JPH05345033A - 拡張器 - Google Patents

拡張器

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JPH05345033A
JPH05345033A JP5014892A JP1489293A JPH05345033A JP H05345033 A JPH05345033 A JP H05345033A JP 5014892 A JP5014892 A JP 5014892A JP 1489293 A JP1489293 A JP 1489293A JP H05345033 A JPH05345033 A JP H05345033A
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dilator
hub
blood vessel
catheter
proximal end
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ジョゼフ・エイチ・バレット,ジュニアー
Greg L Brimhall
グレッグ・エル・ブリムホール
Douglas P Orr
ダグラス・ピー・オー
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/06Body-piercing guide needles or the like
    • A61M25/0662Guide tubes
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静脈注射投薬器具を容易に取り付けることが
できず且つ拡張された血管内にカテーテルを導入する前
に医療を行う人によって取り外される拡張器の提供。 【構成】 拡張器10は、カテーテル等が挿入される血
管の穿刺部位を拡張するために配設される。拡張器10
は、拡張器を最初に取り外すことなく静脈注射投薬器具
の接続若しくは挿入を阻止し且つ大人の親指と人差し指
との間に適合するような人間工学的なハブ20を有する
ようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して医療カテーテル
挿入分野に関し、より特定すると、このようなカテーテ
ルと共に使用するための拡張器に関する。本発明は、カ
テーテルを血管内に挿入する前に血管を拡張するための
外科用拡張器に関する。
【0002】
【従来の技術】外科用拡張器は、カテーテルを血管内に
挿入できるように、穿孔の大きさを増し且つ静脈又は動
脈のような血管を拡張するのに使用される。
【0003】ほとんどの場合、拡張器は血管内に挿入す
るためのテーパー付きの端部を備えた管である。拡張器
は、穿刺部位に挿入する際に十分な堅牢性を付与するよ
うに半硬質の材料によって形成される。血管内にカテー
テルを導入する公知の方法は、公知の拡張器が、挿入過
程において使用される一般的なルアーコネクタを有する
注射器を取り付けるための結合部を備えていることを前
提としている。このような拡張器は、極めて迅速に挿入
し且つ取り外すことを意図している。
【0004】従来技術による拡張器はルアー嵌合部材の
ような連結部材を備えており、該連結部材は、針が最初
の穿刺を行うと同時に拡張器を導入することを可能にす
るので、拡張器を血管内に導入する際に有効である。一
般的なルアー嵌合部材及び従来技術による拡張器ハブの
基端に見ることができるようなねじが切られた連結部材
の如きその他の連結部材は、これらを注射器に取り付け
ることを可能にし且つ静脈注射投薬器具を拡張器に取り
付けることをも可能にする。このような一般的なルアー
嵌合部材及びその他の連結部材は、従来技術においてよ
く知られており且つルアーコネクタとして総称されてい
る。
