JPH0537310A - ホールド回路 - Google Patents

ホールド回路

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JPH0537310A
JPH0537310A JP3344175A JP34417591A JPH0537310A JP H0537310 A JPH0537310 A JP H0537310A JP 3344175 A JP3344175 A JP 3344175A JP 34417591 A JP34417591 A JP 34417591A JP H0537310 A JPH0537310 A JP H0537310A
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current
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capacitor
transistors
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Kazumichi Nohara
一倫 野原
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • G11C27/02Sample-and-hold arrangements
    • G11C27/024Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーテレビジョン受像機のペデスタルレベ
ルクランプ回路などに用いられるホールド回路のコンデ
ンサの充電時定数を大とする。 【構成】 トランジスタ12のベース電流をコンデンサ
9の充電電流とすることで大きい時定数を得る。また、
基準電圧よりも低い電圧をホールドした場合、ゆるやか
に放電させるためにトランジスタのベース電流を放電電
流とする。さらに、コンデンサの充電用トランジスタは
かならずPNP型、放電用トランジスタは必ずNPN型
になるが、両者の電流増幅率の差異が影響をおよぼさな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラーテレビジョンの
ビデオ信号のペデスタルレベルのクランプ回路等に用い
るホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ホールド回路はコンデンサをホールドす
べき信号で充電する構成を有している。このコンデンサ
を集積回路内に作成する場合、その容量はある程度以上
には大きくできないから、保持特性を良好にするために
は種々の工夫が必要である。
【0003】図1は特開昭64−78008号公報に記
載されているホールド回路である。図1において、31
は差動増幅器を示し、二つのNPNトランジスタ14、
15のエミッタを接地側で共通に接続してあり、これら
のエミッタをスイッチング用のトランジスタ16、抵抗
17を介して接地ラインに接続している。
【0004】電源端子24に連なる抵抗20、トランジ
スタ21および抵抗22の直列回路は定電流回路であ
る。トランジスタ21、16のベースが接続され、これ
らのベースと接地ラインとの間にトランジスタ19が接
続されている。トランジスタ19のベース23にはクラ
ンプパルスが入力され、これが”L”のときトランジス
タ16がオンする。
【0005】トランジスタ15のベースには直流電源1
8から基準電圧Vrefが与えられている。トランジス
タ14のベースには端子1から抵抗2を介して、例えば
NTSCのビデオ信号が与えられる。コンデンサ9は電
源端子24から抵抗10、トランジスタ11を介して充
電される。トランジスタ14のコレクタは抵抗13に接
続されており、この接続点をトランジスタ11のベース
に与えている。トランジスタ6、5、3をダーリントン
接続し、トランジスタ6のベースをコンデンサ9に接続
している回路は放電回路である。
【0006】終段のトランジスタ3のエミッタ5は抵抗
4を介して接地ラインに接続され、コレクタは抵抗2と
トランジスタ14との接続点に接続し、ここをホールド
回路の出力端子50としている。入力されるビデオ信号
のペデスタルレベルは基準電圧Vrefより高いので、
クランプパルスが与えられてトランジスタ16がオンし
ているときにはトランジスタ14に電流が流れ、これに
よりトランジスタ11がオンしてコンデンサ9がそのコ
レクタ電流で充電される。
【0007】一方トランジスタ16オフ時は、コンデン
サ9がトランジスタ6などの放電回路から放電する。こ
のような動作の反復により、トランジスタ14のベース
または出力端子50の電圧は基準電圧Vrefに等しく
なる。
【0008】このように特開昭64−78008号公報
では、放電回路を3つのトランジスタのダーリントン接
続としたことで放電回路のインピーダンスを高めている
ので、放電時定数が大きくコンデンサの容量不足を補え
