JPH05504057A - 食用材料または咀嚼材料のコアに硬質コーチングを施す方法及びこの方法により得られるコーチング材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 食用材料または咀噌材料のコアに硬質コーチングを施す方法及びこの方法により 得られるコーチング材料 技術分野 本発明は食用材料または咀明材料のコアにソルビトールの硬質コーチングを施す 方法に関し、コーチング装置中の移動床中のコアを多くのコーチングサイクルに 付し、これらのサイクルの各々は、ソルビトール含有材料を塗布し、厚さを均一 にしそして滑らかにし、さらに乾燥用空気により乾燥し、それから、場合により 、コーチングしたコアを磨く工程を含む。更に、本発明はこの方法により得られ たコーチング材料に関する。 背景技術 長年の間、甘味のあるコーチングで食用材料または咀噌材料をコーチングするこ とが知られて来た。当初、このような甘味コーチングは普通砂糖を基礎としてい た。最近では、例えば、甘味剤としてソルビトールを基礎にするような、シュガ ーレスの甘味コーチングを用いてコーチング材料を製造する要望が広がって来て いる。 伝統的な砂糖を基礎とするコーチング技術では、例えば、軟質コーチング及び硬 質コーチングのような異なるコーチング方法の間に区別がなされている。原則的 には、軟質コーチングは、添加したコーチング材料から水を実質的に蒸発させな いで、コーチングを形成することを基準とする。これは、シロップもしくは砂糖 溶液とダスティング・パウダー（ｄｕｓｔｉｎｇ　ｐｏｗｄｅｒ）との双方を添 加することにより行われ、それにより、添加した材料は水が蒸発しないでコア上 に相対的に軟質のコーチングを形成する。硬質コーチングでは、シロップもしく は砂糖溶液のみを添加し、水の蒸発後に軟質コーチングにより形成されるものよ りもより硬質のコーチングを形成する。水の蒸発を必要とする結果として、硬質 コーチングは通常時間がより長くかかる。 ソルビトールの結晶化は、いくつかの一層不安定な結晶形があるという事実のた めに、多くの問題に煩わされる。ソルビトールの溶液からの結晶では、まず、不 安定な無定形体が形成され、この無定形体は次に不安定なα結晶体とβ結晶体と を経て安定なγ結晶体に変換する。最終的なγ結晶体構造は硬質コーチングにお いて望ましいものであり、小気味のよいカリカリという硬度を与えるコーチング を確保する。 伝統的な砂糖系コーチング技術から、例えば、ソルビトール系コーチングのよう なシュガーレスに移すに際し、特に、硬くカリカリとしたγ結晶構造を所望する 場合、ソルビトールが結晶化しに（いため、多くの困難な事が起こる。 今まで、ソルビトールコーチングで食用材料もしくは咀噌材料のコアを硬質コー チングするための幾つかの方法が知られている。国際公開（ＷＯ）　東８１１０ １１００号公報明細書はソルビトールで硬質コーチングする方法を開示しており 、移動床上のコアに、６０〜８５重量％の乾燥物の濃度で且つ乾燥物基準で８０ ％を超え、好ましくは９５％を超える含量のＤ−ソルビトールを有するシロップ を、５５℃未満の温度で与える。この方法では、ソルビトールシロップをコーチ ングしようとするコアに接触させるとき、ソルビトールシロップは領　６５〜１ ．２５、好ましくは領　５〜１．１５の飽和度を有しなければならない。コーチ ングを、連続サイクル、すなわち、ソルビトールシロップをコアの床に添加する 第一工程、そして回転および有効温度を維持させながら添加を停止する第二工程 を含むサイクル、による慣用の方法で実施する。この第二工程は、第一工程の間 に塗布された材料がコアの周りで厚さが均一になりさらに乾燥するまで続ける。 サイクルの数は得られるコーチングの厚さを決め、得られるコーチング製品が所 望の魅力的な外観にすべき場合には、各サイクルにおいて塗布可能な層の厚さの 選択の幅が狭い。コーチングのための砂糖の使用と比較して、満足のいくソルビ トールコーチング製品を製造するのはかなり困難である。というのは、ソルビト ールを結晶化させて所望の結晶形のコーチングを形成するのが困難であるからで ある。 これに付は加えれば、ソルビトールでコーチングする工程に付すチューインガム のコアはお互いに引っ付きやすく望ましくない塊を形成してしまう。これらの困 難性は、上記国際公開公報に記載されている方法により克服されており、それは 良好な硬質のガリガリするコーチングを与え、官能品質製品において望ましい。 しかし、この方法は非常に時間がかかり、コーチング自身に６時間かかり、更に 、コーチングしたコアは最終の磨き工程の前に一定期間の間適当な条件付けをし なければならない。 米国特許第４，２３８，５１０号明細書およびベルギー特許第８８４．３１７号 明細書（Ｃｈｅｒｕｋｕｒｉ等）はソルビトールコーチング方法を開示し、ソル ビトールの結晶化を確実にしている。この方法によれば、（ａ）ソルビトール、 接着もしくは結合成分およびフィルム形成剤を含有する第一コーチング用シロッ プを塗布し、（ｂ）粉末状のソルビトール、水分吸収成分、非付着性成分および 分散剤を含む混合物の形態の乾燥ダスティング・パウダーを塗布し、（ｃ）　’ Ｉ：：布した材料の厚さを均一にしそして滑らかにし、そして（ｄ）コア上に形 成された材料の層を乾燥することを含むサイクルを繰り返し実施する。