JPH0550173A - プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法 - Google Patents
プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法Info
- Publication number
- JPH0550173A JPH0550173A JP3236892A JP23689291A JPH0550173A JP H0550173 A JPH0550173 A JP H0550173A JP 3236892 A JP3236892 A JP 3236892A JP 23689291 A JP23689291 A JP 23689291A JP H0550173 A JPH0550173 A JP H0550173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- steel plate
- aluminum
- coated
- aluminum plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異種金属接触腐食を起さない鋼板とアルミ合
金板とから成る軽量自動車車体形成方法に関するもの 【構成】 鋼板およびアルミ板を各別ラインで化成処
理、塗装して得たプレコ−ト鋼板とプレコ−トアルミ板
をプレス成形して成る車体部品を接着剤等を用いて、接
合してホワイトボデ−を形成する自動車車体の形成方法
にある。 【効果】 鋼板とアルミ金属板との異種金属接触がな
く、従って腐食が全く起らず、耐食性の優れた軽量自動
車車体が得られる。
金板とから成る軽量自動車車体形成方法に関するもの 【構成】 鋼板およびアルミ板を各別ラインで化成処
理、塗装して得たプレコ−ト鋼板とプレコ−トアルミ板
をプレス成形して成る車体部品を接着剤等を用いて、接
合してホワイトボデ−を形成する自動車車体の形成方法
にある。 【効果】 鋼板とアルミ金属板との異種金属接触がな
く、従って腐食が全く起らず、耐食性の優れた軽量自動
車車体が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異種金属接触腐食を起さ
ない、鋼板とアルミ金属板とから成る軽量自動車車体の
形成方法に関するものである。
ない、鋼板とアルミ金属板とから成る軽量自動車車体の
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車業界においては、省エネル
ギ−の観点から自動車の車体重量を軽くし、燃料消費量
の節減を目指して、その板厚が薄くなっている。さら
に、自動車用鋼板は外からの荷重に対する抵抗を確保す
るために、薄肉化に応じて、適度の強度増加が必要であ
る。しかし、車体の軽量化には限度があり、それに伴う
強度においても限度がある。従って、これ以上の軽量化
を図るためには、鋼板以外の金属であるアルミ金属板の
適用などが考えられる。しかし、軽量化のみではすまさ
れず、適度の強度とプレス加工性等が要求されるため、
全てアルミ金属板で車体を構成することは出来ず、鋼板
とアルミ金属板の両者の併用が考えられる。この場合に
鋼板とアルミ金属板とを混合使用したときは、両金属の
化成処理性、とりわけ、リン酸塩処理性に違いがあるこ
と、及び異種金属のため接触腐食が起るという問題点が
あった。
ギ−の観点から自動車の車体重量を軽くし、燃料消費量
の節減を目指して、その板厚が薄くなっている。さら
に、自動車用鋼板は外からの荷重に対する抵抗を確保す
るために、薄肉化に応じて、適度の強度増加が必要であ
る。しかし、車体の軽量化には限度があり、それに伴う
強度においても限度がある。従って、これ以上の軽量化
を図るためには、鋼板以外の金属であるアルミ金属板の
適用などが考えられる。しかし、軽量化のみではすまさ
れず、適度の強度とプレス加工性等が要求されるため、
全てアルミ金属板で車体を構成することは出来ず、鋼板
とアルミ金属板の両者の併用が考えられる。この場合に
鋼板とアルミ金属板とを混合使用したときは、両金属の
化成処理性、とりわけ、リン酸塩処理性に違いがあるこ
と、及び異種金属のため接触腐食が起るという問題点が
あった。
【0003】また、それに伴って異種金属の接合技術も
確立する必要があるが、この接合技術について、例えば
特開昭58−163584号公報のように、軽金属部分
と重金属部分、例えば、アルミニュウム部材と鋼板との
一体接合にあって、この軽金属部分との間に、基底層と
