JPH0536645Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0536645Y2
JPH0536645Y2 JP1988129833U JP12983388U JPH0536645Y2 JP H0536645 Y2 JPH0536645 Y2 JP H0536645Y2 JP 1988129833 U JP1988129833 U JP 1988129833U JP 12983388 U JP12983388 U JP 12983388U JP H0536645 Y2 JPH0536645 Y2 JP H0536645Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
glass
seal
seal block
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988129833U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0250318U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988129833U priority Critical patent/JPH0536645Y2/ja
Publication of JPH0250318U publication Critical patent/JPH0250318U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0536645Y2 publication Critical patent/JPH0536645Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は樹脂成形金型のシール構造に関し、さ
らに詳しくは板状のガラスをインサートとして該
ガラスの周縁部に枠部材を一体に成形するための
樹脂成形金型のシール構造に関する。
従来の技術 例えば第3図および第4図に示す自動車のリア
サイドウインドガラス(以下、単にウインドガラ
スという)1については、モジユール工法と称し
てウインドガラス1単体の状態でウインドガラス
1周縁部に予め枠部材としてのウインドモール2
を一体に成形しておき、このウインドモール2付
きのウインドガラス1をねじ止め等の固定手段を
用いて車体に装着することが行われる。
そして、枠部材としてのウインドモール2を成
形するにあたつては、第5図に示すようにキヤビ
テイブロツク(固定型)3およびコアブロツク
(可動型)4のうちウインドモール2の見切り線
S1,S2(第4図参照)を決定する部分にゴム
製のシールブロツク5,6を配設した金型を用
い、型締め時にシールブロツク5,6をウインド
ガラス1に弾接させることで製品部空間(閉空
間)Rが形成され、この製品部空間Rに所定の樹
脂材料Pを充填することで、ウインドガラス1を
インサートとしてウインドモール2が一体成形さ
れる。
この時、シールブロツク5,6はその弾性変形
によりウインドガラス1に密着し、ウインドガラ
ス1とシールブロツク5,6との間に樹脂材料P
が入り込んでばりが発生するのを防ぐはたらきを
する(類似技術が例えば実公昭58−52105号公報
に開示されている)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら従来の構造においては、シールブ
ロツク5,6が予め相手側のウインドガラス1と
面形状合わせがなされていたとしても、シールブ
ロツク5,6とウインドガラス1との間のシール
ブロツク5,6の弾性変形に頼つているだけであ
るから、型締めと同時に、言い換えればキヤビテ
イブロツク3とコアブロツク4のパーテイング面
3a,4a同士が密着すれば、その時点でシール
ブロツク5,6とウインドガラス1との密着状態
が確定してしまい、ウインドガラス1の全周を通
してシールブロツク5,6の密着状態が均等にな
る保証がない。
そのため、ウインドガラス1の寸法精度、ある
いは上記の面形状合わせたのためのすり合わせ精
度次第ではなおもシール不良によるばりが発生
し、金型を実際の生産型として使用できるまでの
試作,修正等に多くの工数と時間を必要とするほ
か、ウインドガラス1自体の寸法精度をより厳格
に管理しないと所期の目的であるところのウイン
ドモール2の成形を実現することができない。
加えて、シールブロツク5,6のへたりにより
シール性能が低下するおそれがあり、耐久性の面
でも問題点を残している。
その一方、各シールブロツク5,6の硬度すな
わちばね定数を大きくすることにより、ある程度
のばり発生防止効果が期待できるものの、特に第
4,5図に示すように、見切り線S1,S2がガ
ラス1の表裏両面で同じ位置になく、双方のシー
ルブロツク5,6が互いに対向することなしにオ
フセツトしているような場合には、ガラス1の破
損を招きやすくなつて好ましくない。
本考案は、型締め後に圧力をかけてシールブロ
ツクをガラスに対し強制的に圧接させることで上
記問題点を解決したシール構造を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、固定型と可動型とを型締めして両者