この処理 に続いて、結晶化を確実にするのに１〜３日間コーチングしたコアを適当な条件 付けする必要がある。この条件付は後、別の、パウダー混合物と同じ成分である が水に分散もしくは溶解されているものを含有するコーチング用シロップを塗布 する。前記１〜３日間の条件付けはトレー上で行われ、コーチングしたコアのコ ーチング装置からトレーへの移動および第二コーチング用シロップの塗布前のコ ーチング用トレーに戻すのは、コーチング装置の利用度を低下させる時間浪費と 労働浪費の大きい処理である。更に、乾燥サイクル（ｄ）工程に必要な乾燥時間 は比較的長く、コーチング装置の容量に別の制限を構成する。公知の方法による 多大な時間の浪費にもかかわらず、このコーチング層は、国際公開第８１１０１ １００号明細書に従って得られるコーチング層と同程度のカリカリとするような 硬さを得られない。しかし、このコーチングは、軟質コーチングを所望している ので、目的とされていない。 米国特許第４．３１７．８３３号公報および英国特許第２，１１５．６７２号公 報（Ｃｈｅｒｕｋｕｒｉ等）は米国特許第４．２３５，５１０号公報に開示され ている方法をさらに進めた方法を開示する。これによれば、塗布される材料の組 成および乾燥用空気の使用に関する更に詳細な教示を与える。この方法はより簡 便であるが、大量の補助的な添加剤を従来通り使用する。米国特許第４．　２３ ８．　５１０号公報に従って得られる製品と同様、得られる製品はそのコーチン グにおいて軟質の結晶構造である。 ソルビトールを用いる軟質および硬質コーチングの別の例は、例えば、国際公開 第８８１０８６７１号公報明細書、日本特許公開公報昭６１第２４９３５０号明 細書および日本特許公開公報昭５７第１０７１５９号明細書に記載されているよ うなものが知られているが、これらの特許明細書は、国際公開第８１１０１１０ ０号明細書の教示に従うことにより得られるカリカリとした優れた感触またはそ れより優れた感触のものをいかにして得るか記載していない。 しかしながら、本当により優れたソルビトールコーチングを得ることができるこ とが、今、見いだされた。このコーチングは、国際公開第８１１０１１００号明 細書に従って得られるコーチングよりも優れた本当に一層カリカリとした感触で あり、それと同時に、このコーチング処理は相当早く行われ、それにより、コー チング経責は非常に削減される。 発明の開示 従って、本発明の目的はソルビトールによるコーチング方法を提供することであ り、それにより、改質されたカリカリとした良好な感触をもつ硬質コーチング殻 が得られ、後続の磨き工程を含む全コーチング処理工程が、コーチング装置中で 、中間の条件付は工程のない１工程で実施され、さらに、収量／表面積／時間単 位で換算して、高いコーチング速度が得られる。 上記の目的は、食用材料または咀噌用材料のコア上に硬質ソルビトールコーチン グを施す本発明の方法により得られる。この方法では、コーチング装置中の移動 床中のコアを多くのコーチングサイクル、すなわち、ソルビトール含有材料を塗 布し、厚さを均一にしそして滑らかにし、さらに乾燥用空気により乾燥するサイ クルを含む各サイクルに付し、それからコーチングコアを場合により磨く。本発 明の方法は、次の連続したコーチングサイクルを含むことを特徴とする。すなわ ち、 １）各々が次の（ａ）　、（Ｃ）および（ｄ）工程からなるサイクルを１〜６サ イクルはどコアに付すシーリング工程：ここで、（ａ）工程＝１５〜２５℃の温 度で且つ少なくとも８３重量％のＤ−ソルビトール（乾燥物換算）を含有するソ ルビトール含有懸濁液の塗布工程（Ｃ）工程：コアの表面上に塗布した材料の厚 さを均一にし且つ滑らかにする工程 （ｄ）工程：２０〜４０℃の温度で且つ８〜３０％の相対湿度を有する乾燥用空 気を使用してコア上に付着堆積した材料を乾燥させる工程、２）各々が（ａ）、 （ｂ）、（Ｃ）および（ｄ）工程からなるサイクルを１またはそれ以上コアに付 す強制硬質コーチング工程：ここで（ａ）、（Ｃ）および（ｄ）工程は上述した 通りであり、（ｂ）工程は、４０μｍ〜１２５μｍの粒径を有し且つ少なくとも ９４重量％（乾燥物換算）のＤ−ソルビトール含量のソルビトール乾燥粉末を塗 布することからなる、並びに、 ３）各々が上記（ａ、）、（Ｃ）および（ｄ）工程からなるサイクルを１または それ以上のサイクルでコアに付す、硬質コーチング工程を含む。 本発明の方法によれば、硬質のカリカリとした感触の製品が得られ、インストロ ン（Ｉｎｓｔｒｏｎ）試験において、国際公開第８１１０１１００号明細書に記 載されている方法に従って調製した相当する製品よりもより一部カリカリとした 良好な感触に改良される。インストロンの比較試験の結果は、本発明の方法によ りチューインガムコアに対して改質した粘着性が得られることも示す。後続の磨 き工程を含む全工程を同じコーチング装置中で、短時間、例えば、１００〜１６ ０分、好ましくは、１１５〜１４５分の間、中間の条件付けな（、単一の一連の 工程で実施しうる。コーチングを、最終製品の高い官能品買に必須の補助添加剤 を低含量用いて実施できる。