JPH05338816A - コンテナー船のパレット式荷役装置 - Google Patents
コンテナー船のパレット式荷役装置Info
- Publication number
- JPH05338816A JPH05338816A JP4235090A JP23509092A JPH05338816A JP H05338816 A JPH05338816 A JP H05338816A JP 4235090 A JP4235090 A JP 4235090A JP 23509092 A JP23509092 A JP 23509092A JP H05338816 A JPH05338816 A JP H05338816A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- container
- containers
- ship
- upper deck
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- Withdrawn
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/002—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for goods other than bulk goods
- B63B25/004—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for goods other than bulk goods for containers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B27/00—Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers
- B63B27/19—Other loading or unloading equipment involving an intermittent action, not provided in groups B63B27/04 - B63B27/18
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 岸壁での大量のコンテナーの積荷及び卸荷を
安全迅速かつ省人省力的に行うことのできる経済的なコ
ンテナー船のパレット式荷役装置を提供する。 【構成】 小吃水で岸壁に接岸したのち着底するコンテ
ナー船の水平上甲板上に付設され後記するコンテナーパ
レット４の四辺を同上甲板に固定するための着脱自在の
複数のパレット固定部材５と、上面に複数の長尺コンテ
ナー３を縦横に密接的に１層又は２層積つけるためのコ
ンテナー固定部材を有する長方形のコンテナーパレット
４と、上記コンテナーパレット４の下面に外周に沿って
それぞれ中心対称的に配設された４個以上の昇降可能か
つ回頭可能の駆動タイヤ６と、上記各駆動タイヤ６を遠
隔操作で一斉に昇降及び又は回頭するタイヤ制御手段と
を具えたこと。
安全迅速かつ省人省力的に行うことのできる経済的なコ
ンテナー船のパレット式荷役装置を提供する。 【構成】 小吃水で岸壁に接岸したのち着底するコンテ
ナー船の水平上甲板上に付設され後記するコンテナーパ
レット４の四辺を同上甲板に固定するための着脱自在の
複数のパレット固定部材５と、上面に複数の長尺コンテ
ナー３を縦横に密接的に１層又は２層積つけるためのコ
ンテナー固定部材を有する長方形のコンテナーパレット
４と、上記コンテナーパレット４の下面に外周に沿って
それぞれ中心対称的に配設された４個以上の昇降可能か
つ回頭可能の駆動タイヤ６と、上記各駆動タイヤ６を遠
隔操作で一斉に昇降及び又は回頭するタイヤ制御手段と
を具えたこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナー船のパレッ
ト式荷役装置に関する。
ト式荷役装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンテナー船により運搬されるコンテナ
ーのサイズは大小あるが、一般に使用されている長尺コ
ンテナーの大きさは通常８′６″×８′６″×２０′で
あり、その重量は約７Ｔである。この種の長尺コンテナ
ーの岸壁における荷役は通常、図４正面図及び側面図に
示すように、岸壁に沿って移動可能に配設されたコンテ
ナークレーンを利用して行われるのであるが、その際、
