JPH054731Y2 - - Google Patents

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JPH054731Y2
JPH054731Y2 JP1987148531U JP14853187U JPH054731Y2 JP H054731 Y2 JPH054731 Y2 JP H054731Y2 JP 1987148531 U JP1987148531 U JP 1987148531U JP 14853187 U JP14853187 U JP 14853187U JP H054731 Y2 JPH054731 Y2 JP H054731Y2
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JP
Japan
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parasol
gas
filled
airfoil
mooring
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JP1987148531U
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JPS6451417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、海水浴場やスポーツ競技場等で、
強い太陽光線や雨を遮蔽するために用いられ、使
用時にはその中に気体を充填して日よけ用または
雨よけ用パラソルとし、未使用時には折り畳んで
運搬または保管が容易なパラソルに関する。
[従来の技術] 従来、海水浴等で日よけ用に用いられるビーチ
パラソル並びに一般的な日傘は、いずれも雨よけ
用傘と同様にその中心に支柱を有し、その支柱の
周辺に配された骨構造の上に軟質合成樹脂製等の
シートを被せたものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような構造のビーチパラソ
ルは一般的な日傘に比べて、傘の部分が大きく、
重いので、使用時には支柱を砂浜に深く埋め込む
ことが必要で、さらに風が吹くと倒れやすいので
固定方法が難しく、不便であつた。また、傘の部
分の張り出しが一般の雨傘に比べて非常に大きい
ため、雨傘のように支柱や骨部分を折り畳み形式
にするとこれらの強度が低下し、使用時に傘の形
状を保持できなくなるので、折り畳み形式にする
ことができず、未使用時には嵩ばるとともに重
く、運搬や保管の点で不便であつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題に対してなされたもので、
気体充填時断面形状が流線翼型を形成するよう気
体不透過性二重壁膜よりなる中空構造を有し、浮
上用気体が充填されるパラソル本体と、上記浮上
用気体が充填されて浮上したパラソル本体を係留
するための係留索からなるとともに、上記翼型の
中空構造の水平方向の断面積が垂直方向の断面積
より大で、かつ翼型を形成する二重壁膜の下部膜
の重さが上部膜の重さより重くなるよう重量差を
つけてなることを解決の手段とした。
[作用] 本考案のパラソルは、使用する場所で空気より
も比重の小さい気体をパラソル本体に充填して浮
上させ、係留索により地上に係留し、この浮上し
たパラソル本体を太陽光や雨からの遮蔽体として
用いる。従つて、未使用時にはパラソル本体から
気体を抜き、折り畳むものなので、軽量で嵩張ら
ずに運搬および保管が容易になる。
また、使用時には使用する場所でパラソル浮上
用気体をパラソル本体に充填した後に係留して用
いるので、従来のビーチパラソル等に比べて固定
が容易で、設置後に風が吹いても、パラソル本体
の断面が翼型をしているので浮力が生じて安定的
な浮遊状態が保たれ、従来のビーチパラソルのよ
うに風によつて倒れたり、飛ばされたりする等の
不都合が起きない。
第1図ないし第4図に本考案のパラソルの一例
を示して詳しく説明する。
これらの図面において、符号1は基体充填時の
パラソル本体である。パラソル本体1は水平方向
の断面積が垂直方向の断面積に比べて大きく、そ
の断面形状が翼型の中空構造をした複数のパラソ
ル構成部2…によつて構成されており、第3図に
示したように、パラソル本体1の前面に対して横
方向に連結されていて、それぞれのパラソル構成
部2…の翼の最も幅広く膨らんでいる前縁部3か
ら膨らみの最も小さい後縁部4へ向つて流線状の
翼になつている。翼型をした複数のパラソル構成
部2…でパラソル本体1を構成することにより、
風や雨等の外部応力によつてパラソル本体1が変
形するのを防いでいるので、パラソル本体1の大
きさに対して、パラソル構成部2…の連結数を過
度に小さく設定するのは好ましくない。このパラ
ソル本体1は、ガス透過性の低いポリエチレンテ
レフタレートやナイロン等の軟質合成樹脂等でで
きており、太陽光の遮蔽効果を上げるために、そ
の表面に金属光沢を有するアルミニウム等の金属
の蒸着膜が形成され、ここに印刷等により着色、
着画、印字を施して種々のデザインを付与するこ
とができる。
また、パラソル本体1に浮上用気体5を充填し
て空中に安定浮上させるために、第2図に示した
ように、パラソル本体1の下部9の膜厚は上部1
0の膜厚よりも厚くされており、膜厚の差から生
じる重量差によりパラソル本体1の上下が反転す
るのを防いでいる。また、前縁部3から後縁部4
へ向つて風が吹いた場合に、パラソル本体1の上
方へ浮力が生じるように、パラソル本体1の形は
上部10側への膨らみが下部9側への膨らみより
大きい翼型に設定されている。
さらに第4図に示されたように、パラソル本体
1の周辺部には、中空構造を形成するためのシー
ル部分11が形成されており、さらにこのシール
部分11の適所には、パラソル本体1中に浮上用
気体5を充填するためのガス注入口12が取り付
けられている。このガス注入口12から空気より
も比重の小さい気体からなる浮上用気体5がパラ
ソル本体1内に過不足無く充填され、この浮上用
