JPH0535931A - メモリカードの着脱装置 - Google Patents

メモリカードの着脱装置

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JPH0535931A
JPH0535931A JP3232324A JP23232491A JPH0535931A JP H0535931 A JPH0535931 A JP H0535931A JP 3232324 A JP3232324 A JP 3232324A JP 23232491 A JP23232491 A JP 23232491A JP H0535931 A JPH0535931 A JP H0535931A
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JP
Japan
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memory card
card
storage chamber
connector
eject
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JP3232324A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Matsuo
敏彦 松尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イジェクトノブの操作を軽くするとともに、
小さなストロークでメモリカードを大きく移動させる。 【構成】 ロック解除ボタンを押すと、ロックレバー5
1が反時計方向に回動してメモリカードの係止を解除
し、同時にカード検出スイッチ18をOFFにして、電
子スチルカメラを不作動状態にする。イジェクトノブを
スライドすると、連動レバー32が反時計方向に回動
し、イジェクトレバー38を介してスライド板24をカ
ード排出口に向けて強く押す。このスライド板24は、
フック24a,24bでメモリカードの先端を押してコ
ネクタ17から抜き出す。連動レバー32が更に回動す
ると、ストッパ21bによってイジェクトレバー38が
時計方向に回動し、スライド板24を大きく移動させ、
メモリカードの後端をカード挿入口から大きく突出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子スチルカメラや情報
機器等に用いられるメモリカードの着脱装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子スチルカメラや情報機器の外
部メモリとして、厚みが2mm程度のメモリカード(I
Cカードとも称されている)が広く用いられる傾向にあ
る。このメモリカードは、装置本体との間で多量の情報
を交換するため、先端に多数の端子穴が形成されてい
る。他方、装置本体には、カード収納室が形成され、こ
の奥に多数の端子ピンを備えたコネクタが配置されてい
る。メモリカードはカード収納室内に完全に挿入される
から、メモリカードを手で引き抜ける位置まで押し出す
ためのメモリカード着脱装置(イジェクト装置)が設け
られている。
【0003】また、電子スチルカメラでは、撮影準備の
ために電源を投入すると、コネクタにチェック信号を送
り、そのエコー信号が返ってきたかどうかで、メモリカ
ードの装填の有無を検知している。もし、メモリカード
が未装填のままの場合には、液晶表示板にメモリカード
の装填を促す表示、例えば「00」を点滅させる。そし
て、メモリカードが装填されたときには、メモリカード
の未記録領域を調べ、新たに撮影可能な枚数を液晶表示
板に表示する。
【0004】従来のメモリカード着脱装置としては、イ
ジェクトノブをスライドさせると、コネクタの両サイド
にイジェクト部材が突出し、このイジェクト部材がメモ
リカードの先端の両側を押すように構成したものが知ら
れている。このメモリカードの先端が押されると、まず
メモリカードがコネクタから外れ、その後メモリカード
の後端がカード挿入口から突出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コネクタとメモリカー
ドとは、多数の端子ピンと端子穴で連結されているた
め、コネクタからメモリカードを抜き出す場合には、か
なり大きな力が必要である。しかし、前述したメモリカ
