JPH05334270A - 構成制御方式及び複合情報処理システム - Google Patents

構成制御方式及び複合情報処理システム

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JPH05334270A
JPH05334270A JP13956192A JP13956192A JPH05334270A JP H05334270 A JPH05334270 A JP H05334270A JP 13956192 A JP13956192 A JP 13956192A JP 13956192 A JP13956192 A JP 13956192A JP H05334270 A JPH05334270 A JP H05334270A
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JP13956192A
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English (en)
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Michinori Shinkai
理規 新開
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】仮想計算機を含む複合情報処理システムに関
し、その構成を変更するための手段を提供することを目
的とする。 【構成】構成変更に先立ち、論理的接続の切断を指示す
る実計算機2から、論理的接続を切断される仮想計算機
6へ、少なくともその切断指示の発信元を識別するため
の情報を含む構成変更予告情報を、予め通知するための
手段と、論理的接続が切断されようとする仮想計算機6
に対して、正常に前記構成変更予告情報が通知されたと
いうことが、前記実計算機2によって確認された後に、
構成変更を行なうための手段とを設けることにより構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想計算機をその構成
に含む複合情報処理システムにおける柔軟なシステム構
築機能の実現手段に係る。複数の情報処理システムを結
合し、協調処理を行なう複合情報処理システムは、その
設備経費などが大きくなるので、一つの設備を論理的に
分割して用いるなどの要求が強く、柔軟な仮想複合情報
処理システムの構築機能が強く求められる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図10に示すような、実記
憶装置(以下、「R−SSU」という。)201を共有
する実複合情報処理システム(以下、「R−SCMP」
という。)200において、そのシステムを構成する複
数の実計算機(以下、「RM」という。)202〜20
4のうち、ひとつまたは複数に仮想計算機(以下、「V
M」という。)を構築する場合がある。
【0003】図11に示すように、ひとつの[R−SC
MP]200に、論理的に複数の仮想複合情報処理シス
テム(以下、「V−SCMP」という。)205,20
6が構築される場合には、各々のV−SCMP、すなわ
ち[V−SCMP1]205,[V−SCMP2]20
6それぞれに、論理的に独立した構成制御が求められ
る。
【0004】具体的に、[V−SCMP1]205の構
成変更の影響が、[V−SCMP2]206に影響して
はならないし、[V−SCMP2]206の構成変更の
影響が、[V−SCMP1]205に影響してはならな
い。
【0005】従って、例えば[RM2]203に構築さ
れている[VM1]209が使用する[R−SSU]2
01と[RM2]203との論理的接続状態の変更は、
同じ[RM2]203に構築されている他の[VM2]
210による論理的動作に支障をきたさないようにす
る。これは、仮想計算機モニタ(以下、「VMM」とい
う。)211によって制御される。
【0006】図11において、[R−SSU]201
は、論理的に二つの領域に分割されており、[R−SS
U]201には、ふたつの仮想記憶装置(以下、「V−
SSU」という。)207,208が形成されている。
【0007】[RM1]202と、[RM2]203上
に構築された[VM1]209とが、[R−SSU]2
01に構築された[V−SSU1]207を共有し、
[V−SCMP1]205を実現している。
【0008】また、[RM2]203に構築された[V
M2]210と、[RM3]204とは、[R−SS
U]201に構築された[V−SSU2]208を共有
し、[V−SCMP2]206を実現している。
【0009】[R−SSU]201を論理的に複数の領
域に分割する手段としては、領域の基底及び上限をレジ
スタを用いて制限する方法や、アドレス変換テーブルを
共有して、実記憶空間を論理的に分割する方法などがあ
る。
【0010】図12は、図11示した複合情報処理シス
テムの論理的構成を示したものである。図12におい
て、[V−SCMP1]205では、[RM1]202
と[VM1]209とが、共に[V−SSU1]207
に論理的に接続されている。同様に、[V−SCMP
2]206では、[VM2]210と[RM3]204
とが、共に[V−SSU2]208に接続されている。
【0011】ここで、[V−SCMP1]205に属す
る[RM1]202が、[V−SCMP1]205の構
成を変更し、[VM1]209と[V−SSU1]20
7との論理的接続の切断を行なう場合について考える。
【0012】このとき、図13に示すように、[RM
1]202が、[RM2]203と[R−SSU]20
1との論理的接続を切断すれば、[V−SCMP1]2
05における[VM1]209と[V−SSU1]20
7との論理的接続を、切断することができる。
【0013】しかし、[R−SSU]201と[RM
2]203との実接続パスは、[V−SCMP2]20
6の[VM2]210と[V−SSU2]208との論
理的接続パスと共用されている。そのため、実際には、
[RM1]202が、[VM1]209と[R−SS
U]201との論理的接続を切断するという操作は許さ
れない。
【0014】そこで、[VMM]211が[VM1]2
09と[V−SSU1]207間のアクセス及び通信を
全てインターセプトし、論理的にバスが切断されている
状態を、[V−SCMP1]205に対してシミュレー
トする。こうすることによって、[V−SCMP1]2
05において[V−SSU1]207と[VM1]20
9との論理的接続が断たれたように見せる。
【0015】しかし、R−SSUの構成制御機構に、複
数のV−SCMPに対して、その論理的接続状態を制御
する機構を設けようとすると、その物量が増大すると共
に、VM環境で強く求められる柔軟なシステム構築に制
限を加えるものとなる。
【0016】そのため、R−SSUには、特にV−SC
MPという形態を意識した機構は設けず、全ての構成変
更は、R−SSUに接続されたRMとの論理的接続状態
の変更と見なして処理する。
【0017】そして、VMがインストールされているR
Mにおいては、このRMとR−SSUとの論理的接続状
態の切断に続いて、VMMが、自らが属するRMとR−
SSUとの論理的接続を接続状態に復旧する。その後、
VMMは、その管理下にあるV−SCMPの状態を認識
して、各V−SCMPにおけるVMとV−SSUとの接
続状態をシミュレートする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のR−SCMPに
おいて、VM環境が構築されたRMには、複数のVMが
置かれる。しかし、その複数のVMで、異なるV−SC
MPを構成しようとする場合、次のような問題点を生じ
る。
【0019】図12において、[V−SCMP1]20
5、又は[V−SCMP2]206に閉じた構成制御処
理を正確に行なうためには、[VMM]211が、構成
変更指示の発行元を識別する必要がある。
【0020】その理由は、[RM2]203と[R−S
SU]201との間の論理的接続が切断された場合にお
いて、その切断の要因が、[V−SCMP1]205内
での構成変更処理の結果であるのか、それとも[V−S
CMP2]206内での構成変更処理の結果であるのか
が、[RM2]203の[VMM]211にとっては不
明確であることに起因する。
【0021】しかし、従来のR−SSUは、前記理由に
より、V−SCMPを実現するために特別な機構を備え
ていない。そのため、各RM又はVMは全て、R−SC
MP上にはひとつのV−SCMPがあるものとして、R
