JPH05332966A - 物質の浸出安定度検査方法及び装置 - Google Patents

物質の浸出安定度検査方法及び装置

Info

Publication number
JPH05332966A
JPH05332966A JP4351486A JP35148692A JPH05332966A JP H05332966 A JPH05332966 A JP H05332966A JP 4351486 A JP4351486 A JP 4351486A JP 35148692 A JP35148692 A JP 35148692A JP H05332966 A JPH05332966 A JP H05332966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
substance
state quantity
container
stability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4351486A
Other languages
English (en)
Inventor
Rudolf Dr Ahrens-Botzong
アーレンス‐ボツオング ルードルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH05332966A publication Critical patent/JPH05332966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/26Oils; Viscous liquids; Paints; Inks
    • G01N33/28Oils, i.e. hydrocarbon liquids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/06Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a liquid
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/42Road-making materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物質、特に廃棄物処理装置からの融解粒状物
の浸出安定度を検査し、短時間で確実な結果を出す方法
及びこの方法を実施するのに適した装置を提供する。 【構成】 物質Mを液体F中に投入し、その浸出安定度
を検査する。液体F内に物質Mを投入後少なくとも1つ
の状態量を連続的、断続的及び周期的に変化させ、その
際同一又は他の状態量の経過を検査経過として記録す
る。予め同じ条件で物質Mなしに標準経過を測定する。
検査経過と標準経過の差は物質Mの浸出安定度の尺度で
ある。本方法を行うのに液体Fの少なくとも1つの状態
量を変化させるための開口を有する液体F及び物質M用
容器1を使用する。容器1には検査経過及び標準経過を
測定するための少なくとも1つの測定装置7が付設され
ている。測定装置7は評価ユニット11と接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物質、特に廃棄物処理装
置からの融解粒状物を液体に投入し、その浸出に対する
安定度を検査する方法に関する。
【0002】また本発明は物質、特に廃棄物処理装置か
らの融解粒状物の浸出安定度を検査するための液体及び
物質を収容する容器を有する装置に関する。
【0003】
【従来の技術】廃棄物の熱処理に際し及び石炭を使用す
る火力発電所においては再使用可能である残留物が生じ
る。このような残留物は例えば建築資材として、特に道
路用に適している。また欧州特許第0302310号明
細書から公知の低温乾留燃焼法の際に生じる融解粒状物
もこのような残留物である。
【0004】建築資材として又は他の資源として残留物
を使用する際にそれがその使用場所に如何なる有害物質
も放出しないことが保証されなければならない。従って
雨水などと接触した場合に物質の浸出及びそれにより有
害物質が水を変質させないことが保証されなければなら
ない。更に残留物は塩分濃度、pH値又は酸化還元電位
が変わり易い水との接触で浸出を来さない場合にのみ再
使用されるべきである。錯形成体の作用自体も浸出を来
すものであってはならない。物質の浸出安定度は化学分
析に属する分析値の一つである。例えば液体内での可溶
性又は機械的安定性はこの種の分析に属する。
【0005】残留物が再使用できるか否かを確かめるた
めには浸出テストを行うのが一般的である。その際浸出
安定度を検査される物質は資源として使用される際に見
込まれ得る同じ条件の実験室内に放置される。そのため
