JPH054836A - 磁気ヘツド組立用ボンデイングガラス及び磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツド組立用ボンデイングガラス及び磁気ヘツドInfo
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- JPH054836A JPH054836A JP3151598A JP15159891A JPH054836A JP H054836 A JPH054836 A JP H054836A JP 3151598 A JP3151598 A JP 3151598A JP 15159891 A JP15159891 A JP 15159891A JP H054836 A JPH054836 A JP H054836A
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- magnetic
- bonding glass
- assembling
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C8/00—Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
- C03C8/24—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders
- C03C8/245—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders containing more than 50% lead oxide, by weight
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/062—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
- C03C3/07—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead
- C03C3/072—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead containing boron
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッドの組立に使用するボンディングガ
ラスの高温,高湿度環境下における耐食性を改善する。 【構成】 PbO−SiO2−B2O3−Al2O3系ガラ
スのPbOの一部をTeO2,Bi2O3で置換するとと
もに異相析出防止のためにCuOを添加する。該ガラス
をコンポジット型磁気ヘッドのボンディングガラスとし
て使用することにより、高温,高湿度環境下におけるガ
ラス変色を防止する。
ラスの高温,高湿度環境下における耐食性を改善する。 【構成】 PbO−SiO2−B2O3−Al2O3系ガラ
スのPbOの一部をTeO2,Bi2O3で置換するとと
もに異相析出防止のためにCuOを添加する。該ガラス
をコンポジット型磁気ヘッドのボンディングガラスとし
て使用することにより、高温,高湿度環境下におけるガ
ラス変色を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Mn−Znフェライト
等の強磁性フェライトで構成される磁気コアと、非磁性
セラミックス製のスライダーとからなるコンポジット型
磁気ヘッドの組立に使用されるボンディングガラス及び
該ガラスを使用した磁気ヘッドに関するものである。特
に、ギャップ対向面の少なくとも一方にFe−Al−S
i膜が被着されたMetal−In−Gap(以下MI
Gと称することがある)コンポジット型磁気ヘッドに関
する。
等の強磁性フェライトで構成される磁気コアと、非磁性
セラミックス製のスライダーとからなるコンポジット型
磁気ヘッドの組立に使用されるボンディングガラス及び
該ガラスを使用した磁気ヘッドに関するものである。特
に、ギャップ対向面の少なくとも一方にFe−Al−S
i膜が被着されたMetal−In−Gap(以下MI
Gと称することがある)コンポジット型磁気ヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】MIGコンポジット型複合磁気ヘッド
は、図1に示すようにサイドレール11を有するスライ
ダー12とそのサイドレール11の流出端部のスリット
13に埋設された磁気コア14とその磁気コア14を固
定保持するガラス部15から構成されている。また、図
2に磁気コア14の拡大斜視図を示す。21,22は各
々C型及びI型コア片と称される磁性体であり、Mn−
Znフェライト等で構成される。23はI型コア片上に
被着されたFe−Al−Si薄膜である。コンポジット
型磁気ヘッドの組立は、図3に示すように磁気コア14
をスライダー12のスリット部13内に設置し、バネ材
31によって仮固定する。さらに、ガラス棒32をスラ
イダー12の上置に乗せた後、これを高温に加熱し、ス
ライダー12と磁気コア14との間の空隙部33・34
にガラスを流し込ませることによって行われる。しかし
ながら、このときの温度が高すぎると、やはりガラスで
形成されている磁気コアのギャップ部がゆるんで広がっ