コンテナーごとにスプレッダー０１を往復しなければな
らず、その都度、スプレッダー０１とコンテナー０２の
位置決め及び位置検知にかなりの時間を要している。
ーのサイズは大小あるが、一般に使用されている長尺コ
ンテナーの大きさは通常８′６″×８′６″×２０′で
あり、その重量は約７Ｔである。この種の長尺コンテナ
ーの岸壁における荷役は通常、図４正面図及び側面図に
示すように、岸壁に沿って移動可能に配設されたコンテ
ナークレーンを利用して行われるのであるが、その際、
コンテナーごとにスプレッダー０１を往復しなければな
らず、その都度、スプレッダー０１とコンテナー０２の
位置決め及び位置検知にかなりの時間を要している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、大量の輸送物質
の迅速な海上輸送のために、コンテナー船の船速を増加
することが検討されているが、コンテナー船の船速を増
加しても岸壁における荷役作業に多大の時間を要してい
るのが現状であるから、荷役時間の短縮化は慣用手段で
は限度があり、大量の物資の海上輸送の新しい合理化手
段が検討されている。
の迅速な海上輸送のために、コンテナー船の船速を増加
することが検討されているが、コンテナー船の船速を増
加しても岸壁における荷役作業に多大の時間を要してい
るのが現状であるから、荷役時間の短縮化は慣用手段で
は限度があり、大量の物資の海上輸送の新しい合理化手
段が検討されている。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、岸壁での大量のコンテナーの積荷及び卸荷を
安全迅速かつ省人省力的に行うことのできる経済的なコ
ンテナー船のパレット式荷役装置を提供することを目的
とする。
たもので、岸壁での大量のコンテナーの積荷及び卸荷を
安全迅速かつ省人省力的に行うことのできる経済的なコ
ンテナー船のパレット式荷役装置を提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、小
吃水で岸壁に接岸したのち着底するコンテナー船の水平
上甲板上に付設され後記するコンテナーパレットの四辺
を同上甲板に固定するための着脱自在の複数のパレット
固定部材と、上面に複数の長尺コンテナーを縦横に密接
的に１層又は２層積つけるためのコンテナー固定部材を
有する長方形のコンテナーパレットと、上記コンテナー
パレットの下面に外周に沿ってそれぞれ中心対称的に配
設された４個以上の昇降可能かつ回頭可能の駆動タイヤ
と、上記各駆動タイヤを遠隔操作で一斉に昇降及び又は
回頭するタイヤ制御手段とを具えたことを特徴とする。
吃水で岸壁に接岸したのち着底するコンテナー船の水平
上甲板上に付設され後記するコンテナーパレットの四辺
を同上甲板に固定するための着脱自在の複数のパレット
固定部材と、上面に複数の長尺コンテナーを縦横に密接
的に１層又は２層積つけるためのコンテナー固定部材を
有する長方形のコンテナーパレットと、上記コンテナー
パレットの下面に外周に沿ってそれぞれ中心対称的に配
設された４個以上の昇降可能かつ回頭可能の駆動タイヤ
と、上記各駆動タイヤを遠隔操作で一斉に昇降及び又は
回頭するタイヤ制御手段とを具えたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】このような構成によれば、卸荷の際は、まず、
可動ランプで岸壁とコンテナー船との間のすきまの上端
開口をほぼ上甲板の全長にわたって閉塞する。次に、パ
レットストッパーを外してパレットを自由にしたのち、
中央指揮所からの遠隔操作により、油圧シリンダーを一
斉に伸長して各パレットを若干持ち上げることにより、
その下端を上甲板から適宜の高さｈにする。更に、中央
指揮所からの遠隔操作により、各駆動タイヤを駆動して
第１のパレットを横方向に移動し、ランプを経て必要に
応じて適宜駆動タイヤを回頭してコンテナーヤードの所
定の位置へ移動する。第２のパレット，第３のパレット
も第１のパレットと同一要領でコンテナーヤードに移動
するが、要すれば、若干縦移動したのち横移動してコン
テナーヤードへ移動することもできる。積荷の際は前記
要領を逆順に行う。
可動ランプで岸壁とコンテナー船との間のすきまの上端
開口をほぼ上甲板の全長にわたって閉塞する。次に、パ
レットストッパーを外してパレットを自由にしたのち、
中央指揮所からの遠隔操作により、油圧シリンダーを一
斉に伸長して各パレットを若干持ち上げることにより、
