JPH0539181A - エレベーターの索体緊張装置 - Google Patents
エレベーターの索体緊張装置Info
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- JPH0539181A JPH0539181A JP21306891A JP21306891A JPH0539181A JP H0539181 A JPH0539181 A JP H0539181A JP 21306891 A JP21306891 A JP 21306891A JP 21306891 A JP21306891 A JP 21306891A JP H0539181 A JPH0539181 A JP H0539181A
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- Japan
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- rope
- elevator
- tension
- tensioning device
- piston
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 安全性の高い、作業性に優れたエレベーター
のかご枠あるいは釣合重りを支承するロープの張力と長
さを調整する索体緊張装置を提供する。 【構成】 エレベーターのロープ１は、ソケット部材
２、繋ぎ部材１２、ピストンロッド４を介して、油圧シ
リンダ５内のピストン６に結合されている。油圧シリン
ダ５は、吊り板９にボルト８により固定されている。パ
イプ１０は、油圧シリンダー５相互を繋いでおり、エレ
ベーター稼働中における複数のロープの張力を均一に制
御する。繋ぎ部材１２は、バネ１４を挾んでピストンロ
ッド４を取り付け、また、ソケット部材２の一端が、ロ
ープの長さ調整が可能なようにナット１３、１３ａによ
り取付けている。ピストン６が固渋した場合、バネ１４
によりロープの急激な張力変動を防止することができ、
また、前記ナットにより、ロープの長さ及び張力の調整
を容易に行うことができる。
のかご枠あるいは釣合重りを支承するロープの張力と長
さを調整する索体緊張装置を提供する。 【構成】 エレベーターのロープ１は、ソケット部材
２、繋ぎ部材１２、ピストンロッド４を介して、油圧シ
リンダ５内のピストン６に結合されている。油圧シリン
ダ５は、吊り板９にボルト８により固定されている。パ
イプ１０は、油圧シリンダー５相互を繋いでおり、エレ
ベーター稼働中における複数のロープの張力を均一に制
御する。繋ぎ部材１２は、バネ１４を挾んでピストンロ
ッド４を取り付け、また、ソケット部材２の一端が、ロ
ープの長さ調整が可能なようにナット１３、１３ａによ
り取付けている。ピストン６が固渋した場合、バネ１４
によりロープの急激な張力変動を防止することができ、
また、前記ナットにより、ロープの長さ及び張力の調整
を容易に行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの索体緊
張装置に係り、特に、エレベーターのかご枠あるいは釣
合重りを支承するロープを緊張するエレベーターの索体
緊張装置に関する。
張装置に係り、特に、エレベーターのかご枠あるいは釣
合重りを支承するロープを緊張するエレベーターの索体
緊張装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターのかご枠あるいは釣合重り
を支承するロープの緊張装置に関する従来技術として、
例えば、特開昭５３−２３４４８号公報、実開昭５６−
１３４７２号公報等に記載された技術が知られている。
を支承するロープの緊張装置に関する従来技術として、
例えば、特開昭５３−２３４４８号公報、実開昭５６−
１３４７２号公報等に記載された技術が知られている。
【０００３】これらの従来技術は、エレベーターの据え
付け時に複数のロープのそれぞれの長さを調整する機構
とロープの回転を止める機構とを備え、かつ、各ロープ
を支持するシリンダの液室を連通させて、複数のロープ
のそれぞれの張力を均一化するものである。
付け時に複数のロープのそれぞれの長さを調整する機構
とロープの回転を止める機構とを備え、かつ、各ロープ
を支持するシリンダの液室を連通させて、複数のロープ
のそれぞれの張力を均一化するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エレベーター
の組み立て時、据え付け誤差により、かご枠、釣合重り