−SSUと各RMとの論理的接続状態を変更する。
【0022】論理接続の変更前の情報と、変更後の情報
とから、どのV−SCMPが、どのような変更を行ない
たいのかを推測することは不可能ではないが、その推測
論理は複雑である。また、結果として複数の構成変更ケ
ースが該当する場合もあり、実用的ではない。
【0023】つまり、構成の変更が行なわれた結果から
の推測で、仮想論理接続の状態と実論理接続の状態とを
制御することは、確実性と性能との観点から、とても良
い方法とは言えない。
【0024】そのため、事実上V−SCMPの構成要素
として利用できるVMは、実用面、及び信頼性の面から
ひとつしか構成することができない。すなわち、R−S
CMPに、V−SCMPはひとつしか構成することがで
きない。
【0025】つまり、V−SCMPを構成できるVMは
ひとつに限定されることになる。よって、従来におい
て、RMにVM環境を導入する利点は、V−SCMPを
構成しつつ、V−SCMPとは独立したVMを生成する
ことができるという点のみであった。
【0026】以下、理解を容易にするため、図を使っ
て、これらの問題点について具体的に説明する。図13
は、[V−SCMP1]205、[V−SCMP2]2
06、及びその構成要素を、実際の装置の形態からは独
立した概念的なものとして表現している。図14は、図
13との対比のために、実装置の形態例を表わしてい
る。
【0027】図13において、[V−SSU1]207
と[VM1]209とを結ぶ経路、並びに[V−SSU
2]208と[VM2]210とを結ぶ経路は、図14
に示すように[R−SCMP]200においては、物理
経路を共有している。
【0028】つまり、図13において、[V−SSU
1]207と[VM1]209とを結ぶ経路を切断する
という処理は、図14においては、[R−SSU]20
1と[RM2]203との物理経路を切断するという操
作である。
【0029】その切断の結果は、図13において、[V
−SSU1]207と[VM1]209とを結ぶ経路と
と共に、この経路と物理経路を共有している[V−SS
U2]208と[VM2]210とを結ぶ経路をも切断
してしまうこととなる。
【0030】この時、[V−SCMP1]205におい
て、[VM1]209が[V−SSU1]207にアク
セスを行なった場合、このアクセスは、アクセス例外と
して認識される。しかしながら、このアクセス例外は、
なんら矛盾を生じない。
【0031】また、同様に、[V−SCMP2]206
に属する[VM2]210が[V−SSU2]208に
アクセスした場合、同じようにアクセス例外が生じる。
このアクセス例外は、問題である。
【0032】なぜならば、論理的に、[V−SSU2]
208と[VM2]210とを結ぶ経路の切断操作は行
なわれていないので、[VM2]210は、[V−SS
U2]208へ正常にアクセスをすることができなくて
はならないからである。
【0033】この問題点を解決するために、まず、図1
4に示す[RM2]203では、[VMM]211が、
[R−SSU]201と[RM2]203との接続経路
を復旧する。
【0034】それから、[VMM]211は、[VM
1]209へは[R−SSU]201と[RM2]20
3との経路が切断されたように、アクセス例外をシミュ
レートする。また、[VM2]210から[R−SS
U]201へのアクセスは正常に行なわせるように制御
する。
【0035】しかし、[RM2]203上の[VMM]
211は、[R−SSU]201と[RM2]203と
の間の経路が切断されたことを、その切断時に認識する
ことはできない。[VMM]211は、[VM1]20
9あるいは[VM2]210からの[R−SSU]への
アクセスがアクセス例外として報告されたことで初めて
その切断を認識するのである。
【0036】つまり、[VMM]211が、[R−SS
U]201からの切断に関して認識できることは、[R
M2]203と[R−SSU]201との接続経路が、
何者かによって切断されたという結果のみである。
【0037】従って、[VM1]209を、以後[R−
SSU]201へのアクセス不能とすれば良いのか、
[VM2]210を、以後[R−SSU]201へアク
セス不能とすれば良いのか、判断することはできない。
【0038】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
て為されたものであり、実計算機上に形成される仮想計
算機をその構成要素として含む仮想複合情報処理システ
ムが構築されている場合において、その論理的接続状態
の柔軟な構成変更を実現するための手段を提供すること
を目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段にて達成さ
れる。
【0040】すなわち、請求項1の発明は、情報処理を
行なう複数の実計算機と、この複数の実計算機によって
共用される実共有記憶装置と、実計算機どうしを結ぶ通
信手段とを有し、情報の共有と情報の通信をすること
で、複数の実計算機による協調処理を行なうことがで
き、その少なくともひとつの実計算機は、少なくともひ
とつの仮想計算機と、この仮想計算機を管理する仮想計
算機モニタとを有し、また、前記実共有記憶装置は、少
なくともひとつの仮想共有記憶装置を有すると共に、仮
想計算機と実計算機とを結ぶ、及び仮想計算機と仮想計
算機とを結ぶ通信手段を設けることで、複数の実計算機
及び仮想計算機による協調処理を行なうことができ、複
数の実計算機及び仮想計算機による協調処理を行なう場
合においては、実計算機及び仮想計算機を適当に分割す
ることで、ひとつ又は複数の実計算機及び仮想計算機を
有する複数の異なる情報処理システムによる、複数の異
なる協調処理を行なうことができ、前記ひとつ又は複数
の実計算機及び仮想計算機を有するあるひとつの情報処
理システムは、任意の実計算機又は仮想計算機の論理的
接続状態を変更する手段を設けることによって、柔軟に
その構成を変更することができる、少なくともひとつの
仮想計算機を含む複合情報処理システムにおいて、実計
算機又は仮想計算機の構成変更に先立ち、構成を変更さ
せようとする実計算機、又は構成を変更させようとする
仮想計算機が属する実計算機から、論理的接続を変更さ
れる実計算機、又は論理的接続を変更される仮想計算機
が属する実計算機へ、少なくともその構成変更指示の発
信元を識別するための情報を含む構成変更予告情報を、
予め通知するための手段と、論理的接続状態を変更され
る実計算機、又は論理的接続状態を変更される仮想計算
機が属する実計算機に対して、正常に前記構成変更予告
情報が通知されたということが、あるいは正常に前記構
成変更予告情報が通知される条件が成立したということ
が、構成を変更させようとする前記実計算機、又は構成
を変更させようとする仮想計算機が属する前記実計算機
によって確認された後に、構成変更を行なうための手段
とを設ける構成制御方式である。
【0041】また、請求項2の発明は、実計算機又は仮
想計算機ごとに、前記構成変更予告情報を保持するため
の固有記憶手段を設けると共に、構成変更によって複合
情報処理システムから切り離された実計算機上に仮想計
算機が構築されている場合において、その切り離しの
後、切り離された実計算機に属するいずれかの仮想計算
機による仮想共有記憶装置に対するアクセスが、例外と
して認識されることを契機に、前記固有記憶手段に保持
された構成変更予告情報が参照される前、または後に、
その仮想計算機が属する実計算機と前記実共有記憶装置
との論理的接続を、仮想計算機モニタの制御により復旧
すると共に、以後、仮想計算機モニタが、自己の管理下
にある各仮想計算機が属する各複合情報処理システムの
論理的接続情報を制御し、また前記仮想共有記憶装置の
挙動をシミュレートすることによって複合情報処理シス
テムの論理的構成制御を行なう構成制御方式である。
【0042】また、請求項3の発明は、論理的接続状態
の変更対象となる実計算機に対して、構成変更予告情報
の到達を示す割り込み制御情報を通知する場合におい
て、チャネルなどの汎用通信機構を設けて実計算機間を
通信経路で接続すると共に、構成変更指示を行なう実計
算機又は構成変更指示を行なう仮想計算機が属する実計
算機は、前記通信経路を用いて、複合情報処理システム
から切り離される又は複合情報処理システムへ再接続さ
れる実計算機に対して、構成変更予告情報を構成変更に
先立って予め通知し、切り離される又は再接続される実
計算機は、通知された構成変更予告情報を、前記固有記
憶手段に保持すると共に、構成変更予告情報の到着を示
