合物においてR1,はトリメチルシリルまたはメチルで あることか有利式(Vll+)ノ化合物は、式cvt+):〔式中、R7は式( ()で定義した通りであり、R12は水素であり、そしてアミノ基は保護されて いてもよい〕の化合物を、式(IIDと(IV)の化合物から式(I+)の化合 物を製造するに際して先に記載したカップリング剤の存在下に、先に定義した式 (mの化合物で処理することにより製造される。
式(IX)の化合物は、ヒドロキシアルキルホスホネート誘導体のヒドロキシル 基を通常の方法で離脱基R11に変換することにより製造し得る。例えば、R1 1かトリフルオロメタンスルホニルオキシである場合は、ジクロロメタンのよう な不活性溶媒中のヒドロキシアルキルホスホネートの溶液に無水トリフルオロメ タンスルホン酸を加え、E、 Vedejs et at、、 Journal  of Organic Chemistry 50.2165(1985)に 記載される一般方法により、不活性雰囲気下に低温で反応させる。
ヒドロキノアルキルホスホネート化合物は、対応するホスフィツト(例えばジベ ンジルホスフィツト)とアルデヒドR,−CH0(ここでR1は式(Dで定義し た通りである)とを、F、 Tex1er−Boullet and A、 F oucaud、 5ynthesis、 916 (+982)に記載される一 般方法に従って反応させることにより製造できる。ベンジルおよびアルキルホス フィツトは市販の化合物であるか、または市販の出発化合物から標準方法で製造 することができる。
式(V)の中間化合物は既知の化合物であるか、または必要とされるR2゜およ びR2+を導入するための標準方法を使って既知のアミノアルキルホスホン酸誘 導体から製造できる。
これらの反応の間、アミン官能基の保護が必要なときかある。
R2゜またはR21メチル基の導入は適当な不活性溶媒中でジアゾメタンと反応 させることにより行うことかできる。
一定の立体配置の式(V)の化合物は、R,Jacquier et al、、  Phosphorus andSulfur 36.73 (1988)に記 載される一般方法に従って製造できる。
式(IV)の化合物は、式(X): 〔式中、pおよびqは式(Dで定義した通りであり、Yは窒素保護基であり、そ してZはRsである〕の化合物の第一アルコール官能基を酸化して対応するアル デヒドを形成し、次いでR5がアシル基であるときはZを除去し、環化および還 元を行い、その後必要に応じて、窒素保護基Yを除き、R6を相互変換すること により製造できる。
適当な窒素保護基としてはt〜ブトキシカルボニル基(BOC)およびベンジル オキシカルボニル基がある。
酸化反応はピリジニウムクロロクロメートを使って、あるいはり、 Swern  etall、 J、 Org、 Chew、、 43.2480 (+978 )に記載されるようなSwernの酸化条件のもとで、例えばジメチルスルホキ シドとハロゲン化アシルで処理し、次にトリエチルアミンで処理することにより 、行われる。環化および還元的アミノ化工程は、適当な貴金属触媒(例えばパラ ジウム/炭素)による接触水素化により、あるいは水素化シアノホウ素ナトリウ ムや水素化ホウ素ナトリウムとの反応により実施できる。還元的アミノ化工程を 酸性条件下で行うと、アザラクタムの収量が増加することがある。
窒素保護基は標準方法で除去できる。t−ブトキシカルボニル基は低温でトリフ ルオロ酢酸により除去し得る。Zが窒素保護基である場合は、環化反応中に切断 を受けてR1が水素である化合物を生ずるように、Zを選択することかできる。
例えば、Zがベンジルオキシカルボニル基であるとき、それは接触水素化により 簡単に除去できるだろう。
R,水素はRI C,、アルキル、アルアルキルまたはアリール基に相互変換し 得る。
アザラクタム環中の第二アミン基をアルキル化すると、R,アルキル基か形成さ れる。例えば、このアミン基をメチル化すると、R,メチル基か得られる。メチ ル化工程はホルムアルデヒド水溶液の存在下で適当な貴金属触媒(例えばパラジ ウム/炭素)による接触水素化により行うことかできる。他の適当なメチル化法 はε。
(Perkin l)、 622 (+975)に記載されている。
式(X)の化合物は、式(Xl) 〔式中、p、YおよびZは式(X)で定義した通りである〕の化合物を、式(X ll):H,N−(CHt)q−OH(XI D〔式中、qは式(X)で定義し た通りである〕の化合物と反応させることにより製造できる。
この反応はカルボン酸とアミンからアミドを形成する標準方法を使って行われ、 例えば1.1−カルボニルジイミダゾール、1.3−ジシクロへキシルカルボジ イミド、1−(3−ツメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドとい ったカップリング剤を使用する。
式(XDの化合物はジ−アミノアルカン酸誘導体である。これらは既知化合物で あるか、または既知の出発化合物から標準方法で製造することができる。
例えば、R1とR4が一緒になって−(CHt)p−X−(CHt)q−(ここ でpは3で、qは6で、Xは−NH−である)を形成する式(IV)の化合物は 、市販されているオルニチンから誘導された式(XI)の化合物から製造される 。
R3どR4か一緒になって−(CHt)p−X−(CHz)q−(ここてpは4 で、qは3.5または6て、Xは−NH〜である)を形成する式(IV)の化合 物は、アミノ酸リシンから誘導された式(XI)の化合物から製造される。Yか t−ブトキソ力ルポニルで、Zかペンジルオキシカルボニルである、S−リシン から誘導された式(XI)の化合物は市販されている。
同様に、R2とR4が一緒になって−(CHJp−X−(CH,)q−(ここで pは1で、qは8で、Xは−NH−である)を形成する式(mの化合物は、2. 3−ジアミノプロピオン酸から製造することができる。
式(VII)の化合物は既知のアミノ酸誘導体であるか、またはこれらの誘導体 から既知の方法で作ることができる。式(VIA)および(VIB)の化合物は 既知化合物であるか、または既知化合物から既知の方法で製造し得る。
ここに開示された式(I I)、(III)の中間体、および式(V)のいくつ かの中間体は新規化合物であり、開示されたそれらの製造方法と同様に本発明の 一面を構成する。
式(Dの化合物の薬学的に許容しつる塩が得られる場合、それらは適当な酸また は塩基との反応により慣用法で形成することができる。溶媒和物は適当な溶媒か らの結晶化により形成される。
先に述べたように、式(1)の化合物はlより多いジアステレオマーとして存在 する。本発明方法がこれらの混合物をもたらす場合、個々の異性体はクロマトグ ラフィー(例えば、HPLC)を使って互いに分離できる。
また、個々の式(Dのジアステレオマー化合物は立体異性体として純粋な出発物 質を使用するか、あるいは全合成工程のある段階で中間体の希望する異性体を分 離し、これらの中間体を式(Dの化合物に変換することにより得られる。
先に記載したlより多い方法(各方法は異なるキシル中心を定めることができる )で式(Dの化合物を製造する場合、特定の方法を使うことにより、前もって決 められていないキシル中心での立体配置を推測し得ることが理解されるであろう 。
さらに、たとえ特定のキシル中心での絶対配置が知られていなくとも、偏光面が 回転する方向によって所定のジアステレオマーをそのエピマーに対して特徴づけ ることが可能であるだろう。
本発明はさらに、式(Dの化合物またはその薬学的に許容しつる塩もしくは溶媒 和物、および製剤学的に許容しうる担体を含有する医薬組成物を提供する。
本発明組成物は筋骨格疾患(とりわけ、関節疾患)の治療および組織改造の装本 発明組成物はまた、癌の治療、中枢および末梢神経系でのミニリン分解の予防、 およびコラゲナーゼ属の中性メタロブロチアーゼが病理学的または他の役割を演 するその他の疾患の治療に有用でありうる。
本発明組成物は混合により調製され、通常希釈剤、結合剤、充填剤、崩壊剤、香 味剤、着色剤、滑沢剤または防腐剤を含む。これらの慣用賦形剤は一般的な方法 で、例えばACE阻害剤エナラプリルのような関連したペプチド酵素阻害剤の組 成物の調製と同様に、用いられる。