約１０重量％またはそれ未満、例えば、約５〜２重 量％の、固形補助添加剤、例えば、タルク粉末、二酸化チタパン、を含有する懸 濁物を使用でき、この方法は、抗粘着成分または分散剤として例えば、タルク粉 末のいずれかの含量なしで実施し、それにより、特に優れた官能特性を与えうろ ことも見いだされた。 本発明の方法の本質的な特徴は、この方法が慣用の硬質コーチングと同様に実施 されるシーリング工程からまず開始されることである。このシーリング工程は１ 〜６サイクル、好ましくは３サイクルで実施される。 本発明の方法によれば、（ｄ）工程は、２６〜３０℃の温度で相対湿度９〜１５ ％の乾燥用空気で、コアの表面積の１ｍ３当たり２５〜９５ｍ’／時間の量で実 施され、それにより、短時間製造を確保し且つ所望の硬質のカリカリとして感触 のコーチングを確保する。 （ａ）工程で使用される懸濁物の温度は、好ましくは、１８〜２２℃である。 混合羽根を備えた低速回転コーチング装置が、本発明の方法を実施するのに適し た装置であり、該コーチング装置はその円筒形表面中に複数孔を備え、乾燥用空 気を与える。この形態は乾燥用空気の必要な供給を確実にする。上記コーチング 装置は、例えば、Ｄｒｉａ　１２００　（商標）なるコーチング装置であること ができ、ドイツ連邦共和国、ＥｒｉｓｋｉｒｃｈＳＤｒｉａｍ　Ｍｅｔａｌｌｐ ｒｏｄｕｋｔ　ＧｍｂＨ＆　Ｃｏ、　ＫＧから入手できる。このようなコーチン グ装置は、例えば、デンマーク、３５２０　Ｆａｒｕｍ、　Ｆａｒｕｉ＋Ｇｙｄ ｅｖｅｊ　８９、Ｋａｒｌ　Ｍｕｎｔｅｒｓ　Ａ／Ｓから入手できるＭｕｎｔｅ ｒｓ　（商標）のような除湿器をその中に部品として装備して含んでもよい。 本発明の方法は下記のような方式で実施する。即ち、シーリング工程（１）の間 、乾燥工程（ｄ）は乾燥用パンの底部において複数コアの床を通り抜けて乾燥用 空気を吹き上げることにより行い、前記強制硬質コーチング工程（２）の間、乾 燥工程（ｄ）はコーチング装置の頂部から乾燥用空気をコアの床を通り抜けて吹 き降ろすことにより行い、そして、前記硬質コーチング工程（３）の間、乾燥工 程（ｄ）はコーチング装置の底部において乾燥用空気をコアの床を通り抜けて吹 き上げることにより行う。結果として、良好な接触がコアと乾燥用空気との間で 確実になる。さらに、強制硬質コーチング工程の間に添加されるダスティング・ パウダーの空気と同伴するキャリングが避けられる。 更に、本発明は、本発明の方法により製造される硬質ソルビトールコーチングを 有する食用コアまたは咀明用コアの形態の糖衣に関する。 本発明の方法によりコーチングできる食用コアまたは咀噌用コアの例には、医用 及び生国用チューインガムを含むチューインガム、パスティル、スナック菓子、 キャラメル、チョコレート、乾燥果実、乾燥野菜、フルーツ・バー、脱殻ナツツ 、例えば、アーモンド、ヒマワリ種子もしくはカポチャ種子等の種子及び医薬品 などがある。 本発明の本質的な特徴は、ダスティング・パウダーとして使用するソルビトール 粉末が、純粋な乾燥Ｄ−ソルビトールであり、補助添加剤を含有しないことであ る。 従って、ダスティング・パウダー中のＤ−ソルビトールの含量は、乾燥物基準で 少なくとも９４重量％、好ましくは少なくとも９６重量％、特に好適なのは少な くとも９９重量％である。 低含量の補助添加剤を含有するダスティング・パウダー、そして、補助添加剤を 全く含有しないでもダスティング・パウダーを使用できるということは驚異であ る。例えば、前述のＣｈｅｒｕｋｕｒｉの上述明細書から明らかに示されている 教示を基準にすると当業界の熟達者はチューインガムコアに充分で良好な接着性 を確保するのに結合剤のような補助添加剤が相当量必要であると考えると思われ るからである。 本発明の方法により、工程（ａ）で塗布できるソルビトール含有懸濁物の一部を 形成するためにソルビトール溶液として、市販されているソルビトール溶液を使 用してもよい。このようなソルビトールは規格書によると少なくとも６８重量％ のＤ−ソルビトール、普通、約７０重量％含有されている。下記の実施例では、 この溶液は７０重量％ソルビトール溶液として示す。 使用されるソルビトール懸濁物は、好ましくは、低含量の補助添加剤を含有する が、勿論、必要に応じて慣用的な補助添加剤を含有できる。従って、懸濁物は抗 付着成分、例えば、炭酸カルシウム、タルク粉末または三ケイ素マグネシウム、 好ましくは、タルク粉末を含有できる。上述したように、本発明の方法は抗付着 成分を全く含まなくても、あるいは低含量のみの抗付着成分を用いても実施でき る。タルク粉末またはその他の抗付着成分のような物質も分散剤としても使用で きるが、所望の場合、除去もしくは低濃度に保ってもよい。 前述したように、工程（ａ）で塗布されるソルビトール含有懸濁物中のＤ−ソル ビトール高含量は、所望の硬質のカリカリとした感触のコーチングを得るのに必 須である。従って、その含量は乾燥物を基準に少なくとも８３重量％、好ましく は少なくとも９２重量％、特に好ましくは少なくとも９６重量％である。 これに対して、軟質コーチングの場合、使用するソルビトールシロップは６８重 量％未満、または例えば、マルチトールのような水素添加ジサッカライド、トリ ーおよびヘプタ水素添加サツカライド等の添加剤をより高含量で含むソルビトー ル溶液である。