を支承している複数のロープの長さに差が生じることは
普通であり、据え付け時にロープの長さの調整を行う必
要がある。
の組み立て時、据え付け誤差により、かご枠、釣合重り
を支承している複数のロープの長さに差が生じることは
普通であり、据え付け時にロープの長さの調整を行う必
要がある。
【０００５】前記従来技術は、このロープの長さ調整と
複数のロープの張力の均一化を可能とした点で効果的な
ものであるが、据え付け時に複数の各ロープの長さを完
全に一致させることが困難であり、また、エレベーター
の稼働中におけるロープの伸びに対応することが困難で
あり、かつ、稼働中に何らかの要因でロープを支持して
いるシリンダ内のピストンが固渋した場合、これに対応
したロープの張力調整機能が全く失われるという問題点
を有している。
複数のロープの張力の均一化を可能とした点で効果的な
ものであるが、据え付け時に複数の各ロープの長さを完
全に一致させることが困難であり、また、エレベーター
の稼働中におけるロープの伸びに対応することが困難で
あり、かつ、稼働中に何らかの要因でロープを支持して
いるシリンダ内のピストンが固渋した場合、これに対応
したロープの張力調整機能が全く失われるという問題点
を有している。
【０００６】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、据え付け誤差がある場合にもこれを容易に吸収
することができ、エレベーターの稼働中に万一ピストン
が固渋した場合にも、これらに対応することのできる安
全性の高い、作業性に優れたエレベーターの索体緊張装
置を提供することにある。
解決し、据え付け誤差がある場合にもこれを容易に吸収
することができ、エレベーターの稼働中に万一ピストン
が固渋した場合にも、これらに対応することのできる安
全性の高い、作業性に優れたエレベーターの索体緊張装
置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ロープ長さ調整機構と、ロープ端末部分の回転を防
止する回り止め機構と、複数のロープのそれぞれの張力
を均一化する張力調整機構とを備えたロープ端末部分
に、ロープの張力の反力を受ける弾性体を設けることに
より、また、この弾性対の撓みを表示する目盛板等のゲ
ージ、あるいは、弾性体の撓み検出装置を設けることに
より、さらに、張力調整機構のシリンダー間を繋ぐ油圧
配管にバルブを設けることにより達成される。
は、ロープ長さ調整機構と、ロープ端末部分の回転を防
止する回り止め機構と、複数のロープのそれぞれの張力
を均一化する張力調整機構とを備えたロープ端末部分
に、ロープの張力の反力を受ける弾性体を設けることに
より、また、この弾性対の撓みを表示する目盛板等のゲ
ージ、あるいは、弾性体の撓み検出装置を設けることに
より、さらに、張力調整機構のシリンダー間を繋ぐ油圧
配管にバルブを設けることにより達成される。
【０００８】
【作用】エレベーターの据え付け時、かご枠及び釣合重
りを支承する複数本のロープは、弾性体の撓みをチェッ
クしながら長さ調整機構によりその長さが均一となるよ
うに調整することができ、ロープ相互間の長さの誤差を
なくすことができる。また、弾性体は、エレベーターの
稼働中も常にロープの張力に比例した撓みを生じている
ため、万一、張力調整機構に異常が生じ、この異常に対
応してロープの張力が変化した場合にも、弾性体に設け
られた目盛板等のゲージにより保守時にこの異常を把握
チェックすることができる。また、ゲージに代わり検出
装置を設けることにより、この場合の異常を自動的に検
出するようにすることもできる。
りを支承する複数本のロープは、弾性体の撓みをチェッ
クしながら長さ調整機構によりその長さが均一となるよ
うに調整することができ、ロープ相互間の長さの誤差を
なくすことができる。また、弾性体は、エレベーターの
稼働中も常にロープの張力に比例した撓みを生じている
ため、万一、張力調整機構に異常が生じ、この異常に対
応してロープの張力が変化した場合にも、弾性体に設け
られた目盛板等のゲージにより保守時にこの異常を把握
チェックすることができる。また、ゲージに代わり検出
装置を設けることにより、この場合の異常を自動的に検
出するようにすることもできる。
【０００９】また、シリンダー間に設けられるバルブ
は、エレベーター据え付け調整時、ロープを結合する前
に閉じておき、ロープの結合を、ピストンの動きを固定
した状態で行うようにする。このような状態で行われる
ロープの長さの調整は、ピストンが固定されているた
