JPH05506348A - ケーブルを被覆する方法およびケーブル被覆装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 常温回復性弾性スリーブならびに装着方法および用途本発明は、例えば高電圧ケ ーブル接続部および成端部のような長尺基材を覆い、５ｔ、Ｈし、また、隔離す るためのスリーブに関する。より特に、本発明は、回復性弾性スリーブにより長 尺基材をカバーする装置および方法に関する。

ポリマー材料でできたスリーブにより基材をカバーする必要があることは周知で ある。半径方向に回復性の弾性スリーブの１つの特に有用な用途は、電気ケーブ ルの分野にある。クラバーン（Ｃ１ａｂｂａｒｎ）の米国特許第４．０４５，６ ０４号には、高電圧成端部用の熱回復性ポリマーのシェド付さスリーブが記載さ れており、本明細書においてこれを参照できる。熱収縮技術は、参照できる特許 に開示されたスリーブを電気的成端部に回復させて適合するように使用される。

熱収縮技術は、非常にうまく機能するが、装着の間、トーチのような熱源を使用 してポリマーを回復させる必要がある。

半径方向に回復性の弾性スリーブを装着するもう１つの方法は、シーヴアート（ Ｓｉｅｖｅｒｔ）の米国特許第３，５１５．７９８号およびケイス（Ｋｅｉｔｈ ）の米国特許第４．３８９．４４０号に記載されている。これらの特許には、剛 体として形成されたマンドレルまたはコア上で半径方向に引っ張られまたは膨張 させられて装着されて保持される弾性スリーブが記載され、螺旋状の弱化部分ま たは引き裂きラインを有する１つの螺旋ピース構造物がその構造に形成されてい る。この弾性スリーブは、コアを引っ張って引き裂いて、その結果、コアが引き 裂きラインに沿って裂けてほどけ、それにより、半径方向の張力下におけるスリ ーブの保持が終了することにより、基材に回復して適合する。

この従来の方法は、特別なコアを形成することが複雑であり、また、高価となる という欠点がある。更に、コアをほどくことができるように十分なりリアランス を提供するために、アッセンブリの内径は、基材の直径より相当大きい必要があ る。また、引き裂きラインはアッセンブリに構造的に弱い部分を形成するので、 アッセンブリは、装着すべき作業現場に運ぶ時に衝撃または他の力が作用する場 合、アッセンブリは、早期に解放されて壊れる可能性が幾らかある。

回復性スリーブを使用して基材まｌ；は加工物（ｗｏｒｋｐｉｅｃｅ）をカバー する別の方法は、工ヴアンズ（Ｅｖａｎｓ）らの米国特許第４，０７０，７４６ 号に開示されている。それに開示されている方法では、スリーブを半径方向に膨 張させてまたは延伸させた状態でスリーブを外側拘束物に結合していた。拘束物 とスリーブとの間の結合は、貯蔵および取り扱いの通常の条件下でスリーブを膨 張状態で保持するのに十分に強く、適当な結合攻撃溶剤を適用することにより結 合が壊れて基材に装着されていた。この特許に記載されている方法は非常にうま く機能するが、コストが増えると言う欠点があり、また、装着現場において溶剤 を供給して適用する必要がある。

電気的成端部にスリーブを装着するもう１つの方法は、例えばパームクイスト（ Ｐａｌｌ！Ｉｑｕｉｓｔ）らの米国特許第４．６８５，１８９号に開示されてい る。この特許の方法は、予め準備のできた基材、例えばケーブル端部上に長手方 向に配置してスリーブをそれ自身上で回転するように、基材に装着する場合に裏 返しになって潤滑（減摩）化されている柔軟なスリーブを供給する方法である。

しかしながら、高電圧成端部用に耐候性シェドが必要である場合、そのようなシ ェドは、スリーブから独立させる必要があり、また、装漕後にスリーブ上に取り 付ける必要がある。

