JPH0535953U - 上がり框の構造 - Google Patents

上がり框の構造

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Publication number
JPH0535953U
JPH0535953U JP9226891U JP9226891U JPH0535953U JP H0535953 U JPH0535953 U JP H0535953U JP 9226891 U JP9226891 U JP 9226891U JP 9226891 U JP9226891 U JP 9226891U JP H0535953 U JPH0535953 U JP H0535953U
Authority
JP
Japan
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frame
floor
slope
rising frame
living room
Prior art date
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Pending
Application number
JP9226891U
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English (en)
Inventor
幹男 紋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP9226891U priority Critical patent/JPH0535953U/ja
Publication of JPH0535953U publication Critical patent/JPH0535953U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上がり框の外観を損じることなく、簡単な操
作で、確実、安全な車椅子用の勾配路の配置と取り外し
ができる上がり框の構造を得る。 【構成】 建物の居室床2と土間床3の間の上がり框1
の構造であり、上がり框1配置箇所の手前側の縦面11
の中央高さ位置から居室床2に向かう上り勾配の斜面1
2で上がり框1配置箇所を分割し、分割した上側コーナ
ー部分13を、分割した残り部分14の斜面上から土間
床3上までの間回動可能なように、前記縦面11の中央
高さ位置に枢支して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建物の居室床と土間床の間に配置する上がり框に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の土間床から居室床に履物を脱いで上がる場合、両床間に段差を設けて、 居室床の端部に上がり框を配置することが通例であり、健常者にはこれで何ら問 題はないが、車椅子の場合はこの上がり框を簡単には通過できない。車椅子を持 ち上げて上がり框を乗り越え、昇降することは、非力な介助者では不可能で、又 、危険でもあるため、車椅子の車輪が通過できる幅とした専用の勾配路を上がり 框に配置して、この勾配路に車輪を乗せて車椅子を昇降することが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の車椅子用の勾配路は上がり框配置箇所の外観を損じ 、あるいは危険を伴う難点がある。すなわち、勾配路を車輪間の幅以上の広いも のにして上がり框の上面にまで固定形式で配置すると、安全で確実に使用できる が、段差が大きい場合、上がり框付近の外観を大きく損ない、かつ、土間床の面 積も大幅に減じる。この広い勾配路を着脱形式で準備すれば、外観を損なう機会 が減るが、着脱に手間がかかり、その構造によっては位置ずれや外れを生じて危 険を招く。又、取り外した広い勾配路の保管場所も問題になりやすい。勾配路を 左右の各車輪の幅だけの狭いものにして配置すれば、小型化できて外観を損なう 程度もやや減るが、狭い勾配路を押し上げることになり危険度も増す。 本考案は上がり框の外観を損じることなく、簡単な操作で、確実、安全な車椅 子用の勾配路の配置と取り外しができる上がり框の構造を提供することを目的と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る上がり框の構造は、建物の居室床と土間床の間に設ける上がり框 の構造であり、前記上がり框配置箇所の手前側の縦面の中央高さ位置から前記居 室床に向かう上り勾配の斜面で前記上がり框配置箇所を分割し、前記分割した上 がり框配置箇所の上側コーナー部分を、前記分割した上がり框配置箇所の残り部 分の斜面上から前記土間床上までの間回動可能な構造として、前記上がり框配置 箇所の手前側の縦面の中央高さ位置に枢支して構成する。
【0005】
【作用】
上がり框配置箇所の手前側の縦面の中央高さ位置から、居室床に向かう上り勾 配の斜面で、上がり框配置箇所を分割してできるところの上側コーナー部分を、 土間床上にまで、上がり框配置箇所の手前側の縦面の中央高さの枢支箇所を軸に して回動すると、上側コーナー部分の上面は反転して土間床面に密着する。そし て上側コーナー部分の下側の勾配面は、分割した上がり框配置箇所の残り部分の 上り勾配の斜面を土間床側に向けて延長した斜面に沿った状態になる。すなわち 、土間床から居室床まで連続した上り勾配の斜面を形成する。又、分割した上側 コーナー部分を前記と逆方向に回動して、分割した上がり框配置箇所の残り部分 の斜面上に重ねると、当然にこの上がり框配置箇所の分割前の形態に戻る。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の上がり框の構造の一実施例を示す縦断面図、図2は図1の上が り框の構造の別の時点を示す縦断面図である。 図中、1は上がり框、11は上がり框1の配置箇所の手前側の縦面、12は同 じく上り勾配の斜面、13は同じく上側コーナー部分、14は同じく残り部分、 2は居室床、3は土間床、4はヒンジである。 本実施例の上がり框1は、図1に示すように、建物の居室床2と土間床3の間 において居室床2の端部に装着する化粧材で、その上面は居室床2と同一高さで あり、居室床2と土間床3との段差が上がり框1配置箇所の高さになる。この上 がり框1配置箇所の手前側の縦面11の中央高さ位置から、前記居室床2に向か う上り勾配の斜面12で、上がり框1配置箇所を分割するが、本実施例では、上 がり框1の下面の高さに一致した、縦面11の中央高さ位置から居室床2に向か って30°の上り勾配の斜面12で上がり框1を分割した。この斜面12の間口 幅は、車椅子の左右の車輪間の幅以上の値とする。又、前記手前側の縦面11の 下半分は、土間床3に続くタイル張りの縦面としている。
