JPH05336477A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05336477A
JPH05336477A JP13907192A JP13907192A JPH05336477A JP H05336477 A JPH05336477 A JP H05336477A JP 13907192 A JP13907192 A JP 13907192A JP 13907192 A JP13907192 A JP 13907192A JP H05336477 A JPH05336477 A JP H05336477A
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liquid crystal
line
driver
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writing
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JP13907192A
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Inventor
Hisayuki Mihara
久幸 三原
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 デルタ配列の液晶パネルを擬似インタレース
方式のフルライン駆動する場合、通常駆動方式の液晶パ
ネルに比し、最小限のシステム追加で実現でき、スプリ
アスその他の画質劣化を生じることがない液晶表示装置
を提供する。 【構成】 デルタ配列液晶セル44のTFT45のソー
スに結線された液晶パネルX側入力パッド40に対し、
デルタ配列の上下ラインそれぞれに独立対応し且つハイ
インピーダンス機能を併せ持つ2系統のXドライバ出力
(出力バッファ38,48の出力)をパラレルに接続
し、出力バッファ38が出力中は出力バッファ48はハ
イインピーダンス状態とする。これにより、1水平期間
内に任意の2ラインを表示する場合、1水平映像情報書
込み期間の半分で1ライン目を書き込み、残り半分の書
き込み期間で残る1ラインを書き込むことが可能とな
り、システム増大やスプリアス発生を伴う時間軸圧縮処
理を行わなくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶テレビジョン受像
機のような液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、液晶の品質保持の目的
から、各種の交流駆動法が用いられる。理想素子でない
液晶セルを交流駆動すると、同信号における極性反転時
に生じる輝度差、即ちフリッカが生じる。フリッカによ
る、画質劣化を防ぐ手段は各種開発されているが、その
主な手法は以下の3つに大別できる。
【0003】(1) フリッカ周波数を高周波化 (2) 各種信号演算による、補正処理 (3) 素子そのものの改良 これらは並行して開発・改良中であるが、特に(1) の手
法は、極性変化が30Hz程度で一応の許容レベルとな
るため、通常のテレビジョン映像表示においては、1水
平周期(1H)毎に極性を反転するH反転駆動手法が、
実現の可能性から、現在の主流をを成している。
【0004】一方、液晶表示装置のフルライン駆動手法
は、垂直方向の高精細表示を実現する手段として既に幾
つか開発され、高精細大型液晶表示装置として商品化さ
れているものもある。その主なものを以下に示す。
【0005】(4) インタレース駆動 (5) 2ライン同時駆動 (6) 映像信号の時間軸変換による、倍速走査 インタレース駆動は、走査の観点からは、標準NTSC
信号の陰極線管(CRT)表示手法と何等異なるものは
なく、偶数フィールド時には偶数ラインを表示し、奇数
時には、奇数ラインの表示を行う。
【0006】この手法は、フルライン駆動を行うための
映像信号処理を必要とせず、非常にシンプルなフルライ
ンシステムが構築可能である。しかしながら、ある1ラ
インのみに着目すれば、30分の1秒に1回しか液晶セ
ルに書き込まれないため、動きの激しい画像では輪郭の
ぼけた二重画像となる不具合と、30分の1秒に一度し
か書き込まれない状況で、極性反転を行う必要があるた
