JPH0534326A - 油中ガス測定装置 - Google Patents
油中ガス測定装置Info
- Publication number
- JPH0534326A JPH0534326A JP19151391A JP19151391A JPH0534326A JP H0534326 A JPH0534326 A JP H0534326A JP 19151391 A JP19151391 A JP 19151391A JP 19151391 A JP19151391 A JP 19151391A JP H0534326 A JPH0534326 A JP H0534326A
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- JP
- Japan
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- gas
- component
- oil
- separation column
- extractor
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- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁油中の溶存混合ガスを抽出し、付属装置
を大形のものにすることなく、短時間で精度よく混合ガ
スを測定できる装置を得る。 【構成】 油入電気機器より採取した絶縁油中に溶解す
る多成分ガスを強制的に抽出する抽出器３と、抽出され
た多成分ガスを成分単独および数種類のガス成分を含む
ブロックのいずれかに分離する分離カラム１５と、多成
分ガスを抽出器３から分離カラム１５に送るポンプと、
各ガス成分濃度に対して出力特性の異なる複数個のガス
センサ６ａ，６ｂ，６ｃとを備えたものである。
を大形のものにすることなく、短時間で精度よく混合ガ
スを測定できる装置を得る。 【構成】 油入電気機器より採取した絶縁油中に溶解す
る多成分ガスを強制的に抽出する抽出器３と、抽出され
た多成分ガスを成分単独および数種類のガス成分を含む
ブロックのいずれかに分離する分離カラム１５と、多成
分ガスを抽出器３から分離カラム１５に送るポンプと、
各ガス成分濃度に対して出力特性の異なる複数個のガス
センサ６ａ，６ｂ，６ｃとを備えたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、油中ガス測定装置に
関し、さらに詳しくいうと、変圧器などの油入電気機器
内部で発生する局部過熱や部分放電などの異常を早期に
発見するために、油中に溶存した多成分ガス濃度および
ガス濃度総和を測定する油中ガス測定装置に関するもの
である。
関し、さらに詳しくいうと、変圧器などの油入電気機器
内部で発生する局部過熱や部分放電などの異常を早期に
発見するために、油中に溶存した多成分ガス濃度および
ガス濃度総和を測定する油中ガス測定装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の油中ガス測定装置であり、
３は絶縁油から油中溶存多成分ガスを抽出する抽出器、
４は抽出器３に含まれ抽出された混合ガスの一部を計量
する計量管、１は装置外部からガスセンサ零調整用空気
あるいは計量管４内部の多成分ガスを分離カラムへ送り
込むエアーポンプ、５は抽出された多成分ガスを各成分
ガス単独に分離する分離カラム、６は分離された各成分
ガスを検知し各成分に対し同程度の感度を持った単独の
ガスセンサ、７はガスセンサ６からの電気信号出力の処
理を行なう信号処理部、８は信号処理部７で処理された
測定結果を表示する表示部、９はエアーポンプ１からの
空気流路を切換えるバルブである。以上の各要素から油
中ガス測定装置１０が構成されている。
３は絶縁油から油中溶存多成分ガスを抽出する抽出器、
４は抽出器３に含まれ抽出された混合ガスの一部を計量
する計量管、１は装置外部からガスセンサ零調整用空気
あるいは計量管４内部の多成分ガスを分離カラムへ送り
込むエアーポンプ、５は抽出された多成分ガスを各成分
ガス単独に分離する分離カラム、６は分離された各成分
ガスを検知し各成分に対し同程度の感度を持った単独の
ガスセンサ、７はガスセンサ６からの電気信号出力の処
理を行なう信号処理部、８は信号処理部７で処理された
測定結果を表示する表示部、９はエアーポンプ１からの
空気流路を切換えるバルブである。以上の各要素から油
中ガス測定装置１０が構成されている。
【０００３】図４は抽出器３によって抽出され、分離カ
ラム５でガス分離された後、センサ６が各成分ガスを検
出したときの電気信号出力を示している。
ラム５でガス分離された後、センサ６が各成分ガスを検
出したときの電気信号出力を示している。
【０００４】次に、動作について説明する。図３におい
て、エアーポンプ１により装置外部からガスセンサ零調
整用空気をパイプ２を通じて長い長さの分離カラム５へ
送り込む。同様に抽出器３において油中溶存混合ガスが
抽出され、抽出器３内部に含まれている計量管４で一定
量に計量する。計量した混合ガスは、バルブ９の流路切
換により装置外部からエアーポンプ１で吸入されたキャ
リングガスである空気とともに分離カラム５へ送り込ま
れ、各ガス成分単独に分離される。各ガス成分に対し、
ガスセンサ６が分離した各ガス成分を検知し、ガス濃度
に比例した電気信号（図４）を信号処理部７に出力す
る。信号処理部７で油中多成分ガス濃度およびガス濃度
総和に演算、変換され、表示部８に測定結果が表示され
る。
て、エアーポンプ１により装置外部からガスセンサ零調
整用空気をパイプ２を通じて長い長さの分離カラム５へ
