JPH0542165U - 多目的風呂敷 - Google Patents

多目的風呂敷

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JPH0542165U
JPH0542165U JP10014891U JP10014891U JPH0542165U JP H0542165 U JPH0542165 U JP H0542165U JP 10014891 U JP10014891 U JP 10014891U JP 10014891 U JP10014891 U JP 10014891U JP H0542165 U JPH0542165 U JP H0542165U
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furoshiki
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彊 鉄本
きよ子 岩井
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きよ子 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品物を簡単且つ迅速に包めると共に、品物の
大きさに拘わらず品物を良好且つ確実に包むことがで
き、又、品物を包んだときに緩みやほどけるのを防止で
き、然も、品物を包む他に色々な用途にも使用できる。 【構成】 風呂敷本体1の片面全体若しくは両面全体に
パイルを形成するか、若しくは表面にパイルを形成した
パイルテープ2を風呂敷本体1の片面又は両面の対角線
上位置に取り付け、風呂敷本体1の各隅部に風呂敷本体
1のパイル面若しくはパイルテープ2のパイル面へ着脱
自在な止め片3を夫々取り付ける構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣類や進物等の品物を包む他に、小物入れやクッションカバー、或 いは日除け帽(サンバイザー)等にも使用できる多目的風呂敷に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、風呂敷は、主に衣類や進物等の品物を包む為に使用するものであり、 従前から色々な材質、色、柄、大きさのものが使用されている。 ところで、従来の風呂敷に於いては、品物を包んで持ち運んだ場合に風呂敷の 一部若しくは全体が徐々に緩んで来て体裁が悪くなったり、品物の位置がずれた りすると云う問題があった。 そこで、当業者は、先にこの問題を解決する風呂敷を開発し、これを公開して いる(実開昭52−27471号公報)。 即ち、前記風呂敷は、図21に示す如く、風呂敷7の一方の面の対角線上に、 多数の鉤状凸起を設けた布テープ8を、又、風呂敷7の他方の面の対角線上に、 多数の輪状凸起を設けた布テープ9を夫々固定して成り、図22に示す如く、品 物を包んだときに両面に固定した布テープ8,9同志を張り合せることによって 緩みを防止できるように為されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、前記風呂敷7に於いても、未だ解決すべき問題点が残されている。 即ち、前記風呂敷7は、両面の一方の対角線上にしか布テープ8,9を設けて いない為、布テープ8,9を設けていない対角線上の二個所の隅部はこれらを結 ぶ以外に強固に固定することができなかった。その結果、品物を包むときには布 テープ8,9を設けていない対角線上の二個所の隅部同志を結ばなければならず 、品物を包む際に手間が掛かるうえ、包んだ後は結び目が嵩張って邪魔になると 云う問題があった。 又、大きな品物を包むときには布テープ8,9を設けていない対角線上の隅部 同志を結べないこともあり、この場合には品物を良好且つ確実に包むことができ ず、風呂敷7が部分的に緩んだり、ほどけたりしてしまうと云う問題があった。 更に、両面の対角線上に布テープ8,9を固定している為、品物を包んだとき にはどうしても一方の布テープが外部へ露出することになり、美観が著しく損な われると云う問題があった。特に、鉤状凸起を設けた布テープ8が外部へ露出し た場合には鉤状凸起によって他の物が傷付けられたりすると云う問題があった。 そのうえ、従来の風呂敷に於いては、主に品物を包んだり、或いは下に敷く位 の用途しかなく、その用途が極めて限定されて居り、一般の家庭では滅多に使用 する機会がないのが現状であった。
