JPH0550060A - 含油水処理装置 - Google Patents

含油水処理装置

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JPH0550060A
JPH0550060A JP3137913A JP13791391A JPH0550060A JP H0550060 A JPH0550060 A JP H0550060A JP 3137913 A JP3137913 A JP 3137913A JP 13791391 A JP13791391 A JP 13791391A JP H0550060 A JPH0550060 A JP H0550060A
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tank
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treatment
treated water
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Katsuji Yamazaki
勝次 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人手にたよらず、大量の含油廃水について、効
率よくかつ自動的に油分の除去が行える含油水処理装置
を提供する。 【構成】気体と共に排出される含油水を、気体から分離
する気液分離装置と、分離された含油水から油分を分離
除去する油除去処理装置とを備え、上記油除去処理装置
は、相対的に比重の小さい浮上油を分離する含油水分槽
と、吸着材が装填され、含油水分槽で分離された含油水
分から油分を吸着処理する含油水分処理槽と、油分の吸
着処理後の処理水を貯溜する処理水槽とを備え、かつ、
上記含油水分槽と含油水分処理槽との間に、含油水分槽
の含油水分を含油水分処理槽に導くと共に、油分を吸着
するための吸着シートを有し、残油の一部を除去処理す
る残油分前処理槽を備え、処理水槽から処理水を排出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業機器等から排出さ
れる廃水に含まれる油を分離して、廃水を浄化するため
の含油水分処理装置に係り、特に、コンプレッサからの
ドレンのように、気体中に含まれる含油水からの油分離
に好適な含油水分処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場等において、機器類から排出される
水には、多くの場合、潤滑剤等の油分を含んでいる。例
えば、大型のコンプレッサ機器装置の場合、潤滑油等の
油分と機器装置から生ずる水とが懸濁した油水懸濁液、
すなわち、ドレン水を大量に排出する。このドレン水
は、圧縮空気と共に、水が油分の混合された状態で排出
される。このため、これをそのまま外部に排出すると、
河川や海を汚濁することになり、好ましくないことか
ら、地方自治体の条例等で、排出基準が厳格に規制され
ている。従って、この種のドレン水は、油分を規制値以
下に除去して、清澄な処理済水とした後、排水すること
が必要となる。
【0003】従来、これらのドレン等の油水分離は、ド
レンピットに廃水を溜め、この廃水に、ポリプロピレン
系の織布体をドレンに浸すことにより、ドレンの油分を
織布体に付着させて、水分から除去して分離することが
行われていた。
【0004】また、従来、ドレンピット内に溜められた
廃水の上層部に浮上する油分を汲み出して廃棄すること
や、容器内に廃水を溜め、バルブ操作により、廃水の上
層部に浮上する油分を排出することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドレンピット
内の油分を織布体により除去する方法は、大量のドレン
の処理には不適当であり、しかも、油分の付着した処理
後の織布体の処理や廃棄に手間がかかるという問題があ
った。
【0006】また、ドレンピット内で浮上する油分の汲
み出しや、容器内の油分のバルブ操作による排出は、そ