このような添加剤は、１０〜３５重量％の量で使用される軟質コ ーチングにより、γ−結晶形成が起こらないかγ−結晶形成を困難にする。それ らは結晶化を直接阻止するからである。前記添加剤を使用することにより、非晶 質ソルビトールを含有するコーチング層が得られる。このようなコーチングは軟 質コーチングとして分類され、これは本発明の方法により製造される硬質コーチ ングよりもいくらか硬質性の少ないことを意味する。 本発明に従う方法は、工程（ａ）の間に塗布するソルビトール含有懸濁物中にタ ルク粉末を含有させても含有させなくても実施できる。タルク粉末や炭酸カルシ ウムのような分散剤の添加はカリカリとした感触に悪影響はないが、もし１１重 量％を超えるように、大量に使用しすぎると、口当たりの実質的な低下が起こり 、それにより、全体的な感触の低下が起こる。本発明に従う方法によれば、最適 な官能特性はソルビトール含有懸濁物中にタルク粉末を２重量％含有させたとき 得られる。５〜１０重量％のタルク粉末の量でも、製品はなお相当よいが、２重 量％のタルク粉末の使用に比較していくらか口当たりが落ちる。 着色剤を慣用の方法で添加できる。原則的に、食品の使用に許されるいずれの着 色剤でも使用できる。このような着色剤の例には二酸化チタン、クロロフィル、 インジゴチン、ベーターカロチンまたはそれらの混合物がある。着色剤は好まし くは最終の硬質コーチング工程の間に添加する。 更に、天然由来および合成双方の液状および固形着香剤双方の形態の着香剤を使 用できる。着香剤の例には、ペパーミント油、スペアミント油およびそれらの混 合物：メントール：オレンジ油、ライム油または１ノモン油のような柑橘類油； セイヨウナシ、リンゴ、チェリー、キイチゴ、イチゴ、プラム、ミロバランスモ モ、ブドウ、パインアップル、ピーチ、イチヂクもしくはナツメヤシの抽出物ま たはエツセンスのような果実抽出物またはエツセンスがありうる。前述の天然着 香剤の補助または代替として同様の矯味・矯臭を有する相当する合成着香剤を使 用できる。着香剤は、本発明に従う方法の実施中の種々の時期に添加できる。例 えば、調製中に３回に分けてコーチング殻に添加できる。即ち、第一の時は、例 えばシーリング後すぐに、第二の時は強制硬質コーチングの３回目のサイクルの 後に、この場合、粉末状の着香剤であることができ、そして第三の時は最終の硬 質コーチングを滑らかにする間である。コーチング殻に使用する看香剤の量は総 コーチング殻の比として計算して０．　４〜６重量％、好ましくは、１．０重量 ％でありうる。アスパルテームやアセスルファム−にのような強力甘味剤も更に 添加できる。当該甘味剤の量はコーチング殻の総量を基準に計算して０．０３〜 ０゜１５重量％の間で変動でき、好ましくは、０．１重量％でありうる。 コーチング自体の工程後、上述したように磨き工程を実施する。本発明に従う方 法によるこの磨き工程は同じコーチング装置中で実施できるのが有利である。 磨き工程では慣用の磨き剤、例えばカルナウバロウ／タルク粉末（この場合、例 えば１１の比で添加する）カルナウバロウ単独、植物油、またはアラビアゴムも しくはその他の種類の種類ゴム質を慣用の方法で添加できる。 本発明の適用可能性の更なる可能性は以下に示す詳細な説明から明らかになるで あろう。しかし、この詳細な説明および具体的な例は、本発明の好適な実施態様 を示すが、本発明の精神と範囲内で種々の変更および修正がこの詳細な説明から 当業界の熟達者に明らかとなるであろうから、単に例証を与えるのみであること を了解すべきである。 第１図は、本発明に従う方法により調製したチューインガム（曲線１および２） と国際公開第８１１０１１００号明細書に開示されている方法により調製したチ ューインガム（曲線３および４）との間の比較試験の結果を例証する。この試験 はインストロン装置で行った。この装置では、チューインガムの切断において一 定の速度を維持させるのに必要な、時間に対する荷重をＫＮ単位で測定した。こ れらの曲線から明らかなように、従来法と比較して本発明の方法を使用すること により、実質的に良好でカリカリとした感触の製品が得られる。 本発明を実施するのに好適な態様 幾つかの実施例により本発明を以下に更に例証する。 実施例 下記の実施例における一般的な方法は以下の通りである。 シート状に調製したチューインガムを出発物質として使用する。これらのシート を所定の形状のローラーでローラーがけして各々約１ｇのチューインガムコアを 作成する。商標Ｄｒｉａ　１２００からなるコーチング装置（ドイツ連邦共和国 、Ｅｒ１ｓｋｉｒｃｈ　、　Ｄｒｉａｍ　Ｍｅｔａｌｌｐｒｏｄｕｃｋｔ　Ｇｍ ｂＨから入手できる）を含むアセンブリを使用する。Ｄｒｉａ　１２００は表面 積２３ｍ２±５％に相当する５０ｋｇのチューインガムコアをコーチングできる ようになっている。このアセンブリは配合量、滑らかにする時間、乾燥時間、空 気量、乾燥用空気の温度および空気流の方向についてのコンピューター制御装置 を有する。コーチング装置は１〜１５ｒ、ｐ、　ｍ、の異なる速度に設定できる 。 コーチング処理では、５０ｋｇのチューインガムコアをコーチング装置に充填し 、装置を８ｒ、ｐ、　ｍ、の速度に設定する。回転中、各チューインガムコアを 互いに分離する。