JPH0549522A - クツシヨン構造 - Google Patents

クツシヨン構造

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Publication number
JPH0549522A
JPH0549522A JP21750091A JP21750091A JPH0549522A JP H0549522 A JPH0549522 A JP H0549522A JP 21750091 A JP21750091 A JP 21750091A JP 21750091 A JP21750091 A JP 21750091A JP H0549522 A JPH0549522 A JP H0549522A
Authority
JP
Japan
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chamber
sol
mat
occupant
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP21750091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Nishiyama
国男 西山
Eiichi Hamada
栄一 浜田
Takakazu Mori
孝和 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0549522A publication Critical patent/JPH0549522A/ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で乗員の体型になじむ座面を得
る。 【構成】 車両用シート10のシートクッション12の
カバー14の下側には、フィッティングマット20が配
置されている。フィッティングマット20は軟質の樹脂
フィルムで構成されたフィッティングマットアッパ20
Aとフィッティングマットアンダ20Bとで薄い袋体と
されており、内部にはセパレータ26が配置されてい
る。第2室B及び第3室Cには、ゾル30が充填されて
おり、このゾル30中には粒状体としてのPEビーズ3
2が充填されている。また、第1室A及び第4室Dには
ゾル30のみが充填されている。各セパレータ26に
は、PEビーズ32より小さ径の連結手段としての貫通
孔28がそれぞれ穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート又はベッド等のク
ッション構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車等の車両に装備される車両用
シートにおいては、着座した乗員に疲労感を与えること
がなく、且つ、乗員の好みに応じた着座姿勢を採ること
ができるようにしたシートクッションが知られており、
その一例としては、実開昭63−130335号公報が
ある。
【0003】図7に示される如く、このシートクッショ
ン70においては、可撓性材料により形成されたシート
クッション70の中央部に座面72が取付けられている
と共に、流動体の収容量に応じて座面72の中央部の突
出量を増減変化させる中央流動体収容部材76が設けら
れている。また、シートクッション70の側方部には、
流動体の収容量に応じて座面側方部の突出量を増減変化
させる側方流動体収容部材78が設けられており、この
側方流動体収容部材78と中央流動体収容部材76とが
流動体通路80で連結されている。さらに、この流動体
通路80には、流動方向規制弁82が設けられており、
切換指令に応じて流動体の流動方向を選択的に片側一方
通行に規制するようになっている。
【0004】従って、このシートクッション70におい
ては、着座する乗員の体重を利用することにより、流動
体を中央流動体収容部材76と側方流動体収容部材78
との間で移動させることによって、座面72の中央部を
低下させ、座面側方部を突出させ、乗員の体と座面の隙
間を低減させることができ、これによって、特に、側方
より乗員の体を支持できるため乗員の横揺れに対するず
れを防止できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ートクッション70においては、流動方向規制弁82及
びこの流動方向規制弁82とバッテリー84との間に配
線され、流動方向規制弁82に切換指令を出力するため
の切換スイッチ86が必要となるため、装置が複雑とな
り大型化すると共に装置の重量が増加するという不具合
がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、簡単な構造で
乗員の体型になじむ座面を得ることができるクッション
構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カバーとパッドとの間に設けられ小径の連結手段に
よって互いに連通された複数の袋体部を有するマット材
と、前記複数の袋体部内に充填された液体又はゾルと、
これらの液体又はゾルに混在された前記連結手段の径よ
り大きな粒状体と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、未着座状態で
はシートクッションは、マット材の複数の袋体部内に充
填された液体又はゾルが重力によって略均一に分散する
ため、略平面状態となる。
【0009】一方、乗員がシートクッションに着座する
と、乗員の体重によって、マット材の複数の袋体部内の
液体又はゾルが押圧され、複数の袋体部内を移動する共
に、連結手段を介して複数の袋体部間を移動し、乗員の
体型になじむ凹凸形状となる。従って、簡単な構造で乗
員の体型になじむ座面を得ることができる。
【0010】また、マット材の複数の袋体部内の粒状体
は連結手段の径より大きいため、連結手段を通過するこ
とができず、他の袋体部へ移動できない。このため、乗
