JPH05336288A - 同画表示制御装置 - Google Patents

同画表示制御装置

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Publication number
JPH05336288A
JPH05336288A JP4141703A JP14170392A JPH05336288A JP H05336288 A JPH05336288 A JP H05336288A JP 4141703 A JP4141703 A JP 4141703A JP 14170392 A JP14170392 A JP 14170392A JP H05336288 A JPH05336288 A JP H05336288A
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JP
Japan
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area
unit
terminal
screen
communication
Prior art date
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Pending
Application number
JP4141703A
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English (en)
Inventor
Ayako Takatsuji
綾子 高辻
Noritake Okada
憲武 岡田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH05336288A publication Critical patent/JPH05336288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】複数の通信端末101A、101Bと、単一の
共通画面管理サーバ111とからなっている。各通信端
末101A、101Bは夫々、描画入力部102A、1
02B、通信部103A、103B、表示部104A、
104B、端末アクセス領域記憶部105A、105
B、及び端末描画制御部106A、106Bからなって
いる。共通画面管理サーバ111は画面分割情報保持部
112、画面管理部113及び描画配信部114から成
る。 【効果】各通信端末が同じ領域を描画対象領域としない
限り、共通画面に自由に(同時に)アクセスすることを
可能とし、また、制御権のやり取りを利用者自身が意識
することなく、操作性の良い柔軟な対話システムを構築
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDN網、電話網、専用線
等の通信回線を介して接続された複数の通信端末間で、
音声対話を行ないつつ、画像情報や描画情報の相互通信
を行なう対話システムにおける同画表示制御方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN網、電話網、専用線等の通信
回線を介して接続された複数の通信端末間で、音声対話
を行ないつつ、画像情報や描画情報の相互通信を行なう
対話システムが提案されている。例えば、特開平03-177
62号公報では、入力の容易な手書き入力手段と、コマン
ド入力手段を用い、これを各々の解析手段、送信権制御
手段、ファイル格納手段、出力手段、出力制御手段とを
結合することにより、遠隔地間の二者が通信制御を意識
することなく同一の画面を共有し、常に両者の表示内容
の同一性を保つようにした手書き入力式対話装置が提案
されている。また、特開平03-150989号公報では、複数
の端末を相互接続し、会議システムとして運用する場
合、制御権を持たない端末は、直接共用画面への加筆/
修正を行なうことはできないが、一旦未許可状態で加筆
/修正を行ない、これを制御権を持った端末が判定して
正式な加筆/修正とするかどうかを決定することによ
り、制御権による秩序の維持を図りつつ、各端末からの
意志を共通画面に反映できる余地を提供するようにした
テレライティング装置が提案されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
テレライティング装置の一例について説明する。図7は
従来のテレライティング装置(ここでは、手書き入力式
対話装置)の構成を示すものである。図において、50
1A・501Bは本従来例の手書き入力式対話装置であ
る。502A・502Bは、手書きデータを入力する手
書き入力手段である。503A・503Bは、後述する
データ出力制御手段506A・506Bより受けたデー
タを保存したり、後述する描画データ解析手段509A
・509Bないし後述するコマンドデータ解析手段51
0A・510Bにデータを取り出すファイル格納手段で
ある。504A・504Bは、画面消去や前記ファイル
格納手段503A・503Bよりデータを取り出す等の
コマンドを入力するコマンド入力手段である。505A
・505Bは、描画結果を表示する出力手段である。5
06A・506Bは、後述する描画データ解析手段50
9A・509Bないし後述するコマンドデータ解析手段
510A・510Bよりデータを受けそのデータを前記
出力手段505A・505Bと通信媒体500及び前記
ファイル格納手段503A・503Bへ渡す制御を行な
うデータ出力制御手段である。507A・507Bは、
後述する描画データ解析手段509A・509Bないし
後述するコマンドデータ解析手段510A・510Bか
ら入力の開始・終了通知を受け、それに対し相手側に送
信権の要求を行なったり、通知してきた、後述する描画
データ解析手段509A・509Bまたは後述するコマ
ンドデータ解析手段510A・510Bに対しデータを
前記データ出力制御手段506A・506Bへ渡すこと
を禁止する通知をしたり、相手側からの送信権要求や送
信終了の通知を受けてその返事を相手側に返し、自シス
テムの状態を管理する送信権制御手段である。508A
・508Bは、通信媒体500を通して相手側からデー
タ受信し、そのデータを解析し、それによって後述する
描画データ解析手段509A・509Bないし後述する
コマンドデータ解析手段510A・510Bにデータを