本発明組成物は経口、局所、直腸または非経口投与に適しているが、経口投与が 好ましい。非経口組成物は静脈内、筋肉内、関節内、皮肉、皮下に、あるいは脳 を髄液に投与される。
好ましくは、本発明の医薬組成物は単位投与形態をしており、医学または獣医学 分野での使用に適した形態をしている。例えば、このような製剤は前記疾患の治 療または予防用医薬として使用するための手書きのまたは印刷された説明書を添 付した包装形態でありうる。
本発明化合物の適切な投与量範囲は個々の化合物により変化し、また治療しよう とする疾患によっても変化する。それはまた、とりわけ、効力と吸収率との関係 および選ばれた投与方式に工右されるだろう。
本発明化合物または組成物はどのような経路での投与にも適するように製剤化す ることができ、好適な経路は治療を必要とする疾患により決まり、好ましくはそ れは単位投与形態またはヒト患者が1回で自分自身に投与しつる形態をしている 。
本組成物は例えば錠剤、カプセル剤、小袋、バイアル、粉剤、顆粒剤、ロゼンジ 剤、用時調製粉剤、または液体製剤(例、溶液剤、懸濁剤)、もしくは座体の形 でありうる。
本発明組成物(例えば、経口投与に適するもの)は、結合剤(例、シロップ、ア ラビヤゴム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカント、ポリビニルピロリドン) 、充填剤(例、乳糖、砂糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビ トール、グリシン):滑沢剤(例、ステアリン酸マグネシウム)、崩壊剤(例、 デンプン、ポリビニルピロリドン、ナトリウムデンプングリコレート、微結晶質 セルロース)、または製剤学的に許容しつる湿潤剤(例、ラウリル硫酸ナトリウ ム)のような慣用賦形剤を含むことができる。
固体組成物は混合、充填、打錠なとの常法に従って調製される。大量の充填剤を 用いるこれらの組成物に活性成分を均一に分配するために、反復混合操作か採用 される。組成物が錠剤、粉剤またはロゼンジ剤の体形である場合は、固体組成物 の製剤化に適する担体が用いられ、それらの例はステアリン酸マグネシウム、デ ンプン、グルコース、乳糖、ショ糖、米粉および白亜である。錠剤は製剤技術分 野でよく知られた方法に従って、特に腸溶皮で、コーティングすることができる 。また、組成物は経口摂取可能なカプセル剤、例えば本発明化合物を含む(所望 により担体や他の賦形剤も含む)ゼラチンカプセルの体形でありうる。例えば、 硬質ゼラチンカプセルには、粉末または顆粒状の本発明化合物の必要量と、滑沢 剤(例、ステアリン酸マグネシウム)、充填剤(例、微結晶質セルロース)、お よび崩壊剤(例、ナトリウムデンプングリコレート)との緊密混合物が含まれる 。
経口投与用の液体組成物は、例えば乳剤、シロップ剤またはエリキシル剤のよう な体形であるか、あるいは水や他の適当なビヒクルで用時調製しつる乾燥製剤と して提供されてもよい。このような液体組成物は懸濁化剤(例、ソルビトール、 シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ キシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、水素化食用脂):乳化 剤(例、レシチン、ソルビタンモノオレエート、アラビヤゴム):水性または非 水性ビヒクル(食用油を含む)(例、アーモンド油、分別化ヤシ油、グリセリン のエステルのような油性エステル、プロピレングリコール、エチルアルコール、 グリセリン、水、生理食塩水):防腐剤(例、p−ヒドロキシ安息香酸メチルま たはプロピル);および所望により香味剤または着色剤のような慣用添加剤を含 むことができる。
本発明組成物は非経口的に投与することもてきる。通常の製剤化方法に従って、 組成物は例えば直腸投与のために座体として、または非経口投与のために注射剤 として製剤化される。例えば、関節内注射により、または脳を髄液への注射によ り、あるいは脱髄部位に接近する他の経路で、例えば筋肉内、皮肉または皮下注 射により、易溶性溶液剤または貧分散性デボー製剤として注射するために、本発 明化合物は製剤学的に許容しつる液体(例1発熱物質不含滅菌水、非経口的に許 容しうる油、またはこれらの液体の混合物)中の水性または非水性溶液剤、懸濁 剤、または乳剤として提供される。これらの製剤はさらに静菌剤、酸化防止剤ま たは他の保存剤、緩衝剤またはその溶液を血液と等張にするための溶質、増粘剤 、懸濁化剤、もしくは他の製剤学的に許容しつる添加剤を含むことができる。こ の種の製剤はアンプルや使い捨て注射器具のような無菌の単位投与形態で、また は適量が取り出されるびんや注射剤の調製に用いられる固体形態または濃厚液の ような多重投与形態で提供されるだろう。
また、局所および経皮投与のために、本発明組成物は例えば軟膏剤、クリーム剤 、ローション剤、ゲル剤、スプレー剤、エーロゾル剤、洗浄剤、スキンペイント または膏薬として提供される。
コラゲナーゼ属酵素か関与する疾患を治療するための単位用量は一般に10−1 000 mgを含み、好ましくは10−500 mg 、特に1O150,10 0、!50.200.250.300.350.400 、450または500  mgを含むであろう。組成物は1引こ1回またはそれ以上、例えば1日に2. 3または4回投与され、70 kgの成人(二対する1日の総量は通常10−3 000 mgの範囲となるであろう。前記投与量は約0.15−50mg/kg /日に相当する。これとは別に、特に注射のために、単位用量は2−200 m gの本発明化合物を含み、希望する1日分の用量を得るために複数回投与される であろう。
本発明はさらに、下記治療を必要とする哺乳類に、有効量の式(1)の化合物ま たはその薬学的に許容しつる塩を投与することから成る、哺乳類代トを含む)に おける身体の結合組織および蛋白様構成成分の破壊が起こる疾患(例えば、リウ マチおよび/または関節炎)の治療方法を提供する。
また、本発明は、身体の結合組織および蛋白様構成成分の破壊が起こる疾患(例 えば、リウマチおよび/または関節炎)の治療に用いる医薬を製造するための、 式(1)の化合物またはその薬学的に許容しうる塩の使用を提供する。
以下の製造例および実施例は本発明化合物の製造を例示するものである。温度は 全て°Cで表す。
製造例1 ジベンジル (1−ヒドロキシプロピル)ホスホネート(Dl)F、 Tex1 er−BoulletとA、 Foucaudの一般方法[5ynthesis 、 1982.916]を使用した。ジベンジルホスフィツト(31,13ml 、 0.14 mole)とプロピオンアルデヒド(10,21ml、 l当量 )の混合物を室温で攪拌し、塩基性アルミナ(70g)を一度に加えた。室温に 一夜放置した後、クロロホルムを加え、アルミナを集めてクロロホルムで洗った 。濾液を蒸発乾固させ、得られた透明な油をシリカゲル(600g)でクロマト グラフにかけ、勾配溶離(エーテル−5%メタノール/エーテル)を行った。表 題化合物は透明な油として得られ、これを放置すると固化した(27.82 g 、 64%)。試料をエーテル/ペンタンから再結晶して白色の結晶質固体、融 点81−82°C1を得た。
実測値:C,64,09: 8.6.7+、CryHt+04P1としての計算 値: C,63,74:H,6,61%。
δ(CDC1,) 1.04(3H,t、 J = 7Hz)、 1.6−1. 95(2H,m)、 2.27(IH,brs)。
3.8(IH,二つの重複三重線、J=5及び101−1z)。
4、97−5.18(4H,m)、 7.34(IOH,s)。
製造例2 表題化合物はl:、 Vedejsらの一般方法[J、 Org、 Chem、  1985.50(12)、 2165]で製造した。塩化メチレン(180m l)中のジベンジル(1−ヒドロキシプロピル)ホスホネート(Di) (24 ,97g、 0.078 mole)の溶液をN2下で一50°Cに冷却した。
2.6−ルチジン(11,12ml、 0.095 mole)を加え、次に温 度を一50″Cに保ちなから無水トリフルオロメタンスルホン酸(15,1ml 、 0.0898 mole)を加えた。この混合物を徐々に0°Cに温め、そ の後冷エーテルに取った。この溶液は有機層を氷冷した水、希塩酸(2回)、最 後にブラインで洗って、迅速な水性の後処理に付した。有機層を乾燥しく無水M g5O,)、蒸発乾固させて、表題化合物を桃色かかった橙色の油(33,77 g、 96%)として得、これ以上精製せずに使用した。
δ(CDCL、) 1.08(3H,t、 J=7Hz)、 t、 88(2H ,m)、 4.94(IH,二つの重複三重線、J=5.5及び7)Lz) 、  4.88−5.22(4H,m)及びび7.35(IOH,m)。
製造例3 N−(1−(R)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシ ン(D3A)およびN−(+−(S)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル >−<s)−ロイノン(03B)ロイシントリメチルンリルエステルを製造する ための米国特許第4808741号に記載の一般方法に従って、アセトニトリル (13,5ml)中の(S)−ロイシン(1,15g。
0.0088 mole)、ヘキサメチルジシラザン(1,75ml)およびト リエチルアミン(1,38ml)の混合物を還流下で合計4時間加熱した。
その後、ジベンジル((1−トリフルオロメタンスルホニルオキシ)プロピル) ホスホネート(D2) (4,5g、0.01 mole)を加え、この混合物 を40−42°Cに48時間維持した。この反応は周囲温度で行うこともできる 。冷却後、混合物を濾過し、メタノールで洗い、濾液を蒸発乾固させた。残留物 をクロロホルムに取り、希HCIで2回洗い、最後に水で洗った。クロロホルム 層を乾燥しく無水Mg5O,)、濾過し、蒸発乾固させて橙色のガム状固体(3 ,67g)を得た。この粗製生成物を最少量のエーテル/ペンタンてこすって白 色の結晶質固体を得、回収後少量の冷エーテル/ペンタンで洗い、乾燥して表題 化合物のR,S異性体(D3A) (0,47g。
11%)、融点+12−1+5°C5を得た。
実測値 脱着CI (NH,)聞″″434 Ct 5H3tNOsPとしての 計算値 !!433[αl o !0=−23,09°(c=o、 97 Ll eOH)。
実測値:C,63,73: H,7,42: N、3.23. CtsHxtN O,Pとしての計算値 C,63,73:H,7,44: N、 3.23%。
δ (CDCL、) 0.89(6H,t)、 1.03(3H、t)、 1. 25−2.0(5H,m)、 2.74(IH,m)、 3.28(2H,br s)、 3.73(IH,brt)、 4.9−5.15(4H,m)、 7. 35(IOH,s)。
他の異性体N−(1−(S)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S )−ロイシン(D3B)は、Hamilton PRP−1カラム、300 x  7.Omm、 264Rを使って分離用)IPLCにかけ、アセトニトリル、 水4060の溶離剤混合物で流速4.0ml/分にて溶離することにより得られ る。これらの条件下で、R,S異性体(D3A)は34.6分の保持時間で最初 に溶離され、S、S異性体(D3B)は42.7分でよく溶離される。
異性体(03B)について 実測値FAB (入1+H)’″434 CtJ22NOiPとしての計算値  入1433δ (CDCLz) 0.88(6H,dd)、 0.98(3)1 . t)、 1.4(IH,m)、 !、 52−1.9(4H,m)A 2. 72(IH,m) 。
3、38(IH,m)、 4.9−5.15(4H,m)、 7.32(IOH ,s)。
S、S異性体(03B)は(S)−アミノ酸誘導体とのカップリングでS、 S 、 S系に導く。
方法B メタノール(2ml)中の<S>−ロイシンメチルエステル塩酸塩(0,543 g、 0.003mole)、ジベンジル((1−トリフルオロメタンスルホニ ルオキシ)プロピル)ホスホネート(D2) (1,35g、 0.003 m ole)および無水炭酸カリウム(1,0g)の混合物を攪拌しながら50°C で4時間加熱し、その後室温に一夜放置した。
この反応混合物を真空下で蒸発乾固させ、クロロホルム(5ml)に溶解し、濾 過した。濾液と洗液を合わせ、シリカゲル60 (50g)でクロマトグラフに かけ、酢酸エチル−ペンタン(1:1)で溶離して、N−(1−(R)−ジベン ジルオキシホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシンメチルエステルとN−( 1−(S)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシンメチ ルエステルの混合物を油(0,55g)として得た。これらのエステルはシリカ ゲルカラムのクロマトグラフにかけ、初めに50%ジエチルエーテル/ペンタン で、その後100%ジエチルエーテルで溶離することにより、個々のジアステレ オマーに分離することかできる。
メタノール(4,0ml)中の上記エステル混合物(1,1g、 0.0025  mole)を水(1,5ml)に溶解した水酸化ナトリウム(0,II g、  0.00275 mole)で処理し、この溶液を室温で一夜攪拌した。これ を3分の1の体積に真空下で濃縮し、水に取り、エーテルで抽出した。水性画分 をクエン酸でpH3−4に酸性化し、その後クロロホルムで5回抽出した。クロ ロホルム画分を乾燥しくNatsO4) 、真空下で蒸発乾固させ、表題化合物 (D3A)と(D3B)の混合物を油(徐々に固化した)として得生成物をエー テルでこすると、N−(+−(R)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル) −(S)−ロイシン(D3A) (0,34g)が白色の結晶質固体として得ら れ、これは方法Aで得られた生成物と一致した。
別法として、単一の異性体は別々に加水分解することかできる。例えば、N−( 1−(S)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシンメチ ルエステルは、上記方法による加水分解で、N−(1−(S)−ジベンジルオキ シホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシン(03B)、融点71−73°C 1を与えた。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(150ml)中のN−t−ブトキシカル ボニル−Ne−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リソン(7,8g、 2+  mmol)の溶液に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル ボジイミド塩酸塩(4,3g、 22.5mmol)と1−ヒドロキシベンゾト リアゾール(3,6g、 26.5 mmol)を加えた。この混合物を0°C で05時間攪拌し、5−アミノペンタン−1−オール(2,3g、 22.5m mol)を加えて室温で攪拌を続けた。3時間後、この混合物を飽和NaHCO ,水溶液(60ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空蒸発させて 粘性の油を得た。フラッシュクロ?トゲラフイー[(CHCI、:MeOH)  (20:I) v/v]で精製すると、表題化合物(D4)か透明な油(8,0 1g)として得られた。
窒素雰囲気下で一60°Cに維持した無水ジクロロメタン(40ml)中の塩化 オキサリル(1,47g、 12 mmol)の攪拌溶液に、温度を−50“C 以下に保ちなからジメチルスルホキシド(1,21g、 +5 mmol)を滴 下した。この混合物を一60°Cで15分間攪拌し、無水ジクロロメタン(10 ml)で希釈したアルコール(D4) (3,6g、 7.7mmol)を加え 、1時間かけて一25°Cまで温めた。その後、この混合物を一60°Cに冷却 し、内部温度を一50°C以下に保つようにトリエチルアミン(4,7g、 4 6mmol)を徐々に加えた。添加完了の際に、混合物を次第に室温まで温め、 水(30ml)と飽和NaCl水溶液(30ml)で洗った。水性洗液をジクロ ロメタン(2X 30m1)で抽出し、合わせた有機画分を無水硫酸マグネシウ ムで乾燥し、真空蒸発させて粘性の透明な油を得た。フラッシュクロマトグラフ ィー[(EtOAc:MeOH) (20:1) v/vlで精製すると、表題 化合物(D5)が油(2,8g)として得られた。
