JPH0549057U - 塗装用カラーチェンジ装置 - Google Patents

塗装用カラーチェンジ装置

Info

Publication number
JPH0549057U
JPH0549057U JP10044691U JP10044691U JPH0549057U JP H0549057 U JPH0549057 U JP H0549057U JP 10044691 U JP10044691 U JP 10044691U JP 10044691 U JP10044691 U JP 10044691U JP H0549057 U JPH0549057 U JP H0549057U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
rotor shaft
peripheral surface
inlet
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10044691U
Other languages
English (en)
Inventor
雄二 田中
只久 糀原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10044691U priority Critical patent/JPH0549057U/ja
Publication of JPH0549057U publication Critical patent/JPH0549057U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の塗料の供給元の塗料との混入を防止す
る。 【構成】 複数の入口ポート17,17…を形成した筒
状の本体9と、本体内の保持孔12に回転摺動可能に保
持され、内部に連通孔20を形成したローターシャフト
10と、このローターシャフトを回転させる駆動手段1
1とを備える。上記連通孔の塗料導入口20aをロータ
ーシャフトの回転切換により上記入口ポートのいずれか
一つに連通するようにローターシャフトの外周面に開口
させる。そして、ローターシャフトの外周面に、周方向
ドレーン溝21,21を上記塗料導入口のローターシャ
フト軸X方向の両側位置に設けるとともに、周方向ドレ
ーン溝に接続する軸方向ドレーン溝22,22,…を隣
接する二つの入口ポートの間の中間位置に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数種類の色の塗料の供給元から該当する色の塗料のみを選択的に 塗装の供給先に供給する塗装用カラーチェンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、塗装用カラーチェンジ装置としては、塗装色の種類数に対応して色 ごとに塗料を供給する複数の供給系がそれぞれ切換弁を介して接続され、これら 複数の供給系から該当する色の塗料の供給系の切換弁のみを選択的に開状態に切 換えるものが知られている(例えば、特開昭60−61076号公報参照)。そ して、この種のカラーチェンジ装置の具体構成としては、例えば図7に示すよう に、ローターシャフトaを切換弁とする、いわゆるロータリー式のものが知られ ている。これは、塗料供給系b,b,…の数に対応する複数(図例では7つ)の 入口ポートc,c,…が保持孔dに向けて放射状に貫通形成された筒状の本体e と、上記保持孔dに回転摺動可能に内接されたローターシャフトaと、このロー ターシャフトaを回転させる図示しない駆動手段とを備えたものであり、このロ ーターシャフトaの内部には連通孔fが形成されている。この連通孔fは、一端 側が塗料供給先である図示しない塗装ガンに接続され、他端側の塗料導入口gが 上記ローターシャフトaの外周面hに開口して上記ローターシャフトaの回転に より上記複数の入口ポートc,c,…の一つに連通して開状態に切換わるように なっている。そして、他の入口ポートc,c,…が上記ローターシャフトaの外 周面hに塞がれて、上記ローターシャフトaの外周面h及び保持孔dの内周面i により構成されるメカニカルシールによって閉状態に保たれる一方、上記ロータ ーシャフトaの外周面hと保持孔dの内周面iとの間の微小な隙間に侵入した塗 料が他色の塗料に混入するのを防止するために、上記ローターシャフトaの外周 面hに臨んで開口するドレーン孔jが設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上記ローターシャフトaの回転による繰り返しの切換操作により上 記外周面h及び内周面iの磨耗が進行すると、この両面間の隙間の間隔が増大す るため、各入口ポートcから上記隙間内に侵入する塗料の量が増大して、この侵 入塗料が上記隙間内に充満するおそれがある。