物質は例えば液体に投入される。その後時間の経過につ
れて液体中に有害物質濃度が検出し得るか又はこの濃度
が高まる場合には、検査すべき物質からの有害物質の浸
出が予測される。従ってこの物質は浸出安定性ではな
い。
【0006】このような方法は例えばフリッジ博士(D
r.Joachim Frigge)の論文「実用性大
型溶解度測定器での反応性大量生産物の貯蔵挙動の検査
(Pruefung des Deponieverh
altens reaktiver Massengu
eter mit praxisnahen Gros
slysimetern)」、「廃棄物処理の実践(E
ntsorgungs−Praxis)」、6.90、
第367〜372頁から公知である。公知の検査方法と
しては振とうテストがある。その場合検査すべき物質は
脱イオン容器中に投入される。物質を投入された脱イオ
ン化状態の容器を振とうする。この方法を少なくとも2
4時間にわたり実施する。その後初めて物質の浸出が十
分に行われたことが仮定される。浸出時間が数日を要す
ることもあり得る。更に浸出後に濾液の濾過及び分析を
行う。濾液の性質から物質の浸出安定度を推論すること
ができる。濾液中に有害物質が検出される場合はこの物
質は浸出安定性ではない。
【0007】この公知の検査方法は試料の検査に1日ど
ころか数日を要することがある。従って実験室で浸出安
定度を検査する場合、この物質が建材として結露又は他
の水分に曝されるような、できれば後にこの物質を使用
する場合と類似する条件が実験室で得られることが保証
されなければならない。
【0008】公知の検査方法は継続的に補給される物質
を間断なく検査するのには適していない。検査時間が長
いためかなりの間隔をおかなければ物質試料の浸出安定
度を検査することができない。試料が所与の条件に相当
しない場合には、条件を満たした最後の検査以降に生じ
た物質はすべて廃棄しなければならない。つまり公知の
検査方法では、この物質が要件を満たさないことをこの
検査方法から検知する前に再使用には適さない大量の物
質が生じ、これを設備から廃棄する必要性がかなりの確
率で生じることになる。更に要件を満たさない物質は特
殊処理されるか又は難物質保管所に移送しなければなら
ない。更にこの物質は建材としては使用できないであろ
うし、建材として引渡し契約が既に結ばれていた場合に
は、この契約は場合によっては守られないことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、物質、特に
廃棄物処理装置からの融解粒状物の浸出安定度を検査
し、短時間で確実な結果を出す方法を提供することを課
題とする。この検査はできるだけ迅速に行われるように
し、継続して物質を送り出す装置で浸出安定度に欠けて
いることを検知した場合即座に対処することにより浸出
安定性でない物質が大量に生じることを回避できるよう
にしなければならない。
【0010】更に本発明はこの方法を実施するのに適し
た物質の浸出安定度検査装置を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の課題は本発明によ
り、液体中に物質を投入した後、少なくとも1つの状態
量を連続的、断続的又は周期的に変化させ、またその際
少なくとも1つの状態量の経過を検査経過として記録
し、前もって物質を投入していない同じ液体中でそれ以
外は同じ条件下で同じ方法で少なくとも1つの同じ状態
量を変化させ、後者の状態量の経過を標準経過として記
録し、また検査経過と標準経過の差を作り、この差を物
質の浸出安定度の尺度とすることにより解決される。
【0012】その際変化しかつ記録された状態量は同じ
状態量であるか又は異なった状態量であってもよい。
【0013】物質の浸出安定度を検査する装置を提供す
る第二の課題は本発明により、容器が液体の状態量を変
化させるための試薬を投入する開口を有し、この容器に
状態量の検査経過を測定し記録するための少なくとも1
つの測定装置が付設され、またこの少なくとも1つの測
定装置が検査経過と標準経過との差を作るための評価ユ
ニットと接続されることにより解決される。
【0014】その際変化しかつ記録された状態量は同一
のものであっても異なった状態量であってもよい。
【0015】
【作用効果】少なくとも1つの状態量を変化させ、少な
くとも1つの状態量の変化を同時に定量することにより
物質の浸出安定度の僅かばかりの変化でも測定できる1
つ又はそれ以上の検査経過が有利に得られる。容器材料
の影響及び他の外部的影響を排除するために検査すべき
物質を用いない1つ又はそれ以上の標準経過を測定す
る。測定された検査経過とそれに属する標準経過間の差
のみが後に物質の影響を検知するために観察される。
【0016】本発明方法により極めて感度の高い検査方
法が得られる。その高い感度の故に検査に必要とされる