製造例6 アルデヒド(D5) (1,8g、 3.88 mmol)をエタノール(18 0ml)に溶解し、大気圧下に35°Cで5%パラジウム/炭素(200mg) を用いて72時間水素化した。この懸濁体をKieselguhr (ケイソウ 土)を通して濾過し、真空下で蒸発させて、粗製の3−[N−+−ブトキソカル ボニル]アミノー(S)−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オンを得た。
この粗製アミンを0°Cに冷やしたテトラヒドロフラン/水(6:20 ml) v/vの混合溶媒系に溶解し、ベンジルクロロホルメート(0,66g、 3. 88 mmol)と過剰の炭酸ナトリウムで処理し、pHを1O−IIに維持し た。混合物を室温で一夜放置し、酢酸エチル(3X 25 ml)で洗い、合わ せた有機画分を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて透明な油を 得た。フラッシュクロマトグラフィー[(EtOAc:MeOH) (20:l ) v/vlで精製すると、表題化合物(D6)が白色の固体(0,2g)とし て得られた。
アルデヒド(D5)をメタノール中で、次に酸性メタノール中で5%パラジウム /炭素を用いて約too psiで水素化し、粗製の(S)−3−[N−t−ブ トキシカルボニル]アミノ−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オンを得た 。このアミンを方法Aのようにベンジルクロロホルメートで処理し、精製して、 同一の表題化合物(D6)を得た。
製造例7 ジクロロメタン(5ml)中のラクタム(D6) (0,19g、 0.42  mmol)の冷却(0”C)溶液をトリフルオロ酢酸(2ml)で処理した。0 .5時間後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物をジクロロメタン(15ml)で 希釈し、飽和NaCl水溶液(10ml)で洗った。有機画分を無水硫酸マグネ シウムで乾燥し、真空下で蒸発させて、粗製の表題化合物(D7)を油として得 た。これは精製せずにそのまま使用した。
製造例日 (S)−3−[N−[N−(R)−(1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル11アミノ−8−(N−ベンジル0°Cに維持した無水ジクロロメタン(20 ml)中のN−(1−(R)−ジベンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S )−ロイシン(D3A) (0,194g、 0.45 mmol)の溶液を1 =(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0,0 85g、 0.45画o1)およびl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,0 79g、 0.58 mmol)て処理した。0.5時間攪拌後、反応混5合物 を順次ラクタム(D7) (0,15g)およびN、N−ジイソプロピル−エチ ルアミン(0,12g、 o、 89画o1)で処理した。攪拌を室温で18時 間続け、その後混合物を飽和NaHCO,水溶液(2K 20 ml)と飽和N aCl水溶液(2X20 G+1)で洗った。水性洗液をジクロロメタンで抽出 し、合わせた有機画分を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて油 を得た。フラッシュクロマトグラフィー(2%メタノール/クロロホルム)で精 製すると、表題化合物(D8)か透明な油(0,100g)として得られた。
実測値(M+I()” 763 CrtH1*Na07Pとしての計算値 M  762δ (CDCL、) 0.96(6H,t)、1.2(3H,t)、1. 25−1.93(18H,m)、2.70(lH,m)、 2.90(IH,m )、 3.18(2H,m)、 3.39(2H,dt)、 3.62(2H, m)、 4.23(IH,m)、4D92− 5、12(6H,m)、 6.0(IH,brs)、7.28−7.42(15 8,m)。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(200ml)中のN−1−ブトキシカル ボニル−N−ペンジルオキシ力ルポニルー(S)−オルニチン(12g、 0. 033 mol)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ ルボジイミド塩酸塩(7,5g、 0.039mol)およびl−ヒドロキシベ ンゾトリアゾール(5,3g、 0.039 mol)で処理した。
この溶液をo ”cで1時間攪拌し、6−アミノヘキサン−1−オール(4,6 g+ 0.039mol)で処理し、室温で一夜攪拌した。その後、この混合物 を飽和NaHCO1水溶液で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸 発させて粘性の油を得た。
フラy’Jユクロマトグラフィー[(CHCl、JleOH) (20:l)  v/vlで精製すると、表題化合物(D9)か透明な油(9,1g)として得ら れた。
実測値(M+H)“466C□tb−0*Nsとしての計算値 M465δ(C DCL2) 1.25−1.4(5H,m)、 1.4(9H,s)、1.42 −1.62(7H,m)、1.78(lH,m)、3D1 −3.35(4H,m)、 3.6(2H,t)、 4.12(IH,m)、  5.08(2H,brs)、 5.31 (LH,t)、 T.42(IH,d ) 、 6.73(IH,brs)、 7.3(58,m)。
ジクロロメタン(200ml)中のピリジニウムクロロクロメート(9g、 4 1.8mol)の激しく攪拌した混合物に、ジクロロメタン(50ml)に溶解 したアルコール(D9) (6,5g、 13.9 mmol)を加えた。30 分後および45分後に追加のピリジニウムクロロクロメート(4g)を加えた。
1時間の全反応時間後、混合物をエーテル(200ml)に注ぎ、反応フラスコ をエーテル(3x 100 ml)で洗った。合わせた有機画分をケイソウ土を 通して濾過し、真空濃縮して黄色の油を得た。フラッシュクロマトグラフ(−[ (EtOAc:MeOH) (49:1) v/vその後(20:l)v/v) で精製すると、表題化合物(010)が粘性の油(3,5g)として得られた。
実測値(M+H)” 464 C*4H*tNsOtとしテノ計算値 M463 1.7−ジアサソクロトリデカンー2−オン(Dl、l)メタノール(300m l)中のアルデヒド(010) (2,5g)を5%ノくラジウム/炭素(2, 5g)で処理した。この懸濁体を100 psi 、周囲温度で48時間水素化 し、2.5&+の水性塩酸(2ml)で処理し、水素化を上記圧力でさらに24 時間続けた。この懸濁体をケイソウ土を通して濾過し、真空下で蒸発させて、粗 製の3−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−(S)−1,7−シアザシク ロトリデカンー2−オン・を得た。この粗製アミンを0 ’Cに冷やしたテトラ ヒドロフラン/水(10・40 ml)v/vの混合溶媒系に溶解し、ベンジル クロロホルメート(0,92g)と過剰の炭酸ナト1ノウムで処理し、pHを1 0−11に維持した。混合物を室温で4時間放置し、溶媒を一部真空下で蒸発さ せ、残留物をジクロロメタン(3x 50 ml)で抽出した。合わせた有機画 分を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて透明な油を得た。フラ ッシュクロ7トグラ7 イー[(EtOAc:IJeOH) (50:1) v /vlで精製すると、表題fヒ合物(Dll)が白色の固体(0,27g)とし て得られた。