たり、あるいはFe−Al−Si膜の磁気特性が劣化し
たりして、結果的に磁気ヘッドとしての特性が劣化する
という問題が生じる。従って、磁気コアの組立工程では
低融点ガラスを使用する必要がある。本発明者は、これ
までに、その組成が、 SiO2:4.5〜8.5wt%,B2O3:4.5〜
9.5wt% Al2O3:6〜8wt%,PbO:77.5〜82.5
wt% となる低融点ボンディングガラスを出願した。(特開平
2−35619)
は、図1に示すようにサイドレール11を有するスライ
ダー12とそのサイドレール11の流出端部のスリット
13に埋設された磁気コア14とその磁気コア14を固
定保持するガラス部15から構成されている。また、図
2に磁気コア14の拡大斜視図を示す。21,22は各
々C型及びI型コア片と称される磁性体であり、Mn−
Znフェライト等で構成される。23はI型コア片上に
被着されたFe−Al−Si薄膜である。コンポジット
型磁気ヘッドの組立は、図3に示すように磁気コア14
をスライダー12のスリット部13内に設置し、バネ材
31によって仮固定する。さらに、ガラス棒32をスラ
イダー12の上置に乗せた後、これを高温に加熱し、ス
ライダー12と磁気コア14との間の空隙部33・34
にガラスを流し込ませることによって行われる。しかし
ながら、このときの温度が高すぎると、やはりガラスで
形成されている磁気コアのギャップ部がゆるんで広がっ
たり、あるいはFe−Al−Si膜の磁気特性が劣化し
たりして、結果的に磁気ヘッドとしての特性が劣化する
という問題が生じる。従って、磁気コアの組立工程では
低融点ガラスを使用する必要がある。本発明者は、これ
までに、その組成が、 SiO2:4.5〜8.5wt%,B2O3:4.5〜
9.5wt% Al2O3:6〜8wt%,PbO:77.5〜82.5
wt% となる低融点ボンディングガラスを出願した。(特開平
2−35619)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記低
融点ガラスは磁気ヘッドの組立用に十分低い融点を有す
るが、高温,高湿度環境下においてガラス変色が発生す
るという問題が生じた。また、前記以外にも表1のよう
なガラスが出願されている。(特開平2−12474
5)
融点ガラスは磁気ヘッドの組立用に十分低い融点を有す
るが、高温,高湿度環境下においてガラス変色が発生す
るという問題が生じた。また、前記以外にも表1のよう
なガラスが出願されている。(特開平2−12474
5)
【0004】
【表1】
【0005】しかしながら、このガラスはコンポジット
型磁気ヘッドの組立用ボンディングガラスとして使用す
るには熱膨張係数が不適当なため、ガラスクラックを生
じやすい。本発明の目的は、MIGコンポジット型磁気
ヘッドの組立に使用するのに適切な熱膨張係数及び低融
点を有しながら、高温,高湿下において変色の発生しな
いガラスを提供することにある。
型磁気ヘッドの組立用ボンディングガラスとして使用す
るには熱膨張係数が不適当なため、ガラスクラックを生
じやすい。本発明の目的は、MIGコンポジット型磁気
ヘッドの組立に使用するのに適切な熱膨張係数及び低融
点を有しながら、高温,高湿下において変色の発生しな
いガラスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、SiO2,PbO,TeO2,Bi
2O3の含有量を適切な値にすることにより、低融点であ
るとともに耐湿性が良好で熱膨張係数も適切なボンディ
ングガラスが得られることを発見した。また、実際にT
eO2,Bi2O3を含有したボンディングガラスを使用
してMIGコンポジット型ヘッドを製作することによっ
て、CuOの添加が必要であることも発見し、本発明に
想到した。すなわち、本発明のコンポジット型磁気ヘッ
ド組立用ボンディングガラスは、 SiO2 6〜11wt%,B2O3 5〜9wt% Al2O3 2〜5wt%,PbO 55〜70wt%,B
i2O3 5〜15wt% TeO2 0〜10wt%,CuO 0.5〜2wt% となることを特徴とする。
の結果、本発明者は、SiO2,PbO,TeO2,Bi
2O3の含有量を適切な値にすることにより、低融点であ
るとともに耐湿性が良好で熱膨張係数も適切なボンディ
ングガラスが得られることを発見した。また、実際にT
eO2,Bi2O3を含有したボンディングガラスを使用
してMIGコンポジット型ヘッドを製作することによっ
て、CuOの添加が必要であることも発見し、本発明に
想到した。すなわち、本発明のコンポジット型磁気ヘッ
ド組立用ボンディングガラスは、 SiO2 6〜11wt%,B2O3 5〜9wt% Al2O3 2〜5wt%,PbO 55〜70wt%,B
i2O3 5〜15wt% TeO2 0〜10wt%,CuO 0.5〜2wt% となることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する。
【0008】実施例1
本発明の実施例として表1及び表2の12種類のガラス
を用いて実際にMIGコンポジット型磁気ヘッドを試作
した。
を用いて実際にMIGコンポジット型磁気ヘッドを試作
した。
【0009】
【表2】
【0010】本実施例の試作条件は次のとおりである。
磁気コアとしてはC型コア片及びI型コア片の熱膨張係
