JPH05334059A - 業務プログラミング方法 - Google Patents

業務プログラミング方法

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JPH05334059A
JPH05334059A JP4143968A JP14396892A JPH05334059A JP H05334059 A JPH05334059 A JP H05334059A JP 4143968 A JP4143968 A JP 4143968A JP 14396892 A JP14396892 A JP 14396892A JP H05334059 A JPH05334059 A JP H05334059A
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JP4143968A
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Koichi Taguchi
浩一 田口
Ko Asami
香 淺見
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、業務の手順を定義することによっ
て、業務を構成している複数の帳票の実行を制御するた
めの情報を生成し、これに基づいて予め定義しておいた
帳票の仕様を実行することを目的とする。 【構成】 複数の種類の帳票の関連によって構成される
業務の構造と手順を、業務システム管理情報2を用いて
業務手順定義処理1において定義し、その情報を業務手
順ファイル3へ格納する。実行メニュー生成処理4は、
その定義情報から業務の実行制御情報を生成し、実行メ
ニューファイル5へ格納する。業務を構成する帳票の書
式、処理仕様の定義は、帳票定義処理6において定義
し、その情報を帳票仕様ファイル7へ格納する。インタ
プリタ8は、実行メニュー5と各帳票の処理仕様7に基
づいて業務を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務プログラミング方
法に関し、複数の種類の帳票、例えば、伝票、台帳、帳
票の関連、すなわち、入力帳票から出力帳票への写像に
よって構成される業務の構造と業務の手順を記述し、そ
れを実行する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術として、次のよ
うな従来例を挙げることができる。
【0003】従来例(1):特開昭64−44541
(画面帳票設計言語方式) 画面帳票記述言語でその様式を定義し、画面帳票データ
設計ソースプログラムを生成する。画面帳票データを処
理する部分についての処理仕様は、キーボードから入力
する。画面帳票データ設計ソースプログラムと処理仕様
から実行用プログラムを生成する。
【0004】従来例(2):特開平1−147621
(プログラム自動生成方式) ファイル、帳票(出力帳票)の書式(レイアウト)、処
理仕様、ファイルと帳票の関係の定義をワークシートイ
メージで入力する。更に、実行データの入力順序、実行
順序を入力して、バッチ処理プログラムを生成する。
【0005】従来例(3):特開平1−246290 帳票データをイメージで入力し(画像処理)、その処理
仕様を帳票知識ベースによって生成する。
【0006】従来例(4):特開昭61−118872 帳票の実行順序を予めテーブルへ登録し、帳票の実行時
にそのテーブルを参照して実行制御を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来技術(1) 本従来例において生成されるプログラムは画面・帳票の
様式を定義するためのプログラムであり、画面・帳票デ
ータを処理するためのプログラムではない。画面・帳票
のデータ処理プログラムを生成するためには、その処理
仕様を入力する必要がある。
【0008】(2)従来技術(2) 本従来例は、ユーザからみた一トランザクション処理
(本発明では、「基本業務」)を対象としており、複数
のトランザクション処理から構成される「業務」(本発
明では、「システム業務」)を対象としたものではな
い。また、バッチ処理に限定しており、対話処理のプロ
グラムは生成できない。帳票の実行順序を制御するため
の実行メニューの生成機能もまた備えていない。
【0009】(3)従来技術(3) 「業務」は、複数の種類の帳票処理が絡み合って成り立
っている(例えば,伝票を入力して、これに基づき複数
の台帳を参照・更新して、帳票を出力する等の業務)。
しかしながら、本従来例には、このような複数の種類の
帳票が関係する業務に対しての記述がない。生成される
処理仕様は、上記に述べたような業務処理に対応するも