その下端を上甲板から適宜の高さｈにする。更に、中央
指揮所からの遠隔操作により、各駆動タイヤを駆動して
第１のパレットを横方向に移動し、ランプを経て必要に
応じて適宜駆動タイヤを回頭してコンテナーヤードの所
定の位置へ移動する。第２のパレット，第３のパレット
も第１のパレットと同一要領でコンテナーヤードに移動
するが、要すれば、若干縦移動したのち横移動してコン
テナーヤードへ移動することもできる。積荷の際は前記
要領を逆順に行う。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図１はその全体斜視図、図２は図１のII−II矢視断
面図、図３は図１の III−III 矢視断面図である。
と、図１はその全体斜視図、図２は図１のII−II矢視断
面図、図３は図１の III−III 矢視断面図である。
【０００８】まず、図１において、１は岸壁２に接岸し
たのち、着底するコンテナー船で、コンテナー船１は船
尾部に立設された上部構造の前方に平坦な上甲板を有す
る小吃水のはしけ型コンテナー船であり、この上甲板上
に８′６″×８′６″×２０′の２０個の長尺コンテナ
ー３がパレット４上に縦横に密接的に２層状態で搭載さ
れている。ここで、各コンテナー３は慣用の固着手段で
相互に固定され、第１層のコンテナーも慣用手段でパレ
ット４に固着され、パレット４は上甲板の所定の位置に
着脱自在の複数のストッパー５で固定されている。その
際、パレットの駆動タイヤ６はすべてパレットの内部に
格納されている。
たのち、着底するコンテナー船で、コンテナー船１は船
尾部に立設された上部構造の前方に平坦な上甲板を有す
る小吃水のはしけ型コンテナー船であり、この上甲板上
に８′６″×８′６″×２０′の２０個の長尺コンテナ
ー３がパレット４上に縦横に密接的に２層状態で搭載さ
れている。ここで、各コンテナー３は慣用の固着手段で
相互に固定され、第１層のコンテナーも慣用手段でパレ
ット４に固着され、パレット４は上甲板の所定の位置に
着脱自在の複数のストッパー５で固定されている。その
際、パレットの駆動タイヤ６はすべてパレットの内部に
格納されている。
【０００９】次に図２において、パレットの駆動タイヤ
について述べると、各駆動タイヤ６は竪軸油圧シリンダ
ー７のピストンロッドの下端に突設された倒立Ｕ字状の
フレーム８に水平軸で軸支され、フレーム８の下端に付
設された走行用モーター９により駆動されるようになっ
ている。油圧シリンダー７の中心軸１０の上端はパレッ
ト頂板１１の下面に付設された軸受部材１２に枢支さ
れ、中心軸１０の上端部には大径平ギア１３が嵌着さ
れ、また軸受部材１２の側部には回頭用モーター１４が
突設され、同モーターの軸には大径平ギア１３に歯合す
るビニオン１５が嵌着されている。
について述べると、各駆動タイヤ６は竪軸油圧シリンダ
ー７のピストンロッドの下端に突設された倒立Ｕ字状の
フレーム８に水平軸で軸支され、フレーム８の下端に付
設された走行用モーター９により駆動されるようになっ
ている。油圧シリンダー７の中心軸１０の上端はパレッ
ト頂板１１の下面に付設された軸受部材１２に枢支さ
れ、中心軸１０の上端部には大径平ギア１３が嵌着さ
れ、また軸受部材１２の側部には回頭用モーター１４が
突設され、同モーターの軸には大径平ギア１３に歯合す
るビニオン１５が嵌着されている。
【００１０】さらに、図３において、２２はそれぞれ岸
壁５とコンテナー船１との間の開口部上端を閉塞するた
めに挿入された複数の長方形ランプで、各ランプ２２は
互いに協働して全体としてコンテナー船の上甲板の全長
にほぼ等しい長さを有する挾巾長尺ランプを形成する。
２３，２４はそれぞれ岸壁５、コンテナー船１の上端対
向部コーナーに形成された段差部２５，２６に布設され
た縦レール、２７，２８はそれぞれランプ４の下面の両
側に下方に突設された車輪で、ランプ４は適宜縦方向間
隔で配設されたこのような複数対の車輪２７，２８を介
して岸壁側レール２３、コンテナー船側レール２４に沿
って走行自在に支持され、所定の位置でロックされるよ
うになっている。２９は竪軸型油圧シリンダーで竪軸ヒ
ンジ３２を介して岸壁側壁に±９０°の範囲で回動可能
に支持され、その上端にはランプ４を昇降するためのラ
ンプ昇降台３３が突設されている。
壁５とコンテナー船１との間の開口部上端を閉塞するた
めに挿入された複数の長方形ランプで、各ランプ２２は
互いに協働して全体としてコンテナー船の上甲板の全長
にほぼ等しい長さを有する挾巾長尺ランプを形成する。