二重壁の間の剪断力により基材上で回転させることにより装着される二重壁スリ ーブがホール）　（Ｈａｌｔ）らの米国特許第４，８６８．９６７号に記載され ており、この開示を本明細書においても参照できる。この転がり法は、電気的お よび／または環境的保護を提供するという意図する目的にはうまく機能するが、 高電圧耐候性シェドをスリーブと一体５こ形成することが困難な二とがある。

従って、これまでに未解決の問題点は、低価格で製造して供給でき、特別な道具 、即ち、現場において技術者が通常入手できない道具を使用しなくても技術者し ている。

本発明の一般的な目的は、従来技術の制限および欠点を克服する方法で基材にス リーブを装着できる改善された回復性スリーブアッセンブリを提供することであ る。

めに半径方向に膨張または延伸された状態で回復性スリーブを保持する、改善さ れた低価格マンドレルを提供することであり、このマンドレルは、スリーブから 容易に長手方向に引き出すことができ、それにより、基材の周囲で長手方向に沿 ってスリーブが漸次回復できる。

本発明のもう１つの特別な目的は、実質的な保存寿命の間にわたって硬質かつ安 定であり、衝撃のような誤つＩ；力が加わった時に早期に解放される可能性を減 らし、また、道具または別の材料を使用することなく装着の間、基材にスリーブ を容易に装着して半径方向に回復させることができる、回復性スリーブアッセン ブリを提供することである。

本発明の更にもう１つの特別な目的は、半径方向に膨張した状態で回復性スリー ブを保持するためのマンドレルを提供することであり、このマンドレルは、スリ ーブを解放して装着するための下準備としてスリーブとマンドレルの対向面の間 で潤滑材料を貯蔵して供給するような構造になっており、その結果、マンドレル を容易に引き出すことかでさ、引き続いて、熱、道具または特別な材料を必要と しないで回復性スリーブを半径方向に漸次回復または収縮させることができる。

本発明の更にもう１つの目的は、従来技術より相当すぐれた利点をもたらす方法 で容易に装着できる屋外周囲高電圧成端部用の一体の耐候性シェドを含むことが できる回復性スリーブを提供することである。

本発明の原理に基づくと、準備された基材、例えば高電圧電気的成端部をカバー する（覆う）方法は、以下の工程を含んで成る：回復性弾性スリーブおよびスリ ーブを解放した場合にスリーブがより小さい断面寸法を採り、その時、基材を包 囲して保護することになるように、膨張状態でスリーブを上に駿せるマンドレル を含むアッセンブリを準備された基材上に配置する工程であって、マンドレルは 、一般的にチューブ状構造を有し、一連の間隔を隔てて離れた、一般的にチュー ブ状の外側表面から半径外向き方向に延びている実質的に長手方向のリブ突出部 を規定し、スリーブはリブ突出部と実質的に接触して、チューブ状外側表面と減 少したまたは最小限の接触状態にある工程、ならびに スリーブを基材上のその状態に保持しながら、マンドレルを長手方向に滑動して スリーブから離すことＩこよりスリーブからマンドレルを引き出し、それにより 、マンドレルを徐々に引き出すと、スリーブは漸次より小さい断面寸法を採り、 基材の周囲で嵌合（ｏｖｅｒ−ｆｉｔｔｉｎｇ）係合状態となる工程。

本発明の１つの要旨において、基材上にアッセンブリを配置する工程は、準備で きた高電圧ケーブル端部上にアッセンブリを配置する工程を含んで成り、本発明 の関連する要旨において、スリーブは複数の間隔を隔てて離れた一体に形成され た耐候性シェドを規定する。

本発明のもう１つの要旨では、マンドレルを引さ出す工程は、基材からマンドレ ル本体を除去できるのに十分な長手方向空間部を規定するために、スリーブが基 材の端部に位置しない場合であっても、スリットまたは引き裂きラインに沿って マンドレル本体を広げることにより、スリーブを装着した後、マンドレルを容易 に除去できるようにするために少なくとも１つの長手方向スリットまたは引き裂 きラインを有するマンドレルを供給する工程を含んで成る。