渡す受信データ解析手段である。509A・509B
は、前記手書き入力手段502A・502Bや前記ファ
イル格納手段503A・503Bあるいは受信データよ
り取得した描画データを解析し、その結果を前記データ
出力制御手段506A・506Bへ渡したり、入力の開
始や終了を前記送信権制御手段507A・507Bに通
知する描画データ解析手段である。510A・510B
は、前記コマンド入力手段504A・504Bや、前記
ファイル格納手段503A・503B、あるいは受信デ
ータより取得したコマンドデータを解析し、その結果を
前記データ出力制御手段506A・506Bへ渡すコマ
ンドデータ解析手段である。 以上のように構成された
手書き入力式対話装置について、以下その動作について
説明する。まず、両者が送受信可能状態で、どちらか一
方が入力を開始した場合について説明する。尚、動作説
明文の左端にカッコ書きした数字は処理のステップ番号
を示している。 (601)起動直後、手書き入力式対話装置501A・
501Bはどちらも送受信可能状態である。 (602)どちらか一方、例えば、手書き入力式対話装
置501Aの利用者が手書き入力手段502Aを利用し
て描画データの入力を開始する。 (603)描画データの入力開始と同時に、描画データ
解析手段509Aは、描画データの入力開始を送信権制
御手段507Aに通知する。 (604)描画データ入力開始の通知を受け取った送信
権制御手段507Aは自らの状態が送受信可能状態であ
ることを確認した上で、自らの状態を送信権要求状態と
する。 (605)同時に、送信権制御手段507Aは通信媒体
500を介して、相手(受信)側すなわち手書き入力式
対話装置501Bの送信権制御手段507Bに対して送
信権の要求を通知する。 (606)受信側送信権制御手段507Bは自らの状態
が送受信可能状態であることを確認した上で、自らの状
態を受信中状態とする。 (607)同時に、送信権制御手段507Bは、受信デ
ータ解析手段508Bに対し、以降描画データまたはコ
マンドデータの受信を通知する。 (608)同時に、送信権制御手段507Bは、通信媒
体500を介し送信側送信権制御手段507Aに要求受
諾を通知する。 (609)相手側送信権制御手段507Bより要求受諾
の通知を受け取った送信側送信権制御手段507Aは自
らの状態を送信中状態とする。 (610)同時に、描画データ解析手段509Aに対
し、手書き入力手段502Aより入力された描画データ
をデータ出力制御手段506Aに渡す許可を与える。 (611)許可の通知を受けた描画データ解析手段50
9Aは、手書き入力式対話装置501Aの利用者が手書
き入力手段502Aによる入力を終えるまで、手書き入
力手段502Aによって取得した描画データを、データ
出力制御手段506Aに渡す。 (612)描画データを受けたデータ出力制御手段50
6Aは描画データを出力手段505Aに渡すと共に、フ
ァイル格納手段503A、及び、通信媒体500を介し
て受信側受信データ解析手段508Bに渡す。 (613)描画データを受け取った出力手段505A
は、描画結果を表示する。 (614)描画データを受け取ったファイル格納手段5
03Aは、描画データを格納する。 (615)受信側受信データ解析手段508Bは受け取
ったデータを描画データとして判断し、描画データを描
画データ解析509Bに渡す。 (616)描画データを受け取った描画データ解析手段
509Bは、描画データを解析した後描画データをデー
タ出力制御手段506Bに渡す。 (617)データ出力制御手段506Bは送信権制御手
段507Bが受信中状態にあるので、受け取ったデータ
が相手側より送信されたものと判断し、描画データをフ
ァイル格納手段503B及び出力手段505Bに渡す。 (618)描画データを受け取ったファイル格納手段5
03Bは描画データを格納する。 (619)描画データを受け取った出力手段505Bは
描画結果を表示する。 (620)手書き入力式対話装置501Aの利用者が手
書き入力手段502Aによる入力を終了すると、描画デ
ータ解析手段509Aは送信権制御手段507Aに対
し、入力データの終了を通知する。 (621)通知を受け取った送信権制御手段507Aは
通信媒体500を介して受信側送信権制御手段507B
に対し、データの転送の終了を通知する。 (621)受信側送信権制御手段507Bは受信データ
解析手段508Bに対し、データ受信の終了通知を行な
い、自らの状態を送受信可能状態にする。 (622)同時に、送信権制御手段507Bは通信媒体
500を介して送信側送信権制御手段507Aに対し、
終了受諾の通知を行なう。 (623)終了通知を受け取った送信側送信権制御手段
507Aは自らの状態を送受信可能状態にすることによ
り、次の入力を待つ。 コマンドデータの入力についても同様の手順を踏む。
【0004】次に、一方の入力中に他方が入力を開始し
ようとした場合について説明する。 (701)例えば、手書き入力式対話装置501Aの利
用者が入力中の状態で、手書き入力式対話装置501B
の利用者が手書き入力手段502Bによって入力を行な
う。 (702)描画データ解析手段509Bは描画データの
送信開始通知を送信権制御手段507Bに通知する。 (703)送信権制御手段507Bは自らの状態が受信
中の状態であるので、描画データ解析手段509Bに対
し、描画データの解析及び描画データをデータ出力制御
手段506Bへ渡すことの禁止を通知する。 (704)通知を受けて描画データ解析手段509Bは
手書き入力手段502Bによる入力が終了するまで取得
した描画データを無視し、必要であれば利用者に対し警
告する。 コマンドデータの入力についても同様の手順を踏む。
【0005】両者が同時に入力を開始しようとした場合
について説明する。 (801)例えば、手書き入力式対話装置501Aの利
用者が手書き入力手段502Aによる描画データの入力
を開始した時、描画データ解析手段509Aは描画デー
タの入力開始を送信権制御手段507Aに通知する。 (802)送信権制御手段507Aは自らの状態が送受
信可能状態であることを確認した上で、自らの状態を送
信権要求状態に変える。 (803)同時に、通信媒体500を介して、受信側の
送信権制御手段507Bに対し、送信権の要求を通知す
る。 (804)上記同様の手順で手書き入力式対話装置50
