JPH0539326Y2 - - Google Patents

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JPH0539326Y2
JPH0539326Y2 JP8518688U JP8518688U JPH0539326Y2 JP H0539326 Y2 JPH0539326 Y2 JP H0539326Y2 JP 8518688 U JP8518688 U JP 8518688U JP 8518688 U JP8518688 U JP 8518688U JP H0539326 Y2 JPH0539326 Y2 JP H0539326Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は三つの流体間において熱交換を行う
ように改良したプレート式の熱交換に関する。
(従来の技術) 例えば、産業車両や船舶用のエンジンでは潤滑
油をエンジン冷却水または海水で冷却して一定温
度に保つようにしているが、その際、用いられて
プレート式の熱交換器を示せば第6図イ,ロのと
おりであり、周縁に立上り片1aを備え、左右両
側にそれぞれ一対の円形通孔1bを設けた横長な
皿形プレート1の内部両側に、上記通孔1bに重
なり合う通孔2aと内向きu字状の開放通路2b
を形成した短冊状の間隔片2を、その通孔2aと
開放通路2bの位置が左右のもので異なり、かつ
上下のもので交互に異なるように取付け、両側間
隔片2の間には波形フイン5を配設し、このよう
な皿形プレート1を所要数段積み重ねその最上段
と最下段に入口パイプ3aまたは4a、出口パイ
プ3bまたは4bを取付けた上蓋プレート3およ
び下蓋プレート4を重ねて、各プレート同志を気
密にろう付けしてあり、被冷却流体である潤滑油
を上部入口パイプ3aから流入させ、実線矢印の
ように所要プレート1内を斜めに通過させて下部
出口パイプ4bから流出させるようにし、また、
冷却水を下部入口パイプ4aから流入させ、潤滑
油のプレートとは異なるプレート1内を斜めに通
過させて上部の出口パイプ3bから流出させるよ
うにし、その過程で流体相互の熱交換を行うよう
にしている。
(考案が解決しようとする問題点) 最近、ホテルやオフイスビルまたは病院など
で、発電を行うばかりでなく、排気やエンジン冷
却水の熱を回収して給湯や暖房に利用するいわゆ
るコ・ジエネレーシヨンシステム(熱併給発電方
式)が試みられているが、上記従来の熱交換器で
は二種の流体しか流せないため、一つの冷却媒体
で排気の熱とエンジン冷却水の熱を同時に回収す
ることができず、少なくとも二つの熱交換器が必
要で、配管が複雑になるばかりでなく、熱損失を
伴い回収熱量が低下する恐れがある。
そこで、この考案は一つの冷却媒体で二つの流
体の熱を同時に回収することができ、熱損失を伴
わずに効率よく回収できる熱交換器を得ることを
目的とする。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的達成のために、この考案は両端部に通
孔を有する横長なみぞ形プレートの両端部内に
は、プレートの通孔に揃う通孔と内向きの開放通
路を有する間隔片を、その通孔と開放通路の位置
が両端のものでくい違いかつ上下のもので異なる
ように取付けて、所要段数積層するプレート式の
熱交換器として、上記各みぞ形プレートの中央部
には下向き先細りの通気筒を所要数並列させて設
け、上方の各通気筒の先端部を下方の通気筒の基
端部にそれぞれ嵌め合せてみぞ形プレートを積層
し、その上段または下段には第1、第2の出口パ
イプを有する上エンドプレートまたは第1、第2
の入口パイプを備えた下エンドプレートをそれぞ
れ取付け、第1、第2の入口パイプにはそれぞれ
温度の異なる冷却流体を流入させる一方、上記み
ぞ形プレートの通気筒には被冷却流体を流入させ
るようにしたことを特徴としている。
そして、上下に連なる積層みぞ形プレートの各
通気筒にエンジンの排気のように高温の流体を流
し、第1入口パイプにはエンジン冷却水のように
比較的に温度の高い一次冷却流体を流入させ、ま
た、第2入口パイプには水道水のような低温の二
次冷却流体を流入させれば、一次、二次の冷却流
体はそれぞれ間隔片の開放通路を通つて所定のみ
ぞ形プレート内に入り、そのみぞ形プレート内の
通気筒の周りを巡回しつつ横流れして反対側に至
り、反対側の間隔片の開放通路を介し上方に流れ
て、それぞれ第1、第2の出口パイプから外方に
流出していく。その流動過程において、高温流体
と一次二次の冷却流体の間および一次、二次流体
の間に熱交換が行われる。
(実施例) 第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すが、第1図は構成を分り易くするために上下を