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなホールド回
路では、充電時定数が大きいことも望まれる。つまりビ
デオ信号の数個のHで基準電圧Vrefになることが望
まれる。これは、1、2Hでホールドさせると、ノイズ
でクランプレベルが変動し、画像の安定を欠くからであ
る。そこで充電回路の抵抗10の抵抗値を大とすること
が考えられるが、集積回路では大きい値の抵抗を精度よ
くコントロールすることができない。
【0010】他の方法として、トランジスタ11のコレ
クタ電流を小さくすることで、充電時間を長くすること
が考えられる。これには、抵抗17の抵抗値を大として
トランジスタ14、16を流れる電流を小さくすればよ
い。しかし、このようにするとスィッチングをするトラ
ンジスタ16の動作が不安定になり、正確なホールド動
作ができない。
【0011】一方、放電回路について、他の問題があ
る。ビデオ信号にノイズが重畳した場合、トランジスタ
14のベース電位又は出力電圧が基準電圧Vrefより
低くなることがある。このように出力電圧がVrefよ
り低くなると、トランジスタ14側には電流が流れず、
コンデンサ9への充電がおこなわれないうえ、高い放電
時定数のために出力端子50の電位の上昇が遅れる。つ
まり、充電時定数が小さく、ノイズの影響をうけやすい
と、放電時定数の大きいことが不都合を招くことにな
る。
【0012】図2はこれを解決するために他の放電ルー
トを追加した回路を示している。トランジスタ25、2
6の直列回路を電源端子1と接地ラインとの間に接続
し、トランジスタ15のコレクタをトランジスタ25の
ベースに接続する。トランジスタ26にはこれとミラー
回路を構成するようにトランジスタ27を接続し、トラ
ンジスタ27のコレクタをコンデンサ9の端子に接続す
る。
【0013】このような回路を設けておくと、トランジ
スタ15がオンしたときに、トランジスタ25、26が
オンし、この直列回路に流れる電流と等しい電流がトラ
ンジスタ27に流れ、これがコンデンサの放電電流とな
る。これにより一応の問題が解決されるが、ホールド電
圧の変動が比較的激しく、ペデスタルクランプ回路に使
用するときは、画像の安定性が損なわれる。
【0014】この発明はコレクタ電流に比べて大幅に小
さいベース電流をコンデンサの充電電流として使用する
回路構成とすることにより、実質的に充電時定数を高め
たホールド回路を提供することを第1目的とする。
【0015】またホールド対象電圧が基準電圧よりも低
い場合の不都合を解決したホールド回路を提供すること
を第2目的とする。またPNPトランジスタと、NPN
トランジスタとが混在する場合の不具合を解消すること
を第3目的とする。さらにトランジスタ個々の特性差に
因る不具合を解決することを第4目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホールド回
路は、第1入力端子に基準電圧が、また第2入力端子に
ホールド対象電圧が与えられる差動増幅器と、この差動
増幅器の2つの入力電圧の差に応じて流れる電流によっ
て導通状態を制御される第1トランジスタと、第1トラ
ンジスタのコレクタ電流にそのコレクタ電流を支配され
る第2トランジスタと、第2トランジスタのベースに1
端子を接続され、そのべース電流で充電されるコンデン
サと、このコンデンサの前記1端子に接続された放電回
路とを備えることを主な特徴とする。
【0017】また、第2入力端子の電圧が基準電圧より
低い場合に導通する第3トランジスタを備え、前記コン
デンサを第3トランジスタのベースに接続してあり、第
3トランジスタを介して放電させるようになしてあるこ
とを第2の特徴とする。
【0018】また、第3トランジスタがNPNトランジ
スタであり、第1トランジスタおよびNPNトランジス
タの直列回路と、第2トランジスタおよびPNPトラン
ジスタの直列回路とで、前記NPNトランジスタ、PN
Pトランジスタの両ベースを接続することによりミラー
回路を形成してあることを第3の特徴とする。
【0019】さらに、前記差動増幅器に流れる電流をN
PNトランジスタのエミッタ接地電流増幅率に比例する
値にしてあることを第4の特徴とする。
【0020】
【作用】コンデンサの充電が第2トランジスタのベース
電流で行われることで、充電時定数が大となる。また、
コンデンサの放電が第3トランジスタのベース電流とし
て行われるので、基準電圧より低い状態からの回復が、
緩やかに行われる。また、第3の特徴によれば、PNP
トランジスタと、NPNトランジスタとが混在していて
も、NPN型のトランジスタの増幅率だけに支配され、
充電、放電の不平衡が生じない。さらに、第4の特徴に
よれば、NPN型のトランジスタの個々の増幅率のばら
つきに影響されない。
【0021】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。図3は本発明の第1実施の回路図であ