のではない。(4)従来技術(4) 本従来例は、帳票の実行順序を制御するための方法であ
り、プログラミングに関するものではない。予め帳票の
実行順序をテーブルへ登録させるのではなく、実行時に
帳票の実行順序を制御するための情報を生成する機能を
備えている方がより柔軟である。
【0010】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解決すべき業務プログラミング方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】複数の種類の帳票(伝
票、台帳、帳票の総称)の関連(入力帳票から出力帳票
への写像)によって構成される「業務」の構造(「業務
の構造」)と手順(「業務の手順」)を記述し、それを
実行する方法であって、「業務の構造」と「業務の手
順」を記述するための手段と、該記述情報から業務の処
理ロジック(業務の実行制御(帳票の実行順序制御))
情報を生成するためのそれぞれの手段と、業務の処理ロ
ジック(業務の実行制御(帳票の実行順序制御))情報
に基づいて予め定義しておいた帳票の処理仕様(計算。
編集方法)を実行するための手段とを有することを特徴
とする業務プログラミング方法。
【0012】
【作用】本発明に係る業務プログラミング方法において
は、複数の帳票の関連(「業務の構造」)とそれらの構
造(書式、処理仕様)の記述と、各帳票の時間的な繋が
り(「業務の手順」)の記述から業務の処理ロジック
(業務の実行制御(帳票の実行順序制御))情報を生成
し、それに基づいて関連する帳票の実行を行う。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は、本実施例における業務プログラミ
ング方法の処理ステップを示したものである。複数の種
類の帳票(伝票、台帳、帳票の総称)の関連(入力帳票
から出力帳票への写像)によって構成される「業務」の
構造と手順を、業務システム管理情報2を用いて業務手
順定義処理1において定義し、その情報を業務手順ファ
イル3へ格納する。実行メニュー生成処理4は、その定
義情報から業務の実行制御(帳票の実行順序制御)情報
を生成し、実行メニューファイル5へ格納する。「業
務」を構成する帳票の書式、処理仕様(編集・加工方
法)の定義は、帳票定義処理6において定義し、その情
報を帳票仕様ファイル7へ格納する。インタプリタ(実
行処理)8は、実行メニュー5と各帳票の処理仕様7に
基づいて「業務」を実行する。その結果は、実行結果フ
ァイル9へ格納する。
【0015】図2は、単一プロセサ上で動作するソフト
ウェアで実現した場合のハードウェア構成を示した図で
ある。
【0016】図3に「業務システム」の構成を示す。
「業務システム」は、幾つかの「システム業務」によっ
て構成される。また、「システム業務」は、幾つかの
「基本業務」によって構成される。以下にその説明を示
す。
【0017】(1)「業務」 (a)「システム業務」 「業務システム」における目的別の最上位の「業務」で
あり、単一の「基本業務」が帳票(伝票、台帳、帳票の
総称)を介して順次統合されたもの(複数の帳票の関連
(入力帳票から出力帳票への写像)である。
【0018】(b)「基本業務」 ユーザからみた一トランザクション処理である。
【0019】(2)「業務」プログラミング 「業務」の構造とその手順のプログラミングである。
【0020】(a)「業務の構造」 「システム業務」における入出力帳票の対応関係(「基
本業務」間の関連)と帳票の構造である。
【0021】(b)「業務の手順」 「システム業務」を構成している「基本業務」の時間的
な流れ(関連)(帳票出力のための処理の流れ)であ
る。
【0022】「業務の構造」の記述(定義)は、帳票の
処理ロジック(プログラム)となり、「業務の手順」の
記述は、帳票の実行制御(順序制御、依存関係制御)情
報となる。
【0023】図4は、業務手順定義処理1が提供する
「業務の構造」と「業務の手順」を定義するための対話
画面の構成を示したものである。
【0024】図5、図6は、図4のメニューバーコマン
ドの一覧を示したものである。
【0025】図7、図8は、「業務の構造」と「業務の
手順」を定義するための画面上での構成要素を示したも
のである。以下に説明する。
【0026】(1)業務システムの構造定義 (a)「業務システムシート」 1つの「シート」に対して1つの「業務システム」が対
応する。「シート」上では「業務システム」の構造を管
理している。「業務システム」の構造とは、「業務シス
テム」を構成する「システム業務」間のデータフローの
ことである。
【0027】「業務システムシート」は、複数の「シス
