JPH0535691Y2 - - Google Patents

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JPH0535691Y2
JPH0535691Y2 JP1986172708U JP17270886U JPH0535691Y2 JP H0535691 Y2 JPH0535691 Y2 JP H0535691Y2 JP 1986172708 U JP1986172708 U JP 1986172708U JP 17270886 U JP17270886 U JP 17270886U JP H0535691 Y2 JPH0535691 Y2 JP H0535691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として、折畳み傘、トランジス
タラジオ、カメラ等の小物の手提紐の両端を結合
して、環状に形成させるための結合部の構造すな
わち紐の結合構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種手提紐の両端の結合構造として、
第9図に示される金属環による金属製結合具8が
又は第10図に示される樹脂により外周を覆う樹
脂製結合具10が用いられる。
この紐の金属製結合具8樹脂製と結合具10を
第9図と第10図をもつて説明する。尚第10図
において第9図の従来構造と共通する箇所には、
共通の符号を付して、その詳細な説明は省略し
た。金属製結合具8は、一般には平紐よりなる手
提紐2の両端を突合わせ又は重合させて接合させ
この接合部を環状に形成された紐の中間部の裏面
に重合させて、該重合部の全外周に金属製結合具
8を構成する短冊状の金属板を環状に折曲げて被
着し、これにより若しくは金属板両端の爪片によ
つて上記紐2の両端を結合させるようにしてい
る。このようにして両端が結合されて環状に構成
された手提紐2は、その上記結合具8の被着部を
中心として大径環状部2bよりなる手提と小径環
状部2aよりなる吊下げ部とに分けられて、この
吊下げ部に係合される金属の吊下げ環3により、
折畳み傘等の小物9が吊下げられている。
また上記紐の樹脂製結合具10は平紐よりなる
手提紐2の両端を突合わせ又は重合させて接合さ
せ、この接合部を環状に形成された紐の中間部の
裏面に重合させ、該重合部の全外周を射出式若し
くは感圧式成型機において樹脂を一体的に形成し
樹脂製結合具10を構成するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記の従来の結合具を用いた結合構造
は、金属製結合具8が金属であるところから金属
環の端部と紐の接点で取扱いにより紐に破損が生
じ易く、錆、変色等の問題も避けられず、またこ
れが衣服等に引掛かる等の問題がある。このよう
な問題点を解決するため、従来より、高級品につ
いては上記金属製結合具8の全外周を熱収縮性の
塩化ビニール等により覆うことが行われていたが
製造が面倒で高価になるという問題点がある。他
方従来の前記樹脂製結合具10は、大型である成
型機を用い、個々に成型による製造を行うもので
製造行程の自動化が困難であり、量産効果が期待
できない。更に成型時に材料の加熱や圧力により
紐の変形や、紐と結合具端部の接合部にバリが発
生し易いという技術上の困難も合せもつ。
この考案は、以上のような点に鑑み、紐の結合
が強固で美観の点でも優れており、しかも製造行
程の自動化が容易なこの種紐の結合構造を提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためのこの考案の構成を
実施例に対応する第1図乃至第5図を参照して説
明する。
すなわち、本考案は 紐2の先端部を対向状に接合し、該対向状に接
合した紐の先端部を紐の中間部に重合させ、前記
紐の接合面よりの両隣接部に該紐の先端部と中間
部に貫通する孔(H2,H1),(H3,H4)を設け
てなる紐の接合部と、 前記紐の接合部の全外周面を囲むように該接合
部の下面と上面に当接される断面コ形の熱可塑性
合成樹脂よりなる一方の結合片1a及び他方の結
合片1bよりなり、一方の結合片1aの内壁面の
