JPH054177A - マニピユレータの制御装置 - Google Patents

マニピユレータの制御装置

Info

Publication number
JPH054177A
JPH054177A JP3158633A JP15863391A JPH054177A JP H054177 A JPH054177 A JP H054177A JP 3158633 A JP3158633 A JP 3158633A JP 15863391 A JP15863391 A JP 15863391A JP H054177 A JPH054177 A JP H054177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manipulator
arm
vehicle
center
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3158633A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Hoshino
春夫 星野
Eiji Muro
英治 室
Takashi Miyazaki
貴志 宮崎
Toshio Fukuda
敏男 福田
Kazuhiko Otsubo
和彦 大坪
Kazuo Uehara
和雄 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP3158633A priority Critical patent/JPH054177A/ja
Publication of JPH054177A publication Critical patent/JPH054177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マニピュレータの転倒を防止することがで
き、かつマニピュレータを小型軽量化できるマニピュレ
ータの制御装置を提供する。 【構成】 車両にマニピュレータアームが搭載されたマ
ニピュレータの制御において、マニピュレータアームの
移動指示が入力され、選択スイッチがオンされて重心保
持機能を使用する指定がされていた場合は、アーム移動
後のマニピュレータ全体の重心位置を演算し(ステップ
110)、該重心位置が現在設定されている重心保持領
域外であるか否か判定する(ステップ112乃至11
6)。重心保持領域内である場合には、入力された移動
指示に応じてアームを移動させる(ステップ106)。
重心保持領域外である場合には、アームを移動させるこ
となく車両を移動させてエンドエフェクタを目標位置へ
移動させる(ステップ118及び120)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマニピュレータの制御装
置に係り、特にアーム先端部にマニピュレータを操作す
る操作レバーを備えたマニピュレータの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、マスターアームとの間に間隔
を隔ててマスターアームと類似した機構のスレーブアー
ムを設置し、マスターアームとスレーブアームとを伝達
手段で連結したマニピュレータが知られている。このマ
ニピュレータによれば、マスターアームの操作が伝達手
段を介してスレーブアームに忠実に伝達されると共に、
これに力感知機能を付加することによりマスターアーム
の操作に応じてスレーブアームによってワークに加えら
れた力が、マスターアームにフィードバックされること
により操作者が手で行うと同様な作業感覚を得ることが
できる。
【0003】また、本願の発明者等は、マニピュレータ
アーム先端部にマニピュレータを操作する操作レバーを
設けたマニピュレータを既に提案している(特願昭3−
130032号公報参照)。このマニピュレータでは、
釘打、ボルト締め等のように操作者がワークに対して直
接作業を行う必要がある場合に、操作者がワークの位置
する場所まで移動したり、マニピュレータを操作する操
作者とは別に他の作業員を必要とすることがなく、効率
よく作業を行うことができる。
【0004】ところで、移動手段によって任意の方向に
移動可能とされた車両にマニピュレータアームを搭載し
たマニピュレータでは、マニピュレータアームの姿勢、
マニピュレータアームが把持しているワークの重量によ
って、マニピュレータ全体の重心位置が前記車両を支持
している複数の支持点(車輪の接地部分)に囲まれた領
域から大きく逸脱し、マニピュレータが転倒することが
ある。このため従来は、車両に支持点としてのアウトリ
ガーを取付け、作業時にはアウトリガーを広げて前記支
持点に囲まれた領域の面積を大きくして転倒を防止する
ようにしていた。また、車両単体の重量を大きくしてマ
ニピュレータ全体の重心位置を前記領域内に収めようと
することも行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように車両にアウトリガーを取付けたり車両単体の重量
を大きくした場合、マニピュレータが大型化すると共に
重量が大きくなるので、建築現場等のように作業スペー
スが狭く、かつ床の耐荷重の小さい作業現場で前記マニ
ピュレータを使用することができないという問題があっ
た。また、アウトリガーを取付けたマニピュレータにつ
いては、作業現場間を移動する毎にアウトリガーを操作
する必要があり、作業が煩雑であった。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、マニピュレータの転倒を防止することができ、かつ
マニピュレータを小型軽量化できるマニピュレータの制
御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るマニピュレータの制御装置は、マニピュ
レータアームと、前記マニピュレータアームが取付けら
れた車両と、から成るマニピュレータの作動を制御する
マニピュレータの制御装置であって、前記車両を移動さ
せる移動手段と、前記マニピュレータアームの各関節を
駆動する駆動手段と、マニピュレータアームの先端部に
取付けられると共に操作者の操作に応じたマニピュレー
タアームの動作指令を出力する動作指令出力手段と、マ
ニピュレータアームの各関節の角度、マニピュレータア
ームの重量、前記車両の重量及びワークの重量に基づい