1Bから送信権の要求が通知されることにより、送信権
制御手段507Aは手書き入力式対話装置501Bが送
受信可能状態でないことを知り、描画データ解析手段5
09Aに対し、データの解析とデータをデータ出力制御
手段506Aへ渡すことの禁止を通知する。 (805)同時に、送信権制御手段507Bは自らの状
態を再び送受信可能状態とする。 コマンドデータの入力についても同様の手順を踏む。
(特開平03-17762号公報)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、相手側通信端末よりも先に送信権の要求
を行ない、受諾された通信端末だけが描画データ、およ
び、コマンドデータの入力を行なえるだけであり、制御
権の占有による対話秩序の乱れ、および、時間的な無駄
が発生するという問題点を有していた。また、このよう
に半2重の通信形態を取る対話であるため、迅速にお互
いの意思疎通を図るには操作性が悪いという問題点を有
していた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、共通画面の秩
序の維持を図りつつ、各通信端末が共通画面に同時にア
クセスすることを可能にし、操作性の良い、柔軟な対話
システムにおける同画表示制御方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明に係る同画表示制御方法は、音声対
話を行ないつつ、入力した可視画像を相互通信するよう
接続された複数の通信端末と、全通信端末に共通の画面
を複数に分割し、各分割領域毎に管理制御する共通画面
管理サーバとを備えた対話システムにおける同画表示制
御方法であって、通信端末から入力されつつある可視画
像がいずれの分割領域に属するか判断するステップと、
入力されつつある可視画像の属する領域について他の通
信端末からの入力を禁止するロック状態とし、いずれの
通信端末からも入力されていない領域についてはいずれ
の端末からでも可視画像の入力を許可するアンロック状
態とするよう管理するステップと、ロック状態とされた
領域についてはその領域に可視画像を入力することを許
可された通信端末の入力画像のみを他の通信端末に配送
するステップとからなることを特徴としいる。
【0009】又、請求項2の発明に係る同画表示制御装
置は、複数の通信端末が音声対話を行ないつつ、入力さ
れる可視画像を相互通信できるよう接続された同画表示
制御装置において、全通信端末に共通する画面を複数に
分割し、通信端末から入力されつつある可視画像がいず
れの分割領域に属するかを判断する判断手段と、入力さ
れつつある可視画像の属する領域について他の通信端末
からの入力を禁止するロック状態とし、いずれの通信端
末からも可視画像の入力がされていない領域については
いずれの通信端末からの可視画像の入力も許可するアン
ロック状態とするよう管理する状態管理手段と、ロック
状態とされた領域についてはその領域に可視画像を入力
することを許可された通信端末の入力画像のみを他の通
信端末に配送する配送手段とを備えていることを特徴と
している。
【0010】又、請求項3の発明に係る同画表示装置
は、音声対話を行ないつつ、入力した可視画像を相互通
信するよう接続された複数の通信端末と、全通信端末に
共通の画面の秩序維持を図る共通画面管理サーバとを備
え、前記通信端末は、可視画像を入力する入力部と、各
通信端末との間で相互通信を実現する通信部と、表示部
と、端末アクセス領域記憶部と、端末描画制御部とを有
し、共通画面管理サーバは、画面分割情報保持部と、画
面管理部と、描画配信部とを有し、前記表示部は、通信
部を介して描画配信部から受け取る座標データ、およ
び、端末描画制御部から受け取る座標データを表示装置
で表示させ、前記端末アクセス領域記憶部はそれの属す
る通信端末がロックした最新の描画領域として端末描画
制御部から受け取る領域NO. を記憶し、端末描画制御部
から描画終了情報を受けた場合には、領域NO. をクリア
する構成であり前記端末描画制御部は、描画入力部から
受け取る描画情報の座標データを通信部を介して画面分
割情報保持部へ出力し、画面分割情報保持部からその座
標データが描画対象とする領域の領域NO. を受け取り、
描画対象領域NO. が前記端末アクセス領域記憶部に記憶
されている領域NO. と同一の領域NO. であった場合に
は、通信部を介して描画配信部、および、前記表示部へ
そのまま座標データを出力し、異なる領域NO. であった
場合、あるいは、端末アクセス領域記憶部に領域NO. が
記憶されていない場合には、通信部を介して画面管理部
へ領域ロック要求を出力し、画面管理部からロック完了
情報を受け取った場合にのみ、端末アクセス領域記憶部
へその領域NO. を出力すると共に、通信部を介して描画
配信部、および、表示部へ座標データを出力し、座標デ
ータが描画最終のデータであった場合には、端末アクセ
ス領域記憶部へ描画終了情報を出力すると共に、通信部
を介して画面管理部へ領域アンロック要求を出力する構
成であり、前記画面分割情報保持部は、各通信端末間で
共通となっている画面を領域ごとに分割し、その分割情
報を領域NO. を用いて保持する構成であり、前記画面管
理部は、画面分割情報保持部で分割管理されているそれ
ぞれの領域を、通信端末のいずれかがアクセスしている
ロック状態、どの通信端末もアクセスしていないアンロ
ック状態のいずれかの状態で管理し、送信元通信端末か
ら領域アンロック要求を受け取った場合には、ロック状
態とされている領域をアンロック状態に変更し、領域ロ
ック要求を受け取った場合には、領域ロック要求で指定
された領域の状態をチェックし、アンロック状態であれ
ば、ロック完了情報を出力し、その領域の状態を送信元
通信端末によるロック状態に変更し、かつ、それまでそ
の通信端末によるロック状態であった領域があれば、そ
の領域の状態をアンロック状態に変更し、又、領域ロッ
ク要求で指定された領域の状態が他の通信端末によるロ
ック状態であれば、処理を終了する構成であり、描画配
信部は、端末描画制御部から受け取る座標データをその
まま送信元通信端末以外の通信端末に出力する構成であ
る、ことを特徴としている。
【0011】又、請求項4の発明に係る同画表示制御装
置は、請求項3において、前記表示部の代わりに、通信