ード着脱装置は、イジェクト部材にイジェクトノブが一
体に形成され、イジェクトノブの力がそのままイジェク
ト部材に伝わるようになっているので、イジェクトノブ
に大きな力を加えねばならず、そのためにメモリカード
の排出操作性が悪いという問題があった。
【0006】また、従来の電子スチルカメラでは、電源
を投入した場合には、メモリカードがカード収納室内に
装填されておらず、撮影ができないにもかかわらず、装
置本体の各部が給電されて撮影準備状態となるため、無
駄な電力を消費するという不都合があった。更に、従来
の装置では、コネクタを取り付けたプリント基板で、カ
ード収納室の一方の壁面を構成し、このプリント基板に
沿ってメモリカードが挿入されるようになっている。し
たがって、プリント基板に実装する回路素子の個数が制
約され、プリント基板の実装効率が悪くなるという問題
もあった。
【0007】本発明は、操作性が良好なメモリカードの
着脱装置を提供することを目的とするものである。本発
明は、メモリカードの装填を確実に検出するとともに、
電源の無駄な消耗を防止することができるメモリカード
の着脱装置を提供することを目的とするものである。更
に、本発明は、プリント基板の実装効率を高めたメモリ
カードの着脱装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】一般に、カード収納室か
らメモリカードを排出する場合、最初に3mm程度引き
抜くのに大きな力(例えば2kgt)を必要とし、その後は
比較的小さな力で排出することができる。この点に着目
して、請求項1に記載した発明は、2段のてこを用い、
メモリカードをコネクタから引き抜くときには、大きな
てこ比を持った第1段のてこにより、メモリカードを強
い力で押し、そしてコネクタから外した後は、小さなて
こ比を持った第2段のてこでメモリカードを押すことに
より、操作部材の小さなスライド量で、メモリカードを
大きく移動させるようにしたものである。
【0009】すなわち、請求項1に記載した発明は、メ
モリカードをカード収納室の奥に配置されたコネクタに
接続可能にする退避位置と、メモリカードの先端を押し
てメモリカードの後端がカード収納室から突出する排出
位置との間を移動するスライド部材と、メモリカードの
排出時に操作される操作部材と、この操作部材によって
回動される連動部材と、この連動部材に回動可能に取り
付けたイジェクト部材と、このイジェクト部材が所定位
置へ移動したときに、その一端を受け止めてイジェクト
部材を回動させるストッパ部材とからなり、操作部材の
排出操作の初期には、連動部材と一体的にイジェクト部
材を移動させ、スライド部材を退避位置から移動してメ
モリカードをコネクタから外し、そしてイジェクト部材
がストッパ部材に当たった後は、操作部材の排出操作に
より、ストッパ部材を支点にしてイジェクト部材を回動
させて、スライド部材を排出位置へ移動させるようにし
たようにしたものである。
【0010】請求項2に記載した発明は、カード収納室
を形成するカードホルダと、このカードホルダに重ねら
れ、メモリカードをカード収納室の奥に配置されたコネ
クタに接続可能にする退避位置と、メモリカードの後端
がカード収納室から突出した状態となる排出位置との間
を移動するスライド部材と、このスライド部材に形成さ
れ、スライド部材が排出位置へ移動する際にメモリカー
ドの先端を押すためのフックと、このフックをカード収
納室内に突出させるとともに、スライド部材の移動をガ
イドするようにカードホルダに形成されたガイド開口
と、メモリカードの排出時に操作される操作部材と、カ
ードホルダに回動自在に取り付けられ、操作部材に連動
してスライド部材を退避位置から排出位置へ移動させる
ための連動レバーとを設けたものである。
【0011】請求項3に記載した発明は、メモリカード
をカード収納室の奥に配置されたコネクタに接続可能に
する退避位置と、メモリカードの先端を押してメモリカ
ードの後端がカード収納室から突出する排出位置との間
を移動するスライド部材と、メモリカードの排出時に操
作される操作部材と、この操作部材によって回動され、
スライド部材を退避位置から排出位置へ移動させるため
の連動部材と、メモリカードがコネクタに接続されたこ
とを検知するカード検知部材と、スライド部材を退避位
置に向けて付勢するとともに、カード検知部材を排出方
向に付勢するために、スライド部材とカード検知部材と
に掛けられたバネ部材とを設けたものである。