の間に板状のガラスを加圧挟持し、このガラスを
インサートしてガラスの周縁部に枠部材を一体に
成形するようにした樹脂成形金型のシール構造に
おいて、前記固定型および可動型のうちいずれか
一方の型に、型締め時にガラスに圧接して該ガラ
スと各型との間に枠部材のための製品部空間を画
成する弾性体製のシールブロツクを設ける一方、
前記固定型および可動型のうち他方の型には、前
記一方の型側のシールブロツクと対向して型締め
時にガラスに圧接する弾性体製のシールブロツク
をガラス加圧方向に変位可能に設けるとともに、
該シールブロツクの外周側には型締め時にガラス
に圧接して前記一方の型側のシールブロツクとと
もに該ガラスと各型との間に枠部材のための製品
部空間を画成する弾性体製のシールブロツクをガ
ラス加圧方向に変位可能に設けている。
そして、前記他方の型側の一対のシールブロツ
クとその他方の型との間には、型締め後に導入さ
れる加圧流体により膨張して前記シールブロツク
にガラス圧接力を付与する加圧チユーブを設けた
ことを特徴としている。
上記の加圧流体としては例えば圧縮空気や油等
を用いる。
作 用 この構造によると、型締め時においては加圧チ
ユーブが加圧されておらず、したがつて加圧方向
に変位可能なシールブロツクがガラスに当接した
としても、ばりの発生を防ぐに十分なシール状態
にはない。そこで、型締め後に加圧チユーブに加
圧流体を導入すると加圧チユーブが膨張し、この
時点で初めてシールブロツクがガラスに圧接し
て、ばりの発生を防ぐに十分なシール状態とな
る。
そして、加圧チユーブによつてバツクアツプさ
れる一対のシールブロツクと加圧チユーブによつ
てバツクアツプされていない単一のシールブロツ
クの合計三つのシールブロツクでガラスを加圧す
ることにより、上記のシール性能を維持しつつガ
ラスの破損を未然に防止できる。
実施例 第1図は本考案のより具体的な一実施例を示す
図であつて、第5図と同様に自動車のリアサイド
ウインドガラス1にウインドモール2を一体成形
するための金型構造を示している。同図におい
て、1はウインドガラス、3は固定型としてのキ
ヤビテイブロツク、4は可動型としてのコアブロ
ツクである。
前記コアブロツク4のうちキヤビテイブロツク
3側のシールブロツク15と対向する部分には、
ゴム等の弾性体により形成されたシールブロツク
16Bが配設されているほか、前記シールブロツ
ク16Bよりも外周側であつてウインドモール2
の見切り線S2(第4図参照)を決定する部分、
すなわち製品部空間Rを画成する部分には、ゴム
等の弾性体により形成されたシールブロツク16
Aが配設されている。
これらシールブロツク16A,16Bは、いず
れもウインドガラス1と隙間なく密着するように
予め面形状合わせが施されており、キヤビテイブ
ロツク3側のシールブロツク15は溝7に嵌合支
持されるとともに、後述するコアブロツク4側の
シールブロツク16A,16Bが正規の加圧状態
になつた時に初めて所定の撓み代をもつてウイン
ドガラス1に圧接するように設定されている。
一方、コアブロツク4側のシールブロツク16
A,16Bは、該シールブロツク16A,16B
の高さよりも十分に深い溝8に上下動可能に嵌合
支持されており、その裏面側にはフレキシブルな
加圧チユーブ9Aまたは9Bが配設されている。
この加圧チユーブ9A,9Bは一端が閉塞される
とともに、他端からは電磁弁10を介して加圧流
体である油圧が導入されるようになつている。1
1は油圧源、12は減圧弁、13は圧力スイツチ
である。
次に上記のように構成された成形金型の成形手
順について第2図を参照しながら説明する。
先ず、図示外のプラテンが下降して第1図に示
すようにキヤビテイブロツク3とコアブロツク4
とが型締めされると、シールブロツク15,16
A,16Bはいずれも加圧チユーブ9A,9B自
体の弾性力のために、ごくわずかな圧接力をもつ
てウインドガラス1に圧接する。
型締めされたことが確認されると電磁弁10が
切り換わり、加圧チユーブ9A,9Bに油圧が導
入されるようになる。この油圧により加圧チユー
ブ9A,9Bが加圧されると、加圧チユーブ9
A,9Bが膨張してシールブロツク16A,16
Bを押し下げる。これにより各シールブロツク1
6A,16Bは所定の圧力(シール圧)をもつて
ウインドガラス1に密着すると同時に、シールブ
ロツク15もまた加圧チユーブ9A,9Bの加圧
反力によつてウインドガラス1に密着し、これら
シールブロツク15,16A,16Bのシール作
用により製品部空間Rが画成される。
なお、加圧チユーブ9A,9Bの圧力は双方と
もに同じ圧力でもよく、また成形条件等に応じて
相互に異ならしめてもよい。
加圧チユーブ9A,9Bの圧力が設定圧力まで
昇圧したことが圧力スイツチ13によつて確認・
検出されると、樹脂材料Pが射出され、溶融した
樹脂材料Pが製品部空間Rに充填される。
そして、射出終了後に加圧チユーブ9A,9B
によつて加圧すべき時間は第2図に示すようにタ
イマーによつて管理されるようになつており、射
出終了と同時に加圧解除用のタイマーと冷却用タ
イマーとが同時に起動する。