開始時にはまず、表示装置の解像度情報を拡張画面分割
情報保持部へ出力し、通信部を介して拡張描画配信部か
ら受け取る座標データ、および、端末描画制御部から受
け取る座標データを表示装置に出力する拡張表示部を用
い、前記画面分割情報保持部の代わりに、各通信端末の
表示装置が解像度の異なる画面を持つ場合、各通信端末
の前記拡張表示部から受け取る解像度情報からデフォル
トの解像度を決定し、デフォルト解像度の表示画面を領
域ごとに分割し、その分割情報を領域NO. を用いて保持
すると同時に、各通信端末の、デフォルト解像度画面に
対する画面比率情報を拡張描画配信部へ出力し、また、
その情報に基づいて、各通信端末の表示装置の画面を分
割し、デフォルト解像度画面の分割領域に対応するよ
う、領域NO. をその分割領域にマッピングする拡張画面
分割情報保持部を用い、前記描画配信部の代わりに、拡
張画面分割情報保持部から受け取る各通信端末の画面比
率情報を端末描画制御部から受け取る座標データに反映
させて、送信元通信端末以外の通信端末の拡張表示部に
出力する拡張描画配信部を用いたことを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、共通画面を領
域ごとに分割し、その領域毎に制御権のやり取りを行な
うことにより、共有画面の秩序を維持し、各通信端末が
共通画面に同時にアクセスすることを可能にし、かつ、
共通画面の同一性を保持することを実現することとな
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例の同画表示制御装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
実施例における同画表示制御装置の構成図を示すもので
あり、複数の通信端末101A、101Bと、単一の共
通画面管理サーバ111とからなっている。各通信端末
101A、101Bは夫々、描画入力部102A、10
2B、通信部103A、103B、表示部104A、1
04B、端末アクセス領域記憶部105A、105B、
及び端末描画制御部106A、106Bからなってい
る。 共通画面管理サーバ111は画面分割情報保持部
112、画面管理部113及び描画配信部114からな
っている。
【0014】各通信端末101A、101Bはその通信
部103A、103Bを介して共通画面管理サーバ11
1の画面分割情報保持部112、画面管理部113、描
画配信部114と相互通信可能に接続されている。そし
て、各通信端末101A、101B同士は共通画面管理
サーバ111の描画配信部114を通じて相互に音声対
話を行ないつつ画像情報や描画情報の相互通信が可能に
なっている。
【0015】共通画面管理サーバ111は全通信端末に
共通の画面を領域毎に制御することにより、共通画面の
秩序維持を図る機能を果たす。ここで共通画面は図5に
示すように複数の領域に分割され、各領域毎に異なった
領域ナンバー(以下、NO. と略す。) が付されている。
共通画面管理サーバ111の画面分割情報保持部112
は、前記領域NO. を共通画面のX−Y座標と関連付けて
保持している。尚、共通画面を分割する場合、分割領域
のおおきさは出来るだけ小さい(分割数が多い)のが望
ましい。これは共通画面管理サーバ111の機能によっ
て1の通信端末が描画している領域は他の通信端末から
描画できないからである。但し、分割領域をあまり小さ
くすると、伝送網の伝送容量等の関係から迅速に分割領
域のロック、アンロックを行なうことができなくなるの
で、自ずと最適な領域の大きさは存在する。
【0016】次に、通信端末101A、101B及び共
通画面管理サーバ111の各構成要素について説明す
る。但し、画面分割情報保持部112は図5の説明で述
べたので省略する。描画入力部102A、102Bは操
作により、描画データを入力する部分であり、例えばキ
ーボンド、マウス、電子ペン等からなる。
【0017】通信部103A、103Bはデータ、制御
情報及び音声信号の入出力を制御する。表示部104
A、104Bは、図示しないディスプレイ等の表示装置
に、他の通信端末から送られてくる座標データを表示し
たり、自己の描画入力部102A(102B)から入力
した描画の座標データを表示したりする制御を行う。
【0018】端末アクセス領域記憶部105A、105
Bは、自己の端末のみ描画入力することを許可された最
新の描画領域NO. を記憶する。ここで、最新の描画領域
とは、例えば図6に示すように複数の領域にまたがって
一本の直線を時刻t1 〜tnの間に描画する場合である
と、時刻t1 においては、領域101が、時刻t2 にお
いては領域102が、・・・・時刻tn においては領域
106が夫々最新の描画領域ということになる。また、
時刻tn を僅かでも経過すると、描画が終了するが、こ
の終了を端末描画制御106A、106Bが検出し、描
画終了を伝えられることによって、端末アクセス制御部
105A、105Bはそれまで記憶していた最新の領域
NO. をクリアする。端末描画制御部106A・106B
は前記描画入力部102A・102Bから受け取る描画
情報の座標データによって描画の開始、終了並びに描画
中であることを検出し、かつ描画中は座標データを通信
部103A・103Bを介して画面分割情報保持部11
2へ出力し、その座標データによって描画される領域の
領域NO. を受け取り、描画領域NO. が前記端末アクセス
領域記憶部105A・105Bに記憶されている領域N
O. と同一の領域NO.であった場合には、前記通信部10
3A・103Bを介して描画配信部114、および、前
記表示部104A・104Bへそのまま座標データを出
力し、異なる領域NO. であった場合、あるいは、前記端
末アクセス領域記憶部105A・105Bに領域NO. が
記憶されていない場合には、前記通信部103A・10
3Bを介して後述する画面管理部113に領域ロック要
求を出力し、画面管理部113からロック完了情報を受
け取った場合にのみ、前記端末アクセス領域記憶部10
5A・105Bへその領域NO. を出力し、通信部103
A・103Bを介して描画配信部114へ、および、前
記表示部104A・104Bへ座標データを出力し、座
標データが描画最終のデータであった場合には、前記端
末アクセス領域記憶部105A・105Bへ描画終了情
