JPH0548202B2 - - Google Patents

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JPH0548202B2
JPH0548202B2 JP27691785A JP27691785A JPH0548202B2 JP H0548202 B2 JPH0548202 B2 JP H0548202B2 JP 27691785 A JP27691785 A JP 27691785A JP 27691785 A JP27691785 A JP 27691785A JP H0548202 B2 JPH0548202 B2 JP H0548202B2
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Japan
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JP27691785A
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Takeo Mogi
Hiroshi Ooshiba
Yasunari Sakuraba
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 芝地の雑草防除用除草剤に関する。 〔従来の技術〕 日本芝はゴルフ場、公園、路傍、一般家庭の庭
等いたるところで栽培され、美観の保持、防災、
リクリエーシヨンの場としてますます重要性が増
してきている。芝生の生育管理上、特に雑草の防
除が重要であるが、侵入してくる雑草種は多く、
それぞれ生理生態を異にするため、根絶の難かし
い多年生雑草が優先する芝生が多くなつてきてい
る。 最近、広汎に侵入している雑草はホワイトクロ
ーバー、セイヨウタンポポ、ギシギシ、カタバ
ミ、オオバコ等の広葉多年草とヒメクグ、ハマス
ゲ、スギナ等、カヤツリグサ科、トクサ科の多年
草である。 式(1)−および式(1)−で示される化合物群は
いずれも上記の雑草に程度の差はあつてもかなり
の活性を示す。しかしながら、芝生に安全に、こ
れらの雑草を一回の散布で根絶する薬剤はなく、
数種の組合せでも、特にセイヨウタンポポ、ギシ
ギシ、オオバコ、スギナ、ヒメグサ、ハマスゲは
一時的に枯れる程度で、しばらくすると再生して
しまう。 このため、雑草の生えているところだけ多量に
投入するスポツト処理がなされることが多いが、
手間がかかるだけでなく、周囲の芝生に悪影響を
及ぼし、時には裸地となつてしまう。なお侵入量
の多い場所では、現実にはスボツト処理が不可能
と言つても良い。 一方、式(2)で示される化合物は古くから知られ
た除草剤で、現在、非農耕地、樹園地等で少量使
われている。日本芝への適用例はなく、本発明者
らの検討によると、日本芝はかなり式(2)の化合物
に耐性を示し、特にコウライシバでは著るしい耐
性を示す。その性格は、種子にはほとんど非選択
的に活性が高いが、生育ステージが進むと急激に
活性が低下する、いわゆる土壌処理型の除草剤で
あつて、式(1)−および式(1)−の化合物群が茎
葉処理剤であるのと異なつている。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明はこれらホルモン型除草剤の欠点を解消
し、防除の難かしい広葉、トクサ科、カヤツリグ
サ科の多年草を容易に防除し、しかも芝生には何
らの悪影響も与えない優れた除草剤を提供するこ
とを目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは上記の課題を達成するべく、数多
くの除草剤の組み合わせを検討した結果、異なつ
た処理適期を有する式(1)−および式(1)−の化
合物群(以後化合物(1)群と略称する)と式(2)の化
合物を組み合わせることによつて、雑草の発生前
から生育後期まで、それぞれの単剤が持つ除草活
性をはるかに越えた雑草活性が得られることを見
い出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、除草活性成分として、一般
式(1)−または(1)−で示される化合物と式(2)で
示される化合物とを含有する除草剤である。 (式(1)−中Aは炭素原子または窒素原子を示
し、Aが炭素原子のとき、Xが水素原子ならばY
は塩素原子であり、Xが塩素原子またはメチル基
ならばYは水素原子である。R1は水素原子また
はメチル基、R2は低級アルキル基(C2〜C4)、ブ
トキシエチル基またはアルカリ金属を示す。Aが
窒素原子のとき、XおよびYは塩素原子であり、
R1は水素原子、R2は低級アルキル基(C2〜C4)、