こののち、冷却が進んで加圧チユーブ9A,9
Bの加圧解除用タイマーがタイムアツプすると電
磁弁10が切り換わり、加圧チユーブ9A,9B
への油圧導入が断たれる一方、さらにそれより遅
れて冷却用タイマーがタイムアツプするとプラテ
ンが上昇し、ウインドモール2が一体成形された
ウインドガラス1は図示外のエジエクタによつて
キヤビテイブロツク3から取り出される。
このように、型締め後であつて樹脂材料Pの充
填前に、シールブロツク16A,16Bを加圧チ
ユーブ9A,9Bの圧力により強制的に押し下げ
てウインドガラス1との間のシールを行うように
したことにより、各シールブロツク15,16
A,16Bがウインドガラス1の形状に忠実に追
従して変位するので、各シールブロツク15,1
6A,16Bの密着状態が安定化し、ばりの発生
を防止してウインドモール2とウインドガラス1
との見切り線S1,S2をより明確に出すことが
できるようになる。
しかも、シールブロツク15とシールブロツク
16Bとを対向配置した上で、もう一つのシール
ブロツク16Aを設けたことにより、ばりの発生
を確実に防止しつつ、ウインドガラス1の破損を
防止することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、型締め動作とは
別に、シールブロツクを加圧チユーブにより強制
的に変位させてガラスに密着させるようにしてい
るので、シールブロツクがガラスの形状に忠実に
追従するようになり、シールブロツクの密着状態
が安定化するとともに、ガラス周方向での密着状
態のばらつきも解消され、ばりの発生を防止して
ガラスと枠部材との見切り線をより明確に出せる
ようになるほか、シールブロツク自体の耐久性も
向上し長寿命化が図れる。
また、ガラスの寸法誤差やシールブロツクの面
形状合わせ誤差等があつたとしても、シールブロ
ツク自体を加圧して強制的に変位させる構造であ
るために上記の誤差を吸収できるようになり、型
製作が容易になるとともにガラスの寸法管理工数
も削減できる。
その上、加圧チユーブでバツクアツプされるシ
ールブロツクと加圧チユーブでバツクアツプされ
ないシールブロツクとを対向配置した上で、さら
に別の加圧チユーブでバツクアツプされるシール
ブロツクを設けたことにより、上記のばりの発生
を確実に防止しつつ、ガラスの破損を防止できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面説明図、
第2図は本考案の金型構造による成形時のタイム
チヤート、第3図はウインドモールが一体成形さ
れた自動車のリアサイドウインドガラスの正面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図は従来の金型構造の一例を示す断面図であ
る。 1……リアサイドウインドガラス(ガラス)、
2……枠部材としてのウインドモール、3……固
定型としてのキヤビテイブロツク、4……可動型
としてのコアブロツク、9A,9B……加圧チユ
ーブ、15,16A,16B……シールブロツ
ク、P……樹脂材料、R……製品部空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定型3と可動型4とを型締めして両者の間に
    板状のガラス1を加圧挟持し、このガラス1をイ
    ンサートとしてガラス1の周縁部に枠部材2を一
    体に成形するようにした樹脂成形金型のシール構
    造において、 前記固定型3および可動型4のうちいずれか一
    方の型3に、型締め時にガラス1に圧接して該ガ
    ラス1と各型3,4との間に枠部材2のための製
    品部空間Rを画成する弾性体製のシールブロツク
    15を設ける一方、 前記固定型2および可動型3のうち他方の型4
    には、前記一方の型3側のシールブロツク15と
    対向して型締め時にガラス1に圧接する弾性体製
    のシールブロツク16Bをガラス加圧方向に変位
    可能に設けるとともに、該シールブロツク16B
    の外周側には型締め時にガラス1に圧接して前記
    一方の型3側のシールブロツク15とともに該ガ
    ラス1と各型3,4との間に枠部材2のための製
    品部空間Rを画成する弾性体製のシールブロツク
    16Aをガラス加圧方向に変位可能に設け、 前記シールブロツク16A,16Bと該シール
    ブロツク16A,16Bが設けられる型4との間
    には、型締め後に導入される加圧流体により膨張
    して前記シールブロツク16A,16Bにガラス
    圧接力を付与する加圧チユーブ9A,9Bを設け
    たことを特徴とする樹脂成形金型のシール構造。
JP1988129833U 1988-10-03 1988-10-03 Expired - Lifetime JPH0536645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988129833U JPH0536645Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988129833U JPH0536645Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0250318U JPH0250318U (ja) 1990-04-09
