JPH0536007Y2 - - Google Patents

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JPH0536007Y2
JPH0536007Y2 JP3513188U JP3513188U JPH0536007Y2 JP H0536007 Y2 JPH0536007 Y2 JP H0536007Y2 JP 3513188 U JP3513188 U JP 3513188U JP 3513188 U JP3513188 U JP 3513188U JP H0536007 Y2 JPH0536007 Y2 JP H0536007Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカーテーウオール或いは間切り壁等の
壁面形成部材に対する取付金物を、マリオン等の
固定支持部材に、前記壁面形成部材肉厚方向での
その壁面形成部材の前記固定側支持部材に対する
姿勢を調整する姿勢調整機構を介して取付けてあ
る壁面形成部材の取付構造に関し、さらに詳述す
ると、特に、ビルの壁面全体を映像スクリーンと
して使用する場合に、ビル壁面を構成する個々の
壁面形成部材の姿勢を揃えてビル壁面全体として
平滑性を得る際に姿勢調整機構を使用する壁面形
成部材の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の壁面形成部材の取付構造において、前
記姿勢調整機構を備えたものとして、先に本出願
人らによつて特開昭61−282576号公報で提案され
たものがあり、このもの構成は、第4図及び第5
図に示すように、壁面形成部材G取付金物1に螺
合して前記壁面形成部材Gをその肉厚方向室内側
に移動させる第1調節ネジ部材5と、前記固定側
支持部材9に螺合支持された状態で取付金物に接
当して前記壁面形成部材Gをその肉厚方向室外側
に向けて押圧移動させる第2調節ネジ部材6とを
備え、これら第1調節ネジ部材5と第2調節ネジ
部材6とを、上下別個の位置に設置してあつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような構成のものでは、確かに、第1調
節ネジ部材との螺合によつて、前記取付金具は室
外側への移動を規制され、第2調節ネジ部材との
接当によつて取付金具は室内側への移動を規制さ
れ、両調節ネジ部材で移動を規制された状態であ
るが、夫々の取付金具の作用位置が上下に間隔を
持つたもので、かつ、第2調節ネジ部材は取付金
具に当てがわれているだけであるから、姿勢を調
整した後も調節ネジ部材と取付金物とのガタによ
つて壁面形成部材がその肉厚方向に倒れを生じ易
い欠点があつた。
本考案の目的は、両調節ネジ部材の合理的配置
構成によつて、壁面形成部材を安定した姿勢で支
持できる姿勢調整機構を備えた壁面形成部材の取
付構造を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、 前記姿勢調整機構を、前記取付金物に螺合し
て前記壁面形成部材をその肉厚方向一方側に移
動させる第1調節ネジ部材と、前記固定側支持
部材に螺合支持された状態で取付金物に接当し
て前記壁面形成部材をその肉厚方向他方側に押
圧移動させる第2調節ネジ部材とで構成する点
と、 軸芯を一致させた状態で第1調節ネジ部材に
第2調節ネジ部材を外嵌してある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
姿勢調整機構での調整状態を説明すると、 (イ) 第2調節ネジ部材を所望の位置まで前後退さ
せて位置決めする。
(ロ) この状態から第1調節ネジ部材を螺進させて
取付金具を引寄せると取付金具が第2調節ネジ
部材に接当して第1調節ネジ部材の螺進が止ま
る。この状態で壁面形成部材の姿勢設定が完了
する。
上記調節作業でも示したように、同一軸芯上に
位置する第1調節ネジ部材と第2調節ネジ部材と
は調節後の状態では互いに押し合う形で締結され
るので、取付金具は何れの方向にも移動できず
に、従来のように、姿勢設定後も変化を来すとい
つたこともなくなる。又、第1調節ネジ部材で充
分に締込みめばネジのガタも抹消されて、取付金
具が多少の振動力を受けてもガタ付くことがな
い。
〔考案の効果〕
したがつて、第1調節ネジ部材は壁面形成部材
の肉厚方向の一方側にのみ取付金具を移動させる
機能を、かつ、第2調節ネジ部材は壁面形成部材
の肉厚方向の他方側にのみ取付金具を移動させる
機能を変更することなく、両者を同一軸芯上に配
置するだけの簡単な変更を施すことによつて、壁
