JPH0544983Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用パワーウインドを操作する
に使用されるパワーウインド操作装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来のこの種のパワーウインド操作装置の電気
的回路としては、第６図に示す如きものであつ
て、１は運転席近傍に設備されているメインスイ
ツチユニツト、２は助手席又は後部座席近傍に設
備されているサブスイツチユニツトであつて、そ
のメインスイツチユニツト１の内部には、動作ロ
ツクスイツチ３と、ウインド開閉用のモータ４を
動作させる第１のスイツチ５を有し、また前記サ
ブスイツチユニツト２内には前記モータ４を動作
させるための第２のスイツチ６が具備されてお
り、上記第１のスイツチ５の操作で、ロツクスイ
ツチ３のオンオフに関係なくウインドを開閉する
ことができるが、第２のスイツチ６では、ロツク
スイツチ３を開路されているときは、ウインドを
開閉することができないようにして、走行時にお
ける安全性を高めているものであつた。

〔考案が解決しようとする課題〕

ところが、上記ロツクスイツチ３のオン、オフ
状態は、サブスイツチユニツト近傍に居る者には
分らないため、ロツクスイツチの開路により第２
のスイツチ６を操作してもウインドの開閉がなさ
れないときは、第２のスイツチが故障であるのか
あるいは操作不能であるのかの判断ができないと
いう不具合があつた。

〔課題を解決するための手段〕

本考案はかかる不具合を解消するためになされ
たもので、特にサブスイツチユニツトに、メイン
スイツチユニツトに具備されているロツクスイツ
チが閉路されているときに点灯表示される表示ラ
ンプを具備せしめて、メインスイツチユニツトに
おけるロツクスイツチの開路状態又は閉路状態を
サブスイツチユニツトにおいて明示させることが
できるようにしたパワーウインド操作装置を提供
することにある。

〔実施例〕 以下に本考案を、第１図乃至第５図に示す実施
例に基いて詳細に説明するが、本実施例における
構造と、従来例で示した構造との同一部分は、従
来例で引用した符号を付してその同一部分の説明
は省略する。

即ち第１図に示すように、本実施例におけるパ
ワーウインド操作回路は、サブスイツチユニツト
２に、メインスイツチユニツト１に具備せしめた
ロツクスイツチ３の閉路により点灯する表示ラン
プ７を内装したことにある。この表示ランプ７を
内装したサブスイツチユニツト２の構成は、次の
如くである。第２図及び第３図に示す実施例は、
スイツチケース８の一部に、表示灯７を取付ける
取付凹部９を形成して、この凹部９内に表示灯７
を装着する。またスイツチケース８の上面には、
操作ノブ１０を避ける窓１１を形成してなるガイ
ドライト１２を重ね合せると共にこのガイドライ
ト１２の上面には、透過照明用の表示１３を施し
てなるフイニツシヤ１４を重ね合せる構造となし
ている。

従つてこの実施例によれば、ロツクスイツチ３
の閉路によつて点灯される表示灯７が、スイツチ
ケース８に設けられていて、この表示灯７の点灯
表示状態が、フイニツシヤ１４を透して目視でき
るので、メインスイツチユニツト１に設けられて
いるロツクスイツチが閉路されているかあるいは
開路されているかを容易に知ることができる。

第４図及び第５図に示す実施例は、スイツチベ
ース１５に、プリント基板１６に接続されかつロ
ツクスイツチ３の閉路によつて発光する発光素子
１７を透視できる透視窓１８を形成すると共に、
操作ノブ支軸１９を設け、またこの支軸１９によ
り支持される操作ノブ２０は透明又は半透明の透
光材で形成されている。またこの操作ノブ２０の
内側に前記透視窓１８が位置されるように形成さ
れている。

従つてこの実施例によれば、ロツクスイツチ３
の閉路により発光する。発光素子１７が設けられ
ていてこの発光素子１７の発光が、透視窓１８を
透して操作ノブ２０の裏側に照明されることか
ら、この操作ノブ２０が透過照明されているとき
は、ロツクスイツチ３が閉路されているものであ
ることが一目瞭然となる。

〔考案の効果〕

このように本考案によるパワーウインド操作装
置によれば、メインスイツチユニツトに設けたロ
ツクスイツチの閉路により点灯又は発光される表
示灯をサブスイツチユニツトに具備せしめたもの
であるから、助手席又は後部席にいる者は、その
表示灯の表示態様を見て、ロツクスイツチが閉路
であるか開路であるかをきわめて容易に確認する
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案よりなる実施例のパワーウイン
ド操作回路図、第２図は、そのスイツチユニツト
の分解斜視図、第３図はその断面説明図、第４図
は本考案の他の実施例を示したスイツチユニツト
の分解斜視図、第５図はその断面説明図、第６図
は従来例の回路説明図である。 ７……表示ランプ、８……スイツチケース、９
……凹部、１０……操作ノブ、１１……窓、１２
……ガイドライト、１３……表示、１４……フイ
ニツシヤ、１５……スイツチベース、１６……プ
リント基板、１７……発光素子、１８……透視
窓、１９……支軸、２０……操作ノブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 運転席部に設けられて、ウインドを開閉操作す
   る第１のスイツチ５及びロツクスイツチ３を具備
   せしめたメインスイツチユニツト１と、運転席以
   外の座席部に設けられて、それらのウインドを開
   閉操作する第２のスイツチ６を有するサブスイツ
   チユニツト２と、上記第１及び第２のスイツチ操
   作で上記ウインドを開閉駆動するためのモータ４
   とを備えたパワーウインド装置において、前記ロ
   ツクスイツチ３の閉成時に、照明表示される表示
   ランプ７，１７を前記サブスイツチユニツト２に
   設けたことを特徴とするパワーウインド操作装
   置。