JPH0539887Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539887Y2
JPH0539887Y2 JP1984110066U JP11006684U JPH0539887Y2 JP H0539887 Y2 JPH0539887 Y2 JP H0539887Y2 JP 1984110066 U JP1984110066 U JP 1984110066U JP 11006684 U JP11006684 U JP 11006684U JP H0539887 Y2 JPH0539887 Y2 JP H0539887Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
ink
circumferential surface
water
mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1984110066U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6125137U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11006684U priority Critical patent/JPS6125137U/ja
Publication of JPS6125137U publication Critical patent/JPS6125137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539887Y2 publication Critical patent/JPH0539887Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 この考案は、オフセツト印刷及び直刷(じかず
り)を含む平版を使用し、とりわけ、そのインキ
ングトレイン中に計量ロール例えばメツシユロー
ルを介在させた平版印刷機において、そのメツシ
ユロールの戻り側周面すなわちインキ転送後の周
面に浸入してくる水を取り除く装置に関する。
b 従来技術 一般的な従来の平版印刷機において版胴に供給
される湿し水の水量は、最もそれを必要としてい
る非画線部に合わせ、不必要である画線部へも同
量の水が供給されるため、余剰水がインキ着けロ
ールの戻り側の周面すなわち、インキ転出後の周
面を経由してインキ供給系に浸入していた。
しかしながら、このような、従来型のインキ供
給系では、供給源から一旦取り出されたインキを
再びその供給源に戻すことをしなかつたこと、及
び、インキングトレインが10指に余る多数のロー
ル群から成るため余剰水がインキ供給源にまで浸
入するおそれは殆んどなかつたこと、などによつ
て、事実上の弊害が生じるまでに至らなかつた。
ところが、最近、図面で示すように、多数のイ
ンキングロール群を省略し得るメツシユロール3
を平版印刷システムに導入した場合に、次の弊害
が起つた。すなわち、メツシユロール3が僅か1
本のインキ着けロール系4,4aを介して版胴5
に連接しているため、湿し水供給系6から版胴5
に供給される水の余剰分7がインキ着けロール4
の戻り側の周面を伝わつてメツシユロール3の戻
り側の周面に浸入し、それが更にフアウンテンロ
ール8の戻り側の周面8aを伝わつてインキパン
9内のインキ中に混入してくる一方、メツシユロ
ール3等の計量ロールに特有のインキ供給方式と
して、フアウンテンロール8からメツシユロール
3の周面に供給されるインキのうち、メツシユ内
のインキを除いた他の全インキがドクターブレー
ド10によつて常時掻き取られ、掻き取られた余
剰インキが水の混入するインキパン9内に戻され
た後、再び、フアンテンロール8の周面に付着し
て供給され、そのようなインキの反復供給に水が
混入して供給されると、インキの性状が変化し
て、印刷された紙面の品質の低下を招くことにな
るばかりでなく、メツシユロール3のインキ転出
後におけるメツシユ内に水が入り込んでメツシユ
内へのインキの付着率が低下し、或は、ロール上
で水が部分的に過多になるとそのロールにインキ
が移転しなくなるストリツプ現象が起るなどの弊
害が生じるようになつた。
c 考案が解決しようとする問題点 この考案の目的は、上記の不都合を一掃して、
メツシユロール等の計量ロール戻り側の周面に達
した余剰水がインキ供給系に混入することを防止
し得る水取り装置を創作して提供することであ
る。
d 問題点を解決するための手段 この考案の構成は、メツシユロール等の計量ロ
ールの戻り側の周面、すなわちインキ転出後の周
面に単数または複数本の小ロールを余剰水通過可
能に圧接して成る点にある。
e 作用 メツシユロールの戻り側の周面に浸入してきた
余剰水が小ロールの周面に押圧され、その押圧に
よつて生じた急激な圧力変化に伴なつて、余剰水
の一部がインキ中に混合乳化させられる。乳化さ
れなかつた残りの大部分の余剰水は前記の圧接位
置を通過してメツシユロールの周面及び小ロール
の周面上に転移し、薄い水膜に引き延ばされ、表
面積が大きくされて、大気及び印刷機の稼働によ
つて生ずる熱気にさらされるので、乾燥が促進
し、大気中に蒸発する。
メツシユロールの戻り側の周面に複数本の小ロ
ールが圧接される場合には、各小ロール毎に上記
の作用が生ずるので、水取り効果もまた増大す
る。
f 実施例 本考案の構成及び作用をその具体的実施例によ
り図によつて以下に詳述する。
インキパン9内のインキ11はフアウンテンロ
ール8からメツシユロール3に伝えられた後、ド
クターブレード10によつてメツシユロール3の
周面に付着するインキが掻き落され、掻き残され
たメツシユ内のインキのみがインキ着けロール4
及び4aを経由して版胴5の周面に供給される。
他方において、水は湿し水供給系6から版胴5
の周面に供給されるが、その余剰水7がインキ着
けロール4の戻り側の周面を経由してメツシユロ
ール3の戻り側の周面に浸入し、仮に本案装置が
ない場合には、その浸入余剰水7がフアウンテン
ロール8の戻り側の周面8aを経てインキパン9
内のインキ11中に混入する。
そこで、本考案では、メツシユロール3の戻り
側の周面すなわちインキ転出後の周面に水取り用
の小ロール12を余剰水の通過可能な程度の圧力
で圧接(ニツピング)する。
そうすると、メツシユロール3と小ロール12
との圧接部において余剰水7の一部がインキ中に
乳化させられ、乳化されなかつた残りの大部分の
余剰水が圧接部を通過して、メツシユロール3の
周面及び小ロール12の周面に薄い水膜に引き延
ばされて移る。
メツシユロール3の戻り側の周面に第2の水取
り用の小ロール12aを更に前記と同様に圧接す
れば、第1小ロール12で逸した残りの余剰水7
がこの第2の小ロール12aで処理される。
余地があれば、第3、第4の小ロール(図示せ
ず)をメツシユロール3の戻り側の周面に前記と
同様に圧接することにより、余剰水7の処理は完
璧なものとなる。
g 考案の効果 本考案は計量ロール例えばメツシユロール3の
戻り側の周面に単数または複数本の水取り用の小
ロール12または12a……を余剰水通過可能に
圧接したので、まず、浸入した余剰水7の大部分
が、小ロール12または12aの周面と前記メツ
シユロール3の周面との圧接位置を通過して、メ
ツシユロールの周面及び当該小ロールの回転方向
下流の位置に転移し、そして、前記圧接位置を通
過するときに、余剰水7の大部分が比較的層の厚
い状態から比較的薄い水膜に引き延ばされ展開さ
せられる。従つて、大気に触れる表面積が広く、
かつ薄く拡大されるから、大気中への蒸発が促進
し、更に、印刷機の稼働時に生ずる熱気も加わつ
て、余剰水7の薄膜の蒸発乾燥が促進する。
他方において、少量の余剰水は、メツシユロー
ル3と小ロール12及び12aとの間の圧接部を
通過する時に生ずる急激な圧力変化に伴なつて、
インキ中に混合乳化させられる。
従つて、余剰水7の殆んどがフアウンテンロー
ル8に達しないようになるから、インキパン9内
のインキ11中に余剰水7が混入することによつ
て生ずる弊害が本考案装置によつて巧みに除去さ
れ、計量ロール例えばメツシユロール3から版胴
5の方へ常に安定した濃度のインキを供給するこ
とが可能となつた。
更に、本考案は、上述したように、余剰水7が
インキ供給源に混入しない以前の段階において除
去する手段として、メツシユロール等の計量ロー
ルの周面に対して、例えば強力な押圧力により、
余剰水をさえぎり遮断し、圧接位置より回転方向
上流の位置において強制滴下させる従来の方式を
回避し、余剰水が圧接位置を通過することを許容
する方式を開発したので、インキ供給用のロール
群になんらの損耗も与えることなく、余剰水の除
去に成功したから、高速回転にも敵し、継続して
長期間にわたる稼働にも十分耐え得る実用性を備
えている。
更に、この考案は、このように構成することに
よつて、水取り用の掻落しブレードと受け皿とを
省略し得るから、機構が簡素かつ低廉となるばか
りでなく、余剰水を棄てる作業をも必要としない
ので非常に能率が良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の具体的一実施例を示す説明図で
ある。 3……計量ロール例えばメツシユロール、4,
4a……インキ着けロール、5……版胴、6……
湿し水供給系、7……余剰水、8……フアウンテ
ンロール、8a……フアウンテンロールの戻り側
周面、9……インキパン、10……ドクターブレ
ード、11……インキ、12……水取り用の小ロ
ール、12a……第2の水取り用の小ロール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) メツシユロール等の計量ロールの戻り側の周
    面、すなわちインキ転出後の周面に、小ロール
    を余剰水通過可能に圧接して成るメツシユロー
    ル等の計量ロールの水取り装置。 (2) メツシユロールの周面に圧接された小ロール
    が単数からなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の装置。 (3) メツシユロールの周面に圧接された小ロール
    が複数からなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の装置。
JP11006684U 1984-07-20 1984-07-20 メツシユロ−ル等の計量ロールの水取り装置 Granted JPS6125137U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11006684U JPS6125137U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 メツシユロ−ル等の計量ロールの水取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11006684U JPS6125137U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 メツシユロ−ル等の計量ロールの水取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6125137U JPS6125137U (ja) 1986-02-14
JPH0539887Y2 true JPH0539887Y2 (ja) 1993-10-08

Family

ID=30669195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11006684U Granted JPS6125137U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 メツシユロ−ル等の計量ロールの水取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6125137U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5498809A (en) * 1977-07-22 1979-08-04 Chambon Machines Ink device for printing machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5498809A (en) * 1977-07-22 1979-08-04 Chambon Machines Ink device for printing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6125137U (ja) 1986-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3168037A (en) Means for dampening lithographic offset printing plates
US4724764A (en) Dampening system
JPH0451348B2 (ja)
JP2977540B2 (ja) 短縮インキ装置
US3259062A (en) Process for applying a water-soluble organic dampening fluid
JPH0226583B2 (ja)
RU2156694C2 (ru) Печатающее устройство с красочным аппаратом ротационной печатной машины
US2868118A (en) Lithographic offset press plate dampening device
US2733654A (en) Inking and repellent system for plano-
US3096710A (en) Dampening device for lithographic printing press
JPH0367630B2 (ja)
US4452139A (en) Dampening fluid evaporator and method
US3038405A (en) Lithographic dampening device and method
US5372067A (en) Keyless lithography with single printing fluid
JPH0539887Y2 (ja)
US4624182A (en) Device for dampening a printing plate
JPH0539888Y2 (ja)
GB1559998A (en) Letterpress and direct lithographic printing apparatus utilizing letterpress printing press
US3628454A (en) Offset mister air die
JPH021018B2 (ja)
JPH0345809Y2 (ja)
CA2349962C (en) A doctor blade for the removal of dampening medium
US3630149A (en) Lithographic printing process
DE3102043A1 (de) "anordnung zur dosierung des feuchtmittels fuer offset-druckmaschinen"
JPH0327790Y2 (ja)