【0005】血管内にカテーテルを導入することを助長
するために拡張器を使用するいくつかの方法がある。拡
張器を使用する一つの方法は、針の尖った先端が拡張器
の先端を越えて前方に伸びるまで針を拡張器の中心孔に
貫通させることを含む。この挿入方法によって、針の先
端は最初に手術部位を穿刺して針の直径と等しい直径の
孔を作る。更に挿入することによって、拡張器を、穿刺
部位に入り込ませ次いでカテーテルが挿入される血管内
へと入り込ませる。拡張器の先端は概して円錐形状を有
しているので、拡張器を挿入することによって穿刺部位
が更に拡張される。カテーテルを挿入する血管内に拡張
器を挿入することによって、血管もまた拡張されカテー
テルの挿入が助長される。
【0006】拡張器は、先端が鈍く且つ比較的柔らかい
材料で作られた同心状シースカテーテルによって包囲さ
れている。針は、血管を最初に穿刺し、拡張器は穿刺さ
れた血管を拡張する。その後、シースカテーテルが血管
内へ導入され、次いで針と拡張器とが取り外される。
【0007】この技術において使用される拡張器は少な
くとも一時的に針に連結されるので、従来技術による拡
張器ハブはルアーコネクタ機構によって設計されてい
る。図1及び2は外科分野で一般的に使用されるこのよ
うな拡張器ハブを示している。
【0008】一般的に“セルディンガ法(Seldinger Tec
hnique)”と称される別の代替的な挿入方法において
は、注射器に取り付けられた導入針が所望の位置に挿入
され、ガイドワイヤがこの導入針及び穿刺部位を介して
血管内に送られる。ガイドワイヤを定位置に保持しなが
ら、次いで導入針を除去する。ガイドワイヤの基端が次
いで拡張器の先端に送られ、この拡張器はガイドワイヤ
の上を通過して穿刺部位を通り穿刺部位を広げ且つカテ
ーテルが挿入されるべき血管を拡張する。拡張器は次い
でガイドワイヤから取り外される。カテーテルは、ガイ
ドワイヤの周りに沿って送られ且つ穿刺部位を通って所
望の位置まで進められる。
【0009】セルディンガ法においては、拡張器はシー
スカテーテルによって包囲されても良い。この場合に
は、シースカテーテルは拡張器の上を摺動され且つガイ
ドワイヤに沿って血管内へと進められる。拡張器とガイ
ドワイヤとは次いで取り外される。セルディンガ法にお
いて使用される従来技術による拡張器は、一般的なカテ
ーテル挿入方法において使用される拡張器と同様に基端
にルアーコネクタを備えている。本発明は、主としてセ
ルディンガ法において使用することを意図しているが、
その他のカテーテル挿入技術に使用することもできる。
【0010】当技術分野において公知の拡張器ハブが本
来的に有するもう一つの不具合な点は、ユーザの親指と
もう一つの指の形状に適合しないことである。例えば従
来技術を示す図1及び2に示された拡張器ハブを参照す
るとこのことが分かる。
【0011】米国特許第4,609,370号、第4,
650,472号、第4,772,266号、第4,8
50,975号、第4,961,729号及び第5,0
11,478号は、全て、基端にルアーコネクタのよう
なコネクタを有する従来技術による拡張器を示してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、静脈
注射投薬器具を容易に取り付けることができず且つ拡張
された血管内にカテーテルを導入する前に医療を行う人
によって取り外される拡張器を提供することである。
【0013】本発明のもう一つの目的は、医療を行う人
の親指と中指との間に心地よく且つ安全に適合するよう
になされた経済的な構造の拡張器ハブを提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、静脈注射投薬
器具、注射器、チューブ等のような他の手術用器具の拡
