JPH0542935U - 空気調和機の室外ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動物，異物の侵入を防ぎ騒音を遮断する空気
調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。 【構成】 室外ユニット本体１１の前面板１５，左側板
１３に配管施工時現地で折り曲げ可能なハーフブランク
部１５ａ，１３ａを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は空気調和機の室外ユニットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、空気調和機の室外ユニットは、実開平２−３８０２３号公報に示すよう に配管口より室外機本体から室内機本体への配管を行っている。

【０００３】 以下図面を参照しながら上述した従来の空気調和機の室外ユニットの一例につ いて説明する。

【０００４】 図５において、１は空気調和機の室外ユニット本体であり、送風機用カバーを 有した天板２，左右側板３，４，前面板５，底板６等で空気調和機の室外ユニッ ト本体１の箱体が構成されている。

【０００５】 底板６及び前面板５，左側板３は、配管口７，８，９を有し、また基礎脚１０ ，１１を有し前面板５，左側板３には、それぞれ配管不要状態において配管口７ ，８を封じる封止板１２，１３を備えていた。

【０００６】 以上のように構成された空気調和機の室外ユニットの配管を行うときは、図６ ，図７，図８に示すように前面配管のときは、封止板１２をはずし底板６，配管 口９へ取り付け、また左配管のときは、封止板１３をはずし底板６の配管口９へ 取り付け、それぞれ不要になる封止板１２，１３のどちらかを底板６の配管口７ また底面配管のときは、封止板１２，１３は取り付けた状態とした。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような構成では、現地で配管を行う際に、前面配管や左側 面配管の場合では、封止板１２，１３のうちひとつが無駄になりまた、底面配管 においては、まったく部品とするには、むだなものであり、また施工時のつけわ すれが、発生しやすく動物、異物が、侵入するだけでなく騒音もでるなどの欠点 を有していた。

【０００８】 本考案は、動物、異物の侵入を防ぎ騒音を遮断する空気調和機の室外ユニット を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため本考案の空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット 本体の前面板、左側板に配管施工時、現地で折り曲げ可能で折り曲げたとき底板 の配管口を封止できるハーフブランク加工を形成している。

【００１０】

【作用】

本考案の空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット前面板及び左側板に配管 施工時折り曲げ可能で折り曲げたとき底板の配管口を封止できるハーフブランク 加工を形成することに室外ユニットへの動物，異物の侵入を防ぎ騒音を遮断する ことができる。

【００１１】

【実施例】

以下本考案の一実施例の空気調和機の室外ユニットについて図面を参照にしな がら説明する。

【００１２】 図１において、１１は空気調和機の室外ユニット本体であり、送風機カバーを 有した天板１２、左右の側板１３，１４、前面板１５、底板１６等で空気調和機 の室外ユニット本体１１の箱体が構成されている。

【００１３】 底板１６には、配管口１９を有し、また前面板１５，左側板１３には左側にハ ーフブランクによるフランジ部１５ａ，１３ａを有しまた基礎脚２０，２１で空 気調和機の室外ユニット本体１１の箱体を支えている。

【００１４】 前面板１５，左側板１３には、図２，図３，図４に示すように配管施工時にお いて折り曲げ可能なフランジ面１５ａ，１３ａを前面配管のときは、フランジ面 １５ａを内側へ曲げ、また左側面配管のときは、フランジ面１３ａを内側に曲げ 底板１６の配管口１９を封止しまた底面配管のときは、フランジ面１５ａ，１３ ａは折り曲げずそのままの状態にする。

【００１５】 上記実施例において配管施工時それぞれの配管方向において配管不要状態であ る配管口に対していずれの場合も開口部をつくらず、動物，異物の侵入がなく騒 音を遮断した空気調和機の室外ユニットを施工することができかつコスト低減が 可能となる。

【００１６】 また、この実施例の場合であれば前面板１５，左側板１３の強度も曲げ加工１ ５ａ，１３ａによってあがり、空気調和機の運転による振動の防止，騒音の低減 ができる。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように本考案は、室外ユニット本体の前面板及び左側板に配管施工時折 り曲げ可能で折り曲げたとき底板の配管口を封止できるハーフブランク加工を形 成することにより、動物，異物の侵入を防ぎかつ騒音を遮断することができる。

【００１８】 また、前面板，左側板のフランジ部によって室外ユニット本体の強度が向上し 、空気調和機の運転による振動の防止，騒音の低減ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例における空気調和機の室外ユ
ニットの斜視図

【図２】同空気調和機の室外ユニットの前面配管図

【図３】同空気調和機の室外ユニットの左側面配管図

【図４】同空気調和機の室外ユニットの底面配管図

【図５】従来の同空気調和機の室外ユニットの斜視図

【図６】従来の空気調和機の室外ユニットの前面配管図

【図７】従来の空気調和機の室外ユニットの左側配管図

【図８】従来の空気調和機の室外ユニットの底面配管図

【符号の説明】

１１ 室外ユニット本体 １３ 左側板 １３ａ フランジ部 １５ 前面板 １５ａ フランジ部 １６ 底板 １９ 配管口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 室外ユニット本体の前面板及び左側板に
   配管施工時現地で折り曲げ可能で折り曲げたとき底板の
   配管口を封止できるハーフブランク加工を形成した空気
   調和機の室外ユニット。