JPH05335789A - 基板支持機構 - Google Patents

基板支持機構

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JPH05335789A
JPH05335789A JP4163611A JP16361192A JPH05335789A JP H05335789 A JPH05335789 A JP H05335789A JP 4163611 A JP4163611 A JP 4163611A JP 16361192 A JP16361192 A JP 16361192A JP H05335789 A JPH05335789 A JP H05335789A
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sprocket
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Munekazu Inoue
宗和 井上
Masaji Ota
正司 太田
Kenji Nemoto
兼治 根本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱による基板の変形を矯正する基板支えガイ
ドを設け、基板支えガイドを装置本体を分解せずに着脱
可能とする。 【構成】 調整ネジ4を回転してリンクアーム9を回動
し、基板支えユニット11を昇降させる。また基板支え
ユニット11に設けられたネジ17により、リンクアー
ム9に対する傾斜角を調整する。さらに基板14の両側
をローラで押えて、そりの発生を防止する。また駆動力
伝達部を構成する各部材を2分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風半田付け装置など
に設けられ、プリント基板を載置して搬送する基板支持
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような基板支持機構は、従来は基
板を支持する基板支持部材が本体装置の駆動源により駆
動され、かつ、上下動するようになっており、かつ基板
幅に応じて左右にスライドするようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱風半田装置などの高
温雰囲気内で搬送される基板は、熱による変形が発生
し、幅方向及び長さ方向にそりが生じる。特に基板が加
熱部外に進行するときに、進行方向の端部は自重により
下方にだれる可能性がある。しかしながら従来の基板支
持機構においては、このように基板の変形を防止するた
めの配慮がなされていなかった。また、基板を支持する
チェーン幅が広いため、電子部品と接触して応力が加わ
る恐れもあった。さらに、装置を使用していないときに
基板支持機構の取外しができない欠点もあった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、基板の変形による矯正量の調整を容易に行なう
ことができ、電子部品に応力が加わることを防止でき、
しかも装置本体からの取外しが容易な基板支持機構を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の基板支
持機構は、装置本体1に取り付けられ、基板14を支持
して搬送する搬送チェーン13が設けられた基板支持部
材としての基板支えガイド11を有する基板支持機構で
あって、基板支えガイド11を昇降する昇降駆動手段
と、基板支えガイド11の傾斜角を調整する傾斜角調整
手段と、搬送チェーン13上に基板14を押圧する押圧
手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の基板支持機構は、昇降駆
動手段は、装置本体1と基板支えガイド11とを連結す
るリンク機構としてのリンクアーム9と、リンクアーム
9を回動する調整ネジ4とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の基板支持機構は、押圧手
段は、一端が装置本体1に回動可能に取り付けられたア
ーム62と、アーム62の他端に回転可能に装着された
ローラ65とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の基板支持機構は、搬送チ
ェーン13を駆動するスプロケット18と、スプロケッ
ト18を同心状に固定する回転軸86と、回転軸86を
回転自在に支持する軸受84とをそれぞれ2分割とした
ことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の基板支持機構は、回転軸
