JPH0542843A - 可変速用可変容量油圧ポンプを備えたエンジン車両における荷役制御装置 - Google Patents

可変速用可変容量油圧ポンプを備えたエンジン車両における荷役制御装置

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Publication number
JPH0542843A
JPH0542843A JP3200964A JP20096491A JPH0542843A JP H0542843 A JPH0542843 A JP H0542843A JP 3200964 A JP3200964 A JP 3200964A JP 20096491 A JP20096491 A JP 20096491A JP H0542843 A JPH0542843 A JP H0542843A
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JP
Japan
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hydraulic pump
cargo handling
engine
vehicle
flow rate
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Application number
JP3200964A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ishikawa
和男 石川
Shinji Kameyama
真司 亀山
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキペダルを操作せずに減速走行を行っ
ている状態で荷役走行作業を行う場合に、車両にショッ
クが発生するおそれがなく、滑らかに減速できるように
する。 【構成】 コントローラはアクセルペダル又はリフトレ
バー等の操作量に基づいて荷役走行中かどうかを判断す
るようにした。そして、ブレーキペダルを踏まずに減速
走行を行っている状態で荷役を開始した場合、コントロ
ーラは、荷役を開始してから短い間電磁制御弁の開度を
ゼロとなるよう制御し、その後暫くの間電磁制御弁の開
度を通常よりも大きめになるよう制御するようにした。
これにより、荷役に伴ってエンジン回転数が急上昇した
としても、斜板の速度もこれに追従させることができる
ため、滑らかに減速することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変速用可変容量油圧ポ
ンプを備えたエンジン車両における荷役制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は可変容量油圧ポンプを備えた
フォークリフト等のエンジン車両について従来より種々
提案している(特開平2−248764号公報、特開平
2−245572号公報等)。
【0003】この種の車両は例えば次のように構成され
ている。すなわち、図6に示すように、エンジン1の出
力軸2には、荷役用ポンプ3、チャージポンプ4及び可
変容量油圧ポンプとしての走行用油圧ポンプ5が順に連
結されている。前記エンジン1のスロットルレバー6に
は、アクセルペダル7が連結されており、このアクセル
ペダル7の操作量(アクセル操作量)に伴い、スロット
ルバルブに連結されたスロットルレバー6が傾動し、こ
の傾動量に伴った回転速度でエンジン1は回転し、前記
各ポンプ3〜5が駆動される。
【0004】前記走行用油圧ポンプ5は2方向タイプの
斜板式可変容量型油圧ポンプであって、斜板の傾斜方向
によって走行用管路5a,5b内で作動油が流れる方向
を選択し、左方及び右方の油圧モータとしての走行用油
圧モータLm,Rmを正逆回転させて、同走行用油圧モ
ータLm,Rmに連結された図示しない左右一対の駆動
輪を駆動させる。また、走行用油圧ポンプ5の吐出容量
は斜板の傾斜角(斜板角)が大きいときには多く、ま
た、斜板角が小さいときには少なくなるように調整され
る。そして、走行用油圧モータLm,Rmは、前記走行
用油圧ポンプ5の吐出量(斜板角によって規定される吐
出容量における走行用油圧ポンプ5の回転数に従って増
減する)に従う回転速度にて駆動される。
【0005】前記走行用油圧ポンプ5には、吐出容量調
節手段としてのサーボシリンダ8が隣接して配置されて
いるとともに、同サーボシリンダ8のピストンロッド9
が走行用油圧ポンプ5の斜板に連結配置されており、こ
のピストンロッド9の移動によって斜板角が調節される
ようになっている。前記サーボシリンダ8内は、ピスト
ンロッド9に設けたピストン9aによって前室10a及
び後室10bに二分されており、サーボシリンダ8の各
側壁からピストン9aに架装した一対の押しバネSによ
って、通常時にはピストン9aは前記サーボシリンダ8
のほぼ中央位置に保持されている。すなわち、このとき
には斜板角はゼロとなり、走行用油圧ポンプ5の吐出容