てマニピュレータの重心位置を演算する演算手段と、マ
ニピュレータアームの先端が前記動作指令に応じた位置
へ移動し、かつ前記マニピュレータの重心位置が車両を
中心とする所定領域内に位置するように前記駆動手段及
び前記移動手段を制御する制御手段と、を含んで構成し
ている。
【0008】
【作用】本発明では、マニピュレータアームの各関節の
角度、マニピュレータアームの重量、車両の重量及びワ
ークの重量に基づいてマニピュレータの重心位置を演算
し、マニピュレータアームの先端が動作指令に応じた位
置へ移動し、かつマニピュレータの重心位置が車両を中
心とする所定領域内に位置するように駆動手段及び移動
手段を制御するようにしている。これにより、例えば前
記所定領域を車両を支持している複数の支持点に囲まれ
た領域とすれば、マニピュレータ全体の重心位置が前記
囲まれた領域から逸脱することはなく、マニピュレータ
の転倒を防止することができる。また、マニピュレータ
の転倒を防止するために車両にアウトリガーを取付けた
り車両単体の重量を大きくする必要がないのでマニピュ
レータを小型軽量化することができ、本発明が適用され
たマニピュレータを、建築現場等のように作業スペース
が狭く、かつ床の耐荷重の小さい作業現場での作業に使
用することができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1に示すように本実施例のマニピュレータ
は、第1アーム10及び第2アーム12を備えたアーム
と、アーム先端に取付けられたエンドエフェクタ25と
を備えている。第1アーム10の一端は基台14に回転
可能に取付けられ、第1アーム10の他端は第2アーム
12の一端と回転可能に連結されている。第1アーム1
0と基台14との連結部、即ち関節には、第1アーム1
0をこの関節を中心に回動させるモーター等で構成され
た第1アーム用アクチュエータ16が取付けられてい
る。また、第1アーム10と第2アーム12との連結
部、即ち関節には、この関節を中心に第2アーム12を
回動させるための第2アーム用アクチュエータ18が取
付けられている。
【0010】基台14は4本の車輪15Aを備えた車両
15上に配置されている。基台14には旋回用アクチュ
エータ32が取付けられており、基台14及びアームは
旋回用アクチュエータ32によって車両15に対して旋
回される。また、車両15は車両全方向駆動部34(図
3参照)を搭載している。車両全方向駆動部34は車輪
15Aを駆動することにより車両15を床面36に沿っ
て任意の方向へ移動させることができる。車両全方向駆
動部34には車両15の移動方向及び移動量を指示する
ための車両移動指示部38(図3参照)が接続されてお
り、車両全方向駆動部34は車両移動指示部38の指示
に応じて車両15を移動させる。なお、車両移動指示部
38はマニピュレータを作業現場間を移動させる等の場
合に操作される。
【0011】また、基台14には姿勢一定制御用リンク
20の一端が回転可能に取付けられており、姿勢一定制
御用リンク20の他端は、第1アーム10と平行となる
ように連結部材21に回転可能に取付けられている。ま
た、連結部材21には姿勢一定制御用リンク20の一端
が回転可能に取付けられており、該姿勢一定制御用リン
ク20の他端は、第2アーム12と平行となるように配
置されている。第2アーム12と姿勢一定制御用リンク
20との先端部にはセンサ取付箱22が取付けられてい
る。前述のように、第2アーム12と姿勢一定制御用リ
ンク20、第1アーム10と姿勢一定制御用リンク20
は各々平行リンクを構成しているため、センサ取付箱2
2は姿勢をかえることなくX、Y、Z軸方向に移動する
ことができる。
【0012】センサ取付箱22の前面には、重量センサ
42を介してエンドエフェクタ25が取付けられてい
る。重量センサ42はエンドエフェクタ25が把持する
ワークの重量を検出することができる。また、センサ取
付箱22の側面には図2にも示すように操作レバー28
が取付けられており、操作レバー28に作用する操作力
をX、Y、Z軸方向の3分力に分解して検出する操作用
力センサ26が設けられている。
【0013】また図2に示すように、センサ取付箱22
の底面には選択スイッチ44と設定ボリューム48とを
備えた設定装置30が取付けられている。本実施例のマ
ニピュレータは、後述するようにマニピュレータ全体の
重心位置を演算し、該重心位置が、設定された重心保持
領域内に位置するように車両の位置を制御する重心保持
機能を有している。前記選択スイッチ44を操作するこ
とによって重心保持機能を使用するか否かを選択するこ
とができ、「ON」を選択すると重心保持機能が作動す
るようになっている。また、前記設定ボリューム48を
操作することによって前記重心保持領域の大きさを変更
することができ、設定ボリューム48を「100%」に
合わせると、図4(A)に示すように重心保持領域Aは
車両15の4つの車輪15Aの接地部分を結んだ範囲よ
り若干内側の範囲に設定される。これはマニピュレータ
アーム又は車両移動の動的な作動遅れがあるため、許さ
れる重心保持領域を転倒限界より少し手前に設定してお
きたいためである。なお、重心保持領域Aは、設定ボリ
ューム48を反時計回りに回していくに従ってその範囲
が小さくされるようになっている(図4(B)及び
(C)参照)。
【0014】一方、図3に示すように操作用力センサ2
6は操作用コントローラ40に接続されている。操作用
コントローラ40は、操作用力センサ26で検出された
X軸方向分力FhxをゲインKhxで増幅してX軸方向の位
置指令Xを出力する増幅器50、Y軸方向分力Fhyにゲ
インKhyを乗算してY軸方向の位置指令Yを出力する増
幅器52、及びZ軸方向分力FhzにゲインKhzを乗算し
てZ軸方向の位置指令Zを出力する増幅器54を備えて
いる。ゲインKhx、Khy、KhzはゲインKh をX、Y、
Z軸方向に分解したときの成分である。増幅器50、増
幅器52、増幅器54は変換回路56に接続されてい
る。この変換回路56は、位置指令X、Y、Zを用いて
ヤコビ行列を利用した周知の変換方法によって第1アー
ム用アクチュエータ16、第2アーム用アクチュエータ
18及び旋回用アクチュエータ32の各関節での指令
値、すなわち、目標角度θ1、θ2及びθ3を演算して
出力する。