【0012】請求項4に記載した発明は、メモリカード
をカード収納室の奥に配置されたコネクタに接続可能に
する退避位置と、メモリカードの先端を押してメモリカ
ードの後端がカード収納室から突出する排出位置との間
を移動するスライド部材と、メモリカードがカード収納
室内に完全に装填されたときに、ロック位置へ移動して
メモリカードを係止するカードロック部材と、このカー
ドロック部材がロック位置へ移動したことを検知するス
イッチ手段とを設けたものである。
【0013】請求項5に記載した発明は、シャーシと、
このシャーシとの間にカード収納室を形成するコ字形を
したカードホルダと、カード収納室の奥に配置され、挿
入されたメモリカードと接続するコネクタと、このコネ
クタに接続されかつシャーシの背面に配置されたプリン
ト基板と、メモリカードがコネクタに接続可能となる退
避位置と、メモリカードの先端を押してメモリカードの
後端がカード収納室から突出する排出位置との間を移動
するスライド部材と、メモリカードの排出時に操作され
る操作部材と、この操作部材によって回動され、スライ
ド部材を退避位置から排出位置へ移動させるための連動
部材とを設けたものである。
【0014】
【実施例】図2は、本発明のメモリカード着脱装置を備
えた電子スチルカメラを示すものである。電子スチルカ
メラ2の背面にはメモリカード3を出し入れするための
細長いカード挿入口4が形成され、また下方にはイジェ
クトノブ6がスライド自在に取り付けられている。この
イジェクトノブ6の中央部には、メモリカード3のロッ
クを解除するためのロック解除ボタン7が設けられてお
り、これを押圧しながらイジェクトノブ6を矢線方向に
スライドさせれば、指でつかむことができる位置までメ
モリカード3が排出される。
【0015】前記電子スチルカメラ2の側面には、メモ
リカード3の装填状態を観察できるように、観察窓5が
形成されている。また、電子スチルカメラ2の前には撮
影レンズ8が取り付けられ、背面にはファインダ9が設
けられている。なお、符号10はグリップベルトであ
り、符号11はメモリカード3の後端3aをつまみやす
くするための凹みである。
【0016】前記メモリカード3は、周知のようにRA
Mがプラッチックでパッケージされており、その厚みが
2mm程度の長方形をしている。撮影時に、シーンのビ
デオ信号がRAMに書き込まれ、そして再生時にRAM
からビデオ信号が読み出される。このメモリカード3の
先端3bには、多数の端子穴3d(図3参照)が形成さ
れており、また2つの長辺のうちの一方には、メモリカ
ード3を装填した際にロック機構で係合される切欠き3
cが形成されている。
【0017】図1は、メモリカード着脱装置を示すもの
である。シャーシ15の上に、側面から見たときにほぼ
コ字形となったカードホルダ21を重ね、3本のビス1
4a〜14cでシャーシ15に固定してある。このシャ
ーシ15とカードホルダ21との間に、カード収納室1
3が形成され、この中にメモリカード3が装填される。
カードホルダ21の上には、メモリカード3をカード収
納室13から排出するためのスライド板24が摺動自在
に取り付けられている。このスライド板24は、メモリ
カード3の後端3aがカード挿入口11から突出した状
態となる排出位置と、メモリカード4をコネクタ17に
接続する際に支障とならないようにする退避位置との間
を移動する。
【0018】前記コネクタ17には、メモリカード3の
接続穴3dに対応した細長いピン16が複数個設けられ
ており、シャーシ15に固定された状態でカード収納室
13の奥に配置されている。また、このコネクタ17に
は、メモリカード3を位置決めするために、先端3bの
両角が入り込むためのガイド17a,17bが一体に形
成されている。
【0019】前記コネクタ17の下方には、常時ON状
態のカード検出スイッチ18が設けられており、メモリ
カード3がコネクタ17に差し込まれた状態のときにの
みOFF状態となる。このカード検出スイッチ18は、
OFF状態のときにのみメインスイッチ(図示せず)を
ONにして、電子スチルカメラ2の各回路に給電する。
これによって、電子スチルカメラ2への電源投入操作が
自動化されるとともに、メモリカード3が未装填のため
に撮影が不可能な状態にときに、電力が無駄に消費され
るのを防止する。
【0020】前記カードホルダ21には、観察窓5と重
なる開口22と、スライド板24を摺動自在に保持する