張器への取り付け若しくは挿入を防止する改良された拡
張器を有する外科用拡張器である。ルアーコネクタを含
む公知の装置とは対照的に、本発明の拡張器は、注射器
又は静脈注射投薬器具をハブの基端に固定することを本
質的に不可能にさせる。以下により詳細に説明するよう
に、本発明は基端開口部を有する拡張器を含み、この基
端開口部はルアー嵌合部材等の接続及びチューブ等の挿
入を阻止する点において並びに人間工学的に設計された
ハブを有する点において従来技術とは大きく異なる。
【0015】
【実施例】本発明は種々の形態で実施化することができ
る。以下に示すのは、本発明の好ましい実施例の詳細な
説明である。以下の説明は、本発明の原理の例示と考え
られるべきものであり、特許請求した本発明の範囲を限
定することを意図したものではない。
【0016】図1及び2は、医療分野において通常使用
される拡張器ハブを示している。これらの拡張器ハブは
両方とも基端に開口部2,2’を有するルアー嵌合部材
を備えている。ルアー嵌合部材は、拡張器ハブと注射器
若しくはカテーテルとのような2つの医療器具のための
摩擦又は干渉嵌合状態で係合せしめられる連結機構であ
る。ルアー嵌合部材は、相互に連結される互いに相補形
の雄型部品と雌型部品とを含む。このような嵌合部材は
当技術分野において公知である。米国において使用され
ている開口2,2’の如きルアー嵌合部材を受け入れる
ようになされた典型的な開口部は、通路の端部における
直径が約4.3mm(0.17インチ)であり、この通
路の直径は、基端開口部から先端に向かって約3.9m
m(0.154インチ)まで小さくなっている。拡張器
と別の医療器具との間の確実な連結を更に確保するため
に、従来技術の拡張器は、図1に示した互いに対向する
耳部4を備えたカプラーのような連結機構を更に含む。
図2に示した従来技術の拡張器ハブ上にはねじ結合の形
態の別の付加的な部材が示されている。
【0017】図3及び5〜8は本発明の第1の実施例を
示している。この実施例は、中空のチューブ11及び拡
張器ハブ20とを含む拡張器10からなり、中空チュー
ブ11は概して円錐形の先端12と先端孔17とを備え
た半硬質の内腔15を有し、拡張器ハブ20は、把持部
分30、基端38、基端フランジ40、ハブ先端部48
及び先端フランジ50を有して拡張器ハブ20とチュー
ブ11との間の確実な取り付けを提供している。把持部
30という用語は取り付けカラー60を含むことを意図
していない。
【0018】図3に示すように、従来技術の拡張器とは
異なり、基端38には、ルアー嵌合部材の接続を阻止す
るが針及び/又はガイドワイヤ106(図13の13B
及び13C参照)の挿入は許容するように特別に設計さ
れた内腔15につながった開口部42が設けられてい
る。本発明のこの実施例によれば、開口部42は、標準
の雄型ルアー嵌合部材が開口部42に嵌入しないような
寸法とされており、基端38は、標準的な雌型嵌合部材
が当該基端に外嵌若しくは結合しないような寸法とする
ことができる。従って、基端孔42の直径は、約0.5
1〜3.43mm(0.020〜0.135インチ)、
好ましくは約1.65〜2.79mm(0.065〜
0.110インチ)であるのが有利である。
【0019】ハブ20は、一般的な雌型若しくは雄型ル
アー嵌合部材を接続できないような形状とすることもで
きる。第1の実施例においては、基端フランジ40がこ
の目的を達成している。ハブ20の形状は、従来の拡張
器の把持部よりもより人間工学的な把持部を提供すると
いう付加的な利点を有する。
【0020】代替的な構造もまた拡張器ハブへの別の医
療器具の係合を阻止することができ、このような代替的
な構造は本発明に含まれる。例えば、基端38に隣接し
た内腔15は、変則的な形状としてもよく、又は図3,
9,10,11及び12に示した代替的な実施例に示し
