JPH0548084Y2 - - Google Patents

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JPH0548084Y2
JPH0548084Y2 JP1987007998U JP799887U JPH0548084Y2 JP H0548084 Y2 JPH0548084 Y2 JP H0548084Y2 JP 1987007998 U JP1987007998 U JP 1987007998U JP 799887 U JP799887 U JP 799887U JP H0548084 Y2 JPH0548084 Y2 JP H0548084Y2
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車等のエンジンなどでバ
ルブが当接する箇所に設けられているバルブシー
トの表裏を判別するための装置の改良に関する。
(従来の技術) 第3図に示すように、自動車のエンジンなどに
組み込まれているバルブシート1は、環状でバル
ブが当接する片側の内側端面に沿つて傾斜面1a
が形成されているものである。そして、自動機な
どでエンジンを自動的に組み立てる場合などに
は、前記バルブシート1をその表裏を正確に判別
して自動機に供給する必要がある。
従来、バルブシート1の表裏を判別する装置と
しては、例えば第4図に示すものがあつた。
このバルブシートの判別装置は、バルブシート
1を一定の基準位置に停止させるためにバルブシ
ート1の一側面に基準面2と、該基準面2と対向
する方向からバルブシート1の内周面1bに摺接
して軸方向に移動し、バルブシート1の傾斜面1
aに当接可能な検測ヘツド3と、からなるもので
あつて、該検測ヘツド3がバルブシート1に当接
したときに傾斜面1aがあるときと無いときの移
動量の違いにより傾斜面1aの有無を判定して、
表裏を判別している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のバルブシートの表裏判別
装置では次のような問題点を有していた。
まず、バルブシート1の内径Dには寸法公差が
あるためバルブシート1の内周面1bと摺動する
検測ヘツド3との間に隙間が生じ、バルブシート
1と検測ヘツド3の軸がずれる虞れがある。そし
て、軸がずれた状態で検測ヘツド3をバルブシー
ト1に当接させると、正確な移動量が検出できな
くなり確実な表裏の判別が行なえないという問題
点があつた。
さらに、バルブシート1の厚さHにも寸法公差
があるため、基準面2から検測ヘツド3が当接す
る箇所までの距離がばらつく虞れがあり、傾斜面
1aの有無を判定できず確実な表裏の判別が行な
えなえなくなるという問題点があつた。
また、バルブシート1の外周端部(図中A部)
にバリが生じている場合には、バルブシート1が
バリで基準面2から浮き上がつてしまいバルブシ
ート1の表裏が判別できないという問題点があつ
た。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、寸法公差やバリに
影響されることなく確実に表裏が判別できる装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決して目的を達成するための
手段として、片側の内周端面に沿つて傾斜面が形
成されている環状のバルブシートの一側面に軸方
向に進退可能な支持部材を当接させ、且つ該バル
ブシートの内周面に前記支持部材と連動して径方
向に拡開する複数の爪部材を当接させて該バルブ
シートを保持する芯出し爪部と、該芯出し爪部に
対向して設けられ、前記バルブシートの他側面を
軸方向から押圧する基準部材と、前記芯出し爪部
と同一軸線上で且つ前記基準部材に相対移動可能
に設けられ、前記バルブシートの傾斜面に当接可
能な検測ヘツドと、該検測ヘツドを常時は前記基
準部材より突出する方向へ付勢する付勢手段と、
前記基準部材と前記検測ヘツドとの相対変位量を
検知する測定手段とを備えたものである。
(作用) 芯出し爪部の支持部材がバルブシートの一側面
に当接し且つ爪部材を拡開させバルブシートの内
周面に当接させることによりバルブシートを常に
一定の軸線上に保持し、さらに、基準部材を芯出
し爪部と対向する方向から移動させバルブシート
の他側面を押圧して一定位置で停止させ同時に検
測ヘツドをバルブシートに当接させて、該検測ヘ
ツドと前記基準部材との相対変位を検出すること
により検測ヘツド側に傾斜面があるかどうかが検
出されてバルブシートの表裏の判別が行なわれ
る。
そして、バルブシートの内周面に爪部材を当接
させて内径側から保持しかつ検測ヘツドを芯出し
部と同一軸線上に配したので、バルブシートの内
径の寸法公差の影響を排除することができ、また
基準部材と検測ヘツドとを同一方向からバルブシ
ートに当接させて、両者の相対変位量から傾斜面
を検出するようにしたので、バルブシートの厚さ
の寸法公差とバリが影響することがなく確実にバ
ルブシートの傾斜面の有無を判定でき表裏が正確
に判別される。
(実施例) つぎに本考案の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。
バルブシート1を供給するシユート4の下方に
は供給されるバルブシート1を停止させる検測ス
テーシヨン5が設けられている。検測ステーシヨ
ン5の左右には芯出し爪部6と、基準部材7およ
び検測ヘツド8とが配設されている。
芯出し爪部6は、シリンダ装置9のピストンロ
ツド9aに摺動可能に設けらればね部材10によ
りピストンロツド9aの先端側に付勢されている
爪部本体11と、該爪部本体11に摺動可能に設
けられバルブシート1の一側面に当接可能な支持
部材12と、前記爪部本体11の周回り方向に等
角度で4箇所にピン13で回動可能に設けられて
いる爪部材14とから概略構成されている。
爪部本体11はガイドロツド15が設けられて
おり、シリンダ装置9の作動によりガイドロツド
15がガイド部材16に案内されて爪部本体11
を前記検測ステーシヨン5に接近させるようにな
つている。また、爪部本体11の先端には検測ヘ
