JPH0543183A - エスカレータ安全装置の点検装置 - Google Patents
エスカレータ安全装置の点検装置Info
- Publication number
- JPH0543183A JPH0543183A JP21926891A JP21926891A JPH0543183A JP H0543183 A JPH0543183 A JP H0543183A JP 21926891 A JP21926891 A JP 21926891A JP 21926891 A JP21926891 A JP 21926891A JP H0543183 A JPH0543183 A JP H0543183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear wheel
- escalator
- safety device
- diameter
- inspection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エスカレータのステップ後輪剥離対策安全装
置の点検作業を簡単な構成で短時間に終了させること。 【構成】 点検用の小径後輪２ａを任意のステップの後
輪２と交換してエスカレータを運転させて点検を行な
う。
置の点検作業を簡単な構成で短時間に終了させること。 【構成】 点検用の小径後輪２ａを任意のステップの後
輪２と交換してエスカレータを運転させて点検を行な
う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータ安全装置の
点検装置に係り、特にエスカレータのステップ後輪のタ
イヤ部剥離等の後輪異常を検出する安全装置の点検に好
適なエスカレータ安全装置の点検装置に関する。
点検装置に係り、特にエスカレータのステップ後輪のタ
イヤ部剥離等の後輪異常を検出する安全装置の点検に好
適なエスカレータ安全装置の点検装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３はエスカレータステップ後輪と安全
装置の関係を示す要部説明図で、図において１はガイド
レール、２はガイドレール１上を転動する後輪、３はガ
イドレール傾斜部近傍に取付けられた安全装置、４は安
全装置３を動作させる触覚、５は後輪２の軸、６は軸５
の移動軌跡である。後輪２は金属車輪の周囲に高分子物
質製のタイヤが巻かれているが、このタイヤまたは接着
剤が経年劣化して金属部と剥離することがある。いま、
いずれかのステップの後輪２にタイヤ部剥離が生じると
軸５の移動軌跡６が下がり、軸５と触覚４が当接して安
全装置が動作しエスカレータを停止させるようになって
いる。この安全装置の点検に際してはステップを２〜３
枚取外すとともに、左右のスカートガードを外し、作業
者Ａが手で触覚４を倒した状態で合図し、作業者Ｂが起
動スイッチを入れてもエスカレータが起動しないことを
確認する。この作業を左右の安全装置に対して実施した
後、左右のスカートガードとステップを元通りに取付け
て作業を完了する。
装置の関係を示す要部説明図で、図において１はガイド
レール、２はガイドレール１上を転動する後輪、３はガ
イドレール傾斜部近傍に取付けられた安全装置、４は安
全装置３を動作させる触覚、５は後輪２の軸、６は軸５
の移動軌跡である。後輪２は金属車輪の周囲に高分子物
質製のタイヤが巻かれているが、このタイヤまたは接着
剤が経年劣化して金属部と剥離することがある。いま、
いずれかのステップの後輪２にタイヤ部剥離が生じると
軸５の移動軌跡６が下がり、軸５と触覚４が当接して安
全装置が動作しエスカレータを停止させるようになって
いる。この安全装置の点検に際してはステップを２〜３
枚取外すとともに、左右のスカートガードを外し、作業
者Ａが手で触覚４を倒した状態で合図し、作業者Ｂが起
動スイッチを入れてもエスカレータが起動しないことを
確認する。この作業を左右の安全装置に対して実施した
後、左右のスカートガードとステップを元通りに取付け
て作業を完了する。
【０００３】なお、この安全装置の参考例としては実開
昭６２−７１１７７号公報があげられる。
昭６２−７１１７７号公報があげられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の安全装置の
点検は前述のようにして行なっていたため、点検作業の
都度ステップの両側に立設されたスカートガードを取外
すとともに、数枚のステップも取外さなければならず、
点検終了後に逆の手順で組み立てなければならないの
で、長時間を要していた。特にエスカレータは同一場所
に多台数設置されることが多く、しかも定休日等の限ら
れた時間内で点検を行なう必要があるため、短時間での
点検作業が強く望まれているのが現状である。
点検は前述のようにして行なっていたため、点検作業の
都度ステップの両側に立設されたスカートガードを取外
すとともに、数枚のステップも取外さなければならず、
点検終了後に逆の手順で組み立てなければならないの
で、長時間を要していた。特にエスカレータは同一場所
