JPH0542349Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542349Y2
JPH0542349Y2 JP4931387U JP4931387U JPH0542349Y2 JP H0542349 Y2 JPH0542349 Y2 JP H0542349Y2 JP 4931387 U JP4931387 U JP 4931387U JP 4931387 U JP4931387 U JP 4931387U JP H0542349 Y2 JPH0542349 Y2 JP H0542349Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
mirror
holder
laminated piezoelectric
mirror holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4931387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156036U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4931387U priority Critical patent/JPH0542349Y2/ja
Publication of JPS63156036U publication Critical patent/JPS63156036U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542349Y2 publication Critical patent/JPH0542349Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフーリエ変換赤外分光光度計の干渉計
で用いられる固定鏡の傾きを調節する機構に関す
るものである。
(従来の技術) 第3図にフーリエ変換赤外分光光度計に用いら
れるマイケルソン干渉計を示す。
2は赤外光源、4はビームスプリツタ、6は固
定鏡、8は移動鏡であり、光源からの赤外線はビ
ームスプリツタ4で2分され、一方は固定鏡6で
反射されてビームスプリツタ4に戻り、他方は移
動鏡8で反射されてビームスプリツタ4に戻り、
固定鏡6で反射された光と移動鏡8で反射された
光がビームスプリツタ4で合一して干渉波とな
り、デイテクタへ導かれて検出される。
固定鏡6には、外乱による干渉のずれを補正す
るために調節機構10が設けられている。
従来の調節機構としては、第4図及び第5図に
示されるものがある。第5図は第4図のB−B線
位置での断面図である。
表面で固定鏡6を保持するミラーホルダ12の
裏面の3点に調節部材として積層圧電アクチユエ
ータ14−1〜14−3が取りつけられている。
16は積層圧電アクチユエータを保持する微調整
ホルダであり、積層圧電アクチユエータ14−1
〜14−3はネジ18によつて微調整ホルダ16
に取りつけられている。微調整ホルダ16自体も
固定鏡6の法線方向の傾きを調整する調整機構を
独自に備えている。
積層圧電アクチユエータ14−1〜14−3は
それぞれ調節用の電圧が印加されることによつて
矢印で示されるように軸方向に伸縮し、3個の積
層圧電アクチユエータ14−1〜14−3の伸縮
の割合によつてミラーホルダ12を介して固定鏡
6の傾きが調節される。
(考案が解決しようとする問題点) 第4図及び第5図に示されるように3点でミラ
ーホルダ12を支持して調節する方式では、固定
鏡6の傾きを調節するために3個の積層圧電アク
チユエータ14−1〜14−3を全て動作させな
ければならず、その制御は容易ではない。
積層圧電アクチユエータ14−1〜14−3の
先端をミラーホルダ12の裏面に固定しておかな
くてはならないので、その固定部分で歪が発生
し、調節機構の寿命を短かくする問題がある。
本考案は、固定鏡6の傾きの調節が容易で、し
かも積層圧電アクチユエータに歪が発生しにく
く、寿命を長くすることのできる固定鏡調節機構
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例を示す第1図及び第2図を参照して説明
すると、本考案固定鏡調節機構では、ミラーホル
ダ12の裏面の中心にセンターバー20を取りつ
けてミラーホルダの法線方向が調節できるように
支持し、ミラーホルダ20の裏面上でセンターバ
ー20の取りつけ位置を中心とする円上の互いに
90度をなす4点にそれぞれ調節部材22,22
a,24,24aの先端のボール30を点接触さ
せ、180度の位置に配置されている一対の調節部
材22,24,22a,24aは一方が積層圧電
アクチユエータ、他方が皿バネ36を備えたバネ
ユニツトであり、調節部材22,22a,24,
24aはミラーホルダ12を点接触で押しつける
ボール30を先端に備えており、かつ、センター
バー20及び調節部材22,22a,24,24
aをハウジング16,38により支持し、ハウジ
ング16,38は固定鏡6の法線の上下方向及び
左右方向の傾きを調整する2方向の調整機構4