【0015】変換回路56の出力端は制御回路60の入
力ポート68に接続されている。制御回路60はCPU
62、ROM64、RAM66、入力ポート68、出力
ポート70を備え、これらがバスを介して互いに接続さ
れて構成されている。ROM64にはマニピュレータア
ームを構成する各部品の重量、車両15の重量が予め記
憶されている。入力ポート68には前述の重量センサ4
2、選択スイッチ44及び設定ボリューム48が接続さ
れており、エンドエフェクタ25が把持しているワーク
の重量、重心保持機能の使用の有無、設定された重心保
持領域の大きさが入力される。出力ポート70にはサー
ボアンプ46を介して第1アーム用アクチュエータ1
6、第2アーム用アクチュエータ18及び旋回用アクチ
ュエータ32が接続されており、各々へ前記各関節での
目標角度を出力する。また、出力ポート70には車両全
方向駆動部34も接続されており、車両15の移動方向
及び移動量を出力する。
【0016】次に図5のフローチャートを参照して本実
施例の作用を説明する。なお、図5のフローチャートは
マニピュレータの電源が投入されると実行される。
【0017】ステップ100ではメモリ上に設けられた
0 、Y0 のエリアに、現在のマニピュレータ全体の重
心位置の座標を初期設定する。本実施例では図6(A)
に示すように、車両の任意の点を基準とした基準座標
(XV ,YV ,ZV )が予め設定されており、上記では
V 軸及びYV 軸に沿った座標を設定する。図6(B)
には上記基準座標と変換回路56から出力される目標角
度θ1、θ2、θ3との関係を示す。なお、マニピュレ
ータの電源投入時のアーム等の姿勢を一定としておけば
前記重心位置の座標は一定値となり、重心位置を演算す
る必要はない。
【0018】次のステップ102ではアームを移動させ
る指示が有ったか否か判定し、前記判定が肯定されるま
ではステップ102を繰り返す。マニピュレータを用い
て作業を行う場合、操作者はエンドエフェクタ25が目
標とする位置へ移動するように操作レバー28を操作す
る。この操作レバー28の操作は操作用力センサ26に
よってX、Y、Zの各座標軸方向の分力として検出さ
れ、増幅器50、増幅器52、増幅器54、変換回路5
6を介して各関節での目標角度θ1、θ2、θ3が入力
ポート68に入力される。これによりステップ102の
判定が肯定され、ステップ104へ移行する。
【0019】ステップ104では重心保持機能の使用を
選択するための選択スイッチ44がオンか否か判定す
る。ステップ104の判定が肯定された場合には、ステ
ップ106で通常のマニピュレータアームの移動を行
う。すなわち、入力された各関節での目標角度θ1、θ
2、θ3を、サーボアンプ46を介して第1アーム用ア
クチュエータ16、第2アーム用アクチュエータ18及
び旋回用アクチュエータ32へ出力する。これにより、
操作レバー28の操作に応じて各関節が回動され、エン
ドエフェクタ25が操作者の目標位置へ向けて移動され
る。ステップ106実行後はステップ108で、X0
0 のエリアにアームの移動に伴って変更されたアクチ
ュエータ全体の重心位置を設定し、ステップ102へ戻
る。ステップ102乃至ステップ108の処理を繰り返
すことによってエンドエフェクタ25が目標位置に到達
すると操作レバー28の操作が停止され、各関節の回動
及びエンドエフェクタ25の移動が停止されて作業が行
われる。
【0020】一方、ステップ104の判定が肯定された
場合にはステップ110へ移行し、入力された目標角度
θ1、θ2、θ3と、ROM64に記憶しているマニピ
ュレータアームを構成する各部品の重量、車両15の重
量と、エンドエフェクタ25がワークを把持している場
合には重量センサ42によって検出されるワークの重量
と、に基づいて、目標角度θ1、θ2、θ3に応じて各
関節を回動させたときの座標軸XV 、YV に沿ったマニ
ピュレータ全体の重心位置(XN , N )を演算する。
【0021】ステップ112では設定ボリューム48に
よって設定された重心保持領域の境界部分の座標軸
V 、YV に沿った座標値(XS , S )を取り込む。
ステップ114では重心位置XN がXS よりも大きいか
否か、すなわち、マニピュレータ全体の座標軸XV 上の
重心位置が重心保持領域外か否か判定する。ステップ1
14の判定が否定された場合にはステップ116へ移行
し、マニピュレータ全体の座標軸YV 上の重心位置が重
心保持領域外か否か判定する。ステップ116の判定も
否定された場合には、図7(A)にも示すように、入力
された目標角度θ1、θ2、θ3に応じて各関節を回動
させてもマニピュレータ全体の重心位置が重心保持領域
を外れないので、マニピュレータの転倒の危険はないと
判断し、ステップ106へ移行して前記と同様に目標角
度θ1、θ2、θ3に応じて各関節を回動させる通常の
マニピュレータアームの移動を行う。
【0022】一方、ステップ114またはステップ11
6の判定が肯定された場合には、入力された目標角度θ
1、θ2、θ3に応じて各関節を回動させるとマニピュ
レータ全体の重心位置が重心保持領域を外れ(図7
(B)参照)、マニピュレータが転倒する危険がある。
このため、ステップ118では車両15の座標軸XV
V に沿った移動量ΔX、ΔYを以下の式に従って演算
する。
【0023】 ΔX = XN − X0 …(1) ΔY = YN − Y0 …(2) ステップ120では前記移動量ΔX、ΔYだけ車両15
が移動するように、車両全方向駆動部34へ指示する。
移動量ΔX、ΔYだけ車両15を移動させることによ
り、エンドエフェクタ25が目標位置へ向けて移動し、
かつ基準座標、すなわち車両15に対するマニピュレー
タ全体の重心位置は現在の位置から変更されないので、
マニピュレータが転倒することはない。ステップ120
を実行した後はステップ102へ戻る。上記処理を繰り
返すことにより、操作レバー28の操作に応じて各関節
が回動されてエンドエフェクト25が目標位置へ向けて
移動し、マニピュレータ全体の重心位置が重心保持領域
から外れて転倒する危険があると判断した後は、転倒を
防止するように車両15を移動させてエンドエフェクト
25を目標位置へ移動させるので、マニピュレータが転
倒することはない。
【0024】このように本実施例では、入力された目標
角度θ1、θ2、θ3に応じて各関節を回動させるとマ
