JPH0545179A - ズームエンコーダ - Google Patents

ズームエンコーダ

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JPH0545179A
JPH0545179A JP20516491A JP20516491A JPH0545179A JP H0545179 A JPH0545179 A JP H0545179A JP 20516491 A JP20516491 A JP 20516491A JP 20516491 A JP20516491 A JP 20516491A JP H0545179 A JPH0545179 A JP H0545179A
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light
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rotation
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JP20516491A
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Keiji Kunishige
恵二 国重
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分解能、低コスト、省スペース、絶対値出
力可能な非接触型のズームエンコーダを提供する。 【構成】 高反射部材が添着された凸部1aと遮光部材
からなる凹部1bとからなるパターン1を、ズーム光学
系のカムリングの外周面に設け、これにフォトリフレク
タ30から光を投射して反射光量を検出することでズー
ム位置を求める。この際ズームの沈胴位置またはワイド
端位置を記憶する手段を設け、この記憶値に基づいて上
記ズーム位置を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームエンコーダ、詳し
くは、回転によってズーミング動作を行うカム枠の回転
位置を検出するズームエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のズーム値検出装置は、回転によっ
てズーミング動作を行うカム枠であるカムリングの回転
位置を検出するために数ビットのコード板を設け、この
コード板にブラシを接触させてカムリングの回転位置を
検出するようにしている。
【0003】このコード板による回転位置検出装置は、
カムリングの回転位置をコード板からのビット情報とし
て検出できるという利点があるが、以下のような欠点を
も有する。
【0004】(1)コード板の製造コストが高い。
【0005】(2)コード板とブラシの接触によってビ
ット情報を得ているために、コード板表面やブラシ面の
酸化による導通不良が経時的に発生する。
【0006】(3)接触圧不足や、表面削れ等による導
通不良が経時的に発生する。
【0007】上述した各欠点のうち経時的に発生する不
良は、工場から出荷されユーザが使用中に発生する場合
が殆んどなので、非常に重大な問題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来の接触型
ズームエンコーダを非接触型ズームエンコーダに置換
し、上記(2),(3)の問題を抜本的に解決してしま
うことが考えられる。
【0009】まず第一の案として上記接触式ズームエン
コーダ接片の1ビットづつに、フォトリフレクタを使用
した光学式、もしくはMR素子を使用した電磁式の非接
触型スイッチ素子を使用し、非接触型の絶対値エンコー
ダにすることが考えられる。しかしながらこのような手
法は、従来の接触型エンコーダに対してスペース的に大
きくなり、且つコスト的に高価になるという別の問題点
を有している。この別の問題点はズームエンコーダの分
割数が大きくなればなる程顕著なものとなり、実用上せ
いぜい2,3ビットが使用限界である。
【0010】一方、現在のズームカメラでは、35mm〜
70mmの2倍ズームにおいては32分割(5ビット)、
35mm〜105mmの3倍ズームにおいては64分割(6
ビット)が必要になり、これよりも分割数を下げると、
露出並びにピントのズーム補正精度に影響し、またズー
ム駆動の円滑さがなくなってしまうという問題もある。
【0011】このように、従来のズームエンコーダをそ
のまま非接触型とすることには分割数に対するスペース
並びにコストの点で困難であった。
【0012】そこで第二の案として、ズームのカムリン
グの回転に応動してパルスを発生する光学式のパルス発