２３，２４はそれぞれ岸壁５、コンテナー船１の上端対
向部コーナーに形成された段差部２５，２６に布設され
た縦レール、２７，２８はそれぞれランプ４の下面の両
側に下方に突設された車輪で、ランプ４は適宜縦方向間
隔で配設されたこのような複数対の車輪２７，２８を介
して岸壁側レール２３、コンテナー船側レール２４に沿
って走行自在に支持され、所定の位置でロックされるよ
うになっている。２９は竪軸型油圧シリンダーで竪軸ヒ
ンジ３２を介して岸壁側壁に±９０°の範囲で回動可能
に支持され、その上端にはランプ４を昇降するためのラ
ンプ昇降台３３が突設されている。
【００１１】３４は岸壁５の水中棚に左右対照的に凹設
された複数のピット３５に立設された船体昇降用油圧シ
リンダーで、その上端にはそれぞれコンテナー船の船底
外板に当接するレスト３６が突設されている。コンテナ
ー船は岸壁への接岸時にバラスティングにより着底して
その上甲板は岸壁の上面と同一レベルとなり、その際の
上甲板のレベルの微細調整はバラスティング及び船体昇
降用油圧シリンダー３４により行う。
された複数のピット３５に立設された船体昇降用油圧シ
リンダーで、その上端にはそれぞれコンテナー船の船底
外板に当接するレスト３６が突設されている。コンテナ
ー船は岸壁への接岸時にバラスティングにより着底して
その上甲板は岸壁の上面と同一レベルとなり、その際の
上甲板のレベルの微細調整はバラスティング及び船体昇
降用油圧シリンダー３４により行う。
【００１２】このような構造において、まず、コンテナ
ー船が岸壁に接岸する際は、図３に示すように、岸壁正
面の油圧シリンダー２９を外方へ張り出し、油圧シリン
ダー２９を伸長してそのランプ昇降台３３を介してラン
プ２２を若干上方へ持ち上げてからコンテナー船を接岸
する。接岸後、バラスティングにより、コンテナー船を
若干沈下し、バラスティング及び油圧シリンダー３４の
制御により、ランプ２２を水平にする。
ー船が岸壁に接岸する際は、図３に示すように、岸壁正
面の油圧シリンダー２９を外方へ張り出し、油圧シリン
ダー２９を伸長してそのランプ昇降台３３を介してラン
プ２２を若干上方へ持ち上げてからコンテナー船を接岸
する。接岸後、バラスティングにより、コンテナー船を
若干沈下し、バラスティング及び油圧シリンダー３４の
制御により、ランプ２２を水平にする。
【００１３】コンテナーの卸荷に当っては、まず、図１
に示すように、パレットストッパー５を外してパレット
４を自由にしたのち、中央指揮所からの遠隔操作によ
り、図２に示す油圧シリンダー７を一斉に伸長してパレ
ット４を若干上昇すると、そのコーミング下端は適宜高
さｈだけ上甲板よりも高くなる。更に、中央指揮所から
の遠隔操作により、各駆動タイヤ６を一斉に駆動して第
１のパレットを横方向に平行移動し、ランプ２２を経て
コンテナーヤードの所定の位置へ移動する。第２，第３
のパレットも第１のパレットと同時に、又は第１のパレ
ットの移動に引き続いてコンテナーヤードに到り、要す
れば、適宜駆動タイヤの回頭を行って所望の位置に位置
決めする。積荷作業は、卸荷作業要領を逆順に行うこと
で行える。
に示すように、パレットストッパー５を外してパレット
４を自由にしたのち、中央指揮所からの遠隔操作によ
り、図２に示す油圧シリンダー７を一斉に伸長してパレ
ット４を若干上昇すると、そのコーミング下端は適宜高
さｈだけ上甲板よりも高くなる。更に、中央指揮所から
の遠隔操作により、各駆動タイヤ６を一斉に駆動して第
１のパレットを横方向に平行移動し、ランプ２２を経て
コンテナーヤードの所定の位置へ移動する。第２，第３
のパレットも第１のパレットと同時に、又は第１のパレ
ットの移動に引き続いてコンテナーヤードに到り、要す
れば、適宜駆動タイヤの回頭を行って所望の位置に位置
決めする。積荷作業は、卸荷作業要領を逆順に行うこと
で行える。
【００１４】このような駆動タイヤ付パレット及び接岸
着底式コンテナー船によれば下記の効果が奏せられる。 （１）荷役中はコンテナー船は着底し、その上甲板，ラ
ンプ及び岸壁は同一平面になるので、潮の干満，風波等
による上甲板のレベル変動は全くなく、安定的かつ安全
に荷役作業を行うことができる。 （２）コンテナー上載パレットは所望により、１枚ず
つ、又は要すれば複数枚を同時に並行的に移動すること
もできるので多数のコンテナーを短時間に迅速に荷役す
ることができる。 （３）パレットの移動は指揮所からの遠隔操作により行
われるので、省人的かつ省力的に多数のコンテナーの荷
役が可能となる。 （４）岸壁とコンテナー船との間のすきまを極めて小さ