ブトキシエチル基またはアルカリ金属を示す。 式(1)−中Xは塩素原子またはメトキシ基、R
は水素原子、低級アルキル基(C2〜C4)または
アルカリ金属を示す。) 本発明ではそれぞれの単剤が持つ除草活性をは
るかに越えた除草活性を得ることができるが、日
本芝に対しては化合物(1)群単用と同じ害徴にとど
まり、害徴が増すことはない。したがつて化合物
(1)群の投薬量を芝生に安全な水準にとどめなが
ら、化合物(2)を加えることにより、雑草の防除能
力を極限まで高めることができる。すなわち、芝
生と雑草間の高度の選択性を得ることができる。
さらに本発明においては、速効性や耐降雨性も高
まり、取扱いの簡単な粒剤、微粒剤とすることも
容易で、実用的価値をさらに高めることができ
た。 本発明の効果は、化合物(1)群と化合物(2)が1:
10〜10:1の広い範囲にわたつて認められ、雑草
種、散布時期、剤型あるいは防除コスト等の目的
別に、適切な化合物、混合割合を選択することが
できる。 処理量は防除目的とする雑草種、生育程度、使
用剤型、化合物によつて異なるが、化合物(1)群
が、有効成分にして、10a当り10g〜500gで、
化合物(2)が50gないし1000gであるが、好ましく
はいずれも20gないし500gであり、化合物(2)が
500gを越える場合には、粒剤施用でのハマスゲ
の防除を目的としたときである。 散布に際しては、現地混用も採用でき、また、
水和剤、乳剤、粉剤、微粒剤等に一体製剤するこ
ともできる。散布地の状況、労力およびコスト等
に対応して、適切な剤型を選ぶことができる。 一体製剤の場合、キヤリアーとしては不活性な
有機溶媒、たとえばキシレン、シクロヘキサノン
等が使用できる。固体担体としては、たとえばク
レー、タルク、ベントナイト等が使用できる。乳
化剤、分散剤としては、陰イオン系あるいは非イ
オン系の界面活性剤を使用することができる。 〔実施例〕 以下に実施例をあげて、本発明をさらに具体的
に示す。 本発明の代表的化合物について、構造式、化合
物No.、試験例で使用した剤型と有効成分の含有量
を表1に示した。
【表】
【表】 製剤例 1 化合物(2)の50%水和剤 化合物(2)の90部にホワイトカーボン3部とカオ
リンクレー7部を加えて、ジエツトミルで微粉砕
し、得られた微粉砕物55.6部にカオリンクレー
38.4部、分散剤としてソルポール5039(東邦化学
工業株式会社−以下東邦化学と略称する、登録商
標)4部およびソルポール5050を2部加え、混合
機を使用して良く混合し、化合物(2)の50%水和剤
を得た。 (部はいずれも重量部を示す。以下同じ) 製剤例 2 化合物No.1の50%乳剤 化合物No.1の50部にキシレン30部とシクロヘキ
サノン10部を加えて攪拌溶解後、ソルポール
800A(東邦化学登録商標)10部を加えて撹拌溶解
し、化合物No.1の50%乳剤を得た。 製剤例 3 化合物No.3の50%水和剤 化合物No.3の50部に、ホワイトカーボン3部と
クレー16部を加えて擂潰機で粉砕し、これに粉末
界面活性剤のソルポール5039を4部、ソルポール
5050(東邦化学登録商標)を2部およびクレー25
部を追加し、良く混合し化合物No.3の50%水和剤
を得た。 製剤例 4 化合物No.3 化合物(2)25% 25%水和剤 製剤例1と3で得られた化合物(2)および化合物
No.3の50%水和剤を、それぞれ5部ずつ良く混合
して、化合物No.3の25%と化合物(2)の25%とを含
有する水和剤を得た。(これを製剤No.11と称す
る)。 製剤例 5 化合物No.5 化合物(2)3% 5%粒剤 化合物(2)の50%水和剤を10部、クレー60部およ
びベンナイト26部を混合してニーダーに移し、化
合物No.5の50%乳剤を6部とポリオキシエチレン
ドデシルエーテル0.7部を水で希釈してニーダー
中に注加した。練つた後に0.7mmスクリーンの造
粒機にかけ、取り出してから乾燥して、化合物No.
5の3%と化合物(2)の5%とを含有する粒剤を得
た。(これを製剤No.12と称する) 製剤例 6 化合物No.8 化合物(2)1% 5%粒剤 化合物(2)の50%水和剤を10部、クレー60部およ
びベントナイト29部を嵌合し、化合物No.8の1部
を水に希釈して加え、ニーダーで練つてから造粒
機にかけて造粒し、乾燥して、化合物No.8の1%
と化合物(2)の5%を含有する粒剤を得た。(これ
を製剤No.13と称する) 製剤例 7 化合物No.6 化合物(2)2% 2%微粒剤 炭酸カルシウム微粒とゼオライト微粒(48〜
150メツシユ)を2:1に混合したキヤリアー92
部をスピードニーダーに入れ、撹拌中に化合物No.