の性質上、連続的に行うことはできず、作業者が、ピッ
トや容器を監視して、必要に応じて排出処理を行う。こ
のため、人手を必要とすると共に、作業ミスを起こす可
能性があるという問題があった。
【0007】このため、従来、ドレン水の処理、特に、
大量のドレン水の処理を、自動的に、しかも、効率よく
行うことが要請されていた。
【0008】本発明の目的は、作業員の監視や、手作業
を省いて、自動的に、かつ、効率よく含油水の処理を行
うことができる含油水処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、気体と共に排出される含油水を、気体から分
離する気液分離装置と、分離された含油水から油分を分
離除去する油除去処理装置とを備え、上記油除去処理装
置は、相対的に比重の小さい浮上油を分離する含油水分
槽と、吸着材が装填され、含油水分槽で分離された含油
水分から油分を吸着処理する含油水分処理槽と、油分の
吸着処理後の処理水を貯溜する処理水槽とを備え、か
つ、上記含油水分槽と含油水分処理槽との間に、含油水
分槽の含油水分を含油水分処理槽に導くと共に、油分を
吸着するための吸着シートを有し、残油の一部を除去処
理する残油分前処理槽を備え、処理水槽から処理水を排
出することを特徴とする。
【0010】含油水分処理槽と処理水槽との間に、含油
水分処理槽で処理された処理水を処理水槽に導くと共
に、処理状態を確認するための処理水確認槽をさらに配
置することができる。
【0011】処理水確認槽には、油分を吸着するための
吸着シートを装填することができる。
【0012】残油前処理槽と処理水確認槽とは、その一
部を透明に構成することができる。
【0013】
【作用】本発明において、気液分離装置は、コンプレッ
サ等の機器、配管等から排出されるドレン水が圧縮空気
と含油水とを含む場合に、気体と含油水とを分離する。
これにより、含油水は、混合している気体の圧力の影響
を受けなくなるので、ドレン水が分離されている含油水
と浮上油を撹拌することを防ぐことができる。従って、
気液分離後の含油水を、重力を利用して、そのまま油除
去処理装置に自動的に送ることができる。なお、ドレン
水をそのまま含油水分分離槽に供給すると、含油水と浮
上油を撹拌することになり、含油水の分離が悪くなり、
それだけ、後段の吸着材の処理寿命が短くなる。
【0014】油除去処理装置では、分離された含油水か
ら油分を分離除去する。まず、含油水分槽において、含
油水を貯溜する。この際、撹拌等を行わず静置すること
により、相対的に比重の小さい浮上油を浮上させて分離
する。分離された浮上油は、そのまま、または、例え
ば、浮上油槽に貯溜された後、排出される。この排出
は、排出口のレベルを適当に設定することにより、自動
的に行なうようにすることができる。
【0015】油分が未だ分離されていない含油水分は、
残油分前処理槽を介して含油水分処理槽に導かれる。含
油水分を残油分前処理槽の下方から含油水分槽の上方に
導くことにより、含油水分が残油分前処理槽から含油水
分処理槽に自動的に送られる。この時、残油分前処理槽
内に装填されている吸着シートにより、塵埃等が濾過さ
れると共に、残留油分の一部が吸着される。このため、
含油水分処理槽で吸着処理すべき油分が減少するので、
含油水分処理槽における吸着材の寿命が長くなる。
【0016】含油水分処理槽では、吸着材により、含油
水分から油分を吸着処理する。油分の吸着処理後の処理
水は、処理水槽に貯溜され、排出される。
【0017】なお、より高度に油分の除去処理を行う場
合には、さらに、吸着材を用いて処理すればよい。
【0018】このように、本発明によれば、気液分離さ
れた含油水が、含油水分槽で浮上油と含油水分とに分離
され、油除去処理装置内で、前者が浮上油槽に、後者
が、残油分前処理槽、含油水分処理槽および処理水槽に
この順で、レベル差に応じて、それぞれ送られる。従っ
て、自動的な処理が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0020】図1に、本発明の含油水処理装置の一実施
例の構成の概要を斜視図により示す。また、図2に、そ