す割り込みを受けた場合には、この割り込みを契機に構
成変更予告情報の到達を認識する構成制御方式による構
成制御機構を備える複合情報処理システムである。
【0043】また、請求項4の発明は、論理的接続状態
の変更対象となる実計算機に対して、構成変更予告情報
の到達を示す割り込み制御情報を通知する場合におい
て、システムシグナルプロセッサ命令のための機構を設
けると共に、そのシステムシグナルプロセッサ命令に
は、構成変更予告情報の到達を示すための副命令コード
を追加する構成制御方式による構成制御機構を備える複
合情報処理システムである。
【0044】また、請求項5の発明は、論理的接続状態
の変更対象となる実計算機に対して、構成変更予告情報
の到達を示す割り込み制御情報を通知する場合におい
て、構成変更を指示する実計算機又は構成変更を指示す
る仮想計算機の属する実計算機が、実共有記憶装置上に
設けた共有記憶領域に、構成変更予告情報を構成変更に
先立ち予め記憶すると共に、システムシグナルプロセッ
サ命令のための機構に、副命令コードを追加することに
より、前記共有記憶領域に構成変更予告情報が格納され
たということを、構成を変更させる側の実計算機から、
構成を変更される側の実計算機に伝え、構成を変更され
る側の実計算機は、構成変更予告情報の格納完了により
割り込みを発生すると共に、この割り込みを契機に、そ
の仮想計算機モニタが、自らが属する実計算機を実共有
記憶装置に再接続し、実共有記憶装置上に格納された前
記構成変更予告情報を認識する複合情報処理システムで
ある。
【0045】また、請求項6の発明は、論理的接続状態
の変更対象となる実計算機に対して、構成変更予告情報
の到達を示す割り込み制御情報を通知する場合におい
て、実共有記憶装置上に設ける共有記憶領域以外の、例
えば共有DASDなどの共有記憶手段に構成変更予告情
報を、構成変更に先立ち予め記憶し、システムシグナル
プロセッサ命令のための機構に、副命令コードを追加す
ることにより、前記共有記憶手段への構成変更予告情報
の格納完了を示す情報を、送信側実計算機から受信側実
計算機へ伝搬させ、これにより受信側実計算機で割り込
みを発生させ、この割り込みを契機に前記受信側実計算
機が、構成変更予告情報の前記共有記憶手段への格納を
認識すると共に、前記受信側実計算機に属する仮想計算
機モニタが、前記共有記憶手段に格納された前記構成変
更予告情報を認識することにより、必要に応じて自らが
属する実計算機を実共有記憶装置に再接続する複合情報
処理システムである。
【0046】また、請求項7の発明は、論理的接続状態
の変更対象となる実計算機に対して、構成変更予告情報
の到達を示す割り込み制御情報を通知する場合におい
て、構成を変更させる実計算機又は構成を変更させる仮
想計算機が属する実計算機は、実共有記憶装置上に設け
られた共有記憶領域に、構成変更予告情報を予め記憶
し、各実計算機及び仮想計算機は、一定時間ごとにその
領域を参照し、構成変更予告情報の宛先として指定され
ている実計算機や仮想計算機は、前記構成変更予告情報
を読み出し、これを自らが持つ前記固有記憶手段へ書き
込み、かつ、前記共有記憶領域に、構成変更予告情報を
認識したということを示す情報を記録し、他方、構成を
変更させようとする実計算機又は仮想計算機は、前記共
有記憶領域の参照の際に、構成を変更される実計算機又
は仮想計算機による構成変更予告情報の認識を検出する
と共に、これを契機に構成変更を行ない、構成を変更さ
れる実計算機に属する仮想計算機モニタは、固有記憶手
段に格納した前記構成変更予告情報を認識することによ
り、必要に応じて自らが属する実計算機を実共有記憶装
置に再接続する構成制御方式による構成制御機構を備え
る複合情報処理システムである。
【0047】また、請求項8の発明は、切断された仮想
接続経路を復旧する場合において、構成を変更させよう
とする実計算機、又は構成を変更させようとする仮想計
算機が属する実計算機から、構成を変更される実計算
機、又は構成を変更される仮想計算機が属する実計算機
へ、構成変更予告情報を予め通知し、構成を変更させよ
うとする実計算機又は仮想計算機は、構成変更予告情報
の通知が確認された後に、予告した構成に準ずるような
構成変更を行ない、その構成変更の対象となった実計算
機又は仮想計算機が属する実計算機は、その構成変更予
告情報の通知を契機に、仮想計算機モニタが管理する仮
想計算機と実共有記憶装置に属する仮想共有記憶装置と
の論理的接続を制御する仮想構成制御機構により、切断
された論理的接続を復旧する構成制御方式による構成制
御機構を備える複合情報処理システムである。
【0048】本明細書の発明が解決しようとする課題の
欄で示した前記問題点の原因は、V−SCMPが構成さ
れた場合に、VMMから見て、どのV−SCMPからの
構成変更操作の結果、R−SSUとVMMが属するRM
との論理的接続が変更されたのかが識別できない点にあ
ると考えられる。
【0049】そこで、本発明では、実際の構成変更を行
なう前に、構成を変更しようとするRM又は構成を変更
しようとするVMが属するRMから、VMMに対して、
どのV−SCMPの、どのRMまたはVMから構成変更
を行なったのかを識別可能な情報を提供する。
【0050】この情報提供により、構成変更を認識した
後のVMMが、VMに対して行なうシミュレーションア
ルゴリズムの確立を図り、複数のV−SCMPが存在し
た場合にも、正確な構成制御を実現する。
【0051】図1及び図2は、本発明の原理説明図であ
る。図1は、本発明の原理を実装置を意識して表現して
おり、図2は、その論理的な概念を表わしている。図1
において、三台の[RM]2〜4は、一台の[R−SS
U]1に結合されており、この[R−SSU]1を共有
している。
【0052】[RM2]3には、[VMM]5が置か
れ、この[VMM]5の制御のもとに、[VM1]6と
[VM2]7とが構築されている。[R−SSU]1と
各[RM]2〜4との論理的結合は、論理的構成制御機
構8〜10によって、接続及び切断状態が制御される。
接続状態の変更の際は、[RM]2〜4から論理的構成
制御機構8〜10へ、指示が行なわれる。
【0053】[RM]2〜4が、他の[RM]2〜4と
[R−SSU]1との論理接続状態を変更する場合にお
いて、切断を指示するRMから、切断をされるRMに対
しては、事前に構成変更予告情報が通知される。[R
M]2〜4は、この構成変更予告情報を保持する固有記
憶手段11〜13を備えると共に、他の[RM]2〜4
と通信を行なうための通信機構14〜16を備えてい
る。
【0054】これらの実装置は、[VMM]5の作用に
より、論理的には図2に示すような形態として捉えるこ
とができる。図2において、[RM2]3は、論理的
に、[VM1]6と[VM2]7とに分割されている。
また、[R−SSU]1は、論理的に、[V−SSU
1]17と[V−SSU2]18とに分割されている。
【0055】このように、[RM2]3と[R−SS
U]1とを分割することによって、[V−SCMP1]
と[V−SCMP2]とが構築されている。この際、R
M又はVMを相互接続する論理的な通信経路は、同一の
V−SCMPに属するRM及びVM間での通信を可能と
した形態となる。
【0056】[VMM]5は、[VM]6,7ごとに仮
想構成制御機構19,20を備える。そして、VMから
V−SSUへのアクセスが発行されると、仮想構成制御
機構19,20により、VMとV−SSUとの論理的接
続状態を確認する。もし、その論理的接続状態が切断状
態であれば、そのVMに対して、アクセス例外をシミュ
レートする。
【0057】
【作用】まず、図1又は図2において、[RM1]2
が、[VM2]7と[V−SSU2]18との論理的接
続を切断することなく、[VM1]6と[V−SSU
1]17との論理的接続を切断する場合について説明す
る。
【0058】イ) 構成変更予告情報の通知 [RM1]2は、[VM1]6と[V−SSU1]17
との論理的接続を切断するよう、[V−SSU1]17
に対して指示するのに先立ち、通信機構14,15を使
用して、[VM1]6に対して、構成変更予告情報を通
知する。
【0059】[VM1]6は、この構成変更予告情報
を、固有記憶手段12を用いて記憶する。[VM1]6
から[RM1]2へは、その構成変更予告情報を[VM
1]6が正常に受信した旨を示す情報が、伝達される。
【0060】図1を用いてこの作用を説明する。図1に
おいて、通信機構14,15を使用することにより、構
成変更予告情報が、[RM1]2から[RM2]3へ送
信される。[RM2]3が受信した構成変更予告情報
