JPH0539334A - 紫外線硬化型ゲル基材およびゲル組成物 - Google Patents

紫外線硬化型ゲル基材およびゲル組成物

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JPH0539334A
JPH0539334A JP3197938A JP19793891A JPH0539334A JP H0539334 A JPH0539334 A JP H0539334A JP 3197938 A JP3197938 A JP 3197938A JP 19793891 A JP19793891 A JP 19793891A JP H0539334 A JPH0539334 A JP H0539334A
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JP
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gel
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ethyl cellulose
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gel composition
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JP3197938A
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Shuichi Takeyama
山 秀 一 武
Yoshinobu Ohashi
橋 義 暢 大
Tsunehide Yoneyama
山 恒 英 米
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Takasago International Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Takasago International Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Takasago Perfumery Industry Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモネンやジペンテン等のラジカル重合阻害
性を有するものを揮散性物質として適用した際にも、短
時間でのゲル化が可能で、しかも、厚みがあっても透明
度の高いゲルを得ることができる紫外線硬化型ゲル基材
およびこれを用いたゲル組成物を提供する。 【構成】 所定量以上のエチル置換度を有するエチルセ
ルロースを(メタ)アクリル化してなるアクリル化合物
と、光重合開始剤とを含有するゲル基材を適用すること
により、上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来より、含有せる揮
散性物質として室温でのゲル化が困難か、あるいはゲル
化に長時間を要する、リモネンやジペンテンを多量に含
有した際にも、室温において、短時間で良好にゲル化
し、透明で厚いゲルを作製可能な紫外線硬化型ゲル基
材、およびこれを用いたゲル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のゲル基材中に揮散性物質を有効成
分として含有するゲル組成物が、芳香剤、消臭剤、防虫
剤、忌避剤、誘引剤等に用いられている。
【0003】従来、このようなゲル組成物は、ステアリ
ン酸ソーダ等の油溶性ポリマー等をゲル基材として用
い、香料や消臭剤等の有効成分と、このゲル基材とを加
熱溶解して、均一に混合した後、それを冷却・固化させ
て製造していた。例えば、特開昭60−53148号公
報にはステアリン酸ソーダを適用するゲル組成物が、ま
た特開昭62−221355号公報には、ジベンジリデ
ンソルビトールと1,3−ブタンジオールとをゲル基材
として適用するゲル組成物が開示されている。しかし、
このようなゲル組成物はその製造工程に加熱を必要とす
るため、有効成分である揮散性物質が揮散してしまった
り、変質してしまうという問題点が有った。
【0004】これに対し、本発明者等は揮散性物質を含
有する状態でゲル化可能な紫外線硬化型のゲル基材を発
明し、先にこれを提案している(特開平1−8043号
公報等参照)。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】ところが、これらゲル基材は、殆どの揮散
性物質を含有した状態でのゲル化が可能では有るが、リ
モネンやジペンテン等のラジカル重合阻害性を有する揮
散性物質を多量に含有した状態でゲル化することが困難
であり、あるいは硬化できたとしても極めて長い時間を
必要としてしまう。
【0006】そのため、ゲル化に際して加熱が不要で、
かつ、リモネンやジペンテン等のラジカル重合阻害性物
質を多量に含有する揮散性物質を有しても、室温下で短
時間でゲル化が可能なゲル基材、およびこれを用いたゲ
ル組成物の実現が望まれている。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、リモネンやジペンテン等のラジカ
ル重合阻害性を有する揮散性物質を多量に含有しての、
室温下でのゲル化が可能で、しかも、ゲル化に要する時
