JPH05504083A - 異なる超吸収剤を含有する二つの層を組入れた吸収体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 異なる超吸収剤を含有する二つの層 を組入れた吸収体 本発明はおむつ、失禁防護帯または同類の物品に用いる吸収体または吸収パッド に関する。

おむつの吸収パッドは高い吸収率を有することが極めて重要である。吸収パッド は乾燥している時には高い吸収率を有することが普通である。その理由は乾燥時 にはバルブの芯が迅速に移動して尿と入れ代ることができる十分な量の空気を封 包しているからである。

乾燥した吸収パッド内の毛羽マットの繊維は比較的剛くそのため圧縮されるまで は若干の重量に耐える。パッドがぬれると毛羽マットを崩すので繊維は重量乃至 圧力に耐える能力の多くを失う。

パッド体積の大部分は１毛羽マットが崩れると、失われる。その場合は毛羽マッ トがさらに液体を吸収する能力は尿を一つの場所から別の場所へ移送する毛羽の 能力に限定される。移送の過程は毛羽マット内では非常に緩慢で絶えず過剰な尿 の移送に関係しているけれども１毛羽の大部分が成功の程度に差はあるが何とか この移送を処理している。この過剰は特定の瞬間における毛羽に存在する液量と 毛羽が液を保持する能力との間の差異である。

上記のこと（、超吸収剤は毛羽の吸収性の約３−５倍も大量の尿を吸収すること ができる。この能力は利用できるけれども、この能力はこのただ一つの能力だけ を他の能ヵと交換する時に特に有効というわけではない、超吸収剤は例えば表面 の乾燥など他の特性にも寄与することができる最初の吸収で崩れた毛羽マットの 迅速な二次的な吸収への最大の障害はぬれた毛羽には排出すべき空気がないこと 本発明はこの問題を解決することにある。

本発明の吸収パッドはこのパッドが物品の使用時には着用者に最も近い位置にく る毛羽の第１層と、この第１層に配置され高い交さ結合度を有しそのため通常起 る圧力によっては実質的に影響されない一方、膨張する能力を有することによっ て液吸収後に崩れたバルブがほぐれて再び空気を含んだかさ高い毛羽層を形成す る第１超吸収剤を含むことと、この吸収パッドが液吸収容量が第１超吸収剤より 大きい超吸収剤を含むこととを特徴としている。

後に高いゲル化力を伴う交差結合度が非常に高い超吸収剤は同時に毛羽から液を 逃がしながらぬれた毛羽をほぐすことができることが判った。吸収パッドの全吸 収性は毛羽と超吸収剤とが個々にどれ程の液を吸収できるかにのみ依存していな いということが理解されよう、全吸収性は生起する圧力を受け保持できる体積の 寸法如何に決まることが大きい。

本発明によれば、高度に交差結合した超吸収剤は後でおきる液の排出の速度を崩 れた毛羽マットをほぐすとかあるいはｒ毛羽化」してぬれた部分の全体積を増加 することによって改良するものである。

常時に発生する圧力によっては実質的に影響を受けない間は膨張できるように高 度に交差結合する超吸収剤はより低い交差結合度を有する超吸収剤より低い吸収 性を有する。その結果として、本発明の吸収パッドはより高い液吸収容量を有す る第２超吸収剤を組入れた第２層を含む。

本発明を以下に添付の図面を参考にさらに詳細に説明する。図面において、図１ および２は液を吸収前および吸収後にも、毛羽マットに含まれた交差結合化の超 吸収剤の状態を概略的に示す。これに対し図３および図４は高度に交差結合され た超吸収剤を含む毛羽マットの対応の状態を示す。

図１は交差結合された超吸収剤２のグレイン（ｇｒａｉｎｌ　またはパーティク ル（ｐａｒｔ　ｉｃ　ｔｅｌが混入された毛羽層１を示す、図１に示す毛羽マッ トは繊維間に十分な空気を入れた状態の乾いたかさ高い状態にある。従って、図 １の吸収パッドはパッド内に浸透してくる液を迅速に吸収することができる。毛 羽マットが温めると、吸収された液の重量と外部荷重が及ぼす圧力とを受けて崩 れ、超吸収剤がはいってない場合にはこの崩れた毛羽マットは吸収パッドがさら に外圧を受けると液を放出するであろう。毛羽マットＩに超吸収剤がはいってい ればこの超吸収剤が吸込みによって毛羽から液を取り込み膨張によって粒径は増 大する。超吸収剤２は使用されている通常の圧力下、即ちおむつの吸収パッドに 加えられる通常の圧力下では吸収された液を保持するだけの十分なゲル化力を保 有するような範囲にまで交差結合する。図２に示すごとく、超吸収剤２は連続的 なゲルを形成せず、その膨張状態においても相互に分離したグレインまたはパー ティクルの形のままである。先きに述べたごとく、超吸収剤もまた使用時に通常 の圧力を受けた場合に液を保持できるが圧力を受けるとその形状を保持せず横に 平らになりがちである。従って、超吸収剤２は毛羽をばらけさすことができず、 従って、毛羽マットは実質的には崩れた状態のままになる。従って、図２に示す 吸収パッドはさらに液を急速に吸収することはできない。