報を出力し、通信部103A・103Bを介して画面管
理部113へ領域アンロック要求を出力する。ここで、
描画領域NO. が端末アクセス領域記憶105A(105
B)に記憶されている領域NO. と同一である場合とは、
1つの領域内を描画中であることを意味している。本実
施例の場合、描画が新たな領域内に入ると直ちに端末ア
クセス領域記憶部105A(105B)に新たな領域N
O. が格納されるので、その後同一領域内を描画中は描
画領域NO. と端末アクセス領域記憶部105A(105
B)の記憶する領域NO. とが一致する訳である。この場
合には、領域NO. を書き換えることなく、描画入力され
ている座標データを表示部104Aへ送りディスプレイ
等で表示すると共に、描画配信部114を通じて他の通
信端末105B(105A)に送り、その端末のディス
プレイ上に表示する。
【0019】一方、描画領域と端末アクセス領域記憶部
105A(105B)の記憶している領域NO. とが異な
る場合とは、描画が新たな領域に浸入したことを意味す
る。この場合は、新たな領域について既に他の通信端末
105B(105A)が描画入力していることもあるの
で、共通画面管理サーバ111の画面管理部113に領
域ロック要求を発し、自己の端末のみが描画できて他の
端末からは描画できない状態(以下、この状態をロック
状態という。またいずれの端末からも描画可能な状態を
以下、アンロック状態という。)に設定する処理を行
う。但し、後の説明で明らかになるが、画面管理部11
3は新たな領域について既に他の通信端末に対してロッ
ク状態を保障している場合には、次順位に要求してきた
通信端末に対してはロック状態を許可しない。従って、
その場合には、描画入力操作しても自己の端末でも他の
端末でも表示されないことになる。逆に新たな領域につ
いてアンロック状態の場合は、領域ロック要求すれば、
画面管理部114がロック状態を設定し、ロック完了情
報を受け取ることとなる。この場合は、端末アクセス領
域記憶部105Aに新たな領域NO. を格納すると共に、
その領域内の描画がディスプレイで表示され、かつ他の
通信端末へも送信される。
【0020】画面管理部113は画面分割情報保持部1
12で分割管理されているそれぞれの領域を、該当通信
端末101A・101Bのいずれかがアクセスしている
ロック状態、いずれの通信端末もアクセスしていないア
ンロック状態のいずれかの状態で管理し、端末描画制御
部106A・106Bから領域アンロック要求を受け取
った場合には、送信元通信端末によってロック状態とさ
れている領域をアンロック状態に変更し、一方端末描画
制御部106A・106Bから領域ロック要求を受け取
った場合には、領域ロック要求で指定された領域の状態
をチェックし、アンロック状態であれば、ロック完了情
報を出力し、その領域の状態を送信元通信端末によるロ
ック状態に変更し、かつ、それまでのその通信端末によ
るロック状態であった領域があれば、その領域の状態を
アンロック状態に変更し、領域ロック要求で指定された
領域の状態が他の通信端末によるロック状態であれば、
処理を終了する。
【0021】描画配信部114は、前記端末描画制御部
106A・106Bから受け取る座標データをそのまま
送信元通信端末以外の通信端末の表示部104A・10
4Bに前記通信部103A・103Aを介して出力す
る。以上のように構成された同画表示制御装置につい
て、以下図2のフローを用いてその動作を説明する。
【0022】先ず、通信回線を介して接続された複数の
通信端末、例えば通信端末101A・101B のうち通
信端末101Aの利用者が描画入力部102Aより図6
に示すような直線状の描画データを入力する(S20
1)と仮定する。端末描画制御部106Aで、描画入力
部102Aから受け取る描画情報の座標データを通信1
03Aを介し画面分割情報保持部112へ出力する(S
202)。
【0023】画面分割情報保持部112は、端末描画制
御部106Aから受け取った座標データが描画対象とす
る画面上の領域NO. を判定し(S203)、通信部10
3Aを介して端末描画制御部106Aに出力する。端末
描画制御部106Aは、端末アクセス領域記憶部105
Aに領域NO. が記憶されているかどうかを判断する。描
画開始時においては端末アクセス領域記憶部105Aに
は領域NO. は記憶されていないので処理はS211に進
む。
【0024】S211においては、画面管理部113
が、通信部103Aを介して端末描画制御部106Aか
ら領域ロック要求を受け取り、領域ロック要求で指定さ
れた描画対象領域の状態をチェックする。通信端末10
1Bによるロック状態であれば、処理を終了する。一
方、アンロック状態であれば、S212に進み、画面管
理部113が、描画対象領域の状態を送信元通信端末1
01Aによるロック状態に変更し、端末描画制御部10
6Aへロック完了情報を出力する。
【0025】ロック完了情報を受けた端末描画制御部1
06Aは端末アクセス領域記憶部105Aに描画対象領
域NO. を出力する(S213)。これと同時に、画面管
理部113で、送信元通信端末101Aによるロック状
態であった領域があるかどうかを判断する。(S21
4)。描画初期においてはいずれの領域もロック状態に
なっていないので、処理は直接S206に進み、描画終
了かどうか判断する。描画入力が続行していると、処理
はS209、S210に進み、端末描画制御部106A
で、通信部103Aを介して描画配信部114へそのま
ま座標データを出力し、同時に、表示部104Aへ座標
データを出力する。これによって他の通信端末の表示装
置及び自己の表示装置において入力している描画データ
が表示される。
【0026】同一領域内において描画が続行されると、
処理はS201→S202→S203→S204→S2
05→S206→S209→S210と実行され、各通
信端末の表示装置で表示される。更に描画が続行し、描
画位置が新たな領域に侵入すると、処理はS201→S
202→S203→S204→S205→S211と進
む。そして新たな領域が他の通信端末によってロック状
態となると、直ちに処理を終了するが、アンロック状態
であれば、S212 S213と処理を進め、新たな領
域を通信端末101Aによるロック状態に変更すると共
に、端末アクセス領域記憶部105Aに新たな領域NO.
を記憶させる。このとき、最新でなくなった領域NO. は
消去される(S215)。そして、新たな領域内におけ
る描画を他の通信端末へ通信すると共に自己の表示装置
に表示する(S209、S210)。以上の動作を描画
入力が終了するまで繰り返す。そして、端末描画制御部
106Aが、座標データが描画最終のデータであると判
断すると、端末アクセス領域記憶部105Aへ描画終了
情報を出力し、画面管理部113へ通信部103Aを介
して領域アンロック要求を出力する。端末アクセス領域
記憶部106Aは、端末描画制御部106Aから描画終
了情報を受け取り、記憶している領域NO. をクリアし
(S207)、一方、画面管理部113は、端末描画制
御部106Aから領域アンロック要求を受け取り、送信
元通信端末101Aのロック状態となっている描画対象
領域の状態をアンロック状態に変更する(S208)。
【0027】以上のようにして、各通信端末が同じ領域
を描画対象領域としない限り、共通画面に自由に(同時
に)アクセスすることができるし、また各端末は、制御
権のやり取りを意識することなく実現でき、操作性の良
い、柔軟な対話システムを構築できる。以下本発明の第
2の実施例について図面を参照しながら説明する。この
実施例は、各通信端末の表示装置の解像度が同一でない
場合に対応することのできる構成を示す。図3はそのよ
うな構成の同画表示制御装置を示している。図3におい
て、301A・301Bは本実施例の通信端末である。
通信端末301A・301Bはそれぞれ、描画入力部1
02A・102B、通信部103A・103B、拡張表
示部304A・304B、端末アクセス領域記憶部10
5A・105B、端末描画制御部106A・106Bか
ら構成される。このうち描画入力部102A・102
B、通信部103A・103B、端末アクセス領域記憶
部105A・105B、端末描画制御部106A・10
6Bは図1の構成と同様なものである。拡張表示部30
4A・304Bは、通信開始時にまず、表示装置の解像
度情報を後述する拡張画面分割情報保持部312へ出力
し、通信部103A・103Bを介して拡張描画配信部
314から受け取る座標データ、および、端末描画制御
部106A・106Bから受け取る座標データを表示装
置に出力する拡張表示部である。311は各通信端末の
表示装置が解像度の異なる画面を持つ場合、共通画面を
領域毎に制御することにより、共通画面の秩序の維持を
図る本実施例の共通画面管理サーバである。共通画面管
理サーバ311は、拡張画面分割情報保持部312と、
画面管理部113と、拡張描画配信部314から構成さ
れ、このうち、画面管理部113は図1の構成と同様な
ものである。拡張画面分割情報保持部312は各通信端
末の拡張表示部304A・304Bから受け取る解像度
情報から、デフォルトの解像度を決定し、デフォルト解
像度の表示画面を領域ごとに分割し、その分割情報を領
域NO. を用いて保持すると同時に、各通信端末の、デフ
ォルト解像度画面に対する画面比率情報を後述する拡張
描画配信部314へ出力し、また、その情報に基づい
て、各通信端末の表示装置の画面を分割し、デフォルト
解像度画面の分割領域に対応するよう、領域NO. をその
分割領域にマッピングする。例えば、デフォルトの解像
度決定の判断基準としては、複数の通信端末間で最も多
い解像度をデフォルトとし、前記方法で決定できない場
合には、解像度の優先順位、512dpi、1024dpi、2048dpi
に従うこととする。拡張描画配信部314は拡張画面分
割情報保持部312から受け取る各通信端末の画面比率
情報を端末描画制御部106A・106Bから受け取る
座標データに反映させて、送信元通信端末以外の通信端
末の拡張表示部304A・304Bに出力する。
【0028】以上のように構成された同画表示制御装置
について、以下図4のフローを用いてその動作を説明す
る。但し、基本的には第1の実施例と同じであるので、
ここでは、各処理ステップを分説するだけにとどめる。 (401)通信回線を介して接続された複数の通信端
末、例えば、通信端末301A・301Bにおいて、通
信開始時にはまず、それぞれの拡張表示部304A・3
04Bで、表示装置の解像度情報を拡張画面分割情報保
持部312へ出力する。 (402)拡張画面分割情報保持部312で、通信端末
301A・301Bの拡張表示部304A・304Bか
ら受け取った解像度情報から、デフォルトの解像度を決
定する。例えば、通信端末301Aの解像度が512dpi、
通信端末301Bの解像度が1024dpiであった場合、デ
フォルトの解像度を512dpiとする。 (403)拡張画面分割情報保持部312で、決定した
解像度512dpiの表示画面を領域毎に分割し、その分割情
報を領域NO. を用いて保持すると同時に、通信端末30
1Bの、デフォルト解像度画面に対する画面比率情報2
を拡張描画配信部314へ出力する。 (404)拡張画面分割情報保持部312で、デフォル
ト解像度画面に対する画面比率情報2に基づいて、通信
端末301Bの表示装置の画面を分割し、デフォルト画
面の分割領域に対応するよう、領域NO. をその分割領域
にマッピングする。 (405)通信端末301A・301Bのうち、どちら
か一方、例えば、通信端末301Aの利用者が描画入力
部102Aより描画データを入力する。 (406)端末描画制御部106Aで、描画入力部10
2Aから受け取る描画情報の座標データを通信部103
Aを介して拡張画面分割情報保持部312へ出力する。 (407)拡張画面分割情報保持部312で、端末描画
制御部106Aから受け取った座標データが描画対象と
する画面上の領域NO. を判定し、通信部103Aを介し
て端末描画制御部106Aへ出力する。 (408)端末描画制御部106Aで、端末アクセス領
域記憶部105Aに領域NO. が記憶されているかどうか
を判断する。記憶されていれば、次の動作に移る。記憶
されていなければ、(415)の動作に移る。 (409)端末描画制御部106Aで、描画対象領域N
O. が端末アクセス領域記憶部105Aに記憶されてい
る領域NO. と同一の領域NO. であるかどうかを判断す
る。同一の領域NO. が対象であれば、次の動作に移る。
異なる領域NO. であれば、通信部103Aを介して画面
管理部113へ領域ロック要求を出力し、(415)の
動作に移る。 (410)端末描画制御部106Aで、座標データが描
画最終のデータであるかどうかを判断する。描画最終の
データであれば、端末アクセス領域記憶部105Aへ描
画終了情報を出力し、画面管理部113へ通信部103