テム業務」に共通の情報を持つ「環境シート」と「シス
テム業務」間の関連を定義するための「システム業務関
連シート」がある。 1)「環境シート」 複数の「システム業務」を構成する帳票の識別子リスト
を管理する。 2)「システム業務関連シート」「システム業務」間の
関連を管理する。1つの「シート」に対して1つの「業
務システム名」を持つ。
【0028】(b)「データ指定ボタン」 「システム業務」間でやり取りされるデータの指定ボタ
ンである。データとして「環境シート」に登録した帳票
の識別子を指定する。
【0029】(c)「業務指定ボタン」 「システム業務」の構造定義ボタンである。このボタン
が押されると「システム業務シート」が開く。
【0030】(d)「ウインド」 「環境シート」に登録した帳票の識別子を表示する。
【0031】(e)帳票識別子 「帳票名」のリスト、あるいは、帳票を示すアイコンで
ある。
【0032】(2)「システム業務」の構造定義 (a)「システム業務シート」 「シート」上では「システム業務」の構造を管理してい
る。「システム業務」の構造とは、その「システム業
務」を構成する「基本業務」間のデータフローのことで
ある。1つの「シート」に対して1つの「システム業務
名」を持つ。
【0033】(b)「ウインド」 「データ指定ボタン」に登録した帳票の識別子を表示す
る。
【0034】(e)帳票識別子 「帳票名」のリスト、あるいは、帳票を示すアイコンで
ある。
【0035】図9は、業務手順定義処理2の処理ステッ
プをフローチャートに示したものである。以下それに従
って説明する。
【0036】コマンドを入力する(ステップ101、1
06)。Quitコマンドが入力されるまで(ステップ
102)、コマンドを受け付ける。シートコマンドにお
いてSystemコマンド(ステップ103)が入力さ
れると、業務システムシートの定義処理(ステップ10
4)を行う。Jobコマンド(ステップ103)が入力
されると、システム業務シートの定義処理(ステップ1
05)を行う。
【0037】図10は、業務システムシートの定義処理
(図9、ステップ104)の処理ステップをフローチャ
ートに示したものである。以下それに従って説明する。
【0038】図11に示した業務システム管理情報2の
業種管理テーブルを読み込み表示する(ステップ20
1)。業種名を入力する(ステップ202)。入力した
業種名に対応する業務システム管理テーブルを業務シス
テム管理情報2から読み込み表示する(ステップ20
3)。業務システム名を入力する(ステップ204)。
Systemシートコマンドのサブオプションがjob
の場合は(ステップ205)、システム業務関連シート
の定義処理を行う(ステップ206)。サブオプション
がenvの場合は(ステップ205)、環境シート定義
処理を行う(ステップ207)。図12にシートコマン
ドにおいてSystemコマンドを、そのサブオプショ
ンにjobを指定した場合の定義操作例を示す。一覧表
示された業種名の中から”繊維、衣類卸売業”を選択す
る。選択業種名に対応する業務システム名一覧の中か
ら”販売管理システム”を選択する。そうすると選択業
務システム名に対応するシステム業務関連シートが表示
される。図132は、シートコマンドにおいてSyst
emコマンドを、そのサブオプションにenvを指定し
た場合の定義操作例を示したものであり、図12の手順
と同様な手順で環境シートが表示される。
【0039】図14は、環境シート定義処理(図11、
ステップ207)の処理ステップをフローチャートに示
したものである。以下それに従って説明する。
【0040】業務システムごとに登録している事例帳票
の識別子を業務システム管理情報2から読み込み表示す
る(ステップ301)。登録事例帳票の識別子を表示し
ているウインドが閉じられるまで(ステップ302)、
そのウインド上の登録事例帳票の識別子を選択しSEL
ECTコマンドを入力する(ステップ303)。選択し
た帳票の識別子を対象業務システムの要素として登録す
る(ステップ304)。
【0041】図15は、システム業務関連シートの定義
処理(図11、ステップ206)の処理ステップをフロ
ーチャートに示したものである。以下それに従って説明
する。
【0042】業務システム管理情報2よりシステム業務
管理テーブルを読み込み、システム業務関連シートを表
示する(ステップ401)。システム業務関連シート上
で業務指定ボタンが押された場合(ステップ402)
は、システム業務シート定義処理(ステップ408)を
行う。データ指定ボタンが押された場合(ステップ40
2)は、次の処理を行う。環境シートで指定された(登
録された)登録帳票の識別子を表示する(ステップ40