【0004】 本考案は、上記の問題点を解消する為に創案されたものであり、その目的は品 物を簡単且つ迅速に包めると共に、品物の大きさに拘わらず品物を良好且つ確実 に包むことができ、又、品物を包んだときに緩みやほどけるのを防止でき、然も 、品物を包む他に色々な用途にも使用できる多目的風呂敷を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本考案の請求項1に記載の多目的風呂敷は、略四角 形状を呈し、片面全体にパイルを形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風 呂敷本体のパイルを形成していない面の対角線上位置に取り付けられ、表面にパ イルを形成して成るパイル織物製のパイルテープと、風呂敷本体の各隅部に外方 へ突出する状態で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳み自在に取り付けられ、両面 に前記風呂敷本体のパイル面若しくはパイルテープのパイル面へ着脱自在な多数 のフックを密生させて成る止め片とから構成したものである。 本考案の請求項2に記載の多目的風呂敷は、略四角形状を呈する布製、化学繊 維製若しくは合成樹脂シート製の風呂敷本体と、風呂敷本体の片面の対角線上位 置に取り付けられ、表面にパイルを形成して成るパイル織物製のパイルテープと 、風呂敷本体のパイルテープを取り付けていない面の各隅部に取り付けられ、表 面に前記パイルテープのパイル面へ着脱自在な多数のフックを密生させて成る止 め片とから構成したものである。 本考案の請求項3に記載の多目的風呂敷は、略四角形状を呈し、片面全体にパ イルを形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風呂敷本体のパイルを形成し ていない面の各隅部に取り付けられ、表面に前記風呂敷本体のパイル面へ着脱自 在な多数のフックを密生させて成る止め片とから構成したものである。 本考案の請求項4に記載の多目的風呂敷は、略四角形状を呈し、両面全体にパ イルを形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風呂敷本体の各隅部に外方へ 突出する状態で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳み自在に取り付けられ、両面に 前記風呂敷本体のパイル面へ着脱自在な多数のフックを密生させて成る止め片と から構成したものである。 本考案の請求項5に記載の多目的風呂敷は、略四角形状を呈する布製、化学繊 維製若しくは合成樹脂シート製の風呂敷本体と、風呂敷本体の両面の対角線上位 置に取り付けられ、表面にパイルを形成して成るパイル織物製のパイルテープと 、風呂敷本体の各隅部に外方へ突出する状態で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳 み自在に取り付けられ、両面に前記パイルテープのパイル面へ着脱自在な多数の フックを密生させて成る止め片とから構成したものである。
【0006】
【作用】
この多目的風呂敷は、風呂敷本体の両面のうち、パイルを形成した面若しくは パイルテープを取り付けた面が表になるようにして使用する。又、止め片が風呂 敷本体の各隅部に外方へ突出する状態で取り付けられている場合には、当該止め 片を風呂敷本体の裏面側へ折り畳んで使用する。 而して、この多目的風呂敷で品物を包む場合には、風呂敷本体を表側が下を向 くようにして広げ、その中心位置に品物を置き、その後風呂敷本体の各隅部を中 心側へ順次折り返して品物を包むと共に、各隅部に取り付けた止め片を風呂敷本 体のパイル面若しくはパイルテープのパイル面に張り合せて隅部が動かないよう にする。 この多目的風呂敷は、止め片を風呂敷本体のパイル面若しくはパイルテープの パイル面に張り合せるだけで隅部を固定することができる為、隅部を結ぶ手間が 省けて品物を簡単且つ迅速に包めるうえ、隅部が嵩張って邪魔になると云うこと もない。 又、各隅部を止め片によって風呂敷本体のパイル面若しくはパイルテープのパ イル面へ固定することができる為、品物の大きさに拘わらず品物を良好且つ確実 に包むことができると共に、品物を包むで持ち運んでいるうちに風呂敷の一部若 しくは全体が徐々に緩んできてほどけてしまうと云うこともない。 