逆にして主要部品を分離して示すものであり、1
1は下方がやや開いた下向きみぞ形(1図では上
向きみぞ形になつている)にプレス成形された横
長なプレートであつて、長手方向両側に張出しつ
ば11aを備えると共に左右両端部にはそれぞれ
一対の通孔11bが設けられ、プレート11の左
右両端部内には、上記一対の通孔11bに重なり
合う通孔12aと内向きu字状の開放通路12b
を設けた短冊状の間隔片12が、通孔12aと開
放通路12bの位置が左右のもので互い違いにな
り、かつ上下のもので交互に異なるようにして取
付けられ、両側間隔片12の間の中央部には、高
さがプレート11のみぞ深さとほぼ同じで先細り
の円錐台状をなした通気筒13が所要数所定の間
隔で数列にわたつて下向きに突設されており、プ
レート11を重ねたとき上のプレートの通気筒1
3の先端部が下側プレートの通気筒13の基端部
に嵌合するようになされている。
上記のようなみぞ形プレート11を所要枚数、
第2図、第3図のように下側プレートの両側片が
上側プレートの両側片に嵌合すると共に上側プレ
ートの各通気筒13の先端部が下側プレートの通
気筒の基端部にそれぞれ嵌合しかつ左右の間隔片
の通孔12aと開放通路12bが整列するように
して積み重ね、その上段には、中央部にプレート
の通気筒13の配列部分を囲む窓孔14cを備
え、両側に間隔片12の前側または後側(第2図
ロでは後側、1図ではその逆)の開放通路12b
または通孔12aに一致する第1の出口パイプ1
4aと第2の出口パイプ14bを設けた上エンド
プレート14を重ね、また、下段には、中央部に
上側プレートの各通気筒13の先端部に嵌合する
差込み口15cが立設され、両側に間隔片12の
後側または前側の通孔12aまたは開放通路12
bに一致する第1の入口パイプ15aと第2の入
口パイプ15bを出口パイプ14a,14bとは
位置を異ならせて設けた下エンドプレート15を
重ね、上下のプレート11の嵌合部、通気筒13
同志の嵌合部、差込み口15cの挿入部ならびに
エンドプレート14,15の当接部をろう付けし
て一体的に組付ける。
更に、上下のエンドプレート14,15の上に
は第3の入口パイプ16aを設けたフード部材1
6または第3の出口パイプ17aを設けたフード
部材17がそれぞれ気密にねじ止めされる。
上記構成のもとに、下エンドプレート15の第
1入口パイプ15aからエンジン冷却水W1を流
入させると共に第2入口パイプ15bから水道
水、地下水などの二次冷却水W2を流入させ、こ
れに対向するように上部フード部材16の第3入
口パイプ16aからエンジンの排気gを流入させ
る。すると、排気gは白線矢印のように積層する
プレート11の各通気筒13を通り抜け、下エン
ドプレート15の差込み口15cを介し下部フー
ド部材17の第3出口パイプ17aから外部に流
出していき、エンジン冷却水W1は第1図の実線
矢印のように積層みぞ形プレートの間隔片12の
通孔12aは通り抜け、所定段(第3図では偶数
段目)の一側の間隔片12の内向きの開放通路1
2bから当該プレート11のみぞ内に入り、多数
の通気筒13の周りを巡回しつつ横流れして他側
に至り、他側の間隔片12の内向きの開放通路1
2bおよびプレートの通孔11bを通つて上方に
流れ、上エンドプレート14の第1出口パイプ1
4aからエンジン側に流出していき、また、二次
冷却水W2は二重点線のようにエンジン冷却水W1
とは別の段(第3図では奇数段目)のみぞ形プレ
ート11の他側の間隔片12の開放通路12bか
ら当該プレート11のみぞ内に入り、そこに並列
している通気筒13の周りを巡回しつつ横流れし
て一側に向い、一側の間隔片12の開放通路12
bとプレートの通孔11bを通つて上方に流れ、
上エンドプレート14の第2出口パイプ14bか
ら給湯設備または暖房設備の方へ流出していく。
このような三つの流体の流れの過程において、
排気gは各みぞ形プレート11上の多くの通気筒
13を介し、エンジン冷却水W1と二次冷却水W2
とによつて冷却され、また、エンジン冷却水W1
(二次冷却水W2よりかなり温度が高い)は取り込
んだ排気gの熱を含めてみぞ形プレート11の壁
板を通じ二次冷却水W2によつて冷却されること
になる。換言すれば、二次冷却水W2によつて排
気の熱とエンジン冷却水の熱が同時に回収される
ことになる。
第4図はエンジン冷却水W1と二次冷却水W2
の伝熱面積すなわちプレート11のみぞ底の面積
を変えることなく、二次冷却水W2が流入するみ
ぞ形プレートに設けられる通気筒13の高さ(す
なわちプレートのみぞ深さ)をエンジン冷却水
W1が流入するみぞ形プレート11の通気筒13