生器からのパルス出力を、ズームのカムリングの回転方
向に応じてアップもしくはダウンカウントすることによ
り、ズーム値を求める手段が考えられる。この手段によ
れば、1個のフォトインタラプタのみで高分解能のズー
ムエンコーダを提供することができる。
【0013】しかしながら上記回転位置検出装置は、所
謂相対値エンコーダであって従来のようなデジタルコー
ドによる絶対値エンコーダでないため原理的に次のよう
な問題がある。
【0014】〔1〕パルス発生器の出力状態が、H,L
の切り換えポイント付近にあるときに、たまたまモータ
起動等によるノイズが発生すると、誤パルスが出力され
てしまうことがある。そこで、ズームを何回か駆動させ
るうちに上記誤パルスによるミスカウントが積算され、
結果として露出及びピント精度に重大な悪影響を及ぼす
虞がある。
【0015】〔2〕パルス発生器の出力は通常ズーム駆
動時のみモニタするものであるから、例えば、モニタし
ていないときにユーザがレンズ鏡筒を押し込んだり引張
ったりすると、ズーム値の変化を検知することができ
ず、結果として露出及びピント精度に重大な悪影響を及
ぼす虞がある。
【0016】そこで本発明は、上記種々の問題点に鑑み
てなされたもので、分割数が多くとれ、且つ低コスト、
省スペースで、しかも絶対値出力が得られる光学式で非
接触型のズームエンコーダを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のズー
ムエンコーダは、光軸周りに回動することにより撮影レ
ンズの焦点距離を変化させるカム枠の回動量を検出する
ズームエンコーダにおいて、上記カム枠に設けられ、該
カム枠の回動に応じて光の反射量もしくは透過量が変化
するパターンと、このパターンに向けて光を投射する光
投射部材と、上記パターンからの反射光もしくは透過光
を受光する受光手段と、上記撮影レンズの基準となる焦
点距離状態での、上記受光手段の出力を記憶する記憶手
段と、を具備しており、上記受光手段と記憶手段の出力
に基づいて焦点距離を決定することを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図2は、本発明の第1実施例を示すズームエンコ
ーダが装着されたズームレンズ鏡筒の外観を示す斜視図
で、ズームレンズ11はその外周にズーム用カムリング
12を有し、同カムリング12の外周面には上記ズーム
レンズ11を光軸方向に移動するための螺旋状のカム溝
13,14が形成されている。そして、このカム溝1
3,14に前群レンズ枠と後群レンズ枠(不図示)に植
設されたガイドピン16,17がそれぞれ嵌合されてい
る。
【0019】上記カムリング12の外周面のマウント側
端面寄りに設けられたセクタギア19は、モータ15の
回転を減速して伝達する減速歯車機構を介してモータギ
ア18に噛み合っているので、ズームモータ15が正逆
に駆動されると、カムリング12が正逆に回動する。こ
れによりズームカム溝13と14に案内されて前群レン
ズ枠と後群レンズ枠が光軸方向に移動すると共にその相
対間隔が変えられ、ズーム光学系のズーミング動作が行
われるようになっている。
【0020】また、上記カムリング12のマウント側端
面寄りには、後述するパターン1,2が設けられてい
る。更に、同パターン1,2のパターン面を読み取る第
2,第1のフォトリフレクタ30,31が設けられてい
る。
【0021】図1は、カムリング12の回動に応じて光
の反射量が変化する上記パターン1の展開図で、高反射
部材が添着された凸部1aと遮光部材からなる凹部1b
とで形成され、上記カムリング12の外周方向の移動つ
まり回動に対応して凸部1aと凹部1bとの面積比率が
変化するように構成されている。
【0022】上記カムリグ12の外周面の外側には図示
しない固定部材に固設された第2のフォトリフレクタ3
0が設けられている。この第2のフォトリフレクタ30
は、スリット状の光パターンを上記カムリング12の外
周面に形成されたパターン1に投射し、その反射光を受
光することにより、図3に示すように、ズーム位置の変
化に対応して直線的に変化するフォトリフレクタ出力を
発生するようになっている。
【0023】図4は本実施例に係るズームエンコーダの
周辺部を含む電装部の具体的なブロック構成図である。
この電装部は、カムリング12を駆動するズームモータ
15と、同モータ15を駆動するモータドライブ回路2
1と、同モータドライブ回路21を制御するCPU22
と、上記カムリング12上のパターンからズーム位置を
検出する第2のフォトリフレクタ30と、上記カムリン
グ12の沈胴位置を検出して出力する第1のフォトリフ
