JPH0550248A - 活性金属のシールドガス溶接方法 - Google Patents
活性金属のシールドガス溶接方法Info
- Publication number
- JPH0550248A JPH0550248A JP23098591A JP23098591A JPH0550248A JP H0550248 A JPH0550248 A JP H0550248A JP 23098591 A JP23098591 A JP 23098591A JP 23098591 A JP23098591 A JP 23098591A JP H0550248 A JPH0550248 A JP H0550248A
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- Japan
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- gas
- double
- shield gas
- forced cooling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 活性金属の溶接部及びその近傍母材表面の冷
却を速くするとともにシールド性向上も図り、溶接部及
びその近傍母材表面の酸化変色を防止する。 【構成】 活性金属をシールドガス溶接するにあたり、
2重シールドガス孔9の外側に設けた強制冷却ガス孔1
2に強制冷却ガス13を流して、溶接部2及び活性金属
母材1表面を強制冷却し、それにより溶接部2及び活性
金属母材1表面の冷却が速くなり冷却中の大気による酸
化が防止される。
却を速くするとともにシールド性向上も図り、溶接部及
びその近傍母材表面の酸化変色を防止する。 【構成】 活性金属をシールドガス溶接するにあたり、
2重シールドガス孔9の外側に設けた強制冷却ガス孔1
2に強制冷却ガス13を流して、溶接部2及び活性金属
母材1表面を強制冷却し、それにより溶接部2及び活性
金属母材1表面の冷却が速くなり冷却中の大気による酸
化が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性金属のシールドガス
溶接方法に関する。
溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Ti,Mo,Zr等の活性金属は大気の
影響を受け酸化しやすいため、従来、2重シールドガス
ノズルや2重シールドボックスを備えた溶接トーチを用
いシールド性向上を図った溶接方法を採用している。す
なわち図3縦断面図に示すように、電極3を固定してい
るコレット4の周りにシールドガス孔6を有するガスノ
ズル5及び2重シールドガス孔9を有する2重ガスノズ
ル8を備えた溶接トーチを用い、活性金属母材1の溶接
部2に対しシールドガス7及び2重シールドガス10を
吹きつけて溶接を行なっている。しかしながらこの場合
でも、溶接部2の溶接入熱が高く冷却速度が遅いときに
は、冷却過程において溶接部2及びその近傍母材表面が
酸化変色を起こし、耐食性等を損なうことがある。
影響を受け酸化しやすいため、従来、2重シールドガス
ノズルや2重シールドボックスを備えた溶接トーチを用
いシールド性向上を図った溶接方法を採用している。す
なわち図3縦断面図に示すように、電極3を固定してい
るコレット4の周りにシールドガス孔6を有するガスノ
ズル5及び2重シールドガス孔9を有する2重ガスノズ
ル8を備えた溶接トーチを用い、活性金属母材1の溶接
部2に対しシールドガス7及び2重シールドガス10を
吹きつけて溶接を行なっている。しかしながらこの場合
でも、溶接部2の溶接入熱が高く冷却速度が遅いときに
は、冷却過程において溶接部2及びその近傍母材表面が
酸化変色を起こし、耐食性等を損なうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、活性金属の溶接部及び
その近傍母材表面の冷却を速くするとともにシールド性
向上も図り、溶接部及びその近傍母材表面の酸化変色を
防止する活性金属のシールドガス溶接方法を提供するこ
とを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、活性金属の溶接部及び
その近傍母材表面の冷却を速くするとともにシールド性
向上も図り、溶接部及びその近傍母材表面の酸化変色を
防止する活性金属のシールドガス溶接方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、活
性金属をシールドガス溶接するにあたり、シールドガス
の外側に冷却ガスを流して溶接部及びその近傍母材表面
を強制冷却することを特徴とする。
性金属をシールドガス溶接するにあたり、シールドガス
の外側に冷却ガスを流して溶接部及びその近傍母材表面
を強制冷却することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明活性金属のシールドガス溶接方法におい
ては、シールドガス及び2重シールドガスの外側に冷却
ガスを吹きつけて、溶接部及びその近傍母材表面を強制
冷却し、それらの冷却を速めて大気による酸化を防止す
る。
ては、シールドガス及び2重シールドガスの外側に冷却
ガスを吹きつけて、溶接部及びその近傍母材表面を強制
冷却し、それらの冷却を速めて大気による酸化を防止す
る。
【0006】
【実施例】本発明活性金属のシールドガス溶接方法の実
施例を図面について説明すると、図1は第1実施例の縦
断面図、図2は第2実施例の縦断面図である。
施例を図面について説明すると、図1は第1実施例の縦
断面図、図2は第2実施例の縦断面図である。
【0007】まず第1実施例の図1において、活性金属
母材1の溶接部2に対向する電極3がコレット4によっ
て固定されている。コレット4の外側に、シールドガス
孔6を有するガスノズル5及び2重シールドガス孔9を
有する2重ガスノズル8が設けられている。また2重ガ
スノズル8の外側には、強制冷却ガス孔12を有する強
制冷却ガスノズル11が設けられている。
母材1の溶接部2に対向する電極3がコレット4によっ
て固定されている。コレット4の外側に、シールドガス
孔6を有するガスノズル5及び2重シールドガス孔9を
有する2重ガスノズル8が設けられている。また2重ガ
スノズル8の外側には、強制冷却ガス孔12を有する強
制冷却ガスノズル11が設けられている。
【0008】このような装置構成において、溶接時に
は、シールドガス孔6及び2重シールドガス孔9を通し
てシールドガス7及び2重シールドガス10を流し、溶
接部2をシールドするとともに、強制冷却ガス孔12を
通して強制冷却ガス13を噴出させ、溶接部2及び活性
金属母材1の表面に吹きつけて強制的に冷却する。する
と溶接部2及び活性金属母材1の表面の冷却が速くな
り、冷却中に大気との反応がしにくくなって酸化が防止
される。なお強制冷却ガス13はシールド効果の働きも
期待できる。
は、シールドガス孔6及び2重シールドガス孔9を通し
てシールドガス7及び2重シールドガス10を流し、溶
接部2をシールドするとともに、強制冷却ガス孔12を
通して強制冷却ガス13を噴出させ、溶接部2及び活性
金属母材1の表面に吹きつけて強制的に冷却する。する
と溶接部2及び活性金属母材1の表面の冷却が速くな
り、冷却中に大気との反応がしにくくなって酸化が防止
される。なお強制冷却ガス13はシールド効果の働きも
期待できる。
【0009】次に第2実施例の図2において、この場合
には、図1の2重ガスノズル8の代わりに2重ガスボッ
クス8aを設けるとともに、強制冷却ガスノズル11の
代わりに強制冷却ガスボックス11aを設け、更に両ボ
ックス8a,11aの中にガスレンズ14を取付けてお
り、2重ガスボックス8a内の2重シールドガス孔9を
通して2重シールドガス10を流すとともに、強制冷却
ガスボックス11a内の強制冷却ガス孔12を通して強
制冷却ガス13を流すことにより、図1と同様な作用効
果を奏することができる。
には、図1の2重ガスノズル8の代わりに2重ガスボッ
クス8aを設けるとともに、強制冷却ガスノズル11の
代わりに強制冷却ガスボックス11aを設け、更に両ボ
ックス8a,11aの中にガスレンズ14を取付けてお
り、2重ガスボックス8a内の2重シールドガス孔9を
通して2重シールドガス10を流すとともに、強制冷却
ガスボックス11a内の強制冷却ガス孔12を通して強
制冷却ガス13を流すことにより、図1と同様な作用効
果を奏することができる。
【0010】
【発明の効果】要するに本発明によれば、活性金属をシ
ールドガス溶接するにあたり、シールドガスの外側に冷
却ガスを流して溶接部及びその近傍母材表面を強制冷却
することにより、活性金属の溶接部及びその近傍母材表
面の冷却を速くするとともにシールド性向上も図り、溶
接部及びその近傍母材表面の酸化変色を防止する活性金
属のシールドガス溶接方法を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
ールドガス溶接するにあたり、シールドガスの外側に冷
却ガスを流して溶接部及びその近傍母材表面を強制冷却
することにより、活性金属の溶接部及びその近傍母材表
面の冷却を速くするとともにシールド性向上も図り、溶
接部及びその近傍母材表面の酸化変色を防止する活性金
属のシールドガス溶接方法を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
【図1】本発明活性金属のシールドガス溶接方法の第1
実施例の縦断面図である。
実施例の縦断面図である。
【図2】第2実施例の縦断面図である。
【図3】従来の溶接方法の縦断面図である。
1 活性金属母材 2 溶接部 3 電極 4 コレット 5 ガスノズル 6 シールドガス孔 7 シールドガス 8 2重ガスノズル 9 2重シールドガス孔 10 2重シールドガス 11 強制冷却ガスノズル 12 強制冷却ガス孔 13 強制冷却ガス 8a 2重ガスボックス 11a 強制冷却ガスボックス 14 ガスレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 活性金属をシールドガス溶接するにあた