この場合、上記ドレーン孔jによ る侵入塗料の排出だけでは、上記塗料の混入防止を十分に図ることができず、塗 料導入口gに隣接する他の入口ポートc,cから塗料が侵入して、塗装色が所定 の色と異なるものになるおそれがある。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、塗料の混入を確実に防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、塗装用カラーチェンジ装 置として、内部に保持孔を有し、塗料の供給元に接続される複数の入口ポートが 上記保持孔の内周面に周方向に並んで開口するように形成された筒状の本体と、 外周面が上記保持孔の内周面に回転摺動可能に接触し、内部に連通孔が形成され たローターシャフトと、このローターシャフトを回転させる駆動手段とを備え、 上記連通孔の一端側が塗料の供給先に接続され、他端側の塗料導入口が上記ロー ターシャフトの外周面に開口して上記回転シャフトの回転により上記複数の入口 ポートのいずれか一つに連通するように切換えられることを前提とする。そして 、上記ローターシャフトの外周面に、周方向に連続する周方向ドレーン溝を上記 塗料導入口から上記ローターシャフトの軸方向に所定距離離れた位置に設けると ともに、上記周方向ドレーン溝に接続されかつ上記軸方向に延びる軸方向ドレー ン溝を上記塗料導入口を挟んだ周方向両側位置であって、上記塗料導入口に連通 状態の入口ポートとこの入口ポートに隣接する他の入口ポートとの間の中間位置 に設ける構成とする。
【0006】
【作用】
上記の構成により、請求項1記載の考案では、ある入口ポートに連通状態の塗 料導入口と、これに隣接する二つの入口ポートとの間に軸方向ドレーン溝がある ため、上記二つの入口ポートからローターシャフトの外周面と保持孔の内周面と の間の隙間に塗料が侵入しても、この侵入塗料が上記軸方向ドレーン溝に入り、 周方向ドレーン溝に集められる。このため上記侵入塗料の上記塗料導入口への到 達が阻止され、供給中の塗料に他の色の塗料が混入することはない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は、本考案の一実施例に係るカラーチェンジ装置を組み込んだ塗装装置を 示す。同図において、1,1,…は図示しない塗料のミキシングルームで複数の 所定の色に調合された各色の塗料を車体の塗装ラインにおける塗装ブースまで各 色ごとに圧送する複数の一次側塗料循環系、2,2,…はこの一次側塗料循環系 1,1,…に接続されて上記塗装ブース内に配置された各色ごとの塗料の供給元 である複数の二次側塗料循環系、3は上記複数の二次側塗料循環系2,2,…に 接続されたカラーチェンジ装置、4は硬化剤供給通路、5は塗料の供給先である 塗装ガンである。本塗装装置では、各一つの一次側塗料循環系1及び二次側塗料 循環系2の一組によって一色の塗料についての塗料供給系が構成され、上記塗装 ラインに供給される車体ごとに定められた複数種類の塗装色に対応して複数(図 例では7つ)の塗料供給系が設けられている。なお、図1では、各一つの一次側 塗料循環系1及び二次側塗料循環系2からなる一つの塗料供給系のみを詳細に図 示し、他の6つの塗料供給系は上記のものと同じ構成であるため、一部のみを図 示して他部を省略している。
【0009】 以下に、上記一つの塗料供給系を構成する一次側塗料循環系1及び二次側塗料 循環系2について説明するに、上記一次側塗料循環系1は、上記ミキシングルー ムから複数色の内の一色の塗料を図示しないポンプにより比較的高圧(例えば、 3.0Kg/cm2 程度)で上記二次側塗料循環系2まで圧送する一次側供給通 路1aと、この一次側供給通路1aの下流端側に接続されて一次側供給通路1a 内の塗料をリターンさせる一次側リターン通路1bとを備えており、上記一次側 供給通路1aの下流端は圧力調整弁6に接続されている。
【0010】 上記二次側塗料循環系2は、上記圧力調整弁6を介して上記一次側塗料循環系 1に接続されており、上記圧力調整弁6から上記カラーチェンジ装置3までを連 通する二次側供給通路2aと、上記カラーチェンジ装置3の上流側の二次側供給 通路2aより分岐されて上記圧力調整弁6の下流側の二次側供給通路2aに逆止 弁2cを介して接続された二次側リターン通路2bと、上記二次側供給通路2a に設けられたポンプ7と、このポンプ7の下流側の二次側供給通路2aに設けら れた脈動吸収用アキュムレータ8とからなる。上記二次側供給通路2a内の塗料 は上記圧力調整弁6によって比較的低圧(例えば1.0Kg/cm2 程度)に圧 力調整されるようになっており、また、上記逆止弁2cは圧力調整弁6からの塗 料の侵入が阻止されるように配置されている。