は、[RM2]が備えている格納機構によって、[RM
2]3の固有記憶手段12に格納されて、構成変更予告
情報の記憶が行なわれる。
【0061】[RM2]3の固有記憶手段12に、正常
に構成変更予告情報が格納されると、構成変更予告情報
の着信先である[RM2]3から、構成変更予告情報の
発信元である[RM1]2へ、構成変更予告情報の格納
が正常に終了した旨を示す情報が、通信機構14,15
を用いることにより通知される。
【0062】このようにすることで、構成変更予告情報
を受けたRM又はVMは、構成の変更を指示したRM又
はVMを特定することができる。なお、構成変更予告情
報には、構成変更後のV−SCMPの状態を示す次のよ
うな情報を含ませることができる。
【0063】すなわち、発信元のRM識別子,発信元の
VM識別子,発信元のRM又はVMが属するV−SCM
P識別子,発信元のRM又はVMが属するV−SCMP
におけるRM識別子,発信元のRM又はVMが属するV
−SCMPにおける構成変更後のV−SSUと各RM又
はVMとの論理的接続状態に関する情報である。
【0064】ロ) 構成の変更 構成変更予告情報が[RM1]2から[VM1]6へ正
常に通知された後に、実際の構成変更操作が行なわれ
る。図2において、[RM1]2は[V−SSU1]1
7が備える構成制御機構19を作動させ、[V−SSU
1]17と[VM1]6との論理的接続を切断する。
【0065】図1を用いて説明すると、本作用は、[R
M1]2が[R−SSU]1の備える構成制御機構9を
作動させ、[R−SSU]1と[RM2]3との論理的
接続を切断することになる。この結果、[V−SSU
1]17と[VM1]6との論理的接続、並びに[V−
SSU2]18と[VM2]7との論理的接続が切断さ
れる。
【0066】ハ) 構成変更の認識 V−SCMPから切り離された[VM1]6、又は[V
M2]7において動作しているプログラム、あるいは
[VMM]5自身などから、[R−SSU]1に対して
アクセスが行なわれると、アクセス例外が生じる。
【0067】V−SCMPから切り離された[VM1]
6が、V−SCMPから切り離されたことを最初に認識
するのは、そのアクセス例外が生じたときである。ただ
し、このアクセス例外は、アクセス例外の直接の原因と
なったアクセス元のVMに通知されるのではなく、[V
MM]5に対して通知される。
【0068】[VMM]5は、このアクセス例外の発生
により、実際に構成変更が行なわれたことを認識する。
その他、この認識は、構成変更を指示した[RM1]2
が、通信機構14,15と、構成変更の実行完了を通知
する機構とを併用して行なうことも可能である。
【0069】[R−SSU]1と[RM2]3との論理
的接続を、切断状態から復旧する前、又は後に、[VM
M]5は、固有記憶手段12に格納された構成変更予告
情報を参照する。この構成変更予告情報には、構成変更
の対象となるV−SCMP識別子を含ませることができ
る。その識別子から、今回の構成変更の対象となるVM
を特定することができる。
【0070】ニ) 実経路の復旧 構成変更の結果、[RM1]2と[RM2]3との論理
的接続が切断され、その後、アクセス例外の発生により
V−SCMPからの切り離しが認識されると、[VM
M]5は、[R−SSU]1と[RM2]3との論理的
接続を切断状態から復旧する。
【0071】ただし、[VM1]6又は[VM2]7か
ら[V−SSU1]17又は[V−SSU2]18への
アクセスは、全て[VM1]6又は[VM2]7から
[V−SSU1]17又は[V−SSU2]18への経
路が、使用中であるようにシミュレートする。
【0072】ホ) VMの仮想構成制御機構の操作 ここで、[VMM]5が[VM1]6及び[VM2]7
を適切に管理するために、VMごとに備えている仮想構
成制御機構19,20のうち、構成変更の対象となって
いる[VM1]6に対して備えられている方の仮想構成
制御機構19を用いて、[VM1]6と[V−SSU
1]17との論理的接続を切断状態にする。
【0073】ヘ) VMのアクセス再開 構成変更の対象となった[VM1]6の仮想構成制御機
構19の操作が終了したら、[VMM]5は、全ての
[VM]6,7に対して、[V−SSU1]17又は
[V−SSU2]18へのアクセス経路使用中の状態を
解除する。
【0074】それから、[VMM]5は、構成変更を認
識する契機となるアクセス例外を引き起こした命令を、
その発行元のVMから再試行させる。もちろん、その発
行元のVMが、今回の構成変更による切断対象となった
VMであれば、命令の再試行に対して、アクセス例外を
シミュレートしても良い。
【0075】また、発行元のVMが、今回の構成変更に
よる切断対象とはならなかったVMであれば、そのVM
ではなく、[VMM]5が、アクセス例外に終わった命
令を再試行してもよい。
【0076】以後、構成制御の対象とはなっていない
[VM2]7から[V−SSU2]18へのアクセスは
正常に行なわれ、構成制御の対象となった[VM1]6
から[V−SSU1]17へのアクセスは、[VMM]
5によってシミュレートされる仮想構成制御機構19に
より、アクセス例外となる。
【0077】その結果、[V−SCMP1]における
[V−SSU1]17と[VM1]6との論理的接続だ
けが切断され、[VM2]7と[V−SSU2]18と
の論理的接続は変更されていないという状態が成立す
る。以上のようにして、あるV−SCMP内の論理的接
続の構成変更が、他のV−SCMPの論理的接続に対し
て、全く影響することのない制御が可能となる。
【0078】以上は、[RM1]2が、[VM1]6と
[V−SSU1]17との論理的接続を切断する場合に
ついての説明であった。続いて、[RM1]2が、切断
状態にある[VM1]6と[V−SSU1]17との論
理的接続を、復旧する場合について説明する。
【0079】ワ) 構成変更予告情報の通知 [RM1]2は、[V−SSU1]17に対して、[V
M1]6と[V−SSU1]17との論理的接続を再接
続するようにとの指示を行なうのに先立ち、[VM1]
6に対して構成変更予告情報を通知する。
【0080】なお、この通知は、通信機構14,15を
使用して行なうことができる。続いて、[VM1]6
は、この情報を固有記憶手段12に記憶する。そして、
[VM1]6から[RM1]2へは、構成変更予告情報
の正常受信を示す情報が伝達される。
【0081】カ) 構成の変更 構成変更予告情報が正常に通知された後に、実際の構成
変更操作が行なわれる。図2において、[RM1]2
は、[V−SSU1]17が備える構成制御機構19を
作動させ、[V−SSU1]17と[VM1]6との論
理的接続を再接続する。
【0082】この構成変更操作を図1により説明する
と、[RM1]2が[R−SSU]1の備える構成制御
機構9を作動させ、[R−SSU]1と[RM2]3と
の論理的接続を再接続することになる。
【0083】ところで、この構成変更の結果は、[RM
2]3が持つ[VM1]6及び[VM2]7の仮想構成
制御機構19,20には、未だ反映されていない。この
時点では、[V−SSU1]17と[VM1]6との論
理的接続、及び[V−SSU2]18と[VM2]7と
の論理的接続は切断されたままである。
【0084】ヨ) 構成変更の認識 [RM2]3を、[R−SSU]1に再接続させたとし
ても、この変更を、直ちに[VM1]6又は[VM2]
7と[R−SSU]1との論理的な接続状態に反映させ
ることはできない。
【0085】反映させるためには、[VMM]5が、V
Mごとに設けられている仮想構成制御機構19,20を
用いて、論理的に再接続される[VM1]6に対しての
み[V−SSU1]17へのアクセスを許可するよう
に、シミュレートしなければならない。
【0086】構成変更予告情報が正しく通知されて、構
成変更が実施されると、その実施を示す情報が[RM
1]2に通知される。[RM2]3において、その情報
の到達を示す割り込みが生じると、[VMM]5は、例
えば[VM1]6と再接続される[V−SSU1]17
が属する[R−SSU]1に対してアクセス試行を行な
ったり、実装置の論理的接続状態を知る命令を発行した
りする。
【0087】このようにして、[VMM]5が、[R−
SSU]1と[RM2]3との論理的接続が接続状態と
なったことを認識するまでは、[VM1]6又は[VM
2]7の仮想構成制御機構19,20を再接続状態にさ
せてはならない。
【0088】タ) 特定VMの構成制御 [R−SSU]1と[RM2]3との論理的接続を切断
状態から復旧する前、又は後に、[VMM]5は、構成