本発明のもう１つの要旨において、マンドレルは一般的に環状の横断方向引き裂 さラインを規定し、曲げ力に応じてマンドレルを２つのチューブ状セグメントに 分離できるようにし、マンドレルを引き出す工程は、マンドレルを曲げて２つの チューブ状セグメントに分離する工程、およびその後、スリーブの中間部分が初 めに漸次より小さい断面寸法を採るように各セグメントを引き出す工程を含んで 成る。

本発明の別の要旨では、加工品上にアッセンブリを配置する工程は、高電圧ケー ブル接続部にアッセンブリを配置する工程を含んで成る。

本発明の更にもう１つの要旨では、長手方向突出部の間に位置する潤滑剤をマン ドレルに供給し、加工品上にアッセンブリを配置する工程は、潤滑剤をスリーブ と突出部との間に再流動させるようにマンドレルの周囲でスリーブを捩り、それ によりスリーブおよびマンドレルの対向面の乾燥領域を再潤滑化する予備的工程 を含む。

本発明のもう１つの要旨に８いて、スリーブは、スリーブの外側に折り曲げられ た連続端部セグメントを含み、端部が潤滑剤と望ましくない接触状態になるのを 避ける。この折り曲げられた端部セグメントは、折り曲げ状態で基材上で解放さ れ、セグメントを元に戻して対面する基材の端部セグメントを正の封止係合状態 で覆うもう１つの工程を含んで成り、この元に戻すことにより、対面する端部セ グメント上にマンドレル自体を配置することにより可能となるであろうより大き い直径の基材を端部が覆うことができ、従って、より大きい直径範囲にスリーブ を使用できる。

本発明の更にもう１つの要旨において、基材を覆うためのアッセンブリは、回復 性弾性スリーブおよび張力を解放するとスリーブがより小さい断面寸法を採り、 その時に基材を包囲する傾向となるように膨張状態において張力下でスリーブを 上に配置するマンドレルを有して成り、マンドレルは一般的にチューブ状構造を 有し、一連に間隔を隔てて離れてマンドレルから半径外向きに延びる実質的に長 手方向の突出部を規定し、スリーブは長手方向突出部と実質的に接触状態になる 。

これらならびに他の本発明の目的、要旨、利点８よび特徴は、添付図面を参照し た以下の好ましい態様の詳細な説明を考慮することにより更に十分に理解できる であろう。

第１図は、高電圧ケーブル成端部の部分断面立面図であり、準備したケーブル端 部を包囲するように配置されたスリーブを含む。スリーブは、本発明の原理に基 づいて装着されている。

第２図は、本発明の原理に基づいたスリーブアッセンブリのマンドレルの立面図 であり、図面のスペースを節約するために一部分を省略してし・る。

第３図は、第２図のマンドレルの端面図である。

第４図は、スリーブを加工品上に装着して回復させる前の、本発明の原理に基づ いたスリーブの斜視図であるａＭＬ図のスリーブと一体に形成された高電圧シェ ドは、図面を明確にするために省略している。

第５図は、シールドｔ＊ケーブルの準備されｔ；端部上に配置された第４図のス リーブアッセンブリを幾らか模式的に描しまた図面である。

第６図は、第５図のケーブル端部からマンドレルを長手方向に引き出すことＩこ よりスリーブを装着する間の初期の状態を示す。

第７図は、マンドレルを徐々に除去した場合に第５図のケーブル端部上ｌこス１ 」−ブが徐々に回復して装置される状態を示す６第８図は、マンドレルが長手方 向に完全に除去された状態の、第５図のケーブル端部の周囲にスリーブが完全に 装着された状態を示す。