実測値M” 447 CxaHxtOsN2 としての計算値 !447製造例 12 ジクロロメタン(5ml)中のラクタム(Dll) (0,13g)の冷却(0 °C)溶液をトリフルオロ酢酸(3ml)で処理した。1時間後、溶媒を減圧下 で蒸発させ、粗製の表題化合物(012)を油として得た。これは精製せずにそ のまま使用した。
製造例13 (S)−3−[N−[N−(R)−(1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル11アミノ−7−(N−ベンジル0°Cに維持した無水ジクロロメタン(20 ml)中のN−(+−(R)−ジベンジルオキシホスフィニルブロピル)−(S )−ロイシン(D3A) (0,115g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノ プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0,056g)および1−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(0,036g)で処理した。0.5時間攪拌後、反 応混合物を順次粗製ラクタム(Dl2)およびN、N−ノイソブロピルーエチル アミン(0,075g)で処理した。攪拌を室温で4時間続け、その後混合物を 水(20ml)および飽和NaHCOz水溶液(2X 20 ml)で洗った。
水性洗液をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機画分を無水硫酸マグネシウム で乾燥し、真空下で蒸発させて油を得た。フラッシュクロマトグラフィー(窩メ タノール/クロロホルム)で精製すると、表題化合物(C13)が白色の気泡体 (0,125g)として得られた。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(200+nl)中のN−t−ブトキシカ ルボニル−N−ベンジルオキシカルボニル=(S)−リシン(15,8g、 0 .042 mol)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル カルボジイミド塩酸塩(9,96g、 0.051mol)およびl−ヒドロキ シベンゾトリアゾール(7,0g、 0.051 mol)で処理した。
この溶液を0℃で1時間攪拌し、6−アミノヘキサン−1−オール(4,7g、  0.046mol)で処理し、室温で一夜攪拌した。その後、この混合物を飽 和NaHCO□水溶液で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発さ せて粘性の油を得た。
フラッシュクロマトグラフィー[(CHCl、:MeOH) (20:l) v /vlで精製すると、表題化合物(014)が透明な油(16g)として得られ た。
製造例15 N−t−ブトキシカルボニル−N−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リンン ー(5−ホルー60°Cに維持した無水ジクロロメタン(too ml)中のジ メチルスルポキソド(3゜63 g、 0.046 mol)の攪拌溶液を、温 度を一50″C以下に保つような速度でジクロロメタン(10ml)で希釈した 塩化オキサリル(2,58g、 0.0198 mol)で処理した。
20分間1f拌後、シクロロメ9ン(50ml)iニー溶解しタフル’:J−ル (DI4) (6,35g。
0.013 mol)を5分間にわたって滴下した。この混合物を一60″Cで 15分間攪拌し、−35°Cまで温めてさらに10分攪拌し、その後−60″C に冷却した。この溶液をトリエチルアミン(8g、 0.08 mol)で処理 し、室温まで温め、水(2x 100 ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで 乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させて粘性の油を得た。
フラッシュクロマトグラフィー[(EtOAc:LIeOH) (30:1)  v/v]で精製すると、表題化合物(C15)が油(5g)として得られた。
1.8−ジアザシクロテトラデカン−2−オン(016)メタノール(450m l)中のアルデヒド(D+5) (5,0g)を5%パラジウム/炭素(5,5 g)で処理した。この懸濁体を140 psi 、周囲温度で48時間水素化し 、2.5111の水性塩酸(3ml)で処理し、水素化を上記圧力でさらに24 時間続けた。このり温体をケイソウ土を通して濾過し、真空下で蒸発させて、粗 製の(S)−3−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−1,8−ジアザシク ロテトラデカン−2−オンを得た。この粗製アミンを0°Cに冷やしたテトラヒ ドロフラン/水(10:40 ml)v/vの混合溶媒系に溶解し、ベンジルク ロロホルメート(2,85g)と過剰の炭酸ナトリウムで処理し、pHをto− I+に維持した。混合物を室温で4時間放置し、溶媒を一部真窒下で蒸発させ、 残留物をジクロロメタン(3x 100 ml)で抽出した。有機画分を無水硫 酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて透明な油を得た。フラッノユク口 7トグラ7 イー[(EtOAc:MeOH) (50:1) v/v]で精製 すると、表題化合物(D]6)か白色の固体(2,0g)、融点131.5〜1 34.0℃、として得られた。
(S)−3−アミノ−8−[N−ベンジルオキシカルボニルl−1,8−ジアザ シクロテトラデカンジクロロメタン(5ml)中のラクタム(C16) (0, 175g)の冷却(0°C)溶液をトリフルオロ酢酸(3ml)で処理した。1 時間後、溶媒を減圧下で蒸発させ、粗製の表題化合物(DI7)を曲として得た 。これは精製せずにそのまま使用した。
製造例18 0°Cに維持した無水ジクロロメタン(10ml)中のN−(1−(R)−ジベ ンジルオキシホスフィニルブロビル)−(S)−ロイシン(D3A) (0,1 33g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ ミド塩酸塩(0,065g)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,0 46g)で処理した。0.5時間攪拌後、反応混合物を順次粗製ラクタム(C1 7)およびN、N−ジイソプロピル−エチルアミン(0,1g)で処理し、攪拌 を室温で4時間続けた。この混合物を水(10ml)および飽和NaHCOs水 溶液(2X 20 ml)で洗った。水性洗液をジクロロメタンで抽出し、合わ せた°有機画分を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて油を得た 。ワラ1.シユクロマトグラフイー(2%メタノール/クロロホルム)で精製す ると、表題化合物(C18)が白色の気泡体(170mg)として得られた。
実測値(M+H)” 777 CC41H+Nt07Pとしての計算値 !77 6製造例l9 (S)−3−(N−(−ブトキシカルボニル)アミノ−8−(トメチル)−1, 8−ジアザソクロトリメタノール(20ml)中のジアザラクタム(D6) ( 0,35g)の溶液を5%パラジウム/炭素(0,2g)で処理し、大気圧、室 温で24時間水素化した。この懸濁体をケイソウ土を通して濾過し、濾液をメタ ノールで希釈して50 mlの総容量にした。この溶液を5%パラジウム/炭素 (o、3g)で、次に40%ホルムアルデヒド水溶液(1ml)で処理し、生じ た懸濁体を100 psiの圧力で48時間水素化した。この懸濁体をケイソウ 土を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させて油を得、この油をジエチルエーテ ルにさらすと固化した。フラッシュクロマトグラフィー[(CHCI□MeOH :NHz) (90・9:0.5) v/v]で精製して表題化合物(C19) を淡黄色の固体(0,14g)、融点+35−137°C1として得た。