に多台数設置されることが多く、しかも定休日等の限ら
れた時間内で点検を行なう必要があるため、短時間での
点検作業が強く望まれているのが現状である。
【０００５】本発明は上記の問題を解消するものでその
目的とするところは、安全装置の動作確認のための点検
作業を短時間で行なうことができるエスカレータ安全装
置の点検装置を提供することにある。
目的とするところは、安全装置の動作確認のための点検
作業を短時間で行なうことができるエスカレータ安全装
置の点検装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ガイドレール上を転動する前輪および後輪に
支持され、無端状に多数連結されて周動するステップ
と、前記ガイドレールの傾斜部分近傍に組み込まれ、前
記ステップの後輪径が減少したとき、ステップ部分と接
触することによりエスカレータを停止させるようにした
エスカレータ安全装置の点検装置において、前記多数の
ステップのうち任意のステップの後輪の径を他のステッ
プの後輪の径より小としたものである。
するため、ガイドレール上を転動する前輪および後輪に
支持され、無端状に多数連結されて周動するステップ
と、前記ガイドレールの傾斜部分近傍に組み込まれ、前
記ステップの後輪径が減少したとき、ステップ部分と接
触することによりエスカレータを停止させるようにした
エスカレータ安全装置の点検装置において、前記多数の
ステップのうち任意のステップの後輪の径を他のステッ
プの後輪の径より小としたものである。
【０００７】
【作用】本発明は前述のような構成であるから、安全装
置を点検する場合任意のステップの後輪を用意した小径
のものと交換してエスカレータを運転すればよいから、
従来のようにスカートガードを取外したり再組み立てす
る必要はなく、極めて短時間に点検作業を実施すること
ができる。
置を点検する場合任意のステップの後輪を用意した小径
のものと交換してエスカレータを運転すればよいから、
従来のようにスカートガードを取外したり再組み立てす
る必要はなく、極めて短時間に点検作業を実施すること
ができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２に
よって説明する。図１は安全装置動作状態説明図、図２
は回路図である。図において２ａは点検用として交換さ
れた小径後輪、７は復帰バネ、８はキースイッチ、９は
本安全装置以外の安全装置、１０はリレー、Ｒａ1、Ｒ
ａ2はリレーＲのａ接点、１１は主電動機制御回路、Ｋ
は安全装置３の動作信号で切れ、手動で復帰されるスイ
ッチである。なお、他の符号は図３におけると同一の部
分を示す。
よって説明する。図１は安全装置動作状態説明図、図２
は回路図である。図において２ａは点検用として交換さ
れた小径後輪、７は復帰バネ、８はキースイッチ、９は
本安全装置以外の安全装置、１０はリレー、Ｒａ1、Ｒ
ａ2はリレーＲのａ接点、１１は主電動機制御回路、Ｋ
は安全装置３の動作信号で切れ、手動で復帰されるスイ
ッチである。なお、他の符号は図３におけると同一の部
分を示す。
【０００９】即ち、点検作業に当っては先ず任意のステ
ップの後輪２を点検用に用意した小径後輪２ａと交換す
る。エスカレータを起動させるためキースイッチ８を投
入すると（＋）−８−Ｋ−９−１０−（−）が閉成して
Ｒａ1、Ｒａ2が閉じ（＋）−Ｒａ1−Ｋ−９−１０−
（−）の回路が自己保持されるとともに、（＋）−Ｒａ
2−１１−（−）の閉成によりエスカレータは運転され
る。小径後輪のため、移動軌道が下がった後輪軸５と触
覚４が当接して安全装置３が動作することによりスイッ
チＫが切れて、リレー１０が消磁する。その結果Ｒ
ａ1、Ｒａ2が開いてエスカレータは停止する。これによ
り安全装置の動作の確認が完了する。エスカレータは停
止までに０．５ｍ程移動するので触覚４は復帰バネ７に
より動作前の状態に戻っている。そこで小径後輪を通常
後輪と交換した後、スイッチＫを手動復帰させればエス
カレータはキースイッチ８の投入により運転可能とな
る。左右を確認すれば点検作業は終了となる。触覚４に
対しては後輪軸に限らず低く変位したステップのどの部
分を当接するようにしても良い。
ップの後輪２を点検用に用意した小径後輪２ａと交換す
る。エスカレータを起動させるためキースイッチ８を投
入すると（＋）−８−Ｋ−９−１０−（−）が閉成して
Ｒａ1、Ｒａ2が閉じ（＋）−Ｒａ1−Ｋ−９−１０−
（−）の回路が自己保持されるとともに、（＋）−Ｒａ
2−１１−（−）の閉成によりエスカレータは運転され
る。小径後輪のため、移動軌道が下がった後輪軸５と触
覚４が当接して安全装置３が動作することによりスイッ
チＫが切れて、リレー１０が消磁する。その結果Ｒ
ａ1、Ｒａ2が開いてエスカレータは停止する。これによ
り安全装置の動作の確認が完了する。エスカレータは停
止までに０．５ｍ程移動するので触覚４は復帰バネ７に
より動作前の状態に戻っている。そこで小径後輪を通常
後輪と交換した後、スイッチＫを手動復帰させればエス
カレータはキースイッチ８の投入により運転可能とな
る。左右を確認すれば点検作業は終了となる。触覚４に
対しては後輪軸に限らず低く変位したステップのどの部
分を当接するようにしても良い。
【００１０】本実施例によれば安全装置の動作信号によ
り切れるスイッチを手動復帰型としたから、実際に後輪
タイヤ剥離が発生したエスカレータが停止したときは自
動復帰できないので安全は保証される。
り切れるスイッチを手動復帰型としたから、実際に後輪
タイヤ剥離が発生したエスカレータが停止したときは自
動復帰できないので安全は保証される。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば前述のような構成である
から、安全装置を点検する場合、任意のステップの後輪
を用意した小径のものと交換してエスカレータを運転す
れば良いので、従来のようにスカードガードを外したり
再組み立てする必要はなく、極めて短時間で点検作業を
実施することができる。
から、安全装置を点検する場合、任意のステップの後輪
を用意した小径のものと交換してエスカレータを運転す
れば良いので、従来のようにスカードガードを外したり
再組み立てする必要はなく、極めて短時間で点検作業を
実施することができる。
【図１】本発明の安全装置の一実施例を示す動作状態説
明図である。
明図である。
【図２】回路図である。
【図３】従来例を示す側面図である。
１ ガイドレール ２ 後輪 ２ａ 小径後輪 ３ 安全装置 ４ 触覚 ５ 後輪軸 ６ 後輪軸移動軌跡 ７ 復帰バネ Ｋ 手動復帰スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 ガイドレール上を転動する前輪および後
輪に支持され、無端状に多数連結されて周動するステッ
プと、前記ガイドレールの傾斜部分近傍に組み込まれ、
前記ステップの後輪径が減少したとき、ステップ部分と
接触することによりエスカレータを停止させるようにし
たエスカレータ安全装置の点検装置において、前記多数
のステップのうち任意のステップの後輪の径を他のステ
ップの後輪の径より小としたことを特徴とするエスカレ
ータ安全装置の点検装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21926891A JPH0543183A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | エスカレータ安全装置の点検装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21926891A JPH0543183A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | エスカレータ安全装置の点検装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543183A true JPH0543183A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16732865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21926891A Pending JPH0543183A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | エスカレータ安全装置の点検装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102219146A (zh) * | 2011-05-31 | 2011-10-19 | 苏州富士电梯有限公司 | 自动扶梯梯级遗失安全装置 |
| US9000872B2 (en) | 2010-12-15 | 2015-04-07 | Harting Applied Technologies Gmbh | Information carrier as well as device and method for mounting and removing such an information carrier |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP21926891A patent/JPH0543183A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9000872B2 (en) | 2010-12-15 | 2015-04-07 | Harting Applied Technologies Gmbh | Information carrier as well as device and method for mounting and removing such an information carrier |
| CN102219146A (zh) * | 2011-05-31 | 2011-10-19 | 苏州富士电梯有限公司 | 自动扶梯梯级遗失安全装置 |
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