の断面図を示す。本実施例は、エアコンプレッサからの
廃水の浄化に用いられる装置の例である。
【0021】図1および図2に示される油分離装置は、
エアコンプレッサ(図示せず)からのドレン水について
エアと含油水とを分離する気液分離装置Aと、分離され
た含油水から油分を分離除去する油除去処理装置Bと、
上記油除去処理装置Bから排出される処理水中に残留す
る油分を除去する残留油分除去処理装置Cとを備える。
また、これらの装置は、共通の架台100に載置されて
いる。すなわち、下段に残留油分除去処理装置C、中段
に油除去処理装置B、その油除去処理装置B上に気液分
離装置Aが配置され、全体として縦型構造となってい
る。中段は、支持板101が架台100に固定され、こ
の支持板101上に、油除去処理装置Bが配置される。
【0022】気液分離装置Aは、ドレン水に衝撃を生じ
させてエアを分離する衝撃槽2と、衝撃により生じたオ
イルミストを除去するためのオイルミスト除去槽4と、
衝撃により分離されたエアを外部に排出するエア分離槽
7とを備える。気液分離装置Aは、全体がほぼ直方体の
筐体1に囲まれて構成される。
【0023】衝撃槽2は、ドレン水入口1aと、ドレン
水により衝撃される衝撃板2aと、これを支持する強化
板2bと、分離されたエアと含油水を通過させるバック
アッププレート3とを有する。図3に示すように、衝撃
板2aは、例えば、強化プラスチック板からなり、下方
に、含油水を通流させるための孔2cが設けられ、全体
には、オイルミスト通過のための多数の孔2dが設けら
れている。この衝撃板2aは、3枚が間隔を隔てて並べ
られている。強化板2bは、スリット状の切欠き2eが
設けられて、この切欠きに2eに、衝撃板2aを差し込
んで支持する。バックアッププレート3は、衝撃槽2を
通過してくる圧力を有するドレン水を受け止めるための
プレートであって、後述するオイルミストを除去するた
めのオイルミスト除去槽4内に装填される吸着材にドレ
ン水が当たらないように保護する。バックアッププレー
ト3(後述するバックアッププレート5も同様)には、
空気を通す孔3b(5b)と、含油水を通す切欠き3a
(5a)とが設けられている。
【0024】オイルミスト除去槽4は、上流側にある上
記バックアッププレート3と下流側に設けられるバック
アッププレート5との間の空間に設けられ、吸着材4a
が装填される。吸着材4aは、例えば、ポリエステル、
ポリプロピレン等の長繊維を用いた不織布が用いられ
る。また、このオイルミスト除去槽4の上部には、吸着
材交換のための開口部6があり、この開口部6には、着
脱自在に嵌合される蓋6aが装着されている。この開口
部6および蓋6aの構造については、後述する。
【0025】エア分離槽7は、バックアッププレート5
で仕切られる、筐体1の下流側空間により構成される。
その底面部には、気液分離した含油水Wを油除去処理装
置Bに供給するための排水孔7aが設けられている。ま
た、上面には、分離された空気を大気開放するためのエ
アベンチレータ8が設けられている。このエアベンチレ
ータ8には、防虫のための網9が装着してある。
【0026】ドレン水入口1aには、架台100下方に
設けられている廃水入口1dに通じるドレン配管1bが
連結される。このドレン配管1bの中間には、逆止弁1
cが設けられている。
【0027】油除去処理装置Bは、含油水について油除
去の各種処理を行うための処理槽10を有する。処理槽
10は、その内部に、浮上油槽14と、含油水分槽11
と、残油前処理槽17と、含油水分処理槽19と、処理
水確認槽21と、処理水槽23とを、この順に配置して
有する。この処理槽10は、例えば、強化プラスチック
により形成することができる。また、その前面側が、ア
クリル樹脂等の透明パネル10aで構成されている。従
って、上記各槽を外部から観察することができる。ま
た、この処理槽10の上面には、蓋10bが装着されて
いる。図4に、この処理槽10を気液分離装置Aと共
に、上面から見た状態を示す。図示されていないが、処
理槽10の裏面側には、各層ごとに掃除用の開口が設け