め、極性周波数は15Hzとなり、フリッカが目につい
てしまう不具合がある。
【0007】2ライン同時駆動方式、及び映像信号の時
間軸変換による倍速走査方式は、擬似フルライン駆動方
式と呼ばれる。
【0008】図7に、2ライン同時駆動方式による表示
概要を示した。映像情報である赤,緑,青の原色信号
R,G,Bは、Xドライバ1,2に入力され、画素配置
と任意に一致したパルスCPH1 〜CPH3 ,CPH4
〜CPH6 により、サンプリングホールド回路3,4に
順次サンプリングされ、出力バッファ5,6に送られ
る。
【0009】出力バッファ5,6は任意の出力タイミン
グ制御パルスOE1 ,OE2 によって、R,G,Bの各
液晶セル11に配置された薄膜トランジスタ(TFT)
12のソース入力端に出力される。
【0010】一方、TFT12のゲート入力は、1ライ
ンおきに左右別々のYドライバ7,8のバッファ9,1
0に接続されており、図8に示したように、奇数/偶数
フィールド毎に、隣合い、かつ異なる2ラインにゲート
パルスを同時に出力する。例えば、Nラインでは、(G
1 ,G2 )、(G3 ,G4 )、……… の隣接する2ラ
インに同時にゲートパルスを出力し、また(N+1)ラ
インでは、G1 、(G2 ,G3 )、(G4 ,G5 )、…
…… の隣接する2ラインに同時にゲートパルスを出力
する。
【0011】図7に示したように、カラー液晶の画素配
列がストライプ配列であれば、Xドライバ1,2の各出
力X1 ,X2,X3 ,………はB,R,G………と、出
力端子と表示色が1対1に対応して水平方向にずれがな
いため、隣合う垂直方向の2ラインを同時に表示して
も、不具合はない。
【0012】従って、図8に示したように、通常のフィ
ールド走査線数の2倍の走査線を用意し、1ライン情報
を2ラインにわたり表示させ、かつ次のフィールドで
は、表示させる2ラインの組み合わせを任意に組み替え
ることで、60分の1秒に1回ずつ液晶セル11の印加
電圧を変化させる条件を満たしつつ、フィールド毎に任
意の1ラインをずらしているため、約1.5倍の垂直解
像度を得ることが可能となる。
【0013】ところが、(5) の手法は、画素の配列がス
トライプ配列であることが絶対条件となっているため、
デルタ配列の場合に比し、特にテレビジョン映像にて、
水平解像度が劣化するという不具合を有する。
【0014】図9に、映像信号の時間軸変換による、フ
ルライン駆動方式の基本構成を示している。
【0015】図9において、入力映像信号R,G,Bは
アナログ/ディジタル変換器(A/D)21において、
映像信号とロックした水平同期周波数fH のN(Nは任
意の周波数)倍のサンプリングクロック(クロック周波
数N×fH )により、ディジタル変換された後、1水平
周期(1H)毎に切り替わるセレクタ22により選択さ
れたメモリ23又は24に書き込まれる。2個のメモリ
23,24は、それぞれのメモリで読み出しと書き込み
を交互に行うように動作する。
【0016】このとき、セレクタ22に選択されていな
いもう1つのメモリは、既に1ライン前の情報が格納さ
れており、セレクタ22により、選択されなかったもう
1つのメモリを選択する出力セレクタ25によって、書
き込みクロックの2倍の周波数(2N×fH )にて、時
間軸を1/2に圧縮された1ライン分の情報が続けて2
度読み出され、ディジタル/アナログ変換器(D/A)
26へ出力される。
【0017】ディジタル/アナログ変換器26はアナロ
グ/ディジタル変換時の2倍のクロック周波数(2N×
fH )にて、アナログ信号に再変換され、時間軸が1/
2に圧縮された倍速専用の映像信号WR,WG,WBが
出力される。この出力映像信号WR,WG,WBは、入
力映像信号R,G,Bに対して1H分の時間遅れを生じ
る。
【0018】映像信号の時間軸変換による倍速走査方式
による、フルライン駆動信号処理における補間手法は、
前述した同信号2度読み出し手法の他にも、いくつかの
手法が考えられ、その主な手法並びに構成は以下の2通
りに大別できる。
【0019】(7) 複数のラインメモリを用い、上下ライ
ンより、補間演算を行う。
【0020】(8) 複数のラインメモリ並びに複数のフィ
ールドメモリを用い、上下ライン、及び1フィールド前
の映像情報より、補間演算を行う。
【0021】(6) の手法は、デルタ配列液晶表示装置に