86の内周と回転軸86の中心に挿通されたスプライン
軸19との間に、内周がスプライン軸19に噛合し、外
周が回転軸86の内周に係止され、しかも周方向に複数
個に分割されたスプラインナット89を設けたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】請求項1乃至3に記載の基板支持機構において
は、調整ネジ4を回転することによりリンクアーム9が
回動し、基板支えガイド11を昇降駆動させることがで
き、基板14の幅方向中心を支持して基板14の高さの
微調整を行なうことができる。また、傾斜角調整手段に
より基板支えガイド11の傾斜角を調整することがで
き、基板13の搬送方向先端のだれの発生を防止するこ
とができる。さらに、一端が装置本体1に回動可能に取
り付けられたアーム62の他端にローラ65が装着され
ており、ローラ65により基板14の上面両側を押圧し
て、基板支えガイド11とともに基板14のそりの発生
を防止することができる。
【0011】請求項4及び5に記載の基板支持機構にお
いては、スプロケット18、回転軸86、軸受84及び
スプラインナット89をそれぞれ分割可能としたので、
駆動力伝達機構を装置本体から容易に取外すことができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の基板支持機構の一実施例を図
面を参照して説明する。
【0013】図1に、本発明の一実施例による基板支え
ガイドの上昇、下降、傾斜機構の構成を示す。図1にお
いて、装置本体1に固定された台座2の一端には、コ字
状の支持ブロック3が取り付けられており、支持ブロッ
ク3には、台座2の面に平行に高さ調整ネジ4が回転自
在に支持されている。高さ調整ネジ4には、スライドコ
マ5が螺合しており、スライドコマ5は、高さ調整ネジ
4を回転することにより、支持ブロック3内において矢
印A−A方向に移動可能となっている。また台座2の支
持ブロック3に対して反対側の面には、連結スライド板
6が摺接しており、連結スライド板6には4本の連結ピ
ン7が平行に立設されている。そして連結ピン7は、台
座2に相互に平行に形成された4個の長孔2aを介し
て、反対側に突出しており、図中右端の連結ピン7aは
スライドコマ5と係合している。
【0014】一方、台座2には、それぞれ支点ピン8を
介して2個のリンクアーム9の一端が回動可能に連結さ
れており、リンクアーム9にはそれぞれ長孔9aが形成
されている。そして長孔9aにはそれぞれ連結スライド
板6に立設された連結ピン7b、7dが摺動自在に係合
している。またリンクアーム9の他端には、それぞれリ
ンクアームピン10を介して基板支えガイド11が回動
可能に連結されており、基板支えガイド11の両端に
は、スプロケット12が回転自在に設けられている。そ
してスプロケット12には搬送チェーン13が巻回され
ており、搬送チェーン13上には基板14が載置されて
いる。また装置本体1の両側壁(図1では片側のみ示
す)には、ガイドレール15に案内されて走行する本体
チェーン16が設けられている。
【0015】基板支えガイド11は、図中左側のリンク
アーム9のリンクアームピン10bを介して回動可能に
連結されており、右側のリンクアーム9のリンクアーム
ピン10aは、基板支えガイド11に形成された長孔1
1aを介して基板支えガイド11に連結されている。ま
た基板支えガイド11には傾斜調整ネジ17が植設され
ており、ネジ17の先端はリンクアームピン10aに係
合している。そしてネジ17を回転することにより、基
板支えガイド11をリンクアームピン10aに対して昇
降させ、基板支えガイド11の傾斜角度を調整できるよ
うになっている。
【0016】本実施例によれば、高さ調整ネジ4を回転
することによりスライドコマ5が矢印A−A方向に移動
し、スライドコマ5に係合している連結ピン7aを介し
て連結スライド板6も矢印A−A方向に移動する。この
結果、連結ピン7b、7dを介してリンクアーム9が矢
印B−B方向に回動し、基板支えガイド11の高さを調
整することができる。また、傾斜調整ネジ17を回転す
ることにより、基板支えガイド11をリンクアームピン
10bを支点として回動させ、傾斜角度の微調整を行な
うことができる。
【0017】図2乃至図4に、本発明の他の実施例によ
る基板支えガイド11の上昇、下降、傾斜機構の構成を
示す。本実施例では、図1に示すリンクアーム9の代り
に、台座2に傾斜して1対の長孔21を設けたものであ
る。台座2の上面には、2対の支持部2aが突出して設
けられており、それぞれの支持部2a間に基板支えガイ
ド11の脚部22、23が嵌合している。また、図中左