ためのガイド開口26〜28が形成されている。このガ
イド開口26にはスライド板24の舌部25が入り込
み、そしてガイド開口27,28には、メモリカード3
の前端3aを押すためのフック24a,24bが入り込
む。スライド板24の中央部には、前記開口22と重な
ってメモリカード3の装填の有無を確認するための開口
24c,細長な開口24dがそれぞれ形成されている。
この開口24dは、カードホルダ21に形成されたガイ
ド突起21aに嵌合し、このガイド突起21aに沿って
スライド板24が移動する。
【0021】前記カードホルダ21にはボス31が形成
され、これに連動レバー32の穴33が回動自在に嵌合
している。この連動レバー32は、その先端34にイジ
ェクトノブ6が係合しており、このイジェクトノブ6が
排出方向にスライドされたときに、穴33を中心にして
反時計方向に回動される。また、連動レバー32の突出
部35の中央には穴36が形成され、ここにイジェクト
レバー38のボス39が回動自在に取り付けられてい
る。このイジェクトレバー38は、その凸部38aが舌
部25の屈曲部25aの内側を押して、メモリカード3
とともにスライド板24を退避位置から排出位置へ移動
させる。なお、イジェクトノブ6から指を離したときに
は、スライド板24がコイルバネ29によって、排出位
置から退避位置へ復帰する。このスライド板24に連動
して、連動レバー32がイジェクトノブ6とともに初期
位置へ復帰する。
【0022】前記連動レバー32は、先端34からほぼ
1/3の所に段差32aが設けられており、連動レバー
32が排出方向(反時計方向)に回動されるときに、こ
の段差32aの側縁でイジェクトレバー38の側縁を押
すようになっている。なお,この段差32aの代わり
に、突起又はピンを連動レバー32に設けてもよい。こ
のように、連動レバー32は、大きなてこ比を持った第
1段のてこを構成し、イジェクトレバー32を介して大
きな力をスライド板24に与える。
【0023】また、カードホルダ21の下部には、連動
レバー32が所定量回動されたとき、すなわちメモリカ
ード3がコネクタ17から抜け出たときに、イジェクト
レバー38の端部38bが当るストッパ21bが設けら
れている。このストッパ21bによって、連動レバー3
2が更に時計方向に回動されたときに、イジェクトレバ
ー32が時計方向に回転する。したがって、このイジェ
クトレバー32は、てこ比が小さいな第2段のてこを構
成し、イジェクトノブ6の少しのスライドで、スライド
板23を大きく移動させる。
【0024】板バネ41は、ビス14cによってカード
ホルダ21を介してシャーシ15に取り付けられてい
る。また、板バネ41の突起41aがガイド突起21a
に形成した穴43に、そして突起41bが折曲突起21
cの穴44に嵌入されている。更に、板バネ41のバネ
部41cがカードホルダ21の切欠き21dから、カー
ドホルダ21の裏側に回り込んでおり、その先端のテー
パー突起46がカードホルダ21の切欠き21eから突
出している。この板バネ41は、穴33がボス31から
抜け出ないように連動レバー32を押さえるとともに、
スライド板24の開口24dがガイド突起21aから抜
け出るのを防止している。なお、この連動レバー32
は、スライド板24の上に重なっているから、スライド
板24の舌部25がガイド開口26から抜け出ることは
ない。
【0025】このように、スライド板24,連動レバー
32及びイジェクトレバー38は、それぞれ係合しなが
ら重ねられ、ビス等の止め具を使用することなく板バネ
41だけで外れないようにしてあるから、その組立作業
が簡単となる。また、これらをユニット化して、電子ス
チルカメラ2への組み込みを能率化することも容易とな
る。
【0026】前記カードホルダ21のボス48には、ロ
ックレバー51の穴51aが回動自在に嵌合している。
このロックレバー51には、メモリカード3の切欠き3
cに係合してメモリカード3を装填完了位置にロックす
るためのロック爪51bが形成されており、このロック
爪51bが穴を介してカード収納室13内に出入りす
る。また、ロックレバー51には、カードホルダ21の
穴21fに遊嵌される突起51cと、カードホルダ21
の突起21gに遊嵌される穴52を有する折曲突起51
dが形成されている。
【0027】前記ロックレバー51の先端部に形成され
た爪部51eは、カードホルダ21とテーパー突起46
との間に配置されている。また、ロックレバー51は.