更に、止め片を、風呂敷本体のパイルを形成していない面やパイルテープを取 り付けていない面の隅部に取り付けたり、或いは止め片を、風呂敷本体の隅部に 突出状態で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳み自在に取り付け、使用時に止め片 を風呂敷本体の裏面側へ折り畳めるようにしている為、品物を包んだときに止め 片が外部へ露出すると云うことがない。その結果、美観を損なったり、止め片の フックが他の物を傷付けたりすると云うこともない。 然も、この多目的風呂敷は、各隅部を止め片によって風呂敷本体のパイル面若 しくはパイルテープのパイル面の任意の位置へ固定することができる為、風呂敷 本体を任意の形状に折り畳んでその形状に保持することができる。その結果、多 目的風呂敷は、これを任意の形状に折り畳むことによって、小物入れやクッショ ンカバー、或いは日除け帽等にすることもでき、色々な用途に使用することがで きる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の各実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2は本考案の第1実施例に係る多目的風呂敷であって、当該多目的 風呂敷は、略四角形状の風呂敷本体1と、風呂敷本体1の片面の対角線上位置に 取り付けられたパイルテープ2と、風呂敷本体1の各隅部に取り付けられた止め 片3とから構成されている。 具体的には、前記風呂敷本体1は、片面全体に多数のパイル(輪奈)を形成し て成る正方形状のパイル織物により作製されて居り、各隅部が僅かにカットされ ている。 又、パイルテープ2は、片面全体に多数のパイル(輪奈)を形成して成るテー プ状のパイル織物により作製されて居り、風呂敷本体1のパイルを形成していな い面の対角線上位置に十字型に縫着されている。 更に、止め片3は、風呂敷本体1のパイル面若しくはパイルテープ2のパイル 面へ着脱自在な多数のフック3bを備えている。本実施例に於いては、止め片3 は、布製若しくは合成繊維製のテープ3aと、テープ3aの両面に密生させた多 数のフック3bとから成り、風呂敷本体1の各隅部に外方へ突出する状態で縫着 され、風呂敷本体1の両面側へ折り畳み自在になっている。
【0008】 次に、前記多目的風呂敷の使用方法について説明する。 この多目的風呂敷を使用する場合、風呂敷本体1のパイル面側を表にして使用 するときには風呂敷本体1の各隅部に取り付けた止め片3を風呂敷本体1のパイ ルテープ2を取り付けた面側へ折り畳んで使用し、又、パイルテープ2を取り付 けた面を表にして使用するときには各止め片3を風呂敷本体1のパイル面側に折 り畳んで使用する。このとき、止め片3は、両面にフック3bを形成している為 、図3に示すように風呂敷本体1の隅部に折り畳み状態で固定される。 而して、前記多目的風呂敷で品物を包む場合には、例えば風呂敷本体1をパイ ル面側が上を向くようにして広げる。このとき、各止め片3は、風呂敷本体1の パイル面側に折り畳み、隅部に固定する。 風呂敷本体1を広げたら、図4に示すようにその中心位置に品物4を置き、風 呂敷本体1の各隅部をイ→ロ→ハ→ニの順に中心側へ順次折り返して品物4を包 むと共に、各隅部に取り付けた止め片3をパイルテープ2のパイル面に張り合せ て隅部が動かないようにする。 この多目的風呂敷は、止め片3をパイルテープ2のパイル面に張り合せるだけ で風呂敷本体1の隅部を固定することができる為、隅部を結ぶ手間が省けて品物 4を簡単且つ迅速に包めるうえ、隅部が嵩張って邪魔になると云うこともない。 又、各隅部を止め片3によってパイルテープ2のパイル面へ固定することがで きる為、品物4の大きさに拘わらずこれを良好且つ確実に包むことができると共 に、品物4を包むで持ち運んでいるうちに風呂敷の一部若しくは全体が徐々に緩 んできてほどけてしまうと云うこともない。 更に、止め片3を風呂敷本体1の裏面側に折り畳んで使用する為、物を包んだ ときに止め片3が外から見えることがない。その結果、美観を損なったり、止め 片3のフック3bが他の物を傷付けたりすると云うこともない。 然も、風呂敷本体1の隅部をカットしている為、図5に示すように品物4を包 んだときに隅部が外方へ露出していてもこれが他の物に引っ掛かり難い。その結 果、隅部が他の物に引っ掛かって剥がれると云う心配もない。