側の脚部22には、連結ピン24が植設されており、連
結ピン24は支持部2aに傾斜して形成された長孔21
aに係合している。
【0018】台座2の図中右端には、駆動ブロック25
が矢印A−A方向に移動可能に取り付けられており、台
座2の両側面に植設された1対のガイドピン26が駆動
ブロック25の両側に形成された1対の長孔25aにそ
れぞれ案内されている。また、台座2の右側端面にはボ
ルト27が植設されており、ボルト27にはロレットネ
ジ28が螺合している。さらにロレットネジ28は、駆
動ブロック25の内側に回転自在に取り付けられてお
り、ロレットネジ28を回転することにより、駆動ブロ
ック25が矢印A−A方向に移動するようになってい
る。
【0019】基板支えガイド11の図中右側の脚部23
は、図4に示すように、上部脚部29と下部脚部30と
から構成されている。上部脚部29は、連結ピン31を
介して基板支えガイド11に回動可能に連結されてお
り、上部脚部29の下面中心には垂直方向にボルト32
が植設されている。また上部脚部29の下面には、回転
止めスラストピン33が設けられており、スラストピン
33の下端は下部脚部30の上面に軸方向に移動可能に
挿通されている。さらに下部脚部30には、ロレットネ
ジ34が軸方向の移動が係止されて回転自在に装着され
ており、ロレットネジ34の中心にボルト32が螺合し
ている。そしてロレットネジ34を回転することによ
り、上部脚部29が矢印C−Cで示す方向に昇降するよ
うになっている。
【0020】下部脚部30は、台座2の右側の支持部2
a間に挿入されており、両側に突出して固定された連結
ピン35が支持部2aに傾斜して形成された長孔21b
に係合している。ここで左右の長孔21a、21bは、
平行に形成されている。また連結ピン35の両端は支持
部2aから突出しており、駆動ブロック25の両側に形
成された長孔25bに係合している。また長孔25bは
長孔21bに対して反対の方向に傾斜している。
【0021】本実施例によれば、ロレットネジ28を回
転することにより駆動ブロック25が矢印A−A方向に
移動し、連結ピン35を介して基板支えガイド11を矢
印C−Cで示す方向に昇降させて高さ調整を行なうこと
ができる。またロレットネジ34を回転することによ
り、連結ピン24を支点として基板支えガイド11を回
動させ、傾斜角度の微調整を行なうことができる。
【0022】図5乃至図7に、本発明の別の実施例によ
る基板支えガイド11の上昇、下降、傾斜機構の構成を
示す。図5に示す実施例では、1対のリンクアーム41
の中間点を支点ピン42を介して台座2に回動可能に支
持し、リンクアーム41の下端をロッド43で駆動する
ようにした。ロッド43は台座2に取り付けられた3個
の軸受44により矢印A−A方向に移動可能に支持され
ており、ロッド43の右端には外径ネジが形成されてい
る。ロッド43の外径ネジには、高さ調整ネジ4が螺着
されており、ネジ4は右端の軸受44により軸方向の移
動が係止されている。
【0023】リンクアーム41の下端の4面には、長孔
41a、41bがそれぞれ貫通して設けられており、一
方の長孔41aには、ロット43が貫通している。また
他方の長孔41bには、ロッド43の外周に突出して設
けられた連結ピン45が係合しており、高さ調整ネジ4
4を回転することによりロッド43が矢印A−A方向に
移動し、支点42を中心としてリンクアーム41を矢印
B−B方向に回動するようになっている。リンクアーム
41のうち左側のリンクアーム41の上端は、リンクア
ームピン45を介して基板支えガイド11に回動可能に
連結されている。また、右側のリンクアーム41の上端
は、傾斜調整ネジ46を介して基板支えガイド11に回
動及び昇降可能に連結されている。なお、図5に示す符
号47は、ロッド43の回転を係止するロックネジであ
る。
【0024】本実施例によっても、前記各実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0025】なお、基板支えガイド11の傾斜機構を図
6または図7に示すように構成してもよい。図6におい
て、図5に示すリンクアーム41の上端に切欠部41c
と角孔41dを形成し、切欠部41cにロレットナット
51を回転自在に、かつ軸方向の移動を係止して装着す
る。またロレットナット51の中心にはネジ軸52が螺
合され、ネジ軸52の上端には八角柱状のブロック53
が固定されている。ブロック53は角孔41d内に上下
動可能に装着されており、連結ピン54を介して基板支
えガイド11に連結されている。
【0026】本実施例によれば、ロレットナット51を
回転することによりネジ軸52を上下動させ、ブロック
53及び連結ピン54を介して、連結ピン45を支点と