量はゼロとなる。
【0006】前記チャージポンプ4はエンジン1の回転
速度(エンジン回転数)に基づく量の作動油をチャージ
管路11内に吐出する。このチャージ管路11には、オ
リフィス12を介して減圧弁13が設けられており、チ
ャージポンプ4が吐出する作動油を減圧するようになっ
ている。そして、この減圧弁13からは、後述する方向
切換手段としての前後進バルブ14に延びるパイロット
流体通過管路15に対し、減圧された作動油がパイロッ
ト流体として流出するようになっている。
【0007】前記減圧弁13のスプール13aには、減
圧弁13とともに駆動手段を構成するインチングレバー
16が連結され、同インチングレバー16はステッピン
グモータ13bのモータ軸に対し、ロッド16aを介し
て連結されている。そして、ステッピングモータ13b
の回転量に相対して、インチングレバー16が傾動さ
れ、その傾動角、すなわち操作角度Irによって前記パ
イロット流体通過管路15内に流入するパイロット圧P
rが制御される。従って、パイロット圧Prはエンジン
回転数と操作角度Irとによって制御されるようになっ
ている。
【0008】そして、一般的にはエンジン回転数に対す
る各操作角度Ir毎のパイロット圧Prが図7に示すよ
うになるよう予め設定されている。すなわち、例えば、
インチングレバー16の操作角度Irがゼロのときに
は、エンジン回転数がアイドリング状態からA(後述す
る無負荷時におけるアクセルペダル7がアイドリング状
態から始動して25%の操作量であって、無負荷回転数
が25%に相当する回転数)(図8参照)まではパイロ
ット圧Prはエンジン回転数に比例して上昇し、エンジ
ン回転数がAからB(後述する無負荷時におけるアクセ
ルペダル7がアイドリング状態から始動して50%の操
作量であって、無負荷回転数が50%に相当する回転
数)まではパイロット圧Prはエンジン回転数に関係な
く常にパイロット圧Prは100%となる。
【0009】また、インチングレバー16の操作角度I
rがAdのときには、エンジン回転数がアイドリング状
態からC(後述する無負荷時におけるアクセルペダル7
がアイドリング状態から始動して75%の操作量であっ
て、無負荷回転数が75%に相当する回転数)まではパ
イロット圧Prはゼロで、エンジン回転数がCからD
(後述する無負荷時におけるアクセルペダル7がアイド
リング状態から始動して100%の操作量であって、無
負荷回転数が100%に相当する回転数)まではパイロ
ット圧Prはエンジン回転数に比例して上昇し、そし
て、エンジン回転数がD以上ではエンジン回転数に関係
なく常にパイロット圧Prは100%となる。なお、前
記操作角度Irの0〜Adの値は後述するコントローラ
18によって演算されるようになっている。
【0010】前記前後進バルブ14には、前進位置(a
位置)、後進位置(b位置)又は中立位置(c位置)の
3つの位置があり、前後進レバー17を操作することに
より、コントローラ18を介して切換えられる。そし
て、前記パイロット流体通過管路15は前後一対のパイ
ロット管路15a,15bに分岐されており、前記前後
進バルブ14が前進位置であればパイロット管路15b
を経て前記サーボシリンダ8の後室10bに、また、前
後進バルブ14が後進位置であればパイロット管路15
aを経て前記サーボシリンダ8の前室10aにそれぞれ
連通されるようになっている。また、これらパイロット
管路15a,15bのうち、前記パイロット流体通過管
路15に連通されていないものは、前後進バルブ14を
介してドレインタンクDに連通されるようになってい
る。なお、前後進バルブ14が中立位置にあるときに
は、前記パイロット管路15a,15bは、パイロット
流体通過管路15及びドレインタンクDから遮断され
る。
【0011】前記パイロット管路15a,15bには、
サーボシリンダ8の入力ポート直前において、それぞれ
急激な吐出量の変動を防ぐためのオリフィス19a,1
9bが設けられ、これらオリフィス19a,19bによ
って、流量が規制されたパイロット流体が前記サーボシ
リンダ8内に送られるようになっている。また、後方の
パイロット管路15bには、オリフィス19bを迂回し
てサーボシリンダ8の後室10bに接続された迂回管路
20が設けられているとともに、同迂回管路20内に
は、流量調整手段としての電磁制御弁21が設けられて
いる。そして、同電磁制御弁21の開閉によって迂回管
路20とサーボシリンダ8の後室10bとが連通又は遮
断されるようになっている。
【0012】これにより、前記前後進バルブ14が前進
位置(a位置)にあるときには、エンジンの回転数が増
大するに従って減圧弁13からのパイロット圧が増大
し、そのパイロット圧により前記ピストンロッド9は左
方に移動して、斜板角は前進方向に大きく傾動される。
このとき、前記電磁制御弁21が閉鎖されるとパイロッ
ト流体がオリフィス19bにて流量が制限されながらサ
ーボシリンダ8の後室10bに流入して、ピストン9a
は緩慢に移動される。一方、電磁制御弁21が開放され