その折曲突起51fがカード検出スイッチ18の接片5
4と当接し、この接片54のバネ性によって時計方向に
付勢され、それにより爪部51eがテーパー突起46に
当接し、またテーパー部51gがカード検知プレート5
8の突起58aに当接している。なお、接片54の先端
部には、カード検出スイッチ18とロックレバー51と
を絶縁する非導電体のプラスチック片54aが取り付け
られている。
【0028】カード検知プレート58は、メモリカード
3がコネクタ17に嵌合したことを検知するものであ
り、この嵌合の直前にメモリカード3の先端3bで押さ
れるフック58bと、カードホルダ21のガイド穴21
i,21jに移動自在に保持される2つの突起58c,
58dとが形成されている。また、突起58aには、前
記コイルバネ29の一端が取り付けられており、カード
検知プレート58をカード挿入口4側に付勢している。
このコイルバネ29は、スライド板24とカード検知プ
レート58とに掛けられており、これらを同時に反対方
向に付勢しているから、コイルバネを1個省略すること
ができる。
【0029】前記カードホルダ21の上方にはカード押
さえバネ61がビス14aによって固定されており、細
長いアーム部の先端部61aがカードホルダ21の脇穴
21kから、カード収納室13内に突出している。この
先端部61aは、メモリカード3の側面を押圧し、メモ
リカード3の切欠き3cとロック爪51bとが確実に係
合されるようにする。なお、カード押さえバネ61は、
長穴61bがカードホルダ21の爪21lに係合される
とともに、その両端がカードホルダ21の突起21m,
21nによって受け止められる。
【0030】図3を示すように、コネクタ17に設けた
複数の端子ピン16は、L字形に折り曲げられ,その先
端がフレキシブル配線シート65の一端に接続されてい
る。この接続部には、補強のためにプラスチック板66
が当てられている。また、カート検出スイッチ18から
のリード線もフレキシブル配線シート65に接続されて
いる。このフレキシブル配線シート65は屈曲され、シ
ャーシ15の背面に固定したプリント基板67に接続さ
れている。このプリント基板には、メモリカード3の書
込み・読出し制御回路を構成するIC回路68,69等
が実装されている。このように、プリント基板67に
は、コネクタ17が取り付けられておらず、またカード
収納室の壁面として用いられていない。したがって、プ
リント基板の実装効率が良くなるため、サイズを小さく
することができるとともに、回路部品の取付けに当たっ
て浸漬ハンダ法を用いることができる。なお、プリント
基板67の両面に回路部品を取り付けてもよい。
【0031】次に、上記実施例の作用について、図4〜
図7を参照して説明する。図4に示すように、メモリカ
ード3の装填前には、カード検知プレート58はコイル
バネ29によって付勢され、フック58bがガイド開口
28の肩部28aに当たった初期位置にセットされてい
る。この初期位置では、カード検知プレート58は、そ
の端部58aがロックレバー51のテーパー部51gを
押し下げている。このロックレバー51は、その突起5
1fがプラスチック片54aを押しているため、接片5
4が接片55と接触してカード検出スイッチ18がON
状態となっている。電子スチルカメラ2は、カード検出
スイッチ18がON状態であるときには電源が投入され
ず、撮影不可能な状態となっている。また、スライド板
24はコイルバネ29によって退避位置にセットされて
おり、フック24a,24bがコネクタ17の凹部17
cに入り込んでいる。
【0032】メモリカード3をカード挿入口4からカー
ド収納室13内に挿入してゆくと、メモリカード3の先
端3bはカード検知プレート58のフック58bに当接
して軽い手応えを感じるが、メモリカード3を更に少し
押し込めば、コイルバネ29に抗してカード検知プレー
ト58が後退する。これとともに、メモリカード3の各
端子穴3dがコネクタ17の対応する端子ピン16にそ
れぞれ嵌合する。また、カード検知プレート58が後退
すると、接片54の弾性によって、ボス48を支点にし
てロックレバー51が時計方向に回動され、カード検出