Aを介して領域アンロック要求を出力して、次の動作に
移る。描画最終のデータでなければ、(413)の動作
に移る。 (411)端末アクセス領域記憶部106Aで、端末描
画制御部106Aから描画終了情報を受け取り、記憶し
ている領域NO. をクリアする。 (412)画面管理部113で、端末描画制御部106
Aから領域アンロック要求を受け取り、送信元通信端末
301Aによるロック状態となっている描画対象領域の
状態をアンロック状態に変更する。 (413)端末描画制御部106Aで、通信部103A
を介して拡張描画配信部314へそのまま座標データを
出力し、同時に、拡張表示部304Aへ座標データを出
力する。 (414)拡張描画配信部314で、通信部103Aを
介して端末描画制御部106Aから受け取った座標デー
タに、通信端末301Bの画面比率情報2に基づいて変
更を加えた(座標データの値を2倍する)後、通信部10
3Bを介して通信端末301Bの拡張表示部304Bへ
出力する。 (415)画面管理部113で、通信部103Aを介し
て端末描画制御部106Aから領域ロック要求を受け取
り、領域ロック要求で指定された描画対象領域の状態を
チェックする。アンロック状態であれば、次の動作に移
る。他の通信端末、すなわち、通信端末301Bによる
ロック状態であれば、処理を終了する。 (416)画面管理部113で、描画対象領域の状態を
送信元通信端末301Aによるロック状態に変更し、通
信部103Aを介して端末描画制御部106Aへロック
完了情報を出力する。 (417)端末描画制御部106Aで、通信部103A
を介して画面管理部113からロック完了情報を受け取
り、端末アクセス領域記憶部105Aに描画対象領域N
O. を出力する。 (418)画面管理部113で、送信元通信端末301
Aによるロック状態であった領域があるかどうかを判断
する。ロック状態であった領域があれば、次の動作に移
る。なければ、(410)の動作に移る。 (419)画面管理部113で、送信元通信端末301
Aによるロック状態であった前描画対象領域の状態をア
ンロック状態に変更し、(410)の動作に移る。
【0029】以上のように本実施例によれば、異なる解
像度の表示装置を持つ通信端末同士間でも、利用者がそ
れを意識することなく、対話システムを利用することが
できる。また、各通信端末が同じ領域を描画対象領域と
しない限り、共通画面に自由に(同時に)アクセスする
ことを可能とし、かつ、共通画面の同一性を保持でき
る。また、制御権のやり取りを利用者自身が意識するこ
となく実現でき、操作性の良い、柔軟な対話システムを
利用することができる。
【0030】なお、第1の実施例において、共通画面管
理サーバ111は、画面分割情報保持部112と、画面
管理部113と、描画配信部114から構成され、各通
信端末101A・101Bとは独立に設けられるとして
いるが、共通画面管理サーバ111は通信端末101A
・101Bのいずれかの構成に含まれても良い。また、
第1の実施例において、同画表示制御装置を用いた対話
システムを利用するのは通信端末101A・101Bの
二通信端末としたが、同画表示制御を行なう対話システ
ムは複数の通信端末間で実現することができ、上記実施
例に限定されるものではない。
【0031】また、第2の実施例においても、共通画面
管理サーバ311は、拡張画面分割情報保持部312
と、画面管理部113と、描画配信部314から構成さ
れ、各通信端末301A・301Bとは独立に設けられ
るとしているが、共通画面管理サーバ311は通信端末
301A・301Bのいずれかの構成に含まれても良
い。
【0032】また、第2の実施例においても、同画表示
制御装置を用いた対話システムを利用するのは通信端末
301A・301Bの二通信端末としたが、同画表示制
御を行なう対話システムは複数の通信端末間で実現する
ことができ、上記実施例に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は共通画面を領域ご
とに分割し、その領域毎に制御権のやり取りを行なうこ
とにより、各通信端末が同じ領域を描画対象領域としな
い限り、共通画面に自由に(同時に)アクセスすること
を可能とし、かつ、共通画面の同一性を保持できる。ま
た、制御権のやり取りを利用者自身が意識することなく
実現でき、操作性の良い、柔軟な対話システムを構築で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における同画表示制御装
置の構成図である。
【図2】同実施例における動作説明のためのフロー図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施例における同画表示制御装
置の構成図である。
【図4】同実施例における動作説明のためのフロー図で
ある。
【図5】画面分割保持部の保持する領域データを示す図
である。
【図6】複数の領域にまたがって描画した状態を示す図
である。
【図7】従来技術に係わる手書き入力式対話装置の構成
図である。
【符号の説明】
101A・101B 通信端末 102A・102B 描画入力部 103A・103B 通信部 104A・104B 表示部 105A・105B 端末アクセス領域記憶部 106A・106B 端末描画制御部 111 共通画面管理サーバ 112 画面分割情報保持部 113 画面管理部 114 描画配信部 301A・301B 通信端末 304A・304B 拡張表示部 311 共通画面管理サーバ 312 拡張画面分割情報保持部 314 拡張描画配信部 501A・501B 手書き入力式対話装置 502A・502B 手書き入力手段 503A・503B ファイル格納手段 504A・504B コマンド入力手段 505A・505B 出力手段 506A・506B データ出力制御手段 507A・507B 送信権制御手段 508A・508B 受信データ解析手段 509A・509B 描画データ解析手段 510A・510B コマンドデータ解析手段 500 通信媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声対話を行ないつつ、入力した可視画
    像を相互通信するよう接続された複数の通信端末と、全
    通信端末に共通の画面を複数に分割し、各分割領域毎に
    管理制御する共通画面管理サーバとを備えた対話システ
    ムにおける同画表示制御方法であって、 通信端末から入力されつつある可視画像がいずれの分割
    領域に属するか判断するステップと、 入力されつつある可視画像の属する領域について他の通