3)。コマンドの入力を受付け(ステップ404)、登
録帳票の識別子を表示しているウインドが閉じられるま
で(ステップ405)、そのウインド上の登録帳票の識
別子を選択しSELECTコマンドを入力する(ステッ
プ406)。選択した帳票の識別子をデータ指定ボタン
の要素として登録する(ステップ407)。図16は、
上記データ指定ボタンを指定した場合の定義操作例を示
したものである。システム業務関連シート上で、データ
指定ボタンaを選択する。環境シートで指定された(登
録された)登録帳票の識別子がウインド上に表示され
る。その中からaのデータとして発注指示書を選択し、
編集コマンドのSELECTコマンドを入力する。選択
した発注指示書の識別子がデータ指定ボタンaの要素と
して登録される。
【0043】図17は、システム業務シートの定義処理
(図15、ステップ408)の処理ステップをフローチ
ャートに示したものである。以下それに従って説明す
る。
【0044】システム業務シートの定義処理の呼出し条
件(コマンド条件)が、システム業務関連シート上で業
務指定ボタンが押された場合(ステップ501)、次の
処理を行う。押された業務指定ボタンに対応するデータ
指定ボタンにおいて登録された帳票の識別子をウインド
上に表示する(ステップ502)。登録帳票の識別子を
表示しているウインドが閉じられるまで(ステップ50
3)、ウインド上の登録された帳票間の入出力の関連付
けを行う。出力となる帳票の識別子を選択しLINKコ
マンドを入力して入力となる帳票の識別子を選択する
(ステップ504)。業務指定ボタンの要素として帳票
間の対応関係を登録する(ステップ505)。
【0045】図18に、上記定義の操作例を示す。業務
指定ボタン売上管理業務を指定する。売上管理業務に対
するデータ指定ボタンa,b,c,d,eにおいて登録
された帳票の識別子売上メモ、入金伝票、出庫指示書、
発注指示書、請求書をウインド上に表示する。まず、売
上メモと発注指示書の関係を定義する。発注指示書を選
択しLINKコマンドを入力して売上メモを選択する。
次に、出庫指示書を選択しLINKコマンドを入力して
売上メモを選択する。同様な手順を繰り返し、業務指定
ボタン売上管理業務の要素として帳票間の対応関係を登
録する。
【0046】また、システム業務シートの定義処理の呼
出し条件(コマンド条件)が、シートコマンドのJob
コマンドが入力された場合(ステップ501)、次の処
理を行う。Quitコマンド、あるいはSaveコマン
ドが入力されるまで(ステップ506)、複数帳票間の
入出力の対応付け(ステップ507)、帳票の実行範囲
の指定(ステップ508)を行う。複数帳票間の入出力
の対応付け、帳票の実行範囲の指定について以下に説明
する。
【0047】(1)帳票間の入出力の対応付け 入力帳票と出力帳票(「システム業務」において指定さ
れている)の対応関係を定義する。ここでの関係とは、
出力帳票を作成するために必要となる入力帳票との関係
のことである。帳票間の実行(作成)の時間的な順序関
係(a帳票を作成するためには、b帳票作成の処理が行
われていなければならない)を「帳票の依存関係」と呼
ぶ。「帳票の依存関係」は、帳票の入出力関係から決ま
る(出力帳票の作成は、入力帳票の作成に依存する)。
【0048】(2)帳票の実行範囲の指定 「業務」の実行範囲(単位)(帳票の実行の範囲)を指
定する。実行範囲の指示を与えない場合は、実行指示を
与える帳票のみを実行する。
【0049】図19に、複数帳票間の入出力の対応付
け、帳票の実行範囲の指定の定義操作例を示す。
【0050】(a)図は、「帳票の依存関係」が明確に
定義されていない対応関係図である。売上伝票(入力伝
票)を入力として、売上伝票(出力帳票)、売上日報、
得意先別取引日報、取引区分集計表を出力とする対応関
係図になっている。(b)図は、「帳票の依存関係」を
明確に定義した対応関係図である。売上伝票(入力伝
票)を入力として、売上伝票(出力帳票)、売上日報を
出力する。売上日報(の蓄積データ)を入力として、得
意先別取引日報、取引区分集計表を出力する。(c)図
は、(b)図の例に実行範囲の指定(点線で囲まれた部
分)を行ったものである。この指定によって、実行単位
が2つになる。売上伝票(入力伝票)の入力によって、
売上伝票(出力帳票)、売上日報、得意先別取引日報を
出力する実行単位と、売上日報(の蓄積データ)から取
引区分集計表を出力する実行単位になる。
【0051】図20は、業務手順ファイル3の構造を示
したものである。システム業務シート上で定義した複数
帳票間の入出力の対応付け、帳票の実行範囲の指定は、
基本業務管理テーブル上で管理する。図21に定義情報