て、フルライン表示を可能とする手法であるため、簡易
的手法である(7) の方法においても、デルタ配列の長所
と(5)の長所を併せ持った表示が可能である。
【0022】ところが、(6) の手法を用いることによる
不具合も幾つか挙げられ、その主なものを次に示す。
【0023】第1の不具合は、システムが複雑、大規模
になり、スペースやコストの面で制約を持ったシステム
には搭載できない点である。
【0024】第2の不具合は、水平方向の処理を全て2
倍の処理スピードで行う必要があるため、Xドライバを
はじめとする全ての液晶駆動処理系に、2倍の周波数特
性が要求される点である。
【0025】第3の不具合は、A/D、メモリ、アドレ
スカウンタ、D/Aと、かなりの電力が高速で動作する
ため、不要輻射(スプリアス)が大きくなる点である。
【0026】第4の不具合は、A/D、メモリ、アドレ
スカウンタ、D/Aの追加による、消費電力、並びに発
熱量の増加問題である。
【0027】このように、従来技術によるフルライン手
法は、水平解像度を犠牲にするか、または、システム規
模のかなりの増加をを容認する必要があり、このため、
構成かは認められても、その使用範囲、応用範囲は非常
に狭い状況にあった。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の液
晶表示装置において、高精細表示を可能とすべく擬似フ
ルライン駆動方式を実現しようとすると、第1に、スト
ライプ配列による、水平解像度劣化、または、第2に、
A/D、D/A、メモリ、アドレスカウンタの追加によ
り、システム規模の増大と、不要輻射の増加を容認せざ
るを得なかった。
【0029】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、デル
タ配列の液晶パネルを擬似フルライン駆動する場合、通
常駆動方式の液晶パネルに比し、最小限のシステム追加
にて、且つスプリアスその他の画質劣化を生じさせない
で駆動でき、高精細表示システムとしてのより広い範囲
の応用を可能とする液晶表示装置を提供することを目的
とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、あるフィール
ドの1水平ラインの映像情報を、任意の隣合う2ライン
にわたり表示し、次のフィールドでは、1ライン分の表
示情報を、前のフィールドと異なる組み合わせの、隣合
う2ラインに表示する、デルタ配列の液晶パネルを用い
た擬似インタレース表示方式の液晶表示装置において、
表示を行うデルタ配列液晶パネルの水平方向の情報を入
力するX側入力パッドの各々に対し、デルタ配列の上下
ラインそれぞれに独立対応し、且つ独立駆動とハイイン
ピーダンス機能を併せ持つ2系統のドライバ出力をパラ
レルに接続し、一方のドライバが出力中は、他方のドラ
イバはハイインピーダンス状態とすることにより、上下
ラインの各ラインに対し、映像情報を交互に書き込むX
ドライバと、ある1水平期間内に表示を行う液晶パネル
の任意2ラインを、前記Xドライバの上下ライン書き込
みに対応して順次にドライブするもので、1水平映像情
報書込み期間の半分の期間にて、1ラインに情報を書き
込み、残りの半分の書き込み期間にて、残り1ラインに
情報を書き込む、シリアル書き込み動作を行うためのY
ドライバとを具備したことを特徴とするものである。
【0031】
【作用】本発明により、通常書込み期間の半分で1ライ
ン目を書き込み、残りの半分の書込み期間で残る1ライ
ンを書き込むことが可能となり、単線複色結線であるデ
ルタ配列カラー液晶セルに対して、2ライン分の異なる
情報を、時間的なシリアル書き込み動作で行うことがで
きる。これにより、従来のように映像信号の時間軸圧縮
処理を行わなくて済むので、最小限のシステム追加でよ
く、しかもスプリアス等の画質劣化を生じない。
【0032】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の液晶表示装置を示す構成図であ
る。ここでは、R,G,Bのカラー液晶画素がデルタ配
列され、これらの画素を擬似フルライン駆動する場合に
ついて説明する。
【0033】図1において、符号31,32はXドライ
バ、33,34はYドライバ(TFTゲートドライ
バ)、35はカラー液晶パネル、36はサンプルホール
ド回路、37はシフタレジスタ、38は出力バッファ、
39はXドライバ出力端子、40は映像情報入力パッ
ド、41はシフトレジスタ、42は出力バッファ、43
は走査パルス入力パッド、44は液晶セル、45はTF
T、46はサンプルホールドタイミングパルス、48は
出力バッファである。
【0034】カラー液晶パネル35の各液晶セル44に
は、各々TFT45が任意に配置・配線されており、T
FT45のソース入力は1画素にパネル上下に配置され
た入力パッド40に結線され、TFT45のゲート入力
は、1ライン毎にパネル左右に配置された入力パッド4
3に結線されている。
【0035】Xドライバ31,32には、各液晶RGB
セル44に対応したタイミングパルスCPH1 〜CPH
6 と、水平表示タイミングパルスSTHが入力され、こ
れらとシフトレジスタ37により、2ライン分の全液晶
セル各々に対応したサンプルホールドタイミングパルス
46をサンプルホールド回路36に供給する。
【0036】サンプルホールド回路36は、それぞれの
ホールドタイミングに応じて、2湯映像情報をサンプリ
ングし、この値を出力バッファ38,48の入力に対し
て保持する。
【0037】各液晶セル44に1対1対応し、2ライン
分の画素情報を持つ、隣合った出力バッファ38,48
は、X側パッド40に対して出力が短絡されているた
め、出力イネーブルパルスOE1 ,OE2 により、任意
のラインのセル情報を任意のタイミングで選択しながら
各液晶セル44のTFT45のソース入力に情報を伝達
することが可能となっている。
【0038】一方、Yドライバ33,34の構造並びに
駆動タイミングは、本実施例では、表示を行う2ライン
分の映像情報表示は、1水平期間内でシリアルに書き込
む必要があるため、出力イネーブルパルスOE1 ,OE
2 と対応した4油イネーブル信号CLR1 ,CLR2 に
より、タイミング制御を行うことで、1水平期間内で液
晶セルに対し順次に情報を書き込むことが可能となる。
【0039】図2に、各画素R,G,Bの配置と、各画
素R,G,Bに対応したタイミングパルスCPHを示し
ている。CPH1 〜CPH6 はドライバ31のもので、
CPH1 ′〜CPH6 ′はドライバ32のものである。
また、STHは水平表示タイミングパルスで、STH1
はドライバ31のもの、STH2 はドライバ32のもの
である。
【0040】図3に、出力イネーブルパルス関連のタイ
ミングチャートを示す。通常のノンインタフェース駆動
方式による書き込み期間51を上下2ラインにシリアル
に書き込むために、前記のXドライバ31,32は、上
下それぞれ専用の出力イネーブルパルスOE1 ,OE2
により分割され、52,53の期間に下ライン,上ライ
ンに表示す映像情報をそれぞれ出力する。
【0041】これに対応して、Yドライバ出力パルス5
4,55についても、52,53の出力タイミング時の
み、それぞれのゲート電圧が印加されるよう56,57
のタイミングで、出力イネーブル信号CLR1 ,CLR
2 により、58,59のタイミングのゲート電圧を得
る。ここで、60は映像信号表示期間である。
【0042】ところで、現在主流となっている、ノンイ
ンタレース液晶パネルのXドライバ出力時間は通常15
μs程度で、Yドライバ出力時間はほぼ1H期間(63
μs)である。本発明によるシリアル書き込みフルライ
ン駆動を行うと、この半分の書き込み時間しか与えるこ
とができなくなるため、TFT液晶の種類・構成によっ
ては、ドライバの出力容量、TFTの電流制限等から、
書き込み時間不足によるコントラスト劣化等の不具合が
生じる場合が考えられる。
【0043】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図4(a) は全体図、同図(b) はそのXドライバの構
成を示す。この実施例で、符号71はRGB検波,水平
同期信号HD及び垂直同期信号VDを発生する機能を有
した回路、72,73は液晶ドライブ回路、74はコン
トロール回路、75はPLL回路、76は反転回路、7
9は液晶駆動映像信号、80はXドライバコントロール
タイミングパルス、81,82はXドライバ、83は信
号切換え回路、85はYドライバコントロールタイミン
グパルス、86はYドライバ、87は液晶モジュール、
88,90はサンプルホールド回路、89は出力バッフ
ァである。
【0044】本実施例では、Xドライバ81,82のサ
ンプルホールド回路88と、出力バッファ89との間
に、サンプルホールド回路90をもう1段追加し、2段
ラッチ構成とすることで、X,Yドライバ共に、30μ
s以上を確保させ、上述の不具合(書込み時間不足)を
回避している。
【0045】この様子を図5に示す。当然のことなが
ら、書込み時間が7μs程度で保証された液晶パネルで
は、この必要性はない。
【0046】入力端子(VIDEO-IN)に入力されるビデオ
信号は、RGB検波,HD,VD発生回路(例えば
(株)東芝製TA8695)71により、R,G,B信
号及び水平,垂直同期パルス(HD,VD)に復元さ
れ、R,G,B信号は液晶ドライブ回路(例えば(株)
東芝製TA8696)72,73に入力され、HD,V
D信号は液晶モジュール87に入力される。PLL回路
75は、回路71よより出力されたHDパルスにより、
これに同期したシステムクロックパルスを作成して、コ
ントロール回路74に出力する。
【0047】コントロール回路74は、HD,VD,シ
ステムクロックパルスより、CPH,STH,Q1Hを
初めとする、任意の液晶ドライブパルスを発生し、Xド
ライバ81,82、Yドライバ86をコントロールする
と共に、液晶ドライブ回路72,73に、互いに反転し
たタイミングパルスQ1Hを出力する。
【0048】液晶ドライブ回路72,73は、回路71
より受け取ったRGB信号を液晶ドライブ用信号Vsig
,−Vsig に変換し、液晶モジュール87に出力す
る。
【0049】ここで、Vsig ,−Vsig の切換えは、X
ドライバ81,82の入力切換え回路83と呼応して行
われ、また任意の反転手法及び色信号切換えが液晶ドラ
イブ回路72,73にて行われる場合にはXドライバ8
1,82の信号切換え回路83は必要とせず、逆に信号
切換え回路83にて全ての切換えが行われる場合には、
液晶ドライブ回路72,73は、常にVsig のみ、また
は−Vsig のみに変換されるにとどまる。
【0050】このようにして得られた液晶駆動映像信号
79,Xドライバコントロールタイミングパルス80,
及びYドライバコントロールタイミングパルス85によ
り、時間軸変換を行わずに、擬似インタレース方式のフ
ルライン駆動が可能となる。
【0051】ここで、Yドライバの振る舞いは、図9に
て述べた時間軸駆動手法と、出力タイミングにおいては
準じているが、動作としては、図7にて説明した2ライ
ン同時駆動手法に、図3にて説明した信号動作を複合さ
せた動作をを行っており、その出力波形は図5に示され
る通りである。
【0052】図6は、図4(b) に示すような構成のXド
ライバ82に代えて、従来のXドライバを用いて図4の
実施例と同様な効果を得るための実施例を示すものであ
る。
【0053】通常のXドライバ101 ,102 を1つの両面
実装可能な基板103 上に2個搭載し、それぞれの出力線
104 ,105 を基板の表と裏の両方にパターンを用いて這
わせ、それぞれの出力線104 ,105 を対応させ、各対応
点にスルーホール106 を設けることにより、それぞれの
基板上の出力パターン107 に対し、2つの独立したXド
ライバ101 ,102 の出力線がパラレルに配線され、図4
にて説明したXドライバと等価な動作が可能となる。
【0054】この構成は、通常のXドライバ101 ,102
を基板上で二重に構成して、占有面積を抑える構成とし
ても何等問題は生じない。また、通常実装の基板を二重
にボンディングしても図4と等価な動作が可能である。
【0055】以上の実施例において、図4の実施例で
は、液晶ドライブ用IC1個の追加と、Xドライバ、コ
ントローラの変更のみで、映像信号の時間軸を変更する
ことなく、擬似インタレース方式のフルライン駆動が可
能となる。
【0056】液晶ドライブ用ICのサイズは、(株)東
芝製IC(TA8696F)にて、15mm×12mm
×2.5mm程度であり、ビデオ基板のシステム増加は
極く少なく、液晶モジュール87についてみても、コン
トローラ74については内容変更のみてで実現可能であ
るし、Xドライバそのもののサイズも、(株)東芝製I
C(T6A00)で、8mm×5.5mm×1mm程度
であるから、2ラッチ構成(図4)、パラレル構成(図
6)、2重構成の何れを用いてもモジュー全体の拡大は
問題とならない程度となる。
【0057】特に、時間軸変換手法を用いる場合と比較
すれば、RGBそれぞれについて、アナログ/ディジタ
ル変換、リード用,ライト用の2つのラインメモリ、デ
ィジタル/アナログ変換器、並びにアドレスカウンタ用
ICを必要とし、これらを高速でドライバするため、ス
プリアス対策も万全を期す必要が生じる。これに対し、
本発明の手法は、初めからシールドされた液晶モジュー
ル内にのみディジタル信号は存在するし、映像信号をデ
ィジタル処理する必要がないため、スプリアス的にも非
常に有利である。
【0058】さらに、図9では、映像信号が2分の1に
時間圧縮されているため、表示上の映像情報帯域を4M
Hz確保しようとすると、その2倍の8MHzの周波数
帯域がD/A変換器、液晶ドライブ回路、及びXドライ
バに要求される。換言すれば、液晶ドライブ回路に同じ
ものを使用した場合は、周波数特性的に本発明の方が優
れた特性を得ることが可能となる。即ち、本発明を用い
れば、周波数特性を考慮した回路設計に有利となる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、デル
タ配列の液晶パネルを擬似インタレース方式のフルライ
ン駆動する場合、通常駆動方式の液晶パネルに比し、最
小限のシステム追加で実現でき、且つスプリアスその他
の画質劣化を生じることがない。これにより、高精細表
示システムとしてのより広い範囲の応用を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置をを示す構成
図。
【図2】図1の実施例に用いるCPHパルスとデルタ配
列液晶画素との関係を示す図。
【図3】図1の実施例におけるX,Yドライバの駆動タ
イミング、及び出力タイミングを示す図。
【図4】本発明の他の実施例の液晶表示装置を示す構成
図。
【図5】図4の実施例におけるX,Yドライバの駆動タ
イミング、及び出力タイミングを示す図。
【図6】図4のXドライバ構成の他の実施例を示す構成
図。
【図7】従来の2ライン同時駆動によるフルライン駆動
方式の液晶表示装置を示す構成図。
【図8】図7のX,Yドライバの駆動タイミング、及び
出力タイミングを示す図。
【図9】従来の映像信号時間軸変換によるフルライン駆
動方式の基本構成を示す図。
【符号の説明】
31,32…Xドライバ 33,34…Yドライバ 35…液晶パネル 36…サンプルホールド回路 37…シフタレジスタ 40,43…入力パッド 44…液晶セル 45…薄膜トランジスタ(TFT)
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図1】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あるフィールドの1水平ラインの映像情報
    を、任意の隣合う2ラインにわたり表示し、次のフィー
    ルドでは、1ライン分の表示情報を、前のフィールドと
    異なる組み合わせの、隣合う2ラインに表示する、デル
    タ配列の液晶パネルを用いた擬似インタレース表示方式
    の液晶表示装置において、 表示を行うデルタ配列液晶パネルの水平方向の情報を入
    力するX側入力パッドの各々に対し、デルタ配列の上下
    ラインそれぞれに独立対応し、且つ独立駆動とハイイン
    ピーダンス機能を併せ持つ2系統のドライバ出力をパラ
    レルに接続し、一方のドライバが出力中は、他方のドラ
    イバはハイインピーダンス状態とすることにより、上下
    ラインの各ラインに対し、映像情報を交互に書き込むX
    ドライバと、 ある1水平期間内に表示を行う液晶パネルの任意2ライ
    ンを、前記Xドライバの上下ライン書き込みに対応して
    順次にドライブするもので、1水平映像情報書込み期間
    の半分の期間にて、1ラインに情報を書き込み、残りの
    半分の書き込み期間にて、残り1ラインに情報を書き込
    む、シリアル書き込み動作を行うためのYドライバとを
    具備したことを特徴とする液晶表示装置。
JP13907192A 1992-05-29 1992-05-29 液晶表示装置 Pending JPH05336477A (ja)

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