中央部には、その長手方向に沿つて間隔をおい
て、上記隣接して貫通する孔(H2,H1),(H3
H4)に夫々貫挿される二本の突起5a,5bが
一体に突設され、他方の結合片1bの内壁面の対
向面には前記二本の突起5a,5bの頭部が嵌挿
される二個の案内窪み4a,4bが形成され、前
記一方の結合片1aと他方の結合片1bとが互い
に溶着されてなる結合具1と、 を具備することを特徴とする紐の結合構造にあ
る。
〔作用〕
上記本考案の構成によれば、紐2の結合部の両
隣接部の所定位置に孔H1,H2,H3,H4を
予じめ設けると共に紐2を所定長さに切断し、該
孔に2個の突起5a,5bが挿通するようにした
一方の結合片1aと該突起先端部を受ける二個の
案内窪み4a,4bを有する他方の結合片1bと
で、接合部の紐2の全外周を囲い挟み一方の結合
片1aと他方の結合片1bを互いに溶着固定し、
接合部の離脱を防止する。
〔実施例〕
以下、図面に基づき、本考案を具体的に説明す
る。尚従来構造の第9図と共通する箇所には、共
通の符号を付した。第1図乃至第8図は本考案に
なる紐の結合構造の第1の実施例を示すものであ
る。この第1の実施例の紐の結合構造は、所定長
さの平紐よりなる紐2と、該紐2の両先端部どう
しを対向状に接合し、該対向状に接合した紐2の
先端部を、紐2の中間部に重合させてなる紐の全
外周を包囲して接合する樹脂製の結合具1とによ
り構成されている。上記紐2は、その上記結合具
1により重合結合された接合部を中心として、小
径環状部2aと大径環状部2bに分けられて、小
径環状部2aには吊下げ環3が係合している。ま
た、紐2の上記結合具1内における接合部の、接
合面よりの両隣接部には該紐2の両先端部と中間
部に貫通する孔H1,H2,H3,H4が設けら
れている。また、上記結合具1は上記紐2の接合
部の外周に、その表裏から嵌着されて、超音波溶
着により互い固着される。断面各々コ形の一方の
結合片1aと他方の結合片1bとにより形成さ
れ、この一方及び他方の結合片1a,1bは各々
樹脂の成型により形成されている。上記一方の結
合片1は、その内壁面の長手方向に沿つた2か所
にピン状の結合突起5a,5bが突設されると共
にその両側立上がり上部面には固定突起7a,7
bが突設され他方の結合片1bには、上記結合突
起5a,5bの頭部が嵌合する案内窪み4a,4
bと、上記固定突起7a,7bが嵌合する窪み6
a,6bが形成されている。結合具1内の、上記
一方の結合片1aと他方の結合片1bの間には、
上記紐2の接合部が、その互いに貫通する孔H
1,H2が一方の結合突起5aに貫通して挿入さ
れ、また孔H3,H4が他方の結合突起5bに貫
通して挿入された状態で固定されている。
次に、上記紐の結合構造の製造工程を、第5図
乃至第8図を参照して説明する。まず第5図に示
すように紐2に孔H1,H2,H3,H4を設け
ると共に紐2を定寸に裁断する。次に第6図に示
すように、紐2の中間の孔H2,H3に一方の結
合片1aの突起5a,5bを挿通し紐2に一方の
結合片1aを被着する。更に、第7図に示すよう
に孔H1を突起5aに、孔H4を突起5bに挿通
し、小径環状部2aと大径環状部2bを形成す
る。次に、第8図に示すように、他方の結合片1
bを上記接合部に被着し一方の結合片1aに接合
する。一方及び他方の結合片1a,1bは、超音
波溶着により固定結合して、結合具1を構成す
る。一方及び他方の結合片1a,1bの両側立上
がり上部面の固定突起7a,7bおよび窪み6
a,6bは、一方及び他方の結合片1a,1bの
接合時の嵌合性、及び溶着強度の向上を図るため
設けられたものである。他方の結合片1bの内面
の案内窪み4a,4bは一方及び他方の結合片1
a,1bの接合時に結合突起5a,5bの先端部
が挿入され結合突起5a,5bの強度の補強を図
るものである。かような接合構造により、紐の接
合部が結合具により固定保持され、接合面におけ
る紐の離脱を強力に防止する。案内窪み4a,4
bにより結合突起5a,5bの先端突起部が固定
され該突起の強度が増大し安全性がさらに向上す
る。
結合具1に樹脂が用いられ、端部と紐の接点で
取扱いにより紐の破損が生じにくく、錆、変色等
の問題も避けられる。一体成型における材料の加
熱や圧力により紐の変形や、紐と結合具端部の接
合部にバリの発生の問題も生起しない。
上述した結合具を構成する一方及び他方の結合
片1a,1bは射出成型機により、紐2の切断、
孔加工は高周波切断機で、また一方及び他方の結
合片1a,1bの接合は超音波溶着によりそれぞ
れ自動化行程が容易であり、低コスト生産が可能
である。結合具1の外形意匠の多様な変化が容易
であり少量多種生産の利点も合わせもつものであ
る。
尚、結合具1の内部に、環状とした紐の一方の
環状端部が収容される形状としても良く、この場
合は、小径環部2aは無いが、結合具1内に吊下
げ環3又は、吊下げ紐の基部が挿入された形状と
なる。
〔考案の効果〕
上述のごとく、本考案による紐の結合構造によ
れば、第6図、第7図、及び第8図に示すよう
に、下側に設置した一方の結合片1a上に、その
二本の突起5a,5bと紐2の貫通孔を利用して
紐2の中間部の孔H2,H3と先端部の孔H1,
H4を順次折り畳み、その上に他方の結合片1b
の二個の案内窪み4a,4bを嵌合溶着して紐を
結合固定させるものであるから、その結合作業が
容易で常に正確であり生産性が向上する。
また、本考案によれば、一方の結合片1a上の
二本の突起5a,5bに、紐2の中間部の孔H
2,H3及び両端部の孔H1,H4が順次外挿さ
れ、該二本の突起の頭部が、対向する他方の結合
片1bの2個の案内窪み4a,4bに嵌挿されて
互いに溶着されるものであるところから、制作時
において一方と他方の結合片及び紐の重合部に位
置づれが生ぜずその位置決めが容易であり外周に
段部が生ずる等の不体裁もない。また、一方及び
他方の結合片1a,1bの溶着は、その外周部の
みならず中間の突起5a,5bの頭部と案内窪み
4a,4bの嵌挿部においても行なわれているこ
とから、その結合が強固であり、紐が引き抜ける
等の虞れもない。
さらに、従来の金属環と異なり、結合具の端部
における紐の破損が少なく、錆、変色を生じず、
衣類等への引掛りの危険も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の紐の結合構造の斜視図、第
2図は、第1図の−線における断面図、第3
図は、第1図の−線における断面図、第4図
は、分解斜視図、第5図は、紐を切断し、孔を設
けた平面図、第6図は、紐に一方の結合片を被着
した断面図、第7図は、紐の両先端部を折返して
一方の結合片に重合した状態を示す図、第8図
は、他方の結合片を嵌合した状態を示す図、第9
図は、従来の金属環による結合具を用いた斜視
図、第10図は、従来の樹脂一体成型による結合
具を用いた斜視図である。 1……結合具、1a……一方の結合片、1b…
…他方の結合片、2……紐、2a……小径環部、
2b……大径環部、3……吊下げ環、4a,4b
……案内窪み、5a,5b……結合突起、6a,
6b……窪み部、7a,7b……固定突起、8…
…金属環合具、9……傘、10……樹脂一体成型
結合具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 紐2の先端部を対向状に接合し、該対向状に接
    合した紐の先端部を紐の中間部に重合させ、前記
    紐の接合面よりの両隣接部に該紐の先端部と中間
    部に貫通する孔(H2,H1),(H3,H4)を設け
    てなる紐の接合部と、 前記紐の接合部の全外周面を囲むように該接合
    部の下面と上面に当接される断面コ形の熱可塑性
    合成樹脂よりなる一方の結合片1a及び他方の結
    合片1bよりなり、一方の結合片1aの内壁面の
    中央部には、その長手方向に沿つて間隔をおい
    て、上記隣接して貫通する孔(H2,H1),(H3
    H4)に夫々貫挿される二本の突起5a,5bが
    一体に突設され、他方の結合片1bの内壁面の対
    向面には前記二本の突起5a,5bの頭部が嵌挿
    される二個の案内窪み4a,4bが形成され、前
    記一方の結合片1aと他方の結合片1bとが互い
    に溶着されてなる結合具1と、 を具備することを特徴とする紐の結合構造。
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