るとパイロット流体が迂回管路20を介してサーボシリ
ンダ8の後室10bに流入して、ピストン9aは迅速に
移動される。
【0013】そして、走行用油圧ポンプ5は作動油を一
方の吐出口から吐出させて走行用油圧モータLm,Rm
を正転させ、フォークリフト等のエンジン車両を前進さ
せる。
【0014】また、前後進バルブ14が後進位置(b位
置)にあるときには、エンジン1の回転数が増大するこ
とによって前記同様にパイロット圧が増大し、そのパイ
ロット圧により前記ピストンロッド9は右方に移動して
斜板角は後進方向に大きく傾動される。このとき、前記
電磁制御弁21が閉鎖されるとパイロット流体はオリフ
ィス19bにて流量が制限されながらサーボシリンダ8
の後室10bから同オリフィス19bを介して流出し、
ピストン9aは緩慢に移動される。一方、電磁制御弁2
1が開放されるとパイロット流体は迂回管路20を介し
てサーボシリンダ8の後室10bから流出して、ピスト
ン9aは迅速に移動される。
【0015】そして、走行用油圧ポンプ5は作動油を一
方の吐出口から吐出させて走行用油圧モータLm,Rm
を逆転させ、フォークリフト等のエンジン車両を後進さ
せる。
【0016】なお、チャージ管路11からはオリフィス
12の下流において交換用管路22が分岐され、さらに
減圧弁13から延びる排除用管路23が交換用管路22
に連通されている。
【0017】また、チャージ管路11は、フィルタ24
とチャージリリーフ弁25の間から分岐して、チェック
弁26a,26bとリリーフ弁27a,27bとで構成
される一対の補給回路28に接続されている。この補給
回路28は前記走行用管路5a,5bに接続され、走行
用油圧ポンプ5からの作動油の漏れ等により、走行用管
路5a,5b内の油圧が低下したときには、前記チャー
ジ管路11から補給回路28を介して走行用管路5a,
5b内に作動油が供給される。さらに、前記チャージポ
ンプ4から交換用管路22内を流れる作動油は、前記走
行用管路5a,5bの過負荷時にチャージリリーフ弁2
5を開放して、走行用管路5a,5b内の作動油に混入
され、走行用油圧ポンプ5と走行用油圧モータLm,R
mとの間を循環して昇温した同走行用管路5a,5bの
油温を低下させる。
【0018】また、前記荷役用油圧ポンプ3は、エンジ
ン1の回転速度に基づく量の作動油を図示しない荷役用
油圧管路に出力する。この荷役用油圧管路は荷役用のリ
フトシリンダ、ティルトシリンダ等に作動油を供給し、
公知の荷役作業を可能にしている。
【0019】次に、本例における電気的構成について説
明する。前記アクセルペダル7には、ポテンショメータ
により構成されたアクセル操作量センサ29が配設され
ており、前記アクセルペダル7の踏込み量を検出して、
その検出信号をコントローラ18に出力する。また、前
記エンジン1には、ピックアップコイルよりなる回転数
検知手段としてのエンジン回転数センサ30が配設され
ており、エンジン1の回転数を検出して、その検出信号
を前記コントローラ18に出力する。
【0020】運転席に設けられたブレーキペダル31に
は、ポテンショメータにより構成されたブレーキ操作量
センサ32が配設されており、前記ブレーキペダル31
の踏込み量を検出して、その検出信号をコントローラ1
8に出力する。
【0021】さらに、運転席のフレームには、応答時間
選択手段としての加減速フィーリング調整ツマミ33が
取付けられているとともに、同ツマミ33には、ポテン
ショメータにより構成された加減速調整量センサ34が
配設されている。そして、前記加減速フィーリング調整
ツマミ33のSOFTからHARDまでの回動調整に対
応した回動量を前記加減速調整量センサ34が検出し
て、その検出信号を前記コントローラ18に出力する。
【0022】前記前後進レバー17には、リミットスイ
ッチにより構成された前後進位置センサ35が配設され
ており、前記前後進レバー17の前進、後進及び中立位
置を検出して、その検出信号を前記コントローラ18に
出力する。
【0023】また、前記インチングレバー16には、ポ
テンショメータにより構成されたインチングレバー角セ
ンサ36が配設されており、前記インチングレバー16
の角度を検出して、その検出信号を前記コントローラ1
8に出力する。
【0024】一方、コントローラ18はアクセル操作量
センサ29からの信号に基づいて、そのときのアクセル
操作量Accを割出すとともに、このアクセル操作量A
ccに対応する前記インチングレバー16の目標操作角
度Iaccを算出する。前記インチングレバー16の目
標操作角度Iaccの算出はアクセル操作量のみに対応
するエンジン回転数(無負荷回転数Nacc)を図8に
示すように、予め実験的又は理論的に求め、さらに図9
に示すように、この無負荷回転数Naccに対する目標
操作角度Iaccを同じく予め実験的又は理論的に求め
ている。そして、これに関するデータは前記コントロー
ラ18に予め記憶されている。従って、目標操作角度I
accはアクセル操作量Accに対して一義的に求めら
れるようになっている。