【0011】 上記ポンプ7は吸込み行程及び吐出し行程の繰り返しにより塗料を圧送するよ うになっており、上記脈動吸収用アキュムレータ8は内部に充填された圧縮エア ーのクッション作用により上記ポンプ7の吸込み及び吐出し行程に伴う脈動を吸 収するようになっている。
【0012】 上記カラーチェンジ装置3は、図2ないし図5に示すように、筒状の本体9と 、この本体9内に軸Xについて同軸に配置されたローターシャフト10と、この ローターシャフト10を所定の回転位置まで回転駆動する駆動手段11とを備え ている。
【0013】 上記本体9は所定内径の保持孔12を有する筒状部材13と、この筒状部材1 3の両端開口部に気密的に嵌着された二つの端部材14,15とから構成されて いる。上記筒状部材13の軸方向中間部の外周囲には外方に突出する鍔部16が 形成され、この鍔部16には塗料供給系の数に対応した7つの入口ポート17, 17,…及び一つのドレーン孔18が上記保持孔12と上記鍔部16の外周面と に開口するように放射状に形成されている。上記各入口ポート17は、図3に示 すように、上記軸Xの回りを8等分した各位置であって、上記鍔部16の下部の 一つの位置を除いた各位置にそれぞれ配置され、この各入口ポート17に上記7 つの二次側供給通路2aが一つずつ接続されている。また、上記ドレーン孔18 は、上記8等分した内の上記鍔部16の下部の一つの位置と、これに隣接する他 の位置である入口ポート17の位置とを二等分する位置に配置されている。
【0014】 また、上記鍔部16から上記軸X方向に離れた位置の上記筒状部材13には、 シンナーなどの洗浄液の供給通路に接続された8つの洗浄ポート19,19,… が外部と保持孔12との間を放射方向に連通するように形成されている。この8 つの洗浄ポート19,19,…は、図4に示すように、上記入口ポート17,1 7,…に対応する位置である軸Xの回りを8等分した各位置にそれぞれ配置され ている。
【0015】 上記ローターシャフト10は上記保持孔12の内径とほぼ同じ外径を有し、そ の外周面10aが上記保持孔12の内周面12aに回転摺動可能に接触して両周 面10a,12aがメカニカルシールを構成した状態で上記本体9に保持されて いる。このローターシャフト10の一端部は上記端部材14を貫通して外部に突 出され、この突出端部10bが上記駆動手段11に連結されている。そして、上 記ローターシャフト10には、上記軸Xに沿って形成された連通孔20と、比較 的深くて大容積の二つの周方向ドレーン溝21,21と、この二つの周方向ドレ ーン溝21,21を軸X方向に連通する比較的浅くて小容積の複数の軸方向ドレ ーン溝22,22,…とが形成されている。
【0016】 上記連通孔20の一端は上記端部材15側のローターシャフト10の端面に開 口して上記端部材15の貫通孔15aを通して図1に示すスタティックミキサー 23に連通され、上記連通孔20の他端は上記ローターシャフト10の外周面1 0aの塗料導入口20a及び洗浄液導入口20bの2箇所で開口している。上記 塗料導入口20aは上記各入口ポート17に対応する軸X方向位置の外周面10 aに、上記洗浄液導入口20bは上記各洗浄ポート19に対応する軸X方向位置 の外周面10aにそれぞれ形成されているとともに、両導入口20a,20bは 軸Xから共に同じ半径方向に形成されている。つまり、上記塗料導入口20aが 上記7つの入口ポート17のいずれかに連通すれば、同時に、上記洗浄液導入口 20bは上記8つの洗浄ポート19のいずれかに連通するようになっている。
【0017】 上記二つの周方向ドレーン溝21,21は上記塗料導入口20aの軸X方向両 側位置であって、上記塗料導入口20aから離れた位置のローターシャフト10 の外周面10aの周囲に連続して形成され、また、上記各軸方向ドレーン溝22 は上記外周面10aを周方向に8等分した位置にそれぞれ形成されている。そし て、上記塗料導入口20aは互いに隣接する二つの軸方向ドレーン溝22,22 の中央に位置付けられている。つまり、上記塗料導入口20aをいずれかの入口 ポート17に連通させた状態では、周方向に隣接する二つの入口ポート17,1 7間の外周面10aに各軸方向ドレーン溝22,22が位置付けられて、各入口 ポート17に相対向するローターシャフト10の外周面10aの部分の周囲が二 つの軸方向ドレーン溝22,22及び二つの周方向ドレーン溝21,21によっ て囲まれるとともに、同時に、ドレーン孔18が最下部に位置する軸方向ドレー ン溝22に臨んで位置付けられるようになっている。