と基本業務管理テーブルの対応関係を示す。帳票間の入
出力の対応関係は、帳票間リンクフィールド上で保持す
る。入力帳票と出力帳票の名称がそれぞれ格納される。
実行範囲の指定は、範囲ポインタ、関連ポインタ、範囲
名称フィールド上で保持する。定義例では、a帳票の入
力によって、b,c,d帳票を出力する実行単位1と、
c帳票(の蓄積データ)からe帳票を出力する実行単位
2と、c帳票(の蓄積データ)からf帳票を出力する実
行単位3が指定されている。実行単位1の名称は即時処
理で、範囲ポインタがb帳票出力のレコードからd帳票
出力のレコードにリンクされる。関連ポインタ上では、
範囲ポインタがリンクされている範囲のレコードが順番
にリンクされる。実行単位2の名称は日次処理で、範囲
ポインタ、関連ポインタはNULLとなる。実行単位3
の名称は月次処理で、範囲ポインタ、関連ポインタはN
ULLとなる。
【0052】次に、実行メニューの生成処理について説
明する。実行メニュー生成処理においては、実行起動用
のボタンとそのボタンを押したときの手続き(スクリプ
ト)を生成する。実行起動用のボタンは、業務手順ファ
イル3の基本業務管理テーブル上の実行範囲単位が対応
する(実行範囲単位が1つのボタンとなる)。ボタンに
対する手続き(スクリプト)は、実行範囲単位中の帳票
間の入出力対応関係(「帳票の依存関係」)から生成す
る。
【0053】図22に、実行メニュー生成処理4の処理
ステップをフローチャートで示す。以下それに従って説
明する。
【0054】業務手順ファイル3の基本業務管理テーブ
ルから実行範囲単位の帳票関係を読み込む(ステップ6
01、604)。実行範囲単位が終わりになるまで(ス
テップ602)、基本業務実行メニュー画面(基本業務
ボタンとボタンを押したときの手続き(スクリプト))
を生成する(ステップ603)。図23は、ステップ6
01、604を更に詳細に示したものである。業務手順
ファイル3の基本業務管理テーブルからレコードを読み
込む(ステップ701)。読み込んだレコードの関連ポ
インタを読み込み(ステップ702)、ポインタ値がN
ULLでない間(ステップ703)、次のレコードを読
み込む(ステップ704)。最後に読み込んだ次のレコ
ード(関連ポインタがNULLのレコード)の範囲ポイ
ンタを読み込み(ステップ705)、ポインタ値がNU
LLでなければ(ステップ706)、そのレコードを読
み込む(ステップ707)。図24は、ステップ603
を更に詳細に示したものである。取だした実行範囲の名
称で基本業務ボタンを生成する(ステップ801)。入
力帳票を取だしその手続き(スクリプト)を生成する
(ステップ802)。実行範囲単位のレコードが終わり
になるまで(ステップ803)、出力帳票を取だしその
手続き(スクリプト)を生成する(ステップ804)。
生成したボタンと手続き(スクリプト)を格納する(ス
テップ805)。
【0055】図25は、図21のシステム業務定義から
作成した基本業務ボタンとその手続き(スクリプト)で
ある。Pb1のボタンの手続き(スクリプト)部分は次
の意味を持つ。
【0056】Send Run to a はa帳票に起動をかける。 Send Run to b はb帳票に起動をかける。 Send Run to c はc帳票に起動をかける。 Send Run to d はd帳票に起動をかける。
【0057】図26は、実行メニューファイル5の構造
を示した図である。
【0058】次に、帳票定義処理6について説明する。
「業務」を構成する帳票の書式、処理仕様(編集・加工
方法)の定義処理を示す。図27は、帳票書式定義処理
の処理ステップをフローチャートで示したものである。
以下それに従い説明する。
【0059】初期画面を表示する(ステップ901)。
帳票データ様式定義コマンドを入力する(ステップ90
2)。コマンド種別が“罫線”設定コマンドである場合
は(ステップ903)、様式定義画面を表示する(ステ
ップ904)。コマンド種別が“欄属性”設定コマンド
である場合は(ステップ903)、欄属性設定処理を行
う(ステップ905)。その他にも同様にコマンド種別
に応じた処理を行う。様式定義画面においてコマンドを
入力する(ステップ906)。コマンド種別が“戻り”
である場合には(ステップ907)、初期画面に戻る。
“横線”、“縦線”、“斜線”、“矩形”、“横線消
去”、“斜線消去”、“矩形消去”、“線属性”のコマ
ンドが入力された場合は(ステップ907)、それぞれ
に対応した横線設定処理(ステップ908)、縦線設定
処理(ステップ909)を行う。“終了”コマンドが入
力された場合は(ステップ907)、様式定義の処理を
終了し、データ格納確認メッセージを表示する(ステッ