乾燥用空気をアセンブリに供給し、チューインガムコアの回転 中に、添加した過剰量のタルク粉末をチューインガムコアから除去する。上述の 分離と空気流とは約５分間継続する。 シーリング工程 コーチング装置の回転速度をｌｌｒ、ｐ、　ｍ、に上げ、ソルビトールの第一の 必要配合量を加える。加えたソルビトール懸濁物の量は０．５ｋｇである。滑ら かにする工程を次に行うが、それは空気流なしで回転させることであり、塗布し た懸濁物を約１６分間ですべてのチューインガム表面で滑らかにする。次いで、 コーチング床に向けての吹き出し空気（すなわち、下から、又は向流とも呼ぶ） により５分間乾燥させる。上記の処理は必要な数の回数、例えば、１〜６回、繰 り返す。前記第一サイクル（ソルビトール懸濁物のみ配合する）は本明細書では シーリング工程と呼ぶ。 強制硬質コーチング工程 続いて新しいタイプのコーチング工程を施す（強制硬質コーチング工程と呼ぶ） 。この硬質コーチングはシーリング工程と同じタイプのサイクルを含むが、ソル ビトール溶液の塗布後、更に追加の工程を含む。この追加の工程にはソルビトー ル粉末の形態のダスティング・パウダーの導入を含む。このコーチング処理の当 該強制硬質コーチング工程内のサイクルは、まず約１．２ｋｇのソルビトール懸 濁物を塗布し、３０〜６０秒の行程の懸濁物を均等な厚さにし、それに続いて直 ぐに、約２．８ｋｇのソルビトール粉末を圧縮空気により振りかける工程を含む 。 このダスティング・パウダーを振りかけている間、装置の回転速度を８ｒ、ｐ。 ｍ、に落とす。約２分の滑らかにする時間の後、すべての粉末が湿ったチューイ ンガムコアに吸収されたら、パンの回転速度をｌ　ｌ　ｒ、−ｐ、　ｍ、に上げ 、チューインガムコアを、その頂部から乾燥用空気［直接空気流または同流（ｃ ｏｎｃｕｒｒｅｎｔｆｌｏｗ）と呼ばれるコを供給することにより乾燥させる。 乾燥時間は約５分間である。この処理も、所望の増量が得られるまで、適当な回 数、例えば、約５回繰り返す。 硬質コーチング工程 コーチング工程自身は慣用の硬質コーチング工程、即ち、原則としてシーリング 工程と同様な方法により完成される。パンの回転速度はｌｌｒ、ｐ、　ｍ、であ り、この回転速度をこの処理の残りの部分の間一定に維持する。ソルビトール懸 濁物を減少量、すなわちサイクル当たり１．２ｋｇから開始して添加する。滑ら かにする工程の時間は均等な厚さになるのを確実にするような時間にする。空気 流を逆向きにして向流とし、乾燥時間はサイクル当たり約５分である。所望の最 終重量が得られるまで、この処理を繰り返す。普通８〜１０サイクルである。 磨き工程 次いで、コーチング済みコアをカルナウバロウ／タルク粉末を含む艶出剤で磨く 。この艶出剤はコーチングコア１ｋｇに対して１〜１．　０．　５ｇの重量比で 使用する。艶出剤の添加後、この艶出剤を回転している間５分間分配する。次い で、１０℃の乾燥用空気を１０〜１５分間供給する。これで、コーチングチュー インガムコアは仕上がり、包装できる。 要求される低湿度の乾燥用空気を与えるために、Ｍｕｎｔｅｒｓという商標（Ｆ ａｒｍ　Ｇｙｄｅｖｅｊ　８９．３５２０　Ｆａｒｕｍ、　Ｄｅｎｍａｒｋ所在 のＥａｒｌ　Ｍｕｎｔｅｒｓ　Ａ／Ｓから入手できる）の除湿器を使用する。 実施例中に使用する７０重量％ソルビトール溶液は分析によると７１．２５重量 ％のＤ−ソルビトールを含有する。 実施例１ 本実施例は本発明に従う方法によりソルビトールでチューインガムコアを硬質コ ーチングすることを例証する。 各々の重量が１ｇで総表面積が２３ｍ２±５％に相当する慣用のチューインガム コア５０ｋｇを次の材料を使用してコーチングする。 懸濁物　１ ７０重量％ソルビトール溶液　９７．６重量％二酸化チタン　０．４重量％ 懸濁物　ＡＩ［ ７０重量％ソルビトール溶液　９４．６重量％タルク粉末　２．０重量％ 二酸化チタン　０．４重量％ 水　３，０重量％ 粉末 ソルビトールダスティング・パウダーは９９重量％を超える純度で、４０マイク ロメーター〜１２５マイクロメーターの粒径を有する。このダスティング・パウ ダーは補助添加剤を加えないで使用する。 下記に述べるように、総計１７サイクルでコーチング工程を行い、磨き工程でコ ーチングは、まず、各々が２０℃±２℃の温度の懸濁物ＡＩ０．５ｋｇの塗布、 ３０秒間の滑らかにする工程および５分間の乾燥工程からなるコーチング工程の ３サイクルによるコアのシーリング工程を含む。乾燥工程は向流で実施する。 乾燥用空気は２８°Ｃ±２℃の温度、２．２５ｇ水／ｋｇ空気または相対湿度９ ゜８％に相当する一７℃の露点を有する。乾燥用空気を１５００ｍ３／時間に相 当する２５ｍ”／分の量で供給する。この第一の３コーチング工程の総時間は１ ６コ一チング層を、次いで、各サイクルについて次の順により塗布する。 ａ）２０℃±２℃の温度の懸濁物ＡＩ［を塗布し、ｂ）粉末を塗布し、 Ｃ）厚さを均等にし滑らかにし、そしてｄ）乾燥用空気を同流で供給する以外は サイクル１〜３のシーリング工程中と同じ条件下で乾燥する。 塗布量並びに滑らかにする時間及び乾燥する時間は次ぎの通りである。 サイクル　懸濁物ＡＭ（ｋｇ）　粉末（ｋｇ）　滑うカニする時間（分）　乾燥 時間（分）４　領６　２．５　１．０　５．０ ５　１．０　１．３　１．．０　５．０６　１．０　２．０　１．０５．０ ７　１．