【0009】 図6乃至図9は前記多目的風呂敷を小物入れに使用した例を示す。即ち、多目 的風呂敷を小物入れにする場合には、図6に示すように先ず風呂敷本体1の下端 隅部を中央側へ折り返し、次に図7に示すように風呂敷本体1の左右の隅部を一 点鎖線部分を中心にして中央側へ折り返し、一方の止め片3をパイルテープ2の パイル面へ張り合せて隅部が動かないようにする。このとき、下端隅部と左右の 隅部が重なる部分を安全ピン5で止めて形が崩れないようにしても良い。そして 、最後に図8及び図9に示すように上端隅部を折り返し、止め片3をパイルテー プ2のパイル面に張り合せて隅部が動かないようにする。 尚、風呂敷本体1の隅部をカットしている為、風呂敷本体1を図7に示すよう に折り畳んでも隅部の先端が外方へ突出するのを防止できる。又、風呂敷本体1 の隅部をカットしている為、図9に示すように隅部が外方へ露出していてもこれ が他の物に引っ掛かり難い。
【0010】 図10及び図11は前記多目的風呂敷をクッションカバーに使用した例を示す 。即ち、多目的風呂敷をクッションカバーにする場合には、風呂敷本体1の中央 部にクッション6を置き、左右の隅部を中央側へ折り返して僅かに重ね合わせ、 一方の止め片3をパイルテープ2のパイル面に張り合せて左右の隅部を固定し、 次に上下の隅部を中央側へ折り返して僅かに重ね合わせ、一方の止め片3をパイ ルテープ2のパイル面に張り合せて上下の隅部を固定する。
【0011】 図12乃至図15は前記多目的風呂敷を日除け帽(サンバイザー)に使用した 例を示す。即ち、多目的風呂敷を日除け帽にする場合には、図12及び図13に 示すように風呂敷本体1を上下方向に略半分に折り畳み、重ね合された上下の隅 部を下方へ折り返す。次に前記状態で図14及び図15に示すように風呂敷本体 1を頭部に巻き付け、一方の止め片3をパイルテープ2のパイル面に張り合せて 左右の隅部同志を固定する。
【0012】 尚、前記多目的風呂敷は、図示していないが、上記使用例の他に椅子の座席部 分のカバーや背凭れのカバーにも使用することができる。 又、上記の各使用例では、風呂敷本体1のパイルテープ2を取り付けた面が表 になるようにして使用したが、風呂敷本体1のパイル面側が表になるように使用 しても良い。この場合にも上記と同様の作用効果を奏することができる。
【0013】 図16及び図17は本考案の第2実施例に係る多目的風呂敷であって、当該多 目的風呂敷は、略四角形状の風呂敷本体1と、風呂敷本体1の片面の対角線上位 置に取り付けられたパイルテープ2と、風呂敷本体1の各隅部に取り付けられた 止め片3とから構成されている。 具体的には、前記風呂敷本体1は、正方形状を呈し、パイル織物以外の布や化 学繊維若しくは合成樹脂シート(ビニールシート等)により作製されて居り、各 隅部が僅かにカットされている。 又、パイルテープ2は、片面全体に多数のパイル(輪奈)を形成して成るテー プ状のパイル織物により作製されて居り、風呂敷本体1の片面の対角線上位置に 十字型に縫着されている。 更に、止め片3は、パイルテープ2のパイル面へ着脱自在な多数のフック3b を備えている。本実施例に於いては、止め片3は、布製若しくは合成繊維製のテ ープ3aと、テープ3aの片面に密生させた多数のフック3bとから成り、図1 6に示すように風呂敷本体1のパイルテープ2が縫着されていない面の各隅部に フック3bが外を向くようにして縫着されている。 而して、この多目的風呂敷は、風呂敷本体1のパイルテープ2を取り付けた面 が表になるようにして使用する。 この多目的風呂敷は、上記第1実施例のものと同様に品物を包むのに使用した り、小物入れ、クッションカバー、日除け帽、椅子の座席カバー等に使用するこ とができ、上記第1実施例のものと同様の作用効果を奏し得る。
【0014】 図18及は本考案の第3実施例に係る多目的風呂敷であって、当該多目的風呂 敷は、風呂敷本体1の片面全体にパイルを形成したものである。即ち、風呂敷本 体1を、片面全体に多数のパイル(輪奈)を形成して成る正方形状のパイル織物 により作製したものである。 又、止め片3は、上記第2実施例のものと同様に布製若しくは合成繊維製のテ ープ3aと、テープ3aの片面に密生させた多数のフック3bとから成り、風呂 敷本体1のパイルを形成していない面の各隅部にフック3bが外を向くようにし て縫着されている。 この多目的風呂敷は、上記第1実施例のものと同様に品物を包むのに使用した り、小物入れ、クッションカバー、日除け帽、椅子の座席カバー等に使用するこ とができ、上記第1実施例のものと同様の作用効果を奏し得る。