して基板支えガイド11を回動させることにより、ガイ
ド11の傾斜角を調整することができる。
【0027】また図7に示すように、リンクアーム41
の上端にレバー55を回動可能に設け、レバー55の先
端に偏心して円板56を固定し、基板支えガイド11に
形成された角孔57に円板56を嵌合し、レバー55の
回動により基板支えガイド11を昇降移動させてもよ
い。
【0028】次に図8を参照して、本発明の一実施例に
よる基板押圧機構の構成を説明する。図8において、図
1に示す実施例の部分に対応する部分には同一の符号を
付してあり、その説明は適宜省略する。装置本体の両側
に設けられ、本体チェーン16を案内するガイドレール
15には、左右対称の位置に切込部15aが形成されて
いる。また、切込部15aに近接してガイドレール15
上にブラケット61が固定されており、ブラケット61
には、上下アーム62の基端が回動可能に連結されてい
る。上下アーム62の先端には、それぞれ軸63が設け
られており、軸63には、動力伝達スプロケット64及
び回転押えローラ65が一体的に同心状に回転自在に支
持されている。
【0029】動力伝達スプロケット64は、本体チェー
ン16と係合して回転力が与えられ、スプロケット64
と一体に組み込まれた押えローラ65も回転する。基板
14の下面は、本体チェーン16の内側に延長されたピ
ン66上に支持されており、基板14の上面には回転押
えローラ65が当接し、自重により回転送りを行なう。
また上下アーム62には、ウエイトネジ67が着脱可能
に取り付けられており、ブラケット61には、ウエイト
ネジ61に係合して押えローラ65の高さを規制する高
さ調整ネジ68が軸方向に移動可能に装着されている。
【0030】本実施例によれば、基板14が変形により
本体チェーン16のピン66から浮いた場合に、アーム
62の円弧運動により押えローラ65が基板14を上面
から押えるので、基板浮きの発生を防止することができ
る。また基板14の幅方向中心を支持する基板支えガイ
ド11とともに、基板14のそりの矯正を行なうことが
できる。
【0031】また、基板14の変形を少くすることがで
きるので、基板14を製品に組み込み易くなり、しかも
半田の他回路への流れ込みや回路の断線の発生を防止で
きる。さらに、押えローラ65が基板14を押圧する荷
重は、ウエイトネジ67を交換することにより容易に調
整することができる。また、押えローラ65で基板14
を押圧する必要のない場合には、高さ調整ネジ68を前
進させてウエイトネジ67と係合させることにより、押
えローラ65を押し上げて下降端の位置決めを行なうこ
とができる。しかも、基板14は搬送チェーン13に設
けられた幅の狭い突起部13aに支持されているので、
基板14と突起部13aとが線接触となり、電子部品に
応力が加わることを防止できる。
【0032】図9及び図10に、本発明の別の実施例に
よる基板押圧機構の構成を示す。本実施例は図8に示す
上下アーム62及び回転押えローラ65の代りに、キャ
タピラ式ローラチェーン71を用いたものである。ロー
ラチェーン71は無端ループ状となっており、1対のス
プロケット72間に張架されている。スプロケット72
は、動力伝達スプロケット64の軸63に固定されて回
転力の伝達が行なわれる。またチェーン71の各部の外
側にはトップローラ73が回転自在に支持されており、
トップローラ73が基板14の上面を押圧している。こ
のときの押圧荷重は、図10に示すように、スプリング
74によって回動付勢されているレバー75の先端にロ
ーラ76を設け、ローラ76により矢印Dで示す方向に
チェーン71を押圧することにより与えられる。
【0033】本実施例によっても、図8に示す実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0034】なお、図1、2、5に示す符号18は、搬
送チェーン13を走行駆動するスプロケットであり、符
号19は、スプロケット18の中心に嵌合してスプロケ
ット18を回転駆動するスプライン軸である。
【0035】図11乃至図13に、本発明の一実施例に
よる駆動力伝達機構の構成を示す。これらの図におい
て、図1に示す実施例の部分と対応する部分には同一の
符号を付してある。台座2の中心下部には切欠部81が
形成されており、切欠部81を中心として円形の凹部8
2が形成されている。また凹部82内には、上下1対の
扇形の無給油スラストワッシヤ83がねじ止めされてい
る。台座2の表面には、凹部82と等しい半径の軸受面
84aを有する上下1対の軸受84がねじ止めされてお
り、上下1対の軸受84はピン85により同心状に位置
決めされている。また軸受84の軸受面84aの外側