たようなルアー嵌合部材の挿入若しくは取り付けを阻止
することができる障害物143を設けてもよい。当業者
はまた、少なくともセルディンガ法が使用される場合
に、拡張器ハブ20の基端に設けられた概して円錐形の
通路がなくても、ガイドワイヤが中空チューブ及び拡張
器ハブを円滑に通過して基端開口部から出て行くことが
できる限り、拡張器の使用を妨げないであろうというこ
とを理解するであろう。
【0021】本発明はいくつかの方法で使用することが
できる。図13の13A〜13Dに示した好ましい方法
(セルディンガ法)においては、注射器(図示せず)に
取り付けられた針104が皮膚100を穿刺し且つ血管
102内への最初の開口を作るために使用される(図1
3の13A及び13B参照)。注射器は次いで取り外さ
れ、ガイドワイヤ106が針の内腔を通して血管内へと
送られる(図13の13B)。次いで針が取り外され、
ガイドワイヤは血管102内に残される。この時点でメ
スを使用して皮膚の挿入部位を広げることもできる。外
周に同心状のカテーテル108を備えた拡張器110が
ガイドワイヤの周りに螺合される。拡張器110の先端
はカテーテルシース108から突出している。拡張器1
10の先端は、針によって開けられた孔の中に導入され
且つ捩り動作を用いて血管102内へと送り込まれ、こ
のようにして血管102を拡張する(図13の13
C)。次いでカテーテル108が血管102内へと進め
られる。カテーテル108が血管102内の十分遠くへ
と送られると、ガイドワイヤ106と拡張器110とは
取り外される(図13の13D)。
【0022】ある代替的な方法においては、針とカテー
テルと拡張器との組み合わせが使用されている。この針
はカテーテルによって被覆されており、このカテーテル
は次いで拡張器によって包囲されている。針は皮膚を穿
刺し血管内に入る。血管は拡張器によって拡張され、拡
張された血管内にカテーテルが送られる。次いで拡張器
及び針が取り除かれる。
【0023】当業者は、ほぼ同一の結果を得ることがで
きる針若しくはガイドワイヤ及びカテーテルと組み合わ
せて本発明の拡張器を使用するいくつかの方法があるこ
とを理解するであろう。
【0024】図4,9,10,11及び12は本発明の
別の実施例を示している。この実施例における基端開口
部142にはルアー嵌合部材の挿入を阻止する付加的な
障害物が設けられているので、基端開口部142は必ず
しも一般的なルアー嵌合部材の孔よりも小さくなければ
ならないことはない。この代替的な実施例によれば、基
端内腔142に障害物143が設けられており、この障
害物143は、雄型ルアー嵌合部材が拡張器110の基
端に接続されないことを更に確実なものとする。図10
に示されているように、障害物143は、中空チューブ
115の基端116から始まっている拡張器ハブ120
の内腔部分122内へ突出している。このような形態に
おいては、先端孔117内に送り込まれ中空チューブ1
15を通って拡張器ハブ120内へと進められたガイド
ワイヤは妨げられないであろう。ガイドワイヤ妨げられ
ることなく先端方向から拡張器ハブを通過させる一方で
チューブ若しくはルアー嵌合部材の基端方向からの挿入
を阻止するような形状を有する障害物はどのようなもの
でも本発明の利点を達成することができるであろう。図
11は、障害部材143を備えた内腔142を明確に示
した拡張器110の端面図である。図12は、先端から
見た拡張器110の端面図であり、チューブ115内の
先端孔117を示している。
【0025】本発明の拡張器ハブは、医療分野で一般的
に使用される熱可塑性樹脂のような生体適合性の材料を
公知の射出成形方法によって作ることができる。
【0026】従来の設計の拡張器とは対照的に、本発明
は、IV(生体内)ライン及びカテーテルのような他の