【0015】 図19は本考案の第4実施例に係る多目的風呂敷であって、当該多目的風呂敷 は、風呂敷本体1の両面全体にパイルを形成したものである。即ち、風呂敷本体 1を、両面全体に多数のパイル(輪奈)を形成して成る正方形状のパイル織物に より作製したものである。 又、風呂敷本体1の各隅部に上記第1実施例の止め片3と同様構造の止め片3 が外方へ突出する状態で縫着され、風呂敷本体1の両面側へ折り畳み自在になっ ている。 この多目的風呂敷は、上記第1実施例のものと同様に品物を包むのに使用した り、小物入れ、クッションカバー、日除け帽、椅子の座席カバー等に使用するこ ともでき、上記第1実施例のものと同様の作用効果を奏し得る。特に、この多目 的風呂敷は、風呂敷本体1の両面全体にパイルを形成している為、隅部を止め片 3によって風呂敷本体1の任意の位置へ止めることができるので至極便利である 。
【0016】 図20は本考案の第5実施例に係る多目的風呂敷であって、当該多目的風呂敷 は、風呂敷本体1をパイル織物以外の布や化学繊維若しくは合成樹脂シートによ り作製し、その両面の対角線上位置にパイル織物製のパイルテープ2を十字型に 縫着したものである。 この多目的風呂敷は、上記第1実施例のものと同様に品物を包むのに使用した り、小物入れ、クッションカバー、日除け帽、椅子の座席カバー等に使用するこ ともでき、上記第1実施例のものと同様の作用効果を奏し得る。
【0017】 上記各実施例に於いては、止め片3及びパイルテープ2を風呂敷本体1に縫着 するようにしたが、これらを風呂敷本体1に接着するようにしても良い。
【0018】 上記各実施例に於いては、風呂敷本体1の各隅部を直線状に僅かにカットする ようにしたが、風呂敷本体1の各隅部を直線状に大きくカットしたり、或いは円 弧状にカットするようにしても良い。
【0019】 上記第4実施例に於いては、風呂敷本体1を、両面全体にパイルを形成して成 る正方形状のパイル織物により作製したが、片面全体にパイルを形成して成る二 枚の正方形状のパイル織物を、裏面同志重ね合せて縫着又は接着することによっ て、風呂敷本体1を作製するようにしても良い。
【0020】
【考案の効果】
上述の通り、本考案の多目的風呂敷は、風呂敷本体の片面全体若しくは両面全 体にパイルを形成するか、若しくは表面にパイルを形成したパイルテープを風呂 敷本体の片面又は両面の対角線上位置に取り付け、風呂敷本体の各隅部に風呂敷 本体のパイル面若しくはパイルテープのパイル面へ着脱自在な止め片を夫々取り 付ける構成とした為、各隅部を止め片によって風呂敷本体のパイル面若しくはパ イルテープのパイル面に固定することができる。その結果、品物の大きさに拘わ らずこれを良好且つ確実に包むことができると共に、品物を包むで持ち運んでい るうちに風呂敷の一部若しくは全体が徐々に緩んできてほどけてしまう云うこと もない。 又、止め片を風呂敷本体のパイル面若しくはパイルテープのパイル面に張り合 せるだけで隅部を固定することができる為、品物を包むときに隅部を結ぶ手間が 省けて品物を簡単且つ迅速に包めるうえ、品物を包んだときに隅部が嵩張って邪 魔になると云うこともない。 更に、止め片を、風呂敷本体のパイルを形成していない面やパイルテープを取 り付けていない面の隅部に取り付けたり、或いは止め片を、風呂敷本体の隅部に 突出状態で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳み自在に取り付け、使用時に止め片 を風呂敷本体の裏面側へ折り畳めるようにしている為、品物を包んだときに止め 片が外部へ露出すると云うことがない。その結果、美観を損なったり、止め片の フックが他の物を傷付けたりすると云うこともない。 そのうえ、多目的風呂敷は、各隅部を止め片によって風呂敷本体のパイル面若 しくはパイルテープのパイル面の任意の位置へ固定することができる為、風呂敷 本体を任意の形状に折り畳んでその形状に保持することができる。その結果、こ の多目的風呂敷は、品物を包む他に、これを任意の形状に折り畳むことによって 、小物入れやクッションカバー、或いは日除け帽等にすることもでき、色々な用 途に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る多目的風呂敷の概略
正面図である。
【図2】同じく多目的風呂敷の概略背面図である。
【図3】止め片を風呂敷本体の隅部へ折り返した状態の
概略正面図である。
【図4】風呂敷本体の中央部に物を置いた状態の概略正
面図である。
【図5】多目的風呂敷で物を包んだ状態の概略斜視図で