め、弾性体の撓みにより、精度良く初期のロープの張力
を均一にするように行うことができる。その後、バルブ
が開かれ、張力調整機構を作動状態としてエレベーター
の運転が開始可能となる。
は、エレベーター据え付け調整時、ロープを結合する前
に閉じておき、ロープの結合を、ピストンの動きを固定
した状態で行うようにする。このような状態で行われる
ロープの長さの調整は、ピストンが固定されているた
め、弾性体の撓みにより、精度良く初期のロープの張力
を均一にするように行うことができる。その後、バルブ
が開かれ、張力調整機構を作動状態としてエレベーター
の運転が開始可能となる。
【００１０】
【実施例】以下本発明によるエレベーターの索体緊張装
置の実施例を図面により詳細に説明する。
置の実施例を図面により詳細に説明する。
【００１１】図１は本発明の第１の実施例の構成を示す
図である、図１において、１はロープ、２はソケット部
材、３、３ａは回り止め、４はピストンロッド、５は油
圧シリンダ、６はピストン、９は吊り板、１０パイプ、
１２は繋ぎ部材、１４はバネである。
図である、図１において、１はロープ、２はソケット部
材、３、３ａは回り止め、４はピストンロッド、５は油
圧シリンダ、６はピストン、９は吊り板、１０パイプ、
１２は繋ぎ部材、１４はバネである。
【００１２】図１に示す本発明の第１の実施例におい
て、図示しないかご枠または釣合重りを支承するエレベ
ーターのロープ１は、ロープ１が結合されるソケット部
材２、繋ぎ部材１２、ピストンロッド４を介して、作動
液である油７が入れられた油圧シリンダ５内に嵌合され
ているピストン６に結合されている。油圧シリンダ５
は、その底部にエア抜き２０を有し、かご枠または釣合
重りに固定され、かご枠または釣合重りの荷重をロープ
に懸垂させる吊り板９に、油圧シリンダー５を固定する
ボルト８により固定されている。
て、図示しないかご枠または釣合重りを支承するエレベ
ーターのロープ１は、ロープ１が結合されるソケット部
材２、繋ぎ部材１２、ピストンロッド４を介して、作動
液である油７が入れられた油圧シリンダ５内に嵌合され
ているピストン６に結合されている。油圧シリンダ５
は、その底部にエア抜き２０を有し、かご枠または釣合
重りに固定され、かご枠または釣合重りの荷重をロープ
に懸垂させる吊り板９に、油圧シリンダー５を固定する
ボルト８により固定されている。
【００１３】パイプ１０は、油圧シリンダー５相互を繋
いでおり、これにより、エレベーター稼働中における複
数のロープの張力を均一に制御することができる。
いでおり、これにより、エレベーター稼働中における複
数のロープの張力を均一に制御することができる。
【００１４】繋ぎ部材１２は、ソケット部材２と、ピス
トンロッド４とを繋ぐ部材であり、バネ座４ａを介しバ
ネ１４を挾んでピストンロッド４が取り付けられ、ま
た、ねじ部２ａが備えられるソケット部材２の一端が、
ナット１３、１３ａにより取付けられている。
トンロッド４とを繋ぐ部材であり、バネ座４ａを介しバ
ネ１４を挾んでピストンロッド４が取り付けられ、ま
た、ねじ部２ａが備えられるソケット部材２の一端が、
ナット１３、１３ａにより取付けられている。
【００１５】ソケット部材２のロープ１との結合部に
は、ソケット部材２を貫通するピン１１が取付けられて
おり、ソケット部材２を挾んで板状の回り止め３、３ａ
が配置され、前記ピン１１が回り止め３、３ａに設けら
れた長穴３ｂにスライド可能に系合されている。
は、ソケット部材２を貫通するピン１１が取付けられて
おり、ソケット部材２を挾んで板状の回り止め３、３ａ
が配置され、前記ピン１１が回り止め３、３ａに設けら
れた長穴３ｂにスライド可能に系合されている。
【００１６】前述のように構成される本発明の第１の実
施例において、エレベーターの据え付け時、ソケット部
材２のネジ部２ａに設けたナット１３、１３ａにより、
ソケット部２の繋ぎ部材１２への結合位置を調整し、バ
ネ１３の長さが均一となるようにする。これにより、エ
レベーターの据え付け時に生じるロープ長さの誤差をな
くし、容易にロープ１の張力を均一に調整することがで
き、油圧シリンダー５内のピストン６の状態を最適な位
置にセットすることができる。その後、回り止め３、３
ａ及びピン１１をセットすることにより、ロープ１が回
転することによるロープ１の張力のゆるみを防止するこ
とができる。
施例において、エレベーターの据え付け時、ソケット部
材２のネジ部２ａに設けたナット１３、１３ａにより、
ソケット部２の繋ぎ部材１２への結合位置を調整し、バ
ネ１３の長さが均一となるようにする。これにより、エ