第９＠は、スリーブをマンドレルに載せた場合、スリーブの本体ｌこ折り曲げら れた連続端部セグメントを有するようにスリーブが形成されてしする第１〜８図 番；示したスリーブの別の態様を示す。

第１０図は、準備されたケーブル端部の実質部分を覆う第９図のスリーブの回復 および装着を示す。

第４１図は、準備されたケーブル端部の残存する非包囲部分を覆う第９図のスリ ーブの元に戻された端部セグメントを示す。

第１＠に関して、回復性弾性スリーブｌＯの１つの好ましい例では、一般的番； チューブ状の本体１２および例えば３つの一体に形成されて半径方向に延びる耐 候性シェド１４を含む。端部領域１６および１８はシールド高電圧ケーブル２０ の準備された端部を有効に包囲する。適当なシーラント材料をケーブル２０とス リーブｌＯとの間で準備された端部領域１６．１８に供給してよし１ａ物を意味 することを理解する必要がある。しかしながら、弾性体（エラストマー）のよう な物理的回復性能を有する他の材料の回復性スリーブを使用してよい。弾性スリ ーブは、延伸または膨張させて半径方向で延ばされた状態にできる必要があり、 延伸または延ばされた状態でスリーブを保持する拘束状態を除去すると、その状 態からスリーブはより小さい半径に回復できる。

弾性スリーブの場合、弾性記憶特性を有するのであれば、本質的にいずれの所望 の材料を使用してもよい。弾性材料は、貯蔵時の実質的に永久な硬化または回復 性の減少を示さないものである必要がある。適当な弾性体には、天然または合成 のポリイソプレン、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェンゴム（Ｓ　Ｂ　Ｒ） 、ブタジェン−アクリミニトリルゴム、ポリクロロプレン（ネオプレン）、ブチ ルゴム、ポリスルフィド、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ポリアクリレート、 エビクロロヒドリンホモおよびコポリマー、プロピレンオキサイドゴム、フルオ ロシリコーンゴム、７０才口カーボンゴム、タルロスルホン化ポリエチレン、塩 素化ポリエチレン、エチレン−プロピレンゴムが包含される。スリーブＩＯの特 性は、目的とするスリーブの用途に大きく依存する。従って、スリーブｌＯを主 として電気的絶縁カバーとして使用する場合、電気的特性が第」に重要である。

他方、スリーブが物理的酷使ｌこ非常にさらされる場合、靭性、良好な耐燃性、 良好な耐溶剤性などを有するスリーブを提供することが必要である。高電圧用途 の場合、大量の適当な充填剤または導電性粒子をスリーブ中に分散させることに より半導電性とした、あるいは抗トラッキング性および／または抗浸蝕性を有す るスリーブとすることが望ましい場合がある。

スリーブの性質は、当業者には容易に理解できるように、ある程度まで、拘束物 の性質に依存する。従って、膨張した弾性スリーブにより作用する回復力は、拘 束物の強度を越え得ない。更に、スリーブが拘束物から解放され得る程度に、拘 束物と適合性があるスリーブを選択することが必要である。スリーブと拘束物と の間のこれらおよび他の点に関する関係は、本発明の詳細な説明により明らかに なるであろう。

好ましい態様の説明に適当な追加の基本的な情報により、ケーブル２０は、プラ スチックまたはゴムのような絶縁性材料の不透過性の外側ジャケット２２を含み 、これがケーブルを包ｄし、外部の周辺環境からケーブルを保護する。シールド ２４は編組もしくは巻き導電性ワイヤーまたはテープ、箔などであってよい。

第１（５Ｉ！ではワイヤーを図示しており、ワイヤー２６は後方に曲げられ、ケ ーブル２０から離れて束ねられ、クリンプラグ成端Ｍ２Ｂで成端され、成端部に よりシールド２４の電気的接地が可能となる。半導電性層３０はシールド２４の 下に位置し、架橋ポリエチレン誘電性コア３２の上に位置する。