くするようにコンテナー船を接岸するならば、パレット
は大きくかつ多数のタイヤを有するので、上記すきまを
横切ることが可能であり、その際、ランプは不要とな
る。
着底式コンテナー船によれば下記の効果が奏せられる。 （１）荷役中はコンテナー船は着底し、その上甲板，ラ
ンプ及び岸壁は同一平面になるので、潮の干満，風波等
による上甲板のレベル変動は全くなく、安定的かつ安全
に荷役作業を行うことができる。 （２）コンテナー上載パレットは所望により、１枚ず
つ、又は要すれば複数枚を同時に並行的に移動すること
もできるので多数のコンテナーを短時間に迅速に荷役す
ることができる。 （３）パレットの移動は指揮所からの遠隔操作により行
われるので、省人的かつ省力的に多数のコンテナーの荷
役が可能となる。 （４）岸壁とコンテナー船との間のすきまを極めて小さ
くするようにコンテナー船を接岸するならば、パレット
は大きくかつ多数のタイヤを有するので、上記すきまを
横切ることが可能であり、その際、ランプは不要とな
る。
【００１５】
【発明の効果】要するに本発明によれば、小吃水で岸壁
に接岸したのち着底するコンテナー船の水平上甲板上に
付設され後記するコンテナーパレットの四辺を同上甲板
に固定するための着脱自在の複数のパレット固定部材
と、上面に複数の長尺コンテナーを縦横に密接的に１層
又は２層積つけるためのコンテナー固定部材を有する長
方形のコンテナーパレットと、上記コンテナーパレット
の下面に外周に沿ってそれぞれ中心対称的に配設された
４個以上の昇降可能かつ回頭可能の駆動タイヤと、上記
各駆動タイヤを遠隔操作で一斉に昇降及び又は回頭する
タイヤ制御手段とを具えたことにより、岸壁での大量の
コンテナーの積荷及び卸荷を安全迅速かつ省人省力的に
行うことのできる経済的なコンテナー船のパレット式荷
役装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なもので
ある。
に接岸したのち着底するコンテナー船の水平上甲板上に
付設され後記するコンテナーパレットの四辺を同上甲板
に固定するための着脱自在の複数のパレット固定部材
と、上面に複数の長尺コンテナーを縦横に密接的に１層
又は２層積つけるためのコンテナー固定部材を有する長
方形のコンテナーパレットと、上記コンテナーパレット
の下面に外周に沿ってそれぞれ中心対称的に配設された
４個以上の昇降可能かつ回頭可能の駆動タイヤと、上記
各駆動タイヤを遠隔操作で一斉に昇降及び又は回頭する
タイヤ制御手段とを具えたことにより、岸壁での大量の
コンテナーの積荷及び卸荷を安全迅速かつ省人省力的に
行うことのできる経済的なコンテナー船のパレット式荷
役装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なもので
ある。
【図１】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図２】図１のII−II矢視断面図である。
【図３】図１のIII −III 矢視横断面図である。
【図４】従来のコンテナークレーンを示す側面図及び正
面図である。
面図である。
１ コンテナー船 ２ 岸壁 ３ コンテナー ４ パレット ５ ストッパー ７ 油圧シリンダー ８ フレーム ９ 走行用モーター １０ 中心軸 １１ パレット頂板 １２ 軸受部材 １３ 大径平ギア １４ 回頭用モーター １５ ビニオン ２２ ランプ ２３，２４ レール ２５，２６ 段差部 ２７，２８ 車輪 ２９ 油圧シリンダー ３２ 竪ヒンジ ３３ 油圧シリンダー ３４ 船体昇降用油圧シリンダー ３５ ピット ３６ レスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 一 長崎県長崎市飽の浦町１番１号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 山賀 秀夫 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 寺澤 康夫 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 丸山 文生 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 小吃水で岸壁に接岸したのち着底するコ
ンテナー船の水平上甲板上に付設され後記するコンテナ
ーパレットの四辺を同上甲板に固定するための着脱自在