送り込む。同様に抽出器３において油中溶存混合ガスが
抽出され、抽出器３内部に含まれている計量管４で一定
量に計量する。計量した混合ガスは、バルブ９の流路切
換により装置外部からエアーポンプ１で吸入されたキャ
リングガスである空気とともに分離カラム５へ送り込ま
れ、各ガス成分単独に分離される。各ガス成分に対し、
ガスセンサ６が分離した各ガス成分を検知し、ガス濃度
に比例した電気信号（図４）を信号処理部７に出力す
る。信号処理部７で油中多成分ガス濃度およびガス濃度
総和に演算、変換され、表示部８に測定結果が表示され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の油中ガス測定装
置は以上のように構成され、混合ガスを単一成分ガスに
分離し、単独のガスセンサによって各ガス成分を検知す
るために、分離カラム５の長さを長くする必要があっ
た。また、分離ガスが多成分の場合には、複数のカラム
を並列あるいは直列に接続して使用する必要があり、流
路構成が複雑となり、測定に長時間を要する等の問題点
があった。さらに、分離カラム５が長くなることによ
り、流路抵抗が増大し、エアーポンプ１に吐出圧の大き
なポンプを必要とする、カラム温度調節用オーブンに大
形のものを必要とする等、ポータブル機器に適用しにく
い問題点があった。
置は以上のように構成され、混合ガスを単一成分ガスに
分離し、単独のガスセンサによって各ガス成分を検知す
るために、分離カラム５の長さを長くする必要があっ
た。また、分離ガスが多成分の場合には、複数のカラム
を並列あるいは直列に接続して使用する必要があり、流
路構成が複雑となり、測定に長時間を要する等の問題点
があった。さらに、分離カラム５が長くなることによ
り、流路抵抗が増大し、エアーポンプ１に吐出圧の大き
なポンプを必要とする、カラム温度調節用オーブンに大
形のものを必要とする等、ポータブル機器に適用しにく
い問題点があった。
【０００６】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、流路構成が単純となり、短時間
で測定でき、エアーポンプやカラム温度調整用オーブン
に大形のものを不要とし、ポータブル機器に適用し易い
油中ガス測定装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、流路構成が単純となり、短時間
で測定でき、エアーポンプやカラム温度調整用オーブン
に大形のものを不要とし、ポータブル機器に適用し易い
油中ガス測定装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油中ガス
測定装置は、ガス成分を単独ガス成分に分離するための
分離カラムと、単独のガスセンサに代えて、各ガス成分
に対して出力特性の異なる複数個のガスセンサと、分離
カラムとを備えている。
測定装置は、ガス成分を単独ガス成分に分離するための
分離カラムと、単独のガスセンサに代えて、各ガス成分
に対して出力特性の異なる複数個のガスセンサと、分離
カラムとを備えている。
【０００８】
【作用】この発明においては、分離カラムおよび出力特
性の異なる複数個のセンサの使用により、多成分ガスが
成分ガス単独あるいは数種類のガス成分を含むブロック
に分離される。
性の異なる複数個のセンサの使用により、多成分ガスが
成分ガス単独あるいは数種類のガス成分を含むブロック
に分離される。
【０００９】
実施例１．以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、５は長さの短い分離カラム、６ａ
〜６ｃは各ガス成分に対して出力特性の異なる複数個の
ガスセンサを示す。その他、図３におけると同一符号は
同一部分を示している。
する。図１において、５は長さの短い分離カラム、６ａ
〜６ｃは各ガス成分に対して出力特性の異なる複数個の
ガスセンサを示す。その他、図３におけると同一符号は
同一部分を示している。
【００１０】図２において、ａ，ｂ，ｃは分離カラム５
で分離されたガスを複数個のガスセンサ６ａ，６ｂ，６
ｃで検出したときの電気信号出力を示す。
で分離されたガスを複数個のガスセンサ６ａ，６ｂ，６
ｃで検出したときの電気信号出力を示す。
【００１１】次に、動作について説明する。図１におい
て多成分ガスが分離カラム１５に送り込まれるまでの動
作は従来装置と同様である。多成分ガスは分離カラム１
５を通過後、成分ガス単独あるいは数種類のガス成分を
含むブロックに分離される。ガスセンサ６ａ，６ｂ，６
ｃはガス成分に対して出力特性の異なるセンサである。
一般にガスセンサは単一成分のみに感度を示すものはな
く、特定成分に対し他の成分と比較して大きな感度を示
すものである。図２の例では、ガスセンサ６ａが特定成
分に主に感度を示し、ガス濃度に比例した電気信号ａを
信号処理部７へ出力する。電気信号出力ａからも明らか
なとおり、センサ６ａは最初のピーク出力のガス成分に
特に感度を示す特性を有している。同様にガスセンサ６
ｂ，６ｃも他のガス成分に主に感度を示して、それぞれ
電気出力信号ｂ，ｃを信号処理部７へ出力する。信号処
理部７では特定ガスに対して一部のガスセンサが大きく
出力する特定を有することなどを考慮した演算処理部を
行うことで、油中ガス成分濃度およびガス濃度総和を求
め、その結果を表示部８に表示する。
て多成分ガスが分離カラム１５に送り込まれるまでの動
作は従来装置と同様である。多成分ガスは分離カラム１
５を通過後、成分ガス単独あるいは数種類のガス成分を
含むブロックに分離される。ガスセンサ６ａ，６ｂ，６
ｃはガス成分に対して出力特性の異なるセンサである。
一般にガスセンサは単一成分のみに感度を示すものはな