数が120×10-7/℃の単結晶Mn−Znフェライト
材から成り、さらにI型コア片側のギャップ対向面に厚
さ約2μmのFe−Al−Si薄膜が被着されている磁
気コアを使用した。また、スライダーとしては熱膨張係
数114×10-7/℃のCaTiO3製の非磁性セラミ
ックスを使用した。この磁気コアとスライダー及び本実
施例で使用する12種類のガラスを図3のように組み立
て、これを窒素雰囲気中で加熱する。さらに冷却後、磁
気ヘッドのエアベアリング面を研磨加工して磁気ヘッド
を得た。得られた磁気ヘッドのガラス部を金属顕微鏡で
暗視野観察を行った。図4に観察箇所41を、図5に観
察像をそれぞれ示す。また、観察結果を表3ならびに図
6に示す。
磁気コアとしてはC型コア片及びI型コア片の熱膨張係
数が120×10-7/℃の単結晶Mn−Znフェライト
材から成り、さらにI型コア片側のギャップ対向面に厚
さ約2μmのFe−Al−Si薄膜が被着されている磁
気コアを使用した。また、スライダーとしては熱膨張係
数114×10-7/℃のCaTiO3製の非磁性セラミ
ックスを使用した。この磁気コアとスライダー及び本実
施例で使用する12種類のガラスを図3のように組み立
て、これを窒素雰囲気中で加熱する。さらに冷却後、磁
気ヘッドのエアベアリング面を研磨加工して磁気ヘッド
を得た。得られた磁気ヘッドのガラス部を金属顕微鏡で
暗視野観察を行った。図4に観察箇所41を、図5に観
察像をそれぞれ示す。また、観察結果を表3ならびに図
6に示す。
【0011】
【表3】
【0012】この結果から表1のA〜Eまでの5種類の
ガラスは、MIGコンポジット型磁気ヘッド用としては
熱膨張係数が不適切であることがわかる。また、TeO
2,Bi2O3を含みCuOを含まないガラスA〜E及び
Gでは、C型コア片21,I型コア片22とその間の補
強ガラス24との境界付近で異相が見られた。これに対
して、CuOを1wt%含有しているガラスH〜L、及
びTeO2,Bi2O3を含まないガラスFには、異相が
見られないことがわかる。コンポジット型磁気ヘッドの
組立用ボンディングガラス内に異相が存在することは、 ギャップ深さの測定が困難になる CSS(Contact−Start−Stop)特
性に悪い影響を与える 等の観点から望ましくない。
ガラスは、MIGコンポジット型磁気ヘッド用としては
熱膨張係数が不適切であることがわかる。また、TeO
2,Bi2O3を含みCuOを含まないガラスA〜E及び
Gでは、C型コア片21,I型コア片22とその間の補
強ガラス24との境界付近で異相が見られた。これに対
して、CuOを1wt%含有しているガラスH〜L、及
びTeO2,Bi2O3を含まないガラスFには、異相が
見られないことがわかる。コンポジット型磁気ヘッドの
組立用ボンディングガラス内に異相が存在することは、 ギャップ深さの測定が困難になる CSS(Contact−Start−Stop)特
性に悪い影響を与える 等の観点から望ましくない。
【0013】実施例2
実施例1で試作した表2のFならびにH〜Lまでのガラ
スの磁気ヘッドを使用して次の実験を行ってガラスの耐
湿性を調査した。この中でFは、特開平2−35169
に記載のガラスである。図7に実験方法を示す。純水を
入れたシャーレ中に磁気ヘッドを設置する。このとき、
磁気ヘッドが純水と直接触れないように注意する。シャ
ーレ51に蓋をし、磁気ヘッド53と純水52を密閉す
る。このシャーレを70℃に加温する。48時間後に磁
気ヘッドを取り出し、実験前とガラス部の変色状態を比
較する。表4に実験結果を示す。
スの磁気ヘッドを使用して次の実験を行ってガラスの耐
湿性を調査した。この中でFは、特開平2−35169
に記載のガラスである。図7に実験方法を示す。純水を
入れたシャーレ中に磁気ヘッドを設置する。このとき、
磁気ヘッドが純水と直接触れないように注意する。シャ
ーレ51に蓋をし、磁気ヘッド53と純水52を密閉す
る。このシャーレを70℃に加温する。48時間後に磁
気ヘッドを取り出し、実験前とガラス部の変色状態を比
較する。表4に実験結果を示す。
【0014】
【表4】
【0015】○はガラス部の変色がなかったことを示
し、×はガラス部に変色部が存在したことを示す。図8
は、ガラス変色の代表例を示したものである。A〜Lま
での12種類のガラスの中から、実施例1及び2の実験
において、不具合が生じなかったガラスを選び出すと、
H〜Lまでの6種類のガラスが選び出される。特許請求
の範囲において、SiO2の範囲を6〜11wt%とし
たのは、これより少ない場合には耐湿性が劣化し、これ
より多い場合には、軟化点が高くなり、MIGコンポジ
ット型磁気ヘッドの組立用ボンディングガラスとしては
望ましくないためである。B2O3の範囲を5〜9wt%
とした理由も、B2O3の範囲から外れた場合には、軟化
点・熱膨張係数が不適当なものになるためである。Al
2O3はガラスの耐水性を向上させ、ガラス化範囲を広げ
る性質を有するが、含有量が多すぎるとガラスの軟化点
を上昇させたり結晶化させたりするため好ましくない。
PbOの場合は、含有量が多いと軟化点が下がるが耐湿
性を劣化させる。逆に少ない場合には耐湿性は向上する
が軟化点が上昇するので特許請求の範囲から外れるのは
好ましくない。TeO2は適当な量をPbOとの置換に