ある。
【図6】風呂敷本体の隅部の一個所を折り返した状態の
概略正面図である。
【図7】風呂敷本体の隅部の三個所を折り返した状態の
概略正面図である。
【図8】風呂敷本体の各隅部を折り返した状態の概略斜
視図である。
【図9】多目的風呂敷を小物入れにした状態の概略斜視
図である。
【図10】風呂敷本体の中央部にクッションを置き、隅
部の二個所を折り返した状態の概略正面図である。
【図11】多目的風呂敷をクッションカバーにした状態
の概略正面図である。
【図12】風呂敷本体を略中央部で二つ折りにした状態
の概略正面図である。
【図13】二つ折りにした風呂敷本体の重なり合った隅
部を折り返した状態の概略正面図である。
【図14】折り畳んだ多目的風呂敷を頭部に巻き付けて
日除け帽にした状態の側面図である。
【図15】同じく多目的風呂敷を頭部に巻き付けた状態
の背面図である。
【図16】本考案の第2実施例に係る多目的風呂敷の概
略正面図である。
【図17】同じく多目的風呂敷の概略背面図である。
【図18】本考案の第3実施例に係る多目的風呂敷の概
略正面図である。
【図19】本考案の第4実施例に係る多目的風呂敷の概
略正面図である。
【図20】本考案の第5実施例に係る多目的風呂敷の概
略正面図である。
【図21】従来の風呂敷の概略正面図である。
【図22】従来の風呂敷の使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1は風呂敷本体、2はパイルテープ、3は止め片、3a
はテープ、3bはフック。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略四角形状を呈し、片面全体にパイルを
    形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風呂敷本体
    のパイルを形成していない面の対角線上位置に取り付け
    られ、表面にパイルを形成して成るパイル織物製のパイ
    ルテープと、風呂敷本体の各隅部に外方へ突出する状態
    で且つ風呂敷本体の両面側へ折り畳み自在に取り付けら
    れ、両面に前記風呂敷本体のパイル面若しくはパイルテ
    ープのパイル面へ着脱自在な多数のフックを密生させて
    成る止め片とから構成したことを特徴とする多目的風呂
    敷。
  2. 【請求項2】 略四角形状を呈する布製、化学繊維製若
    しくは合成樹脂シート製の風呂敷本体と、風呂敷本体の
    片面の対角線上位置に取り付けられ、表面にパイルを形
    成して成るパイル織物製のパイルテープと、風呂敷本体
    のパイルテープを取り付けていない面の各隅部に取り付
    けられ、表面に前記パイルテープのパイル面へ着脱自在
    な多数のフックを密生させて成る止め片とから構成した
    ことを特徴とする多目的風呂敷。
  3. 【請求項3】 略四角形状を呈し、片面全体にパイルを
    形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風呂敷本体
    のパイルを形成していない面の各隅部に取り付けられ、
    表面に前記風呂敷本体のパイル面へ着脱自在な多数のフ
    ックを密生させて成る止め片とから構成したことを特徴
    とする多目的風呂敷。
  4. 【請求項4】 略四角形状を呈し、両面全体にパイルを
    形成して成るパイル織物製の風呂敷本体と、風呂敷本体
    の各隅部に外方へ突出する状態で且つ風呂敷本体の両面
    側へ折り畳み自在に取り付けられ、両面に前記風呂敷本
    体のパイル面へ着脱自在な多数のフックを密生させて成
    る止め片とから構成したことを特徴とする多目的風呂
    敷。
  5. 【請求項5】 略四角形状を呈する布製、化学繊維製若
    しくは合成樹脂シート製の風呂敷本体と、風呂敷本体の
    両面の対角線上位置に取り付けられ、表面にパイルを形
    成して成るパイル織物製のパイルテープと、風呂敷本体
    の各隅部に外方へ突出する状態で且つ風呂敷本体の両面
    側へ折り畳み自在に取り付けられ、両面に前記パイルテ
    ープのパイル面へ着脱自在な多数のフックを密生させて
    成る止め片とから構成したことを特徴とする多目的風呂
    敷。
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