レクタ31とからその主要部が構成されている。
【0024】上記第1,第2のフォトリフレクタ31,
30の出力は、CPU22の入力ポートP.R.1と、
A/D入力ポートP.R.2とにそれぞれ供給され、こ
れによりCPU22は上記出力に基づいてカムリング1
2の回転位置を求めることができる。なお、同CPU2
2には、カメラのメインスイッチであるパワースイッチ
23、ズームのアップ操作を伝えるズームアップスイッ
チ24、ズームのダウン操作を伝えるズームダウンスイ
ッチ25等が、また、外部記憶装置として、後述する比
演算テーブル等を記憶したE2 PROM26がそれぞれ
接続されている。 このように構成されたこの第1実施
例の動作を図5〜9により説明する。
【0025】図5は、ズーム位置に対応して得られる第
1のフォトリフレクタ31と第2のフォトリフレクタ3
0との出力波形を示す図で、第2のフォトリフレクタ3
0の出力は、前記図3でも説明したようにズーム位置の
変化に対応して直線的に変化する。これに対し第1のリ
フレクタ31の出力は、沈胴位置からズームレンズが繰
り出された状態ではLレベルを保持し、沈胴位置まで繰
り込まれるとL→Hに変化する。
【0026】そして、カメラのパワースイッチ23がオ
フされるか、もしくは撮影開始から所定時間何の操作も
されることなく放置された場合、CPU22はこれを検
知し、必らずズームレンズを沈胴状態にセットしてカメ
ラ動作を停止するようになっている。この場合の沈胴状
態へのセットが上記第1のフォトリフレクタ31により
検出される。
【0027】図6は、上記沈胴位置へセットする動作の
フローチャートで、CPU22はモータドライブ回路2
1にズームモータ15を逆転させる指令を与えて同モー
タ15を逆転させながら(ステップS1)、CPU22
の入力ポートP.R.1がLからHになるのを待機する
(ステップS2)。上記入力ポートP.R.1がHにな
ると、CPU22はモータドライブ回路21にモータ停
止指令を与え、モータの回転を停止して(ステップS
3)リターンする。
【0028】次にパワースイッチ23がオンされるとC
PU22は撮影レンズを沈胴状態からワイド端35mmに
設定する(ここでは35mm〜80mmのズームレンズであ
ると仮定する)。この動作を図7のフローチャートによ
って説明すると、CPU22は、そのA/D入力ポート
P.R.2に入力され、沈胴位置に対応する第2のフォ
トリフレクタ30の出力(以下、P.R.2出力と呼称
する)をA/D変換し(ステップS11)、その値を同
CPU22に内蔵されたRAMに記憶しておく。
【0029】次に上記沈胴位置に対応したA/D変換値
に、予めE2 PROMに書き込まれていた『35mmワイ
ド端出力/沈胴位置出力』の比を乗じて、35mmワイド
端に対応するA/D変換値を演算する(ステップS1
2)。
【0030】次に、CPU22は、モータドライブ回路
21にズームモータ15の正転指令を与えて該モータ1
5を正転させながら(ステップS13)、ワイド端位置
に達するまでA/D変換されたP.R.2出力をモニタ
し続ける(ステップS14,S15)。P.R.2出力
のA/D変換値が、ワイド端A/D変換値に一致した時
点で、ズームモータ15を停止させて(ステップS1
6)リターンする。これにより撮影レンズは沈胴状態か
らワイド端35mmに対応した位置に設定されたことにな
る。
【0031】次に撮影者が、ズームアップスイッチ24
もしくはズームダウンスイッチ25(何れも図4参照)
を操作してズームレンズを駆動する場合を考える。図8
はズームアップ動作のフローチャートで、まず、ズーム
アップスイッチ24がオンされると、CPU22はそれ
を検知して、図8に示すフローに従って、まず、テレ端
位置に対応したA/D変換値を演算する(ステップS2
1)。
【0032】次に上記図7におけるワイド端の場合と同
じように、E2 PROMに予め書き込まれていた『80
mmテレ端出力/沈胴位置出力』の比を沈胴位置出力にか
けて、80mmテレ端位置に対応するA/D変換値を演算
する。そして、P.R.2出力をA/D変換し(ステッ
プS22)、そのA/D変換値が上記テレ端A/D変換
値より大きければ(ステップS23)ズームモータ15
を正転し(ステップS24)以下であれば、ズームモー
タ15を停止する(ステップS26)。
【0033】ズームモータ正転後は、ズームアップスイ
ッチ24がオンされ続けているか否かを検知し(ステッ
プS25)、オンなら正転駆動を続行してP.R.2出
力をモニタし続ける。一方、オフなら直ちにズームモー
タ15を停止し(ステップS26)、停止位置でのP.