間が短く、厚みがあっても透明度の高いゲルを得ること
ができる紫外線硬化型ゲル基材およびこれを用いたゲル
組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】前記目的を達成するために、本発明の第1
の態様は、エチル置換率45%以上のエチルセルロース
を(メタ)アクリル化してなる化合物と、光重合開始剤
とを含有することを特徴とする紫外線硬化型ゲル基材を
提供する。
【0009】また、前記ゲル基材においては、エチレン
性不飽和結合を有する樹脂をさらに含有してもよい。
【0010】また、本発明の第2の態様は、エチル置換
率45%以上のエチルセルロースを(メタ)アクリル化
してなる化合物1重量%以上と、光重合開始剤とを含有
する紫外線硬化型ゲル基材と、揮散性物質とを混合し、
この混合物をゲル化してなることを特徴とするゲル組成
物を提供する。
【0011】また、前記揮散性物質の含有量が2〜95
重量%で、かつ、前記エチルセルロースを(メタ)アク
リル化してなる化合物の含有量が1〜30重量%である
のが好ましい。
【0012】また、前記揮散性物質が、香料、消臭剤、
防虫剤、忌避剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤、およびくん
蒸剤の一種以上の有効成分であるのが好ましい。
【0013】また、前記揮散性物質中のリモネンおよび
/またはジペンテンの含有量が5〜90重量%であるの
が好ましい。
【0014】以下、本発明の紫外線硬化型ゲル基材およ
びゲル組成物について詳細に説明する。
【0015】周知のように、エチルセルロースとはセル
ロースの水酸基が部分的にエチル基に置換された物であ
り、本発明の紫外線硬化型ゲル基材(以下、ゲル基材と
する)は、エチル置換率45%以上のエチルセルロース
の残水酸基を(メタ)アクリル化してなる化合物(以
下、アクリル化物とする。)を適用する。なお、本発明
においてエチル置換率とは、セルロース中のグルコース
単位にある水酸基がエチル置換された割合を示す。
【0016】エチルセルロースのエチル置換率が45%
未満ではゲル組成物とする際にリモネン、ジペンテン等
の揮散性物質を溶解することができず、芳香剤、消臭剤
等として適用することができない。なお、本発明に適用
されるエチルセルロースのエチル置換度は、好ましくは
45〜50%である。
【0017】また、本発明に適用されるエチルセルロー
スの粘度には特に限定はないが、溶解性等の点で、10
〜120cps(トルエン:エタノール=80:20の
混合溶剤に、5%溶解した時の粘度)程度の物を適用す
るのが好ましい。
【0018】本発明は、このようなエチルセルロースの
残水酸基を(メタ)アクリル化(以下、アクリル化とす
る)してなるアクリル化物を適用するものである。
【0019】エチルセルロースを(メタ)アクリル化す
る方法には特に限定はないが、一例として、トリエチル
アミン等の塩基の存在化でアクリル酸クロリドを用いて
エチルセルロースをアクリル化する、下記式(a)で示
される方法が例示される。
【0020】
【化1】
【0021】上記反応においては、エチルセルロースを
塩化メチレン等の適当な溶媒に溶解し、トリエチルアミ
ンの存在化で、エチルセルロースに残っている水酸基と
ほぼ同モルのアクリル酸クロリドを滴下して、室温程度
で20時間程度撹拌することにより、エチルセルロース
の残水酸基をアクリル化し、所定のアクリル化物を合成
するものである。
【0022】なお、エチルセルロースのアクリル化は上
述の方法に限定はされず、アクリル酸クロリド以外に、
(メタ)アクリル酸無水物を使用する方法、(メタ)ア
クリル酸の活性エステルを用いる方法等、公知の方法が
いずれも適用可能である。
【0023】本発明のゲル基材においては、エチルセル
ロースの残水酸基の少なくとも1つをアクリル化すれば
よいが、硬化反応速度や、ゲルの生成し易さ等の点で、
エチルセルロースの水酸基の33〜90%程度をアクリ
ル化するのが好ましい。
【0024】ゲル基材中におけるアクリル化物の含有量
は、特に限定はないが、通常5〜60重量%程度であ
る。5重量%未満ではゲル化が困難になってしまい、ま
た、60重量%を超えるとゲルの硬度が高くなってしま
う。好ましくは、ゲル基材中のアクリル化物の含有量を
10〜30重量%とすることにより、透明性、厚さ方向
の硬化性、光反応性等の点でより良好な結果を得る。
【0025】適用可能な光重合開始剤には特に限定はな
く、ラジカル性光重合開始剤、カチオン性光重合開始剤
等、通常のアクリル化合物に適用される各種の重合開始
剤がいずれも適用可能である。
【0026】具体的には、ラジカル性光重合開始剤とし
ては、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−
モルフォリノ−プロパノン−1、2,4−ジエチル−4
−オキサントン、ベンゾインブチルエーテル、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、2−ヒドロキシ−4′−イソプロ
ピル−2−メチルプロピオフェノン等が例示される。
【0027】また、カチオン性重合開始剤としては、具
体的には芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、芳香族スルフォニウム塩、芳香族セレニウム塩等の