【0025】より詳細に説明するならば、アクセル操作
量Accが0%の非踏込み位置から50%の踏込み位置
までの間ではインチングレバー16の目標操作角度Ia
ccをゼロとする。アクセル操作量Accが100%の
踏込み位置の時には目標操作角度IaccをAdとす
る。そして、アクセル操作量Accが50%から100
%の踏込み位置では目標操作角度Iaccは以下の演算
式で求める。
【0026】Iacc=Ad・Acc/100 なお、これを無負荷回転数Naccに換算した式により
求めると次のようになる。
【0027】Iacc=Ad・Nacc/100 この目標操作角度Iaccはエンジン回転数がアクセル
操作量Accに相対する回転数(無負荷回転数Nac
c)以上になると、そのパイロット圧Prが100%に
なり、それ未満の回転数ではパイロット圧Prが前記目
標操作角度Iacc=0(またはAd)と同じ割合で増
減する。従って、インチングレバー16の操作角度Ir
を、この求めた各目標操作角度Iaccになるよう制御
すると、エンジン回転数に対するパイロット圧Prは前
述した図7に示すようになる。
【0028】また、コントローラ18は加減速調整量セ
ンサ34からの信号に基づいて加減速フィーリング調整
ツマミ33の回動操作量を割出し、前記加減速フィーリ
ング調整ツマミ33のSOFTからHARDまでの回動
量に対応した予め設定された値の電流を前記電磁制御弁
21に出力するようになっている。すなわち、コントロ
ーラ18には、図10に示すように、加減速フィーリン
グ調整ツマミ33の回動操作量に対する電磁制御弁21
の開度値を設定したデータマップが予め記憶されてお
り、図中マップAに従って、前記加減速フィーリング調
整ツマミ33の回動量に対応した前記電磁制御弁21の
開度で走行するようになっている。つまり、前記加減速
フィーリング調整ツマミ33がSOFTのときは電磁制
御弁21の開度がゼロに、HARDのときは電磁制御弁
21の開度が100%になるように、前記ツマミ33の
回動量に応じてその時々の目標開度を演算し、この演算
結果に基づく電流を前記電磁制御弁21に出力して、こ
れを励磁して開度をデューティー制御する。
【0029】さらに、コントローラ18は、前記前後進
位置センサ35からの信号に基づいて前後進レバー17
の操作位置を判断し、前後進バルブ14を前進、中立、
後進の3位置のいずれかに切換操作する。また、コント
ローラ18は前記インチングレバー角センサ36からの
信号に従ってインチングレバー16の角度を演算するよ
うになっている。
【0030】このような構成を有するエンジン車両は、
前記加減速フィーリング調整ツマミ33を適宜操作する
ことによって、加速度の応答特性を、運転者が自身の運
転技能やその時々の気分に応じて種々変更することがで
きる。そのため、運転者に適した走行作業を最適な作業
能率にて行うことができる。
【0031】すなわち、例えば優れた運転技術を備えた
熟練運転者は、加減速フィーリング調整ツマミ33をH
ARD位置に設定して操作を行うことにより、迅速な走
行作業を行うことができる。一方、運転に不慣れな者
は、加減速フィーリング調整ツマミ33をSOFT位置
に設定して操作を行うことにより、緩慢な走行作業を行
うことができ、充分な状況確認のもとで確実な荷役作業
を行うことができる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキペ
ダルは操作せず、車両を減速させている状態(アクセル
減速)において、斜板角はゆっくりとゼロに戻ろうとし
ている。特に、前記加減速フィーリング調整ツマミ33
をSOFT位置に設定していた場合には、前記電磁制御
弁21の開度が小さいためにサーボシリンダ8内に流入
する作動油の流量が少なく、サーボシリンダ8内のピス
トンロッド9、つまり、斜板の反応が鈍くなり、前記斜
板角の戻り速度はより一層遅いものであった。この状態
において荷役を開始する場合には、荷役用ポンプ3に作
動油を供給するためエンジン回転数を上昇させる必要が
ある。荷役作業開始とともにエンジン回転数を上昇させ
た場合、一般的にはエンジン回転数上昇速度の方が斜板
角の戻り速度よりも大きいので、今までほぼ一定の負の
加速度で減速していたエンジン車両が急激に速度を増す
ことがあった。このような場合、車両にショックが発生
したり、予想以上に停止距離が延びてしまい、運転者に
不安感を与えるおそれがあった。
【0033】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はブレーキペダルを操作せ
ずに減速走行をしている状態で荷役走行作業を行う場合
に、車両にショックが発生するおそれがなく、滑らかに
減速させることができる可変速用可変容量油圧ポンプを
備えたエンジン車両における荷役制御装置を提供するこ
とにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、エンジンにて駆動される可変容量油圧ポ
ンプと、前記油圧ポンプの吐出容量を制御する吐出容量
