JPH05335076A - 高周波加熱装置の安全装置 - Google Patents

高周波加熱装置の安全装置

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JPH05335076A
JPH05335076A JP13829492A JP13829492A JPH05335076A JP H05335076 A JPH05335076 A JP H05335076A JP 13829492 A JP13829492 A JP 13829492A JP 13829492 A JP13829492 A JP 13829492A JP H05335076 A JPH05335076 A JP H05335076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
door
switches
high frequency
closed
Prior art date
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Pending
Application number
JP13829492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Fujitani
善友 藤谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13829492A priority Critical patent/JPH05335076A/ja
Publication of JPH05335076A publication Critical patent/JPH05335076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、扉の開閉に応動し高周波の発生を
制御する高周波加熱装置の安全装置に関するもので、ス
イッチの機械的・電気的性能を向上させ、装置の信頼性
及び安全性を向上させることを目的としたものである。 【構成】 食品を収納して加熱する加熱室1の加熱室開
口面2に開閉自在に扉3を設け、スイッチ取付板6上
に、扉3の動きに応じて回動するスイッチレバー7及び
スイッチ8、9を装着し、スイッチレバー7と一体に形
成された作動片12により、スイッチの8、9のアクチ
ュエータ12、13を押圧する構成で、作動片12が弾
性変形することにより閉扉時の衝撃が吸収されるという
特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉の開閉に応動し高周
波の発生を制御する高周波加熱装置の安全装置に関する
ものである
【0002】
【従来の技術】従来、高周波加熱装置の安全装置の構成
は図3に示すように、加熱室1の開口部に開閉自在に扉
2を設け、閉扉時は扉2の裏面が加熱室1開口部周囲の
前板3と接触している。扉2裏面には突起4があり、前
板3の開孔部5を貫通し本体内に突出している。一方、
本体内部のスイッチ取付板6上にはスイッチレバー7と
スイッチ8及び9が取り付けられている。スイッチレバ
ー7は回転軸10を中心に回動し、スイッチ8及び9は
ネジ11でスイッチ取付板6に固定されている。今、扉
2を閉めると、突起4はスイッチレバー7を回転移動さ
せ、スイッチレバー7の一部で形成した作動片12がス
イッチ8及び9のそれぞれのアクチュエータ13及び1
4を押圧しスイッチ8及び9が作動する。
【0003】図4は回路図を示し、15及び16はスイ
ッチ8及び9の接点であり、17は操作盤に組み込まれ
た加熱時間を制御するタイマーの接点である。今、加熱
室1に食品を入れ、タイマーで加熱時間を設定すると接
点17が閉じる。次に扉2を閉じると接点15及び16
が閉じ電源装置18に通電されて高周波発生装置19が
駆動し高周波が発生する。
【0004】この状態から扉2を数mm開くと突起4に
よる付勢状態が解除されるので、アクチュエータ13及
び14の復帰力によりスイッチレバーは元の位置に戻
り、スイッチ8および9の接点15及び16が開き、電
源装置18への通電が停止して高周波の発生が止まると
いう構成である。
【0005】20はモニタースイッチで、接点15及び
16の溶着などの異常を検出するスイッチである。この
モニタースイッチ20は、扉2の動きに連動して閉扉時
は接点が開き、開扉時は接点15及び16が開いた後に
閉じる構成となっている。もし、スイッチ15及び16
に異常が発生すれば、開扉時に閉回路が形成されヒュー
ズ21を溶断させるので、扉が開いた状態での高周波の
発生という異常状態の発生を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、電波漏洩量を法律で定められた規格値以下
にするためには、接点15及び16が開くまでの扉2の
移動距離はできるだけ小さい方が良く、そのためには扉
2の微小な動きに応動する構成が必要であった。
【0007】また、扉2を前板3に密着させようとする
ためのバネの力と、扉2をスムーズに軽く開くための力
と、アクチュエータ13及び14の反発力とのバランス