カチオン部分とSbF6 -、AsF6 -、PF6 -、BF4 -
のアニオン部分とから成る化合物等が例示される。
【0028】中でも特に1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオ
フェノン等は好適に適用される。
【0029】ゲル基材中の光重合開始剤量には特に限定
はないが、迅速なゲル化等を実現するために、1〜10
重量%程度とするのが好ましい。より好ましくは、3〜
5重量%程度とすることにより、厚さ方向へのゲル化の
促進等の点で良好な結果を得る。
【0030】なお、このような光重合開始剤は、後述す
る揮散性物質を混合する前にアクリル化物に添加しても
良く、あるいは、揮散性物質を混合した後ゲル化前に添
加するものであってもよい。
【0031】本発明のゲル基材は、上記アクリル化物お
よび光重合開始剤の必須成分以外に、必要に応じて各種
の溶剤を含有するものであってもよい。
【0032】具体的には、リモネン、ジペンテン、ベン
ジルベンゾエート、ジエチルフタレート、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ヘキシレングリコール、3−
メチル−3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メ
トキシブチルアセテート、エチルアルコール等が好適に
例示される。中でも特に、リモネン、ジペンテン、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3
−メトキシブタノール等が好適に適用可能である。
【0033】本発明のゲル基材が溶媒を含有する場合に
は、その含有量には特に限定はないが、通常5〜50重
量%程度である。
【0034】また、本発明のゲル基材は、必要に応じて
他の樹脂、好ましくはエチレン性不飽和結合を有するモ
ノマーを含有するものであってもよい。適用可能な樹脂
としては、ウレタンアクリレート、ポリエチレングリコ
ールのジアクリレート、ポリプロピレングリコールのジ
アクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノ
キシポリエチレングリコールアクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェ
ノールAジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレー
ト、N,N−ジメチルアクリルアミド等が好適に例示さ
れる。
【0035】さらに、本発明のゲル基材は、上記必須成
分や各種の溶剤、樹脂以外にも、必要に応じてハイドロ
キノン等の安定剤(熱重合禁止剤)、着色剤、増感剤、
硬化促進剤、離型剤等を含有するものであってもよい。
【0036】本発明のゲル組成物は、上述のゲル基材と
各種の揮散性物質とを混合し、この混合物をゲル化して
なるものである。本発明に適用される揮散性物質とは、
大気中に放置することにより、大気中に徐々に拡散して
芳香、消臭等の所望の有効成分としての効果を発揮する
ものである。
【0037】適用可能な揮散性物質には特に限定はな
く、各種の香料、消臭剤、防虫剤、忌避剤、誘引剤、殺
虫剤、殺菌剤、くん蒸剤等、前述の機能を有する公知の
各種の揮散性物質がいずれも適用可能である。
【0038】ここで、本発明のゲル組成物は、前述の本
発明のゲル基材を適用する事により、通常のゲル基材で
はゲル化不可能、あるいはゲル化に長時間を有する、リ
モネンやジペンテン等の、ラジカル重合阻害性を有する
揮散性物質を多量に含有するものに適用した場合にで
も、室温下で、短時間でのゲル化が可能であり、従来の
加熱が不要な紫外線硬化型のゲル基材では不可能であっ
た、リモネンやジペンテン等を用いたゲル組成物も実現
可能である。
【0039】本発明に適用可能なラジカル重合阻害性を
有する揮散性物質としては、具体的には、香料ではリモ
ネン、ジペンテン、ゲラニオール、アネトール、イソオ
イゲノール、シトラール、α−n−アミルシンナミック
アルデヒド、メチルイオノン等が例示される。また、同
上の香料を使用した調合香料と、消臭剤、防虫剤、忌避
剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤、くん蒸剤等を組合せた揮
散性物質も例示される。
【0040】本発明のゲル組成物において、このような
揮散性物質の量は適用する揮散性物質の種類やゲル基材
に応じて適宜設定すればよく、特に限定はないが、ゲル
化を確実に行うために、前記アクリル化物の量が1重量
%以上となるように調整する。
【0041】このような本発明のゲル組成物は、前述の
ゲル基材と揮散性物質とを混合し、所望の形状の型に充
填し、光(紫外線)を照射してこの混合物をゲル化する
ことによって得ることができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。
【0043】エチルセルロース(エチルセルロース45
CP エチル置換度45〜50%関東化学社製)52g
を塩化メチレン1200mlに溶解し、次いでトリエチ
ルアミン50.5gを加えた。
【0044】この溶液にエチルセルロースに残っている
水酸基とほぼ同モルのアクリル酸クロリド(45.8
g)を、撹拌下、20〜25℃に保った状態で滴下し、
さらに20時間撹拌を続けた。
【0045】反応終了後、ジエチルエーテルで反応物を