気体5の空気中における浮力によつてパラソル本
体1が浮上する。この浮上用気体5には、水素、
ヘリウム等を用いることができるが、海水浴場や
各種スポーツ競技場等の人が多く集まる所で用い
られる本考案のパラソルでは安全性を保つために
非燃性で無色無臭のヘリウムを用いることが望ま
しい。また、この浮上用気体5は使用時にパラソ
ル本体1に充填されるものであるので、未使用時
には、小さくまとめられて運搬および保管に便利
なものが良いので、たとえば容量が1〜2回分の
パラソル充填量に相当する使い捨てのヘリウムカ
セツトボンベ等を使用するのが好ましい。
以上のように浮上用気体5が充填されて浮上し
たパラソル本体1の前方および後方のそれぞれ4
つの端部6…には、パラソル本体1を地上に係留
するために、軟質合成樹脂等からなる係留索7…
が縛着されており、この係留索7…の下端には錘
8…が取り付けられ、これによりパラソル本体1
が地上に係留される。この複数本の係留索7…
は、パラソル本体1が風で飛ばされたり、大きく
たなびくのを防止し、パラソル本体の浮上を安定
保持するためのものであるので、風が弱くパラソ
ル本体1が空中に安定保持されている場合には、
4本の係留索7…すべてがパラソル本体1に縛着
される必要がなく、前縁部3の中心部分に縛着さ
れた一本の係留索7による1点係留でよく、係留
索7の本数は1以上の任意の本数を選択すること
ができる。また、パラソル本体1の地上からの浮
上高さはパラソル本体1に充填される浮上用気体
5の充填量と係留索7…の長さを調節することに
よつて調節することができる。
以上のようにして構成された本考案のパラソル
は、パラソル本体1の前縁部3が風上を向くよう
に設置されると、前縁部3から後縁部4へ向つて
風が流れ、翼型のパラソル本体1に浮力が生じ
る。よつて、本考案のパラソルでは、従来のビー
チパラソル等とは異なり強い風が吹いても、飛ば
されたり、倒されたりすることなく、翼型のパラ
ソル本体1に浮力が生じるので、長時間にわたつ
て安定して使用することができる。
[実施例] パラソル上部の厚さが0.020mm、下部の厚さが
0.020mmのポリエチレンテレフタレートにアルミ
ニウムを蒸着したものを用いて約50リツトルの内
容積を有するパラソル本体を形成し、これに係留
索として太さ0.5mmのナイロン製の紐をパラソル
本体の各端部に4本縛着し、総重量が42gになる
ようにした。このパラソル本体にカセツトボンベ
からヘリウムを50リツトル過不足無く充填したと
ころ、ヘリウムガスの空気中の浮力は約1Kgf/
Nm3であるので、係留索の先にそれぞれ2.5gずつ
の砂袋を4個下げて錘にしてパラソル本体とつり
合わせて係留し、ビーチパラソルの代替品として
用いた。
この結果、本考案の気体充填パラソルでは、従
来のビーチパラソルとは異なり、ヘリウムによる
浮力と風による浮力を利用することによつて倒れ
ることなく、長時間快適に使用することができ
た。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のパラソルは、気
体充填時断面形状が流線翼型を形成するよう気体
不透過性二重壁膜よりなる中空構造を有し、浮上
用気体が充填されるパラソル本体と、上記浮上用
気体が充填されて浮上したパラソル本体を係留す
るための係留索からなるとともに、上記翼型の中
空構造の水平方向の断面積が垂直方向の断面積よ
り大で、かつ翼型を形成する二重壁膜の下部膜の
重さが上部膜の重さより重くなるよう重量差をつ
けてなるものなので、未使用時には、折り畳むこ
とができ、軽量で嵩ばらないので運搬や保管が容
易であり、使用時に使用場所で気体を充填して用
いるので、設置が容易であり、さらに風が吹いて
も、翼型をしたパラソル本体が風により浮力を得
て、従来のビーチパラソルのように倒れたりする
ことなく快適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案のパラソルの一例
を示すもので、第1図は斜視図、第2図は側面
図、第3図は前面図、第4図は上面図である。 1……パラソル本体、7……係留索。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気体充填時断面形状が流線翼型を形成するよう
    気体不透過性二重壁膜よりなる中空構造を有し、
    浮上用気体が充填されるパラソル本体と、上記浮
    上用気体が充填されて浮上したパラソル本体を係
    留するための係留索からなるとともに、上記翼型
    の中空構造の水平方向の断面積が垂直方向の断面
    積より大で、かつ翼型を形成する二重壁膜の下部
    膜の重さが上部膜の重さより重くなるよう重量差
    をつけてなることを特徴としたパラソル。
JP1987148531U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH054731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987148531U JPH054731Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987148531U JPH054731Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6451417U JPS6451417U (ja) 1989-03-30
JPH054731Y2 true JPH054731Y2 (ja) 1993-02-05

Family

ID=31419931

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217064B2 (ja) * 1971-12-31 1977-05-13

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JPS6451417U (ja) 1989-03-30

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