R.2出力をA/D変換して(ステップS27)、その
値から現在設定されているズーム値情報を得て(ステッ
プS28)リターンする。この場合、上記ステップS2
8で得られるズーム値情報は、下式のようになる。
【0034】
【数1】
【0035】同様にしてズームダウンスイッチ25がオ
ンされた場合は、図9のフローにてズーム値情報が得ら
れる。この図9では上記図8と同じフローには同じステ
ップ番号を、また異なるフローには同じステップ番号の
後にAを、それぞれ付して示すが、この場合、テレ端を
ワイド端に、正転を逆転に、ズームアップをズームダウ
ンに、それぞれ代えたに過ぎないので、その説明を省略
する。このようにして撮影者はズームレンズを任意の焦
点距離に設定することができる。
【0036】図10は、上記第1実施例の変形例におけ
るパターンの展開図で、前記図1に示したパターン1に
代え光反射率の階調が徐々に変化するようなシールで形
成されたパターン1Aをカムリング12の外周面に貼着
したものである。このときのフォトリフレクタ出力波形
は図11に示すようになる。
【0037】図12は、本第1実施例の別の変形例にお
けるズームレンズ鏡筒の外観図で、光量検出手段として
前記図2における第2のフォトリフレクタ30とパター
ン1に代え、カムリング12の1回動に同期して1回動
する遮光部材32と、同遮光部材32の通路を挟んで発
光部と受光部とが対向配置されてなるフォトインタラプ
タ33とによった点が異なる。この点を除けば前記第1
実施例と異なるところがないので同じ部材には同じ符号
を付して、その説明を省略する。
【0038】図13は、上記遮光部材32とフォトイン
タラプタ33との位置関係を説明する図で、遮光部材3
2上の半径方向の長さが漸次増大するカム円状の遮光部
32bと残余の透光部32bとの割合いを、フォトイン
タラプタ33の投受光部33aで検出することにより、
図14に示すようなズーム位置に対して直線的に変化す
るフォトインタラプタ出力を得るようになっている。
【0039】さてフォトリフレクタやフォトインタラプ
タ等では、通常その出力が温度によって10数%変化し
たり、また、経年変化によって10数%劣下したりす
る。更には、電池の消耗や電池の温度特性によってその
出力は20〜30%程度の変化を生ずる。
【0040】しかしながら、本第1実施例並びに各変形
例に示された手段によれば、ズームの沈胴位置付近の出
力を基準として各ズーム値における出力を判定するもの
で、上記変動に対して原理的に影響されない信頼性の高
いズームエンコーダを構成することができる。
【0041】従って、非接触型特に光学式に特有の温度
変化や、また電源電圧の変動に対しても影響を受けない
非接触型ズームエンコーダを提供することが可能にな
る。
【0042】上記第1実施例並びに各変形例では、ズー
ムモータ15の制御に第2のフォトリフレクタ30もし
くはフォトインタラプタ33の出力のA/D変換値をそ
のまま使用したが、撮影レンズの基準となるレンズ位
置、つまり沈胴位置における該A/D変換値を記憶して
おき、任意のズーム位置における上記フォトリフレクタ
出力をA/D変換するたびに、上記沈胴位置に対応した
A/D変換値との比を演算する。そして、この比に基づ
いてズーム値検出並びにズームレンズ制御を行うように
しても良く、これを本発明の第2実施例として以下に説
明する。
【0043】この場合、上記第1実施例とその変形例で
は、沈胴位置を検知するのに第1のフォトリフレクタ3
1というスイッチ素子を用いていたが、この第2実施例
ではそれをも廃止することが可能になる。
【0044】図15は、本発明の第2実施例を示すズー
ムエンコーダが装着されたズームレンズ鏡筒の外観を示
す斜視図で、前記図2と異なる箇所は、パターン1の反
射パターン面の構成で、沈胴位置にてフォトリフレクタ
30の出力が、図16に示すように最大から最小に急激
に変化するようになっていて、これをパターン1Bと呼
称する。また、パターン2と第1のフォトリフレクタ3
1とが廃止されている。これらの点を除けば上記図2と
何等異なるところがないので、同じ構成部材には同じ符
号を付してその説明を省略する。
【0045】以下、前記第1実施例と同様に具体的な動
作を交えて説明すると、カメラのパワースイッチ23が
オフされるか、もしくは撮影開始から所定時間何の操作
もされることなく放置された場合、CPUはこれを検知
し、必らずズームレンズを沈胴状態にセットし、カメラ
動作を停止する点は上記第1実施例と同じである。
【0046】この沈胴状態へのセットを図17のフロー
チャートで説明すると、CPU22はモータドライブ回
路21にズームモータ15の逆転指令を与え、同モータ
15を逆転させながら(ステップS1)、フォトリフレ
クタ30のA/D変換出力変化が、所定値を超えるか否
かを判定し続け(ステップS31〜S34)、超えた時
点でモータドライブ回路に停止命令を与えてモータの回
転を停止する(ステップS3)。
【0047】次にパワースイッチ23がオンされるとC
PU22は撮影レンズを沈胴状態からワイド端35mmに
設定する。この沈胴位置からワイド端に対応した位置へ
のレンズ駆動を、図18に示すフローチャートにより説
明すると、先づズームモータを正転して(ステップS1