(S)−3−アミノ−8−[N−メチル]−1,8−ノアサンクロトリデカン− 2−オン、トリフルオシクロロメタン(5ml)中のジアザラクタム(C19)  (0,175g)の冷却溶液をトリフルオロ酢酸(3ml)で滴下処理した。
1時間後、溶媒を減圧下で蒸発させ、粗製の表題化合物(020)を油として得 た。これは精製せずにそのまま使用した。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(10ml)中のN−(+−(R)−ジベ ンジルオキシホスフィニルプロピル)−(S)−ロイシン(D3A) (0,1 33g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ ミド塩酸塩(0,065g)およびl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,0 46g)で処理した。室温で0.5時間攪拌後、反応混合物をジクロロメタン( 10ml)に溶解したアミン(020)で処理し、次にN、N−ジイソプロピル −エチルアミン(0,1g)で処理した。18時間攪拌後、この混合物を飽和N aC1水溶液(2X 10 ml)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶 媒を真空下で蒸発させて油を得た。フラッシュクロマトグラフィー(2%メタノ ール/クロロホルム)で精製すると、表題化合物(02+)が白色の気泡体(0 ,17g)として得られた。
製造例22 0°Cに維持した無水ジクロロメタン(250ml)中のN”−t−ブトキシカ ルボニル−N−ペンノルオキシカルボニル−(S)−リソン(+7.2g)の攪 拌溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸 塩(7,5g)およびl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(5,3g)で処理し た。この溶液を0°Cで1時間攪拌し、ジクロロメタン(50ml)に溶解した 3−アミノプロパン−1−オール(4,08g)で処理し、室温で18時間攪拌 した。その後、この溶液を飽和NaHCO,水溶液で洗い、無水硫酸マグネシウ ムで乾燥し、真空下で蒸発させて粘性の油を得た。フラッシュク07トグラフイ ー[(EtOAc:1jeOH) (49:l) v/v]で精製すると、表題 化合物(C22)が透明な油(15,2g)として得られた。
N”−t−ブトキソ力ルボニルーNg−ベンジルオキシカルボニル−(S)−リ ノンー(4−ホルミル)ブチルアミド(D5)の合成について記載した方法に従 って表題化合物(C23)を製造した(収率、59%)。
(S)−3−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−7−(N−ベンジルオキ シカルボニル)−1,7−シアザシクロトリデカンー2−オン(Dll)の合成 について記載した方法に従って表題化合物(C24)を製造した(収率:11% )、融点172−174°C0製造例25 (S)−3−アミノ−8−[N−ベンジルオキシカルボニル]−1,8−ジアザ シクロウンデカン−(S)−3−アミノ−7−[N−ベンジルオキシカルボニル 1−1.7−シアザシクロトリデカンー2−オン、トリフルオロ酢酸塩(DI2 )の合成について記載した方法に従って表題化合物(D25)を製造し、精製せ ずに使用した。
(S)−3−[N−[N−(R)−(+−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル11アミノ−7−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,7−シアザシクロ トリデカンー2−オン、ジベンジルエステル(D13)の合成について記載した 方法に従って表題化合物(D26)を製造した(収率:44%)。
0℃に維持した無水ジクロロメタン(10ml)中のN−(1−(S)−ジベン ジルオキシホスフィニルブロピル)−(S)−ロイシン(03B) (o、27  g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミ ド塩酸塩(0,125g)およびl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,08 8g)で処理した。0.5時間攪拌後、反応混合物を順次ラクタムトリフルオロ 酢酸塩(D7) (0,75mmol))およびN、N−ジイソプロピル−エチ ルアミン(0,16g)で処理した。室温で18時間攪拌後、この混合物を飽和 NaHCOs水溶液(2x 15 ml)および飽和NaCl水溶液(2x 1 5 ml)で洗い、有機画分を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下で蒸発さ せて油を得た。フラッソユクロマトグラフィー(2%メタノール/クロロホルム )で精製すると、表題化合物(D27)が透明な油(0,31g)として得られ た。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(10ml)中のN−(1−(S)−ジベ ンジルオキシホスフィニルブロピル)−(S)−ロイシン(03B) (0,0 91g>の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ ミド塩酸塩(0,04g)およびl−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0,02 8g)で処理した。0.5時間攪拌後、反応混合物を順次ラクタムトリフルオロ 酢酸塩(017) (0,23mmol)およびN、N−ジイソプロピル−エチ ルアミン(0,054g)で処理した。室温で18時間攪拌後、この混合物を飽 和NaC1水溶液(2X 10 ml)で洗い、有機画分を無水硫酸マグネシウ ムで乾燥し、真空下で蒸発させて油を得た。フラッシュクロマトグラフィー(2 %メタノール/クロロホルム)で精製すると、表題化合物が油(0,105g) として得られた。
0°Cに維持した無水ジクロロメタン(20ml)中の酸(D29A)および( D29B)の異性体混合物(0,28g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプ ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸@ (0,137g)およびl−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(0,097g)で処理した。0.5時間攪拌後、反 応混合物を順次ラクタム(D?) (0,072mmol)およびN、N−ジイ ソプロピル−エチルアミン(0,185g)で処理した。室温で18時間攪拌後 、この混合物を飽和NaCl水溶液(20ml)で洗い、有機画分を無水硫酸マ グネシウムで乾燥し、真空下で蒸発させて油を得た。フラッシュクロマトグラフ ィー(2%メタノール/クロロホルム)で精製すると、表題化合物(D29)が 油(0,32g)として得られた。
製造例30 製造例3、方法Bと同様な方法で表題ジアステレオマー混合物(D30)を白色 の固体として製造した。
実施例1 (S)−3−[N−[N−((R)−1−*、u:ノブロビル)−(s)−ロイ シルlJアミ/ −1,8−ジアザジェタノール(30ml)中のホスホン酸ジ エステル(D8) (0,o g)の溶液を10%パラジウム/炭素を用いて大 気圧で24時間水素化した。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空 下で蒸発させた。残留物をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表題化合物を 白色の固体(0,057g)、融点178.5−180.5°C1として得た。