ケーブルの成端の準備のための部品として、さもなければ半導電性層３０の端部 に存在するストレスを減らすように構成されている材料のチューブ状ラッピング ３４を層３０および露出誘電体３２上に適用する。別法では、例えば同時押出ま たは積層などにより、弾性絶縁材スリーブ１２の内側表面にストレス層を加えて よい。適当な封止材料（図示せず）を封止端部に配置して成端部の上およびその 周囲のスリーブ１２の風密性封止を促進して容易ならしめる。常套の方法で接続 ラグ４０を導体３８にクリンプ留めする。外側端部がラグ４０のクリンプ端部の 周囲を封止し、内側端部が外側ジャケット２２上で封止している、回復した弾性 絶縁材スリーブ１２を図示している。

第２図および第３＠は、押出可能材料、例えば約３ＸＩＯ″ｐｓｉの曲げ弾性率 を有するアクリルまたはポリ塩化ビニル（ｐｖｃ）から低価格でできる一般的に チューブ状のマンドレル４２を示す。別法では、マンドレル４２は、アルミニウ ムのような押出可能金属または繊維強化プラスチツク樹脂から押出または引抜成 形することにより形成してよい。

マンドレル４２は、例えば一連の半径方向に突出しているリブ４４を有するよう に形成されており、このリブはマンドレル４２の外側表面４６から半径方向外向 きに突出している。最も望ましくは、リブ４４は実質的に長手方向かつ平行であ るが、少し〜それほど大きくない螺旋構造にしたものをリブとして供給でき、解 放されて回復するスリーブ１２に対してマンドレル４２の機能に重大な影響はな い。

実質的に長手方向の浅い窪みまたは溝４８も押出機のダイによりマンドレル４２ に規定されている。窪み４８は、マンドレル４２および半径方向に膨張／延伸さ れた状態のスリーブ１２を有して成るアッセンブリの貯蔵の間、適当な潤滑剤、 ４ＲＬばシリコーンまたはフルオロシリコーングリースを保持するための貯蔵部 または溜として作用する。リブ４４の数およびマンドレルの外側主表面４６から リブが突出する程度は、リブ４４が対向するスリーブ１２の内側表面部分に係合 し、スリーブ１２を半径方向に膨張または延伸した状態で保持するのに必要な張 力の、全部でない場合でも大部分を加える機構を提供する。それによりリブ４４ は、スリーブ１２と直接接触状層にあるマンドレル４２の表面積の量を相当減少 させる。

主表面４６より突出しているリブ４４および中間の長手方同窪みまたは溝４８を 有するように形成されているマンドレル４２は、現時点において最も好ましいマ ンドレルの態様であるが、他の適当な幾何学的構造も考えられる。例えば、マン ドレルは、外向きに扁形状の輪郭を有して、あるいは適当は歯、小平面（ｆａｃ ｅＬ）状のものまたは他の長手方向突出部および窪みを有するように形成し、ス リーブと接触する表面積を減らすようにし、隣接する窪んだ領域は、マンドレル からスリーブを解放するのを容易にする潤滑剤を保持するために役立つ、また、 マンドレルを長手方向引き裂きラインを有するように形成してよく、引き裂きラ インに沿ってマンドレルを分離するのが容易になる。用途に応じて、引き裂きラ インを使用してマンドレルがより小さい断面直径を採るようにしてスリーブが解 放されて基材を覆うのを容易ならしめるか、あるいはこれを使用して、スリーブ を解放して基材を覆った後、マンドレルを（例えばケーブル接続部のような）基 材から除去できるのに十分な空間を規定できる。