医療器具がここに開示された改良された拡張器に連結さ
れるのを阻止する。
【0027】図3及び図5〜8は、本発明の別の側面を
も示している。本発明の拡張器10の快適で且つ確実な
取り扱いを助長するために、この実施例における把持部
30は基端フランジ40と先端フランジ50との間に位
置決めされている。従って、この拡張器ハブ20の全体
的な形状は、ユーザの指の形状に合致しており、図1及
び2に示されたような従来の拡張器よりもより快適な感
触を提供する。図6の側面図を参照すると、フランジの
リム46,56は丸い端縁で形成されるのが有利であ
る。把持部30は、円滑で次第に傾斜する外形45によ
って両方のフランジと合致しているのが有利であり、こ
のような外形45は従来の拡張器ハブの直角のものより
も高い快適さを提供する。
【0028】他の形状も本発明の範囲内に含まれ、図7
及び8は、各フランジがほぼ矩形でありほぼ直線の側面
が湾曲したコーナーと合致している矩形形状を示してい
る。
【0029】本発明の第1の実施例によれば、基端フラ
ンジ40と先端フランジ50とを把持部30の両端に位
置決めすることによって、快適で確実な把持が提供され
る。例えば、各々のフランジの間の距離を約7.62m
m〜31.75mm(約0.3〜1.25インチ)、最
も好ましくは約12.55〜20.32mm(約0.5
〜0.8インチ)とし親指と中指によって把持されるよ
うに設計するのが好ましい。医療を行う人は、親指と中
指のような、他の指で拡張器を保持することを望むかも
しれない。
【0030】図6に最も良く示されているように、この
第1の実施例のフランジには把持部30よりも大きな外
周が設けられている。先端フランジ50は、拡張器が挿
入中において前方へ移動されつつあるときに指のための
当接部を提供するのが有利である。各フランジは、同様
に、拡張器を患者から抜き取る際に基端方向に向けられ
た引張力をかける補助となる。
【0031】把持面30には、把持部の摩擦を増すよう
に設計された粗い織り上げられた面を設けるのが好まし
い。例えば、拡張器ハブが成形された熱可塑性樹脂によ
って作られている場合には、成形型に若干粗い面を設け
て容易に滑らかにならない拡張器ハブの面を作ることが
できる。別な方法として、把持面を若干ギザギザにして
もよい。把持部30にはまた、把持部30のほぼ全長に
亙って伸び且つ処置の際に拡張器10の回転を助長する
4つの長手方向に伸びた孔35を設けることも有利であ
る。これよりも少ないか又は多い長孔も本発明の範囲で
ある。
【0032】図4に示された本発明の実施例を図1及び
2に示された既に公知ハブと比較すると、本発明の拡張
器ハブはより人間工学的に設計された把持部を有するこ
とが分かる。把持部30はフランジ部40及び50の間
にほぼ一定の有効外周を有する。ここで使用されている
“有効外周”という用語は、拡張器ハブの長さに沿った
あらゆる所定の位置で拡張器ハブの長手中心軸を通る最
も長い測定可能な距離と等しい直径を用いて計算される
理論的な外周を示すことを意図したものである。従っ
て、基端フランジ部40の有効外周は、基端フランジ部
の2つの互いに対向するコーナー47間の距離に等しい
直径によって計算される。図1に示された拡張器ハブの
基端の“有効外周”は、互いに対向する耳部4の端縁間
の距離に等しい直径を用いて計算される。この定義を念
頭において考えると、図1に示された拡張器ハブは、4
つの異なる有効外周(半硬質のチューブに隣接したカラ
ーを除く)を有し、鋭い直角がこれらの4つの領域の境
界を画定している。図2に示された拡張器ハブは、5つ
の異なる有効外周領域を有する。既に公知の拡張器ハブ
上の有効外周にこれらの種々の変更を加えても快適な把
持領域が提供されない。一方、図4に示された拡張器ハ
ブ20は、拡張器ハブの長さに沿って少なくとも12.