及び扉2の電波減衰性能の関係から、突起4と回転軸1
0までの距離とアクチュエータ13及び14から回転軸
までの距離がほぼ等しくなっている。
【0008】このような構成では、接点15及び16の
作動特性から、閉扉時は作動片12が完全にスイッチ8
及び9の本体に当りアクチュエータ13及び14が押し
込まれる状態でないと余裕のある動作性能が得られな
い。特に、加熱時の熱の影響による歪により扉2と前板
3との隙間が生じることも考えられるため、性能を保証
するためにはこのような構成が必要であった。
【0009】ところが、扉2はいつもソフトに操作され
るとは限らず、衝撃的に閉じられる場合がある。このよ
うな時、扉2の衝撃がスイッチレバー7を介してスイッ
チ8及び9に伝わることになる。スイッチに加わる衝撃
の大きさは数十G(Gは重力の加速度)という値が観測
されていて、スイッチの機械的・電気的性能に悪影響を
与えていた。具体的には、(1)アクチュエータのよう
な摺動する部品が早く摩耗し、スイッチの動作力やスト
ロークが変化して機械的寿命が短くなる。(2)スイッ
チ内部の可動接点をスナップアクションさせるためのバ
ネ材が劣化しやすくなり、接点圧減少による発熱の原因
となる。(3)衝撃により可動接点がバウンシングし、
接点圧低下による接点の溶着が発生しやすくなる。
(4)図4の回路図からも判るように、発信中に上述の
(3)項の原因により接点15及び16が溶着し、扉を
開くことによりより閉回路が形成されヒューズ21が切
れるという現象が生じやすいなどの課題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、閉扉
時の衝撃をスイッチレバーの操作片で吸収させることを
第1の目的としている。
【0011】第2の目的は、閉扉時の衝撃をスイッチ取
付板のスイッチ装着部で吸収させことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明はスイッチレバーの操作片が閉扉時の
衝撃で弾性変形する構成としたものである。
【0013】また、第2の目的を達成するために、本発
明はスイッチ取付板のスイッチ装着部が閉扉時の衝撃に
より弾性変形する構成としたものである。
【0014】
【作用】本発明の高周波加熱装置の安全装置は、上記構
成によって、扉を強く閉めた時の衝撃力はスイッチレバ
ーを介してアクチュエータを押圧し、さらにスイッチ本
体に達するが、操作片がスイッチ本体に当たると弾性変
形し衝撃力を吸収するので,スイッチ本体へ伝わる衝撃
力を減衰させることができる。
【0015】また、扉を強く閉めた時の衝撃力はスイッ
チレバーを介してアクチュエータを押圧し、さらにスイ
ッチ本体に達するが、スイッチの装着部が弾性変形して
衝撃を吸収するので、スイッチ本体へ伝わる衝撃力を減
衰させることできる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0017】図1及び図2において、加熱室1の開口部
に開閉自在に扉2を設け、閉扉時は扉2の裏面が加熱室
1開口部周囲の前板3と接触している。扉2裏面には突
起4があり、前板3の開孔部5を貫通し本体内に突出し
ている。一方、本体内部のスイッチ取付板6上にはスイ
ッチレバー7とスイッチ8及び9が取り付けられてい
る。スイッチレバー7はポリアセタールなどの樹脂で形
成され回転軸10を中心に回動する。閉扉時にスイッチ
8及び9のアクチュエータ13及び14を押圧しスイッ
チを作動させる作動片12がスイッチレバー7と一体に
形成されている。作動片12はスイッチレバー7の回転
軸10を中心としてほぼ放射状に突出する腕状となって
いる。
【0018】一方、スイッチ8及び9はそれぞれ一対の
装着用の爪11により挟持されている。この装着用爪1
1は、ポリアセタールやPBTなどの樹脂材料からなる
スイッチ取付板と一体に形成され、爪11の一つはスイ
ッチ8及び9のアクチュエータ13及び14にほぼ対向
する位置に設けられている。爪11の先端部にはスイッ
チ8及び9装着後の脱落防止及び浮き防止のための突起
11Aが設けられている。根元部11Bはスイッチ取付
板6のスイッチ8及び9を受ける面よりも1mm〜3mm程度
内部から立ち上がり、爪11の先端部11Aは内側に傾
斜してスイッチと当接し、根元部11Bには隙間a(約
0.5mm〜1mm程度)を設けている。爪11の有効長bはス
イッチの厚さcよりも長くなっている。この構成は、爪
11を容易に弾性変形させる作用がある。また、爪11
の根元部11Bは逆T字状に形成され薄肉部11C(厚
さ1mm〜2mm程度、長さ2mm〜5mm)を設けている。この薄
肉部11Cはスイッチ取付板6に接続している。この構
成も、爪11が容易に弾性変形させる作用がある。さら
に、スイッチ8及び9の外周部には位置決めのためのリ
ブ11Dがあり、スイッチ8及び9との間には隙間d
(約0.5mm〜1mm程度)を設けている。
【0019】本発明の一実施例における電気的な動作
は、従来例で示した図4の回路図と同じ動作であるため
説明を省略する。
【0020】次に上記一実施例の構成における作用を説
明する。扉2を閉めると、突起4はスイッチレバー7を