員の尻部等の大きな荷重が作用する袋体部においては、
マット材の座面と底面との間に粒状体が介在して、マッ
ト材の座面と底面とが当接するのを防止することがで
き、座り心地を向上することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係るクッション構造の一実施例を図
1〜図5に従って説明する。
【0012】図1に示される如く、本実施例のクッショ
ン構造が適用された車両用シート10のシートクッショ
ン12の表面には、カバー14が配置されており、この
カバー14は、外側部を構成する表皮16と内側部を構
成するカバーパッド18との2層構造とされている。
【0013】カバーパッド18の下側には、マット材と
してのフィッティングマット20が配置されており、こ
のフィッティングマット20の下側には、パッド22が
配置されている。即ち、フィッティングマット20はカ
バー14とパッド22とで挟まれた状態とされている。
【0014】図4に示される如く、フィッティングマッ
ト20は軟質の樹脂フィルムで構成されたフィッティン
グマットアッパ20Aとフィッティングマットアンダ2
0Bとで薄い袋体とされており、図2に示される如く、
フィッティングマット20の内部には前後方向に略等間
隔で軟質の樹脂フィルムで構成された3枚のセパレータ
26が配置されている。
【0015】図4に示される如く、セパレータ26の上
端部26Aはフィッティングマットアッパ20Aに接着
されており、セパレータ26の下端部26Bはフィッテ
ィングマットアンダ20Bに接着されている。従って、
図2に示される如く、フィッティングマット20の内部
は3枚のセパレータ26によって、前方から順に第1室
A、第2室B、第3室C、第4室Dに4分割されてい
る。
【0016】図1に示される如く、フィッティングマッ
ト20の第2室B及び第3室Cには、ゾル30が充填さ
れており、このゾル30中には粒状体としての球形、防
水性のPEビーズ32が充填されている。また、第1室
A及び第4室Dにはゾル30のみが充填されている。
【0017】なお、第1室A、第2室B、第3室C、第
4室Dへのゾル30の総注入量は、フィッティングマッ
ト20全体の容積に対して100%以下とされており、
図2に示される如く、各セパレータ26のシートクッシ
ョン幅方向端部近傍には、連結手段としての貫通孔28
がそれぞれ穿設されている。このため、ゾル30は各室
間を移動可能とされている。なお、貫通孔28の径はP
Eビーズ32の外径より小さくなっており、PEビーズ
32は貫通孔28を通過することができず、各室内で移
動するようになっている。
【0018】図3に示される、セパレータ26は、中央
部26Cが上方へ膨出した形状とされており、乗員が着
座した場合に、セパレータ26が、フィッティングマッ
トアッパ20Aの膨出を阻止しないようになっている。
【0019】図2に示される如く、フィッティングマッ
ト20のシート幅方向端部近傍の部位には、カバー14
の吊り部に対応して前後方向に延びる一対の長孔34が
穿設されており、これらの長孔34は第1室Aの中央部
から第2室Bの中央部までとされている。これらの長孔
34の後側には、隙間36を隔ててカバー14の吊り部
と対応する前後方向に延びる一対の長孔38が穿設され
ており、これらの長孔38は第2室Bの中央部から第3
室Cの中央部までとされている。なお、隙間36には、
貫通孔28が穿設されたセパレータが設けられておりP
Eビーズ32は通過することができないようになってい
る。
【0020】また、第3室Cと第4室Dとを仕切るセパ
レータ26のシートクッション幅方向中央部には、カバ
ー14の吊り部と対応するセパレータ26に沿った長孔
40が形成されており、第3室Cと第4室Dとを仕切る
セパレータ26の長孔40近傍には、連結手段としての
貫通孔28がそれぞれ穿設されている。さらに、長孔4
0の端部近傍と長孔38の端部との間には、貫通孔28
が穿設されたセパレータが設けられておりPEビーズ3
2は通過することができないようになっている。
【0021】図4に示される如く、シートクッション後
部の第4室Dの側断面形状は山形とされているが、図1
に示される如く、カバー14の後部に一体的に設けられ
た、布ゴム44の引張力によって、略平面形状となって
いる。一方、乗員が着座した場合には、乗員の荷重によ
って、第3室Cのゾルが貫通孔28から第4室D内に侵
入し、第4室Dを布ゴム44の引張力に抗して図1の想
像線で示されるように側断面形状が山形となるように膨
出させ、乗員の尻部後側を支持するようになっている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、未着座状態ではシートクッシ
ョン12は、図1に示される如く、略平面状となってい
る。これは、フィッティングマット20の第1室A、第
2室B、第3室C、第4室Dの各室に充填されたゾル3
0が重力によって略均一の分散しているためである。
【0023】一方、乗員がシートクッション12に着座
すると、乗員の体重によって、シートクッション12が
押圧され、フィッティングマット20が押圧される。こ
れによって、第1室A、第2室B、第3室C、第4室D
の各室に充填されたゾル30は乗員の体重によって、各
室のシートクッション幅方向端部及び乗員の股部に対応
する部位(図2の破線内側部)Eへ移動する。また、第
2室Bにおいては、ゾル30は隙間36の貫通孔28を
介してシートクッション幅方向端部へ移動する。また、
セパレータ26は、図3に示される如く、両端部26
A、26B及び中央部26Cが膨出した形状とされてお
り、フィッティングマットアッパ20Aの膨出を阻止し
ないようになっているため、フィッティングマットアッ
パ20Aが乗員の体型になじむ凹凸形状となる。一方、
第3室Cのゾル30は、貫通孔28から第4室D内に侵
入し、布ゴム44の引張力に抗して第4室Dを膨出さ
せ、乗員の尻部後側を支持する。従って、簡単な構造で