スリーブ１２は、いずれかの適当な通常の膨張技術によりマンドレル４２上に配 置する。リブ４４の間で適合する一連のガイドワイヤーは、マンドレル４２にス リーブ１２を配置するのにうまく作用する。また、マンドレル４２を例えば押出 により形成した後に、長手方向寸法の中央点またはその付近に横断方向の環状引 き裂きまたは破断ライン５０を規定するように処理してもよい。引き裂きライン ５０により技術者は曲げはだは破断力をマンドレル４２に加えることかでさ、そ れによりマンドレルを２つのほぼ同等の長さのセグメントに分割し、これらのセ グメントによりスリーブ１２は引き裂きライン５０の箇所で回復を開始でき、そ の場合、例えば端部成端部とは対照的に、ケーブル接続部に収縮して封止する。

第４図を参照すると、スリーブ１２を装着する直前に、スリーブ１２を技術者が つかんでトルク線５２および５４に沿って前後に捩る。マンドレル−スリーブア ッセンブリを組み立てて幾らか時間が経過すると、回復性弾性スリーブ１２は、 リブ４４の接触表面から離して潤滑剤を全部絞り出すことがある。第４図に示す ように、マンドレル４２の周囲で側方向にスリーブ１２を捩ることにより、捩り 作用により溜に蓄えられていた潤滑剤がリブの接触表面に移動して、それにより リブが再潤滑化されて、上でスリーブを使用する準備されたケーブル端部の周囲 におけるスリーブ１２の解放および回復が容易になる。

第５．６．７および８図は、ケーブル２０の成端した端部の周囲に装着するため にマンドレル４２からスリーブ１２を徐々に解放する様子を示す。第５図では、 緩くすっテオリ、再潤滑化されるマンドレル−スリーブアッセンブリが準備され たケーブル２０の端部に配置されている。第６図から始めると、例えば、スリー ブ１２を右手により基材上で適当な位置に保持したまま、マンドレル４２を左手 によりケーブル２０から長手方向に移動させて離す。スリーブ１２はマンドレル ４２を越して移動するので、スリーブは元の形状に向かって収縮して回復する。

回復は第７図に示すように徐々に起こり、第８図で完結する。一旦、マンドレル ４２を除去すると、マンドレルは使用済みとなり、廃棄してもリサイクルしても よい。

第９〜１１図は、スリーブ１２’の別の好ましい態様を示す。これらの図面では 、第１〜８図に関連して先に説明したものと変わらない要素は同じ引用番号を有 し、先の説明がこれらの要素に同様に当て嵌まる。

第９図においてマンドレル４２上に延伸されて示すスリーブ１２’　は、２つの 連続端部セグメンＨ３を有し、これは、一般的に環状の横断方向折り曲げ部に沿 ってスリーブ１２’の本体に対して折り重ねて図示されている。ある状況では、 連続端部セグメント１３および１５が、リブ４２の間でマンドレル４２に貯蔵さ れている潤滑剤と接触するようになるのを防止することが最も有利であることが 見い出されている。

第」０図は、先と同様にマンドレルを餓去することによりスリーブ１２’　を解 放した後であるが、連続端部セグメン）１３および１５が延ばされて基材（準備 されたケーブル端部）の対応する対面端部セグメントを覆う前のスリーブ１２′ を示す。第１１＠は、完結したカバーリングを示し、端部セグメント１３および １５は、基材の隣接して対面するセグメントを曹うように折り重ね位置１７に沿 って元に戻されている。従って、端部セグメント１３および１５は、さもなけれ ば基材１２′の内側側壁と接触する解放促進潤滑剤との接触が防止されることが 解る。

本発明の原理に基づくマンドレル−スリーブアッセンブリは、貯蔵および取り扱 いの間非常に安定でかつ持ちがよく、誤った解放の可能性がない。高電圧ケーブ ル成端部または接続部に使用する場合、スリーブ１２または１２’に一体の（第 １図に示すように）耐候性シェド１４を供給して電気的劣化を減らして防止する 。