ニピュレータ全体の重心位置が重心保持領域を外れてマ
ニピュレータが転倒する危険があると判断した場合に、
マニピュレータ全体の重心位置が重心保持領域を外れな
いように車両15を移動させるようにしたので、マニピ
ュレータが転倒することはなく、作業の安全性が確保さ
れる。
【0025】また、本実施例のマニピュレータは重心保
持機能を有しているので、マニピュレータの転倒を防止
するためにアウトリガーを取付けたり、車両15単体の
重量を大きくする必要がない。このため、車両15を小
型軽量に設計することができ、本実施例のマニピュレー
タを建築現場等のように作業スペースが狭く、かつ床の
耐荷重の小さい作業現場での作業に使用することができ
る。また、車両15が操作者の意図する方向へ自動的に
移動するので、マニピュレータの操作性が向上する。
【0026】なお、マニピュレータが特定のワークに対
してのみ処理を行うものであれば、該ワークの重量をR
OM64等に記憶しておくことによりワークの重量を検
出する重量センサ42を省略することもできる。
【0027】また、本実施例ではマニピュレータ全体の
重心位置が重心保持領域から外れると判断した場合に車
両15を移動させるようにしていたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば車両15を移動させる
と共にマニピュレータ全体の重心位置が重心保持領域の
中心へ向けて移動するように各関節を縮めるようにして
もよい。これにより、作業中のマニピュレータの重心位
置が重心保持領域の境界近傍で維持されることがなく、
より安定性に優れたマニピュレータとなる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、マニピ
ュレータの重心位置を演算し、マニピュレータアームの
先端が動作指令に応じた位置へ移動し、かつマニピュレ
ータの重心位置が車両を中心とする所定領域内に位置す
るようにマニピュレータアームの各関節の駆動及び車両
の移動を制御するようにしたので、マニピュレータの転
倒を防止することができ、かつマニピュレータを小型軽
量化できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るマニピュレータの概略側面図で
ある。
【図2】第2アームの先端部近傍の斜視図である。
【図3】操作用コントローラ、制御回路周辺の概略ブロ
ック図である。
【図4】(A)乃至(C)は重心保持領域を説明するた
めの概念図である。
【図5】本実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図6】(A)及び(B)は基準座標を説明するための
概念図である。
【図7】(A)及び(B)は関節回動後の重心位置に応
じて車両を移動させない場合と車両を移動させる場合と
を説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 第1アーム 12 第2アーム 14 基台 15 車両 16 第1アーム用アクチュエータ 18 第2アーム用アクチュエータ 25 エンドエフェクタ 26 操作用力センサ 28 操作レバー 32 旋回用アクチュエータ 34 車両全方向駆動部 40 操作用コントローラ 60 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 貴志 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 福田 敏男 東京都新宿区原町1−16牛込ハイマンシヨ ン303 (72)発明者 大坪 和彦 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所メカトロニクス研究所内 (72)発明者 上原 和雄 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所メカトロニクス研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 マニピュレータアームと、前記マニピュ
    レータアームが取付けられた車両と、から成るマニピュ
    レータの作動を制御するマニピュレータの制御装置であ
    って、前記車両を移動させる移動手段と、前記マニピュ
    レータアームの各関節を駆動する駆動手段と、マニピュ
    レータアームの先端部に取付けられると共に操作者の操
    作に応じたマニピュレータアームの動作指令を出力する
    動作指令出力手段と、マニピュレータアームの各関節の
    角度、マニピュレータアームの重量、前記車両の重量及
    びワークの重量に基づいてマニピュレータの重心位置を
    演算する演算手段と、マニピュレータアームの先端が前
    記動作指令に応じた位置へ移動し、かつ前記マニピュレ
    ータの重心位置が車両を中心とする所定領域内に位置す
    るように前記駆動手段及び前記移動手段を制御する制御
    手段と、を含むマニピュレータの制御装置。
JP3158633A 1991-06-28 1991-06-28 マニピユレータの制御装置 Pending JPH054177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3158633A JPH054177A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 マニピユレータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3158633A JPH054177A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 マニピユレータの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054177A true JPH054177A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15675978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3158633A Pending JPH054177A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 マニピユレータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054177A (ja)