変更予告情報を参照する。構成変更予告情報には、構成
変更の対象となるV−SCMPの識別子を含ませること
ができる。
【0089】その識別子から、今回の構成変更の対象と
なるVMを特定することができる。ところで、V−SC
MPは、VMごとに仮想構成制御機構を備えている。こ
の仮想構成制御機構は、VMMが各VMを適切に管理す
るために設けている。
【0090】[VMM]5は、[R−SSU]1と[R
M2]3との論理的接続が再接続状態となったことを確
認した後、構成変更の対象となっている[VM1]6の
仮想構成制御機構19を再接続状態にする。これで、切
断されていた[VM1]6と[V−SSU1]17との
論理的接続が復旧する。
【0091】レ) VMのアクセス再開 構成変更の対象となった[VM1]6の仮想構成制御機
構19の操作が終了したら、以後、この[VM1]6に
よる[V−SSU1]17へのアクセスは正常に行なわ
れる。
【0092】一方、構成変更の対象とはならなかった
[VM2]7による[V−SSU2]18へのアクセス
は、その構成変更の前まで[VM2]7と[V−SSU
2]18との論理的接続が切断状態にあれば、[VM
M]5によってシミュレートされる仮想構成制御機構2
0により、アクセス例外となる。
【0093】この結果、[V−SCMP1]における
[V−SSU1]17と[VM1]6との論理的接続だ
けが復旧され、[V−SCMP2]における[VM2]
7と[V−SSU2]18との論理的接続は変更されな
いという状態が成立する。よって、ひとつのV−SCM
P内の論理的構成変更が、他のV−SCMPに対して影
響することのないよう制御可能となる。
【0094】ソ) 実経路が論理的に接続されている場
合の仮想経路再接続 前述したように、VMごとに備えられている仮想構成制
御機構によるシミュレートによって、[V−SCMP
1]における[V−SSU1]17と[VM1]6との
論理的接続だけが切断され、[VM2]7と[V−SS
U2]18との論理的接続は変更されないという状態が
成立する。
【0095】このとき、[R−SSU]1と[RM2]
3とを結ぶ実経路は接続状態にある。その後、例えば
[RM1]2が、切り離した論理的接続の再接続を指示
した場合、すでに[RM2]3と[R−SSU]1とを
結ぶ実経路は、[VMM]5により復旧されている。
【0096】ところで、[VMM]5は、自分でその再
接続が行なわれたことを知ることができない。そのた
め、[RM2]3に属する[VM]6,7と、[R−S
SU]1に属する[V−SSU]17,18との論理的
接続が復旧するような場合において、[VMM]5に対
して、その構成変更が行なわれたことを知らせることが
必要である。
【0097】このための手段としては、例えば、[RM
1]2が[VM1]6に対して構成変更予告情報を通知
すると共に、[VM1]6を構成へ組み込むための処理
が完了した後に、システムシグナルプロセッサ機構など
の通信手段を用いて、[VM1]6の再接続処理が完了
したことを通知するようにすれば良い。
【0098】
【実施例】図3は、本発明の第一の実施例を示す図であ
る。図3において、[RM1]31、[RM2]32、
及び[RM3]33は、汎用通信機構37〜39によっ
て相互に接続されている。また、各RM31〜33に
は、例えば主記憶装置、拡張記憶装置といった固有記憶
手段40〜42が備えられている。
【0099】さらに、[RM2]32には[VMM]3
4がおかれ、この[VMM]34の管理下に[VM1]
35と[VM2]36とが構築されている。なお、[V
M1]35は、[RM1]31と[V−SCMP1]を
構成し、[VM2]36は、[RM3]33と[V−S
CMP2]を構成しているものとする。
【0100】言うまでもなく、[R−SSU]30は、
[V−SCMP1]を構成する[V−SSU1]と、
[V−SCMP2]を構成する[V−SSU2]とに論
理的に分割されている。
【0101】上述した汎用通信機構37〜39は、ある
[RM]31〜33又は[VM]35,36から、他の
[RM]31〜33又は[VM]35,36へ情報が到
達した場合には、この到達を、割り込みによって、[V
MM]34または[RM2]32のオペレーティングシ
ステム(以下、OSと記す。)に通知する。
【0102】今、[V−SCMP1]において、[RM
1]31が[VM1]35と[V−SSU1]との論理
的接続を切断し、構成の変更を行なうとする。このと
き、まず、[RM1]31は汎用通信機構37,38を
用いて構成変更予告情報を[RM2]32へ送信する
。構成変更予告情報を受信した[RM2]32の汎用
通信機構38は、[VMM]34に対して割り込みを生
じる。
【0103】[VMM]34は割り込みを受けると、割
り込みコードや割り込み詳細情報から所定の記憶手段の
所定の記憶位置を参照する。[VMM]34は、その内
容を解析して、[RM2]32が、構成変更予告情報
を、正常に受信したことを確認する。
【0104】[RM2]32へ正常に構成変更予告情報
が通知されている場合、[VMM]34は、汎用通信機
構37,38を用いて、構成変更予告情報の発信元であ
る[RM1]31に対して、構成変更予告情報の受理を
通知する。構成変更予告情報受理の情報は、[RM
2]32の[VMM]34から[RM1]31の汎用通
信機構37へ伝搬し、[RM1]31のOSに対して割
り込みを生じる。
【0105】[RM1]31のOSは、構成制御を行な
おうとするタスクに対して割り込みの発生を通知する。
この割り込みを契機に、タスクは、[R−SSU]30
と[RM2]32との論理的接続を変更する旨の指示
を、[R−SSU]30に対して発行する。[R−S
SU]30は前記構成変更の指示に従い、[R−SS
U]30と[RM2]32との論理的接続を変更する。
【0106】もし、構成変更指示が経路の切断指示であ
れば、本明細書の作用の欄で説明したように、[RM
2]32に属する[VMM]34は、いずれかの[V
M]35,36が[R−SSU]30に対してアクセス
した際に、アクセス例外の発生を知る。これを契機
に、[VMM]34は、[R−SSU]30と[RM
2]32との経路を復旧する。
【0107】[VMM]34は、同時に構成変更予告情
報を参照し、各[VM]35,36に用意された仮想構
成制御機構を適切に設定する。その後、各[VM]3
5,36から[R−SSU]30へのアクセスを再開す
る。
【0108】図4は、本発明の第二の実施例を示す図で
ある。第二の実施例では、構成変更予告情報及び構成変
更終了情報の通知手段に、汎用通信機構ではなく、シス
テムシグナルプロセッサ(以下、SSIGPと記す。)
機構57〜59を使用している。
【0109】SSIGP機構は、汎用通信機構とは独立
したものであり、専用の通信経路を有し、任意のRM間
で通信を可能とするための機構である。SSIGP機構
は、SSIGP機構を駆動するSSIGP命令のパラメ
ータを、その主記憶上に持つ。
【0110】SSIGP機構は、このパラメータを、通
信先RMのCPUへ転送する。そして、通信目的に応じ
た割り込みを生じることで、多様な通信処理を可能とし
ている。第二の実施例では、SSIGP命令の実行によ
って、通信先RMへ伝えられるパラメータに、構成変更
予告情報を含ませることする。
【0111】図4において、[RM1]51が[VM
1]55と[V−SSU1]との論理的接続を切断し、
構成の変更を行なうとする。このとき、まず、[RM
1]51はSSIGP機構57,58を用いて構成変更
予告情報を[RM2]52へ通知する。構成変更予告
情報を受信した[RM2]52のSSIGP機構58
は、[VMM]54に対して割り込みをかける。
【0112】[VMM]54は割り込みを受けると、受
信した構成変更予告情報を、固有記憶手段61から読み
出すことにより、[RM2]52が、構成変更予告情報
を、正常に受信し、格納したことを確認する。固有記
憶手段60〜62は、各RM51〜53に対して設けら
れている。
【0113】[RM2]52へ正常に構成変更予告情報
が通知されている場合、[VMM]54は、SSIGP
機構57,58を用いて、構成変更予告情報の発信元で
ある[RM1]51に対して、構成変更予告情報の受理
を通知する。この通知によって、SSIGP機構57
は、[RM1]51のOSに対して割り込みをかける。
【0114】ここで、SSIGP機構57は、構成変更
予告情報が、[RM2]52に正しく通知されたこと
を、SSIGP命令の条件コードに反映させる。SS
IGP命令の条件コードが、構成変更予告情報通知の正