られている。この開口には、通常の運転時には、水密シ
ールされた蓋が装着されている。なお、処理槽10は、
強化プラスチック以外の材料で形成することもできる
が、強化プラスチックで形成すれば、錆びの発生がな
く、酸化されることもなく、また、軽量で小型化できる
利点がある。
【0028】なお、上記各槽は、複数設けられてもよ
い。例えば、含油水分槽11と、残油前処理槽17と、
含油水分処理槽19とを複数とすることができる。ま
た、含油水分処理槽19を複数段設け、それらの間に、
それぞれ残油前処理槽17を挾む構成とすることもでき
る。
【0029】含油水分槽11は、浮上油槽14と残油前
処理槽17との間に存在し、浮上油槽14との境の上部
に、浮上油出口12が設けられ、残油前処理槽17との
境の下部に、残油前処理槽17への含油水分入口16が
設けられる。上述した排水孔7aは、この含油水分槽1
1に通じる位置に設けられている。
【0030】浮上油槽14は、上記浮上油出口12から
流入する浮上油Yを貯溜するためのものである。その上
部には、残圧エアーを大気開放するための残圧エアー抜
き口13が設けられ、下方には、浮上油を外部に排出す
るための浮上油抜き口15が設けられる。また、本実施
例では、浮上油がある程度溜ったことを検出するため
の、浮上油検知レベルセンサ51が設けられる。
【0031】残油前処理槽17は、含油水分槽11と含
油水分処理槽19との間にあり、含油水分処理槽19と
の境の上部には、含油水出口18が設けられている。含
油水出口18は、その位置が、浮上油出口12の位置よ
り低くなるように設定される。この残油前処理槽17
は、含油水分槽11から含油水分処理槽19へのパイプ
として機能させるため、比較的小さな空間となってい
る。また、その内部には、油分の吸着や、塵埃の濾過等
の前処理のため、長繊維の不織布からなる吸着シート1
7aが装填されている。この吸着シート17aを白色の
もので構成すれば、油分による汚れが観察でき、これに
より、含油水分処理槽19で用いられる吸着材の寿命検
知に利用することができる。
【0032】含油水分処理槽19は、残油前処理槽17
と処理水確認槽21との間にあり、その内部に、吸着材
19aとして、粒状活性炭が充填される。また、処理水
確認槽21との境の下方に、処理水を処理水確認槽21
に送るための処理水入口20が設けられている。なお、
含油水分処理槽19に装填されている吸着材19aは、
図示しないが、含油水分処理槽19の裏面に逆洗用のシ
ステムを設け、吸着材19aを浄化エアにより逆洗する
こともできる。
【0033】処理水確認槽21は、含油水分処理槽19
と処理水槽23の間にあり、処理水槽23との境の上部
には、処理水出口22が設けられている。この処理水確
認槽21は、含油水分処理槽19から処理水槽23への
パイプとして機能させるため、比較的小さな空間となっ
ている。また、その内部には、僅かに残る油分の吸着等
の後処理のため、長繊維の不織布からなる吸着シート2
1aが装填されている。
【0034】処理水槽23は、処理槽10の下流側に設
けられ、処理水出口22から流入する処理水を貯溜す
る。この処理水槽23には、最終処理水出口24と落差
圧処理水出口47とが設けられている。また、処理水Z
の貯溜レベルを検出する処理水検知レベルセンサ25が
設けられている。
【0035】残留油分除去処理装置Cは、3本並列に設
けられた高度処理槽27と、処理水を排出するためのポ
ンプシステムとを備える。また、高度処理槽27は、処
理水の量に応じて、1から複数本とすることができる。
【0036】ポンプシステムは、処理水槽23内に設け
られ最終処理水出口24に連結されるサクションストレ
ーナ28および逆止弁29と、処理水入口ホース30
と、圧送ポンプ26と、このポンプ26を駆動する電動
機26aと、落差圧処理水入口透明ホース48と、逆止
弁49と、落差圧処理水中間透明ホース50と、3本の
高度処理槽27に処理水を送る処理水出口ホース31と
を備える。処理水入口ホース30と処理水出口ホース3
1とは、耐圧、耐油性の透明ホースを使用している。こ
れにより、圧送される処理水の流れが確認できる。電動