は、縮径された軸受面84bとなっている。
【0036】回転軸86は、直径上において軸方向に2
分割されており、一端の拡径部86aの外周が軸受84
の拡径された軸受面84aに嵌合している。また拡径部
86aの端面はスラットワッシャ83に摺接している。
さらに拡径部86aの内周には段差部86bが同心状に
形成されており、段差部86b内には半円弧状に2分割
された押え板87が同心状にねじ止めされている。また
2分割された回転軸86はピン88を介して同心状に位
置決めされており、ねじ孔86cを介して図示しないね
じにより一体に固定されている。そして回転軸86の外
周は軸受84の軸受面84bに嵌合している。
【0037】回転軸86の内周面には、直交する直径上
において軸方向に4個の突起部86dが設けられてお
り、各突起部86d間にはそれぞれ扇形の分割スプライ
ンナット89が嵌合されている。分割スプラインナット
89の中心にはスプライン軸19が挿通されており、分
割スプラインナット89の内周には、図12に示すよう
に、スプライン軸19の外周に形成された歯19aと噛
合するそれぞれ3個の歯89aが形成されている。
【0038】回転軸86の外側の端面には、段差部86
eが同心状に形成されており、段差部86eには、直径
上で2分割されたスプロケット18が同心状に嵌合され
ている。またスプロケット18は、回転軸86の段差部
86eの端面に立設されたピン90により同心状に位置
決めされる。さらにスプロケット18の外側の面には、
2分割されたスプロケット締付け板91が設けられてお
り、図示しないねじにより締付け板91及びスプロケッ
ト18が回転軸86の段差部86eの端面に、同心上に
締め付け固定されている。そして分割スプラインナット
89は押え板87と締付け板91との間に挟持され、脱
落が防止されている。
【0039】次に、本実施例の作用を説明する。スプラ
イン軸19の外周に形成された歯19aと分割スプライ
ンナット89の内周に形成された歯89aとが噛合して
いるので、図示しない駆動源によって回転駆動されるス
プライン軸19の回転力は分割スプラインナット89に
伝達される。また分割スプラインナット89の両側面8
9bは回転軸86の内周に形成された突起部86dに当
接しているので、分割スプラインナット89の回転力は
回転軸86に伝達される。
【0040】このとき図13に示すように、分割スプラ
インナット89が扇形に形成されているので、ナット8
9に伝達される回転力Fの分力Faは外側に作用する。
この結果、分割スプラインナット89がスプライン軸1
9を締め付ける力が作用せず、常に歯19aと歯89a
の側面が接触し、かじりが発生することはない。また分
割スプラインナット89から回転軸86に伝達される回
転力により、回転軸86は内側へ移動しようとする。し
かしこのスラスト荷重は軸受84によって受け止められ
るので、スプライン軸19に負荷がかかることはない。
【0041】本実施例によれば、スプロケット18、ス
ラストワッシャ83、軸受84、回転軸86、押さ板8
7及びスプロケット締付け板91をそれぞれ2分割と
し、分割スプラインナット89を4分割としたので、装
置本体を分解することなく駆動力伝達機構を容易に取り
外すことができる。この結果、台座2とともに基板支持
機構を容易に装置本体から取り外すことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3に
記載の基板支持機構によれば、基板を支持して搬送する
搬送チェーンが設けられた基板支持部材を昇降駆動し、
基板の両側を押圧するようにしたので、熱などによる基
板の変形を容易に矯正することができる。また基板支持
部材の傾斜を調整できるようにしたので、基板の搬送方
向先端のだれの発生を防止することができる。この結
果、基板の変形の発生を防止し、基板の製品への組み込
みを容易にし、しかも半田の他回路への流れ込みや回路
の断線の発生を防止できる。
【0043】また請求項4、5に記載の基板支持機構に
よれば、搬送チェーンを駆動する駆動部材をスプライン
軸に対して分割可能としたので、装置本体を分解するこ
となく駆動力伝達機構を容易に取り外すことができ、基
板支持機構も装置本体から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板支持機構の一実施例の構成を示す
斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の脚部の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の傾斜調整機構の一例の構成を示す斜視
図である。
【図7】本発明の傾斜調整機構の他の一例の構成を示す
斜視図である。
【図8】本発明の基板押圧機構の一例の構成を示す斜視
図である。
【図9】本発明の基板押圧機構の他の一例の要部の構成
を示す斜視図である。
【図10】図9のローラチェーン押圧機構を示す正面図
である。
【図11】本発明の一実施例による駆動力伝達機構の構
成を示す分解斜視図である。
【図12】図11のスプライン軸と分割スプラインナッ
トとの構成を示す正面図である。
【図13】図12の分割スプラインナットに作用する回
転力を示す説明図である。
【符合の説明】
1 装置本体 4 調整ネジ 9 リンクアーム(リンク機構) 11 基板支えガイド(基板支持部材) 13 搬送チェーン 14 基板 18 スプロケット 19 スプライン軸 62 アーム 65 ローラ 84 軸受 86 回転軸 89 スプラインナット
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】 請求項1乃至3に記載の基板支持機構におい
ては、調整ネジ4を回転することによりリンクアーム9
が回動し、基板支えガイド11を昇降駆動させることが
でき、基板14の幅方向中心を支持して基板14の高さ
の微調整を行なうことができる。また、傾斜角調整手段
により基板支えガイド11の傾斜角を調整することがで
き、基板14の搬送方向先端のだれの発生を防止するこ
とができる。さらに、一端が装置本体1に回動可能に取
り付けられたアーム62の他端にローラ65が装着され
ており、ローラ65により基板14の上面両側を押圧し
て、基板支えガイド11とともに基板14のそりの発生
を防止することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 動力伝達スプロケット64は、本体チェ
ーン16と係合して回転力が与えられ、スプロケット6
4と一体に組み込まれた押えローラ65も回転する。基
板14の下面は、本体チェーン16の内側に延長された
ピン66上に支持されており、基板14の上面には回転
押えローラ65が当接し、自重により回転送りを行な
う。また上下アーム62には、ウエイトネジ67が着脱
可能に取り付けられており、ブラケット61には、ウエ
イトネジ67に係合して押えローラ65の高さを規制す
る高さ調整ネジ68が軸方向に移動可能に装着されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 本実施例によれば、スプロケット18、
スラストワッシャ83、軸受84、回転軸86、押え板
87及びスプロケット締付け板91をそれぞれ2分割と
し、分割スプラインナット89を4分割としたので、装
置本体を分解することなく駆動力伝達機構を容易に取り
外すことができる。この結果、台座2とともに基板支持
機構を容易に装置本体から取り外すことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に取り付けられ、基板を支持し
    て搬送する搬送チェーンが設けられた基板支持部材を有
    する基板支持機構であって、 前記基板支持部材を昇降する昇降駆動手段と、 前記基板支持部材の傾斜角を調整する傾斜角調整手段
    と、 前記搬送チェーン上に前記基板を押圧する押圧手段とを
    備えることを特徴とする基板支持機構。
  2. 【請求項2】 昇降駆動手段は、装置本体と基板支持部
    材とを連結するリンク機構と、 前記リンク機構を回動する調整ネジとを備えることを特
    徴とする請求項1記載の基板支持機構。
  3. 【請求項3】 押圧手段は、一端が装置本体に回動可能
    に取り付けられたアームと、 アームの他端に回転可能に装着されたローラとを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の基板支持機
    構。
  4. 【請求項4】 搬送チェーンを駆動するスプロケット
    と、前記スプロケットを同心状に固定する回転軸と、 前記回転軸を回転自在に支持する軸受とをそれぞれ2分
    割としたことを特徴とする請求項1または2または3記
    載の基板支持機構。
  5. 【請求項5】 回転軸の内周と回転軸の中心に挿通され
    たスプライン軸との間に、内周が前記スプライン軸に噛
    合し、外周が前記回転軸の内周に係止され、しかも周方
    向に複数個に分割されたスプラインナットを設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載
    の基板支持機構。
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