面形成部材の姿勢を設定した状態で両調節ネジ部
材が押し合う形で締結されるので、壁面形成部材
の姿勢変化が少なくなり、安定した支持構造が提
案できる。しかも、従来構成のように、第1調節
ネジ部材と第2調節ネジ部材とが離れて取付金具
に作用し、壁面形成部材の肉厚方向一方側に移動
させる際は第1調節ネジ部材で行い他方側に移動
させる際は第2調節ネジ部材で行う必要のある場
合には、取付金具の移動力を受ける部位が異なる
ので、両調節ネジ部材の操作量の不可避的なバラ
ツキが原因で取付金具の予期しない倒れを生じ易
く、交互に何回も両調節ネジ部材を操作しなけれ
ばならないといつた問題もあるが、本考案は壁面
形成部材に姿勢設定するに取付金具を移動させる
際に第1、第2調節ネジ部材が取付金具の同一位
置に作用するので、つまり、一箇所で壁面形成部
材を押引き移動させるので、両調節ネジ部材の操
作量のバラツキによる取付金具の倒れがなく、目
標量だけ調節するだけでよいので、調節操作も容
易である。
〔実施例〕
第1図における、水平方向で隣接する二枚のガ
ラス板G,Gの取合い部分を基にガラス板Gの取
付構造を説明する。ガラス板Gは壁面形成部材の
1態様である。
ガラス板Gを取付ける取付金物1は、ガラス板
Gを接着固定する第1金物2とこの第1金物2を
固定側支持部材としてのマリオン9に連係する第
2金物3とからなり、第1金物2は略コの字形の
断面を持つもので、ガラス板Gの縦寸法と略同寸
法の長さを持ち、第2金物3は第1金物2のコの
字形溝2a内に係合する先端部3aと後記する四
角ナツト8嵌め込み用係合用溝3bとを一体形成
したもので、ピース材又は第1金物と略同様の縦
寸法を有する。一方、前記取付金物1の室内側に
はマリオン9が配置され、このマリオン9のフラ
ンジ部9Aと前記第2金物3とが後記するガラス
板姿勢調整機構4を介して連結されている。
次に、第1金物2と第2金物3との相対移動構
造について説明すると、第2金物3の先端部3a
が第1金物2の溝2a内に係入した部位で両者
2,3がガラス板面方向に沿つて相対摺動し、例
えば地震等による層間変位が起こつても吸収でき
る構成となつている。
第3図を基に、上下方向でのガラス板Gの取付
構造を説明する。マリオン9に固着したブラケツ
ト18に、無目材となるサツシユバー19をボル
ト固定し、この無目材サツシユバー19に咬み合
わせた上下のサツシユバー20,21と、この無
目材サツシユバー19とによつて形成される上下
の溝内に、上側のガラス板Gの下端縁、及び、下
側のガラス板Gの上端縁を夫々嵌め込み、ガスケ
ツト22及びシリコン樹脂のシーリング材23に
よつて固定してある。尚、図中25は、水平に架
設したC形鋼24にマリオン9を固定するための
ブラケツト、26はC形鋼24に取付金具27を
介して取付けられた耐火板である。
次に、ガラス板姿勢調整機構4について説明す
ると、複数枚のガラス板Gを併設してビル壁面を
一つのガラス面としてこのガラス壁面を映像照射
用のスクリーンとしたり、ガラス板Gとしてミラ
ーガラスを使用する場合に、マリオン9に対する
個々のガラス板Gの相対姿勢を揃えるガラス壁面
全体の平滑性を高めるべく前記ガラス板姿勢調整
機構4は使用され、第1図及び第2図に示すよう
に、このガラス板姿勢調整機構4は、前記ガラス
板Gを肉厚方向一方側(室内側)に移動させる第
1調節ネジ部材5と、前記ガラス板Gを肉厚方向
他方側(室外側)に移動させる第2調節ネジ部材
6とからなる。
第2調節ネジ部材6は、マリオン9のフランジ
部9Aに嵌込み形成されたナツト部材7に螺合し
た状態でマリオン9に保持されている。一方、こ
の第2調節ネジ部材6はその先端を第2金物3に
室内側から接当して、螺進することによつてガラ
ス板Gを肉厚方向室外側に押し出し移動させるこ
とができる。
他方、前記第1調節ネジ部材5は、第2調節ネ
ジ部材6の軸心位置に形成された貫通孔6A内に
同心状態で配置されるとともに、第2金物3の係
合用溝3bに貫入し、この係合用溝3bに回転不
能に載置された四角ナツト8に螺合している。こ
の第1調節ネジ部材5の六角頭部5aは第2調節
ネジ部材6の六角頭部6aにネオプレン製ゴム板
10を介して当接すべく構成してある。したがつ
て、第1調節ネジ部材5を締込むとガラス板Gが
その肉厚方向室内側に引き寄せられ、第2金物3
が第2調節ネジ部材6に接当する。そこで更に締
込むと前記ゴム板10がやや収縮して第1調節ネ
ジ部材5と第2調節ネジ部材6との頭部5a,6
a同志が密着接当し、互いの締付力で互いに緩み
止め締結される。
以上のような構造において、ガラス板Gの傾き
調節を行う場合には、一旦第1調節ネジ部材5を