機26aは、電源ケーブル26bを介して供給される鼓
動電流により回転駆動される。電流は、図示しない電源
から供給される。
【0037】高度処理槽27は、強化プラスチック製の
パイプ46と、この内部に装填される処理材61a、6
1bおよび61cと、このパイプ46内に設けられるプ
ラスチック製の処理材押え網35と、このパイプ46の
両端の蓋受け口34a,34bを水密シールする入口蓋
33,出口蓋36とを備える。高度処理槽27は、いず
れも、入口側を低く、出口側を高くするように傾斜させ
て配置されている。
【0038】処理材61aは、通常の不織布が用いら
れ、処理材61bは、粒状活性炭が用いられ、および、
処理材61cは、長繊維不織布が用いられる。これらの
処理材は、本実施例では、上流側から、処理材押え網3
5、処理材61a、処理材61b、処理材押え網35、
処理材61c、処理材押え網35、処理材61b、処理
材61a、処理材押え網35が、この順に高度処理槽2
7に装填される。なお、各処理材の全部または一部に、
油分解用の薬品を含ませてもよい。
【0039】入口蓋33には、処理水出口ホース31
が、蓋33の中央部の高度処理槽入口32に連結され
る。出口蓋36には、高度処理水出口透明ホース38
が、蓋36の周縁部に変位して設けられている高度処理
水出口37に連結される。この透明ホース38は、その
一部が、高度処理槽27より高い位置に存在するように
配置される。これにより、透明ホース38中の混入エア
ーと、高度処理槽27中の混入エアーKKを外部に放出
することができる。
【0040】この透明ホース38の先端は、高度処理確
認槽39に連結される。高度処理確認槽39は、例え
ば、透明強化プラスチックにより形成される。その内部
には、処理状態を確認するため、吸着材39aが装填し
てある。この吸着材39aは、長繊維不織布が用いられ
る。高度処理確認槽39の出口には、排出用ホース40
が装着されている。このホース40は、架台100の枠
に設けられた排出口40aに連結される。
【0041】入口蓋33および出口蓋36は、強化プラ
スチック製であって、いずれもターンアップ式の開閉キ
ー型に構成されている。蓋33,36には、水密シール
用のO−リング42が装着される。このターンアップ式
の開閉キー型の蓋は、図5に示すように、受け口34
と、蓋33とからなる。受け口34は、中空で、内部に
蓋33の先端部が嵌合できるようになっている。蓋33
には、蓋開閉用締め付け爪43が6個設けてある。この
受け口34は、蓋33をターンアップさせる蓋開閉用締
め付け爪固定ガイド45が6個設けてある。蓋33の上
面には、開閉用に用いられるキー穴41が2個設けられ
ている。なお、このターンアップ式開閉キー型の蓋は、
蓋6aについても適用することができる。
【0042】これらの蓋33,36を開放することによ
り、高度処理水槽27の内部に格納される処理材61a
〜61cを交換することができる。
【0043】次に、本実施例の処理装置による油分離作
用について説明する。
【0044】本実施例装置の架台100下方に設けられ
ている廃水入口1dにエアコンプレッサのドレン水排出
口を接続すると、エア圧により、ドレン水が、ドレン配
管1bおよび逆止弁1cを介してドレン水入口1aに送
られる。ドレン水は、ドレン水入口1aから衝撃槽2に
噴出され、その一部が内部の衝撃板2aに衝突する。ま
た、他の一部は、衝撃板2aの孔2dを通過して、下流
側にある衝撃板2aに衝突する。衝撃板2aにドレン水
が衝突すると、その衝撃で、混合していた空気が分離す
ると共に、含油水が衝撃板2aを伝わって下方に流れ
る。また、衝撃と共、オイルミストが発生する。空気と
オイルミストとは、ドレン水の流入に伴う圧力差に従っ
て、衝撃板2aの孔2dを通って下流側に流れる。
【0045】空気およびオイルミストは、バックアップ
プレート3の孔3bを通って、オイルミスト除去槽4に
流入する。ここで、吸着材4aによりオイルミストが吸
着され、空気のみが下流側に流れる。空気は、さらに、
バックアッププレート5の孔5bを通ってエア分離層7
に流入し、防虫網9を介してエアベンチレータ8から大