る。図1において、31は差動増幅器を示し、二つのN
PNトランジスタ14、15のエミッタを共通に接続し
てある。これらのエミッタをスィッチンング用のNPN
トランジスタ16、抵抗17を介して接地ラインに接続
している。電源端子24に連なる抵抗20、NPNトラ
ンジスタ21および抵抗22の直列回路は定電流回路で
ある。トランジスタ21、16のベースが接続されこれ
らのベースと接地ラインとの間にNPNトランジスタ1
9が接続されている。
【0022】トランジスタ19のベース23にはクラン
プパルスが入力され、これが”L”のときトランジスタ
16がオンする。トランジスタ15のベースには直流電
源18から基準電圧Vrefが与えられている。トラン
ジスタ14のベースには端子1から抵抗2を介して、例
えばNTSCのビデオ信号が与えられる。
【0023】電源端子24と接地ラインとの間には抵抗
10、PNPトランジスタ11、12の直列回路が設け
られている。トランジスタ11のベースはトランジスタ
14のコレクタに接続されており、この接続点と電源端
子24との間に抵抗13を接続してある。
【0024】コンデンサ9はトランジスタ12のベース
と接地ラインとのあいだに接続されており、トランジス
タ12のベース電流で充電される。NPNトランジスタ
6、5、3をダーリントン接続し、トランジスタ6のベ
ースをコンデンサ9に接続している回路は放電回路であ
る。終段のトランジスタ3のエミッタ5は抵抗4を介し
て接地ラインに接続され、コレクタは抵抗2とトランジ
スタ14との接続点に接続し、ここをホールド回路の出
力端子50としている。
【0025】次にこの回路の動作を説明する。図1の回
路と異なるのはコンデンサ9の充電がトランジスタ11
のコレクタ電流ではなく、このコレクタ電流に支配され
るトランジスタ12のベース電流による点である。
【0026】入力されるビデオ信号のペデスタルレベル
は基準電圧Vrefより高いので、クランプパルスが与
えられてトランジスタ16がオンしているときにはトラ
ンジスタ14に電流が流れ、これによりトランジスタ1
1がオンし、トランジスタ12もオンする。トランジス
タ11、12のコレクタ電流は等しい。これをIc、ト
ランジスタ12のエミッタ接地電流増幅率をβ、トラン
ジスタ12のベース電流をIbとすると、 Ib=Ic/(1+β) Ic/β となる。
【0027】図1、2の回路ではIcによる充電が行わ
れていたのに対し、この発明では、Ibで充電が行われ
る。βが100程度の値をとるとすると、この発明で
は、それだけ充電電流が小さくなり、また、充電時定数
が大となるのである。これにより、ノイズの影響を抑制
することが可能になる。従ってペデスタルレベルクラン
プ回路に使用するときは、画像の安定が図れる。なお、
コンデンサ9の放電は、図1の従来回路と同様に行われ
る。
【0028】図4は差動増幅器31をPNPトランジス
タ14、15で構成したものである。両トランジスタ1
4、15のエミッタは共通接続されてPNPトランジス
タ16、抵抗17を介して電源端子24に接続され邸
る。基準電圧が与えられる方のトランジスタ15のコレ
クタは抵抗130を介して接地ラインにつらなってい
る。この抵抗とトランジスタ15のコレクタとの接続点
にはNPNトランジスタ110のベースが接続されてお
り、トランジスタ110のエミッタは抵抗100を介し
て接地ラインに接続されている。
【0029】トランジスタ110のコレクタはPNPト
ランジスタ28、抵抗30を介して電源端子24に連な
っている。トランジスタ28、抵抗30の直列回路とミ
ラー回路を構成するようにPNPトランジスタ29、抵
抗32の直列回路が接続されており、トランジスタ29
のコレクタはPNPトランジスタ12のエミッタにせつ
ぞくされている。トランジスタ12のベースがコンデン
サ9に接続されているのは図3の回路同様である。
【0030】放電回路は図3と全く同様である。クラン
プパルスを入力する部分は、トランジスタ16がPNP
トランジスタであることに対応していずれもPNPトラ
ンジスタ19、21を用いている。これらの部分には図
3と対応する符号を付して説明を省略する。
【0031】クランプパルスによってトランジスタ16
がオンすると、入力信号よりも低レベルの参照電圧Vr
ef側のトランジスタ15がオンする。これによりトラ
ンジスタ110がオンし、そのコレクタ電流に均い電流
がトランジスタ29、12の回路を流れる。そうすると
トランジスタ12のベースにはその1/βの電流が流
れ、これがコンデンサ9の充電電流となる。
【0032】図5は第2実施例に他の放電回路を設け
た、本発明の第3実施例を示す。基準電圧入力側のトラ
ンジスタ15のコレクタは、NPNトランジスタ38、
抵抗39の直列回路を介して接地ラインに連なってい
る。この直列回路はトランジスタ110、抵抗100の
直列回路とミラー回路を構成するように接続されてい
る。ホールド対象の電圧が入力される方のトランジスタ
14のコレクタは、NPNトランジスタ35、抵抗37