この基底層に押出しによって冶金的接合された、少なく
とも一枚の異なる金属の上張りとにより成る複合部材の
両成分が対応する物質拡散溶接される技術がある。この
方法は、例えば自動車の車体のアルミニュウム製の彎曲
側面板に鋼の床を接合させ得るようにすると言うもので
ある。
確立する必要があるが、この接合技術について、例えば
特開昭58−163584号公報のように、軽金属部分
と重金属部分、例えば、アルミニュウム部材と鋼板との
一体接合にあって、この軽金属部分との間に、基底層と
この基底層に押出しによって冶金的接合された、少なく
とも一枚の異なる金属の上張りとにより成る複合部材の
両成分が対応する物質拡散溶接される技術がある。この
方法は、例えば自動車の車体のアルミニュウム製の彎曲
側面板に鋼の床を接合させ得るようにすると言うもので
ある。
【0004】
【発明が解決するための課題】上述のように、自動車の
軽量化のため、アルミ金属板を使用する動向はあるが、
しかし、鋼板との混合使用の場合、鋼板とアルミ金属板
とでは同じ化成処理が出来ないため、プレス成形後にお
いて別ラインで化成処理をした後溶接、塗装をしなけれ
ばならない問題がある。しかも、鋼板とアルミ金属板と
では化成処理性が異なることから、塗料密着性及び耐食
性に問題が発生する。また、鋼板とアルミ金属板が接触
したとき、その部分で、異種金属が接触して腐食が発生
する問題がある。更には、特開昭58−163584号
公報にあっては、確かに片方の軽金属部分と他方の重金
属部分との間に、溶接結合を作り、これにより特に厚さ
を異にする金属板同志の突合せ連絡が可能となるが、し
かし軽金属部分と重金属部分との間に生ずる異種金属の
接触による腐食反応の問題は何ら解決されていない。
軽量化のため、アルミ金属板を使用する動向はあるが、
しかし、鋼板との混合使用の場合、鋼板とアルミ金属板
とでは同じ化成処理が出来ないため、プレス成形後にお
いて別ラインで化成処理をした後溶接、塗装をしなけれ
ばならない問題がある。しかも、鋼板とアルミ金属板と
では化成処理性が異なることから、塗料密着性及び耐食
性に問題が発生する。また、鋼板とアルミ金属板が接触
したとき、その部分で、異種金属が接触して腐食が発生
する問題がある。更には、特開昭58−163584号
公報にあっては、確かに片方の軽金属部分と他方の重金
属部分との間に、溶接結合を作り、これにより特に厚さ
を異にする金属板同志の突合せ連絡が可能となるが、し
かし軽金属部分と重金属部分との間に生ずる異種金属の
接触による腐食反応の問題は何ら解決されていない。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】そこで発明者らは、こ
のような問題を解決するべく種々の研究を重ねた結果、
異種金属間に生ずる腐食の起らないプレコ−ト金属板を
用いた自動車車体の製造方法を提供せんとするものであ
る。その発明の要旨とするところは、鋼板とアルミ板と
を用いる自動車車体の形成方法において、プレコ−ト鋼
板とプレコ−トアルミ板を各々車体部品にプレス成形
後、接合してホワイトボデ−を形成することを特徴とす
るプレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法にあ
る。
のような問題を解決するべく種々の研究を重ねた結果、
異種金属間に生ずる腐食の起らないプレコ−ト金属板を
用いた自動車車体の製造方法を提供せんとするものであ
る。その発明の要旨とするところは、鋼板とアルミ板と
を用いる自動車車体の形成方法において、プレコ−ト鋼
板とプレコ−トアルミ板を各々車体部品にプレス成形
後、接合してホワイトボデ−を形成することを特徴とす
るプレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法にあ
る。
【0006】以下、本発明について図面に従って詳細に
説明する。図1はプレコ−ト鋼板とプレコ−トアルミ板
を用いる自動車車体の形成工程を示す。ここで、鋼板と
しては熱延鋼板、冷延鋼板ならびにZn又はZn合金め
っき或いはAl又はAl合金めっきによる表面処理鋼板
などを適用することが出来る。また、化成処理工程は、
その前処理として脱脂処理を施した鋼板に化成処理を施
し、塗膜の密着性を確保するものである。この施工法と
してはスプレ−方式、デイップ方式、ロ−ル塗布方式、
リアクションセル方式、エア−ナイフ絞り方式等があ
る。これらの化成処理は、通常、次工程のプレコ−ト塗
装と同一ラインで連続的に行われるが、前工程の鋼板製
造ラインで行うことも出来る。プレコ−ト塗装は通常の