気開放される。
【0046】衝撃槽2で分離された含油水Wは、衝撃板
2の孔2c、バックアッププレート3,5の切欠き3
a,5aを通って、エア分離槽7に流入して、排水孔7
aから含油水分槽11に供給される。
【0047】この状態では、含油水分は、圧縮空気とは
分離されているので、空気圧によらず、重力による落下
で含油水分槽11に流れる。そのため、含油水分槽11
にドレン水を直接流入させる場合と比べて、含油水槽1
1に静かに流入するので、後述するように分離された浮
上油と含油水とを撹拌することが押えられるので、油の
分離状態を保持することができる。従って、後段の油吸
着処理の負担を軽減することができる。
【0048】含油水分槽11では、含油水は、その比重
差に応じて分離し、比重の小さい成分は浮上油Yとし
て、上部に溜り、比重の大きい水を主とする含油水分W
は、下部に溜る。浮上油Yは、浮上油出口12を超える
レベルまで溜ると、この浮上油出口12から浮上油槽1
4に流入する。ここで溜った浮上油Yは、浮上油抜き口
15から外部に排出される。この排出は、常時行うこと
も、また、ある程度溜ったときまとめて行うこともでき
る。後者の場合、浮上油検知レベルセンサ51により浮
上油がある程度溜ったことを検出して、この信号を基
に、図示しない排出システムを起動して、浮上油を排出
するようにしてもよい。この場合、警報を発して、運転
員に知らせるようにしてもよい。なお、含油水分槽11
に空気が流入する場合があるが、この空気は、残圧エア
ー抜き口13から大気開放される。
【0049】含油水槽11の下部側に溜った含油水分W
は、含油水分入口16から残油前処理槽17に流入す
る。ここで、吸着シート17aにより、塵埃を濾過する
と共、上記含油水槽11での残油分の一部が吸着され
る。ここでは、比較的大きい油滴が吸着され、後段の含
油水分処理槽19での油分除去の前処理が行われる。こ
の吸着シート17aは、油滴の吸着により着色されるた
め、これを処理層10の前面側にある透明パネル10a
を介して観察することにより、油の吸着量を知ることが
できる。これは、後段の吸着材19aの吸着能力の状態
を間接的に知ることにもなる。従って、この吸着シート
17aは、吸着材19aのモニタとしても用いられる。
【0050】残油前処理槽17で前処理された含油水分
Wは、含油水出口18を介して含油水分処理槽19に流
入する。ここでは、装填されている吸着材19aにより
油分の吸着処理が行われる。ここで処理されて、油の濃
度が低くなった処理水は、処理水入口20を介して処理
水確認槽21に導かれる。ここでは、処理水の処理状況
を目視観察できようになっている。そのため、白色の吸
着シート21aが装填されている。このシート21aが
汚れてきた場合は、前段の含油水分処理槽19の吸着処
理が不十分と判断できる。なお、この吸着シート21a
によっても、油分の一部が吸着除去できるので、前段の
含油水分処理槽19の作用をバックアップすることがで
きる。
【0051】このようにして、油分の除去処理が行われ
た処理水Zは、処理水出口22から処理水槽23に送ら
れ、ここで貯溜される。そして、後述するように、ポン
プシステムにより、または、自然流下で、残留油分除去
処理装置Cに送られ、さらに高度処理が行われる。
【0052】処理水槽23に溜った処理水Zは、ポンプ
26により残留油分除去処理装置Cに送られる。このポ
ンプ26は、処理水槽23に設けられた処理水検知レベ
ルセンサ25で処理水Zがあるレベルを超えたことが検
知されると、この検知信号に基づいて、図示しない制御
装置により電動機26aが起動されて、駆動を開始す
る。ポンプ26が駆動すると、処理水槽23中にあるサ
クションストレーナ28より処理水が吸い込まれ、逆止
弁29を介してポンプ26に入り、さらに、処理水出口
ホース31を介して高度処理槽入口32に送られる。な
お、処理水入口ホース30と処理水出口ホース31と
は、透明であるので、処理水の流れる状態を容易に把握
することができる。
【0053】ここまで圧送された処理水は、高度処理槽
27に流入し、処理材押え網35、処理材61a、処理