JPH0536645Y2 true JPH0536645Y2 (ja) 1993-09-16

Family

ID=31384474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988129833U Expired - Lifetime JPH0536645Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536645Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03257541A (ja) * 1990-03-07 1991-11-18 Nec Corp シンボリックデバッガ
JPWO2015098300A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 旭硝子株式会社 ガラス樹脂一体成形品の製造方法及び装置
JP6597390B2 (ja) * 2016-02-26 2019-10-30 Agc株式会社 樹脂枠体付き合わせガラスの製造方法及び樹脂枠体付き合わせガラス
JP6915379B2 (ja) * 2017-05-26 2021-08-04 日産自動車株式会社 複合材料の成形方法および成形装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179613A (ja) * 1984-09-21 1986-04-23 ビリオン・エス・アー 板部品の周囲にフレームを射出成型する装置
JPH01110114A (ja) * 1987-10-23 1989-04-26 Asahi Glass Co Ltd ガスケツト付窓ガラスの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179613A (ja) * 1984-09-21 1986-04-23 ビリオン・エス・アー 板部品の周囲にフレームを射出成型する装置
JPH01110114A (ja) * 1987-10-23 1989-04-26 Asahi Glass Co Ltd ガスケツト付窓ガラスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0250318U (ja) 1990-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7722792B2 (en) Injection mold and partial compression molding method
GB2167337A (en) Method and apparatus for the subsequent moulding of a surround of precise dimensions on the periphery of a flat or curved part having dimensional tolerances
JP2006527107A (ja) ガラス窓をオーバーモールドするための方法、シール接合部、および該方法を実現するための型
JP3320287B2 (ja) 射出成形装置における成形品のエジェクト方法
EP0274840B1 (en) Apparatus for injection moulding
JPH0536645Y2 (ja)
US3647337A (en) Precision molding apparatus
JP3004552B2 (ja) タイヤ加硫機
JPH09277315A (ja) 射出成形用金型
JP2002192571A (ja) シールリング成形用金型及びシールリングの成形方法
EP0348367B1 (en) Moulding tool
US6616878B2 (en) Method and apparatus for bonding extrusion-molded or die-molded pieces
JPH04327921A (ja) 樹脂成形品の製造方法
JP5676086B2 (ja) 薄板の射出成形方法及びその金型
JPH07178782A (ja) 射出圧縮成形用金型
JP2009113245A (ja) 射出成形機
KR940008854A (ko) 사출 성형 조립체의 클램핑 장치 및 방법
CN212948905U (zh) 多工位注塑机
WO2006128705A1 (en) Method for manufacturing a mould, method for arranging an edge around a panel and a mould
JPS6319215A (ja) 樹脂成形品の圧縮成形方法
JP4114748B2 (ja) 射出成形品の製造装置
JP2653494B2 (ja) 光ディスク基板成形用金型
JPH06182835A (ja) 射出成形用金型
JP2003266490A (ja) 射出成形用金型
JP4295887B2 (ja) 射出成形金型