【0007】 そして縦面11の中央高さ位置にヒンジ4を配置して、縦面11の分割した上 下各部分をヒンジ4に結合する。ヒンジ4を図中の矢印線方向に回動すると、上 がり框1の上側コーナー部分13は、分割した上がり框1の残り部分14の上側 の斜面上の二点鎖線で示す位置から、土間床3の床上に移動し反転する。これで 上側コーナー部分13は土間床3に接し、前記分割した斜面が上側に来るが、こ の斜面は30°の上り勾配であり、かつ、前記分割した上がり框1の残り部分1 4の斜面につながる。従って、30°の上り勾配の斜面が土間床3から居室床2 の間に連続配置されて、車椅子の昇降が円滑にできる。次に図2に示すように、 ヒンジ4を図中の矢印線方向に回動すると、土間床3上に二点鎖線で示す位置に あった上側コーナー部分13は移動し、上がり框1の残り部分14の上側の斜面 に元の姿勢に反転して載り、上がり框1は分割前の形態に戻る。
【0008】 本実施例の上がり框1の構造は以上のように構成していて、上がり框1の分割 した上側コーナー部分13を土間床3側に回動すれば、直ちに連続した上り勾配 の斜面、つまり車椅子用の勾配路が形成され、車椅子の昇降が可能となる。この 斜面はヒンジ4で連結していて、堅牢で、外れたり、位置がずれたりする恐れが 無く、非常に安全である。そして、車椅子通過後、上側コーナー部分13を上が り框1の残り部分14上に回動して重ねれば、元の上がり框1が復元されて、外 観を全く損じない。なお、上がり框1配置箇所の分割する範囲が前記実施例のよ うに上がり框1の断面内に一致すれば構成しやすいが、これにこだわる必要はな い。居室床2と土間床3の段差が大きい場合は、上がり框1の下方にコンクリー トや板張りの高い縦面を配置するため、この手前側の縦面の中央高さ位置がコン クリートか板張り部分になることがある。しかし、ここで分割して、上がり框1 の断面内から外れる範囲を板材で構成して、連続した上り勾配の斜面を形成すれ ば支障はない。
【0009】 本考案の上がり框の構造は前記実施例以外にも種々の変形が可能である。例え ば、分割した上がり框配置箇所の上側コーナー部分の回動を遠隔操作の電動ヒン ジで行う構成とし、併せて遠隔操作の電動ウインチを配置すれば、介助者不要で この上がり框配置箇所を昇降でき、かつ、上がり框付近の外観を損じない。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る上がり框の構造によれば、上がり框の外観を損なうことなく、簡 単な操作で、確実、安全な車椅子用勾配路の配置と取り外しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す上がり框の構造の縦断
面図である。
【図2】図1の上がり框の構造の別の時点における縦断
面図である。
【符号の説明】
1 上がり框 2 居室床 3 土間床 4 ヒンジ 11 縦面 12 斜面 13 上側コーナー部分 14 残り部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の居室床と土間床の間に設ける上が
    り框の構造であり、 前記上がり框配置箇所の手前側の縦面の中央高さ位置か
    ら前記居室床に向かう上り勾配の斜面で前記上がり框配
    置箇所を分割し、 前記分割した上がり框配置箇所の上側コーナー部分を、
    前記分割した上がり框配置箇所の残り部分の斜面上から
    前記土間床上までの間回動可能な構造として、前記上が
    り框配置箇所の手前側の縦面の中央高さ位置に枢支した
    ことを特徴とする上がり框の構造。
JP9226891U 1991-10-15 1991-10-15 上がり框の構造 Pending JPH0535953U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9226891U JPH0535953U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 上がり框の構造

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JP9226891U JPH0535953U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 上がり框の構造

Publications (1)

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JPH0535953U true JPH0535953U (ja) 1993-05-18

Family

ID=14049653

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JP9226891U Pending JPH0535953U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 上がり框の構造

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JP (1) JPH0535953U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240549A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 パナソニック株式会社 床見切材
KR20210080913A (ko) * 2019-12-23 2021-07-01 원건희 가변형 계단

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JP2014240549A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 パナソニック株式会社 床見切材
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