の直列回路を介して接地ラインに連なっている。
【0033】この直列回路はNPNトランジスタ34、
抵抗36の直列回路とミラー回路を構成するように接続
されている。トランジスタ34のコレクタはNPNトラ
ンジスタ33のエミッタに接続されている。トランジス
タ33のコレクタは電源端子24に、ベースはコンデン
サ9に接続されている。
【0034】差動増幅器31への入力電圧が基準電圧V
refより高い場合はトランジスタ14、38側がオン
し、これらと同電流がトランジスタ110に流れる。逆
に入力電圧が低くなると、トランジスタ14、35が6
オンし、これらと同電流がトランジスタ33、34に流
れる。トランジスタ33、34のコレクタ電流をIc、
トランジスタ33のエミッタ接地電流増幅率をβとする
と、トランジスタ33のベース電流はIc/βとなる。
【0035】つまり、この第3実施例では、低電圧入力
の場合、コンデンサ9の放電がトランジスタ33側から
行われるのであるが、図2の回路の1/βの放電電流に
なるので、出力電圧の回復は緩やかにおこなわれる。し
たがってペデスタルクランプ回路に使用するときは、画
像の安定性が高まる。
【0036】さて、図5の回路について詳細に検討す
る。差動増幅器31は正確にはその2入力電圧が等しく
なったところで平衡するのではなく、コンデンサ9の充
放電電流が等しい状態で平衡する。これらの電流はそれ
ぞれトランジスタ12、33のベース電流である。これ
らのベース電流は、トランジスタ12自体のまたはトラ
ンジスタ110のコレクタ電流、トランジスタ33自体
またはトランジスタ34のコレクタ電流である。
【0037】トランジスタ110、34までの回路はト
ランジスタ14、15側で対称であるが、トランジスタ
12、33はそれぞれPNP,NPN型であり、ICの
場合、両型のβは一致しない。そこで図5の回路では、
充放電電流に差が生じ、出力電圧は基準電圧からオフセ
ットを有した状態で安定する。
【0038】図6はそのような不都合を解消した実施例
を示す。図5の回路との相違点はPNPトランジスタ2
8に替えて、NPNトランジスタ280を用いた点であ
る。またこの実施例では定電流を供給する抵抗22、ト
ランジスタ21の回路に直列にNPNトランジスタ41
を接続し、そのベースに微小定電流源40を接続してあ
る。
【0039】微小定電流源40で電流Iを流すと、トラ
ンジスタ41には、βN Iのコレクタ電流が流れる。β
N はNPNトランジスタのエミッタ接地電流増幅率であ
る。この電流はトランジスタ41と直列のトランジスタ
21、トランジスタ21とミラー回路を構成するトラン
ジスタ16にも流れる。トランジスタ14側に流れる電
流の割合をA(≦1)とすると、トランジスタ14、1
5をそれぞれ流れる電流はAβN I,(1−A)βN I
となる。
【0040】(1−A)βN Iはトランジスタ15に直
列のトランジスタ38、トランジスタ38とミラー回路
を構成するトランジスタ110、さらにはトランジスタ
110に直列のトランジスタ280にも流れる。
【0041】一方、AβN Iはトランジスタ14に直列
のトランジスタ35、トランジスタ35とミラー回路を
構成するトランジスタ36、トランジスタ36に直列の
トランジスタ33にも流れる。
【0042】トランジスタ280のベース電流はコレク
タ電流(1−A)βNIの1/βNであり、(1−A)I
となる。βP をPNPトランジスタのエミッタ接地電流
増幅率とすると、トランジスタ29、12のコレクタ電
流は(1−A)βP Iとなる。従って、トランジスタ1
2のベース電流、つまり、コンデンサ9の充電電流は
(1−A)Iとなる。一方、前述のようにトランジスタ
33のコレクタ電流はAβN Iであるから、そのベース
電流、つまりコンデンサ9の放電電流はAIとなる。
【0043】このような実施例では、コンデンサ9の充
放電電流はPNP、NPNトランジスタの増幅率の差に
依存しないので、Aはおよそ0.5になる。従って前述
のオフセットの問題は解消される。さらにこの実施例で
は充放電電流にβN 、βP とも関係しないから、IC個
々の充放電電流のばらつきもない。
【0044】なお図6の実施例では微小定電流源40、
トランジスタ41を設けて差動増幅器31の電流をβN
Iとしたが、これらなしに図4、5の様な、トランジス
タ21、抵抗20、22の定電流回路とする場合は、こ
の電流をIcとすると、差動増幅器31の電流は同Ic
になる。
【0045】したがって前述の説明に従えば、充電電流
は(1−A)Ic/βN , 放電電流はAIc/βN とな
る。これはβN のばらつきによるIC個々の特性変動の
問題は在るが、PNP、NPNトランジスタの増幅率差
によるオフセットの問題は解決されている。なおこの発
明のホールド回路は、AGC回路、カラーテレビジョン
のACC回路にも適用できる。
【0046】
【発明の効果】以上のような本発明による場合は、コレ
クタ電流よりも小さいベース電流でコンデンサを充電す