プ910)。そして、確認コマンドを入力する(ステッ
プ911)。コマンド種別が“格納”コマンドである場
合は(ステップ712)、ファイル名を入力し(ステッ
プ913)、データを格納する(ステップ914)。
【0060】図28は、帳票処理仕様定義処理の処理ス
テップをフローチャートで示したものである。以下それ
に従い説明する。
【0061】図27に示した手順によって定義した帳票
書式を画面表示する(ステップ1001)。Quitコ
マンドあるいはSaveコマンドの入力があるまで(ス
テップ1002)、次の処理を繰り返す。処理仕様(編
集式、計算式)を指定する帳票の項目を指定する(ステ
ップ1003)。指定した項目に処理仕様(編集式、計
算式)を指定する(ステップ1004)。例えば、金額
の項目には、数量*単価といった計算式を指定する。項
目に対する処理仕様(編集式、計算式)は、その要素と
して格納する(ステップ1005)。Quitコマンド
あるいはSaveコマンドの入力があると(ステップ1
002)、帳票の要素として全ての項目の処理仕様(編
集式、計算式)を格納する(ステップ1006)。図2
9は、その格納形式である帳票仕様ファイル7の構造を
示したものである。
【0062】図30は、上記に述べてきた業務手順と帳
票仕様の関係を示したものである。システム業務、基本
業務の定義によって実行メニューを生成し、その実行メ
ニューに基づいて帳票仕様の実行を行う。実行メニュー
における実行ボタンを押すと、そのボタンに登録されて
いる帳票実行のための手続き(スクリプト)が実行さ
れ、その手続きによって個々の帳票に起動がかかる。起
動のかかった帳票は、それ自身の帳票仕様に基づいて実
行する。
【0063】以上述べてきたように、本発明は、業務の
手順を定義することによって、業務を構成する複数の帳
票の実行を制御するための情報(実行メニュー)を作成
し、これに基づいて予め定義しておいた帳票の仕様を実
行する方法である。帳票の実行を制御するための仕様と
帳票内の仕様を分けて定義することによって、複雑な業
務の制御情報をプログラム上に組み込むことなくプログ
ラミングが可能となる。また、従来のように業務の制御
情報の定義と実行時の制御情報(実行メニュー)の定義
を独立して各々行う必要もないためソフト開発の生産性
も向上する。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、帳票の実行を制御する
ための仕様と帳票内の仕様を分けて定義することによっ
て、複雑な業務の制御情報をプログラム上に組み込むこ
となくプログラミングが可能となる。また、従来のよう
に業務の制御情報の定義と実行時の制御情報(実行メニ
ュー)の定義を独立して各々行う必要もないためソフト
開発の生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における業務プログラミング方法の処
理ステップを示した図。
【図2】業務プログラミング方法のハードウェア構成
図。
【図3】業務システムの構成図。
【図4】対話画面の構成図。
【図5】メニューバーコマンドの一覧を示した図。
【図6】メニューバーコマンドの一覧を示した図。
【図7】対話画面の構成要素を示した図。
【図8】対話画面の構成要素を示した図。
【図9】業務手順定義処理の処理ステップを示すフロー
チャート。
【図10】業務システムシートの定義処理の処理ステッ
プを示すフローチャート。
【図11】業務システム管理情報の構成図。
【図12】業務システムシートの定義操作例を示した
図。
【図13】業務システムシートの定義操作例を示した
図。
【図14】環境シートの定義処理の処理ステップを示す
フローチャート。
【図15】システム業務関連シートの定義処理の処理ス
テップを示すフローチャート。
【図16】データ指定ボタンに対する定義操作例を示し
た図。
【図17】システム業務シートの定義処理の処理ステッ
プを示すフローチャート。
【図18】システム業務シートの定義操作例を示した
図。
【図19】帳票間の対応付けを示した図。
【図20】業務手順ファイルの構造図。
【図21】基本業務管理テーブルの一例図。
【図22】実行メニュー生成処理の処理ステップを示す
フローチャート。
【図23】実行範囲単位読み込み処理の処理ステップを
示すフローチャート。
【図24】基本業務ボタン生成処理の処理ステップを示
すフローチャート。
【図25】基本業務ボタンの生成例図。
【図26】実行メニューファイルの構造図。
【図27】帳票書式定義処理の処理ステップを示すフロ
ーチャート。
【図28】帳票処理仕様定義処理の処理ステップを示す
フローチャート。
【図29】帳票仕様ファイルの構造図。
【図30】業務手順と帳票仕様の関係を示した図。