実測値FAR(lJ+H)” 449 Ct。H,,0,N4Pとしての計算値  M448δ(CD、OD) 0.96(6H,t)、 1.1(3H,D、  1.25−2.0(+78. m)、 2.66(lH,m)、 3.O5(5 H,m)。
3.3(IH,m MeODと重なる)、 3.58(IH,m)、 4.38 (IH,m)。
メタノール(25ml)中のホスホン酸ジエステル(DI3) (0,09g) の溶液を5%パラジウム/炭素を用いて大気圧で24時間水素化した。この溶液 をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させた。残留物をジエチルエ ーテル(5ml)でこすり、表題化合物(ε2)を白色の固体(0,038g) として得た。
実測値(M+H)” 449 CtJ4+0sN4Pとしての計算値 !448 δ(CDCL、) 0.96(6H,d)、 1.2(3H,t)、 1.35 −1.9(17t(、m)、 2.49(1)1. m)、@2.9(IH,m )。
3、12(IH,m)、 3.42(IH,m)、 3.7(IH,t)、 4 .33(IH,t)。
実施例3 (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル11アミノ−1,8−リアザシメタノール(20ml)中のホスホン酸ジエス テル(D18) (0,09g)の溶液を5%パラジウム/炭素(0,08g) を用いて大気圧で24時間水素化した。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、 溶媒を真空下で蒸発させた。残留物をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表 題化合物(E3)を白色の固体(0,05g)として得た。
実測値FAB (M+H)’″463 CuH45NaOiPとしての計算値  !462δ(CDzOD) 0.98(6H,t)、 1.12(3H,t)、  1.3−2.1 (19H,m)、 2.7 3.25(6H,mj。
3、72(IH,m)、 4.45(IH,m)、 4.55(IH,m)。
実施例4 (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル11アミノ−8−(N−メチル)−メタノール(15ml)中のホスホン酸ジ エステル(021) (0,09g)の溶液を5%パラジウム/炭素を用いて大 気圧で24時間水素化した。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空 下で蒸発させた。残留物をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表題化合物( E4)を白色の固体(0,051g)として得た。
実測値(M+H)” 463 CtIH4!N40!Pとしての計算値 !46 2δ(CD30D) 0.98(6H,t)、 1.1(3H,t)、 1.4 −2.1 (+71(、m)、 2.7(IH,m)、2.8W(3B、 s) 。
3、05−3.4(6H,m)、 3.65(l)I、 m)、 4.4(IH ,m)。
実施例5 (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ルl]了ミノー1,8−ジアザジェタノール(10ml)中のホスホン酸ジエス テル(D26) (0,07g)の溶液を5%パラジウム/炭素(0,06g) で処理し、大気圧で18時間水素化した。この懸濁体をケイソウ土を通して濾過 し、溶媒を真空下で蒸発させて淡褐色の気泡体を得た。
この気泡体をエタノールに溶解し、IMエーテル性HCIで処理し、表題化合物 (E5)を白色の固体として得た。
δ (CD、OD) 1.0(68,t)、 1.18(3H,t)、1.58 (2)1. m)、 1.7−2.1(IIH,m)、 2D9− 3、2(6H,m)、 3.6(IH,m)、 4.45(IH,m)、 4゜ 55(IH,m)。
メタノール(40ml)中のホスホン酸ジエステル(D27) (0,29g) の溶液を5%パラジウム/炭素(0,25g)を用いて大気圧で24時間水素化 した。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させた。残留 物をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表題化合物(E6)を白色の固体( o、 lfi g)として得た。
実測値FAB (M+H)” 449 Ct。H4+N40*Pとしての計算値  IJ 448δ (CD、OD) 1.0(6H,dd)、 1.1 (3H ,D、1.4−2.0(17H,m)、 2.45(IH,m)、 2.8T− 3.2(5H。
m)、 3.38(IH,m)、 3.58(IH,m)、 4.49(IH, t)。
実施例7 メタノール(20[111)中のホスホン酸ジエステル(D28) (0,08 5g)の溶液を5%パラジウム/炭素(0,08g)を用いて大気圧で24時間 水素化した。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させた 。残留物をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表題化合物(E7)を白色の 固体(0,045g)として得た。
実測値FAB (M+H)″463C□、H,,N、0.Pとしての計算値 M 462δ(CD、OD) 0.98(6H,m)、 1. +2(3H,t)、  1.3−2.0(19H,m)、 2.85−3.25(6H,香j。
3、65(IH,m)、 4.12(IH,Dl)、 4.49(IH,dd) 。
メタノール(30ml)中のホスホン酸ジエステルCD29) (0,26g) の溶液を5%パラジウム/炭素(o、2g)を用いて大気圧で24時間水素化し た。この溶液をケイソウ土を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させた。残留物 をジエチルエーテル(5ml)でこすり、表題化合物(E8)を白色固体のジア ステレオマー混合物とし実測値FAB (M+H)″435 CnH25N40 sPとしての計算値 M434コラゲナーゼ阻害剤検定 この試験は本質的にCawston and Barrett、 Anal、  Biochem、 99.340−345(+979)に記載されるように行う 。試験化合物を超音波処理によりメタノールに溶解し、緩衝液中のコラゲナーゼ (ヒト肺線維芽細胞系WT−38の培養上清から精製したもの)に加える。37 °Cで5分間のブレインキュベーション後、検定チューブを4 ”Cに冷却し、 ′H−アセチル化ラうト皮膚I型コラーゲンを加える。検定チューブを37℃で 一部インキユベートする。′H−コラーゲンはこの酵素の基質である不溶性の小 繊維を形成する。
検定を終わらせるために、検定チューブを12000 rpmで15分間遠心す る。未消化の1H−コラーゲンはペレット化され、一方消化された1H−コラー ゲンは上清中に可溶性ペプチドとして存在する。上溝試料を液体シンチレーショ ン計測のために採取する。
コラゲナーゼ阻害剤の活性(Ice、: 50%阻害濃度)は既知(標準)11 度の酵素を50%阻害する化合物の濃度として表される。
実施例El−E7の化合物は6 X to−”ないし3 y、 10−4Mの範 囲のIC!、値を示した。
!杓 本発明はアザラクタム誘導体、それらの製造方法およびコラゲナーゼ阻害剤とし てのそれらの使用に関するものである。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、Rは水素、C1−6アルキル または置換されていてもよいベンジルであり; R1は水素またはC1−6アルキルであり;R2はC3−4アルキルであり;そ してR3およびR4は−(CH2)p−X−(CH2)q−として一緒に結合し 、ここでpは1−9の整数であり、qは2−10の整数であり、−(CH2)p −部分は式(I)において星印を付けたR3を有する炭素原子に隣接し、そして Xは−NR5−であり、ここでR6は水素、C1−4アルキル、C2−6アルカ ノイル、C1−4アルコキシカルボニル、アロイル、アルアルキルまたはアルア ルキルオキシカルボニルから選ばれ、それぞれの基中のアリール部分は置換され ていてもよい〕で表される化合物またはその塩、溶媒和物もしくは水和物。