るので、その時定数を大きくすることができる。これに
より容量の小さいコンデンサを使用しても、安定した、
正確なホールド動作がかのうになる。また、差動増幅器
をPNPトランジスタの対でも、NPNトランジスタの
対でも構成することができる。
【0047】さらに、第3トランジスタのベース電流に
よる放電が行われることにより、基準電圧よりも低い電
圧にホールドされた場合の回復が緩やかに行われる。ま
た、PNPトランジスタ、NPNトランジスタが混在す
る場合のそれぞれの増幅率の相違に因る充放電の不平衡
がなく、オフセットの問題が解消される。さらに、定電
流源を設けることでNPNトランジスタの個々の増幅率
の差による特性上のばらつきも皆無となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のホールド回路の回路図である。
【図2】放電回路を2つ有する従来のホールド回路の回
路図である。
【図3】本発明の第1実施例の回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の回路図である。
【図5】本発明の第3実施例の回路図である。
【図6】本発明の第4実施例の回路図である。
【符号の説明】
9 コンデンサ 11、110 第1トランジスタ 12 第2トランジスタ 31 差動増幅器 33 第3トランジスタ 40 微小電流源
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】入力されるビデオ信号のペデスタルレベル
は基準電圧Vrefより高いので、クランプパルスが与
えられてトランジスタ16がオンしているときにはトラ
ンジスタ14に電流が流れ、これによりトランジスタ1
1がオンし、トランジスタ12もオンする。トランジス
タ11、12のコレクタ電流は等しい。これをIc、ト
ランジスタ12のエミッタ接地電流増幅率をβ、トラン
ジスタ12のベース電流をIbとすると、 Ib=Ic/(1+β)Ic/β となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】差動増幅器31への入力電圧が基準電圧V
refより高い場合はトランジスタ15、38側がオン
し、これらと同電流がトランジスタ110に流れる。逆
に入力電圧が低くなると、トランジスタ14、35が
し、これらと同電流がトランジスタ33、34に流れ
る。トランジスタ33、34のコレクタ電流をIc、ト
ランジスタ33のエミッタ接地電流増幅率をβとする
と、トランジスタ33のベース電流はIc/βとなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1入力端子に基準電圧が、また第2入
    力端子にホールド対象電圧が与えられる差動増幅器と、
    この差動増幅器の2つの入力電圧の差に応じて流れる電
    流によって導通状態を制御される第1トランジスタと、
    第1トランジスタのコレクタ電流にそのコレクタ電流を
    支配される第2トランジスタと、第2トランジスタのベ
    ースに1端子を接続され、そのべース電流で充電される
    コンデンサと、このコンデンサの前記1端子に接続され
    た放電回路とを備えることを特徴とするホールド回路。
  2. 【請求項2】 前記差動増幅器がエミッタを共通接続さ
    れたNPNトランジスタ対を備え、前記第1、第2トラ
    ンジスタがPNPトランジスタである請求項1記載のホ
    ールド回路。
  3. 【請求項3】 前記差動増幅器がエミッタを共通接続さ
    れたPNPトランジスタ対を備え、前記第1トランジス
    タがNPNトランジスタ、第2トランジスタがPNPト
    ランジスタであり、第1、第2トランジスタのコレクタ
    電流を、PNPトランジスタ対からなる電流ミラー回路
    で供給する、請求項1記載のホールド回路。
  4. 【請求項4】 第2入力端子の電圧が基準電圧より低い
    場合に導通する第3トランジスタを備え、前記コンデン
    サを第3トランジスタのベースに接続してあり、第3ト
    ランジスタを介して放電させるようになしてある請求項
    3記載のホールド回路。
  5. 【請求項5】 第3トランジスタがNPNトランジスタ
    である請求項4記載のホールド回路。
  6. 【請求項6】 第1トランジスタおよびNPNトランジ
    スタの直列回路と、第2トランジスタおよびPNPトラ
    ンジスタの直列回路とで、前記NPNトランジスタ、P
    NPトランジスタの両ベースを接続することによりミラ
    ー回路を形成してある請求項5記載のホールド回路。
  7. 【請求項7】 前記差動増幅器に流れる電流をNPNト
    ランジスタのエミッタ接地電流増幅率に比例する値にし
    てある請求項6記載のホールド回路。
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