コイルコ−テングラインで行われる。すなわち、前記の
化成処理を行った後、ロ−ルコ−タ−、カ−テンフロ−
コ−タ−などで塗料を塗装し、熱風炉、高周波加熱炉、
赤外線炉或るは放射線の照射によって硬化させる。塗装
はエポキシ系、ポリエステル系、ポリウレタン系などの
プライマ−塗装2〜30μmとポリウレタン系、ポリエ
ステル系、アクリル系、塩化ビニル系などのトップコ−
ト2〜200μmを施こすのが一般的であるが、プライ
マ−塗装を省略する場合やトップコ−トの上に更にトッ
プコ−トと同様の樹脂系のオ−バ−トップコ−トを塗装
することもある。
説明する。図1はプレコ−ト鋼板とプレコ−トアルミ板
を用いる自動車車体の形成工程を示す。ここで、鋼板と
しては熱延鋼板、冷延鋼板ならびにZn又はZn合金め
っき或いはAl又はAl合金めっきによる表面処理鋼板
などを適用することが出来る。また、化成処理工程は、
その前処理として脱脂処理を施した鋼板に化成処理を施
し、塗膜の密着性を確保するものである。この施工法と
してはスプレ−方式、デイップ方式、ロ−ル塗布方式、
リアクションセル方式、エア−ナイフ絞り方式等があ
る。これらの化成処理は、通常、次工程のプレコ−ト塗
装と同一ラインで連続的に行われるが、前工程の鋼板製
造ラインで行うことも出来る。プレコ−ト塗装は通常の
コイルコ−テングラインで行われる。すなわち、前記の
化成処理を行った後、ロ−ルコ−タ−、カ−テンフロ−
コ−タ−などで塗料を塗装し、熱風炉、高周波加熱炉、
赤外線炉或るは放射線の照射によって硬化させる。塗装
はエポキシ系、ポリエステル系、ポリウレタン系などの
プライマ−塗装2〜30μmとポリウレタン系、ポリエ
ステル系、アクリル系、塩化ビニル系などのトップコ−
ト2〜200μmを施こすのが一般的であるが、プライ
マ−塗装を省略する場合やトップコ−トの上に更にトッ
プコ−トと同様の樹脂系のオ−バ−トップコ−トを塗装
することもある。
【0007】一方、アルミ板としては、JIS規格の5
000系、6000系のものなどを適用することが出来
る。また、アルミ板の化成処理としてはアルミ板とのな
じみ性及び塗装性の関係からクロメ−ト処理が最も適し
ている。そのために電解クロメ−ト処理、塗布型クロメ
−ト処理、または、6価クロムイオンと3価クロムイオ
ン、及びアクリル系重合体エマルジョンまたは水分散型
のポリエステル系を含有する樹脂クロメ−ト処理、リン
酸クロメ−ト処理のいずれかのクロメ−ト処理を行った
後、鋼板と同様にプレコ−ト塗装を行う。勿論、リン酸
塩処理も適用は可能である。次に、車体にプレス成形
し、前述したプレコ−ト鋼板より成る車体プレス成形部
品とアルミ板より成形された車体プレス成形部品との接
合、接着を行う。この場合、主に接着剤を使用して接
合、接着を行うものであるが、特に接着剤のみに限定さ
れず、機械的接合あるいはこれら接合法を組合せても良
い。ここで接着剤を使用する場合には、接着剤としては
一液型エポキシ系、二液型エポキシ系、一液型ウレタン
系、二液型ウレタン系、アクリル系、ポリアミド系、プ
ライマ−併用アクリル系、熱硬化型ポリエステル系フイ
ルム接着剤等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
000系、6000系のものなどを適用することが出来
る。また、アルミ板の化成処理としてはアルミ板とのな
じみ性及び塗装性の関係からクロメ−ト処理が最も適し
ている。そのために電解クロメ−ト処理、塗布型クロメ
−ト処理、または、6価クロムイオンと3価クロムイオ
ン、及びアクリル系重合体エマルジョンまたは水分散型
のポリエステル系を含有する樹脂クロメ−ト処理、リン
酸クロメ−ト処理のいずれかのクロメ−ト処理を行った
後、鋼板と同様にプレコ−ト塗装を行う。勿論、リン酸
塩処理も適用は可能である。次に、車体にプレス成形
し、前述したプレコ−ト鋼板より成る車体プレス成形部
品とアルミ板より成形された車体プレス成形部品との接
合、接着を行う。この場合、主に接着剤を使用して接
合、接着を行うものであるが、特に接着剤のみに限定さ
れず、機械的接合あるいはこれら接合法を組合せても良
い。ここで接着剤を使用する場合には、接着剤としては
一液型エポキシ系、二液型エポキシ系、一液型ウレタン
系、二液型ウレタン系、アクリル系、ポリアミド系、プ
ライマ−併用アクリル系、熱硬化型ポリエステル系フイ
ルム接着剤等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0008】図2は本発明に係るプレコ−ト鋼板とプレ
コ−トアルミ板の接着状態の1例を示す断面図であり、