【0018】 上記駆動手段11は、ローターシャフト10の突出端10aに連結されたエア ーモータ11aと、このエアーモータ11aをOFF作動する近接スイッチ11 bとからなる。この近接スイッチ11bはローターシャフト10側に取付けられ ており、端部材14側には上記近接スイッチ11bの検出対象である8つのイン デックス11c,11c,…が上記8つの入口ポート17,17,…の位置に対 応して配置されている。そして、上記エアーモータ11aの駆動によりローター シャフト10が回転して上記近接スイッチ11bが切換対象の入口ポート17に 対応するインデックス11cの位置に到達することにより上記近接スイッチ11 bがON状態になり、これにより、上記エアーモータ11aの駆動をOFFにす るようになっている。
【0019】 また、図1に示す硬化剤供給通路4は、図示しない硬化剤容器から硬化剤を塗 装ブースまで、上記塗料の場合と同様に比較的高圧で供給する一次側硬化剤供給 通路4aと、上記塗装ブース内に設けられて上記硬化剤を比較的低圧で圧送する 二次側硬化剤供給通路4bとを備えている。この二次側硬化剤供給通路4bの上 流端は圧力調整弁24を介して上記一次側硬化剤供給通路4aに接続され、下流 端は上記スタティックミキサー23に接続されている。そして、この二次側硬化 剤供給通路4bには、上流側からポンプ25、脈動吸収用アキュムレータ26、 レギュレータ27及び流量計28が設けられている。
【0020】 上記スタティックミキサー23は、カラーチェンジ装置3から供給される主剤 としての塗料と、上記二次側硬化剤供給通路4bから供給される硬化剤とを混合 し、この混合された塗装剤を塗装ガン5に供給するようになっている。
【0021】 なお、図1中、29は圧力調整弁6の出口側に設けられて、塗料中の微細なご みを除去するフィルター、30はレギュレータである。
【0022】 次に、上記構成の塗装用カラーチェンジ装置の作用・効果について説明する。 上記塗装用カラーチェンジ装置では、塗装ラインを搬送される塗装対象である 車体ごとに、その車体によって予め定められた塗装色に対応する色の塗料がスタ ティックミキサー23に送られるように、上記塗料に該当する一つの塗料供給系 の二次側供給通路2aのみが開状態に切換えられて、他の塗料供給系の二次側塗 料循環系2aが閉状態にされる。
【0023】 上記開状態への切換は、エアーモータ11aを駆動させてローターシャフト1 0を所定位置まで回転させることにより行われる。この際、ローターシャフト1 0の塗料導入口20aが該当する二次側供給通路2aの入口ポート17の位置に くると、近接スイッチ11bにより上記エアーモータ11aの駆動が停止される 。これにより、上記入口ポート17が開状態になるとともに、他の入口ポート1 7,17,…がローターシャフト10の外周面10aにより塞がれて閉状態にな る。そして、上記二次側供給通路2aから該当する色の塗料がローターシャフト 10の塗料導入口20a及び連通孔20を通してスタティックミキサー23に圧 送される。この後、このスタティックミキサー23で上記圧送塗料と硬化剤供給 通路4からの硬化剤とが混合され、この混合塗装剤が塗装ガン5から上記車体に 吹付けられる。
【0024】 この車体への塗装が終了したら、再び、エアーモータ11aの駆動により、次 の車体の塗装色に該当する他の二次側供給通路2aの入口ポート17が開状態に なるように切換えられる。そして、塗装前に、洗浄ポート19から洗浄液が供給 されて、連通孔20内に残留する前回の塗料が洗い流され、その後、上記他の二 次側供給通路2aからの塗料による塗装が行われる。
【0025】 上記塗装に際し、図6に示すように、開状態の入口ポート17に隣接する他の 入口ポート17,17からローターシャフト10の外周面10aと保持孔12の 内周面12aとの間の微小な隙間Cに塗料が侵入しても、上記開状態の入口ポー ト17と他の入口ポート17との間に軸方向ドレーン溝22,22があるために 、この軸方向ドレーン溝22,22によりそれ以上の侵入が阻止されて、上記侵 入塗料が上記開状態の入口ポート17及び塗料導入口20aに到達することはな い。すなわち、上記侵入塗料は上記軸方向ドレーン溝22,22に入り、この軸 方向ドレーン溝22,22を通して周方向ドレーン溝21,21に集められた後 、この周方向ドレーン溝21,21の最下部に集められ、この集められた塗料が その最下部に位置する軸方向ドレーン溝22を通して図3に示すドレーン孔18 から外部に排出される。このため、上記隙間Cに侵入した塗料による塗料導入口 20a内の塗料への混入を確実に防止することができ、車体を確実に所定の色に 、かつ均一に塗装することができる。
【0026】 また、上記開状態の入口ポート17以外の互いに隣接する二つの入口ポート1 7,17間においても、同様に、両入口ポート17,17間の軸方向ドレーン溝 22により両者間相互の塗料の侵入が遮断されるために、それら両入口ポート1 7,17間での塗料の混入を確実に防止することができる。
【0027】 なお、上記カラーチェンジ装置3で開状態にされた塗料供給系では、ミキシン グルームから一次側供給通路1aを通して比較的高圧で圧送された塗料が、圧力 調整弁6で所定の低圧状態に圧力調整された後、二次側供給通路2aを通して上 記カラーチェンジ装置3に供給される。また、上記カラーチェンジ装置3で閉状 態にされた他の塗料供給系では、二次側塗料循環系2内の塗料が二次側リターン 通路2bによりリターンされて循環するとともに、一次側塗料循環系1内の塗料 も一次側リターン通路1bによりリターンされて循環する。
【0028】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を 包含するものである。例えば、上記実施例では、7つの二次側供給通路2a,2 a,…がカラーチェンジ装置3に接続された場合を示したが、これに限らず、2 つ以上の塗料供給通路が接続されていればよい。
【0029】 また、上記実施例では、軸方向ドレーン溝22,22,…を互いに隣接する入 口ポート17,17の各間に形成しているが、これに限らず、少なくとも塗料導 入口20aの周方向両側位置に形成されていればよい。この場合においても、少 なくとも上記塗料導入口20aへの塗料の混入を防止することができるため、塗 装色の均一化などを図ることができる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案における塗装用カラーチェンジ装置 によれば、ある入口ポートに連通状態の塗料導入口と、これに隣接する他の入口 ポートとの間に軸方向ドレーン溝があるため、上記他の入口ポートからローター シャフトの外周面と保持孔の内周面との間の隙間に塗料が侵入しても、この侵入 塗料が上記軸方向ドレーン溝に入り、周方向ドレーン溝に集められるため、上記 侵入塗料の上記塗料導入口への到達が阻止され、供給中の塗料に他の色の塗料が 混入することを確実に防止することができる。このため、塗装対象を確実に所定 の色に、かつ均一に塗装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を組み込んだ塗装装置の全体
構成図である。
【図2】上記実施例の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線における拡大断面図である。
【図4】図2のB−B線における拡大断面図である。
【図5】ローターシャフトの斜視図である。
【図6】図3の部分拡大図である。
【図7】従来例の図3相当図である。
【符号の説明】
2a 二次側供給通路(塗料の供給元) 3 カラーチェンジ装置 5 塗装ガン(塗料の供給先) 9 本体 10 ローターシャフト 10a ローターシャフトの外周面 11 駆動手段 12 保持孔 12a 保持孔の内周面 17 入口ポート 20 連通孔 20a 塗料導入口 21 周方向ドレーン溝 22 軸方向ドレーン溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に保持孔を有し、塗料の供給元に接
    続される複数の入口ポートが上記保持孔の内周面に周方
    向に並んで開口するように形成された筒状の本体と、外
    周面が上記保持孔の内周面に回転摺動可能に接触し、内
    部に連通孔が形成されたローターシャフトと、このロー
    ターシャフトを回転させる駆動手段とを備え、上記連通
    孔の一端側が塗料の供給先に接続され、他端側の塗料導
    入口が上記ローターシャフトの外周面に開口して上記ロ
    ーターシャフトの回転により上記複数の入口ポートのい
    ずれか一つに連通するように切換えられる塗装用カラー
    チェンジ装置において、 上記ローターシャフトの外周面には、周方向に連続する
    周方向ドレーン溝が上記塗料導入口から上記ローターシ
    ャフトの軸方向に所定距離離れた位置に設けられるとと
    もに、上記周方向ドレーン溝に接続されかつ上記軸方向
    に延びる軸方向ドレーン溝が上記塗料導入口を挟んだ周
    方向両側位置であって、上記塗料導入口に連通状態の入
    口ポートとこの入口ポートに隣接する他の入口ポートと
    の間の中間位置に設けられていることを特徴とする塗装
    用カラーチェンジ装置。
JP10044691U 1991-12-05 1991-12-05 塗装用カラーチェンジ装置 Withdrawn JPH0549057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10044691U JPH0549057U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 塗装用カラーチェンジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10044691U JPH0549057U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 塗装用カラーチェンジ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549057U true JPH0549057U (ja) 1993-06-29

Family

ID=14274151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10044691U Withdrawn JPH0549057U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 塗装用カラーチェンジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0549057U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016068077A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 宗經投資股▲ふん▼有限公司 回転式切替スプレーヘッド、回転式切替スプレーヘッドを使った多種の材料噴出装置及び多種の材料をスプレー塗布する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016068077A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 宗經投資股▲ふん▼有限公司 回転式切替スプレーヘッド、回転式切替スプレーヘッドを使った多種の材料噴出装置及び多種の材料をスプレー塗布する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4785995A (en) Methods and apparatus for conducting electrostatic spray coating
US3233580A (en) Material mixing and applying apparatus
EP2098302A1 (en) Painting apparatus
KR102583219B1 (ko) 기능성 코팅층을 형성하기 위한 이액형 주제의 믹싱 공급 시스템
CN105026307A (zh) 分配阀组件以及用于调色机的色浆分配装置
JPH0549057U (ja) 塗装用カラーチェンジ装置
KR102170443B1 (ko) 차선 도색용 분사장비
KR101858445B1 (ko) 차선 도색용 페인트 분사장치
JPH06226154A (ja) 塗装装置
EP1802902B1 (en) Rotary distributor valve for chemical/physical treatment of a fluid
US6579079B2 (en) Rotary valve and piston pump assembly and tank dispenser therefor
KR20180077469A (ko) 차선 도색용 페인트 분사장치
US4756625A (en) Mixing apparatus for fluid materials
JP2532341B2 (ja) 2液混合機
JP3541378B2 (ja) 回転霧化静電塗装装置
JPS59228960A (ja) 回転霧化静電塗装装置
JPS63116776A (ja) 噴霧装置の回転型霧化頭内への塗料供給方法
JP4283921B2 (ja) 色替え塗装システム
JP2602755Y2 (ja) 色替機能付き二液混合供給装置
JPS6130629B2 (ja)
JP3145041U (ja) 塗装システム
JPH0331417Y2 (ja)
JP2738389B2 (ja) 二液混合型塗料用エアースプレーガン
JPS5832901Y2 (ja) 化学的に反応する多成分合成樹脂混合装置におけるシ−ル機構
JPS592855Y2 (ja) 塗装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404