の複数のパレット固定部材と、上面に複数の長尺コンテ
ナーを縦横に密接的に１層又は２層積つけるためのコン
テナー固定部材を有する長方形のコンテナーパレット
と、上記コンテナーパレットの下面に外周に沿ってそれ
ぞれ中心対称的に配設された４個以上の昇降可能かつ回
頭可能の駆動タイヤと、上記各駆動タイヤを遠隔操作で
一斉に昇降及び又は回頭するタイヤ制御手段とを具えた
ことを特徴とするコンテナー船のパレット式荷役装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235090A JPH05338816A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | コンテナー船のパレット式荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235090A JPH05338816A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | コンテナー船のパレット式荷役装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338816A true JPH05338816A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16980925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4235090A Withdrawn JPH05338816A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | コンテナー船のパレット式荷役装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338816A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5618148A (en) * | 1994-02-11 | 1997-04-08 | TTS Dr.o slashed.bak A/S | Method and arrangement for transporting larger units |
| DE19907915A1 (de) * | 1999-02-24 | 2000-09-07 | Agnos Schiffko Gmbh | Be-/Entlade- und Stausystem für Schiffe und Verfahren zum Be- und Entladen von Schiffen |
| WO2002036423A1 (en) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Mærsk Container Industri As | A transportation system |
| US7341422B1 (en) * | 1998-04-08 | 2008-03-11 | Trailer Bridge, Inc. | Container transportation system and method |
| KR101136095B1 (ko) * | 2010-01-25 | 2012-04-17 | 한국해양연구원 | 화물통을 이용한 해양 화물하역방법 |
| BE1019930A3 (nl) * | 2011-12-29 | 2013-02-05 | Peter Joos | Hulpstuk voor het laden en lossen van een binnenvaartschip. |
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| WO2024025566A1 (en) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | Pan Trevor | System for cargo transport |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4235090A patent/JPH05338816A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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