り、シールドガスの外側に冷却ガスを流して溶接部及び
その近傍母材表面を強制冷却することを特徴とする活性
金属のシールドガス溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23098591A JPH0550248A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 活性金属のシールドガス溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23098591A JPH0550248A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 活性金属のシールドガス溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550248A true JPH0550248A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16916425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23098591A Withdrawn JPH0550248A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 活性金属のシールドガス溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550248A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237213A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toshiba Corp | 溶接トーチおよび溶接トーチを用いた溶接システム |
EP2004358A1 (en) * | 2006-03-21 | 2008-12-24 | BOC Limited | Apparatus and method for welding |
WO2017129678A3 (de) * | 2016-01-26 | 2017-10-12 | Bernd Ludewig | VORRICHTUNG UND VERFAHREN FÜR EIN GESTEUERTES KÜHLEN UND ERWÄRMEN METALLISCHER WERKSTÜCKE IM TEMPERATURFELD BEIM SCHWEIßEN, LÖTEN BZW. THERMISCHEN TRENNEN, BEIM AUFTRAGSSCHWEIßEN UND BEIM PARTIELLEN HÄRTEN |
CN110072662A (zh) * | 2016-12-14 | 2019-07-30 | 川崎重工业株式会社 | 焊枪和全姿势焊接装置 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP23098591A patent/JPH0550248A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237213A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toshiba Corp | 溶接トーチおよび溶接トーチを用いた溶接システム |
EP2004358A1 (en) * | 2006-03-21 | 2008-12-24 | BOC Limited | Apparatus and method for welding |
EP2004358A4 (en) * | 2006-03-21 | 2010-01-27 | Boc Ltd | WELDING DEVICE AND METHOD |
WO2017129678A3 (de) * | 2016-01-26 | 2017-10-12 | Bernd Ludewig | VORRICHTUNG UND VERFAHREN FÜR EIN GESTEUERTES KÜHLEN UND ERWÄRMEN METALLISCHER WERKSTÜCKE IM TEMPERATURFELD BEIM SCHWEIßEN, LÖTEN BZW. THERMISCHEN TRENNEN, BEIM AUFTRAGSSCHWEIßEN UND BEIM PARTIELLEN HÄRTEN |
CN110072662A (zh) * | 2016-12-14 | 2019-07-30 | 川崎重工业株式会社 | 焊枪和全姿势焊接装置 |
CN110072662B (zh) * | 2016-12-14 | 2022-02-11 | 川崎重工业株式会社 | 焊枪和全姿势焊接装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |