JPH0539705A - 内燃機関用吸排気弁 - Google Patents
内燃機関用吸排気弁Info
- Publication number
- JPH0539705A JPH0539705A JP21650491A JP21650491A JPH0539705A JP H0539705 A JPH0539705 A JP H0539705A JP 21650491 A JP21650491 A JP 21650491A JP 21650491 A JP21650491 A JP 21650491A JP H0539705 A JPH0539705 A JP H0539705A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- intake
- combustion engine
- internal combustion
- exhaust valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な手段によりステムの耐摩耗性を高め
る。 【構成】 予め傘部(１)とステム(２)とが一体的に成形
された弁体のステム端側より、弁体とは別体に成形した
覆筒(６)を単に嵌合して固定するだけの簡単な手段で、
ステム(２)の摺動案内部の耐摩耗性を向上させることが
できる。
る。 【構成】 予め傘部(１)とステム(２)とが一体的に成形
された弁体のステム端側より、弁体とは別体に成形した
覆筒(６)を単に嵌合して固定するだけの簡単な手段で、
ステム(２)の摺動案内部の耐摩耗性を向上させることが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動案内部を備えるス
テムに、ガスをシールするための傘部を連設してなる内
燃機関用吸排気弁に関する。
テムに、ガスをシールするための傘部を連設してなる内
燃機関用吸排気弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関用吸排気弁は、高速で往復運動
させられるが、この運動は、カムによって設定された通
り、正しく行わなければならない。そのためには、吸排
気弁は軽量であることが必要である。
させられるが、この運動は、カムによって設定された通
り、正しく行わなければならない。そのためには、吸排
気弁は軽量であることが必要である。
【０００３】また、吸排気弁の重量が大であると、その
作動に要する力も大となるとともに、慣性並びにカム等
に対する負荷も大となり、内燃機関の機械的損失は大き
くなる。
作動に要する力も大となるとともに、慣性並びにカム等
に対する負荷も大となり、内燃機関の機械的損失は大き
くなる。
【０００４】一方、高速度で往復運動するステムの摺動
案内部の耐摩耗性は大でなければならないことは言うま
でもない。
案内部の耐摩耗性は大でなければならないことは言うま
でもない。
【０００５】このような要求に応えるために、傘部およ
びステムからなる弁体を、チタン、チタン合金、アルミ
ニウム合金、またはそれらの複合体で製作し、そのステ
ムにおける摺動案内部に、耐摩耗性に富む材料を溶射も
しくはめっき等することにより、軽量化と耐摩耗性の向
上とを計るようにした試みが、すでに行われている(特
開昭61-81505号公報、特開平1-96407号公報参照)。
びステムからなる弁体を、チタン、チタン合金、アルミ
ニウム合金、またはそれらの複合体で製作し、そのステ
ムにおける摺動案内部に、耐摩耗性に富む材料を溶射も
しくはめっき等することにより、軽量化と耐摩耗性の向
上とを計るようにした試みが、すでに行われている(特
開昭61-81505号公報、特開平1-96407号公報参照)。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、予め製
作した弁体の要所に、表層材として、他の金属を溶射し
たりめっきしたりするには、特別の設備が必要であると
ともに、その加工に時間と手間がかかり、しかも、これ
らの材料は一般に高価であるため、製品の価格は大とな
る。また、チタン材等への溶射又はめっきは難しく、剥
離を生じ易い。
作した弁体の要所に、表層材として、他の金属を溶射し
たりめっきしたりするには、特別の設備が必要であると
ともに、その加工に時間と手間がかかり、しかも、これ
らの材料は一般に高価であるため、製品の価格は大とな
る。また、チタン材等への溶射又はめっきは難しく、剥
離を生じ易い。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、簡単な設備又
は工具を用いてステムの耐摩耗性を高めることを目的と
するもので、ステムの一端に傘部が一体的に形成された
弁体における前記ステムに、前記弁体とは別に成形され
たほぼ円筒形で、かつ耐摩耗性を有する覆筒を嵌合固定
することにより上記問題点は解決される。
は工具を用いてステムの耐摩耗性を高めることを目的と
するもので、ステムの一端に傘部が一体的に形成された
弁体における前記ステムに、前記弁体とは別に成形され
たほぼ円筒形で、かつ耐摩耗性を有する覆筒を嵌合固定
することにより上記問題点は解決される。
【０００８】
【作用】弁体の主要部を軽量な材料で構成してあるにも
拘らず、そのステムの摺動案内部の耐摩耗性は大であ
り、しかも、弁体とは別の覆筒を嵌着するのみであるた
め容易に実施することができる。
拘らず、そのステムの摺動案内部の耐摩耗性は大であ
り、しかも、弁体とは別の覆筒を嵌着するのみであるた
め容易に実施することができる。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基いて、本発明の実施例を説明
する。なお、各図において、前部である傘部側を下方と
してある。
する。なお、各図において、前部である傘部側を下方と
してある。
【００１０】図１は、本発明の第１実施例を示す。傘部
(１)と一体をなすステム(２)は、チタン、チタン合金、
アルミニウム合金またはそれらの複合体でできている。
(１)と一体をなすステム(２)は、チタン、チタン合金、
アルミニウム合金またはそれらの複合体でできている。
【００１１】ステム(２)には、その摺動案内部を含む領
域のやや前方に設けた内向段部(３)を介して、その後端
に至るまで、一定の径の小径部(４)が形成され、かつこ
の小径部(４)における摺動案内部を含む領域のやや後方
には、環溝(５)が設けられている。
域のやや前方に設けた内向段部(３)を介して、その後端
に至るまで、一定の径の小径部(４)が形成され、かつこ
の小径部(４)における摺動案内部を含む領域のやや後方
には、環溝(５)が設けられている。
【００１２】前記小径部(４)には、硬化された鋼、合金
鋼、セラミックス、耐摩耗性プラスチック等、もしくは
これらの複合あるいは重層材料等の耐摩耗性材料からな
り、かつ所要の外径と長さを有する覆筒(６)が適正に嵌
合されている。
鋼、セラミックス、耐摩耗性プラスチック等、もしくは
これらの複合あるいは重層材料等の耐摩耗性材料からな
り、かつ所要の外径と長さを有する覆筒(６)が適正に嵌
合されている。
【００１３】覆筒(６)の前端は、前記内向段部(３)に当
接し、かつ同じく後端は、環溝(５)の直前に位置すると
ともに、環溝(５)に嵌合した止めリング(７)により、受
支されて、その移動を阻止されている。
接し、かつ同じく後端は、環溝(５)の直前に位置すると
ともに、環溝(５)に嵌合した止めリング(７)により、受
支されて、その移動を阻止されている。
【００１４】図２は、本発明の第２実施例を示す。第２
実施例では、傘部(11)と一体をなすステム(12)に、第1
実施例における内向段部(３)に代えて、ほぼ同じ位置
に、凹入曲率の大きな係合溝(13)を設け、かつ第１実施
例のものとほぼ同じ位置にある後方の環溝(14)も、凹入
曲率の大きなものとし、係合溝(13)と環溝(14)との間
を、小径部(15)としてある。
実施例では、傘部(11)と一体をなすステム(12)に、第1
実施例における内向段部(３)に代えて、ほぼ同じ位置
に、凹入曲率の大きな係合溝(13)を設け、かつ第１実施
例のものとほぼ同じ位置にある後方の環溝(14)も、凹入
曲率の大きなものとし、係合溝(13)と環溝(14)との間
を、小径部(15)としてある。
【００１５】小径部(15)には、第１実施例におけると同
様の材料からなる覆筒(16)を適正に嵌合し、その前後端
部をかしめて内向湾曲させることにより、それぞれ係合
溝(13)と環溝(14)に、きつく係止してある。
様の材料からなる覆筒(16)を適正に嵌合し、その前後端
部をかしめて内向湾曲させることにより、それぞれ係合
溝(13)と環溝(14)に、きつく係止してある。
【００１６】図３は、本発明の第３実施例を示す。第３
実施例では、傘部(21)と一体をなすステム(22)の要部
を、後端に至るまで小径部(23)とし、その部分の要所
に、前述と同様の材料よりなる所要寸法の覆筒(24)を、
冷し嵌めあるいは焼嵌めにより固着してある。
実施例では、傘部(21)と一体をなすステム(22)の要部
を、後端に至るまで小径部(23)とし、その部分の要所
に、前述と同様の材料よりなる所要寸法の覆筒(24)を、
冷し嵌めあるいは焼嵌めにより固着してある。
【００１７】図４は、本発明の第４実施例を示す。第４
実施例では、前述と同様の材料よりなる所要寸法の覆筒
(25)の上端部を、ステム(22)の上端部に形成されたコッ
タ溝(26)を利用してかしめることにより、固定したもの
である。このようにすると、コッタ溝(26)の耐摩耗性を
も向上することができる。
実施例では、前述と同様の材料よりなる所要寸法の覆筒
(25)の上端部を、ステム(22)の上端部に形成されたコッ
タ溝(26)を利用してかしめることにより、固定したもの
である。このようにすると、コッタ溝(26)の耐摩耗性を
も向上することができる。
【００１８】
(a) 主要部を軽量の材料をもって構成することにより、
軽量化を計ることができる。 (b) 往復摺動部の耐摩耗性は大であり、長期使用に耐え
ることができる。 (c) 簡単な設備もしくは工具で、簡単に実施することが
できる。 (d) 高価な耐摩耗性材料の使用を最小限に押えることが
できる。
軽量化を計ることができる。 (b) 往復摺動部の耐摩耗性は大であり、長期使用に耐え
ることができる。 (c) 簡単な設備もしくは工具で、簡単に実施することが
できる。 (d) 高価な耐摩耗性材料の使用を最小限に押えることが
できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
【図２】同じく第２実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
【図３】同じく第３実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
【図４】同じく第４実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
(１)傘部 (２)ステム (３)内向段部 (４)小径部 (５)環溝 (６)覆筒 (７)止めリング (11)傘部 (12)ステム (13)係合溝 (14)環溝 (15)小径部 (16)覆筒 (21)傘部 (22)ステム (23)小径部 (24)(25)覆筒 (26)コッタ溝
Claims (6)
- 【請求項１】 ステムの一端に傘部が一体的に形成され
た弁体における前記ステムに、前記弁体とは別に成形さ
れたほぼ円筒形で、かつ耐摩耗性を有する覆筒を嵌合固
定したことを特徴とする内燃機関用吸排気弁。 - 【請求項２】 覆筒を、止めリングをもってステムに固
定してなる請求項１記載の内燃機関用吸排気弁。 - 【請求項３】 覆筒を、かしめによりステムに固定して
なる請求項１記載の内燃機関用吸排気弁。 - 【請求項４】 覆筒を、冷し嵌めによりステムに固定し
てなる請求項１記載の内燃機関用吸排気弁。 - 【請求項５】 覆筒を、焼嵌めによりステムに固定して
なる請求項１記載の内燃機関用吸排気弁。 - 【請求項６】 覆筒が、ステムの端部に形成されたコッ
タ溝にかしめにより固定されている請求項１記載の内燃
機関用吸排気弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21650491A JP2791963B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 内燃機関用吸排気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21650491A JP2791963B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 内燃機関用吸排気弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539705A true JPH0539705A (ja) | 1993-02-19 |
| JP2791963B2 JP2791963B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=16689467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21650491A Expired - Fee Related JP2791963B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 内燃機関用吸排気弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2791963B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005348767A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Yamato Protec Co | 蓄圧式消火器 |
| JP2015098871A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングＭＡＨＬＥ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＧｍｂＨ | 弁装置用の弁、その製造方法、及びそれを備えた内燃機関 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP21650491A patent/JP2791963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005348767A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Yamato Protec Co | 蓄圧式消火器 |
| JP4714430B2 (ja) * | 2004-06-08 | 2011-06-29 | ヤマトプロテック株式会社 | 蓄圧式消火器 |
| JP2015098871A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングＭＡＨＬＥ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＧｍｂＨ | 弁装置用の弁、その製造方法、及びそれを備えた内燃機関 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2791963B2 (ja) | 1998-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |