JPH0536176A - カセツト自動装填装置 - Google Patents

カセツト自動装填装置

Info

Publication number
JPH0536176A
JPH0536176A JP3210212A JP21021291A JPH0536176A JP H0536176 A JPH0536176 A JP H0536176A JP 3210212 A JP3210212 A JP 3210212A JP 21021291 A JP21021291 A JP 21021291A JP H0536176 A JPH0536176 A JP H0536176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotary encoder
elevator
cassette
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3210212A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Izeki
明 井関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3210212A priority Critical patent/JPH0536176A/ja
Publication of JPH0536176A publication Critical patent/JPH0536176A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 安全速度でエレベータ1を移動させる際のモ
ータ5の駆動電圧をしきい値VS とし、しきい値VS
上の駆動電圧をモータ5に供給した際にロータリーエン
コーダ6からパルスが発生しない時はロータリーエンコ
ーダ6不良と判断し、しきい値VS 以下の駆動電圧をモ
ータ5に供給した時は不良判断を行わないようにしてい
る。 【効果】 ロータリーエンコーダ異常の誤検出がなく、
故障を瞬時に発見してエレベータの暴走を防ぐことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複数のビデオテ
ープカセットの内から任意のカセットを選び出し、少な
くとも再生機能を有するビデオテープレコーダに自動装
填するカセット自動装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のカセット自動装填装置の構
成を示す。すなわち、この図5の装置60は、例えば、
長時間に亘る連続ビデオ再生及び/又は録画等を行うべ
く複数のビデオテープカセットCの内から任意のカセッ
トを選び出し、再生及び/又は録画機能を有するビデオ
テープレコーダ70に自動装填するいわゆるカセットオ
ートチェンジャと呼ばれるものである。
【0003】この図5のカセット自動装填装置60に
は、多数のテープカセットCが収納されたカセット収納
棚65が配され、また、再生及び/又は記録を行う複数
のビデオテープレコーダ(VTR)70が例えば上下複
数段に重ねられて配置されている。更に、当該カセット
自動装填装置60には、上記カセット収納棚65から取
り出された任意のカセットCを上記VTR70に移送す
るか或いは上記VTR70から取り出されたカセットC
を上記カセット収納棚65の所定の棚に移送するカセッ
ト移送手段(以下エレベータと呼ぶ)61が設けられて
いる。上記エレベータ61は、ガイドレール(垂直方向
ガイドレール62)に沿って垂直方向(図中矢印Y−Y
の方向)に移動し、ガイドレール(水平方向ガイドレー
ル63)に沿って水平方向(図中矢印X−Xの方向)に
移動するようになされている。これらガイドレール6
2,63に沿って上記エレベータ61が垂直或いは水平
方向に動かされることで、上記カセットCの移送が行わ
れる。
【0004】ここで、上記カセット自動装填装置60に
おいて、上記エレベータ61を垂直方向へ移動させるた
めの構成は、簡略化すると例えば図6に示すようなもの
となされる。この図6において、上記エレベータ61
は、モータ51の回転が例えばベルトにより伝達される
ことで垂直方向に動かされる。当該モータ51は、サー
ボコントローラ30により駆動制御されるものである。
また、上記モータ51には、回転に伴うパルスを出力す
るロータリーエンコーダ52が配設されており、このロ
ータリーエンコーダ52の出力も上記サーボコントロー
ラ30に送られるようになっている。更に、上記垂直方
向ガイドレール62には、上記エレベータ61の可動範
囲を決定するためのストッパ67U,67Dが設けられ
ている。ストッパ67Uはガイドレール62の上側のス
トッパであり、ストッパ67Dは下側のストッパであ
る。
【0005】なお、上記カセット自動装填装置60にお
いて、エレベータ61を水平方向へ移動させるのは、上
記垂直方向ガイドレール62を水平方向(図中矢印X−
X方向)に移動させることによりなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
カセット自動装填装置60においては、上記ロータリー
エンコーダ52からのパルス出力をサーボコントローラ
30に供給するようになされており、当該サーボコント
ローラ30は、このロータリーエンコーダ52からの出
力パルスに基づいて上記エレベータの移動量や位置等の
制御を行っている(すなわちフィードバックコントロー
ルがなされている)。
【0007】このため、例えば、上記エレベータ61を
動かそうとしている時或いは動かしている時に、上記ロ
ータリーエンコーダ52に異常が発生してパルスが発生
しなくなると、上記サーボコントローラ30は、上記モ
ータ51が駆動されていないと判断して、上記フィード
バックコントロールにより上記モータ51への印加電圧
(駆動電圧)を増大させるようになる。このような場合
には、上記エレベータ61が暴走して上記ストッパ67
U或いは67Dに衝突し、エレベータ61やストッパ6
7U或いは67Dが壊れてしまう虞れがある。
【0008】上述のようなことから、従来より、上記垂
直方向ガイドレール62の上記ストッパ67U及び67
Dの手前にセンサ68U及び68Dを設けており、上記
エレベータ61が上記センサ68U又は68Dを横切っ
た時には、当該センサ68U又は68Dからの信号を受
けて上記サーボコントローラ30が上記エレベータ61
を停止させるようにしている。なお、これらセンサを設
けたことから、上記エレベータ61の可動範囲は、実際
には、上記ストッパ67Uとセンサ68Uとの間の位置
から、上記ストッパ67Dとセンサ68Dとの間の位置
までの範囲Wとなる。
【0009】ところが、上記カセット自動装填装置にお
いては、収納するカセット数を多く(すなわち可動範囲
Wを大きく)すること及び、装置自体を小さく(すなわ
ち例えば装置の高さHを低く)することが求められてい
る。このようなことから、従来のカセット自動装填装置
では、上記ストッパ67Uとセンサ68Uとの間の距離
及びストッパ67Dとセンサ68Uとの間の距離を短く
することで、上記可動範囲Wを大きくしている。
【0010】しかし、このようにストッパとセンサ間の
距離を短くし過ぎると、例えば、前述したようにエレベ
ータ61が暴走した場合、上記センサがエレベータ61
の通過を検出し上記サーボコントローラ30が当該エレ
ベータ61を停止させるように制御したとしても、当該
エレベータ61が止まりきれずに上記ストッパに衝突す
るようになる。このように、センサとストッパとの間隔
が不充分であると、エレベータ61の暴走時に装置が壊
れてしまう虞れがある。
【0011】また、上記カセット自動装填装置において
は、例えば、上記サーボコントローラ30が上記ロータ
リーエンコーダ52からの出力パルスの有無を検出する
ようにし、このパルスが検出されない時には上記エレベ
ータ61を停止させるようにすることで、当該エレベー
タ61の暴走を防止することも可能である。
【0012】しかし、上述のように、単にロータリーエ
ンコーダ52からの出力パルスの有無のみを検出して上
記暴走を防止しようとする場合、上記サーボコントロー
ラ30は、上記ロータリーエンコーダ52からのパルス
が発生しなくなった時に、上記ロータリーエンコーダ5
2が故障しているためにパルスが発生していないのか、
或いは、エレベータ61が停止している(すなわちモー
タ51の回転が停止している)ためにパルスが発生して
いないのかを識別することができない。言い換えれば、
上記サーボコントローラ30において、単純にロータリ
ーエンコーダ52からのパルスの有無を監視するのみで
は、上記モータ51に負荷がかかった状態での静止制御
によりパルスが発生していないのか、或いは、ロータリ
ーエンコーダ52の故障によりパルスが発生しなくなっ
ているのかを判断することができない。
【0013】また、例えば、エレベータ61の移動開始
時のような場合には、上記モータ51に対して電圧印加
を開始した時刻と、上記ロータリーエンコーダ52から
パルスが発生してくるまでの時刻との間にタイムラグが
ある。すなわち、このタイムラグの間は、上記モータ5
1に対して駆動電圧を印加しているにもかかわらず、ロ
ータリーエンコーダ52からのパルスが得られないこと
になり、したがって、上記サーボコントローラ30にお
いては、上述同様に上記ロータリーエンコーダ52から
のパルスの有無のみによって上記ロータリーエンコーダ
52が故障しているか否かを判断することはできない。
【0014】すなわち、上述のように、ロータリーエン
コーダ52のパルス出力の有無のみで当該ロータリーエ
ンコーダ52の異常を検出するような場合は、例えば上
記静止状態或いは上記タイムラグ等のようにロータリー
エンコーダ52が正常であるにもかかわらずパルス出力
が得られないときには、誤ってロータリーエンコーダ5
2の異常として検出してしまう虞れがある。
【0015】ところが、例えば、放送局の放送システム
等のように、放送中(オンエア中)は連続運転させるこ
とが至上命題とされるシステムにおいては、上記カセッ
ト自動装填装置で上記ロータリーエンコーダ52等が異
常であると誤検出されることにより、誤って当該カセッ
ト自動装填装置が止まってしまうことは許されない。
【0016】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、ロータリーエンコーダ異常
の誤検出がなく、ロータリーエンコーダの故障を瞬時に
発見してエレベータの暴走を防ぐことを可能とし、更
に、エレベータの可動範囲を大きくとることも可能とす
るカセット自動装填装置を提供することを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のカセット自動装
填装置は、上述の目的を達成するために提案されたもの
であり、回転に伴うパルスを出力するロータリーエンコ
ーダが配設されたモータにより移動されると共にカセッ
トを移送するカセット移送手段と、上記モータの駆動制
御を行うことにより上記カセット移送手段の移動を制御
すると共に、上記ロータリーエンコーダの出力が供給さ
れる制御手段と、上記カセット移送手段の移動範囲を決
定するストッパとを有するカセット自動装填装置であっ
て、上記制御手段は、所定速度で上記カセット移送手段
を移動させる際の上記モータの駆動電圧をしきい値と
し、上記しきい値以上の駆動電圧を上記モータに供給し
た際に上記ロータリーエンコーダからパルスが発生しな
い時は上記ロータリーエンコーダを不良と判断し、上記
しきい値以下の駆動電圧を上記モータに供給した時は上
記判断を行わないようにしている。
【0018】ここで、上記所定速度とは、上記カセット
移送手段と上記ストッパとが例えば衝突したとしても当
該カセット移送手段と上記ストッパが破壊されないよう
な安全速度であり、したがって、上記しきい値は、当該
安全速度で上記カセット移送手段を移動させるのに必要
なモータの駆動電圧となる。
【0019】
【作用】本発明によれば、制御手段は、カセット移送手
段を所定速度(安全速度)で移動させるためのモータ駆
動電圧をしきい値とし、このしきい値以上の駆動電圧を
モータに供給した際にロータリーエンコーダからパルス
が発生しない時にはロータリーエンコーダを不良と判断
してモータへの電圧印加を停止するようにしているた
め、カセット移送手段が破壊されてしまうような暴走を
防ぐことができる。また、しきい値以下の駆動電圧をモ
ータに供給した時は判断を行わないようにしているた
め、誤ってロータリーエンコーダを異常であると検出を
してしまうことがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0021】本発明の実施例のカセット自動装填装置
は、図1に示すように、回転に伴うパルスを出力するロ
ータリーエンコーダ6が配設されたモータ5により移動
されると共にビデオテープカセットを移送するカセット
移送手段であるエレベータ1と、上記モータ5の駆動制
御を行うことにより上記エレベータ1の移動を制御する
と共に、上記ロータリーエンコーダ6の出力が供給され
る制御手段であるサーボコントローラ31と、上記エレ
ベータ1の可動範囲を決定するストッパ2U,2Dとを
有するものである。なお、本実施例の図1の構成は、前
述した図5及び図6のようないわゆるカセットオートチ
ェンジャの例えば垂直方向移動部のみの構成と、サーボ
コントローラの一部回路のみを示している。したがっ
て、上記エレベータ1の垂直方向移動部のガイドレール
4には、上記エレベータ1と、ストッパ2U及び2D
と、センサ3U及び3Dが配設されている。また、上記
エレベータ1は、図示を省略するベルトを介して、上記
ロータリーエンコーダ6が配設されたモータ5により移
動されるようになっている。
【0022】この図1において、上記サーボコントロー
ラ31では、所定速度で上記エレベータ1を移動させる
際の上記モータ5の駆動電圧をしきい値VSとし、上記
しきい値VS 以上の駆動電圧を上記モータ5に供給した
際に上記ロータリーエンコーダ6からパルスが発生しな
い時は上記ロータリーエンコーダ6を不良と判断し、上
記しきい値VS 以下の駆動電圧を上記モータ5に供給し
た時は上記判断を行わないようにしている。
【0023】ここで、上記所定速度とは、上記エレベー
タ1と上記ストッパ2U及び2Dの機械的及び物理的強
度に基づいて求められるものであって、上記エレベータ
1と上記ストッパ2U又は2Dとが、例えば衝突したと
しても当該エレベータ1及び上記ストッパ2U或いは2
Dが破壊されない(損傷しない)ような安全速度であ
る。言い換えれば、図2のモータ回転速度とモータ印加
電圧との関係に示すように、上記しきい値VS は、上記
安全速度で上記エレベータ1を移動させるのに必要な回
転速度Rv で上記モータ5を駆動する電圧となってい
る。したがって、例えば、逆に上記しきい値VS 以上の
駆動電圧を上記モータ5に供給した場合に上記エレベー
タ1が上記ストッパ2U或いは2Dに衝突したならば、
これらエレベータ1及び/又はストッパ2U或いは2D
が損傷する虞れがある。
【0024】また、図3のモータトルクとモータ印加電
圧との関係に示すように、通常、上記エレベータ1を動
かすために必要なトルクTを得るには、上記モータ5に
対してある一定以上の駆動電圧VM を印加する必要があ
る。このため、上記トルクTを得るための上記駆動電圧
M 以上の電圧である上記しきい値VS よりも高い電圧
を上記モータ5に印加している場合には、当該モータ5
は必ず回転駆動されていると考えられる。
【0025】更に、上記ロータリーエンコーダ6からの
出力パルスが検出されない場合としては、当該ロータリ
ーエンコーダ6が故障している場合の他、前述したよう
に、エレベータ1が静止状態となっている(すなわちモ
ータ5の回転が停止している)ために上記パルスが発生
していない場合や、エレベータ1の移動開始時のように
上記モータ5への電圧印加の開始時刻と当該ロータリー
エンコーダ6からパルスが発生してくるまでの時刻との
間のタイムラグの場合等が考えられる。
【0026】しかしこの時、上記モータ5への駆動電圧
が上記しきい値VS以上となっている場合は、例えばこ
のモータ5に対するサーボコントローラ31からの制御
信号が、前記移動開始時等のような加速時や逆の減速
時、或いは前記静止制御時等のような停止時等のいずれ
かの制御状態を示す制御信号となっているかにかかわら
ず、上述したように、当該モータ5は必ず回転駆動して
いると考えることができる。したがって、上記しきい値
S 以上の駆動電圧を上記モータ5に供給した場合でか
つ上記ロータリーエンコーダ6から回転に伴うパルスが
出力されていない場合には、当該ロータリーエンコーダ
6を不良と判断することができる。
【0027】このため、本実施例装置では、上記しきい
値VS 以上の駆動電圧を上記モータ5に供給した場合で
かつ上記ロータリーエンコーダ6からのパルスが上記サ
ーボコントローラ31に供給されなていない時には、ロ
ータリーエンコーダ6を不良と判断して上記モータ5へ
の電圧印加を停止するような制御を行うようにしてい
る。
【0028】ところで、上記モータ5に印加する電圧が
上記しきい値VS 以下の電圧となっている場合は、上述
したトルクTを得るための駆動電圧VM 以下のようにモ
ータ5の回転が停止する場合もあり得るので、誤ってロ
ータリーエンコーダ6の異常として検出する虞れがあ
る。また、前述したように、エレベータ1が静止状態と
なっている場合や、エレベータ1の移動開始時のような
パルス出力のタイムラグ等の場合も、誤ってロータリー
エンコーダ6の異常と検出する虞れがある。
【0029】このため、本実施例においては、上記モー
タ5に対して上記しきい値VS 以下の駆動電圧を印加し
ている場合は、例えば上記ロータリーエンコーダ6から
の出力パルスが検出されなくても、上記ロータリーエン
コーダ6を不良と判断しないようにしている。すなわ
ち、上記モータ5に印加する電圧が上記しきい値VS
下の電圧となっている場合は、上記エレベータ1は安全
速度以下で移動するため、例えば当該エレベータ1がス
トッパ2U或いは2Dに衝突したとしても、これらが破
壊されることはないので、上記エレベータ1の移動速度
が安全速度以下となる上記しきい値VS 以下の駆動電圧
をモータ5に印加している場合は、例え上記ロータリー
エンコーダ6からのパルスが検出されていなくても、上
記ロータリーエンコーダ6を不良と判断して、エレベー
タ1の移動を停止するようなことはしないようにしてい
る。
【0030】本実施例は、図1の構成により、上述のよ
うなサーボコントローラ31での判断処理を行うように
している。再び図1に戻って、本実施例のサーボコント
ローラ31の具体的構成について説明する。
【0031】すなわちこの図1において、上記ロータリ
ーエンコーダ6からのパルス出力は、当該パルス出力を
上記エレベータ1の位置情報に変換する位置変換回路7
に送られる。この位置変換回路7では、上記ロータリー
エンコーダ6からの出力パルスを例えばカウントするこ
とにより、上記垂直方向ガイドレール4上の何れの位置
に上記エレベータ1が存在しているかを示す位置情報が
得られる。当該位置変換回路7の出力は、減算器8に送
られる。当該減算器8には、目標値設定回路10から供
給される上記エレベータ1の目標位置を示す情報も供給
されている。上記目標値設定回路10からの目標位置情
報は、上記エレベータ1を上記垂直方向ガイドレール4
上の何れかの位置すなわち目標位置に移動させるかを決
定するための情報である。したがって、上記減算器8か
らの出力は、上記目標位置とエレベータ1の現在位置と
の差の情報となる。この差の情報はアンプ9を介して上
記モータ5にフィードバックされる。この処理が繰り返
されることにより、当該モータ5が駆動されて、上記エ
レベータ1が上記目標位置に移動するように制御される
ことになる。
【0032】また、上記ロータリーエンコーダ6の出力
は、パルスの有無を検出するパルス検出回路13にも送
られる。当該パルス検出回路13からの出力すなわちパ
ルスが検出されたか否かの出力は、判定回路12に送ら
れる。
【0033】当該判定回路12には、上記アンプ9の出
力と上記しきい値VS とのコンパレータ11による比較
結果の信号も供給されている。ここで、上記判定回路1
2は、例えばANDゲートで構成されている。この場
合、上記パルス検出回路13の出力は、上記ロータリー
エンコーダ6からのパルス出力を検出した時に例えばロ
ーレベル(“L”)で、上記パルスが検出されない時に
例えばハイレベル(“H”)となる信号となされる。ま
た、上記コンパレータ11の出力は、上記アンプ9の出
力電圧が上記しきい値VS の電圧よりも高い時に例えば
ハイレベル(“H”)で、逆にアンプ9の出力電圧が上
記しきい値VS の電圧よりも低い時に例えばローレベル
(“L”)となる信号となされる。したがって、当該判
定回路12からは、上記コンパレータ11の出力が
“H”で上記パルス検出回路13の出力が“H”の時に
ハイレベル(“H”)が出力される。すなわち、上記判
定回路12の出力が“H”であることは、上記モータ5
の駆動電圧がしきい値VS 以上でかつ上記ロータリーエ
ンコーダ6からパルスが出力されていないことを示して
いる。これにより、上記ロータリーエンコーダ6が不良
であると判断される。この判定回路12の出力は、上記
アンプ9に送られる。
【0034】当該アンプ9は、上記判定回路12の出力
に基づいて制御され、例えば上記判定回路12の出力が
“H”の時、すなわち上記モータ5の駆動電圧がしきい
値V S 以上でかつ上記ロータリーエンコーダ6からパル
スが出力されていない時には、当該アンプ9からの出力
電圧(モータ5の駆動電圧)が例えば低くなるように制
御される。これにより、上記モータ5の暴走(エレベー
タ1の暴走)が防止されるようになる。これに対し、上
記アンプ9は、上記判定回路12の出力が“L”の時、
すなわち上記モータの駆動電圧が上記しきい値VS 以下
の時には、当該判定回路12の出力に基づいた制御が行
われず、通常のサーボコントロールの制御がなされる。
【0035】また、上記判定回路12の出力は、表示手
段20に伝送される。当該表示手段20は、例えばCR
T(陰極線管)或いは液晶ディスプレイ等であり、この
表示手段20により、上記ロータリーエンコーダ6が故
障している等の表示がなされる。
【0036】本実施例のサーボコントローラ31での判
断処理のフローチャートを図4に示す。
【0037】すなわちこの図4において、ステップS1
でモータ電圧が上記しきい値VS 以上となっているか否
かの判断がなされ、モータ電圧がしきい値VS 以上とな
っている場合(Yes)は、ステップS2に進む。
【0038】ステップS2では、ロータリーエンコーダ
からのパルスが検出されたか否かの判断がなされ、パル
スが検出されない場合(No)には、ステップS3に進
み、当該ステップS3でロータリーエンコーダが不良で
あるとする。
【0039】また、上記ステップS1においてモータ電
圧がしきい値VS 以下であると判断した場合(No)
と、上記ステップS2においてロータリーエンコーダパ
ルスが検出された場合(Yes)は、ステップS1に戻
る。
【0040】上述したように、本実施例のカセット自動
装填装置によれば、上記サーボコントローラ31は、上
記安全速度で上記エレベータ1を移動させる際の上記モ
ータ5の駆動電圧をしきい値VS とし、上記しきい値V
S以上の駆動電圧を上記モータ5に供給した際に上記ロ
ータリーエンコーダ6からパルスが発生しない時は上記
ロータリーエンコーダ6を不良と判断し、上記しきい値
S 以下の駆動電圧を上記モータ5に供給した時は上記
判断を行わないようにしていることにより、上記エレベ
ータ1が上記安全速度を超過する高速移動中に、例え
ば、ロータリーエンコーダ6からパルスが発生しなくな
ったならば、瞬時に異常を判定することができる。ま
た、上記エレベータ1が、上記安全速度以下の低速移動
中に、例えばモータ5の負荷変動等により、一時的に移
動が停止したとしても、誤ってロータリーエンコーダ6
が故障したとして検出することがなく、誤ってエレベー
タ1の移動を停止させてしまうようなことがない。更
に、例えばモータ5の静止制御時のようにロータリーエ
ンコーダ6からの出力パルスが発生しなくなった場合で
も、上記エレベータ1が上記安全速度を超過する暴走を
起こす前に、当該ロータリーエンコーダ6の異常を検出
することができるようになる。したがって、本実施例に
よれば、前述したように、本実施例装置が適用される例
えば放送局の放送システム等のように、放送中(オンエ
ア中)は連続運転させることが至上命題とされるシステ
ムにおいて、上記ロータリーエンコーダ52等が異常で
あると誤検出されることにより、誤って当該カセット自
動装填装置が止まってしまうことがない。また更に、本
実施例のカセット自動装填装置においては、前述したよ
うに、ストッパ2U及びセンサ3Uとストッパ2D及び
センサ3Dとにより決定される前記可動範囲Wを大きく
とっても、エレベータ1とストッパ2U或いは2Dとの
衝突による破壊を防止することができる。したがって、
装置構成を小型化できると共に、多くのテープカセット
を収納することが可能となる。
【0041】なお、本実施例のカセット自動装填装置の
他の構成要素については、前述した図5と同様であるた
め、その説明については省略している。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明のカセット自動装
填装置においては、所定速度でカセット移送手段を移動
させる際のモータの駆動電圧をしきい値とし、しきい値
以上の駆動電圧をモータに供給した際にロータリーエン
コーダからパルスが発生しない時はロータリーエンコー
ダを不良と判断し、しきい値以下の駆動電圧をモータに
供給した時はこの判断を行わないようにしているため、
カセット移送手段が所定速度を超過する高速移動中に、
例えば、ロータリーエンコーダからパルスが発生しなく
なったならば、瞬時に異常を判定することができる。ま
た、カセット移送手段が、所定速度以下の低速移動中
に、例えばモータの負荷変動等により、一時的に移動が
停止したとしても、誤ってロータリーエンコーダが故障
したとして検出することがなく、誤ってカセット移送手
段の移動を停止させてしまうようなことがない。更に、
例えばモータの静止制御時のようにロータリーエンコー
ダからの出力パルスが発生しなくなった場合でも、カセ
ット移送手段が所定速度を超過する暴走を起こす前に、
ロータリーエンコーダの異常を検出することができるよ
うになる。したがって、本発明のカセット自動装填装置
においては、ストッパ等により決定される可動範囲を大
きくとっても、カセット移送手段とストッパとの衝突に
よる破壊を防止することができ、このため装置構成を小
型化できると共に、多くのカセットを収納することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカセット自動装填装置の要部の概略構
成を示す図である。
【図2】モータ回転速度とモータ印加電圧との関係を示
す図である。
【図3】モータトルクとモータ印加電圧との関係を示す
図である。
【図4】実施例のサーボコントローラでの処理のフロー
チャートである。
【図5】カセット自動装填装置の構成を説明するための
図である。
【図6】従来のカセット自動装填装置の要部の概略構成
を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・エレベータ 2U,2D・・・・・・ストッパ 3U,3D・・・・・・センサ 4・・・・・・・・・・垂直方向ガイドレール 5・・・・・・・・・・モータ 6・・・・・・・・・・ロータリーエンコーダ 7・・・・・・・・・・位置変換回路 8・・・・・・・・・・減算器 9・・・・・・・・・・アンプ 10・・・・・・・・・目標値設定回路 11・・・・・・・・・コンパレータ 12・・・・・・・・・判定回路 13・・・・・・・・・パルス検出回路 20・・・・・・・・・表示手段 31・・・・・・・・・サーボコントローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転に伴うパルスを出力するロータリー
    エンコーダが配設されたモータにより移動されると共に
    カセットを移送するカセット移送手段と、上記モータの
    駆動制御を行うことにより上記カセット移送手段の移動
    を制御すると共に、上記ロータリーエンコーダの出力が
    供給される制御手段と、上記カセット移送手段の可動範
    囲を決定するストッパとを有するカセット自動装填装置
    において、 上記制御手段は、所定速度で上記カセット移送手段を移
    動させる際の上記モータの駆動電圧をしきい値とし、上
    記しきい値以上の駆動電圧を上記モータに供給した際に
    上記ロータリーエンコーダからパルスが発生しない時は
    上記ロータリーエンコーダを不良と判断し、上記しきい
    値以下の駆動電圧を上記モータに供給した時は上記判断
    を行わないことを特徴とするカセット自動装填装置。
JP3210212A 1991-07-27 1991-07-27 カセツト自動装填装置 Withdrawn JPH0536176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3210212A JPH0536176A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 カセツト自動装填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3210212A JPH0536176A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 カセツト自動装填装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0536176A true JPH0536176A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16585647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3210212A Withdrawn JPH0536176A (ja) 1991-07-27 1991-07-27 カセツト自動装填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460030B2 (en) 2006-12-05 2008-12-02 Continental Automotive Systems Us, Inc. System and method for encoder failure detection
EP3208619A1 (de) * 2012-04-12 2017-08-23 Robert Bosch GmbH Verfahren und vorrichtung zum überprüfen eines drehzahlsystems einer motorbetriebenen vorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7460030B2 (en) 2006-12-05 2008-12-02 Continental Automotive Systems Us, Inc. System and method for encoder failure detection
EP3208619A1 (de) * 2012-04-12 2017-08-23 Robert Bosch GmbH Verfahren und vorrichtung zum überprüfen eines drehzahlsystems einer motorbetriebenen vorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6754019B2 (en) System and method for implementing a rotary memory device
US6643088B1 (en) Magnetic disk drive and method of controlling a movement of carriage in an unload operation of head
JPH0536176A (ja) カセツト自動装填装置
EP0466414B1 (en) Tape location control apparatus
JPH0536177A (ja) カセツト自動装填装置
EP0805446A2 (en) Method of controlling disk storing magazine in disk recording-playback device
US5138504A (en) Tape transport control apparatus for switching from high speed reel drive to low speed capstan drive without stopping the tape
US4809094A (en) Method of accessing data recorded on a disk at a high speed
JPH06168530A (ja) カートリッジ移送装置
JPH067430B2 (ja) 記録円盤信号検出手段の搬送制御装置
JPS61296509A (ja) マルチ・トラツク・デイジタル記録装置の速度変動検出装置
JPS6128194B2 (ja)
US6370088B1 (en) Photomagnetic recording/reproduction apparatus
JPS61141016A (ja) 磁気ヘツド位置決め装置
JPH0817006A (ja) 磁気テープ装置
EP0305498B1 (en) Crash-prevention for disk drive positioning system
KR0157543B1 (ko) 자기기록/재생장치의 모드제어방법
JP2629350B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH03113782A (ja) 磁気デイスク装置の制御方法
KR0157545B1 (ko) 자기기록/재생장치의 모드복귀방법
JPH04121870A (ja) モータ停止判別装置
JP2001210064A (ja) サーチ動作を制御する方法およびヘリカルスキャンプロセスによるビデオレコーダ
JPH05120764A (ja) 磁気テープ走行速度制御装置
JPH03290859A (ja) テープ記録再生装置
JPH0510736B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008