調節手段と、前記油圧ポンプの吐出容量をエンジン回転
数に追従させるように前記エンジンの回転数に相対した
油圧力にて前記吐出容量調節手段を駆動する駆動手段
と、前記油圧ポンプから吐出される作動油にて駆動され
走行用駆動輪を回転させる油圧モータと、前記油圧ポン
プの吐出容量が変更される時間を選択する応答時間選択
手段と、前記駆動手段と吐出容量調節手段との間に介在
し、前記駆動手段から吐出容量調節手段に供給される作
動油の流量を前記応答時間選択手段の選択結果に基づい
て調整する流量調整手段と、からなる可変速用可変容量
油圧ポンプを備えたエンジン車両において、開度に応じ
てエンジン回転数を調整するスロットルバルブと、前記
スロットルバルブを回動させる回動駆動手段と、荷役操
作を行うための荷役操作手段と、アクセルペダルまたは
荷役操作手段の操作量に基づいて、前記スロットルバル
ブの開度を決定する開度決定手段と、前記開度決定手段
にて決定した開度にすべく、前記回動駆動手段を介して
スロットルバルブを回動制御するスロットルバルブ回動
駆動制御手段と、ブレーキペダルが操作されずにエンジ
ン車両が減速走行を行っているかどうかを判定するアク
セル減速判定手段と、アクセルペダルまたは荷役操作手
段の操作量に基づいて、荷役モードとそれ以外のモード
との間でモードの切換を判断する判断手段と、前記アク
セル減速判定手段がブレーキペダルが操作されずに減速
走行を行っていると判断している場合において、前記判
断手段が荷役モードであると判断してから第1の所定時
間内は、前記応答時間選択手段にて選択した変更時間を
無効にし、その変更時間よりも長い時間となるように流
量調整手段を駆動制御し、第1の所定時間経過後、第2
の所定時間内は前記応答時間選択手段にて選択した変更
時間を無効にし、その変更時間よりも短い時間となるよ
うに流量調整手段を駆動制御し、第2の所定時間経過後
は前記応答時間選択手段にて選択した変更時間に基づい
て流量調整手段を駆動制御する流量調整制御手段とを設
けたことを特徴とする可変速用可変容量油圧ポンプを備
えたエンジン車両における荷役制御装置をその要旨とす
る。
【0035】
【作用】アクセル減速判定手段はブレーキペダルが操作
されずにエンジン車両が減速走行を行っているかどうか
を判定し、判断手段はアクセルペダルまたは荷役操作手
段の操作量に基づいて、荷役モードとそれ以外のモード
との間でモードの切換を判断する。そして、流量調整制
御手段は前記判断手段が荷役モードであると判断してか
ら第1の所定時間内は、前記応答時間選択手段にて選択
した変更時間を無効にし、その変更時間よりも長い時間
となるように流量調整手段を駆動制御する。すると、エ
ンジン回転数が上昇しはじめるまでの時間は吐出容量調
節手段が鈍くなる。また、第1の所定時間経過後、第2
の所定時間内は前記応答時間選択手段にて選択した変更
時間を無効にし、その変更時間よりも短い時間となるよ
うに流量調整手段を駆動制御する。すると、第2の所定
時間内はエンジン回転数の急激な上昇にも追従できるよ
う吐出容量調節手段が俊敏になる。さらに、第2の所定
時間経過後は前記応答時間選択手段にて選択した変更時
間に基づいて流量調整手段を駆動制御する。
【0036】その結果、ブレーキペダルが操作されずに
減速走行を行っている状態で荷役作業を行い、エンジン
回転数が急激に上昇したとしても斜板の反応が遅れるこ
とにより生ずるショックや車両の増速が抑制され、円滑
に減速される。
【0037】
【実施例】以下、本発明の荷役制御装置をフォークリフ
トの油圧回路に具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、本実施例は前記図6において説明したエ
ンジン車両に具体化したので、説明の便宜上、相違する
部分についてのみ説明する。
【0038】前記図6においては、アクセルペダル7は
エンジン1のスロットルレバー6に連結されていたが、
本実施例においては、図1に示すように、アクセルペダ
ル7はエンジン1には直接的には連結されておらず、ア
クセル操作量センサ29を介して開度決定手段、スロッ
トルバルブ回動駆動制御手段、アクセル減速判定手段、
判断手段、流量調整制御手段としてのコントローラ37
に対し電気的に接続されている。また、フォークを昇降
させるために操作されるリフトレバーLa、マストを前
後に傾動させるために操作されるティルトレバーLbも
前記コントローラ37に対し電気的に接続されている。
そして、リフトレバーLa、ティルトレバーLbには、
レバーセンサLsが配設されており、同レバーセンサL
sが前記各レバーLa,Lbの操作量を検知し、その検
知信号が前記アクセル操作量センサ29の場合と同様、
前記コントローラ37に入力されるようになっている。
【0039】さらに、エンジン車両の駆動軸には、ポテ
ンショメータよりなる車速検知手段としての車速検知セ
ンサ40が配設されており、そのときどきの車速を検知
して、その検知信号を前記コントローラ37に出力す
る。このため、コントローラ37は検知した車速の変化