スイッチ18をOFFにし、これとともにロックレバー
51の爪51bがメモリカード3の切欠き3cに入り込
み、メモリカード3が抜け出ないようにロックする。
【0033】図5に示すように、メモリカード3がカー
ド収納室13内に完全に挿入されると、前述したよう
に、カード検出スイッチ18がOFFとなり、電子スチ
ルカメラ2の各回路が給電されて撮影可能状態となる。
また、このカード装填完了状態では、メモリカード3の
後端3aがカード挿入口4内に入り込み、手が触れられ
ることがないようにしている。電子スチルカメラ2を被
写体に向けて、レリーズボタンを操作すれば、周知のよ
うに、撮影したシーンがビデオ信号に変換され、書込み
・読出し制御回路を介して、メモリカード3に送られ、
内蔵したRAMに書き込まれる。
【0034】予め決められたフレーム数を撮影した場合
に、電子スチルカメラ2からメモリカード3が取り出さ
れる。このカード取出しに際しては、まずロック解除ボ
タン7が押圧される。このロック解除ボタン7は、その
先端でカードホルダ21の切欠き21hを介して板バネ
41のバネ部41cを押圧する。この板バネ41のテー
パー突起46は、紙面と垂直に押されると、爪部51e
を上方に押して、ボス48を支点にしてロックレバー5
1を反時計方向に回動させる。これによって、ロック爪
51bがメモリカード3の切欠き3cから抜け出るとと
もに、突起51fが下方に移動する。この突起51f
は、接片54を押し下げて接片55に接触させるから、
カード検出スイッチ18がONして、電子スチルカメラ
2は撮影不可能な状態となる。
【0035】ロック解除ボタン7を押したまま、イジェ
クトノブ6を矢線方向にスライドさせると、連動レバー
32の端部34が押されるから、この連動レバー32が
反時計方向に回動される。この連動レバー32は、その
段差32aの側縁がイジェクトレバー38の側縁を押す
ので、連動レバー32と一体的にイジェクトレバー38
が移動する。このイジェクトレバー38は、その凸部3
8aが舌部25の屈曲部25aを押すので、スライド板
24が図4及び5に示す退避位置から、図6に示す中間
位置を経て、図7に示す排出位置に向かって移動する。
【0036】前記スライド板24は、後端に設けた2個
のフック24a,24bがメモリカード3の先端3bを
引っ掛けて移動し、メモリカード3の各端子穴3dを対
応した端子ピン16から抜き出す。このメモリカード3
をコネクタ17から外すときに、大きな力が必要となる
が、連動レバー32とイジェクトレバー38とが一体と
なってボス31を支点としたてこを形成するから、軽い
力でイジェクトノブ6をスライドさせることができる。
また、カード検知プレート58は、メモリカード3に追
従して移動し、フック58bが端縁28aに当たる初期
位置に復帰する。このカード検知プレート58が初期位
置に戻った後は、ロック解除ボタン7から指を離して
も、ロックレバー51がロック解除位置に保持され、そ
してカード検出スイッチ18がON状態に保たれる。
【0037】メモリカード3がコネクタ17から外れた
直後に、図6に示すように、イジェクトレバー38の端
部38bがストッパ21bに当接する。更に、イジェク
トノブ6をスライドさせると、イジェクトレバー38が
ストッパ21bを支点として時計方向に回動する第2の
てことして作用する。このイジェクトレバー38の凸部
38aの移動量は、連動レバー32に連結されたボス3
9の移動量より長くなる。したがって、イジェクトノブ
6の小さなスライド量でスライド板24を大きく移動さ
せることができる。なお、てこ比が小さい第2のてこ
は、増速作用を行うが、メモリカード3は既にコネクタ
17から外れているため、イジェクトノブ6は軽い力で
スライドする。
【0038】前記イジェクトレバー38の回転でスライ
ド板24が押され、図7に示すように、スライド板24
の屈曲部25aがガイド開口26の端に当った排出位置
にセットされ、メモリカード3の排出が完了する。この
排出完了状態では、メモリカード3の後端3aがカード
挿入口4から大きく突出しているので、凹部11に指を