く、特定成分に対し他の成分と比較して大きな感度を示
すものである。図２の例では、ガスセンサ６ａが特定成
分に主に感度を示し、ガス濃度に比例した電気信号ａを
信号処理部７へ出力する。電気信号出力ａからも明らか
なとおり、センサ６ａは最初のピーク出力のガス成分に
特に感度を示す特性を有している。同様にガスセンサ６
ｂ，６ｃも他のガス成分に主に感度を示して、それぞれ
電気出力信号ｂ，ｃを信号処理部７へ出力する。信号処
理部７では特定ガスに対して一部のガスセンサが大きく
出力する特定を有することなどを考慮した演算処理部を
行うことで、油中ガス成分濃度およびガス濃度総和を求
め、その結果を表示部８に表示する。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明は、分離カラム
および各ガス成分に対して出力特性の異なる複数個のセ
ンサを備えたことにより、流路構成が単純となり、短時
間で測定できるという効果がある。
および各ガス成分に対して出力特性の異なる複数個のセ
ンサを備えたことにより、流路構成が単純となり、短時
間で測定できるという効果がある。
【図１】この発明の実施例１の回路図である。
【図２】図１のものの電気信号出力特性線図である。
【図３】従来の油中ガス測定装置の回路図である。
【図４】図３のものの電気信号出力特性線図である。
１ エアーポンプ ３ 抽出器 ６ａ〜６ｃ ガスセンサ ７ 信号処理部 ８ 表示部 １５ 分離カラム
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 油入電気機器より採取した絶縁油中に溶
解する多成分ガスを強制的に抽出する抽出器と、抽出さ
れた前記多成分ガスを成分単独および数種類のガス成分
を含むブロックのいずれかに分離する分離カラムと、前
記多成分ガスを前記抽出器から前記分離カラムへ送るポ
ンプと、各ガス成分濃度に対して出力特性の異なる複数
個のガスセンサと、これらのガスセンサの電気信号出力
を処理する信号処理部と、信号処理の結果を表示する表
示部とを備えてなる油中ガス測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19151391A JPH0534326A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 油中ガス測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19151391A JPH0534326A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 油中ガス測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534326A true JPH0534326A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16275909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19151391A Pending JPH0534326A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 油中ガス測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0534326A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005291715A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Shimadzu Corp | におい測定装置 |
| JP2007309770A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Hitachi Ltd | 油中ガス分析装置、油中ガス分析装置を備えた変圧器、及び油中ガスの分析方法 |
| CN105241987A (zh) * | 2015-09-23 | 2016-01-13 | 河南中分仪器股份有限公司 | 全自动绝缘油中溶解气体分析仪 |
| KR20200067498A (ko) * | 2018-12-04 | 2020-06-12 | 이상광 | 유중가스 분석장치 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19151391A patent/JPH0534326A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005291715A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Shimadzu Corp | におい測定装置 |
| JP2007309770A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Hitachi Ltd | 油中ガス分析装置、油中ガス分析装置を備えた変圧器、及び油中ガスの分析方法 |
| CN105241987A (zh) * | 2015-09-23 | 2016-01-13 | 河南中分仪器股份有限公司 | 全自动绝缘油中溶解气体分析仪 |
| KR20200067498A (ko) * | 2018-12-04 | 2020-06-12 | 이상광 | 유중가스 분석장치 |
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