0,44,46を備えている。
(実施例) 第1図は一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のA−A線位置での断面図である。
固定鏡6はミラーホルダ12の表面に取りつけ
られている。ミラーホルダ12の裏面の中心には
センターバー20がネジ留めされている。センタ
ーバー20は微調整ホルダ16を貫通して設けら
れ、センターバー20の他端は微調整ホルダ16
のミラーホルダ12とは反対側の面でネジ留めさ
れている。センターバー20が曲がることによつ
て固定鏡6の法線方向の角度が自由に変化する。
固定鏡6の法線方向の角度の調節可能な範囲は
±2分程度であるが、固定鏡6の調節範囲として
はこの程度の大きさで十分である。
微調整ホルダ16にはセンターバー20を中心
とする円の円周上に互いに90度の位置に4個の調
節部材22,22a,24,24aが設けられて
いる。4個の調節部材22,22a,24,24
aのうち、互いに180度の位置にある対をなす調
節部材22と24,22aと24aは、各対の一
方は積層圧電アクチユエータ22,22aであ
り、他方はバネユニツト24,24aである。
積層圧電アクチユエータ22,22aの基端部
はネジ26に接着され、ネジ26はミラーホルダ
12とは反対側において微調整ホルダ16にネジ
留めされる。積層圧電アクチユエータ22,22
aの先端にはタングステンカーバイトを素材とす
る当接部材28が設けられており、この当接部材
28とミラーホルダ12の間にはステンレス製の
ボール30が設けられている。
バネユニツト24,24aでは、バネのガイド
32の軸32aがネジ34にスライドできるよう
に挿入されており、バネのガイド32とネジ34
の間の軸32aには皿バネ36が複数枚組み合わ
されて嵌め込まれている。皿バネ36としては、
例えば直径8mmのものを2枚重ねで12〜14枚を用
いる。
ネジ34はミラーホルダ12とは反対側で微調
整ホルダ16にネジ留めされており、また、バネ
のガイド32の先端部にはタングステンカーバイ
トを素材とする調節部材28が設けられている。
当接部材28とミラーホルダ12の間には、や
はりステンレス製のボール30が設けられてい
る。
積層圧電アクチユエータ22とバネユニツト2
4の一対の調節部材の先端間の方向は、他の一対
の調節部材である積層圧電アクチユエータ22a
とバネユニツト24aの先端間の方向と直交して
いる。積層圧電アクチユエータ22と22aは同
じ構造をしており、バネユニツト24と24aは
同じ構造をしている。
ハウジングは微調整ホルダ16と微調整ベース
38の2つの部分からなつている。微調整ホルダ
16は微調整ベース38にピン40によつて支持
され、矢印42で示す方向に回転して固定鏡6の
法線方向を上下方向に調整することができる。ピ
ン40の周りの微調整ホルダ16の回転は締めつ
けネジ43によつて固定することができる。
微調整ベース38はネジ44,46によつてベ
ース(図示略)に取り付けられており、これらの
ネジ44,46を緩めてベースの孔の範囲で微調
整ベース38を移動させ、再びネジ44,46を
固定することによつて、固定鏡6の法線方向の角
度を左右方向に調整することができる。微調整ホ
ルダ16と微調整ベース38による調整は、光軸
合わせや干渉合わせとして行なわれ、積層圧電ア
クチユエータ22,22aとバネユニツト24,
24aをセンター位置に設定した後、調節部材の
調節とは独立に粗調整として行なわれる。
ミラーホルダ12の裏面において4個のボール
30と当接する部分にはタングステンカーバイト
を素材とする当接部材48がそれぞれ設けられて
いる。
次に、本実施例の動作について説明する。
積層圧電アクチユエータ22,22aとバネユ
ニツト24,24aをセンター位置に設定し、微
調整ホルダ16と微調整ベース38を粗調整した
後、干渉計を動作させる。
干渉計の動作中に外乱によつて干渉のずれが発
生した場合、積層圧電アクチユエータ22と22
aの一方又は両方に印加する電圧を変化させる。
この印加電圧の変化によつて積層圧電アクチユエ
ータ22,22aが変位してその軸方向の長さが
変化する。この変化に伴なつてミラーホルダ12
と固定鏡6がセンターバー20を中心として回転
し、それらの法線方向の傾きが調節される。
バネユニツト24,24aのネジ34を閉め込
むことによつて皿バネ36の反力を大きくするこ
とができる。皿バネ36はバネ定数が非常に大き
いので、微小な変位で大きい反力を得ることがで
きる。例えば積層圧電アクチユエータ22,22
aの最大パワーP=85KgFに対して皿バネ36
では50〜60KgF程度の反力を得ることができ、
十分に釣り合うことができる。
実施例ではボール30と当接する部分にタング
ステンカーバイト(WC)を素材とする当接部材
28,48を設けている。この当接部材28,4
8の材質をWCとCoの焼結合金、TiC,TiN、も
しくはTaCなどの焼結合金、又はこれらの混合
物の焼結合金、それらの合金の表面にアルミナを
コーテイングした複合材、割れにくいセラミツク
など、ロツクウエル硬さで87以上程度の硬さをも
つものを使用するのが好都合である。
