JPH0540328Y2 - - Google Patents

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JPH0540328Y2
JPH0540328Y2 JP1986068573U JP6857386U JPH0540328Y2 JP H0540328 Y2 JPH0540328 Y2 JP H0540328Y2 JP 1986068573 U JP1986068573 U JP 1986068573U JP 6857386 U JP6857386 U JP 6857386U JP H0540328 Y2 JPH0540328 Y2 JP H0540328Y2
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    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/10—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for axial load mainly
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
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    • B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/30—Spring/Damper and/or actuator Units
    • B60G2202/31—Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
    • B60G2202/312—The spring being a wound spring
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば自動車のストラツト軸受
などに使用される密封形スラスト玉軸受に関す
る。
従来の技術とその問題点 この種の軸受として、第２図に示すようなもの
が知られている（特開昭58−124825号参照）。こ
の軸受は、第１のレース１と、第２のレース２
と、これらの間を転動する複数のボール３と、第
１のレース１と第２のレース２の内周部相互間お
よび外周部相互間を密封する弾性シール材４とを
備えている。シール材４は第１のレース１の軌道
面１ａを除く部分の表面に直接焼付けられてお
り、その内周部および外周部には第２のレース２
の内周部および外周部との間を密封するリツプ４
ａ，４ｂが一体に形成されている。また、第２の
レース２の内周部には円筒部２ｂが形成され、そ
の半径方向外側の面に環状みぞ５が形成されてい
る。そして、このみぞ５にシール材４の内側リツ
プ４ａがはまることにより、第１のレース１と第
２のレース２が互いに固定されて一体化してい
る。
このような密封形玉軸受をストラツト軸受とし
て使用する場合、レース１，２に防錆めつきが施
されるが、めつき層の表面にシール材４が焼付け
られることになり、シール材４の接着強度が低下
する。また、レース１，２をプレス成形後に焼入
れするため、レース１，２に歪が生じる。そし
て、この歪のため、シール材４の焼付時にレース
１と型の間に〓間が生じ、シール材４の原料であ
るゴムが軌道面１ａに流れることがある。また、
レース２のプレス成形後にみぞ５を加工するた
め、みぞ５の加工面の面粗さが粗くなり、これと
摺接するシール材４の内側リツプ４ａの摩耗が大
きいという問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を全て解決した
密封形スラスト玉軸受を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による密封形スラスト玉軸受は、リン
グ状の第１のレースと、この第１のレースと軸方
向に対向して配置されたリング状の第２のレース
と、これらのレースの対向面間に転動可能に配列
された複数のボールと、第１のレースと第２のレ
ースの内周部相互間および外周部相互間を密封す
る弾性シール材とを備えた密封形スラスト玉軸受
において、第１のレースの内周部に第２のレース
側にのびた円筒部が形成され、第２のレースの外
周部に第１のレース側にのびた円筒部が形成され
ており、第１のレースの円筒部の外周側に内側弾
性シール材がはめ止められ、第２のレースの円筒
部の内周側に外側弾性シール材がはめ止められて
おり、内側弾性シール材に第２のレールの内周部
に密着するリツプが形成され、外側弾性シール材
に第１のレースの外周部の軸方向外側の面に密着
してこれを保持するリツプが形成されているもの
である。
実施例 第１図は、この考案による密封形スラスト玉軸
受の１例を示す。
この軸受は、リング状の第１のレース１０と、
この第１のレース１０と軸方向に対向して配置さ
れたリング状の第２のレース１１と、これらのレ
ース１０，１１の対向面間に転動可能に配列され
た複数のボール１２と、第２のレース１１の内周
部との間を密封するために第１のレース１０の内
周部に取付けられた内側弾性シール材１３と、第
１のレース１０の外周部との間を密封するために
第２のレース１１の外周部に取付けられた外側弾
性シール材１４とを備えている。
第１のレース１０の内周部には、第２のレース
１１側にのびた円筒部１０ａが形成され、第２の
レース１１の外周部には、第１のレース１０側に
のびた円筒部１１ａが形成されている。第１のレ
ース１０の円筒部１０ａの内径は第２のレース１
１の内径より大きく、第２のレース１１の円筒部
１１ａの内径は第１のレース１０の外径より大き
い。また、第１のレース１０の外周部には、第２
のレース１１側に斜めに曲つた屈曲部１０ｂが形
成されている。
２つのシール材１３，１４はゴム製であり、こ
れらはそれぞれ略円筒状の芯金１５，１６の内周
側に焼付けられている。内側シール材１３は第１
のレース１０の円筒部１０ａの外周側にはめら
れ、ゴムの弾性力により固定されている。そし
て、内側シール材１３には、半径方向内側に斜め
にのびて第２のレース１１の内周部の軸方向内側
の面に密着する内側リツプ１３ａが一体に形成さ
れている。外側シール１４の芯金１６の外径は第
２のレース１１の円筒部１１ａの内径よりわずか
に大きく、圧入により円筒部１１ａの内周側には
め止められている。そして、この芯金１６の一端
には円筒部１１ａの端面に接する外向きフランジ
１６ａが一体に形成され、他端には内向きフラン
ジ１６ｂが一体に形成されている。また、外側シ
ール材１４には、半径方向内側にのびて第１のレ
ース１０の屈曲部１０ｂの軸方向外側の面に密着
してこれを保持するリツプ１４ａが一体に形成さ
れている。そして、これにより、第１のレース１
０と第２のレース１１が互いに固定されて一体化
している。
上記の軸受は、次のようにして一体に組立てら
れる。
まず、第１のレース１０の円筒部１０ａに内側
シール材１３をはめる。次に、ボール１２を配置
したのち、第２のレース１１を第１のレース１０
とボール１２と内側シール材１３との組立品にか
ぶせ、最後に、外側シール材１４を第２のレース
１１の円筒部１１ａに圧入する。このように組立
てすると、従来のように組立時に無理矢理にレー
スがシール材のリツプを撓ませることがなくなる
ので、リツプが組立時に傷つくことを未然に防止
することができる。そして、屈曲部１０ｂと外側
リツプ１４ａの密着により、第１レース１０と第
２レース１１が互いに固定されて一体化する。
上記の軸受の場合、外側シール材１４の芯金１
６に内向きフランジ１６ｂが形成されているの
で、次のように、これを円筒部１１ａに強固には
め止めることができる。仮に内向きフランジ１６
ｂがない場合、芯金１６を円筒部１１ａに圧入し
ていくと、芯金１６の先端部が半径方向内側に撓
み、これにより円筒部１１ａの端部側が広がるた
め、両者の嵌着力が弱くなる。これに対し、内向
きフランジ１６ｂがあると、芯金１６を円筒部１
１ａに圧入していつても、芯金１６の端部が撓む
ことはない。このため、円筒部１１ａの端部が広
がることもなく、両者の嵌着力は強くなる。そし
て、２つのシール材１３，１４がレース１０，１
１の円筒部１０ａ，１１ａにはめ止められている
ので、レース１０，１１に防錆めつきが施されて
いても、嵌着力が低下することはない。また、レ
ース１０，１１がプレス成形後の焼入れにより歪
んでも、従来の焼付けの場合のようにシール材が
レース１０，１１の軌道面１０ｃ，１１ｃに流れ
ることがない。また、内側リツプ１３ａおよび外
側リツプ１４ａがレース１０，１１の平滑なプレ
ス面と摺接するため、これらの摩耗は小さい。ま
た、内側リツプ１３ａが半径方向内側に斜めにの
びているので、泥水などの侵入を確実に防止する
ことができる。なお、屈曲部１０ｂに対する外側
リツプ１４ａの緊迫力を小さくして、追従性を向
上させるのが好ましい。
考案の効果 この考案に密封形スラスト玉軸受によれば、２
つのシール材がレースの円筒部にはめ止められて
いるので、レースに防錆めつきが施されていても
嵌着力が低下することがなく、シール材を確実に
保持することができる。そして、従来のようにシ
ール材を焼付ける必要がないため、レースがプレ
ス成形後に歪んでもシール材がレースの軌道面に
流れるようなことがない。また、第２のレースの
円筒部の内周側にはめ止められた外側弾性シール
材のリツプが第１のレースの外周部の軸方向外側
の面に密着してこれを保持するので、これによつ
て２つのレースを互いに固定して一体化すること
ができ、従来のようにレースにみぞを形成する必
要がない。したがつて、リツプをレースの平滑な
プレス面に摺接させることができ、リツプの摩耗
が小さい。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案の実施例を示す密封形スラス
ト玉軸受の主要部の縦断面図、第２図は従来例を
示す第１図相当の図面である。 １０……第１のレース、１０ａ……円筒部、１
１……第２のレース、１１ａ……円筒部、１２…
…ボール、１３……内側弾性シール材、１３ａ…
…リツプ、１４……外側弾性シール材、１４ａ…
…リツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リング状の第１のレースと、この第１のレース
    と軸方向に対向して配置されたリング状の第２の
    レースと、これらのレースの対向面間に転動可能
    に配列された複数のボールと、第１のレースと第
    ２のレースの内周部相互間および外周部相互間を
    密封する弾性シール材とを備えた密封形スラスト
    玉軸受において、 第１のレース１０の内周部に第２のレース１１
    側にのびた円筒部１０ａが形成され、第２のレー
    ス１１の外周部に第１のレース１０側にのびた円
    筒部１１ａが形成されており、第１のレース１０
    の円筒部１０ａの外周側に内側弾性シール材１３
    がはめ止められ、第２のレース１１の円筒部１１
    ａの内周側に外側弾性シール材１４がはめ止めら
    れており、内側弾性シール材１３に第２のレース
    １１の内周部に密着するリツプ１３ａが形成さ
    れ、外側弾性シール材１４に第１のレース１０の
    外周部の軸方向外側の面に密着してこれを保持す
    るリツプ１４ａが形成されている密封形スラスト
    玉軸受。
JP1986068573U 1986-05-06 1986-05-06 Expired - Lifetime JPH0540328Y2 (ja)

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US07/046,220 US4780005A (en) 1986-05-06 1987-05-05 Sealed thrust ball bearing
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