上述の具体例は単に本発明を説明しているに過ぎず、発明の範囲は先に説明した 本発明の例示的態様に限定されるものではないことが理解されよう。例えば、ス リーブを低電圧成端部およびケーブルに使用でき、他の電気装置、例えば母線、 ブッシング、ケーブルブレークアウトなどと使用できる。スリーブの一端を閉じ て、それによりキャップを形成してケーブルなどの端部を包囲できる。マンドレ ルは少なくとも１つの引き裂きラインを規定してよく、その結果、マンドレルは 割れてスリーブを解放し易くなりスリーブの回復およびマンドレルの除去または 例えばケーブル接続部の場合のように基材からマンドレルを除去するのを容易に するその後の解放が促進される。本発明から離れることなく、当業者には多くの 修正および広範囲な態様の変更が考えられるであろう。本発明の範囲は、以下の 請求の範囲に特に記載されている。

Ｆ／に　／ Ｆ／θ−２ ｈり二３ 要約書 回復性弾性スリーブ手段および張力を解放した場合にスリーブがより小さい断面 寸法を採り、その時、基材を包囲するように、膨張状態において張力下でスリー ブを上に載せるマンドレルを含むアッセンブリを基材上に配置する工程であって 、マンドレルは、一般的にチューブ状構造を有し、一連の間隔を隔てて離れた、 半径外向き方向に延びている実質的に長手方向の突出部を規定し、スリーブは長 手方向突出部と実質的に接触している工程、ならびにスリーブを加工品上のその 状態に保持しながら、マンドレルを長手方向に、滑動してスリーブから離すこと によりスリーブからマンドレルを引き出し、それにより、マンドレルを徐々に引 き出すと、スリーブは漸次より小さい断面寸法を採り、基材に回復する工程 を含んで成る基材を覆う方法。

基材は、高電圧成端部またはケーブル接続部であってよく、スリーブからの引き 出しおよびスリーブの回復を容易にするために、マンドレルが２つのセグメント に壊れて分離できるように中間の環状横断方向引き裂きラインをマンドレルは含 んでよい。長手方向突出部の間に潤滑剤を配置してよい。潤滑剤との接触を避け 、スリーブが回復した後に基材上に元に戻して端部を封止する端部セグメントを スリーブに供給してよい。

国際調害磐失

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．回復性弾性スリーブ手段３よび張力を解放した場合にスリーブ手段がより小 さい断面寸法を採り、その時、加工品を包囲して覆うことになるように、膨張状 態でスリーブ手段を上に載せるマンドレル手段を含むアッセンブリを基材上に配 置する工程であって、マンドレル手段は、一般的にチューブ状構造を有し、一連 の間隔を隔てて離れた、半径外向き方向に延びている実質的に長手方向の突出部 を規定し、スリーブ手段は長手方向突出部と実質的に接触している工程、ならび に スリーブ手段を基材上のその状態に保持しながら、マンドレル手段を長手方向に 滑動してスリーブ手段から離すことによりスリーブ手段からマンドレル手段を引 き出し、それにより、マンドレル手段を徐々に引き出すと、スリーブ手段は漸次 より小さい断面寸法を採り、基材に回復する工程を含んで成る基材を覆う方法。
2. ２．基材上にアッセンブリを配置する工程は、準備できた高電圧ケーブル成端部 上にアッセンブリを配置する工程を含んで成る請求の範囲第１項記載の方法。
3. ３．スリーブ手段は複数の間隔を隔てて離れた一体に形成された耐候性シェドを 規定する請求の範囲第２項記載の方法。
4. ４．マンドレル手段は一般的に環状の横断方向引き裂きラインを規定し、曲げ力 に応じてマンドレルを２つのチューブ状セグメントに分離できるようにし、マン ドレル手段を引き出す工程は、マンドレルを曲げて２つのチューブ状セグメント に分離する工程、およびスリーブ手段の中間部分が初めに漸次より小さい断面寸 法を採るように各セグメントを引き出す工程を含んで成る請求の範囲第１項記載 の方法。
5. ５．基材上にアッセンブリを配置する工程は、高電圧ケーブル接続部にアッセン ブリを配置する工程を含んで成る請求の範囲第４項記載の方法。
6. ６．長手方向突出部の間に位置する潤滑剤をマンドレル手段に供給し、基材上に アッセンブリを配置する工程は、潤滑剤をスリーブ手段と突出部との間に流動さ せるようにマンドレル手段の周囲でスリーブ手段を捩る予備的工程を含む請求の 範囲第１項記載の方法。
7. ７．スリーブ手段には、マンドレル手段上に載せる場合、スリーブ手段の本体に 折り重ねられた連続端部セグメントが供給され、スリーブ手段からマンドレル手 段を引き出す工程によりスリーブ手段が基材の主中央セグメント上に回復するこ とが可能となり、スリーブ手段の端部セグメントを元に戻して、それにより、隣 接して対面する基材の端部セグメントを覆う工程を更に含んで成る請求の範囲第 １項記載の方法。
8. ８．マンドレル手段には、少なくとも１つの長手方向分離ライン手段が供給され 、分離ライン手段に沿ってマンドレルを分離する工程を更に含んで成る請求の範 囲第１項記載の方法。
9. ９．基材を覆うための回復性弾性スリーブ手段および解放するとスリーブ手段が より小さい断面寸法を採って基材に回復するように膨張状態においてスリーブ手 段を上に配置するマンドレル手段を有して成り、マンドレル手段は一般的にチュ ーブ状構造を有し、一連に間隔を隔てて離れてマンドレル手段から半径外向きに 延びる実質的に長手方向の突出部を規定し、スリーブ手段は長手方向突出部と実 質的に接触状態にある基材を覆うためのアッセンブリ。
10. １０．長手方向突出部は、マンドレル手段の一般的にチューブ状の外側表面から 半径方向に外向きに延びるリブを有して成り、スリーブ手段は実質的にリブと接 触している請求の範囲第９項記載のアッセンブリ。
11. １１．リブの間で一般的にチューブ状の外側表面に規定された長手方向の一連の くぼみを更に有して成り、マンドレル手段に対してスリーブ手段を潤滑化するた めにスリーブ潤滑化手段がくぼみに含まれている請求の範囲第１０項記載のアッ センブリ。
12. １２．潤滑化手段は、シリコーン−またはフロロシリコーン潤滑剤を含んで成る 請求の範囲第１１項記載のアッセンブリ。
13. １３．マンドレル手段に形成された横断方向破断線を更に含んで成り、マンドレ ル手段が破断線に沿って２つのセグメントに分離して、スリーブ手段の解放およ び回復が容易になり、基材上で閉止するようになっている請求の範囲第９項記載 のアッセンブリ。
14. １４．基材がケーブル接続部である請求の範囲第１３項記載のアッセンブリ。
15. １５．基材がケーブル成端部である請求の範囲第９項記載のアッセンブリ。
16. １６．スリーブ手段は、高電圧成端部用であり、その一部分として一体に形成さ れた複数の耐候性シェドを有して成る請求の範囲第１５項記載のアッセンブリ。
17. １７．スリーブ手段は、ストレス制御材料の内側層を有する請求の範囲第９項記 載のアッセンブリ。
18. １８．マンドレル手段には少なくとも１つの長手方向分離線手段が供給され、分 離線手段に沿ってマンドレルが長手方向に分離できるようになっている請求の範 囲第９項記載のアッセンブリ。
19. １９．スリーブ手段には、スリーブが膨張状態でマンドレル手段に載っている時 、スリーブ手段の隣接して対面する外側壁セグメントに折り重ねられる連続端部 セグメントが供給され、スリーブ手段がマンドレル手段から基材に解放された後 で、端部セグメントは対応する隣接して対面する基材の端部セグメントに対して 元にもどされる請求の範囲第９項記載のアッセンブリ。