【符号の説明】
1:業務手順定義処理、2:業務システム管理情報、
3:業務手順ファイル、4:実行メニュー生成処理、
5:実行メニューファイル、6:帳票定義処理、7:帳
票仕様ファイル、8:実行処理、9:実行結果ファイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の種類の帳票間の写像を定義する関連
    によって構成される業務をプログラミングする方法であ
    って、帳票群の入出力の対応関係によって該業務の構造
    を帳票の実行の時間的な順序関係によって該業務の手順
    を記述する業務定義手順処理と、前記定義手順処理によ
    って定義された業務手順に基づいて複数の帳票の実行を
    制御するための実行メニューを生成する実行メニュー生
    成処理と、帳票の書式の記述とその帳票の計算及び編集
    手続きを含む処理仕様の記述によって帳票の構造を定義
    する帳票定義処理と、前期実行メニュー生成処理によっ
    て生成された実行メニューに基づいて前期帳票定義処理
    によって定義された帳票仕様を実行する実行処理を有す
    ることを特徴とする業務プログラミング方法。
  2. 【請求項2】前記業務の構造と前記業務の手順を記述
    し、該記述情報から帳票の実行順序を制御するための業
    務の実行制御情報を生成することを特徴とする請求項1
    項記載の業務プログラミング方法。
  3. 【請求項3】前記業務を、ユーザからみた一トランザク
    ション処理の単位である基本業務と、複数の基本業務の
    関連によって構成されるシステム業務とによって構成す
    ることを特徴とする請求項1項記載の業務プログラミン
    グ方法。
  4. 【請求項4】前記業務の構造の記述は、システム業務毎
    にそれを構成している単一の基本業務群を抽出し、それ
    らが帳票を介して順次統合された基本業務間の関係の記
    述と、単一の基本業務を構成している帳票群の構造の記
    述であることを特徴とする請求項1項記載の業務プログ
    ラミング方法。
  5. 【請求項5】前記業務の手順の記述は、システム業務毎
    にそれを構成している単一の基本業務群の帳票出力に至
    る時間的な流れの記述であることを特徴とする請求項1
    項記載の業務プログラミング方法。
  6. 【請求項6】前記基本業務の構造の記述は、それを構成
    している帳票群の入出力の対応関係の記述と、実行時の
    帳票群の範囲指定の記述と、各帳票の構造の記述、であ
    ることを特徴とする請求項3項記載の業務プログラミン
    グ方法。
  7. 【請求項7】前記実行範囲指示の記述は、実行時の帳票
    群の単位の記述と、その単位における帳票群を連動して
    実行するか否かのタイミング指示の記述、であることを
    特徴とする請求項6項記載の業務プログラミング方法。
  8. 【請求項8】前記帳票の構造の記述は、帳票の書式記述
    と、その帳票の計算及び編集手続きを含む処理仕様の記
    述、であることを特徴とする請求項6項記載の業務プロ
    グラミング方法。
  9. 【請求項9】前記実行メニュー生成処理は、前記実行範
    囲指示の記述から実行起動用のボタンとそのボタンが押
    されたときの手続きを生成することを特徴とする請求項
    6項記載の業務プログラミング方法。
  10. 【請求項10】前記実行起動用のボタンとその手続きに
    よって、個々の帳票に起動がかり、起動のかかった帳票
    はそれ自身の計算及び編集手続きを含む処理仕様に基づ
    いて実行されることを特徴とする請求項9項記載の業務
    プログラミング方法。
JP4143968A 1992-06-04 1992-06-04 業務プログラミング方法 Pending JPH05334059A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1049570A (ja) * 1996-08-05 1998-02-20 Hitachi Ltd 相談環境構築支援方法
JP2007058874A (ja) * 2006-10-10 2007-03-08 Intelligent Model:Kk バッチ処理装置、バッチ処理方法、及びバッチ処理プログラム、並びにバッチ処理システム
JP2020027597A (ja) * 2018-12-21 2020-02-20 如如研創股▲分▼有限公司 ソフトウェアシステム作成システム

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