6の2部をゆつくり滴下した後、ポリオキシエチ
レンドデシルエーテル1部を粘性が下がる程度の
少量の水で希釈したものを滴下し、さらに化合物
(2)の50%水和剤4部を入れてコーデイングし、最
後にホワイトカーボン1部を加え、しばらく撹拌
を続けた後、取り出して風乾し、化合物No.6の2
%と化合物(2)の2%とを含有する微粒剤を得た。
(これを製剤No.14と称する) 試験例 1 洪積火山灰土で充填した200cm2の素焼鉢にオオ
バコとセイヨウタンポポをそれぞれ3株ずつ移植
し、生育管理した。活着後の生育盛期時に、化合
物群(1)と化合物(2)の所定希釈液に、展着剤として
ポリオキシエチレンドデシルエーテルを散布濃度
300ppmとなるように添加(乳剤は除く)し、100
/10aの液量で、スプレーガを使用し均一に散
布処理した。散布1ケ月後に観察調査した結果を
表2に示す。 評価の基準は下記の通りである。 0:雑草無処理同様 または シバに害徴なし 1:雑草10%防除 〃 シバに10%害徴 2:雑草20 〃 〃 シバに20 〃 5:雑草50 〃 〃 シバに50 〃 10:雑草完全防除 〃 シバ完全枯死
【表】
【表】 試験例 2 茎葉処理試験(混合比、速度) 試験例1と同じく育てたオオバコを使い、化合
物No.1および化合物(2)の所定希釈液を単用および
混用で散布し、混合比と薬効速度の検討を行つ
た。 散布2週後と1ケ月後に調査した結果を表3に
示す。評価は試験例1に準じて行つた。
【表】 表2、表3の結果から、化合物(1)群と化合物(2)
を組み合わせることによつて、それぞれの単剤が
持つ除草活性をはるかに越えた除草活性が得られ
ることがわかる。また、両者を混合する場合の、
使用可能な混合比範囲は広く、しかも薬効も早く
発現することがわかる。 試験例 3 フイールドテスト(現地混用) 雑草の多いノシバ地に1区4m2の試験区を設定
し、各薬剤の所定希釈液に、展着剤としてポリオ
イキシエチレンドデシルエーテルを散布濃度
300ppmとなるように添加し、150/10aの液量
で、手押加圧噴霧器を使用して区内に均一に散布
した。散布1ケ月後に観察による量調査を行つた
結果を表4に示す。 評価は各草種別に無処理と比較して行い、評価
の規準は試験例1に準じた。なお、処理時におけ
る除草の状況は下記の通りであつた。 種名 区内占有率(%) 草丈(cm) ホワイトクローバ 10〜30 15 セイヨウタンポポ 5〜20 5〜20 カタバミ 5〜10 5 スギナ 10〜20 15〜25
【表】 表4の結果からフイールドテストにおいても、
それぞれの単剤が持つ除草活性をはるに越えた雑
草活性が得られることがわかる。しかも、ノシバ
への害徴は認められない。 試験例 4 フイールドテスト(一体製剤) 雑草の多いコウライシバ地に1区10m2の試験区
を設定し、化合物(1)群と化合物(2)を一体製剤した
薬剤を、液での散布剤は試験例3と同様の方法
で、また粒剤、微粒剤は手まきで、区内に均一に
散布した。散布1ケ月後に調査を行つた結果を表
5に示す。評価方法は試験例3と同様とした。 なお、処理時ににおける除草の状況は下記の通
りであつた。 種名 区内占有陸(%) 草丈(cm) チドメグサ 10〜20 5 セイヨウタンポポ 5〜20 10〜20 オオバコ 5〜20 5〜10 ヒメクグ 5〜10 10〜20
【表】
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されている
ので、発生前から成育後期まで、それぞれの単離
が持つ除草活性をはるかに越えた除草活性を得る
ことができ、しかも日本芝に対する害徴は単用の
場合と同程度に低い。そのため、高度の選択性を
有し、また、散布に際して剤型を広く選ぶことが
でき、速効性も有するので、従来防除の難しかつ
た広葉、トクサ科、カヤツリグサ科の多年雑草
を、芝生に悪影響を与えずに防除することができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 除草活性成分として一般式(1)−または(1)−
    で示される化合物と、式(2)で示される化合物と
    を含有する除草剤。 (式(1)−中Aは炭素原子または窒素原子を示
    し、Aが炭素原子のとき、Xが水素原子ならばY
    は塩素原子であり、Xが塩素原子またはメチル基
    ならばYは水素原子である。R1は水素原子また
    はメチル基、R2は低級アルキル基(C2〜C4)、ブ
    トキシエチル基またはアルカリ金属を示す。Aが
    窒素原子のとき、XおよびYは塩素原子であり、
    R1は水素原子、R2は低級アルキル基(C2〜C4)、
    ブトキシエチル基またはアルカリ金属を示す。 式(1)−中Xは塩素原子またはメトキシ基、R
    は水素原子、低級アルキル基(C2〜C4)または
    アルカリ金属を示す。)
JP27691785A 1985-12-11 1985-12-11 除草剤 Granted JPS62138404A (ja)

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CA2042585A1 (en) * 1989-10-16 1991-04-17 Tetsuo Takematsu Herbicidal composition and herbicidal method
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CN104756995B (zh) * 2007-02-06 2017-07-28 日本曹达株式会社 草坪用阔叶多年生杂草防除剂及草坪用阔叶多年生杂草的防除方法

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