回転移動させ、スイッチレバー7と一体に形成した作動
片12がスイッチ8及び9のそれぞれのアクチュエータ
13及び14を押圧しスイッチ8及び9が作動し、図4
の回路図における接点15及び16が閉じ電源装置18
に通電されて高周波発生装置19が駆動し高周波が発生
する。
【0021】この状態から扉2を数mm開くと突起4に
よる付勢状態が解除されるので、アクチュエータ13及
び14の復帰力によりスイッチレバーは元の位置に戻
り、スイッチ8および9の接点15及び16が開き、電
源装置18への通電が停止して高周波の発生が止まる。
【0022】今、扉2を衝撃的に閉めると、スイッチレ
バー7が高速で回転し作動片12がスイッチ8及び9本
体に衝突する。しかし、作動片12はスイッチ取付板6
から放射状に突出した細長い腕状をなしているので、衝
突と同時に作動片12が弾性変形し衝撃を吸収する。こ
の結果スイッチ8及び9には扉2の衝撃的な動きが十分
減衰した状態で伝わるように作用し、従来問題となって
いたスイッチへの悪影響を取り除くことができるという
効果がある。
【0023】次に、扉2を衝撃的に閉めると、スイッチ
レバー7が高速で回転し作動片12がスイッチ8及び9
本体に衝突する。この時、スイッチ8及び9を挟持する
爪11と、爪11根元部11Bの逆T字状の薄肉部11
Cの構成が弾性的に変化し衝撃力を吸収する。この時ス
イッチは、スイッチ取付板6のリブ11Dに当たるまで
移動して止まる。衝撃が消えた時点で、スイッチは爪の
持つ復元力により元の位置に戻る。この構成により、ス
イッチ8及び9には扉2の衝撃的な動きが十分減衰した
状態で伝わるように作用するので、従来問題となってい
たスイッチへの悪影響を取り除くことができるという効
果がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置の安全装置によれば、次の効果が得られる。 (1)アクチュエータのような摺動する部品の摩耗を防
止し、スイッチの動作力やストロークの変化を抑えるの
で機械的寿命長くなり信頼性が向上する。 (2)スイッチ内部への衝撃が減少するので、可動接点
をスナップアクションさせるためのバネ材の劣化を防止
できるので、接点圧減少による発熱という問題がなくな
り信頼性が向上する。 (3)衝撃による可動接点のバウンシングという現象が
なくなるので、接点の溶着という問題がなくなる。 (4)接点溶着によるヒューズ切れ、という問題がなく
なり安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の安
全装置の平面図
【図2】(a)図1の爪部の拡大平面図 (b)A−A’線断面図 (c)B−B’線断面図
【図3】従来の高周波加熱装置の安全装置の平面図
【図4】高周波加熱装置の回路図
【符号の説明】 1 加熱室 2 扉 6 スイッチ取付板 7 スイッチレバー 8 スイッチ 9 スイッチ 11 爪 12 作動片 13 アクチュエータ 14 アクチュエータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納して加熱する加熱室と、加熱室
    に高周波を供給する高周波発生装置と、高周波発生装置
    を駆動する電源装置と、前記加熱室開口面に開閉自在に
    設けた扉と、前記扉の動きに応じて回動するスイッチレ
    バーと、前記スイッチレバーと一体に形成された作動片
    と、閉扉時に前記作動片によりアクチュエータが押圧さ
    れ高周波の発生を制御するスイッチと、前記スイッチレ
    バー及び前記スイッチを装着するスイッチ取付板とから
    なり、前記スイッチレバーの作動片が弾性変形する構成
    とした高周波加熱装置の安全装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチ取付板のスイッチ装着部が弾
    性変形する構成とした請求項1に記載の高周波加熱装置
    の安全装置。
JP13829492A 1992-05-29 1992-05-29 高周波加熱装置の安全装置 Pending JPH05335076A (ja)

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JP13829492A JPH05335076A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 高周波加熱装置の安全装置

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JP (1) JPH05335076A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100747814B1 (ko) * 2004-12-27 2007-08-08 엘지전자 주식회사 오븐도어 개폐 감지장치
CN104406207A (zh) * 2014-10-28 2015-03-11 合肥荣事达三洋电器股份有限公司 一种侧拉式开门微波炉的保护装置

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