ツド8に嵌合する嵌合部11aが形成されてい
る。
支持部材12は、ばね部材17により爪部本体
11の先端側へ付勢されており、さらに前記支持
部材12が爪部本体11に対して後方に相対移動
したときに前記爪部材14の先端側14aがバル
ブシート1の径方向に拡開するように爪部材14
の後端側14bを支持している。
一方、芯出し爪部6と対向する位置に設けられ
ている基準部材7と検測ヘツド8は相互に摺動可
能な二重構造となつており、各軸線が前記芯出し
爪部6の軸線と同一になつている。そして、外側
の基準部材7はシリンダ装置18のピストンロツ
ド18aに直接接続されており、その先端部7a
はバルブシート1の他の側面に当接できる形状と
なつている。また、検測ヘツド8はばね部材19
を介して基準部材7に取付けられてあつて、該ば
ね部材19により検測ステーシヨン5側に付勢さ
れており、その先端部8aはバルブシート1の傾
斜面1aに当接できるように形成されている。さ
らに、検測ヘツド8の軸方向には穴8bが穿設さ
れており、前記爪部本体11の先端部に形成され
ている嵌合部11aが摺動可能に嵌合される。な
お、検測ヘツド8は基準部材7よりも一定寸法前
方へ突出させて取付けられている。
そして、基準部材7には基準部材7と検測ヘツ
ド8との相対変位量を検知する図示しない測定器
(MTパルサ)が設けられている。
以上の構成に係る作用を説明する。
シユート4から供給されたバルブシート1は検
測ステーシヨン5で停止させられると同時に、シ
リンダ装置9が作動して芯出し爪部6を前進させ
る。そして、まず支持部材12がバルブシート1
の一側面に当接し、さらに前進させると支持部材
12はばね部材17の弾性力に抗して停止してい
るため爪部材14の先端側14aがピン13を中
心に回転しバルブシート1の内周面1bに当接し
て保持する。このように保持することにより、バ
ルブシート1の内径の寸法公差にかかわらず常に
同一軸線上にバルブシート1を保持することがで
きる。
つづいて、シリンダ装置18を作動して基準部
材7と検測ヘツド8とを前進させる。なお、基準
部材7はシリンダ装置18のピストンロツド18
aに直接接続されているため、そのストロークエ
ンドで停止する。そのため、基準部材7の先端部
7aがバルブシート1の他側面を押圧し一定の位
置まで移動させて常に一定の位置でバルブシート
1を停止させる。なお、バルブシート1が押圧さ
れると芯出し爪部6はばね部材10を撓ませて後
退することになる。
このとき、検測ヘツド8もバルブシート1に当
接するが、当接する側に傾斜面1aがあれば基準
部材7との相対変位量が小さく、傾斜面1aがな
ければ相対変位が大きくなる。そして、この相対
変位量を図示しない測定器が検知して傾斜面1a
の有無を判定しバルブシート1の表裏が判別され
る。
このように、基準部材7と検測ヘツド8とを同
一方向からバルブシート1に当接させて、その相
対変位を検知してバルブシート1の傾斜面1aの
有無を検出するようにしたため、バリや厚さの寸
法公差に影響されることなくバルブシート1の表
裏を確実に判別することができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案は、バルブシ
ートの内周面に爪部材を当接させて保持する芯出
し爪部と、同一方向からバルブシートに当接させ
て、その相対変位量から傾斜面の有無を検出する
基準部材と検測ヘツドとを備えたため、バルブシ
ートの寸法公差やバリの影響を受けることがなく
バルブシートの表裏を確実に判別することができ
る。
そのため、自動組み立てなどで誤つた向きでバ
ルブシートが機械に供給されることがなくなり不
良品が減少でき、さらに生産性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の一例である表裏判
別装置の要部拡大縦断面図、第2図は、第1図の
表裏判別装置の全体縦断面図、第3図は、バルブ
シートの一例を示す斜視図、第4図は、従来の表
裏判別装置の一例を示す縦断面図である。 1……バルブシート、1a……傾斜面、1b…
…内周面、6……芯出し爪部、7……基準部材、
8……検測ヘツド、12……支持部材、14……
爪部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片側の内周端面に沿つて傾斜面が形成されてい
    る環状のバルブシートの一側面に軸方向に進退可
    能な支持部材を当接させ、且つ該バルブシートの
    内周面に前記支持部材と連動して径方向に拡開す
    る複数の爪部材を当接させて該バルブシートを保
    持する芯出し爪部と、該芯出し爪部に対向して設
    けられ、前記バルブシートの他側面を軸方向から
    押圧する基準部材と、前記芯出し爪部と同一軸線
    上で且つ前記基準部材に相対移動可能に設けら
    れ、前記バルブシートの傾斜面に当接可能な検測
    ヘツドと、該検測ヘツドを常時は前記基準部材よ
    り突出する方向へ付勢する付勢手段と、前記基準
    部材と前記検測ヘツドとの相対変位量を検知する
    測定手段とを備えたことを特徴とするバルブシー
    トの表裏判別装置。
JP1987007998U 1987-01-22 1987-01-22 Expired - Lifetime JPH0548084Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206801A (en) * 1981-06-13 1982-12-18 Yoshitaka Aoyama Detector for placing condition of component

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58110802U (ja) * 1982-01-25 1983-07-28 日立造船株式会社 心出し計測器

Patent Citations (1)

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