  2. 2.Rが水素、メチル、エチルまたはベンジルである、請求項1記載の化合物。
  3. 3.R1が水素、メチル、エチル、イソプロピルまたはn−ブチルである、請求 項1または2記載の化合物。
  4. 4.R2がn−ブチル、イソブチルまたはsec−ブチルである、請求項1−3 のいずれか1つに記載の化合物。
  5. 5.R2およびR4が−(CH2)p−X−(CH2)q−として一緒に結合し 、ここでpとqはR3とR4が11員または13−16員のアザラクタム構造の 一部を形成するような値を有し、そしてXは−NR6−であり、ここでR4は水 素、メチル、ベンジル、t−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニ ルである、請求項1−4のいずれか1つに記載の化合物。
  6. 6.Rが水素であり、R1がメチルまたはエチルであり、R2がイソブチルであ り、そしてR3とR4が−(CH2)p−X−(CH2)q−として一緒に結合 し、ここでpが4でqが5であるか、pが3でqが6であるか、pが4でqが6 であるか、またはpが4でqが3であり、そしてXが−NR5−であり、ここで R5が水素またはメチルである、請求項1−5のいずれか1つに記載の化合物。
  7. 7.式(I)において星印を付けたキラル中心は、R3が水素以外であるとき、 S−配置を有する、請求項1−6のいずれか1つに記載の化合物。
  8. 8.(S)−3−[N−[N((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイ シル]]アミノ−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オン; (S)−3−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシル]] アミノ−1,7−ジアザシクロトリデカン−2−オン; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−1,8−ジアザシクロテトラデカン−2−オン; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−8−(N−メチル)−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オ ン;(S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロ イシル]]アミノ−1,8−ジアザシクロウンデカン−2−オン、塩酸塩;(S )−3−[N−[N−((S)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシル] ]アミノ−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オン; (S)−3−[N−[N−((S)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−1,8−ジアザシクロテトラテカン−2−オン; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノエチル)−(S)−ロイシル ]]アミノ−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オン;および (S)−3−[N−[N−((S)−1−ホスホノエチル)−(S)−ロイシル ]]アミノ−1.8−ジアザシクロトリデカン−2−オン; である、請求項1記載の化合物。
  9. 9.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R20はアルキルまたは置 換されていてもよいベンジルであり、R21は水素、アルキルまたは置換されて いてもよいベンジルであり、そしてR1、R2、R3およびR4は式(I)で定 義した通りである〕の化合物から基R20を切断することによって基R20を水 素に変換し、必要な場合は、R21を水素に変換することから成る、請求項1記 載の化合物の製造方法。
  10. 10.R21が水素でないという条件で、請求項9において定義した式(II) の化合物。
  11. 11.(S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)− ロイシル]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザ シクロトリデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−7−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,7−ジアザシクロ トリデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N−[N−((R)−1−レホスホノプロピル)−(S)−ロイ シル]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザシク ロテトラデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシル ]]アミノ−8−(N−メチル)−1,8−ジアザシクロトリデカン−2−オン 、ジベンジルエステル;(S)−3−[N[N−((R)−1−ホスホノプロピ ル)−(S)−ロイシル]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)− 1,8−ジアザシクロウンデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザシクロ トリデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノプロピル)−(S)−ロイシ ル]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザシクロ テトラデカン−2−オン、ジベンジルエステル; (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノエチル)−(S)−ロイシル ]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザシクロト リデカン−2−オン、ジベンジルエステル;および (S)−3−[N−[N−((R)−1−ホスホノエチル)−(S)−ロイシル ]]アミノ−8−(N−ベンジルオキシカルボニル)−1,8−ジアザシクロト リデカン−2−オン、ジベンジルエステル; である、請求項10記載の化合物。
  12. 12.請求項1−8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容しう る塩、溶媒和物もしくは水和物、および製剤上許容しうる担体を含有する医薬組 成物。
  13. 13.活性治療物質として使用するための、請求項1−8のいずれか1つに記載 の化合物またはその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物もしくは水和物。
  14. 14.身体の結合組織および他の蛋白様構成成分の破壊が起こる症状の治療に使 用するための、請求項1−8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に 許容しうる塩、溶媒和物もしくは水和物。
  15. 15.身体の結合組織および他の蛋白様構成成分の破壊が起こる症状の治療に用 いる医薬を調製する際の、請求項1−8のいずれか1つに記載の化合物またはそ の薬学的に許容しうる塩、溶媒和物もしくは水和物の使用。
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