乗員の体型になじむ座面を得ることができる。
【0024】また、貫通孔28の径はPEビーズ32の
外径より小さくなっており、PEビーズ32は貫通孔2
8を通過することができない。このため、第2室B及び
第3室Cにおいては、乗員の尻部の圧力が高い場合に
も、フィッティングマット20の座面と底面との間にP
Eビーズ32が介在して、フィッティングマット20の
座面と底面とが当接するのを防止することができ、座り
心地を向上することができる。また、乗員の前後左右の
揺れに対してフィッティングマット20内の流体ゲルは
速やかに反応するが、PEビーズ32によって、乗員の
前後左右の揺れを防止することができる。
【0025】このように、本実施例では、体格の異なる
乗員に対して、簡単な構造で乗員の体型になじむ座面を
得ることができる。また、体圧面が拡大することにより
全体の圧力が下がり、乗員に部分的に高い圧力が作用す
ることが無く、長時間着座した場合にも、痺れ等が発生
することが無い。また、フィッティングマット20の第
1室A、第2室B、第3室C、第4室Dを小径の貫通孔
28で連結したため、瞬時にゾル30が各室間を移動す
るこがないため、コーナリング時の横Gに対するホール
ド性が確保される。
【0026】なお、本実施例ではゾル30を使用した
が、ゾル30に代えて水等の液体を使用しても良い。ま
た、本実施例ではフィッティングマット20をセパレー
タ26によって第1室A、第2室B、第3室C、第4室
Dに区切る構成としたが、室数は4室に限定されない。
また、フィッティングマット20を複数の袋体で構成
し、これらの複数の袋体を小径のパイプ等の連結手段に
よって連結した構造としても良い。
【0027】また、本実施例では、貫通孔28の径をP
Eビーズ32の外径より小さくして、PEビーズ32が
貫通孔28を通過できないようにしたが、これに代え
て、貫通孔28にネットを設けても良く。また、図5に
示される如く、多数の孔が形成されゾル30のみを通過
させるパイプ状のフィルタ50を貫通孔28に設けても
良く、図6に示される如く、複数本の細いナイロン繊維
から成りゾル30のみを通過させるパイプ状のフィルタ
52を貫通孔28に設けても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、簡単な構
造で乗員の体型になじむ座面を得ることができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクッション構造が適用され
た車両用シートを示す側断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】本発明の一実施例のクッション構造のフィッテ
ィングマットを示す側断面図である。
【図5】本発明の一実施例のクッション構造の他の連結
手段を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例のクッション構造の他の連結
手段を示す断面図である。
【図7】従来例のクッション構造を示す斜め前方から見
た斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用シート 12 シートクッション 14 カバー 20 フィッティングマット(マット材) 22 パッド 26 セパレータ 30 ゾル 28 貫通孔(連結手段) 32 PEビーズ(粒状体) A 第1室(袋体部) B 第2室(袋体部) C 第3室(袋体部) D 第4室(袋体部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーとパッドとの間に設けられ小径の
    連結手段によって互いに連通された複数の袋体部を有す
    るマット材と、前記複数の袋体部内に充填された液体又
    はゾルと、これらの液体又はゾルに混在された前記連結
    手段の径より大きな粒状体と、を有することを特徴とす
    るクッション構造。
JP21750091A 1991-08-28 1991-08-28 クツシヨン構造 Pending JPH0549522A (ja)

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JP21750091A JPH0549522A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 クツシヨン構造

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JPH0549522A true JPH0549522A (ja) 1993-03-02

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ID=16705213

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JP21750091A Pending JPH0549522A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 クツシヨン構造

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JP (1) JPH0549522A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5556169A (en) * 1994-07-15 1996-09-17 Parrish; Milton E. Multi-layer conformable support system
JP2020162908A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社Subaru 車両用シート

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