２　２．７　２．０　５．０ ８　１．２　２．７　２．０　４．０ サイクル４〜８についての総消費時間は３７分である。 サイクル９〜１７、硬質コーチング工程硬質コーチング工程でコーチングは完了 する。各サイクルは、ａ）２０℃±２℃の温度の懸濁物Ａｎ塗布し、ｂ）均等の 厚さにし滑らかにし、そしてＣ）向流で乾燥する 工程を含む。 個々のサイクルで、次の条件を使用する。 サイクル　懸濁物ＡＩ（ｋｇ）　滑うカにする時間（分）　乾燥時間（分）９　 １．２　０．６　５．０ １０〜１１　１．０　１．０　５．０ １２〜１３　１．０　１．５　５．０ １４〜１６　０．７　１．３　５．０ １７　０、　５　５．　０ サイクル９〜１７の総時間は５７分である。工程１〜１７の総時間は、従って、 １１０分である。 次ぎに、コーチングしたコアを、カルナウバロウ／タルク粉末を含む艶だし剤に より磨く。コーチングコア１ｋｇについて１〜１．　０．　５ｇの重量比で艶だ し剤を使用する。艶だし剤の添加後、コーチング装置の回転中、この艶だし剤を 分配する。１０℃の温度の乾燥用空気を１０〜１５分間供給する。 前記の方法では、磨いた硬質のカリカリとした感触のある殻を有しそのまま包装 できる、滑らかな、コーチングチューインガムが得られる。この最終製品は甘味 と味覚との間で良好な調和がとれ、同時に快い口当たりを有する。コーチング総 時間はコーチング装置中の次の磨き工程を含んで１３０分である。 実施例　２ 実施例１と同じソルビトールダスティング・パウダーを並びにシーリング工程、 強制硬質コーチング工程及び慣用の硬質コーチング工程すべてについて懸濁物Ａ ■を使用して、実質的に実施例１と同じ手順を繰り返した。 下記に記載する通りに、総計１７サイクルでコーチング工程を行い、磨き工程コ ーチングの３サイクルの各々で、０．５ｋｇの懸濁物Ａｎを２０℃±２℃の温度 で塗布し、滑らかにする工程を４０秒間行い、５分間乾燥させる。乾燥は、実施 例１と同様の空気の量、温度及び湿度を用いて向流で行う。最初のコーチングの ３サイクルの総時間は１５分である。 サイクル４〜８、強制硬質コーチング工程実施例１と同様に前記コーチングサイ クルを行う。塗布量並びに滑らかにする工程の時間及び乾燥時間は以下の通りで ある。 サイクル　懸濁物Ａｎ（ｋｇ）　粉末（ｋｇ）　滑らかにｔル時間（分）　乾燥 時間（分）４　’１．０　２．６　１．５　５．０５　１、　２　２．　８　２ ．　０　５．　０６　１．２　２．８　２．０　５．０ ７　１、　２　２．　８　２．　０　５．０８　１、　２　２．　８　２．　０ 　５．　０サイクル４〜８の総消費時間は４０分である。 サイクル９〜１７、硬質コーチング工程実施例１と同じ方法で硬質コーチングを 実施する。個々のサイクルで次の条件を使用する。 サイクル　懸濁物ＡＩ（ｋｇ）　清らかにする時間（分）　乾燥時間（分）１３ 〜１４　領８　１．５　５．０ １５〜１６　０．７　１．３　５．０ １７　０．５　１．０　３．０ サイクル９〜１７の総消責時間は６０分である。工程１〜１７の総時間は、従っ て、１１５分である。 次いで、コーチングしたコアを実施例１に記載したのと同じ方法で磨く。コーチ ング装置中での次の磨き工程を含んで総コーチング時間は１３０分である。 最終製品は、硬質のカリカリとした感触のある殻を有し、すぐに包装できる、均 等で滑らかな糖衣である。この最終製品はカリカリとした感触の最初の咀明感を 有し、良好な甘味、口当たり、そして良好な芳香を発する。 実施例３ 実施例２と同じソルビトールのダスティング・パウダーを使用するが、懸濁物Ａ ＩＩの代わりに懸濁物Ｂを使用して、実施例２に記載したコーチング工程を繰り 返す。 二酸化チタン　０．４重量％ 水　３．０重量％ 磨き工程を含んでコーチング工程を１３０分間で実施できる。 この最終製品は甘味と味覚との間で良好な調和がとれ、同時に快０口当たりを有 する。コーチングはカリカリとした良好な感触である。 ＡＩＩの代わりに懸濁物Ｃを使用して、実施例２に記載したコーチング工程を繰 り返す。 二酸化チタン　０．４重量％ 水　３．０重量％ 磨き工程を含んでコーチング工程を１２０分間で実施できる。 この最終製品は甘味と味覚との間で良好な調和がとれ、同時に快ＬＮ口当たりを 有する。コーチングはカリカリとした良好な感触である。 Ａｎの代わりに懸濁物りを使用して、実施例２に記載したコーチング工程を繰り 返す。 懸濁物　Ｄ ７０重量％ソルビトール溶液　９１．６重量％タルク粉末　５．０重量％ 二酸化チタン　０．　４重量％ 水　３，０重量％ 磨き工程を含んでコーチング工程を１１５分間で実施できる。 製品は滑らかで完全にコーチングされ、硬質のカリカリした感触の殻をもつ。 甘味と味覚との間に良好な調和があるが、製品の官能評価において、タルク粉末 分があまり快くない粉っぽい口当たりとして認められる。 実施例　６ 実施例２と同じソルビトールのダスティング・パウダーを使用するが、懸濁物Ａ ｎの代わりに懸濁物Ｅを使用して、実施例２に記載したコーチング工程を繰り返 す。 懸濁物　Ｅ ７０重量％ソルビトール溶液　８５．８重量％タルク粉末　１０．０重量％ 二酸化チタン　０．　２重量％ 水　４．０重量％ 磨き工程を含んでコーチング工程を１３０分間で実施できる。 製品は滑らかで完全にコーチングされ、硬質のカリカリした感触の殻をもつ。 