緩め両調節ネジ部材5,6の締付状態を解いた状
態で第2調節ネジ部材6を出退させて目標位置に
設定し、次に第1調節ネジ部材5を締め込むと第
2金物3が第2調節ネジ部材6に接当して、ガラ
ス板Gの姿勢調節が可能となる。そこで、マリオ
ン9に対して取付けられた化粧板11取付用部材
12に係止した回り止め部材28を第1調節ネジ
部材5の頭部5aに密着外嵌させることによつて
第1調節ネジ部材5が固定される。又、第2金物
3と第1調節ネジ部材5の頭部5aとで締付け固
定される第2調節ネジ部材6も回り止め固定さ
れ、回り止め部材12は1つのもので2つのネジ
部材5,6に対する回り止め機能を果たすことに
なる。
上記した第1、第2調節ネジ部材5,6からな
るガラス板姿勢調整機構4は、ガラス板の上下に
左右端に複数箇所設けられ、夫々を、選択して適
当に調節することによつてガラス板Gのマリオン
9に対する姿勢を調節できる。
次に、ガラス板Gと第1金物2との接着構造に
ついて説明する。
第1図に示すように、第1金物2とガラス板G
とはシーリング材13を介して接着固定される。
このシーリング材13は一液又は二液混合式のも
のでガラス板Gとの密着性が良好なシリコン系或
いはエポキシ系樹脂であり、ガラス板Gと第1金
物2との間に流し込まれてゴム状に固化した状態
で第1金物2とガラス板Gとを接着固定する。こ
の作業は工場内で温度・湿度・振動等を厳密に管
理した状態で行われるもので、ガラス板Gと第1
金物2とはそのシーリング材13で一体化された
状態で現場に搬入される。
前記第1金物2の接着面には2条の溝が長手方
向に沿つて形成され、この溝断面は奥側程幅広の
ものになつている。したがつて、この溝内に流し
込まれ固化したシーリング材13はガラス板肉厚
方向室外側への移動を規制される。このような溝
をシーリング材13のガラス板肉厚方向室外側へ
の移動を規制する係合部14と称する。
尚、第1図中15は横方向に隣接するガラス板
G,Gの間隙を埋めるシーリング材であつて、ガ
ラス壁面の止水性を高める機能を発揮するととも
に、16は更に奥側でシール機能を発揮するガス
ケツトである。又、17はガラス板Gと化粧板1
1との間をシールするガスケツトである。
〔別実施例〕 前記取付金物1としては単一部材から構成し
てもよい。
壁面形成部材Gとしては、ガラス板以外のカ
ーテンウオール又は間仕切り用壁板であつても
よい。
固定側支持部材9としては、カーテンウオー
ルに対してはマリオン等が対象となるが、間仕
切用壁板に対しては固定壁面が対象となる場合
もある。
姿勢調整機構においてはゴム板10、回り止
め部材12は特に装備してなくてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との
対照を便利にする為に符号を記すが、該記入に
より本考案は添付図面の構造に限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は横方向に隣接するガラス窓の設置状態
を示す横断平面図、第2図はガラス板の姿勢調節
機構を示す分解斜視図、第3図は縦方向に隣接す
るガラス窓の設置状態を示す縦断側面図、第4図
は従来のガラス板の取付構造を示す横断平面図、
第5図は第4図の−線断面図である。 1……取付金物、4……姿勢調整機構、5……
第1調節ネジ部材、9……固定側支持部材、6…
…壁面形成部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面形成部材G取付金物1を、固定側支持部材
    9に、前記壁面形成部材G肉厚方向でのその壁面
    形成部材Gの前記固定側支持部材9に対する姿勢
    を調整する姿勢調整機構4を介して取付けてある
    壁面形成部材の取付構造であつて、前記姿勢調整
    機構4を、前記取付金物1に螺合して前記壁面形
    成部材Gをその肉厚方向一方側に移動させる第1
    調節ネジ部材5と、前記固定側支持部材9に螺合
    支持された状態で取付金物1に接当して前記壁面
    形成部材Gをその肉厚方向他方側に向けて押圧移
    動させる第2調節ネジ部材6とで、構成するとと
    もに、軸芯を一致させた状態で第1調節ネジ部材
    5に第2調節ネジ部材6を外嵌してある壁面形成
    部材の取付構造。
JP3513188U 1988-03-16 1988-03-16 Expired - Lifetime JPH0536007Y2 (ja)

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