    信端末からの入力を禁止するロック状態とし、いずれの
    通信端末からも入力されていない領域についてはいずれ
    の端末からでも可視画像の入力を許可するアンロック状
    態とするよう管理するステップと、 ロック状態とされた領域についてはその領域に可視画像
    を入力することを許可された通信端末の入力画像のみを
    他の通信端末に配送するステップとからなることを特徴
    とする同画表示制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の通信端末が音声対話を行ないつ
    つ、入力される可視画像を相互通信できるよう接続され
    た同画表示制御装置において、 全通信端末に共通する画面を複数に分割し、通信端末か
    ら入力されつつある可視画像がいずれの分割領域に属す
    るかを判断する判断手段と、 入力されつつある可視画像の属する領域について他の通
    信端末からの入力を禁止するロック状態とし、いずれの
    通信端末からも可視画像の入力がされていない領域につ
    いてはいずれの通信端末からの可視画像の入力も許可す
    るアンロック状態とするよう管理する状態管理手段と、 ロック状態とされた領域についてはその領域に可視画像
    を入力することを許可された通信端末の入力画像のみを
    他の通信端末に配送する配送手段とを備えていることを
    特徴とする同画表示制御装置。
  3. 【請求項3】 音声対話を行ないつつ、入力した可視画
    像を相互通信するよう接続された複数の通信端末と、 全通信端末に共通の画面の秩序維持を図る共通画面管理
    サーバとを備え、 前記通信端末は、可視画像を入力する入力部と、各通信
    端末との間で相互通信を実現する通信部と、表示部と、
    端末アクセス領域記憶部と、端末描画制御部とを有し、 共通画面管理サーバは、画面分割情報保持部と、画面管
    理部と、描画配信部とを有し、 前記表示部は、通信部を介して描画配信部から受け取る
    座標データ、および、端末描画制御部から受け取る座標
    データを表示装置で表示させ、 前記端末アクセス領域記憶部はそれの属する通信端末が
    ロックした最新の描画領域として端末描画制御部から受
    け取る領域NO. を記憶し、端末描画制御部から描画終了
    情報を受けた場合には、領域NO. をクリアする構成であ
    り前記端末描画制御部は、描画入力部から受け取る描画
    情報の座標データを通信部を介して画面分割情報保持部
    へ出力し、画面分割情報保持部からその座標データが描
    画対象とする領域の領域NO. を受け取り、描画対象領域
    NO. が前記端末アクセス領域記憶部に記憶されている領
    域NO. と同一の領域NO. であった場合には、通信部を介
    して描画配信部、および、前記表示部へそのまま座標デ
    ータを出力し、異なる領域NO. であった場合、あるい
    は、端末アクセス領域記憶部に領域NO. が記憶されてい
    ない場合には、通信部を介して画面管理部へ領域ロック
    要求を出力し、画面管理部からロック完了情報を受け取
    った場合にのみ、端末アクセス領域記憶部へその領域N
    O. を出力すると共に、通信部を介して描画配信部、お
    よび、表示部へ座標データを出力し、座標データが描画
    最終のデータであった場合には、端末アクセス領域記憶
    部へ描画終了情報を出力すると共に、通信部を介して画
    面管理部へ領域アンロック要求を出力する構成であり、 前記画面分割情報保持部は、各通信端末間で共通となっ
    ている画面を領域ごとに分割し、その分割情報を領域N
    O. を用いて保持する構成であり、 前記画面管理部は、画面分割情報保持部で分割管理され
    ているそれぞれの領域を、通信端末のいずれかがアクセ
    スしているロック状態、どの通信端末もアクセスしてい
    ないアンロック状態のいずれかの状態で管理し、送信元
    通信端末から領域アンロック要求を受け取った場合に
    は、ロック状態とされている領域をアンロック状態に変
    更し、領域ロック要求を受け取った場合には、領域ロッ
    ク要求で指定された領域の状態をチェックし、アンロッ
    ク状態であれば、ロック完了情報を出力し、その領域の
    状態を送信元通信端末によるロック状態に変更し、か
    つ、それまでその通信端末によるロック状態であった領
    域があれば、その領域の状態をアンロック状態に変更
    し、又、領域ロック要求で指定された領域の状態が他の
    通信端末によるロック状態であれば、処理を終了する構
    成であり、 描画配信部は、端末描画制御部から受け取る座標データ
    をそのまま送信元通信端末以外の通信端末に出力する構
    成である、 ことを特徴とする同画表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部の代わりに、通信開始時には
    まず、表示装置の解像度情報を拡張画面分割情報保持部
    へ出力し、通信部を介して拡張描画配信部から受け取る
    座標データ、および、端末描画制御部から受け取る座標
    データを表示装置に出力する拡張表示部を用い、 前記画面分割情報保持部の代わりに、各通信端末の表示
    装置が解像度の異なる画面を持つ場合、各通信端末の前
    記拡張表示部から受け取る解像度情報からデフォルトの
    解像度を決定し、デフォルト解像度の表示画面を領域ご
    とに分割し、その分割情報を領域NO. を用いて保持する
    と同時に、各通信端末の、デフォルト解像度画面に対す
    る画面比率情報を拡張描画配信部へ出力し、また、その
    情報に基づいて、各通信端末の表示装置の画面を分割
    し、デフォルト解像度画面の分割領域に対応するよう、
    領域NO. をその分割領域にマッピングする拡張画面分割
    情報保持部を用い、 前記描画配信部の代わりに、拡張画面分割情報保持部か
    ら受け取る各通信端末の画面比率情報を端末描画制御部
    から受け取る座標データに反映させて、送信元通信端末
    以外の通信端末の拡張表示部に出力する拡張描画配信部
    を用いたことを特徴とする請求項3記載の同画表示制御
    装置。
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