材61b、処理材押え網35、処理材61c、処理材押
え網35、処理材61b、処理材61a、処理材押え網
35の順に通過して、僅かに残る残油分がこれらの処理
材に吸着され、高度に処理が行われる。この高度処理水
は、透明ホース38を介して高度処理確認槽39に送ら
れる。ここでは、高度処理水を観察することができる。
この後、高度処理水Pは、排出用ホース40を介して、
架台100の枠に設けられた排出口40aに導かれ、廃
水規制値未満に処理された清澄な高度処理済水として、
ここから外部に排出される。
【0054】なお、ポンプ26によらず、落差圧により
高度処理を行うこともできる。この場合は、落差圧処理
水出口47から透明ホース48および逆止弁49を介し
て、処理水Zを透明ホース31に導くことにより行う。
ここで、逆止弁49は、ポンプ26の作動時に、処理水
Zが逆流しないように阻止するため、閉状態となる。処
理水が少ない場合、高度処理槽27の汚れが少ない場合
等であれば、落差圧で処理水を送り込めるので、この落
差圧による処理が行える。
【0055】以上により、コンプレッサからの廃水から
油分を除去でき、処理水を河川に排出することができる
ようになる。また、浮上油は、燃料として利用でき、無
駄がない。
【0056】ここで、上記実施例装置の運転の一例とし
て、回転型のコンプレッサの廃水処理に用いた場合につ
いて説明する。この場合も、毎時12リットルの含油水
が圧縮空気と共に排出されるものとする。この場合は、
このコンプレッサからのドレン水を、上述したように気
液分離し、含油水分槽11において浮上油を分離する
と、含油分濃度N−ヘキサン値が150から180pp
mの含油水分Wが得られた。これを、順次処理すると、
処理水槽23で、3ppm未満の含油水分濃度の処理水
Zが得られた。この処理水を、さらに高度処理して、1
ppm未満の高度処理水Pが得られた。
【0057】なお、このような場合、処理水槽23で、
3ppm未満の含油水分濃度の処理水Zが得られるの
で、高度処理を省略してもよい。
【0058】上述した実施例は、気液分離装置Aと、油
除去処理装置Bと、残留油分除去処理装置Cとを1の架
台100に一体的に配置しているので、設置面積が少な
くてすむ。また、本実施例では、気液分離装置A、油除
去処理装置B、残留油分除去処理装置Cの順で上から配
置されている。このため、処理される含油水の流れに沿
った配置となるので、含油水の移動に要するエネルギを
節約することができる。しかも、油除去処理装置Bの各
槽は、それぞれ下流側の槽とのレベル差に応じて、含油
水、処理水が下流側にながれるので、処理が自動的に行
われる。従って、作業員が監視する必要がなく、また、
特別な場合を除き、通常の運転時には、人手による処理
を行う必要がない。
【0059】なお、気液分離装置Aについては、ドレン
水が圧縮空気を含む場合、それ自身の圧力を利用するこ
とができるので、特に、ポンプ等を必要としない。さら
に、吸着材の寿命を長くして、メンテナンスの回数を減
らすことができ、しかも、処理コストを低減することが
できる。
【0060】上記実施例は、空気と共に油を含む廃水の
浄化の例を示したが、本発明はこれに限られない。例え
ば、空気を含まない、含油水の廃水処理に用いることも
できる。この場合は、上記実施例における気液分離装置
を除いた構成とすればよい。また、残留油分が一定の基
準、例えば、水質汚濁を防止するために法律に基づいて
定められた基準を下回っている場合には、残留油分除去
処理装置Cを省略することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、人手にたよらず、大量の含油廃水について、効率よ
くかつ自動的に油分の除去が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る含油水処理装置の一実施例の構成
の概要を示す斜視図。
【図2】図1に示す実施例の構成を示す断面図。
【図3】図1に示す実施例に用いられる気液分離装置内
に装着される衝撃板、バックアッププレートおよび衝撃
強化板の一例を模式的に示す正面図。