甘味と味覚との間に良好な調和があるが、製品の官能評価において、実施例５に 従って調製したコーチングチューインガムよりも更にひどい程度に、タルク粉末 分があまり快くない粉っぽい口当たりとして認められる。 ングすることを例証する。 ５０ｋｇのアーモンドをコーチング装置中に充填し、回転をｌＱｒ、ｐ、　ｍ。 する。ンーリング工程、強制硬質コーチング工程及び最終の硬質コーチング工程 各々の間に運転しようとするサイクル数もコンピュータに設定する。 使用する懸濁物は次ぎの組成である。 ７０重量％ソルビトール溶液　９５．５重量％シーリング工程＝５サイクル 強制硬質コーチング：かなりでこぼこのアーモンドをコーチングできる平らな表 面を形成するのに必要な８サイクルを使用する。 硬質コーチング工程：滑らかな硬質コーチングを与える７サイクル総コ一チング 時間：１３０分 最後のシーリング層に添加したペパーミント油の形態のコーチング殻に看香剤を アーモンドは、少し粗く、僅かにくすんだ感じの表面が所望されるので、磨かな い。 最終製品はくすんだライトブルー色を有し、アーモンドは概ね丸く、僅かにくす んでいる。 懸濁物の温度：２４℃±５℃ 乾燥用空気の温度：２６℃±２℃ 相対湿度＝１９％（２６℃において） 空気の量＋３６ｍ３／分 実施例　８ 本実施例は本発明に従う方法により、乾燥バナナをソルビトールで硬質コーチン グすることを例証する。　 ４０ｋｇの乾燥バナナスライスをコーチング装置中に充填する。密度が低いので 、コーチング装置中において、４０ｋｇの乾燥バナナスライスのためのスペース のみがある。同時に、大きな表面積がある。アーモンドをコーチングする時に使 用したのと同じ方法を使用する。 懸濁物は下記の成分を含む。 ７０重量％ソルビトール溶液　９８．７重量％二酸化チタン　０．１重量％ 水　１．０重量％ カラメル着色剤（Ｅ１５０）　０．２重量％懸濁物の温度＝２０℃±２℃ 乾燥用空気の温度：２８℃±２℃ 相対湿度：１０％（２８℃において） 空気の量：２４ｍ’／分 着香料としてチョコレート・フレーバーを殻に添加する。 製品の密度が低いので、空気の量を低（維持する。バナナスライスが軟化するの を避けるために非常に低い湿度を使用する。重量比１：１のカルナウバロウ／タ ルク粉末を用いて磨き工程を行う。 製品は褐色の表面を有するカリカリとした感触の小片としてもたらされる。 実施例　９ 本実施例は本発明に従う方法による、咽喉用トローチをソルビトールで硬質コー チングすることを例証する。 約８ｍｍの直径の球体の咽喉用トローチ（塩／甘草）５０ｋｇをコーチング装置 中に充填する。約１５℃の温度の空気を向流で供給し、球体が互いに付着するの を直ちに避けるようにする。実施例１と同じ数のサイクルを使用する。 使用する懸濁物は次の成分を含む。 ７０重量％のソルビトール溶液　９７．６重量％二酸化チタン　０．　４重量％ 水　２．　０重量％ 懸濁物の温度＝２０℃±２℃ 乾燥用空気の温度：２２℃±２℃ 乾燥用空気の量：３６ｍ’／分 相対湿度：９％（２２℃において） 着香剤として殻に液状甘草フレーバーを添加する。 コーチング完了後、重量比１：１のカルナウバロウ／タルク粉末で、咽喉用トロ ーチを磨く。 比較試験 デンマーク、ＫｏｌｄｉｎｇのＢｉｏｔｅｋｎｉｓｋ　Ｉｎ５ｔｉｔｕｔにおい て、本発明に従う製品のソルビトール殻を、通常の、粉末なしのコーチングであ る国際公開第８１１０１１００号明細書に従って調製した製品と比較して試験す る試験を行った。図１から、曲線１及び２は実施例２に記載の通りの粉末コーチ ングを用いて本発明に従う製品からのものの結果であり、曲線３及び４は国際公 開第８１１０１１００号明細書に示されている通りの粉末なしの通常のコーチン グがらのものの結果である。 使用した試験方法では、スロットの上に糖衣物を置き、その上で、Ｖｅｒｎｅｒ −Ｂｒａｔｘｌｅｒナイフで一定の速度（５０ｍｍ／分）で糖衣物を切断した。 このナイフはそのエツジのすべてがパリとりされ角度のあるくぼみを有する陽極 酸化アルミニウムのシートである。一定の速度を得るのに必要な力を継続的に記 録した。 上述したように、本発明に従う製品を用いた試験を例証する曲線１及び２並びに 国際公開第８１１０１１００号明細書に記載されている通りの製品を用いた試験 を例証する曲線３及び４の、４試験を行った。割れまでの曲線が急勾配であれば あるほど、「ガラス様」硬質表面の知覚がより強くなるということ、及びより丸 みを帯びた曲線又はジグザグ曲線は非常に「ザラザラとした」表面の知覚を示す ということが一般に記載できる。曲線の割れが明らかであればあるほど、硬質の ガラス様糖衣殻の知覚、すなわち、非常にカリカリとした一片のチューインガム の口の感触が明らかになる。 図から明らかなように、曲線１及び２は均質なコーチング及び明白なカリカリと した感触で殆ど同一であり、多分コアに対して良好な接着となっている。曲線３ はカリカリとして感触が低（、あまり良くない硬質の外殻で、コアに対してそん なに良くない接着性を示し、曲線４はカリフとした、特別に硬質の糖衣膜ではな く、コアに対して接着性が悪いと思われる。 こうして、本発明を記載したが、本発明が多くの手段に変動しうろことが明らか であろう。