3)、前記図16におけるフォトリフレクタ出力のL→
Hを検出する。この動作は、上記図17における沈胴状
態へのセットH→Lの逆なので、同じステップ番号S3
1〜S34になる。
【0048】このようにして沈胴状態から脱出すると、
CPU22はフォトリフレクタ30の出力をA/D変換
し、その値をCPU22のRAMにAD0として記憶す
る(ステップS35)。以降のA/D変換値はすべて上
記RAMの内容AD0で割られ、その値に基づきズーム
値が決定される。35mmワイド端での値は予めE2 PR
OM26内に書き込まれているので、その値になるまで
ズームモータ15の正転が行われ(ステップS36〜S
38)、その値になると同時にモータ15が停止されて
(ステップS16)、リターンする。
【0049】即ち、ズームモータ15を駆動するごとに
A/D変換値を沈胴位置付近でのA/D変換値(AD
0)にて割った演算値Rを求めることにより、ズーム値
情報を得ることができる。因に、E2 PROM26には
ワイド端、テレ端のR値、0.95,0.25がそれぞ
れ記憶されている。そこで、ズームアップスイッチ2
4、ズームダウンスイッチ25のオン・オフによって設
定されたズーム位置におけるRをR′とすると、現在設
定されたズーム値は下式で与えられる。
【0050】
【数2】
【0051】上記第2実施例によれば、光学式エンコー
ダに特有の温度変化や電源電圧の変動に影響されない点
は前記第1実施例と同じであるが、パターンとフォトリ
フレクタとが1組で事足りるので、前記第1実施例に比
しコストダウンを期待することができる。
【0052】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、カ
ム枠の回動に応じて光の反射量もしくは透過量が変化す
るパターンをカム枠に設け、該パターンを光投射部材と
受光手段とで読み取り、撮影レンズの基準となる焦点距
離状態での上記受光手段の出力を記憶手段に記憶し、こ
の記憶手段の出力と上記受光手段の出力とに基づいて焦
点距離を決定するようにしたので、分割数が多くとれ、
且つ低コスト、省スペースつまり小型で、しかも絶対値
出力が得られるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カム枠の回動に応じて光の反射量が変化するパ
ターンの展開図。
【図2】本発明の第1実施例を示すズームエンコーダが
装着されたズームレンズ鏡筒の斜視図。
【図3】上記図2におけるズーム位置に対するフォトリ
フレクタ出力をプロットした線図。
【図4】この第1実施例における電装部の具体的なブロ
ック構成図。
【図5】この第1実施例におけるフォトリフレクタ出力
波形を示す図。
【図6】この第1実施例における沈胴位置へのセット動
作のフローチャート。
【図7】この第1実施例におけるワイド端位置への移動
のフローチャート。
【図8】この第1実施例におけるズームアップ動作のフ
ローチャート。
【図9】この第1実施例におけるズームダウン動作のフ
ローチャート。
【図10】この第1実施例における変形例のパターン展
開図。
【図11】上記図10におけるズーム位置に対するフォ
トリフレクタ出力をプロットした線図。
【図12】この第1実施例における別の変形例のズーム
レンズ鏡筒斜視図。
【図13】上記図12における遮光部材とフォトインタ
ラプタとの位置関係を説明する図。
【図14】上記図12におけるズーム位置に対するフォ
トインタラプタ出力をプロットした線図。
【図15】本発明の第2実施例を示すズームエンコーダ
が装着されたズームレンズ鏡筒の斜視図。
【図16】上記第2実施例におけるズーム位置に対する
フォトリフレクタ出力をプロットした線図。
【図17】上記第2実施例における沈胴位置へのセット
動作のフローチャート。
【図18】上記第2実施例におけるワイド端への移動の
フローチャート。
【符号の説明】
1,1A,1B,2…パターン 12……………………カムリング(カム枠) 22……………………CPU(記憶手段) 30,31……………フォトリフレクタ(光投射部材お
よび受光手段) 33……………………フォトインタラプタ(光投射部材
および受光手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸周りに回動することにより撮影レン
    ズの焦点距離を変化させるカム枠の回動量を検出するズ
    ームエンコーダにおいて、 上記カム枠に設けられ、該カム枠の回動に応じて光の反
    射量もしくは透過量が変化するパターンと、 このパターンに向けて光を投射する光投射部材と、 上記パターンからの反射光もしくは透過光を受光する受
    光手段と、 上記撮影レンズの基準となる焦点距離状態での、上記受
    光手段の出力を記憶する記憶手段と、 を具備しており、上記受光手段と記憶手段の出力に基づ
    いて焦点距離を決定することを特徴とするズームエンコ
    ーダ。
JP20516491A 1991-08-15 1991-08-15 ズームエンコーダ Withdrawn JPH0545179A (ja)

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