沈殿させ、この沈澱物を濾別した後、濾過物を水洗、乾
燥した。さらに、塩化メチレン/ジエチルエーテル系で
再沈澱した後に、この沈澱物を濾別、水洗、乾燥し、目
的のエチルセルロースのアクリル化物を得た。
【0046】第1図にエチルセルロースの赤外吸収スペ
クトルを、第2図に得られたアクリル化物の赤外吸収ス
ペクトルをそれぞれ示す。アクリル化物の赤外吸収スペ
クトルには、エチルセルロースには見られない、174
0cm-1のアクリルエステルのカルボニルに帰属するス
ペクトル、および1620cm-1のアクリルの2重結合
に帰属するスペクトルが確認され、アクリル化が行なわ
れていることが確認された。
【0047】このアクリル化物を用い、下記表1に示さ
れる組成を有する各種のゲル基材を作成した。
【0048】このゲル基材とD−リモネン(高砂香料工
業社製)等とを表1に示される量混合し、この混合物に
紫外線ランプ(松下電気産業社製「ブラックライト蛍光
灯」最大波長355nm)を用いて、紫外線を約100
0mJ(3.5mW/cm2×300sec)照射し、
この混合物をゲル化した。
【0049】ゲル化の有無、得られたゲル組成物の透明
性について目視で確認した。結果を下記表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】なお、上記表1において エチルセルロース ;エチルセルロース45CPS
関東化学社製 UAP-1000 ;ウレタンアクリレート 共栄社
油脂化学工業社製 光重合開始剤 ;1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトンチバガイギー社製 ソルフィット ;3−メチル−3−メトキシブタ
ノール クラレ社製 調合香料(CT-910515) ;シトラス系香料 高砂香料工業
社製 デオドラ−T ;天然植物系消臭性溶液 高砂香
料工業社製
【0052】以上の結果より、本発明の効果は明らかで
ある。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の紫
外線硬化型ゲル基材およびゲル組成物は、従来の紫外線
硬化では不可能、あるいはゲル化に長時間を要するリモ
ネンやジペンテン等、ラジカル重合阻害性を有する揮散
性物質を多量に含有するものを適用した際においても、
室温下、短時間でゲル化することができ、これらを適用
して、芳香剤、消臭剤、防虫剤等を好適に製造すること
が可能となる。また、厚いゲルを作製可能であり、しか
も、得られたゲルは透明性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エチルセルロースの赤外吸収スペクトルを示す
グラフである。
【図2】エチルセルロースのアクリル化物の赤外吸収ス
ペクトルを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/00 110 9049−4H // C08B 15/10 8615−4C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチル置換率45%以上のエチルセルロ
    ースを(メタ)アクリル化してなる化合物と、光重合開
    始剤とを含有することを特徴とする紫外線硬化型ゲル基
    材。
  2. 【請求項2】 エチレン性不飽和結合を有する樹脂をさ
    らに含有する請求項1に記載の紫外線硬化型ゲル基材。
  3. 【請求項3】 エチル置換率45%以上のエチルセルロ
    ースを(メタ)アクリル化してなる化合物1重量%以上
    と、光重合開始剤とを含有する紫外線硬化型ゲル基材
    と、揮散性物質とを混合し、この混合物をゲル化してな
    ることを特徴とするゲル組成物。
  4. 【請求項4】 前記揮散性物質の含有量が2〜95重量
    %で、かつ、前記エチルセルロースを(メタ)アクリル
    化してなる化合物の含有量が1〜30重量%である請求
    項3に記載のゲル組成物。
  5. 【請求項5】 前記揮散性物質が、香料、消臭剤、防虫
    剤、忌避剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤、およびくん蒸剤
    の一種以上の有効成分である請求項3または4に記載の
    ゲル組成物。
  6. 【請求項6】 前記揮散性物質中のリモネンおよび/ま
    たはジペンテンの含有量が5〜90重量%である請求項
    3〜5のいずれかに記載のゲル組成物。
JP3197938A 1991-08-07 1991-08-07 紫外線硬化型ゲル基材およびゲル組成物 Withdrawn JPH0539334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119582A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 S T Chem Co Ltd 脱臭剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119582A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 S T Chem Co Ltd 脱臭剤

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