よって含有させた場合、耐湿性を向上させることができ
るが、軟化点が上昇するので、特許請求の範囲から外れ
るのは好ましくない。Bi2O3も適切な量をPbOとの
置換によって含有させた場合、耐水性,耐湿性を向上さ
せることができるが、軟化点を上昇させるので請求の範
囲内にあることが望ましい。CuOは、TeO2含有ガ
ラスに対しては、適当な量を添加させることによって異
相の析出を抑えることが実施例1から判明した。しか
し、2wt%を越える場合には、ガラスを結晶化させた
りするために特許請求の範囲を外れるのは好ましくな
い。
し、×はガラス部に変色部が存在したことを示す。図8
は、ガラス変色の代表例を示したものである。A〜Lま
での12種類のガラスの中から、実施例1及び2の実験
において、不具合が生じなかったガラスを選び出すと、
H〜Lまでの6種類のガラスが選び出される。特許請求
の範囲において、SiO2の範囲を6〜11wt%とし
たのは、これより少ない場合には耐湿性が劣化し、これ
より多い場合には、軟化点が高くなり、MIGコンポジ
ット型磁気ヘッドの組立用ボンディングガラスとしては
望ましくないためである。B2O3の範囲を5〜9wt%
とした理由も、B2O3の範囲から外れた場合には、軟化
点・熱膨張係数が不適当なものになるためである。Al
2O3はガラスの耐水性を向上させ、ガラス化範囲を広げ
る性質を有するが、含有量が多すぎるとガラスの軟化点
を上昇させたり結晶化させたりするため好ましくない。
PbOの場合は、含有量が多いと軟化点が下がるが耐湿
性を劣化させる。逆に少ない場合には耐湿性は向上する
が軟化点が上昇するので特許請求の範囲から外れるのは
好ましくない。TeO2は適当な量をPbOとの置換に
よって含有させた場合、耐湿性を向上させることができ
るが、軟化点が上昇するので、特許請求の範囲から外れ
るのは好ましくない。Bi2O3も適切な量をPbOとの
置換によって含有させた場合、耐水性,耐湿性を向上さ
せることができるが、軟化点を上昇させるので請求の範
囲内にあることが望ましい。CuOは、TeO2含有ガ
ラスに対しては、適当な量を添加させることによって異
相の析出を抑えることが実施例1から判明した。しか
し、2wt%を越える場合には、ガラスを結晶化させた
りするために特許請求の範囲を外れるのは好ましくな
い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のガラスを
使用すれば、高温,高湿度条件下でもガラス変色のない
コンポジット型磁気ヘッドが製造できる。
使用すれば、高温,高湿度条件下でもガラス変色のない
コンポジット型磁気ヘッドが製造できる。
【図1】 コンポジット型磁気ヘッドの斜視図である。
【図2】 コンポジット型磁気ヘッドに組み込む磁気コ
アの拡大斜視図である。
アの拡大斜視図である。
【図3】 磁気ヘッド組立の製造説明図である。
【図4】 実施例1の観察箇所を示す図である。
【図5】 実施例1の観察像を表す図である。
【図6】 実施例1の異相の有無を表す金属組織写真で
ある。
ある。
【図7】 実施例2の説明図である。
【図8】 実施例2の変色を示す金属組織写真である。
11 サイドレール
12 スライダー
13 スリット部
14 磁気コア
15 ボンディングガラス部
21 C型コア片
22 I型コア片
23 Fe−Al−Si膜
24 磁気コアの補強ガラス部
31 バネ材
32 ガラス棒
33・34 間隙
41 実施例1の観察箇所
51 シャーレ
52 純水
53 磁気ヘッド
54 アルミナブロック
55 石英板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
G11B 5/60 Z 9197−5D
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一方のギャップ対向面にFe
−Al−Si薄膜が被着された磁気コアと非磁性セラミ
ックス製スライダーとの組立用ボンディングガラスにお
いて、その組成が、 SiO2 6〜11wt%,B2O3 5〜9wt% Al2O3 2〜5wt%,PbO 55〜70wt%,B
i2O3 5〜15wt% TeO2 0〜10%,CuO 0.5〜2wt% となることを特徴とする磁気ヘッド組立用ボンディング
ガラス。 - 【請求項2】 請求項1に記載のボンディングガラスを
使用して製造された磁気ヘッド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151598A JPH054836A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 磁気ヘツド組立用ボンデイングガラス及び磁気ヘツド |
US07/903,334 US5273948A (en) | 1991-06-24 | 1992-06-24 | Bonding glass for assembling a magnetic head, and a magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151598A JPH054836A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 磁気ヘツド組立用ボンデイングガラス及び磁気ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054836A true JPH054836A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15522029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3151598A Pending JPH054836A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 磁気ヘツド組立用ボンデイングガラス及び磁気ヘツド |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5273948A (ja) |
JP (1) | JPH054836A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5606479A (en) * | 1992-04-21 | 1997-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic head |
US5519556A (en) * | 1992-12-14 | 1996-05-21 | Sony Corporation | Magnetic head having separate fusion glass and laminating glass with a track adjustment groove in a magnetic core block |
US5629247A (en) * | 1996-05-08 | 1997-05-13 | The O'hommel Company | High bismuth oxide based flux and paint compositions for glass substrates |
US6497962B1 (en) * | 1999-11-19 | 2002-12-24 | Asahi Glass Company, Limited | Low melting point glass for covering electrodes, and plasma display device |
WO2001085631A1 (fr) | 2000-05-11 | 2001-11-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Composition de verre, verre d'etancheite pour tete magnetique et tete magnetique correspondante |
US6903038B2 (en) | 2000-08-16 | 2005-06-07 | Schott Glass Technologies, Inc. | Glass with a minimal stress-optic effect |
DE10203226A1 (de) * | 2002-01-28 | 2003-09-04 | Schott Glas | Optisches Glas |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6236040A (ja) * | 1985-08-08 | 1987-02-17 | Iwaki Glass Kk | 低融点封着用硝子 |
JPS63206330A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-25 | Agency Of Ind Science & Technol | 磁気ヘツド用耐湿性低融着ガラス組成物 |
JPH02124745A (ja) * | 1988-07-11 | 1990-05-14 | Seiko Epson Corp | 磁気ヘッド封着用ガラスおよび磁気ヘッド |
US5029032A (en) * | 1988-10-19 | 1991-07-02 | Tdk Corporation | Magnetic head for high density recording |
JPH02137745A (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-28 | Hitachi Ltd | 磁気ヘッド |
JPH02263732A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-26 | Alps Electric Co Ltd | 磁気ヘッド用吸光融着性ガラス |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP3151598A patent/JPH054836A/ja active Pending
-
1992
- 1992-06-24 US US07/903,334 patent/US5273948A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5273948A (en) | 1993-12-28 |
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