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005125457A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Yaskawa Electric Corp 作業用移動ロボット
JP2005334999A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Yaskawa Electric Corp アシスト装置
JP2006015430A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボット制御方法およびロボットシステム
JP2006159359A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Toyota Motor Corp 超冗長自由度ロボットの動作制御方法
JP2007007797A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Toyota Motor Corp 歩行ロボット
WO2012149402A3 (en) * 2011-04-29 2013-06-13 Raytheon Company Robotic agile lift system with extremity control
US8892258B2 (en) 2011-04-29 2014-11-18 Raytheon Company Variable strength magnetic end effector for lift systems
US8977388B2 (en) 2011-04-29 2015-03-10 Sarcos Lc Platform perturbation compensation
US9314921B2 (en) 2011-03-17 2016-04-19 Sarcos Lc Robotic lift device with human interface operation
US9533411B2 (en) 2011-04-29 2017-01-03 Sarcos Lc System and method for controlling a teleoperated robotic agile lift system
US9616580B2 (en) 2012-05-14 2017-04-11 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US9789603B2 (en) 2011-04-29 2017-10-17 Sarcos Lc Teleoperated robotic system
US10765537B2 (en) 2016-11-11 2020-09-08 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system
US10766133B2 (en) 2014-05-06 2020-09-08 Sarcos Lc Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism
US10821614B2 (en) 2016-11-11 2020-11-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10828767B2 (en) 2016-11-11 2020-11-10 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10843330B2 (en) 2017-12-07 2020-11-24 Sarcos Corp. Resistance-based joint constraint for a master robotic system
US10906191B2 (en) 2018-12-31 2021-02-02 Sarcos Corp. Hybrid robotic end effector
US10919161B2 (en) 2016-11-11 2021-02-16 Sarcos Corp. Clutched joint modules for a robotic system
WO2021095169A1 (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 株式会社安川電機 バッテリー装着システム及びバッテリー装着方法
WO2021235520A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 ファナック株式会社 ロボットシステム
US11241801B2 (en) 2018-12-31 2022-02-08 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US11331809B2 (en) 2017-12-18 2022-05-17 Sarcos Corp. Dynamically controlled robotic stiffening element
WO2022107352A1 (ja) * 2020-11-19 2022-05-27 オムロン株式会社 自走式搬送装置、自走式搬送装置の制御方法、および点検プログラム
US11351675B2 (en) 2018-12-31 2022-06-07 Sarcos Corp. Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction
US11717956B1 (en) 2022-08-29 2023-08-08 Sarcos Corp. Robotic joint system with integrated safety
US11794345B2 (en) 2020-12-31 2023-10-24 Sarcos Corp. Unified robotic vehicle systems and methods of control
