JPH0546725U

JPH0546725U - 部品梱包材

Info

Publication number: JPH0546725U
Application number: JP9640891U
Authority: JP
Inventors: 千亀美内藤
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-11-25
Filing date: 1991-11-25
Publication date: 1993-06-22

Abstract

(57)【要約】【目的】部品梱包作業の工数が少なくてすむ部品梱包
材を提供することを目的とする。【構成】梱包材１には折罫線２〜５が設けられ、これ
らによって折り曲げることによって、角筒形の部品梱包
材を形成する。梱包材１には複数の切り込みが設けられ
ており、これによって折り曲げ時にストッパー２２〜２
５を形成するので、金具３０、３１やコード３２を各ス
トッパーの間にはめ込んで固定することができる。【効果】部品梱包時に、各部品をテープ止する必要が
なく、梱包作業の工数が大幅に削減される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、付属品等の梱包に用いられる、部品梱包材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、金具やコード類等の付属品は、図４及び図５に示すように段ボール１に折罫線２、３、４、５を設けて折畳むことによって、角筒を形成し、その中に金具３０、３１やコード３２等の付属品類をテープ４０、４１、４２で固定する方法が用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら従来の部品梱包材では、各付属品類をテープ等で角筒の内側に固定する必要があるため、製品梱包時の作業工数が付属品の数だけ増加するという問題点を有していた。また、梱包を解く際にも、いちいちテープをはぐ必要があり、梱包材の改良が強く望まれていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

帯状の段ボールに複数の折り曲げ部を設け、前記折り曲げ部を折り曲げて角筒を構成するとともに、前記折り曲げ部に複数の切り込みを設け、前記切り込みによって、前記角筒の内側に部品ストッパーを形成する。

【０００５】

【作用】

本考案は、上記した手段により、角筒型の梱包材の内側に部品を固定するストッパーが形成される。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案に係わる実施例について、図面を用いて説明する図１は、本考案の部品梱包材における一実施例の展開図であって、段ボール製の梱包材１には、折罫線２、３、４、５が設けられ、これらによって折り畳んで、角筒を形成する。折罫線３上には、これとほぼ垂直に交わるように２本ずつ組となる切り込み６、７、切り込み８、９、切り込み１０、１１、切り込み１２、１３が入れられ、それぞれの切り込み両端には、折罫線１４、１５、１６、１７、１８、１９、２０、２１が設けられている。

【０００７】実際に部品を梱包する場合には、図２に示すように梱包材１を折罫線２、３、４、５によって折り曲げると同時に、切り込み６、７、８、９、１０、１１、１２、１３によって設けられるストッパー２２、２３、２４、２５を、梱包材１の折り曲げ方向に起こし、これらストッパーの間に金具３０、３１及びコード３２をはめ込む。この時、コード３２の一端にあるプラグ５０をストッパー２５部分を介して、プラグ５０がコード３２のコード部分５１とは離れた状態で梱包する。その後、図３に示すように梱包材１を角筒にして、テープ４３、４４、４５で固定する。

【０００８】ここで、ストッパー２２、２３、２４、２５の間隔は、間にはめ込む部品の大きさを考慮して設計しなくてはならない。

【０００９】以上のように本考案では、角筒に折り曲げることによって部品を梱包する梱包材において、梱包材に設けられた折り曲げようの罫線にほぼ垂直に切り込みを設けることによって、部品のストッパーを形成できるため、部品をいちいちテープ等で固定する必要がなく、梱包作業の工数を著しく削減することができる。また、部品がテープで固定されないため、梱包を解いた場合にも簡単に部品を取り出すことができる。

【００１０】また、コード類を梱包する場合には、プラグをコード部分とは離した状態で梱包できるため、プラグの金属部分等でコードを傷つける心配もない。

【００１１】

【考案の効果】本考案は、帯状の段ボールに複数の折り曲げ部を設け、前記折り曲げ部を折り曲げて角筒を構成するとともに、前記折り曲げ部に複数の切り込みを設け、前記切り込みによって、前記角筒の内側に部品ストッパーを形成するため、梱包する部品をテープ等で固定する必要がなく、梱包作業の工数を著しく削減できる優れた部品梱包材を提供するものである。

【００１２】更に本考案によれば、梱包する部品が、先端にプラグを有するコード類である場合には、コードのプラグ側の一端をストッパーを介してコード部分とは離した状態で梱包できるため、プラグによるコードの傷つきも防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例における梱包材の展開図

【図２】同梱包材によって部品を梱包する場合の構成を
示す斜視図

【図３】同梱包材で部品を梱包した場合の斜視図

【図４】従来の梱包材の斜視図

【図５】従来の梱包材の斜視図

【符号の説明】

１梱包材２〜５折罫線６〜１３切り込み２２〜２５ストッパー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】帯状の段ボールに複数の折り曲げ部を設
け、前記折り曲げ部を折り曲げて角筒を構成するととも
に、前記折り曲げ部に複数の切り込みを設け、前記切り
込みによって、前記角筒の内側に部品ストッパーを形成
することを特徴とする部品梱包材。