から車両の減速を判断できるようになっている。
【0040】また、エンジン1には、ステップモータ3
8が配設されており、同ステップモータ38は前記コン
トローラ37からの信号により駆動される。そして、こ
のステップモータ38の駆動に伴って、前記エンジン1
に連結されたスロットルレバー39が傾動され、この傾
動によりスロットルバルブが開閉し、エンジン回転数が
制御されるようになっている。
【0041】前記コントローラ37には、時間計測カウ
ンタ37aが内蔵されており、第1及び第2の所定時間
ta,tbを計測できるようになっている。前記コント
ローラ37には、図3に示すように、加減速フィーリン
グ調整ツマミ33の回動操作量に対する電磁制御弁21
の開度値を設定したデータマップ(マップA,マップ
B,マップC)が予め記憶されている。そして、ブレー
キペダルを操作せずに減速している(アクセル減速)状
態で、荷役を開始してから第1の所定時間ta内は図中
マップBに従って電磁制御弁21をデューティー制御す
る。そして、第1の所定時間ta経過後から第2の所定
時間tbまでは図中マップCに従って電磁制御弁21を
デューティー制御する。さらに、それ以外の場合には、
従来と同様、図中マップAに従って電磁制御弁21をデ
ューティー制御するようになっている。
【0042】これを、図4のタイムチャートに従って説
明すると、通常走行時には、マップAに従って電磁制御
弁21をデューティー制御する。そして、アクセル減速
状態で、荷役が開始されたと判断してから第1の所定時
間ta(例えば0.064秒:エンジン回転数が上昇し
はじめるまでの短い時間であり、理論的又は実験的に求
めた時間)までの間はマップBに従って電磁制御弁21
をデューティー制御する。つまり、前記所定時間ta内
は、前記加減速フィーリング調整ツマミ33の回動量と
は無関係に前記電磁制御弁21の開度を0%とし、前記
サーボシリンダ8内に作動油が流れる流量をゼロにする
よう制御する。これにより、エンジン回転数が上昇しは
じめるまでの時間、斜板の動きは鈍くなるので、斜板角
が急に小さくなることによっては車速は急激に低下しな
いようになっている。
【0043】次に、前記第1の所定時間ta経過後、第
2の所定時間tb(例えば1.2秒:エンジン回転数が
急上昇しても増速しないよう斜板の速度を制御するのに
必要な時間であり、理論的又は実験的に求めた時間)が
経過するまではマップCに従って電磁制御弁21をデュ
ーティー制御する。つまり、前記第1の所定時間ta経
過後、第2の所定時間tb内は、前記マップAの場合よ
りも、電磁制御弁21の開度が幾分大きくなるようにな
っており、前記サーボシリンダ8内に作動油が流れる流
量を多めにするよう制御する。これにより、エンジン回
転数の上昇に追従して斜板がより敏感なものとなり、車
速の増加、ショックの発生を抑制するようになってい
る。
【0044】そして、前記第2の所定時間tb経過後
は、前記マップAに従って電磁制御弁21をデューティ
ー制御する。また、前記コントローラ37には、図2に
示すデータマップが予め記憶されている。このマップに
は、前記アクセルペダル7、リフトレバーLa、ティル
トレバーLb(前傾、後傾)の各操作量に基づく前記ス
ロットルバルブのスロットル開度が設定されている。コ
ントローラ37は、前記各操作量に基づくスロットル開
度のうち、最大の開度値となったものをそのときのスロ
ットル開度としている。そして、アクセルペダル7の操
作量に基づくスロットル開度が最大であった場合には、
荷役モードではないと判断して、前記アクセルペダル7
の操作量に基づくスロットル開度にてスロットル開度
(アクセル対応スロットル開度)を設定する。一方、リ
フトレバーLaまたはティルトレバーLbの操作量に基
づくスロットル開度が最大であった場合には、荷役モー
ドであると判断して、前記最大であったリフトレバーL
aまたはティルトレバーLbの操作量に基づくスロット
ル開度(レバー対応スロットル開度)にてスロットル開
度を設定するようになっている。
【0045】次に、本実施例の作用を前記コントローラ
37の処理動作に従って説明する。図5のフローチャー
トに示すように、コントローラ37はステップ1にて、
時間計測カウンタ37aの計測値TCをゼロにクリアす
る。
【0046】次のステップ2にて、前記車速検知センサ
40からの信号に基づいて、車両が減速走行中であるか
どうかを判断すると同時に、ブレーキ操作量センサ32
からの信号に基づいて、ブレーキペダル31が踏み込ま
れていないかどうかを判断する。そして、ブレーキペダ
ル31が踏み込まれていない状態で、かつ、減速走行中
であるか、すなわち、アクセル減速が行われているかど
うかを判断する。アクセル減速が行われていないと判断
した場合、ステップ9に移り、マップAに従って電磁制
御弁21をデューティー制御する。一方、アクセル減速
が行われていると判断した場合、次のステップ3に移
る。
【0047】ステップ3にて、コントローラ37は前記
図2に示すデータマップに基づいて現在荷役モードであ