鋼板1上に化成処理被膜3を形成した後下塗り塗装被膜
4及びトップコ−ト被膜5を形成させたプレコ−ト鋼板
と、アルミ板2に化成処理被膜7を形成した後プライマ
−被膜4及びトップコ−ト被膜5を形成させたプレコ−
トアルミ板とを接合するものである。
コ−トアルミ板の接着状態の1例を示す断面図であり、
鋼板1上に化成処理被膜3を形成した後下塗り塗装被膜
4及びトップコ−ト被膜5を形成させたプレコ−ト鋼板
と、アルミ板2に化成処理被膜7を形成した後プライマ
−被膜4及びトップコ−ト被膜5を形成させたプレコ−
トアルミ板とを接合するものである。
【0009】
【作用】上記のように、鋼板とアルミ板とをプレコ−ト
金属板とする際に別々のラインで化成処理できるので、
両者の化成処理を同一にする必要がなく、りん酸塩処
理、クロメ−ト処理、複合酸化被膜処理、重金属置換処
理等鋼板とアルミ板のそれぞれに適した種類の処理が最
適の条件で行うことが可能となる。また、プレコ−ト鋼
板とプレコ−トアルミ板の表面の塗膜は絶縁性を有する
ので、鋼とアルミの直接接触がなく、従って異種金属接
触腐食を回避することが出来る。
金属板とする際に別々のラインで化成処理できるので、
両者の化成処理を同一にする必要がなく、りん酸塩処
理、クロメ−ト処理、複合酸化被膜処理、重金属置換処
理等鋼板とアルミ板のそれぞれに適した種類の処理が最
適の条件で行うことが可能となる。また、プレコ−ト鋼
板とプレコ−トアルミ板の表面の塗膜は絶縁性を有する
ので、鋼とアルミの直接接触がなく、従って異種金属接
触腐食を回避することが出来る。
【0010】
【実施例】連続コイルコ−テングラインで、板厚1.0
mmの鋼板を脱脂処理後、りん酸亜鉛処理液を用いスプ
レ−処理を10秒間施した。このりん酸亜鉛処理被膜を
有する鋼板上にロ−ルコ−タ−でエポキシ系プライマ−
を5μm塗装し、到達板温が210℃になる様に30秒
間熱風焼き付けを行った。冷却後再びロ−ルコ−タ−で
ウレタン変成ポリエステル系トップコ−トを20μm塗
装し、到達板温が230℃になる様に60秒間焼き付
け、冷却してプレコ−ト鋼板を得た。これを車体部品に
プレス加工した。一方、板厚0.8mmのアルミ板を鋼
板と同様にコイルコ−トラインで、クロメ−ト処理浴に
て浸漬後水洗乾燥し、表面にクロム酸化物よりなる化成
被膜を形成させた後、鋼板と同様条件でエポキシ系プラ
イマ−とウレタン変性ポリエステル系トップコ−ト塗膜
を形成し、プレコ−トアルミ板を得た。これを車体部品
にプレス加工した。車体部品にプレス加工したプレコ−
ト鋼板とプレコ−トアルミ板との接合は、エポキシ系熱
硬化性接着剤を用い、200℃の温度で10分間加熱
し、接着した。その結果、Tピ−ル強度で25kg/2
5mmという極めて高い接着強度で両者を接着すること
が出来た。引続いて、中塗りとしてアルキド樹脂系塗料
を35μm塗装焼き付けし、更にアルキド樹脂系上塗り
塗装を40μm形成せしめ、鋼板とアルミ板による自動
車車体を製造した。この車体は、異種金属接触腐食が全
く起らないことが確認された。
mmの鋼板を脱脂処理後、りん酸亜鉛処理液を用いスプ
レ−処理を10秒間施した。このりん酸亜鉛処理被膜を
有する鋼板上にロ−ルコ−タ−でエポキシ系プライマ−
を5μm塗装し、到達板温が210℃になる様に30秒
間熱風焼き付けを行った。冷却後再びロ−ルコ−タ−で
ウレタン変成ポリエステル系トップコ−トを20μm塗
装し、到達板温が230℃になる様に60秒間焼き付
け、冷却してプレコ−ト鋼板を得た。これを車体部品に
プレス加工した。一方、板厚0.8mmのアルミ板を鋼
板と同様にコイルコ−トラインで、クロメ−ト処理浴に
て浸漬後水洗乾燥し、表面にクロム酸化物よりなる化成
被膜を形成させた後、鋼板と同様条件でエポキシ系プラ
イマ−とウレタン変性ポリエステル系トップコ−ト塗膜
を形成し、プレコ−トアルミ板を得た。これを車体部品
にプレス加工した。車体部品にプレス加工したプレコ−
ト鋼板とプレコ−トアルミ板との接合は、エポキシ系熱
硬化性接着剤を用い、200℃の温度で10分間加熱
し、接着した。その結果、Tピ−ル強度で25kg/2
5mmという極めて高い接着強度で両者を接着すること
が出来た。引続いて、中塗りとしてアルキド樹脂系塗料
を35μm塗装焼き付けし、更にアルキド樹脂系上塗り
塗装を40μm形成せしめ、鋼板とアルミ板による自動
車車体を製造した。この車体は、異種金属接触腐食が全
く起らないことが確認された。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を実施するこ