本考案ではミラーホルダ12の当接部分にボー
ル30を用いて点接触によつて当接するようにし
ているので、ミラーホルダ12や積層圧電アクチ
ユエータ22,22a及びバネユニツトのガイド
32に過大な応力がかかり、それらの部分が凹む
などの変形がおこり、固定鏡6の正確な傾き調整
が困難になることがある。また、積層圧電アクチ
ユエータ22,22aに過大な圧力がかかつて組
立て時にクラツクが入ることがある。そこで実施
例のように高度の高い材質の当接部材28,48
を設けることによつてボール30との当接部分の
変形やクラツクの発生を防止し、固定鏡6の調節
の誤差をなくしたり、組立て時の積層圧電アクチ
ユエータ22,22aの破損を防止することがで
きる。
センターバー20としてはステンレス、アルミ
ニウム又はFRP樹脂などを用いることができる。
しかしながら、これらの材質は積層圧電アクチユ
エータ22,22aと線膨張係数が大きく違うた
め、温度変化によつて固定鏡6の傾きが変化し、
温度変化が大きくなるとその温度変化による固定
鏡6の傾きを補正するので困難になることがあ
る。そこで、センターバー20と積層圧電アクチ
ユエータ22,22aとの軸方向の熱膨張量を等
しく又はほぼ等しくするために、センターバー2
0の材質としてコバールを使用することができ
る。コバールはまた、動作時のセンターバー20
の曲げに対しても、弾性係数が小さいので好都合
である。
(考案の効果) 本考案では固定鏡を保持するミラーホルダの裏
面の中央をセンターバーで支持し、その周囲の4
点を調節部材で調節するようにしたので、固定鏡
の調節の制御が容易になる。
互いに180度の位置にある一対の調節部材の一
方を積層圧電アクチユエータ、他方をバネユニツ
トとしたので、それらの調節部材の先端とミラー
ホルダとの間を固定する必要がなく、したがつて
積層圧電アクチユエータなどに歪が入らない。
ミラーホルダと調節部材の間にはボールを介在
させて点接触によつてミラーホルダを押しつける
ようにしたので、調節部材の先端の形状や加工精
度によつてミラーホルダの当接部分の位置が変化
せず、調節の精度が向上する。
調節部材のバネユニツトのバネとして皿バネを
使用したので、固定鏡の角度の調節の応答速度を
速くすることができる。もしバネユニツトにコイ
ルバネを用いた場合には、コイルバネのバネ定数
が小さく、時定数が大きいため応答速度が遅くな
る。また、積層圧電アクチユエータの出す力と比
較してコイルバネの反力が小さいため、固定鏡の
角度調節の応答速度が遅くなる。
バネユニツトに皿バネを用いると、バネユニツ
ト及び積層圧電アクチユエータの位置を少し変化
させても皿バネの反力が大きく変化する。そこで
本考案では、ハウジングで調節部材と独立に粗調
整される調整機構を備えたので、積層圧電アクチ
ユエータやバネユニツトのセンター位置の設定後
はそれらの調節部材の条件を変えないで粗調整を
行なうことができる。
このように、本考案によれば固定鏡の傾きの調
節が容易になり、しかも調節の周波数を高くする
ことができ、外乱による干渉のずれの補正を良好
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のA−A線位置での断面図、第3図は本考案
が適用されるマイケルソン干渉計を示す概略図、
第4図は従来の固定鏡調節機構を示す縦断面図、
第5図は第4図のB−B線位置での断面図であ
る。 6……固定鏡、12……ミラーホルダ、16…
…微調整ホルダ、20……センターバー、22,
22a……積層圧電アクチユエータ、24,24
a……バネユニツト、30……ボール、36……
皿バネ、38……微調整ベース、40……ピン、
44,46……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に固定鏡を保持するミラーホルダの裏面の
    中心にセンターバーを取りつけてミラーホルダの
    法線方向が調節できるように支持し、ミラーホル
    ダの裏面上で前記センターバーの取りつけ位置を
    中心とする円上の互いに90度をなす4点にそれぞ
    れの調節部材の先端のボールを点接触させ、180
    度の位置に配置されている一対の調節部材は一方
    が積層圧電アクチユエータ、他方が皿バネを備え
    たバネユニツトであり、各調節部材はミラーホル
    ダを点接触で押しつけるボールを先端に備えてお
    り、かつ、前記センターバー及び前記4個の調節
    部材をハウジングにより支持し、このハウジング
    は固定鏡の法線の上下方向及び左右方向の傾きを
    調整する2方向の調整機構を備えているフーリエ
    変換赤外分光光度計の固定鏡調節機構。
JP4931387U 1987-03-31 1987-03-31 Expired - Lifetime JPH0542349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4931387U JPH0542349Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4931387U JPH0542349Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156036U JPS63156036U (ja) 1988-10-13