るかどうかを判断する。そして、前記アクセルペダル
7、リフトレバーLa、ティルトレバーLb(前傾、後
傾)の各操作量に基づく前記スロットルバルブのスロッ
トル開度を相互比較し、アクセル対応スロットル開度が
最大の場合には、荷役モードでないとみなして前記アク
セル対応スロットル開度をスロットル開度として設定
し、ステップ9に移り、マップAに従って電磁制御弁2
1をデューティー制御する。すなわち、前記加減速フィ
ーリング調整ツマミ33がSOFTのときは電磁制御弁
21の開度がゼロに、HARDのときは電磁制御弁21
の開度が100%になるように、前記ツマミ33の回動
量に応じてその時々の目標開度を演算し、この演算結果
に基づく電流を前記電磁制御弁21に出力して、これを
励磁して開度をデューティー制御する。一方、レバー対
応スロットル開度が最大の場合には、荷役モードである
とみなし、前記レバー対応スロットル開度をスロットル
開度として設定する。従って、エンジン回転数は上昇す
ることになる。
【0048】そして、次のステップ4にて、時間計測カ
ウンタ37aの計測を開始する。次のステップ5にて、
コントローラ37は第1の所定時間taが経過するまで
マップBに従って電磁制御弁21をデューティー制御す
る。これにより、荷役に伴ってエンジン回転数が上昇し
はじめるまでは、電磁制御弁21の開度値がゼロとなる
ので、サーボシリンダ8内のピストンロッド9の反応、
つまり斜板の反応が遅くなり、斜板角は急激に減少する
ことなく、ゆっくりと戻される。従って、車速が急激に
減少するおそれがない。
【0049】ステップ6にて、時間計測カウンタ37a
による計測値TCが第1の所定時間taを経過したかど
うかを判断する。そして、第1の所定時間taを経過し
た場合には、次のステップ7に移る。
【0050】ステップ7にて、コントローラ37は第2
の所定時間tbが経過するまでマップCに従って電磁制
御弁21をデューティー制御する。これにより、荷役に
伴ってエンジン回転数が急上昇しても電磁制御弁21の
開度が大きくなるので、サーボシリンダ8内に流入する
作動油の流量が多くなり、斜板の動きも敏感となる。従
って、斜板角が戻る速度はエンジン回転数の上昇速度に
追従することができ、車速が上昇したり、車両にショッ
クが発生するおそれがなく、車両は滑らかに減速され
る。
【0051】次のステップ8にて、計測値TCが第1の
所定時間ta経過後、第2の所定時間tbを経過したか
どうか(すなわち、荷役を開始してからta+tb時間
経過したかどうか)を判断する。そして、第2の所定時
間tbを経過した場合には、次のステップ9に移る。
【0052】ステップ9にて、コントローラ37は通常
のマップAに基づいて電磁制御弁21をデューティー制
御する。以上詳述したように、本実施例においては、ス
ロットルレバー39はステップモータ38の駆動により
傾動されるようにし、かつ、コントローラ37は、アク
セル操作量、リフトレバー操作量及びティルトレバー操
作量に基づいて最適なスロットル開度が設定されるよう
にしたので、アクセルペダル7又はリフトレバーLa又
はティルトレバーLbの各操作に基づいた最適なエンジ
ン回転数が得られる。従って、必要最小限のエンジン回
転数に設定することにより省エネルギー化を図ることが
できるとともに、通常走行、荷役の切換動作を容易に行
うことができる。
【0053】また、車両がアクセル減速を行っている場
合において、荷役作業を行ったとしても、第1の所定時
間taまでは加減速フィーリング調整ツマミ33の回動
量にかかわらず電磁制御弁21の開度をゼロとするよう
制御し、第1の所定時間ta経過後、第2の所定時間t
bまでは電磁制御弁21の開度をマップAよりも大きく
なるよう制御し、そして第2の所定時間tb後は従来と
同様のマップAに基づいて制御するようにした。従っ
て、エンジン回転数が上昇しはじめるまでは斜板角の戻
りが遅いため車両の急激な減速を防止することができる
とともに、その後、荷役に伴ってエンジン回転数が急激
に上昇したとしても、斜板が敏感となるので、斜板角の
動きを前記エンジン回転数の上昇に追従させることがで
き、車速の上昇や、ショックの発生を抑制することがで
きる。
【0054】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば前記
図2,3に示したマップの傾き等は適宜変更してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】本発明の可変速用可変容量油圧ポンプを
備えたエンジン車両における荷役制御装置によれば、ブ
レーキペダルを操作せずに減速走行をしている状態で荷
役走行作業を行う場合に、車両にショックが発生するお
それがなく、滑らかに減速させることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変速用可変容量油圧ポンプを備えた
エンジン車両における油圧及び電気の回路構成図であ
る。
【図2】アクセルペダル、リフトレバー及びティルトレ
