JPH0536318Y2 - - Google Patents
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- JPH0536318Y2 JPH0536318Y2 JP1985193786U JP19378685U JPH0536318Y2 JP H0536318 Y2 JPH0536318 Y2 JP H0536318Y2 JP 1985193786 U JP1985193786 U JP 1985193786U JP 19378685 U JP19378685 U JP 19378685U JP H0536318 Y2 JPH0536318 Y2 JP H0536318Y2
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- fabric
- metal fiber
- fiber core
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Links
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、NMR等を操作する脳外科医など特
殊医師向けの電磁波シールド用白衣およびオフイ
スオートメイシヨン機器のオペレータ向けの電磁
波シールドウエアなどを仕立てに好適な布帛に関
するものである。
殊医師向けの電磁波シールド用白衣およびオフイ
スオートメイシヨン機器のオペレータ向けの電磁
波シールドウエアなどを仕立てに好適な布帛に関
するものである。
「従来の技術」
従来、電磁波シールド用白衣などは、織布の表
面に金属がメツキ、蒸着、スパツタリング、コー
テイング等によつて被覆された布帛によつて仕立
てられていた。
面に金属がメツキ、蒸着、スパツタリング、コー
テイング等によつて被覆された布帛によつて仕立
てられていた。
「考案が解決しようとする問題点」
このように金属が被覆されてなる従来の電磁波
シールド用布帛は、布帛の風合、色合などが被覆
された金属によつて左右されるので、所望の風
合、色合のもの、特に白衣を仕立てる白色の布帛
が得られない不満があつた。
シールド用布帛は、布帛の風合、色合などが被覆
された金属によつて左右されるので、所望の風
合、色合のもの、特に白衣を仕立てる白色の布帛
が得られない不満があつた。
また、従来の電磁波シールド用布帛の表面は、
金属で被覆されているので、吸湿性など布帛とし
ての基本的な性質が劣つており、この布帛で仕立
てられた衣服は肌触りが悪いなどの欠点があつ
た。
金属で被覆されているので、吸湿性など布帛とし
ての基本的な性質が劣つており、この布帛で仕立
てられた衣服は肌触りが悪いなどの欠点があつ
た。
「問題点を解決するための手段」
そこで、本考案の電磁波シールド用布帛にあつ
ては、太さ25〜75μmの金属繊維をコアにして中
心に有機繊維をスキンとした金属繊維コア糸を、
経、緯ともに15〜80本/inの密度で布帛に織り込
むことによつて、上記問題点の解決を図つた。
ては、太さ25〜75μmの金属繊維をコアにして中
心に有機繊維をスキンとした金属繊維コア糸を、
経、緯ともに15〜80本/inの密度で布帛に織り込
むことによつて、上記問題点の解決を図つた。
以下、図面を参照して本考案の電磁波シールド
用布帛を詳しく説明する。
用布帛を詳しく説明する。
第1図中符号1は金属繊維コア糸である。この
金属繊維コア糸1は、金属繊維2をコアにし、そ
の周囲に有機繊維3…がガバリングされてなるも
のである。この金属繊維コア糸1の金属繊維2に
は、各種の金属の繊維を用いることができるが、
シールド性などの点から、ステンレス鋼、銅、真
ちゆうなどの繊維が好適に用いられる。この金属
繊維2の太さは、通常25〜75μm程度に形成され
る。太さが25μm未満になると、この金属繊維2
の強度が不十分となる。また、75μmを越えると、
金属繊維コア糸1がかなり太いものとなり、布帛
を織るのに不適当になる不都合が生じる。また、
この金属繊維コア糸1の有機繊維3…には、一般
の織布を織るのに用いられる各種の有機繊維を用
いることができる。第1図の例の金属繊維コア糸
1にあつては、有機繊維3…が1層に撚り合わさ
れているが、有機繊維3…を2層以上に撚り合わ
すこともできる。
金属繊維コア糸1は、金属繊維2をコアにし、そ
の周囲に有機繊維3…がガバリングされてなるも
のである。この金属繊維コア糸1の金属繊維2に
は、各種の金属の繊維を用いることができるが、
シールド性などの点から、ステンレス鋼、銅、真
ちゆうなどの繊維が好適に用いられる。この金属
繊維2の太さは、通常25〜75μm程度に形成され
る。太さが25μm未満になると、この金属繊維2
の強度が不十分となる。また、75μmを越えると、
金属繊維コア糸1がかなり太いものとなり、布帛
を織るのに不適当になる不都合が生じる。また、
この金属繊維コア糸1の有機繊維3…には、一般
の織布を織るのに用いられる各種の有機繊維を用
いることができる。第1図の例の金属繊維コア糸
1にあつては、有機繊維3…が1層に撚り合わさ
れているが、有機繊維3…を2層以上に撚り合わ
すこともできる。
このような金属繊維コア糸1は、第2図に示す
ように、所定の密度で布帛4に織り込まれてい
る。金属繊維コア糸1の密度は、経、緯共に15〜
80本/in程度、より好ましくは19本/in以上とさ
れる。金属繊維コア糸1の密度が15本/in未満に
なると、布帛4はシールド効果の乏しいものとな
る。他方、密度が80本/inを越えても、布帛4の
重量が増すのみでシールド効果の向上が見られな
い。
ように、所定の密度で布帛4に織り込まれてい
る。金属繊維コア糸1の密度は、経、緯共に15〜
80本/in程度、より好ましくは19本/in以上とさ
れる。金属繊維コア糸1の密度が15本/in未満に
なると、布帛4はシールド効果の乏しいものとな
る。他方、密度が80本/inを越えても、布帛4の
重量が増すのみでシールド効果の向上が見られな
い。
また、このように織り込まれた金属繊維コア糸
1の金属繊維2…の量は、布帛4をなす糸の総量
の10vol%以下であることが望ましい。金属繊維
2…の量が10vol%を越えると、布帛4は重量が
増し、衣服を仕立てるのに不適当なものになる。
1の金属繊維2…の量は、布帛4をなす糸の総量
の10vol%以下であることが望ましい。金属繊維
2…の量が10vol%を越えると、布帛4は重量が
増し、衣服を仕立てるのに不適当なものになる。
布帛4をなす金属繊維コア糸1以外の糸5…に
は、通常の布帛に用いられている綿、ポリエステ
ル、レーヨン、アクリルなどの各種の繊維からな
る糸を用いることができる。
は、通常の布帛に用いられている綿、ポリエステ
ル、レーヨン、アクリルなどの各種の繊維からな
る糸を用いることができる。
「作用」
このような構成の電磁波シールド用布帛にあつ
ては、織り込まれた金属繊維コア糸の金属繊維に
よつて電磁波がシールドされる。また、金属繊維
は有機繊維で囲繞されているので、金属繊維によ
る吸湿性などの悪化が防止される。
ては、織り込まれた金属繊維コア糸の金属繊維に
よつて電磁波がシールドされる。また、金属繊維
は有機繊維で囲繞されているので、金属繊維によ
る吸湿性などの悪化が防止される。
さらに、金属繊維は有機繊維でガバリングされ
ているので、布帛を白色のものとすることができ
る。また、このため布帛の染色も可能で、各種の
風合、色合の布帛を生産することができる。
ているので、布帛を白色のものとすることができ
る。また、このため布帛の染色も可能で、各種の
風合、色合の布帛を生産することができる。
「実施例」
次に、実施例に沿つて、本考案のシールド用布
帛をさらに詳しく説明する。
帛をさらに詳しく説明する。
金属繊維2として50μmのステンレス鋼繊維を
用い、この金属繊維1に有機繊維3をダブルロー
ビング方式で見掛け番手30番手の金属繊維コア糸
1を作成した。有機繊維3には、ポリエチレンテ
レフタレートからなる20番手のフイラメントをテ
ンシヨンメンバーとして、これにポリエステル/
レーヨン混紡スライバーをガバリングしたものを
用いた。
用い、この金属繊維1に有機繊維3をダブルロー
ビング方式で見掛け番手30番手の金属繊維コア糸
1を作成した。有機繊維3には、ポリエチレンテ
レフタレートからなる20番手のフイラメントをテ
ンシヨンメンバーとして、これにポリエステル/
レーヨン混紡スライバーをガバリングしたものを
用いた。
この金属繊維コア糸1と30番手の綿糸5とを交
織して、布帛4を製造した。金属繊維コア糸1と
綿糸5との割合は、経緯共に1:1とした。ま
た、金属繊維コア糸1の密度は、縦方向が50本/
in、横方向が35本/inであつた。
織して、布帛4を製造した。金属繊維コア糸1と
綿糸5との割合は、経緯共に1:1とした。ま
た、金属繊維コア糸1の密度は、縦方向が50本/
in、横方向が35本/inであつた。
このようにして得られた布帛4の電磁波シール
ド効果を調べたところ、500MHzで48dBであつ
た。
ド効果を調べたところ、500MHzで48dBであつ
た。
「考案の効果」
以上説明したように、本考案の電磁波シールド
用布帛は、太さ25〜75μmの金属繊維をコアとし
て、有機繊維がガバリングされた金属繊維コア糸
が、経、緯ともに15〜80本/inの密度で織り込ま
れてなるものなので、高い電磁波シールド性を有
すると共に良好な吸湿性、吸汗性を有し、しかも
染色(後染加工)可能なものになる。従つて、本
考案の布帛は、白色を含め自由な色合、風合のも
のとできるので、この布帛を用いることにより、
電磁波シールド効果を有する白衣や、シールド効
果を有するフアツシヨン性豊かなオフスウエアを
仕立てることができる。
用布帛は、太さ25〜75μmの金属繊維をコアとし
て、有機繊維がガバリングされた金属繊維コア糸
が、経、緯ともに15〜80本/inの密度で織り込ま
れてなるものなので、高い電磁波シールド性を有
すると共に良好な吸湿性、吸汗性を有し、しかも
染色(後染加工)可能なものになる。従つて、本