US11826907B1 (en) 2022-08-17 2023-11-28 Sarcos Corp. Robotic joint system with length adapter
US11833676B2 (en) 2020-12-07 2023-12-05 Sarcos Corp. Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton
US11897132B1 (en) 2022-11-17 2024-02-13 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot
US11924023B1 (en) 2022-11-17 2024-03-05 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005125457A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Yaskawa Electric Corp 作業用移動ロボット
JP2005334999A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Yaskawa Electric Corp アシスト装置
JP4517726B2 (ja) * 2004-05-25 2010-08-04 株式会社安川電機 アシスト装置
JP2006015430A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボット制御方法およびロボットシステム
JP2006159359A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Toyota Motor Corp 超冗長自由度ロボットの動作制御方法
JP4525325B2 (ja) * 2004-12-08 2010-08-18 トヨタ自動車株式会社 超冗長自由度ロボットの動作制御方法
JP2007007797A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Toyota Motor Corp 歩行ロボット
US9314921B2 (en) 2011-03-17 2016-04-19 Sarcos Lc Robotic lift device with human interface operation
US9533411B2 (en) 2011-04-29 2017-01-03 Sarcos Lc System and method for controlling a teleoperated robotic agile lift system
US8977388B2 (en) 2011-04-29 2015-03-10 Sarcos Lc Platform perturbation compensation
US8977398B2 (en) 2011-04-29 2015-03-10 Sarcos Lc Multi-degree of freedom torso support for a robotic agile lift system
US8892258B2 (en) 2011-04-29 2014-11-18 Raytheon Company Variable strength magnetic end effector for lift systems
US11738446B2 (en) 2011-04-29 2023-08-29 Sarcos, Lc Teleoperated robotic system with impact responsive force feedback
US11745331B2 (en) 2011-04-29 2023-09-05 Sarcos, Lc Teleoperated robotic system with payload stabilization
US9789603B2 (en) 2011-04-29 2017-10-17 Sarcos Lc Teleoperated robotic system
WO2012149402A3 (en) * 2011-04-29 2013-06-13 Raytheon Company Robotic agile lift system with extremity control
US10780588B2 (en) 2012-05-14 2020-09-22 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US9616580B2 (en) 2012-05-14 2017-04-11 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US10766133B2 (en) 2014-05-06 2020-09-08 Sarcos Lc Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism
US10821614B2 (en) 2016-11-11 2020-11-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10828767B2 (en) 2016-11-11 2020-11-10 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10765537B2 (en) 2016-11-11 2020-09-08 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system
US11981027B2 (en) 2016-11-11 2024-05-14 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10919161B2 (en) 2016-11-11 2021-02-16 Sarcos Corp. Clutched joint modules for a robotic system