レベーターの据え付け時に生じるロープ長さの誤差をな
くし、容易にロープ１の張力を均一に調整することがで
き、油圧シリンダー５内のピストン６の状態を最適な位
置にセットすることができる。その後、回り止め３、３
ａ及びピン１１をセットすることにより、ロープ１が回
転することによるロープ１の張力のゆるみを防止するこ
とができる。
【００１７】前述した本発明の第１の実施例によれば、
エレベーターの据え付け時に、容易に複数のロープ１の
張力を均一に調整することができる。また、本発明の第
１の実施例によれば、エレベーター稼働中、万一、ピス
トン６が固渋し、これに対応したロープ１の張力が変化
した場合、バネ１４の長さが変化し、ロープ１の張力の
急激な変化を防止することができ、ロープ１あるいはそ
の他の機器に与える悪影響を防止することができる。さ
らに、保守点検時に、バネ１４の長さをチェックするこ
とにより、ピストン６の異常を容易に把握することがで
きる。
エレベーターの据え付け時に、容易に複数のロープ１の
張力を均一に調整することができる。また、本発明の第
１の実施例によれば、エレベーター稼働中、万一、ピス
トン６が固渋し、これに対応したロープ１の張力が変化
した場合、バネ１４の長さが変化し、ロープ１の張力の
急激な変化を防止することができ、ロープ１あるいはそ
の他の機器に与える悪影響を防止することができる。さ
らに、保守点検時に、バネ１４の長さをチェックするこ
とにより、ピストン６の異常を容易に把握することがで
きる。
【００１８】図２は本発明の第２の実施例の構成を示す
図である。図２において、１５はゲージであり、他の符
号はず１の場合と同一である。
図である。図２において、１５はゲージであり、他の符
号はず１の場合と同一である。
【００１９】この本発明の第２の実施例は、前述した本
発明の第１の実施例に加えて、バネ１４の撓み量を検出
することができるようにした実施例であり、ゲージ１５
を繋ぎ部材１２に固定し、バネ１４の長さが測定可能な
ように構成されている。
発明の第１の実施例に加えて、バネ１４の撓み量を検出
することができるようにした実施例であり、ゲージ１５
を繋ぎ部材１２に固定し、バネ１４の長さが測定可能な
ように構成されている。
【００２０】この本発明の第２の実施例によれば、これ
により、保守点検時にゲージ１５を見ることによりバネ
１４の長さを容易にチェックすることができ、異常状態
を即座に知ることができる。すなわち、エレベーターの
稼働中、ロープ１に異常な伸びが生じ、あるいは、ピス
トン６が固渋した場合、複数のロープのそれぞれの張力
に大きなアンバランスが生じ、それぞれのロープに対応
するゲージの値が大きく異なることになるので、保守点
検時にこのゲージの値を見ることにより、即座に異常を
知ることができる。
により、保守点検時にゲージ１５を見ることによりバネ
１４の長さを容易にチェックすることができ、異常状態
を即座に知ることができる。すなわち、エレベーターの
稼働中、ロープ１に異常な伸びが生じ、あるいは、ピス
トン６が固渋した場合、複数のロープのそれぞれの張力
に大きなアンバランスが生じ、それぞれのロープに対応
するゲージの値が大きく異なることになるので、保守点
検時にこのゲージの値を見ることにより、即座に異常を
知ることができる。
【００２１】図３は本発明の第３の実施例の構成を示す
図である。図３において、１６は金具、１７は検出体で
あり、他の符号は図１の場合と同一である。
図である。図３において、１６は金具、１７は検出体で
あり、他の符号は図１の場合と同一である。
【００２２】この本発明の第３の実施例は、前述した本
発明の第２の実施例におけるゲージ１５の代わりに、ピ
ストンロッド４に固定した金具１６と、この金具１６の
動きにより動作する繋ぎ部材１２に取り付けられた検出
体１７とによるバネ１４の異常検出機構を備えて構成さ
れている。検出体１７は、リミットスイッチ等であって
よく、バネ１４が異常な伸縮状態となったときにこれを
検出して外部に警報等を発するものである。
発明の第２の実施例におけるゲージ１５の代わりに、ピ
ストンロッド４に固定した金具１６と、この金具１６の
動きにより動作する繋ぎ部材１２に取り付けられた検出
体１７とによるバネ１４の異常検出機構を備えて構成さ
れている。検出体１７は、リミットスイッチ等であって
よく、バネ１４が異常な伸縮状態となったときにこれを
検出して外部に警報等を発するものである。
【００２３】この本発明の第３の実施例によれば、エレ
ベーターが稼働中にピストンの固渋が発生し、バネ１４
が異常な伸縮状態となった場合等の異常を自動的に検出