JPH0542349Y2 true JPH0542349Y2 (ja) 1993-10-26

Family

ID=30871648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4931387U Expired - Lifetime JPH0542349Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542349Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2590713B2 (ja) * 1993-11-15 1997-03-12 日本電気株式会社 宇宙航行体搭載用反射鏡装置及びこの反射鏡装置の歪補正装置
JP5574941B2 (ja) * 2010-12-20 2014-08-20 株式会社東芝 ミラーホルダー

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156036U (ja) 1988-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4842397A (en) Apparatus for adjusting the angular position of optical elements
US7035025B2 (en) Compact precision beam manipulators
JP3184825B2 (ja) 光学装置の角度位置を正確に調整するための装置および方法
US4925288A (en) Adjustable mirror mount
JP2886032B2 (ja) 画像読取装置の光学調整機構
US6952266B2 (en) Interferometer alignment
GB2136145A (en) Adjustable mounting for an optical element
JPH0542349Y2 (ja)
CA2202042C (en) Interferometer
US4614038A (en) Head for measuring diameters of cylindrical parts
US6296362B1 (en) Vibration hardened mirror mount with alignment friendly locking
US4735505A (en) Assembly for adjusting an optical element
US4637695A (en) Adjusting the direction of a beam of radiation
US20020075581A1 (en) Precisely adjustable optical device having vibration and temperature stability
US20070097378A1 (en) Interferometer
US4017162A (en) Adjustable slit mechanism
US2629283A (en) Interference schlieren apparatus of unusually large dimensions, having means for improving the interference quality by selective one point deformation of the reflecting elements of the device
US4410242A (en) High-precision ophthalmometer which is independent of distance
US5680214A (en) Horizontal-post/vertical-flexure arrangement for supporting large reference optics in phase-shifting scanning
JPH0868931A (ja) 面角度調整装置
US7280217B2 (en) Interferometer utilizing a rotating rigid structure
US4878227A (en) Device for a modular power laser
WO2014179213A2 (en) Mechanism for movement of a mirror in an interferometer, an interferometer incorporating the same and a fourier transform spectrometer incorporating the same
US20080068612A1 (en) Fourier-transform spectrometers
JPH0543392Y2 (ja)