【図4】図1に示す実施例に用いられる気液分離装置お
よび油除去処理装置の平面的配置関係を示す平面図。
【図5】図1に示す実施例の気液分離装置および残留油
分除去処理装置で用いられるターンアップ式の蓋の一例
の構成を示す説明図。
【符号の説明】
A…気液分離装置、B…油除去処理装置、C…残留油分
除去処理装置、1…筐体、1a…ドレン水入口、2…衝
撃槽、2a…衝撃板、2b…衝撃強化板、3,5…バッ
クアッププレート、4…オイルミスト除去槽、6…開口
部、7…エア分離槽、10…処理槽、11…含油水分
槽、14…浮上油槽、17…残油前処理槽、19…含油
水分処理槽、21…処理水確認槽、23…処理水槽、2
6…ポンプ、27…高度処理槽、39…高度処理確認
槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/20 A 9262−4D 1/40 E 7824−4D A 7824−4D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体と共に排出される含油水を、気体から
    分離する気液分離装置と、分離された含油水から油分を
    分離除去する油除去処理装置とを備え、 上記油除去処理装置は、相対的に比重の小さい浮上油を
    分離する含油水分槽と、吸着材が装填され、含油水分槽
    で分離された含油水分から油分を吸着処理する含油水分
    処理槽と、油分の吸着処理後の処理水を貯溜する処理水
    槽とを備え、かつ、 上記含油水分槽と含油水分処理槽との間に、含油水分槽
    から含油水分を含油水分処理槽に導くと共に、油分を吸
    着するための吸着シートを有し、残油の一部を除去処理
    する残油分前処理槽を備え、 処理水槽から処理水を排出することを特徴とする含油水
    処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、気液分離装置は、少な
    くとも1の衝撃板を有し、該衝撃板に気体と共に排出さ
    れる含油水を衝突させて、気体と含油水とを分離する衝
    撃槽と、衝撃時に発生するオイルミストを除去するオイ
    ルミスト除去槽と、オイルミストが除かれた気体を開放
    する気体分離層とを備える含油水分処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、含油水分処理
    槽と処理水槽との間に、含油水分処理槽で処理された処
    理水を処理水槽に導くと共に、処理状態を確認するため
    の処理水確認槽をさらに配置した含油水分処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、処理水確認槽に、油分
    を吸着するための吸着シートを装填した含油水分処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、残油前処理槽
    と処理水確認槽とは、その一部が透明に構成されたもの
    である含油水分処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5において、
    分離された浮上油を貯溜する浮上油槽をさらに備えた含
    油水分処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、浮上油槽と、含油水分
    槽と、残油前処理槽と、含油水分処理槽と、処理水確認
    槽と、処理水槽とは、1の共通の槽内に分割して配置さ
    れ、上記気液分離装置は、この共通の槽上に配置される
    含油水分処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6または7に
    おいて、上記油除去処理装置から排出される処理水中に
    残留する油分を除去する残留油分除去処理装置をさらに
    備える含油水分処理装置。
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