このような変動は、本発明の精神と範囲からの逸脱としてみなされる べきでなく、そして当業界の熟達者に明らかであるであろうようにこのようなす べての修正は請求の範囲内に含まれるものであることが意図されている。 ０．９０　α９５　１．００　ゴ０５　ゴ、１０　１．１５　１２０時間（分） 要約書 移動床中の食用材料又は咀哨用材料のコアに硬質ソルビトールコーチングを塗布 する方法。これらのコアは１以上のサイクルでソルビトール含有懸濁物を塗布し 、次いで滑らかにし且つ乾燥させることによりシーリングされる。続いて、１以 上のサイクルでソルビトール懸濁物で、次いで、乾燥ソルビトール粉末で強制硬 質コーチングを行いそして１以上のサイクルでソルビトール含有懸濁物を用いる 硬質コーチングで仕上げる。カリカリとした良好な感触のソルビトールコーチン グを有する糖衣体が得られる。 国際調査報告 １Ｎ９１ｐ１”−一１−電１ｍ５ｌ＾−廟嘗１ν―、ｍ、ＰＣＴ／ＤＫ９０１０ ０３２７

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．コーチング装置中の移動床中の食用材料及び咀嚼材料のコアが多くのコーチ ングサイクルに付され、各サイクルはソルビトール含有原料を塗布し、厚さを均 等にし且つ滑らかにする工程及び乾燥用空気により乾燥する工程、更に、場合に より、コーチングしたコアを磨く工程を含む、前記食用材料及び咀嚼材料のコア に硬質ソルビトールコーチングを塗布するための方法において、このコーチング サイクルは、連続して、 １）各々のサイクルが次の（ａ）、（ｃ）及び（ｄ）工程を含む１〜６サイクル に、前記コアを付すシーリング工程、ここで、（ａ）工程は、温度が１５〜２５ ℃で且つ少なくとも８３重量％のＤ−ソルビトール（乾燥物基準）を含有するソ ルビトール含有懸濁物を塗布する工程であり、 （ｃ）工程は、コアの表面に塗布した原料の厚さを均等にし且つ滑らかにする工 程であり、 （ｄ）工程は、温度が２０〜４０℃で相対湿度が８〜３０％の乾燥用空気を使用 して、コア上に付着した原料を乾燥する工程であり；２）各々のサイクルが（ａ ）、（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）工程を含む１以上のサイクルに、ゴアを付す強制 硬質コーチング工程、ここで、各（ａ）、（ｃ）及び（ｄ）工程は上述の通りで あり、（ｂ）工程は粒径４０マイクロメートル〜１２５マイクロメートルで且つ 少なくとも９４重量％のソルビトール含量（乾燥物基準）の乾燥シルビトール粉 末の塗布を含む工程であり、そして ３）各サイクルが上記（ａ）、（ｃ）及び（ｄ）工程を含む１以上のサイクルに 、コアを付す硬質コーチング工程 を含むことを特徴とする前記方法。
2. ２．コーチングしたコアを、そのコアの中間条件付けなしでコーチングサイクル 後直ちに磨くことを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の方法。
3. ３．前記磨き工程を、コーチングに使用したのと同じコーチング装置で行うこと を特徴とする、請求の範囲第２項に記載の方法。
4. ４．前記シーリング工程を、各サイクルが（ａ）、（ｃ）及び（ｄ）工程を含む ３サイクルを完結することにより行うことを特徴とする、請求の範囲第１項に記 載の方法。
5. ５．前記（ｄ）工程を、２６〜３０℃の温度で且つ９〜１５％の相対湿度の乾燥 用空気をコアの表面積１ｍ２当たり２５〜９５ｍ３の量で使用して行うことを特 徴とする、請求の範囲第１項に記載の方法。
6. ６．前記（ａ）工程で使用するソルビトール含有懸濁物が１８〜２２℃の温度で あることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の方法。
7. ７．前記方法が混合羽根を備えた低速回転型円筒形コーチング装置中で行い、該 コーチング装置が乾燥用空気の供給のためにコーチング装置の円筒形表面に複数 の孔が備えられていることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の方法。
8. ８．前記シーリング工程（１）の間に、乾燥工程（ｄ）を、乾燥用空気をコーチ ング装置の底部においてコアの床を通り抜けて上に向けて吹き込むことにより行 い、前記強制硬質コーチング工程（２）の間に、乾燥工程（ｄ）を、乾燥用空気 をコーチング装置の頂部からコアの床を通り抜けて下に向けて吹き込むことによ り行い、そして、前記硬質コーチング工程（３）の間に、工程（ｄ）を、乾燥用 空気をコーチング装置の底部においてコアの床を通り抜けて上に向けて吹き込む ことにより行うことを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の方法。
9. ９．上記請求の範囲第１項〜第８項のいずれかに記載の方法に従い調製されるこ とを特徴とする、食用コア又は咀嚼用コアが硬質ソルビトールコーチングを有す る形態の糖衣体。
10. １０．前記コアがチューインガム、パスティル、スナック菓子、キャラメル、チ ョコレート、乾燥果実、乾燥野菜、フルーツ・バー棒果実、ナッツ、種子及び医 薬品からなる群から選択される材料を有することを特徴とする、請求の範囲第９ 項に記載の糖衣体。