入れてメモリカード3をつまんで引き出すことができ
る。イジェクトノブ6から指を離すと、コイルバネ29
の蓄勢力によって、スライド板24が図4に示す退避位
置へ復帰する。また、このスライド板24に連動して、
イジェクトレバー38と連動レバー32とが初期位置へ
復帰する。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、メモリカードを保持したままで退避位置から排出
位置へ移動するスライド部材と、操作部材に連動して回
動する連動部材と、この連動部材の途中に軸支したイジ
ェクト部材とを設け、操作部材のスライドの初期には、
イジェクト部材を連動部材と一体的に移動させ、てこ比
の大きな連動レバーによって、イジェクト部材の一端を
介してスライド部材を強く押すようにしたから、メモリ
カードをコネクタから抜き出す際に、操作部材を軽くス
ライドさせることができる。
【0040】また、コネクタからメモリカードを抜き出
した後は、イジェクト部材の他端を受け止めてこれを回
動させ、てこ比が小さなイジェクト部材でスライド部材
を排出位置へ移動させるようにしたから、操作部材の小
さなストロークでスライド部材を大きく移動させ、後端
を充分に掴める位置まで、メモリカードを排出すること
ができる。
【0041】更に、メモリカードが装填完了位置へ挿入
されたときに、これを係止するカードロック部材を設
け、このカードロック部材に連動してスイッチ手段を作
動させ、このスイッチ手段で装置本体の電源をONにす
るから、メモリカードの装填の有無を確実に検出できる
とともに、電源電池の無駄な消耗を防止することができ
る。
【0042】更にまた、カードホルダ上にスライド部材
及び連動部材を互いに係合させながら重ねたので、組立
が簡単になるとともに、装置のユニット化が容易とな
り、組立作業が能率化されてローコストに製造すること
ができる。
【0043】また、スライド部材とカード検知部材とに
1個のバネを掛けて、これらを反対方向へ付勢したか
ら、バネの個数を少なくすることができる。更に、シャ
ーシの背面にプリント基板を配設することで、プリント
基板をカード収納室の壁面として用いないから、プリン
ト基板のサイズを小さくすることができるとともに、回
路部品の実装効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の装置を内蔵した電子スチルカメラの外
観図である。
【図3】メモリカードの排出完了状態を示す断面図であ
る。
【図4】メモリカードの未装填状態を示す正面図であ
る。
【図5】メモリカードの装填完了状態を示す正面図であ
る。
【図6】メモリカードをコネクタから外した状態を示す
正面図である。
【図7】メモリカードの排出完了状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
3 メモリカード 3d 端子穴 4 カード挿入口 6 イジェクトノブ 7 ロック解除ボタン 13 カード収納室 15 シャーシ 16 端子ピン 17 コネクタ 18 カード検出スイッチ 21 カードホルダ 21b ストッパ 24 スライド板 32 連動レバー 38 イジェクトレバー 41 板バネ 51 ロックレバー 58 カード検知プレート 67 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平2−261303 (32)優先日 平2(1990)9月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平2−261304 (32)優先日 平2(1990)9月28日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカードをカード収納室の奥に配置
    されたコネクタに接続可能にする退避位置と、メモリカ
    ードの先端を押してメモリカードの後端がカード収納室
    から突出する排出位置との間を移動するスライド部材
    と、メモリカードの排出時に操作される操作部材と、こ
    の操作部材によって回動される連動部材と、この連動部
