JPH0539999Y2 - - Google Patents
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- JPH0539999Y2 JPH0539999Y2 JP8109289U JP8109289U JPH0539999Y2 JP H0539999 Y2 JPH0539999 Y2 JP H0539999Y2 JP 8109289 U JP8109289 U JP 8109289U JP 8109289 U JP8109289 U JP 8109289U JP H0539999 Y2 JPH0539999 Y2 JP H0539999Y2
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- Japan
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- jet pump
- opening
- pump cover
- personal watercraft
- deck
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、デツキに搭乗し、ステアリングハン
ドルを握つて沿岸水域を走航する小型滑走艇に関
し、詳しくは、当該小型滑走艇の船底後部に装着
される推進機としてのジエツトポンプを覆うジエ
ツトポンプカバーに関する。
ドルを握つて沿岸水域を走航する小型滑走艇に関
し、詳しくは、当該小型滑走艇の船底後部に装着
される推進機としてのジエツトポンプを覆うジエ
ツトポンプカバーに関する。
この種の小型滑走艇の船体は一般にプラスチツ
ク成形(FRPを含む)したデツキ部分およびハ
ル部分を接合した中空殻体で形成され、該船体内
に搭載したエンジンで船底後部の推進機を駆動す
るとともに、デツキ上のハンドルで操向手段を操
作するように構成されている。
ク成形(FRPを含む)したデツキ部分およびハ
ル部分を接合した中空殻体で形成され、該船体内
に搭載したエンジンで船底後部の推進機を駆動す
るとともに、デツキ上のハンドルで操向手段を操
作するように構成されている。
前記推進機としては、プロペラの他に、船底か
ら吸い込んだ水を後方へ噴射して推進力を得るジ
エツトポンプが使用されており、ジエツトポンプ
の場合は、噴射ノズルの向きを左右に変化させて
操舵が行なわれ、また、前記噴射ノズルの向きを
上下に変化させれば滑走時の迎角を調節すること
もできる。
ら吸い込んだ水を後方へ噴射して推進力を得るジ
エツトポンプが使用されており、ジエツトポンプ
の場合は、噴射ノズルの向きを左右に変化させて
操舵が行なわれ、また、前記噴射ノズルの向きを
上下に変化させれば滑走時の迎角を調節すること
もできる。
この種の小型滑走艇の型式としては、フラツト
なフロアデツキ上に立ち姿勢で乗る型式、縦方向
の鞍型シートに跨がつて乗る型式、デツキの大半
部分を凹ませて形成したコツクピツト内に乗り込
む型式、並びに、デツキの前後方向中間部にベン
チシートを設ける型式など、種々の型式が提案さ
れている。
なフロアデツキ上に立ち姿勢で乗る型式、縦方向
の鞍型シートに跨がつて乗る型式、デツキの大半
部分を凹ませて形成したコツクピツト内に乗り込
む型式、並びに、デツキの前後方向中間部にベン
チシートを設ける型式など、種々の型式が提案さ
れている。
ところで、ジエツトポンプを使用する小型滑走
艇にあつては、船底後部に形成された凹部にジエ
ツトポンプを装着し、前記凹部の下側を船底と略
同じ面を形成するジエツトポンプカバーで覆う構
造が一般に採用されている。
艇にあつては、船底後部に形成された凹部にジエ
ツトポンプを装着し、前記凹部の下側を船底と略
同じ面を形成するジエツトポンプカバーで覆う構
造が一般に採用されている。
また、前記ジエツトポンプカバーには、その内
部に濁つた土砂を抜くための開口を設けることが
提案されている。
部に濁つた土砂を抜くための開口を設けることが
提案されている。
このような小型滑走艇を開示する先行技術文献
には、例えば、実開昭63−59095号公報などがあ
る。
には、例えば、実開昭63−59095号公報などがあ
る。
しかし、前述のような土砂抜き用の開口を有す
る従来のジエツトポンプカバーでは、迎角(前上
がり傾斜)をもつて走航する際に、船底に沿つて
流れる水流が前記開口に衝突するため、走航抵抗
が小さくならず、滑走に入るまでの加速あるいは
滑走時の走航抵抗に影響する場合があつた。
る従来のジエツトポンプカバーでは、迎角(前上
がり傾斜)をもつて走航する際に、船底に沿つて
流れる水流が前記開口に衝突するため、走航抵抗
が小さくならず、滑走に入るまでの加速あるいは
滑走時の走航抵抗に影響する場合があつた。
本考案は、このような技術的課題に鑑みてなさ
れたものであり、前述のような土砂抜き用の開口
を設ける場合でも、走航抵抗を減少させることが
できる小型滑走艇のジエツトポンプカバーを提供
することを目的とする。
れたものであり、前述のような土砂抜き用の開口
を設ける場合でも、走航抵抗を減少させることが
できる小型滑走艇のジエツトポンプカバーを提供
することを目的とする。
本考案は、船底後部に形成された凹部にジエツ
トポンプを装着し、前記凹部の下側を船底と略同
じ面を形成するジエツトポンプカバーで覆う構成
を有する小型滑走艇において、前記カバーに、前
記凹部の内外を連通する開口を形成するととも
に、該開口の前側に走航時の水流が剥離する方向
の傾斜面とその後端段差部を形成し、前記開口の
まわりでの境界層流れを減少させる構成のジエツ
トポンプカバーにより、走航時の抵抗を減少させ
るものである。
トポンプを装着し、前記凹部の下側を船底と略同
じ面を形成するジエツトポンプカバーで覆う構成
を有する小型滑走艇において、前記カバーに、前
記凹部の内外を連通する開口を形成するととも
に、該開口の前側に走航時の水流が剥離する方向
の傾斜面とその後端段差部を形成し、前記開口の
まわりでの境界層流れを減少させる構成のジエツ
トポンプカバーにより、走航時の抵抗を減少させ
るものである。
以下、図面を参照して、本考案を具体的に説明
する。
する。
第6図は本考案によるジエツトポンプカバーを
備えた小型滑走艇の縦断面図であり、第7図は第
6図の小型滑走艇の斜視図であり、第8図は第6
図の小型滑走艇の平面図である。
備えた小型滑走艇の縦断面図であり、第7図は第
6図の小型滑走艇の斜視図であり、第8図は第6
図の小型滑走艇の平面図である。
これらの図において、船体1はデツキ2とハル
3とを合わせ面4で接合して一体化した構造をし
ており、デツキ2の前後方向中間部には、乗員が
着座するためのベンチシート5とフロア6から成
るコツクピツト7が構成されている。
3とを合わせ面4で接合して一体化した構造をし
ており、デツキ2の前後方向中間部には、乗員が
着座するためのベンチシート5とフロア6から成
るコツクピツト7が構成されている。
前記デツキ2の前記コツクピツト7より前側
(船首寄り)の部分には、該コツクピツト7上へ
突出するハンドルポスト8が取り付けられてい
る。
(船首寄り)の部分には、該コツクピツト7上へ
突出するハンドルポスト8が取り付けられてい
る。
前記ハンドルポストには、その先端部にハンド
ル15が軸支されており、該ハンドル15を操作
することにより、コントロールケーブル16を介
して船底後部の推進機としてのジエツトポンプ1
2の噴射ノズル14の方向を左右に変化させて操
舵を行うように構成されている。
ル15が軸支されており、該ハンドル15を操作
することにより、コントロールケーブル16を介
して船底後部の推進機としてのジエツトポンプ1
2の噴射ノズル14の方向を左右に変化させて操
舵を行うように構成されている。
ンドル15には、前記ジエツトポンプ12を駆
動するエンジン10をコントロールするためのス
ロツトルレバー(不図示)が設けられている。
動するエンジン10をコントロールするためのス
ロツトルレバー(不図示)が設けられている。
前記ハンドル15としては、図示のような凹の
前記ハンドル15としては、図示のような凹の
字状のハンドルの他、丸ハンドルやバーハンドル
なども自由に使用することができる。
字状のハンドルの他、丸ハンドルやバーハンドル
なども自由に使用することができる。
前記ベンチシート5は、通常、二人が横に並ん
で座れる程度の巾を有する。
で座れる程度の巾を有する。
このベンチシート5は、シートフレーム(不図
示)に独立気泡性発泡樹脂から成るクツシヨンを
取り付け、これを表皮で被覆して構成され、前記
シートフレームをデツキ2にボルト等で締結して
固定されている。
示)に独立気泡性発泡樹脂から成るクツシヨンを
取り付け、これを表皮で被覆して構成され、前記
シートフレームをデツキ2にボルト等で締結して
固定されている。
運転者は、前記ベンチシート5に座つて前記ハ
ンドル15を握り、自動車や航空機と同様の姿勢
で操縦することができる。前記デツキ2の前記ベ
ンチシート5の両側部には、搭乗者の居住性を高
めるためのアームレスト19,19(第8図)が
形成されている。
ンドル15を握り、自動車や航空機と同様の姿勢
で操縦することができる。前記デツキ2の前記ベ
ンチシート5の両側部には、搭乗者の居住性を高
めるためのアームレスト19,19(第8図)が
形成されている。
また、前記コツクピツト7のフロア6の両側の
ガンネル部は、該フロア6に接近する位置まで低
くされ、低くなつた舷側切欠き部20,20(第
8図)によつて乗り降りするための出入り口が形
成されている。
ガンネル部は、該フロア6に接近する位置まで低
くされ、低くなつた舷側切欠き部20,20(第
8図)によつて乗り降りするための出入り口が形
成されている。
船体1の前部の内部には燃料タンク9(第6
図)が搭載されている。
図)が搭載されている。
また、前記ハンドルポスト8の先端面24は、
エンジン回転数を表示する回転計や燃料残量を表
示する燃料計、あるいは、メインスイツチ等が設
けられたダツシユボードになつている。
エンジン回転数を表示する回転計や燃料残量を表
示する燃料計、あるいは、メインスイツチ等が設
けられたダツシユボードになつている。
このダツシユボード24には、船体1の滑走時
の迎角を調節するために前記ジエツトポンプ12
の噴射ノズル14の向きを上下に遠隔操作するチ
ルトレバー、あるいは、後進駆動用のリバースバ
ケツトを遠隔操作するリバースレバーなどの操作
レバーを取り付けることもできる。
の迎角を調節するために前記ジエツトポンプ12
の噴射ノズル14の向きを上下に遠隔操作するチ
ルトレバー、あるいは、後進駆動用のリバースバ
ケツトを遠隔操作するリバースレバーなどの操作
レバーを取り付けることもできる。
前記デツキ2および前記ハル3は、例えば、プ
ラスチツク(FRPを含む)の成形品で作られて
いる。
ラスチツク(FRPを含む)の成形品で作られて
いる。
前記デツキ2の前部は船首から流線型を描いて
膨らむ形状をしており、該デツキ2のやゝ後寄り
のベンチシート5の下側の船体内部にはエンジン
10が搭載されており、該エンジン10はプロペ
ラシヤフト11を介して船底後部の前記ジエツト
ポンプ12を駆動するように構成されている。
膨らむ形状をしており、該デツキ2のやゝ後寄り
のベンチシート5の下側の船体内部にはエンジン
10が搭載されており、該エンジン10はプロペ
ラシヤフト11を介して船底後部の前記ジエツト
ポンプ12を駆動するように構成されている。
中空殻体の船体1の内部は、該船体1を横切る
バルクヘツド21によつて前後に仕切られ、後半
部は前記エンジン10および前記ジエツトポンプ
12などを格納するエンジンルーム22になつて
いる。
バルクヘツド21によつて前後に仕切られ、後半
部は前記エンジン10および前記ジエツトポンプ
12などを格納するエンジンルーム22になつて
いる。
第5図は第6図の小型滑走艇のジエツトポンプ
12の部分を拡大して示す部分縦断面図である。
12の部分を拡大して示す部分縦断面図である。
第5図および第6図において、前記ジエツトポ
ンプ12としては、船底開口13から吸い込んだ
水を後方へ噴射して推進力を得るものが使用され
ている。
ンプ12としては、船底開口13から吸い込んだ
水を後方へ噴射して推進力を得るものが使用され
ている。
前記エンジンルーム22の上部を形成するデツ
キ2の部分は、開閉可能な点検保守用のエンジン
フード25を構成しており、図示の例では分割線
26に沿つて開くことができ、該分割線26の後
部にはヒンジ27が設けられ、該分割線26の前
部にはクランプ28が設けられている。
キ2の部分は、開閉可能な点検保守用のエンジン
フード25を構成しており、図示の例では分割線
26に沿つて開くことができ、該分割線26の後
部にはヒンジ27が設けられ、該分割線26の前
部にはクランプ28が設けられている。
エンジンフード25には開閉蓋29を有するト
前記ジエツトポンプ12は船底後部に形成され
た凹部41内に装着され、該凹部41の下側には
船底(ハル3の下面)17と略同じ面を形成する
ジエツトポンプカバー42が取り付けられてい
る。
た凹部41内に装着され、該凹部41の下側には
船底(ハル3の下面)17と略同じ面を形成する
ジエツトポンプカバー42が取り付けられてい
る。
こうして、ジエツトポンプ12が船底17から
突出または露出しない平滑な船底が形成されてい
る。
突出または露出しない平滑な船底が形成されてい
る。
前記ジエツトポンプ12の前部には吸水ダクト
43が設けられ、該吸水ダクト43の先端は船底
17に一致するように取り付けられ、前記船底開
口13を形成している。
43が設けられ、該吸水ダクト43の先端は船底
17に一致するように取り付けられ、前記船底開
口13を形成している。
なお、吸水ダクト43の上部には、デツキ2側
から前記ダクト43内部および前記ジエツトポン
プ12を保守点検するための点検孔44が形成さ
れており、この点検孔44は通常では着脱自在の
盲蓋45で密閉されている。
から前記ダクト43内部および前記ジエツトポン
プ12を保守点検するための点検孔44が形成さ
れており、この点検孔44は通常では着脱自在の
盲蓋45で密閉されている。
前記噴射ノズル14はジエツトポンプ12に対
し左右に角度調節可能(操向可能)に取り付けら
れており、該噴射ノズル14は必要に応じてさら
に上下にも角度調節可能(チルト操作可能)な構
造になつている。
し左右に角度調節可能(操向可能)に取り付けら
れており、該噴射ノズル14は必要に応じてさら
に上下にも角度調節可能(チルト操作可能)な構
造になつている。
前記噴射ノズル14を左右に向きを変えて行う
操舵は、第6図に示す前記ハンドル15およびコ
ントロールケーブル16によつて操作される。
操舵は、第6図に示す前記ハンドル15およびコ
ントロールケーブル16によつて操作される。
滑走時の迎角を調節する前記チルト操作は不図
示のチルトレバー等によつて遠隔操作される。
示のチルトレバー等によつて遠隔操作される。
前記ジエツトポンプ12の後部(図示の例で
は、噴射ノズル14)には、第5図に示す如く実
線で示す通常位置と二点鎖線で示す後進位置との
間で回動操作可能な、椀状のリバースバケツト1
8が取り付けられている。
は、噴射ノズル14)には、第5図に示す如く実
線で示す通常位置と二点鎖線で示す後進位置との
間で回動操作可能な、椀状のリバースバケツト1
8が取り付けられている。
このリバースバケツト18は、通常走航時には
実線で示すように非作動位置にあり、噴射ノズル
14からのジエツト水流をそのまま後方へ噴出さ
せるが、二点鎖線で示すような噴射ノズル14の
直ぐ後方の後進位置に回動操作されると、噴射ノ
ズル14からのジエツト水流の方向を前方下向き
に変化させて、小型滑走艇を後進走航させるよう
に構成されている。
実線で示すように非作動位置にあり、噴射ノズル
14からのジエツト水流をそのまま後方へ噴出さ
せるが、二点鎖線で示すような噴射ノズル14の
直ぐ後方の後進位置に回動操作されると、噴射ノ
ズル14からのジエツト水流の方向を前方下向き
に変化させて、小型滑走艇を後進走航させるよう
に構成されている。
なお、前記リバースバケツト18を途中で止め
てジエツト水流を真下に向けて噴出する位置にセ
ツトすれば、いわゆる中立(ニユートラル)に設
定することができる。
てジエツト水流を真下に向けて噴出する位置にセ
ツトすれば、いわゆる中立(ニユートラル)に設
定することができる。
エンジン10の始動は、一般的には、停船して
行う方が好ましく、そのために前記リバースレバ
ーを中立位置にセツトできる機構を採用すること
もできる。
行う方が好ましく、そのために前記リバースレバ
ーを中立位置にセツトできる機構を採用すること
もできる。
第1図は第5図および第6図中のジエツトポン
プカバー42の斜視図であり、第2図は第1図の
ジエツトポンプカバー42の中央部縦断面図であ
る。
プカバー42の斜視図であり、第2図は第1図の
ジエツトポンプカバー42の中央部縦断面図であ
る。
第1図および第2図において、前記ジエツトポ
ンプカバー42のやゝ後寄りの中央部には、前述
凹部41(第5図)の内外を連通する開口47が
形成されており、このジエツトポンプカバー42
の外面には、前記開口47の前側に、走航時の水
流が剥離する方向の傾斜面51とその後端段差部
52とを有し、前記開口47のまわりでの境界層
流れを減少させる(無くす場合も含む)水流逸ら
せ手段が構成されている。
ンプカバー42のやゝ後寄りの中央部には、前述
凹部41(第5図)の内外を連通する開口47が
形成されており、このジエツトポンプカバー42
の外面には、前記開口47の前側に、走航時の水
流が剥離する方向の傾斜面51とその後端段差部
52とを有し、前記開口47のまわりでの境界層
流れを減少させる(無くす場合も含む)水流逸ら
せ手段が構成されている。
前記傾斜面51は、船底17に沿つて流れる境
界層を、第2図中に矢印Aで示すように、前記開
口47の領域で船底表面17からわずかでも浮き
上がらせる面であればよく、例えば、1度〜3度
程度の斜面に相当する平面または曲面で形成され
る。
界層を、第2図中に矢印Aで示すように、前記開
口47の領域で船底表面17からわずかでも浮き
上がらせる面であればよく、例えば、1度〜3度
程度の斜面に相当する平面または曲面で形成され
る。
また、前記後端段差部52は前記傾斜面51の
後端と船底表面17との段差部であり、図示のよ
うに開口47の直前の位置または前縁と一致する
位置に形成される。
後端と船底表面17との段差部であり、図示のよ
うに開口47の直前の位置または前縁と一致する
位置に形成される。
以上説明した実施例によれば、ジエツトポンプ
カバー42に開口47を形成するとともに、該開
口47の前側の船底表面に走航時の水流Aが剥離
する方向の傾斜面51を形成するとともに、前記
開口47の直前でかつ前記傾斜面51の後端に段
差部52を形成したので、前記開口47を設けて
土砂抜き性を向上させ得ると同時に、前記開口4
7の周縁に対する水流の衝突を防止して滑走時の
走航抵抗を減少させ得る小型滑走艇のジエツトポ
ンプカバーを提供することができた。
カバー42に開口47を形成するとともに、該開
口47の前側の船底表面に走航時の水流Aが剥離
する方向の傾斜面51を形成するとともに、前記
開口47の直前でかつ前記傾斜面51の後端に段
差部52を形成したので、前記開口47を設けて
土砂抜き性を向上させ得ると同時に、前記開口4
7の周縁に対する水流の衝突を防止して滑走時の
走航抵抗を減少させ得る小型滑走艇のジエツトポ
ンプカバーを提供することができた。
第3図は、本考案による小型滑走艇のジエツト
ポンプカバーのその他の実施例を示す縦断面図で
ある。
ポンプカバーのその他の実施例を示す縦断面図で
ある。
第3図のAは、前後2箇所に開口47が形成さ
れ、各開口47の前側に、第1図および第2図と
同様の傾斜面51および後端段差部52から成る
水流逸らせ手段を設ける構成を示す。
れ、各開口47の前側に、第1図および第2図と
同様の傾斜面51および後端段差部52から成る
水流逸らせ手段を設ける構成を示す。
第3図のBは、上記Aにおいて、開口47を船
底17より上方へ凹んだ位置に形成し、前記傾斜
面51および後端段差部52を該船底17より突
出しないように形成したものである。
底17より上方へ凹んだ位置に形成し、前記傾斜
面51および後端段差部52を該船底17より突
出しないように形成したものである。
第3図のCは、前述と同様の傾斜面51および
後端段差部52から成る前記水流逸らせ手段を、
ジエツトポンプカバー42の前後方向に二段配置
で形成し、開口47を各後端段差部52の端面に
形成したものである。
後端段差部52から成る前記水流逸らせ手段を、
ジエツトポンプカバー42の前後方向に二段配置
で形成し、開口47を各後端段差部52の端面に
形成したものである。
以上第3図のA,B,Cに示した各実施例によ
つても、第1図および第2図の場合と同様、開口
47を設けて土砂抜き孔を確保し、該開口47へ
の水流衝突を防止して滑走時の走航抵抗を減少さ
せ得る小型滑走艇のジエツトポンプカバーが得ら
れた。
つても、第1図および第2図の場合と同様、開口
47を設けて土砂抜き孔を確保し、該開口47へ
の水流衝突を防止して滑走時の走航抵抗を減少さ
せ得る小型滑走艇のジエツトポンプカバーが得ら
れた。
なお、以上の実施例では前記開口47が円形の
場合を示したが、この開口47の形状は、四角、
三角、長円形など自由に選定することができるも
のである。
場合を示したが、この開口47の形状は、四角、
三角、長円形など自由に選定することができるも
のである。
第4図は前記開口47が長方形であるジエツト
ポンプカバー42を示す斜視図である。
ポンプカバー42を示す斜視図である。
この場合は、傾斜面51の後端段差部52は開
口47の巾より若干広い範囲に形成されている。
口47の巾より若干広い範囲に形成されている。
第4図の実施例によつても、前述の実施例と同
様の作用および効果が得られた。
様の作用および効果が得られた。
なお、前述開口47は横に並べて複数位置に形
成される場合もあるが、本考案はこのような場合
にも同様に適用することができる。
成される場合もあるが、本考案はこのような場合
にも同様に適用することができる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、船底後部に形成された凹部にジエツトポンプ
を装着し、前記凹部の下側を船底と略同じ面を形
成するジエツトポンプカバーで覆う構成を有する
小型滑走艇において、前記カバーに、前記凹部の
内外を連通する開口を形成するとともに、該開口
の前側に走航時の水流が剥離する方向の傾斜面と
その後端段差部を形成し、前記開口のまわりでの
境界層流れを減少させる構成にしたので、土砂抜
き用の開口を設ける場合でも、滑走時の走航抵抗
を減少させ得る小型滑走艇のジエツトポンプカバ
ーが提供される。
ば、船底後部に形成された凹部にジエツトポンプ
を装着し、前記凹部の下側を船底と略同じ面を形
成するジエツトポンプカバーで覆う構成を有する
小型滑走艇において、前記カバーに、前記凹部の
内外を連通する開口を形成するとともに、該開口
の前側に走航時の水流が剥離する方向の傾斜面と
その後端段差部を形成し、前記開口のまわりでの
境界層流れを減少させる構成にしたので、土砂抜
き用の開口を設ける場合でも、滑走時の走航抵抗
を減少させ得る小型滑走艇のジエツトポンプカバ
ーが提供される。
第1図は本考案による小型滑走艇のジエツトポ
ンプカバーの一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の中央縦断面図、第3図のA,B,Cはそれ
ぞれ本考案によるジエツトポンプカバーの各種実
施例を示す縦断面図、第4図は本考案によるジエ
ツトポンプカバーのさらに別の実施例を示す斜視
図、第5図は本考案によるジエツトポンプカバー
を備えた小型滑走艇のジエツトポンプを示す模式
的縦断面図、第6図は本考案によるジエツトポン
プカバーを備えた小型滑走艇の模式的縦断面図、
第7図は第6図の斜視図、第8図は第6図の平面
図である。 1……船体、10……エンジン、12……ジエ
ツトポンプ(推進機)、14……噴射ノズル、1
7……船底、41……凹部、42……ジエツトポ
ンプカバー、47……開口、51……傾斜面、5
2……後端段差部。
ンプカバーの一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の中央縦断面図、第3図のA,B,Cはそれ
ぞれ本考案によるジエツトポンプカバーの各種実
施例を示す縦断面図、第4図は本考案によるジエ
ツトポンプカバーのさらに別の実施例を示す斜視
図、第5図は本考案によるジエツトポンプカバー
を備えた小型滑走艇のジエツトポンプを示す模式
的縦断面図、第6図は本考案によるジエツトポン
プカバーを備えた小型滑走艇の模式的縦断面図、
第7図は第6図の斜視図、第8図は第6図の平面
図である。 1……船体、10……エンジン、12……ジエ
ツトポンプ(推進機)、14……噴射ノズル、1
7……船底、41……凹部、42……ジエツトポ
ンプカバー、47……開口、51……傾斜面、5
2……後端段差部。
Claims (1)
- 船底後部に形成された凹部にジエツトポンプを
装着し、前記凹部の下側を船底と略同じ面を形成
するジエツトポンプカバーで覆う構成を有する小
型滑走艇において、前記カバーに、前記凹部の内
外を連通する開口を形成するとともに、該開口の
前側に走航時の水流が剥離する方向の傾斜面とそ
の後端段差部を形成し、前記開口のまわりでの境
界層流れを減少させることを特徴とする小型滑走
艇のジエツトポンプカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8109289U JPH0539999Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8109289U JPH0539999Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319796U JPH0319796U (ja) | 1991-02-26 |
JPH0539999Y2 true JPH0539999Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=31626725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8109289U Expired - Lifetime JPH0539999Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539999Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP8109289U patent/JPH0539999Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319796U (ja) | 1991-02-26 |
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