バーの各操作量に対するスロットル開度の設定値を定め
たデータマップである。
【図3】加減速フィーリング調整ツマミの操作量に対す
る電磁制御弁の目標開度を示すデータマップである。
【図4】電磁制御弁の開度の制御構成を示すタイムチャ
ートである。
【図5】コントローラによる電磁制御弁の開度制御の作
用を示すフローチャートである。
【図6】従来の可変速用可変容量油圧ポンプを備えたエ
ンジン車両における油圧及び電気の回路構成図である。
【図7】エンジン回転数に対するパイロット圧の関係を
示す線図である。
【図8】アクセル操作量に対する無負荷回転数の関係を
示す線図である。
【図9】無負荷回転数に対するインチングレバー操作角
度の関係を示す線図である。
【図10】従来の加減速フィーリング調整ツマミの操作
量に対する電磁制御弁の目標開度を示すデータマップで
ある。
【符号の説明】
1…エンジン、3…荷役用油圧ポンプ、5…可変容量油
圧ポンプとしての走行用油圧ポンプ、7…アクセルペダ
ル、8…吐出容量調節手段としてのサーボシリンダ、1
3…駆動手段としての減圧弁、14…方向切換手段とし
ての前後進バルブ、16…駆動手段としてのインチング
レバー、21…流量調整手段としての電磁制御弁、31
…ブレーキペダル、33…応答時間選択手段としての加
減速フィーリング調整ツマミ、37…開度決定手段、ス
ロットルバルブ回動駆動制御手段、アクセル減速判定手
段、判断手段、流量調整制御手段としてのコントロー
ラ、38…回動駆動手段としてのステップモータ、L
m,Rm…油圧モータとしての走行用油圧モータ、La
…荷役操作手段としてのリフトレバー、Lb…荷役操作
手段としてのティルトレバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 29/04 H 9248−3G F04B 49/00 341 9131−3H F16H 61/40 C 8917−3J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにて駆動される可変容量油圧ポン
    プと、 前記油圧ポンプの吐出容量を制御する吐出容量調節手段
    と、 前記油圧ポンプの吐出容量をエンジン回転数に追従させ
    るように前記エンジンの回転数に相対した油圧力にて前
    記吐出容量調節手段を駆動する駆動手段と、 前記油圧ポンプから吐出される作動油にて駆動され走行
    用駆動輪を回転させる油圧モータと、 前記油圧ポンプの吐出容量が変更される時間を選択する
    応答時間選択手段と、 前記駆動手段と吐出容量調節手段との間に介在し、前記
    駆動手段から吐出容量調節手段に供給される作動油の流
    量を前記応答時間選択手段の選択結果に基づいて調整す
    る流量調整手段と、からなる可変速用可変容量油圧ポン
    プを備えたエンジン車両において、 開度に応じてエンジン回転数を調整するスロットルバル
    ブと、 前記スロットルバルブを回動させる回動駆動手段と、 荷役操作を行うための荷役操作手段と、 アクセルペダルまたは荷役操作手段の操作量に基づい
    て、前記スロットルバルブの開度を決定する開度決定手
    段と、 前記開度決定手段にて決定した開度にすべく、前記回動
    駆動手段を介してスロットルバルブを回動制御するスロ
    ットルバルブ回動駆動制御手段と、 ブレーキペダルが操作されずにエンジン車両が減速走行
    を行っているかどうかを判定するアクセル減速判定手段
    と、 アクセルペダルまたは荷役操作手段の操作量に基づい
    て、荷役モードとそれ以外のモードとの間でモードの切
    換を判断する判断手段と、 前記アクセル減速判定手段がブレーキペダルが操作され
    ずに減速走行を行っていると判断している場合におい
    て、前記判断手段が荷役モードであると判断してから第
    1の所定時間内は、前記応答時間選択手段にて選択した
    変更時間を無効にし、その変更時間よりも長い時間とな
    るように流量調整手段を駆動制御し、第1の所定時間経
    過後、第2の所定時間内は前記応答時間選択手段にて選
    択した変更時間を無効にし、その変更時間よりも短い時
    間となるように流量調整手段を駆動制御し、第2の所定
    時間経過後は前記応答時間選択手段にて選択した変更時
    間に基づいて流量調整手段を駆動制御する流量調整制御
    手段とを設けたことを特徴とする可変速用可変容量油圧
    ポンプを備えたエンジン車両における荷役制御装置。
JP3200964A 1991-08-09 1991-08-09 可変速用可変容量油圧ポンプを備えたエンジン車両における荷役制御装置 Pending JPH0542843A (ja)

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Cited By (4)

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