とによって、鋼板とアルミ板との異種金属接触がなく、
従って腐食が全く起らず、耐食性の優れた軽量自動車車
体ないし、部品が得られ、工業上極めて有利な異種金属
接合による軽量自動車車体の製造が低コストで可能とな
った。
とによって、鋼板とアルミ板との異種金属接触がなく、
従って腐食が全く起らず、耐食性の優れた軽量自動車車
体ないし、部品が得られ、工業上極めて有利な異種金属
接合による軽量自動車車体の製造が低コストで可能とな
った。
【図1】本発明に係る軽量自動車接合金属板の製造工程
図、
図、
【図2】本発明に係る鋼板とアルミ板との接着状態を示
す断面図である。
す断面図である。
1 鋼板 2 アルミ板 3 化成処理層 4 プライマ−被膜 5 トップコ−ト被膜 6 接着剤 7 化成処理被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23F 15/00 7179−4K
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板とアルミ板とを用いる自動車車体の
形成方法において、プレコ−ト鋼板とプレコ−トアルミ
板を各々車体部品にプレス成形後、接合してホワイトボ
デ−を形成することを特徴とするプレコ−ト金属板を用
いた自動車車体の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236892A JP2794351B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236892A JP2794351B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550173A true JPH0550173A (ja) | 1993-03-02 |
JP2794351B2 JP2794351B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=17007317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3236892A Expired - Lifetime JP2794351B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794351B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284045A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車輌用部材の接合方法及び車輌用部材の接合構造 |
WO2005073058A1 (de) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Daimlerchrysler Ag | Hybridbauteil |
WO2011070978A1 (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板 |
JP2013202873A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウム合金塗装板 |
JP6435434B1 (ja) * | 2017-12-15 | 2018-12-05 | 慎一 滝澤 | 空気流用の貼付シート状部材及びそれを用いた走行車両 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3236892A patent/JP2794351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284045A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車輌用部材の接合方法及び車輌用部材の接合構造 |
WO2005073058A1 (de) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Daimlerchrysler Ag | Hybridbauteil |
WO2011070978A1 (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板 |