そこで今やおむつの製造者は圧力を受けても吸収された液が膨張したゲル化状態 で有効に保持できるゲル化強度を備えた超吸収剤を希望する。しかし、交差結合 度が増加しこれと共にゲル化強度が増加するにつれて、超吸収剤の液吸収性は減 少する。

現在では十分に高い液吸収性を有する超吸収剤で同時に崩れた毛羽マットをほぐ すことができる超吸収剤は存在しないことが判明している。

図３は高い交差結合度およびこれと共に高いゲル化強度を有する混合の超吸収剤 ３を入れた毛羽マットｌを示す。

以下に理解されるごとく、図３に示す毛羽マットｌはこのマットが液を吸収する と図１について記載したと同様に崩れる。しかしながら、超吸収剤３はおむつな どにおいて通常の使用圧力下では形状を変えることなく膨張できるほどの高度の 交差結合をし且つ高いゲル化強度を有する。その結果、超吸収剤パーティクル３ が膨張すると、毛羽マットｌは図４に示すごとくほぐれまたは「毛羽化」する。

毛羽マットは超吸収剤によって崩れると同時にマットの液が空らになる。超吸収 剤が膨張し毛羽マットがばらけるのに続いて、図４に示す吸収パッドはさらに液 を吸収すると容易に移動できる大量の空気を含むことができる。

本発明の吸収パッドは図３および図４について記載した種類の、即ち吸収パッド をおむつに使用する場合には使用者の身体に最も近く位置する上層と、この１層 の吸収性よりも液の吸収性が大きい超吸収剤を含む底層とより構成されている。

本発明の吸収パッドの底層は例えば図１および２について説明した方法で構成さ れる。

底層に入れた超吸収剤は任意選択手段として連続的ゲルを形成する程の低いゲル 化強度を有する超吸収剤より構成することもできる。この点での重要な基準は上 層が繰返して液の急速吸収をおこなうことができることである。

非常に高いゲル化強度を示すと共に本発明の吸収パッドの上層に効果的に機能す るゲルの一例はサルシーブ（ｓａ　ｌ　−５ｏｒｂ）　Ｄ　Ｐ　Ｘ　５０３８で ある。

上側毛羽層にアクアリック（＾ｑｕａｌｉｃｌ　ＣＡ　Ｗ　−２を用いる一方、 底面層に同様に交差結合された超吸収剤アクアリックＣＡＷ−４を用いて良好な 結果が達成された。製造者によれば、アクアリックＣＡＷ−２はアクアリックＣ ＡＷ−４より高い交差結合度を有しこれと共により大きいゲル化強度を有する。

例として述べた上記超吸収剤の全ては交差結合されたポリアクリル酸ソーダであ る。

本発明は取上の冥施例に限定されるものではなく、付随の請求の範囲内で種々の 変型実施の可能なることを理解されたい。

例えば、本発明の吸収パッドは種々異なる超吸収剤の種々異なる層を組入れた一 体的に形成された毛羽体より構成することができる。

ＦＩＧ、４ 要　約　書 本発明はおむつまたは同類の物品に用いる吸収体に関する。本発明はこの吸収体 が毛羽の第１層と、この毛羽層内に混入され高い交差結合度を有する第１超吸収 剤を含むこと並びに上記の吸収体が第１超吸収剤より高い液吸収性を有する第２ 超吸収剤を含む第２層を含むこととを特徴としている。

国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＳＥ　９１１００１０１

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．おむつ，失禁帯または同類の物品に用いる吸収体において、該吸収体が使用 時に着用者の身体に最も近く位置する毛羽の第１層（１）と、該第１層に混入さ れ且つ高い交差結合度およびこれと共に通常発生する圧力によって実質的に影響 されることなく膨張する能力を有することにより液を吸収すると崩れる毛羽がほ ぐれ、これと共に再び空気を含むかさ高い毛羽層を形成する第１超吸収剤（３） とを含むこと並びに上記吸収体が上記第１超吸収剤より高い液吸収性を有する第 ２超吸収剤（２）を含むことを特徴とする吸収体。
2. ２．前記第２層が前記第２超吸収剤（２）が混入された毛羽よりなることを特徴 とする請求の範囲１項に記載の吸収体。
3. ３．前記第２層における第２超吸収剤（２）は交差結合されているが前記第１超 吸収剤（１）より低いゲル化強度を有することを特徴とする請求の範囲１項また は２項に記載の吸収体。