することができるので、エレベーターを安全性の高いも
のとすることができる。
ベーターが稼働中にピストンの固渋が発生し、バネ１４
が異常な伸縮状態となった場合等の異常を自動的に検出
することができるので、エレベーターを安全性の高いも
のとすることができる。
【００２４】図４は本発明の第４の実施例の構成を示す
図である。図４において、１９はバルブであり、他の符
号は図１の場合と同一である。
図である。図４において、１９はバルブであり、他の符
号は図１の場合と同一である。
【００２５】この本発明の第４の実施例は、油圧シリン
ダー５相互間を連結するパイプ１０の途中に油７の流路
を開閉するバルブ１９を設けて構成したものである。こ
のバルブ１９は、エレベーターの据え付け時、連結して
いる油圧シリンダ５内のピストン６の位置を一致させた
状態で閉じ、この状態でロープ１の長さ及び張力の調整
を行うように使用される。
ダー５相互間を連結するパイプ１０の途中に油７の流路
を開閉するバルブ１９を設けて構成したものである。こ
のバルブ１９は、エレベーターの据え付け時、連結して
いる油圧シリンダ５内のピストン６の位置を一致させた
状態で閉じ、この状態でロープ１の長さ及び張力の調整
を行うように使用される。
【００２６】すなわち、エレベーターの据え付け時、複
数の油圧シリンダー５を取り付け、ピストン６の位置が
全て同一位置となる状態でバルブ１９を閉じ、ピストン
６が移動しないようにピストン６を固定する。この状態
で、ロープ１をソケット部材２を介して繋ぎ部材１２に
取り付け、ナット１３、１３ａによりロープ１の長さ及
び張力の調整を行う。
数の油圧シリンダー５を取り付け、ピストン６の位置が
全て同一位置となる状態でバルブ１９を閉じ、ピストン
６が移動しないようにピストン６を固定する。この状態
で、ロープ１をソケット部材２を介して繋ぎ部材１２に
取り付け、ナット１３、１３ａによりロープ１の長さ及
び張力の調整を行う。
【００２７】この本発明の第４の実施例によれば、複数
の油圧シリンダー５がバルブ１９によりそれぞれ切り離
されているため、ピストンロッド４が固定状態となって
いるので、ロープ１の調整を格段に容易に行うことがで
きる。この調整の終了後、バルブ１９を開くことによ
り、以後、ロープ１張力は、自動的に調整されバランス
させることができる。
の油圧シリンダー５がバルブ１９によりそれぞれ切り離
されているため、ピストンロッド４が固定状態となって
いるので、ロープ１の調整を格段に容易に行うことがで
きる。この調整の終了後、バルブ１９を開くことによ
り、以後、ロープ１張力は、自動的に調整されバランス
させることができる。
【００２８】なお、前述した本発明の第４の実施例によ
るシリンダ５を接続するパイプ１０の途中にバルブ１９
を備える構成は、バネ１４を備えない構成の索体緊張装
置に対しても適用することができ、この場合にも、ロー
プ１の調整を格段に容易に行うことができるという効果
を得ることができる。
るシリンダ５を接続するパイプ１０の途中にバルブ１９
を備える構成は、バネ１４を備えない構成の索体緊張装
置に対しても適用することができ、この場合にも、ロー
プ１の調整を格段に容易に行うことができるという効果
を得ることができる。
【００２９】前述した本発明の第１〜第４の実施例は、
索体であるロープが２本であるとして説明したが、本発
明は、ロープがさらに多数となった場合にも適用するこ
とができる。
索体であるロープが２本であるとして説明したが、本発
明は、ロープがさらに多数となった場合にも適用するこ
とができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ピ
ストンに固渋が生じた場合に、ロープの急激な張力変動
を防止することができ、異常状態を容易に把握可能な安
全性の高いエレベーターの索体緊張装置を得ることがで
きる。また、本発明によれば、エレベーター据え付け
時、ロープの長さの誤差を格段に容易に吸収することが
でき、しかも、作業性の向上を図ることができる。
ストンに固渋が生じた場合に、ロープの急激な張力変動
を防止することができ、異常状態を容易に把握可能な安
全性の高いエレベーターの索体緊張装置を得ることがで
きる。また、本発明によれば、エレベーター据え付け
時、ロープの長さの誤差を格段に容易に吸収することが
でき、しかも、作業性の向上を図ることができる。
【図１】本発明の第１の実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の第２の実施例の構成を示す図である。