より高くして、排気gに対する伝熱面積を二次冷
却水W2の方を大きくなし、排気gの熱を二次冷
却水W2により、より多く回収するようにした変
更例を示すものである。
第3図の例のように二つの冷却水W1,W2で排
気熱を等量ずつ受けるようにしたものでは、温
度、流速などの関係で場合によつて、エンジン冷
却水に冷却不良を生じる恐れがあるが、上述の例
ではその心配がない。
また、間隔片12の通孔12aと内向き開放通
路12bの位置は上下のもので必ずしも交互でな
くてもよい。すなわち、エンジン冷却水W1と二
次冷却水W2とは必ずしも交互の層をなしていな
くてもよい。さらに、間隔片12は第5図のよう
にPの字状のものとして、プレート11の通孔1
1bにそれぞれ重なる通孔12aおよび内向き開
放通路12bを形成するようにしてもよい。
なお、図示の例では第1の入口パイプにエンジ
ン冷却水を流入させ、第2の入口パイプに二次冷
却水を流入させるようにしたものを示したが、こ
れを逆でもよく、また、流体としてはエンジンの
排気やエンジン冷却水に限らず、一つの冷却媒体
によつて二つの流体の熱を回収する必要のあるも
のならば、扱う流体は他のものでも差支えない。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、みぞ形プレートの
両端部内に、通孔と内向きの開放通路を設けた間
隔片を、その通孔と開放通路の位置が両端のもの
でくい違い上下のもので異なるように取付けて所
要段数積層するプレート式の熱交換器として、各
みぞ形プレートの中央部には下向き先細りの通気
筒を所要数設け、上方の各通気筒の先端部を下方
の通気筒の基端部にそれぞれ嵌合させてみぞ形プ
レートを積層し、その上段または下段に第1、第
2の出口パイプを有する上エンドプレートまたは
第1、第2の入口パイプを有する下エンドプレー
トをそれぞれ取付け、第1、第2の入口パイプに
はそれぞれ温度の異なる冷却流体を流入させる一
方、みぞ形プレートの通気筒には被冷却流体を流
入させるようにしたので、器体中を流れる三つの
流体の熱交換を同時に行うことができ、一つの二
次冷却流体によつて他の二つの流体の熱を効率よ
く確実に回収することができ、また、余分な配管
を必要とせず、熱損失が少なく、オフイスビルや
ホテル、病院などの給湯または暖房などに有効に
役立たせることができ、実用的価値の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の上、下を逆にし
て分離した状態の斜視図、第2図イはその組立状
態の正面図、同図ロはその平面図、第3図は第2
図イのX−X線に沿つた断面図、第4図は変更例
の第3図と同じ部分の断面図、第5図は別例の間
隔片を用いたプレートの斜視図、第6図イは従来
品の分解斜視図、同図ロはその組立て正面図。 図中、11……みぞ形プレート、11b……通
孔、12……間隔片、12a……通孔、12b…
…開放通路、13……通気筒、14……上エンド
プレート、14a,14b……第1、第2の出口
パイプ、15……下エンドプレート、15a,1
5b……第1、第2の入口パイプ、15c……差
込み口、16,17……フード部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部に通孔11bを有する横長なみぞ形プレ
    ート11の両端部内には、プレートの通孔11b
    に揃う通孔12aと内向きの開放通路12bを有
    する間隔片12を、その通孔12aと開放通路1
    2bの位置が両端のものでくい違いかつ上下のも
    ので異なるように取付けて、所要段数積層するプ
    レート式の熱交換器において、上記各みぞ形プレ
    ート11の中央部には下向き先細りの通気筒13
    を所要数並列させて設け、上方の各通気筒13の
    先端部を下方の通気筒13の基端部にそれぞれ嵌
    め合せてみぞ形プレート11を積層し、その上段
    または下段には第1、第2の出口パイプ14a,
    14bを有する上エンドプレート14または第
    1、第2の入口パイプを備えた下エンドプレート
    15をそれぞれ取付け、第1、第2の入口パイプ
    15a,15bにはそれぞれ温度の異なる冷却流
    体を流入させる一方、上記みぞ形プレートの通気
    筒には被冷却流体を流入させるようにしたことを
    特徴とするプレート式熱交換器。
JP8518688U 1988-06-29 1988-06-29 Expired - Lifetime JPH0539326Y2 (ja)

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