常終了を示している場合において、構成変更を行なうプ
ログラムが、直ちにその構成変更を実施することによ
り、より高速な一連の構成変更動作が可能となる。
【0115】SSIGP機構57による割り込みを契機
に、[R−SSU]50と[RM2]52との論理的接
続を変更する旨の指示が、[R−SSU]50に対して
発行されると、[R−SSU]50は、その構成変更
の指示に従い、[R−SSU]50と[RM2]52と
の論理的接続を切断し、V−SCMPの構成を変更す
る。
【0116】構成変更後、[RM2]52上の[VM
M]54は、[VM]55,56が[R−SSU]50
に対してアクセスした際に、アクセス例外の発生を知
る。これを契機に、[VMM]54は、[R−SSU]
50と[RM2]52との経路を復旧する。
【0117】[VMM]54は、同時に構成変更予告情
報を参照し、各[VM]55,56に設けられた仮想構
成制御機構を適切に設定する。その後、[VM1]5
5及び[VM2]56から[R−SSU]50へのアク
セスを再開する。
【0118】図5は、本発明の第三の実施例を示す図で
ある。第三の実施例では、第二の実施例と同じく、構成
変更予告情報及び構成変更終了情報の通知手段として、
SSIGP機構77〜79を用いている。
【0119】図5において、[RM1]71が[VM
1]75と[V−SSU1]との論理的接続を切断し、
構成の変更を行なうとする。このとき、まず、[RM
1]71は、構成変更予告情報を、[R−SSU]70
の所定の領域に格納する' 。
【0120】次に、[RM1]71は、SSIGP機構
77,78を用いて、[RM2]72に対して、[R−
SSU]70上に構成変更予告情報を格納したことを通
知する。構成変更予告情報を受信した[RM2]72
のSSIGP機構78は、[VMM]74に対して割り
込みをかける。
【0121】[VMM]74は、割り込みを受けると、
[R−SSU]70にある構成変更予告情報を、固有記
憶手段81に格納する。なお、固有記憶手段80〜8
2は、各RM71〜73に対して設けられている。
【0122】[RM2]72が、正常に構成変更予告情
報を得た場合、[VMM]74は、SSIGP機構7
7,78を用いて、[RM1]71に対して、構成変更
予告情報の受理を通知する。この通知によって、SS
IGP機構77は、[RM1]71のOSに対して割り
込みをかける。
【0123】ここで、SSIGP機構77は、構成変更
予告情報が、[RM2]72に正しく通知されたこと
を、SSIGP命令の条件コードに反映させる。SS
IGP機構77による割り込みを契機に、論理的接続を
変更する旨の指示が、[R−SSU]70に対して発行
される。
【0124】[R−SSU]70は前記構成変更の指示
に従い、[R−SSU]70と[RM2]72との論理
的接続を切断して、V−SCMPの構成を変更する。構
成変更後、[VMM]74は、[VM1]75又は[V
M2]76が[R−SSU]70に対してアクセスした
際に、アクセス例外の発生を知る。これを契機に、
[VMM]74は、切断された[R−SSU]70と
[RM2]72との経路を復旧する。
【0125】[VMM]74は、同時に構成変更予告情
報を参照し、[VM1]75並びに[VM2]76に設
けられた仮想構成制御機構を適切に設定する。その
後、[VM1]75及び[VM2]76から[R−SS
U]70へのアクセスが再開される。
【0126】図6は、本発明の第四の実施例を示す図で
ある。図6において、[RM1]91が[VM1]95
と[V−SSU1]との論理的接続を切断し、構成の変
更を行なうとする。このとき、まず、[RM1]91
は、構成変更予告情報を、[R−SSU]90とは別の
共有記憶手段103の所定の領域に格納する' 。
【0127】次に、[RM1]91は、SSIGP機構
97,98を用いて、[RM2]92に対して、共有記
憶手段103に構成変更予告情報を格納したことを通知
する。構成変更予告情報を受信した[RM2]92の
SSIGP機構98は、[VMM]94に対して割り込
みをかける。
【0128】[VMM]94は、割り込みを受けると、
共有記憶手段103にある構成変更予告情報を、固有記
憶手段101に格納する。各RM91〜93は、固有
記憶手段100〜102と、SSIGP機構97〜99
とを具備している。
【0129】[RM2]92が、正常に構成変更予告情
報を得た場合、[VMM]94は、SSIGP機構9
7,98を用いて、[RM1]91に対して、構成変更
予告情報の受理を通知する。この通知によって、SS
IGP機構97は、[RM1]91のOSに対して割り
込みをかける。
【0130】ここで、SSIGP機構97は、構成変更
予告情報が、[RM2]92に正しく通知されたこと
を、SSIGP命令の条件コードに反映させる。SS
IGP機構97による割り込みを契機に、論理的接続を
変更する旨の指示が、[R−SSU]90に対して発行
される。
【0131】[R−SSU]90は前記構成変更の指示
に従い、[R−SSU]90と[RM2]92との論理
的接続を切断し、その構成を変更する。構成変更後、
[VMM]94は、[VM1]95又は[VM2]96
が[R−SSU]90に対してアクセスした際に、アク
セス例外の発生を知る。これを契機に、[VMM]9
4は、[R−SSU]90と[RM2]92との経路を
復旧する。
【0132】[VMM]94は、同時に構成変更予告情
報を参照し、[VM1]95並びに[VM2]96に設
けられた仮想構成制御機構を適切に設定する。その
後、[VM1]95及び[VM2]96から[R−SS
U]90へのアクセスが再開される。
【0133】図7は、本発明の第五の実施例を示す図で
ある。第五の実施例は、構成変更予告情報及び構成変更
終了情報を通知する場合、またはその情報の格納完了を
通知する場合において、汎用通信手段やSSIGP機構
などが、構成変更対象に対して、割り込みを起こすもの
ではない。
【0134】当実施例では、各V−SCMPの構成要素
が、一定時間ごとに、[R−SSU]110に設ける共
有記憶領域を参照する。そして、自分を宛先とする構
成変更予告情報が、その共有記憶領域に格納されていた
時は、これを固有記憶手段120〜122に複写する。
各[RM]111〜113は、固有記憶手段120〜1
22を有している。
【0135】複写の後、前記共有記憶領域に予め用意さ
れている個々の構成変更予告情報に対応した構成変更予
告情報受信フラグに、構成変更予告情報の受信完了を示
す。発信元であるV−SCMPの構成要素は、前記受
信フラグを参照することにより、着信先が構成変更予
告情報を受信したことを知る。
【0136】ここで、[RM1]111は、[R−SS
U]110に対して構成変更を指示する。[R−SS
U]110は、変更指示に従い、[R−SSU]110
と[RM2]112との論理的接続を切断し、その構成
を変更する。構成変更後、[VMM]114は、[VM
1]115又は[VM2]116が[R−SSU]11
0に対してアクセスした際に、アクセス例外の発生を
知る。
【0137】これを契機に、[VMM]114は、[R
−SSU]110と[RM2]112との経路を復旧す
る。[VMM]114は、同時に構成変更予告情報を
参照し、[VM1]115並びに[VM2]116に設
けられた各仮想構成制御機構を適切に設定する。
【0138】図8は、本発明の第六の実施例を示す図で
ある。第六の実施例では、第四の実施例と同じく、共有
記憶手段143が設けらている。しかし、構成変更予告
情報及び構成変更終了情報は、共有記憶手段143ばか
りではなく、[R−SSU]130にも格納することが
できる。
【0139】この場合においては、V−SCMPの構成
要素は、構成変更予告情報又は構成変更終了情報を、自
らが持つ固有記憶手段に複写する。それから、SSIG
P機構を用いて、発信元である構成要素に対して割り込
みを引き起こし、構成変更予告情報の受信完了を知らせ
る。
【0140】図8において、[RM1]131が[VM
1]135と[V−SSU1]との論理的接続を切断
し、構成の変更を行なうとする。このとき、まず、[R
M1]131は、構成変更予告情報を、[R−SSU]
130の所定の領域に格納する。各V−SCMPの構
成要素は、一定時間ごとに、[R−SSU]130にあ
る共有記憶領域を参照する。
【0141】そして、自分を宛先とする構成変更予告情
報が、その共有記憶領域に格納されていた時は、これを
固有記憶手段140〜142に複写する。なお、各R
M131〜133は、固有記憶手段140〜142と、
SSIGP機構137〜139とを具備している。