7mm(1/2インチ)、より好ましくは前記長さに沿
って少なくとも15.88mm(5/8インチ)に亙っ
てほぼ一定の有効外周を備えた把持領域30を有する。
図6に示すように、把持部30もまた当該把持部30か
ら各フランジ領域まで徐々に傾斜しており、それによっ
て従来公知の拡張器ハブにおける直角よりもより快適な
感触が提供される。
【0033】図4及び図9〜12に示された本発明のも
う一つ別の実施例によれば、拡張器ハブ20に平坦で滑
らかな側面が設けられている。図に示されているよう
に、拡張器110の把持部130は極めて緩慢に且つ連
続的に基端フランジ部140及び先端フランジ部150
まで傾斜している。本発明のこの実施例は更に快適であ
ることが医療を行う人によって理解されるであろう。
【0034】本発明の図示した実施例は各々、把持部の
先端と基端とに位置決めされた2つのフランジ部を含む
けれども、これらのフランジ部の一つだけを含むことに
より把持するのに十分な摩擦を有する滑らかで快適な拡
張器ハブを提供することができる。従って、本発明の一
つの側面により、概して滑らかな外形の把持部と当該把
持部に隣接して配設された少なくとも一つのフランジ部
とを備えた快適な拡張器ハブが提供され、医療を行う人
が先端方向及び/又は基端方向への押圧力をかけるのを
更に助長する。
【0035】この実施例の拡張器ハブ120には、同様
に、拡張器ハブ120と中空チューブ115との間の確
実な結合を助長するための取り付けカラー160が設け
られている。拡張器ハブ120の外面にもまた、既に述
べた実施例に関して上記したような滑らない織り目を設
けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バヨネット形式の結合部とルアー嵌合部とを備
えた従来技術による拡張器ハブを示す斜視図である。
【図2】ねじ形式の結合部を備えたルアー嵌合部を有す
る公知の拡張器ハブの斜視図である。
【図3】本発明の拡張器ハブの第1の実施例の斜視図で
ある。
【図4】本発明の代替的な実施例の斜視図である。
【図5】図3に示された拡張器ハブを備えた拡張器の斜
視図である。
【図6】図5に示された拡張器の側面図である。
【図7】図6に示された拡張器の基端から見た端面図で
ある。
【図8】図6に示された拡張器の先端から見た端面図で
ある。
【図9】図4に示された拡張器ハブを備えた拡張器の斜
視図である。
【図10】図9に示された拡張器の側方断面図である。
【図11】図10に示された拡張器の基端から見た端面
図である。
【図12】図10に示された拡張器の先端から見た端面
図である。
【図13】13A〜13Dは各々、セルディンガ法にお
ける拡張器の使用方法を示した断面図である。
【符号の説明】
10 拡張器、 15 内腔、 20 拡張器ハ
ブ、 30 把持部、40 基端フランジ、 50
先端フランジ、 60 取り付けカラー、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレッグ・エル・ブリムホール アメリカ合衆国ユタ州84084,ウエスト・ ジョーダン,ヴァレット・ウエスト・ドラ イブ 3838 (72)発明者 ダグラス・ピー・オー アメリカ合衆国ユタ州84070,サンディー, ストーン・ヴュー・コウヴ 9214

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルを血管内に導入する前に血管
    を拡張するための拡張器であって、内腔、基端及び先端
    を有する管材を含み、前記先端は血管内に挿入するよう
    になされており、前記基端は、ガイド手段が前記内腔を
    通過するのを許容し且つルアーコネクタ手段が前記基端
    に接続されるのを阻止する形状になされた、拡張器。
  2. 【請求項2】 前記基端がハブ手段を含み、当該ハブ手
    段は、ルアーコネクタが前記拡張器の基端に接続される
    のを阻止ようになされている、請求項1に記載の拡張
    器。
  3. 【請求項3】 前記ハブ手段が、ルアーコネクタ手段に
    接続するには大きすぎるような寸法とされている、請求
    項2に記載の拡張器。
  4. 【請求項4】 前記ハブ手段が、ルアーコネクタ手段に
    接続するには小さすぎるような寸法とされている、請求
    項2又は3に記載の拡張器。
  5. 【請求項5】 前記内腔に配置された障害手段を更に含
    み、当該障害手段は、ガイド手段が前記内腔を通過する
    のを許容し且つ管手段が前記内腔を通過するのを阻止す
    るようになされている、請求項1,2,3又は4に記載
    の拡張器。
  6. 【請求項6】 前記ハブが、当該ハブへのルアーコネク
    タの取り付けを阻止するためにほぼ矩形の端部を含む、
    請求項2,3,4又は5に記載の拡張器。
  7. 【請求項7】 前記ハブが、当該ハブへのルアーコネク
    タの取り付けを阻止するためにフランジ付きの端部を含
    む、請求項2,3,4又は5に記載の拡張器。
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