GB2488056A (en) * | 2009-12-10 | 2012-08-15 | Kobe Steel Ltd | Process for production of steel plate/aluminum plate joint structure, and steel plate and aluminum plate produced by the process |
JP2013202873A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウム合金塗装板 |
JP6435434B1 (ja) * | 2017-12-15 | 2018-12-05 | 慎一 滝澤 | 空気流用の貼付シート状部材及びそれを用いた走行車両 |
JP2019108111A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 慎一 滝澤 | 空気流用の貼付シート状部材及びそれを用いた走行車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2794351B2 (ja) | 1998-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107923024B (zh) | 用于从涂覆基于铝的金属涂层的钢板开始制造可磷酸盐化部件的方法 | |
KR102421541B1 (ko) | 전기아연도금된 시트로부터 낮은 파형을 가지는 부품들을 제조하는 방법, 대응 부품 및 차량 | |
US20180179642A1 (en) | Component, in Particular Structural Component, for a Motor Vehicle, as well as a Method for Producing a Component | |
JP2794351B2 (ja) | プレコ−ト金属板を用いた自動車車体の形成方法 | |
US20050146162A1 (en) | Stainless frame construction for motor vehicles | |
JP5138957B2 (ja) | 鋼材とアルミニウム材との異材接合体 | |
JP4958498B2 (ja) | アルミ製品と鋼材製品との接合用継ぎ手及びそれを用いた接合方法 | |
WO2005073058A1 (de) | Hybridbauteil | |
JP2001017915A (ja) | 自動車の車体の塗装方法 | |
KR102471961B1 (ko) | 자동차용 이중 금속판재구조 및 이의 제조방법 | |
JPH05229055A (ja) | 積層金属板の製造方法 | |
JPS598353B2 (ja) | 密着性に優れた高耐食性加工用複合被覆鋼板 | |
US6701601B2 (en) | Metal body painting system and method | |
US10751821B2 (en) | Methods for assembling metallic sandwich and honeycomb structures | |
JPS5919152A (ja) | 耐食性、点溶接性および成形加工性に優れた複合被覆鋼板 | |
KR100311783B1 (ko) | 아연합금계 전기도금강판 수지처리 용액 및 이를 이용한 수지피 복 아연합금계 전기 도금강판의 제조방법 | |
JP3076780B2 (ja) | 溶接缶用樹脂フィルム被覆金属板の製造方法 | |
JP4102723B2 (ja) | 表面処理材とその製造方法、交通輸送手段の構体及び鉄道車両の構体 | |
JPS5882639A (ja) | 加工物品の製造方法 | |
JP3359778B2 (ja) | 加工密着性および耐食性に優れる樹脂被覆アルミニウム材 | |
JPS59133381A (ja) | 自動車用防錆板金部品の製造方法 | |
Sakauchi et al. | Application of aluminium to body components: current trends and future prospects | |
JP2004257040A (ja) | 住宅外壁下地材およびその製造方法 | |
JPH0329147Y2 (ja) | ||
JPH06328621A (ja) | 耐食性と加工性に優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980526 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626 Year of fee payment: 12 |