【図３】本発明の第３の実施例の構成を示す図である。
【図４】本発明の第４の実施例の構成を示す図である。
１ ロープ ２ ソケット部材 ３ 回り止め ４ ピストンロッド ５ 油圧シリンダー ６ ピストン ７ 油 ９ 吊り板 １０ パイプ １１ ピン １２ 繋ぎ部材 １４ バネ １５ ゲージ １６ 金具 １７ 検出体 １９ バルブ
Claims (6)
- 【請求項１】 複数の索体のそれぞれが連結されたピス
トンと、これらのピストンの個々に配置されたシリンダ
ーと、シリンダー相互間を連通する配管とを備え、前記
シリンダー及び配管内に作動液が充填されて構成されて
いるエレベーターの索体緊張装置において、複数の索体
のそれぞれの張力を支持する弾性体を各索体対応に備え
ることを特徴とするエレベーターの索体緊張装置。 - 【請求項２】 複数の索体のそれぞれが連結されたピス
トンと、これらのピストンの個々に配置されたシリンダ
ーと、索体の長さの調整機構と、シリンダー相互間を連
通する配管とを備え、前記シリンダー及び配管内に作動
液が充填されて構成されているエレベーターの索体緊張
装置において、前記シリンダー相互間を連通する配管に
前記作動液の通流を阻止する開閉可能なバルブを備えた
ことを特徴とするエレベーターの索体緊張装置。 - 【請求項３】 複数の索体のそれぞれが連結されたピス
トンと、これらのピストンの個々に配置されたシリンダ
ーと、索体の長さの調整機構と、シリンダー相互間を連
通する配管とを備え、前記シリンダー及び配管内に作動
液が充填されて構成されているエレベーターの索体緊張
装置において、複数の索体のそれぞれの張力を支持する
弾性体を各索体対応に備え、かつ、前記シリンダー相互
間を連通する配管に前記作動液の通流を阻止する開閉可
能なバルブを備えたことを特徴とするエレベーターの索
体緊張装置。 - 【請求項４】 複数の索体のそれぞれが連結されたピス
トンと、これらのピストンの個々に配置されたシリンダ
ーと、シリンダー相互間を連通する配管とを備え、前記
シリンダー及び配管内に作動液が充填されて構成されて
いるエレベーターの索体緊張装置において、前記シリン
ダがロックした場合の索体の撓みを検出する機構を備え
たことを特徴とするエレベーターの索体緊張装置。 - 【請求項５】 前記索体の撓みを検出する機構は、前記
複数の索体のそれぞれの張力を支持する弾性体と、該弾
性体の変位を指示する目盛板とにより構成されることを
特徴とする請求項４記載のエレベーターの索体緊張装
置。 - 【請求項６】 前記索体の撓みを検出する機構は、前記
複数の索体のそれぞれの張力を支持する弾性体と、該弾
性体の変位を検出する機構とにより構成されることを特
徴とする請求項４記載のエレベーターの索体緊張装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21306891A JPH0539181A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エレベーターの索体緊張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21306891A JPH0539181A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エレベーターの索体緊張装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539181A true JPH0539181A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16633009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21306891A Pending JPH0539181A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エレベーターの索体緊張装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0539181A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0621223A2 (en) * | 1993-04-23 | 1994-10-26 | SOILMEC S.p.A. | Anti-fall safety device |
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