【0142】[RM2]132が、正常に構成変更予告
情報を得た場合、[VMM]134は、SSIGP機構
137,138を用いて、[RM1]131に対して、
構成変更予告情報の受理を通知する。この通知によっ
て、SSIGP機構137は、[RM1]131のOS
に対して割り込みをかける。
【0143】このSSIGP機構137による割り込み
を契機に、論理的接続を変更する旨の指示が、[R−S
SU]130に対して発行される。[R−SSU]1
30は、前記構成変更の指示に従い、[R−SSU]1
30と[RM2]132との論理的接続を切断し、V−
SCMPの構成を変更する。
【0144】構成変更後、[VMM]134は、[VM
1]135又は[VM2]136が[R−SSU]13
0に対してアクセスした際に、アクセス例外の発生を
知る。これを契機に、[VMM]134は、[R−SS
U]130と[RM2]132との経路を復旧する。
【0145】[VMM]134は、同時に構成変更予告
情報を参照し、[VM1]135並びに[VM2]13
6に設けられた仮想構成制御機構を適切に設定する。
その後、[VM1]135及び[VM2]136から
[R−SSU]130へのアクセスが再開される。
【0146】図9は、本発明の第七の実施例を示す図で
ある。第七の実施例は、切断された[VM1]155と
[V−SSU1]との論理的接続を再接続する場合につ
いての実施例である。図9において、まず、[RM1]
151は、SSIGP機構157,158を用いて、構
成変更予告情報を[RM2]152へ通知する。
【0147】構成変更予告情報を受信した[RM2]1
52のSSIGP機構158は、[VMM]154に対
して割り込みをかける。[VMM]154は割り込み
を受けると、受信した構成変更予告情報を、固有記憶手
段161に格納する。各[RM]151〜153は、
SSIGP機構157〜159並びに固有記憶手段16
0〜162を有している。
【0148】[VMM]154は、SSIGP機構15
7,158を用いて、構成変更予告情報の発信元である
[RM1]151に対して、構成変更予告情報の受理を
通知する。この通知によって、SSIGP機構157
は、[RM1]151のOSに対して割り込みをかけ、
これを、SSIGP命令の条件コードに反映させる。
【0149】構成変更予告情報を、[RM2]152が
正常に受け取った場合、[RM1]151におけるSS
IGP命令の条件コードとして、”0”が報告される。
[RM1]151は、この条件コードを解析して、以下
に説明するような構成変更を行なう。
【0150】SSIGP機構157による割り込みを契
機に、[R−SSU]150と[RM2]152との論
理的接続を復旧する旨の指示が、[R−SSU]150
に対して発行される。[R−SSU]150は前記構
成変更の指示に従い、[R−SSU]150と[RM
2]152との論理的接続を復旧し、V−SCMPの構
成を変更する。
【0151】構成変更後、[RM1]151は、[RM
2]152に対して、構成変更の完了を通知する。こ
の通知を契機に、[VMM]154は、構成変更予告情
報を参照し、[VM1]155並びに[VM2]156
に設けられた仮想構成制御機構を適切に設定する。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の仮想計算機を含む独立した複数の仮想複合情報処
理システムを構築することが可能となり、大規模な複合
情報処理システムの開発環境を実現できること、必要設
備を削減させることができることなど、非常に大きな効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する第一の図である。
【図2】本発明の原理を説明する第二の図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図5】本発明の第三の実施例を示す図である。
【図6】本発明の第四の実施例を示す図である。
【図7】本発明の第五の実施例を示す図である。
【図8】本発明の第六の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第七の実施例を示す図である。
【図10】従来の技術を示す図である。
【図11】従来の技術を示す図である。
【図12】従来の技術を示す図である。
【図13】従来の技術を示す図である。
【図14】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1,30,50,70,90,110,130,15
0,201 実記憶装置 2〜4,31〜33,51〜53,71〜73,91〜
93,111〜113,131〜133,151〜15
3,202〜204 実計算機 5,34,54,74,94,114,134,15
4,211 仮想計算機モニタ 6,7,35,36,55,56,75,76,95,
96,115,116,135,136,155,15
6,209,210 仮想計算機 8〜10 論理的構成制御機構 11〜13,40〜42,60〜62,80〜82,1
00〜102,120〜122,140〜142,16
0〜162 固有記憶手段 14〜16 通信機構 17,18,207,208 仮想記憶装置 19,20 仮想構成制御機構 37〜39 汎用通信機構 57〜59,77〜79,97〜99,137〜13
9,157〜159 システムシグナルプロセッサ機構 103,143 共有記憶手段 200 実複合情報処理システム 205,206 仮想複合情報処理システム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理を行なう複数の実計算機と、この
    複数の実計算機によって共用される実共有記憶装置と、
    実計算機どうしを結ぶ通信手段とを有し、情報の共有と
    情報の通信をすることで、複数の実計算機による協調処
    理を行なうことができ、 その少なくともひとつの実計算機は、少なくともひとつ
    の仮想計算機と、この仮想計算機を管理する仮想計算機
    モニタとを有し、また、前記実共有記憶装置は、少なく
    ともひとつの仮想共有記憶装置を有すると共に、仮想計
    算機と実計算機とを結ぶ、及び仮想計算機と仮想計算機
    とを結ぶ通信手段を設けることで、複数の実計算機及び
    仮想計算機による協調処理を行なうことができ、 複数の実計算機及び仮想計算機による協調処理を行なう
    場合においては、実計算機及び仮想計算機を適当に分割
    することで、ひとつ又は複数の実計算機及び仮想計算機
    を有する複数の異なる情報処理システムによる、複数の
    異なる協調処理を行なうことができ、 前記ひとつ又は複数の実計算機及び仮想計算機を有する
    あるひとつの情報処理システムは、任意の実計算機又は
    仮想計算機の論理的接続状態を変更する手段を設けるこ
    とによって、柔軟にその構成を変更することができる、
    少なくともひとつの仮想計算機を含む複合情報処理シス
    テムにおいて、 実計算機又は仮想計算機の構成変更に先立ち、構成を変
    更させようとする実計算機、又は構成を変更させようと
    する仮想計算機が属する実計算機から、論理的接続を変
    更される実計算機、又は論理的接続を変更される仮想計
    算機が属する実計算機へ、少なくともその構成変更指示
    の発信元を識別するための情報を含む構成変更予告情報
    を、予め通知するための手段と、 論理的接続状態を変更される実計算機、又は論理的接続
    状態を変更される仮想計算機が属する実計算機に対し
    て、正常に前記構成変更予告情報が通知されたというこ
    とが、あるいは正常に前記構成変更予告情報が通知され
    る条件が成立したということが、構成を変更させようと
    する前記実計算機、又は構成を変更させようとする仮想
    計算機が属する前記実計算機によって確認された後に、
    構成変更を行なうための手段とを設けることを特徴とす
    る構成制御方式。
  2. 【請求項2】実計算機又は仮想計算機ごとに、前記構成
    変更予告情報を保持するための固有記憶手段を設けると
    共に、構成変更によって複合情報処理システムから切り
    離された実計算機上に仮想計算機が構築されている場合
    において、その切り離しの後、切り離された実計算機に
    属するいずれかの仮想計算機による仮想共有記憶装置に
    対するアクセスが、例外として認識されることを契機