    材に回動可能に取り付けたイジェクト部材と、このイジ
    ェクト部材が所定位置へ移動したときに、その一端を受
    け止めてイジェクト部材を回動させるストッパ部材とか
    らなり、操作部材の排出操作の初期には、連動部材と一
    体的にイジェクト部材を移動させ、スライド部材を退避
    位置から移動してメモリカードをコネクタから外し、そ
    してイジェクト部材がストッパ部材に当たった後は、操
    作部材の排出操作により、ストッパ部材を支点にしてイ
    ジェクト部材を回動させて、スライド部材を排出位置へ
    移動させるようにしたことを特徴とするメモリカードの
    着脱装置。
  2. 【請求項2】 カード収納室を形成するカードホルダ
    と、このカードホルダに重ねられ、メモリカードをカー
    ド収納室の奥に配置されたコネクタに接続可能にする退
    避位置と、メモリカードの後端がカード収納室から突出
    した状態となる排出位置との間を移動するスライド部材
    と、このスライド部材に形成され、スライド部材が排出
    位置へ移動する際にメモリカードの先端を押すためのフ
    ックと、このフックをカード収納室内に突出させるとと
    もに、スライド部材の移動をガイドするようにカードホ
    ルダに形成されたガイド開口と、メモリカードの排出時
    に操作される操作部材と、カードホルダに回動自在に軸
    支され、操作部材の操作に連動してスライド部材を退避
    位置から排出位置へ移動させるための連動レバーとを設
    けたことを特徴とするメモリカードの着脱装置。
  3. 【請求項3】 メモリカードをカード収納室の奥に配置
    されたコネクタに接続可能にする退避位置と、メモリカ
    ードの先端を押してメモリカードの後端がカード収納室
    から突出する排出位置との間を移動するスライド部材
    と、メモリカードの排出時に操作される操作部材と、こ
    の操作部材によって回動され、スライド部材を退避位置
    から排出位置へ移動させるための連動部材と、メモリカ
    ードがコネクタに接続されたことを検知するカード検知
    部材と、スライド部材を退避位置に向けて付勢するとと
    もに、カード検知部材を排出方向に付勢するために、ス
    ライド部材とカード検知部材とに掛けられたバネ部材と
    を設けたことを特徴とするメモリカードの着脱装置。
  4. 【請求項4】 メモリカードをカード収納室の奥に配置
    されたコネクタに接続可能にする退避位置と、メモリカ
    ードの先端を押してメモリカードの後端がカード収納室
    から突出する排出位置との間を移動するスライド部材
    と、メモリカードがカード収納室内に完全に装填された
    ときに、ロック位置へ移動してメモリカードを係止する
    カードロック部材と、このカードロック部材がロック位
    置へ移動したことを検知するスイッチ手段とを設けたこ
    とを特徴するメモリカードの着脱装置。
  5. 【請求項5】 シャーシと、このシャーシとの間にカー
    ド収納室を形成するコ字形をしたカードホルダと、カー
    ド収納室の奥に配置され、挿入されたメモリカードと接
    続するコネクタと、このコネクタに接続されかつシャー
    シの背面に配置されたプリント基板と、メモリカードが
    コネクタに接続可能となる退避位置と、メモリカードの
    先端を押してメモリカードの後端がカード収納室から突
    出する排出位置との間を移動するスライド部材と、メモ
    リカードの排出時に操作される操作部材と、この操作部
    材によって回動され、前記スライド部材を退避位置から
    排出位置へ移動させるための連動部材とを設けたことを
    特徴とするメモリカードの着脱装置。
JP3232324A 1990-09-28 1991-08-19 メモリカードの着脱装置 Pending JPH0535931A (ja)

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