考案の布帛は、白色を含め自由な色合、風合のも
のとできるので、この布帛を用いることにより、
電磁波シールド効果を有する白衣や、シールド効
果を有するフアツシヨン性豊かなオフスウエアを
仕立てることができる。
第1図は本考案の電磁波シールド用布帛に用い
られる金属繊維コア糸を示す斜視図、第2図は本
考案の電磁波シールド用布帛の一例を示す平面図
である。 1……金属繊維コア糸、2……金属繊維、3…
…有機繊維、4……布帛。
られる金属繊維コア糸を示す斜視図、第2図は本
考案の電磁波シールド用布帛の一例を示す平面図
である。 1……金属繊維コア糸、2……金属繊維、3…
…有機繊維、4……布帛。
Claims (1)
- 太さ25〜75μmの金属繊維をコアにして有機繊
維をスキンとした金属繊維コア糸が、経、緯とも
に15〜80本/inの密度で織り込まれてなる電磁波
シールド用布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193786U JPH0536318Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193786U JPH0536318Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62101299U JPS62101299U (ja) | 1987-06-27 |
JPH0536318Y2 true JPH0536318Y2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=31150137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985193786U Expired - Lifetime JPH0536318Y2 (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536318Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230607A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Nec Eng Ltd | 立体回路及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH690686A5 (de) * | 1996-07-01 | 2000-12-15 | Spoerry & Co Ag | Verfahren zur Herstellung eines elektrisch leitenden Garnes, elektrisch leitendes Garn und Verwendung des elektrisch leitenden Garnes. |
KR100449660B1 (ko) * | 2001-09-14 | 2004-09-21 | 영남방직주식회사 | 전자파 차폐코어사 및 그 제조방법 |
JP7282295B2 (ja) * | 2018-09-21 | 2023-05-29 | 住江織物株式会社 | 芯鞘型導電糸からの導通方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4955991A (ja) * | 1972-10-03 | 1974-05-30 | ||
JPS4973627A (ja) * | 1972-11-20 | 1974-07-16 | ||
JPS5415897A (en) * | 1977-07-07 | 1979-02-06 | Saito Shigemi | Fishing bait |
JPS6017997A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-29 | ソニー株式会社 | 電波シ−ルド材 |
-
1985
- 1985-12-17 JP JP1985193786U patent/JPH0536318Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4955991A (ja) * | 1972-10-03 | 1974-05-30 | ||
JPS4973627A (ja) * | 1972-11-20 | 1974-07-16 | ||
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JP2001230607A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Nec Eng Ltd | 立体回路及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62101299U (ja) | 1987-06-27 |
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