    に、前記固有記憶手段に保持された構成変更予告情報が
    参照される前、または後に、その仮想計算機が属する実
    計算機と前記実共有記憶装置との論理的接続を、仮想計
    算機モニタの制御により復旧すると共に、以後、仮想計
    算機モニタが、自己の管理下にある各仮想計算機が属す
    る各複合情報処理システムの論理的接続情報を制御し、
    また前記仮想共有記憶装置の挙動をシミュレートするこ
    とによって複合情報処理システムの論理的構成制御を行
    なう請求項1記載の構成制御方式。
  3. 【請求項3】論理的接続状態の変更対象となる実計算機
    に対して、構成変更予告情報の到達を示す割り込み制御
    情報を通知する場合において、 チャネルなどの汎用通信機構を設けて実計算機間を通信
    経路で接続すると共に、構成変更指示を行なう実計算機
    又は構成変更指示を行なう仮想計算機が属する実計算機
    は、前記通信経路を用いて、複合情報処理システムから
    切り離される又は複合情報処理システムへ再接続される
    実計算機に対して、構成変更予告情報を構成変更に先立
    って予め通知し、切り離される又は再接続される実計算
    機は、通知された構成変更予告情報を、前記固有記憶手
    段に保持すると共に、構成変更予告情報の到着を示す割
    り込みを受けた場合には、この割り込みを契機に構成変
    更予告情報の到達を認識する請求項2記載の構成制御方
    式による構成制御機構を備えることを特徴とする複合情
    報処理システム。
  4. 【請求項4】論理的接続状態の変更対象となる実計算機
    に対して、構成変更予告情報の到達を示す割り込み制御
    情報を通知する場合において、 システムシグナルプロセッサ命令のための機構を設ける
    と共に、そのシステムシグナルプロセッサ命令には、構
    成変更予告情報の到達を示すための副命令コードを追加
    する請求項1又は2記載の構成制御方式による構成制御
    機構を備えることを特徴とする複合情報処理システム。
  5. 【請求項5】論理的接続状態の変更対象となる実計算機
    に対して、構成変更予告情報の到達を示す割り込み制御
    情報を通知する場合において、 構成変更を指示する実計算機又は構成変更を指示する仮
    想計算機の属する実計算機が、実共有記憶装置上に設け
    た共有記憶領域に、構成変更予告情報を構成変更に先立
    ち予め記憶すると共に、システムシグナルプロセッサ命
    令のための機構に、副命令コードを追加することによ
    り、前記共有記憶領域に構成変更予告情報が格納された
    ということを、構成を変更させる側の実計算機から、構
    成を変更される側の実計算機に伝え、構成を変更される
    側の実計算機は、構成変更予告情報の格納完了により割
    り込みを発生すると共に、この割り込みを契機に、その
    仮想計算機モニタが、自らが属する実計算機を実共有記
    憶装置に再接続し、実共有記憶装置上に格納された前記
    構成変更予告情報を認識する請求項4記載の複合情報処
    理システム。
  6. 【請求項6】論理的接続状態の変更対象となる実計算機
    に対して、構成変更予告情報の到達を示す割り込み制御
    情報を通知する場合において、 実共有記憶装置上に設ける共有記憶領域以外の、例えば
    共有DASDなどの共有記憶手段に構成変更予告情報
    を、構成変更に先立ち予め記憶し、システムシグナルプ
    ロセッサ命令のための機構に、副命令コードを追加する
    ことにより、前記共有記憶手段への構成変更予告情報の
    格納完了を示す情報を、送信側実計算機から受信側実計
    算機へ伝搬させ、これにより受信側実計算機で割り込み
    を発生させ、この割り込みを契機に前記受信側実計算機
    が、構成変更予告情報の前記共有記憶手段への格納を認
    識すると共に、前記受信側実計算機に属する仮想計算機
    モニタが、前記共有記憶手段に格納された前記構成変更
    予告情報を認識することにより、必要に応じて自らが属
    する実計算機を実共有記憶装置に再接続する請求項4記
    載の複合情報処理システム。
  7. 【請求項7】論理的接続状態の変更対象となる実計算機
    に対して、構成変更予告情報の到達を示す割り込み制御
    情報を通知する場合において、 構成を変更させる実計算機又は構成を変更させる仮想計
    算機が属する実計算機は、実共有記憶装置上に設けられ
    た共有記憶領域に、構成変更予告情報を予め記憶し、各
    実計算機及び仮想計算機は、一定時間ごとにその領域を
    参照し、構成変更予告情報の宛先として指定されている
    実計算機や仮想計算機は、前記構成変更予告情報を読み
    出し、これを自らが持つ前記固有記憶手段へ書き込み、
    かつ、前記共有記憶領域に、構成変更予告情報を認識し
    たということを示す情報を記録し、他方、構成を変更さ
    せようとする実計算機又は仮想計算機は、前記共有記憶
    領域の参照の際に、構成を変更される実計算機又は仮想
    計算機による構成変更予告情報の認識を検出すると共
    に、これを契機に構成変更を行ない、構成を変更される
    実計算機に属する仮想計算機モニタは、固有記憶手段に
    格納した前記構成変更予告情報を認識することにより、
    必要に応じて自らが属する実計算機を実共有記憶装置に
    再接続する請求項2記載の構成制御方式による構成制御
    機構を備えることを特徴とする複合情報処理システム。
  8. 【請求項8】切断された仮想接続経路を復旧する場合に
    おいて、 構成を変更させようとする実計算機、又は構成を変更さ
    せようとする仮想計算機が属する実計算機から、構成を
    変更される実計算機、又は構成を変更される仮想計算機
    が属する実計算機へ、構成変更予告情報を予め通知し、
    構成を変更させようとする実計算機又は仮想計算機は、
    構成変更予告情報の通知が確認された後に、予告した構
    成に準ずるような構成変更を行ない、その構成変更の対
    象となった実計算機又は仮想計算機が属する実計算機
    は、その構成変更予告情報の通知を契機に、仮想計算機
    モニタが管理する仮想計算機と実共有記憶装置に属する
    仮想共有記憶装置との論理的接続を制御する仮想構成制
    御機構により、切断された論理的接続を復旧する請求項
    1記載の構成制御方式による構成制御機構を備える請求
    項3,4,7いずれか記載の複合情報処理システム。
JP13956192A 1992-06-01 1992-06-01 構成制御方式及び複合情報処理システム Withdrawn JPH05334270A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015122176A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 日本電気株式会社 情報処理装置、通信方法、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、通信システムおよびプログラム
WO2015122178A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 日本電気株式会社 情報処理装置、通信方法、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、通信システムおよびプログラム
WO2015122177A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 日本電気株式会社 情報処理装置、通信方法、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、およびプログラム

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JPWO2015122176A1 (ja) * 2014-02-12 2017-03-30 日本電気株式会社 情報処理装置、通信方法、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、通信システムおよびプログラム
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