US11926044B2 (en) 2016-11-11 2024-03-12 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US11772283B2 (en) 2016-11-11 2023-10-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US11759944B2 (en) 2016-11-11 2023-09-19 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi- passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10843330B2 (en) 2017-12-07 2020-11-24 Sarcos Corp. Resistance-based joint constraint for a master robotic system
US11331809B2 (en) 2017-12-18 2022-05-17 Sarcos Corp. Dynamically controlled robotic stiffening element
US11351675B2 (en) 2018-12-31 2022-06-07 Sarcos Corp. Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction
US11679511B2 (en) 2018-12-31 2023-06-20 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US10906191B2 (en) 2018-12-31 2021-02-02 Sarcos Corp. Hybrid robotic end effector
US11241801B2 (en) 2018-12-31 2022-02-08 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
WO2021095169A1 (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 株式会社安川電機 バッテリー装着システム及びバッテリー装着方法
JPWO2021095169A1 (ja) * 2019-11-13 2021-05-20
WO2021235520A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 ファナック株式会社 ロボットシステム
WO2022107352A1 (ja) * 2020-11-19 2022-05-27 オムロン株式会社 自走式搬送装置、自走式搬送装置の制御方法、および点検プログラム
US11833676B2 (en) 2020-12-07 2023-12-05 Sarcos Corp. Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton
US11794345B2 (en) 2020-12-31 2023-10-24 Sarcos Corp. Unified robotic vehicle systems and methods of control
US11826907B1 (en) 2022-08-17 2023-11-28 Sarcos Corp. Robotic joint system with length adapter
US11717956B1 (en) 2022-08-29 2023-08-08 Sarcos Corp. Robotic joint system with integrated safety
US11924023B1 (en) 2022-11-17 2024-03-05 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot
US11897132B1 (en) 2022-11-17 2024-02-13 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH054177A (ja) マニピユレータの制御装置
US6430473B1 (en) Power assist apparatus and control method for same
KR100835361B1 (ko) 간이 지면반력 센서를 이용한 보행 로봇 및 그 제어 방법
JP4657415B2 (ja) 作業用具の協働制御を行うための装置及びその方法
JPS5937199B2 (ja) 産業用操縦装置
WO1995018272A1 (fr) Dispositif de commande d'un engin de travaux publics
JPH0731291U (ja) マニピュレータ装置
JPH06250728A (ja) ロボットの直接教示装置
JP3415611B2 (ja) マニピュレータの姿勢角度制御装置
JP4669801B2 (ja) 無慣性タイプの荷重取扱装置
JPH11154030A (ja) 建設機械の操作レバー装置
JP3154510B2 (ja) マニピュレータの制御装置
JP3163346B2 (ja) 物体協調運搬ロボットの制御方法及びその装置
JPH0683453A (ja) ロボット関節の負荷補償制御方法
JP3749308B2 (ja) 建設作業用マニュアルマニピュレータの操作制御機構
JP3266714B2 (ja) マニピュレータの姿勢角度制御装置
JPH1053398A (ja) 作業機のブーム制御装置
Bangs et al. An implementation of redundancy resolution and stability monitoring for a material handling vehicle
JPH11293706A (ja) 油圧パイロット操作装置
JPH10120394A (ja) 高所作業車の作動規制装置
JPH0622717Y2 (ja) 高所作業車のレベリング装置
JPH0644958Y2 (ja) 高所作業車のレベリング装置
JPH09117884A (ja) マニピュレータの操作装置
JPH09151904A (ja) 作業装置の作動制御装置
JPH10311059A (ja) 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置