時間は僅かでよく、極めて迅速に順次異なる試料の浸出
安定度が検査可能となる。これにより初めて例えば廃棄
物処理装置の粒状物のような継続的に生じる物質を極め
て迅速に殆ど連続的に検査することが有利に可能とな
る。従って浸出安定度が十分でないことを検知した場合
大量の浸出安定度のない物質が生じる前に全設備を調整
するか又は停止することができるという利点が達成され
る。
【0017】従って再使用することのできない物質が殆
ど生じなくなるので有利である。
【0018】検査工程中に検査すべき物質から何も溶解
しない場合には検査経過と標準経過の測定差は零であ
る。差が存在することは物質の一部が液体に溶解したこ
とを示唆する。従ってこの物質は浸出安定性ではない。
【0019】状態量を連続的、断続的又は周期的に変化
させることによって、状態量の変化が容易に検知でき、
記録することができる。これは特に断続的変化の際に顕
著である。
【0020】例えば溶解された物質のpH値、酸化還元
電位、導電率及び濃度などの状態量の少なくとも1つを
変化させ、その際これらのうちの1つの状態量の経過を
記録する。これらのうちの少なくとも1つの状態量を変
化させれば、浸出安定性ではない物質から物質の一部が
溶解していることが予測される。更にこれらの状態量は
公知の装置で測定可能である。
【0021】状態量を変化させるために溶液に例えば1
種又はそれ以上の試薬を配量する。pH値を変えるには
酸性又はアルカリ性物質が適している。酸化還元電位を
変えるには酸化剤又は還元剤が適している。導電率は塩
の添加により変化可能である。
【0022】状態量の変化は自動的に制御可能である。
それには配量装置を使用する。状態量を周期的に変化さ
せるには周期的間隔で反対向きの変化を行わなければな
らない。周期的にpH値を変化させるには例えば周期的
間隔で酸性及びアルカリ性剤を液体に供給しなければな
らない。このような配量には通常自動制御装置を必要と
する。
【0023】例えば検査すべき物質は予め粉砕して液体
に投入する。こうして物質はその容積の割に大きい表面
で液体と接することになる。この場合浸出安定度がない
場合には物質の一部が迅速に溶解されることになる。こ
のことから粉砕されていない物質の場合よりも浸出安定
度を迅速に検知することができることになる。
【0024】物質は例えば液体で洗浄する。それにより
液体中の状態量の変化は迅速に液体全体に分布され、一
層迅速に記録されることになる。
【0025】液体は例えば閉鎖循環路内を案内される。
それにより物質は十分に洗浄される。
【0026】液体は閉鎖循環路内を外気圧に対して高め
られた圧力下に循環する。従って液体は可溶性物質を一
層良好に受け入れる。
【0027】更に閉鎖循環路内の液体の温度は溶液挙動
を変化させるために外気温よりも高めるか或は低下させ
てもよい。
【0028】液体の上方の気体容積は不所望の反応を排
除するために保護ガスで満たしてもよい。
【0029】状態量の経過は液体の分岐された部分流内
で記録してもよい。更に液体全量を測定装置に通す必要
はない。しかし経過の記録は本流の液体循環路内でも又
は静止液体内でも行うことができる。
【0030】更にこの経過は状態量の測定装置を固体粒
子から保護するためにフィルタを通してから記録しても
よい。
【0031】例えば検査工程中に液体の一部を排出し、
投棄することもできる。これは本方法の工程中に液体量
が試薬の添加により状態量を変化させるには多くなり過
ぎた場合に必要となり得る。排出量は自動的に制御可能
である。
【0032】本発明方法により、物質の浸出安定度の変
化を迅速に記録することができるため物質の連続監視が
可能となる利点が得られる。
【0033】本発明による装置では物質が浸出安定性で
あるか否かを短時間に検知可能である。これは極めて迅
速に行い得るため連続して生じる物質を殆ど間断なく短
い間隔で検査することができる。従って2つの相次いで
行われる検査間に極く僅かな物質のみが堆積する。検査
の結果浸出安定度がないことが検知された場合それに先
だって行われた検査以降に浸出安定性のない物質が極く
僅かに生じるに過ぎない。浸出安定度に欠けていること
を迅速に検知できるため浸出安定性のない物質が作られ
るのを短時間のうちに中断できる。
【0034】試薬を投入するための容器の開口には試薬
用の少なくとも1つの配量装置が前置接続されている。
この配量装置には制御ユニットが接続されていてもよ
い。これらの装置で液体中の状態量は連続的、断続的又
は周期的に変化可能である。
【0035】この容器には例えば物質粉砕装置が前置接
続されている。物質の表面積を大きくすることにより高
度の信頼性を有する浸出安定度の検査が実施できる。す
なわち大抵の物質はかさ高のブロックの形を取る場合、
それ以外の状態では有さないような比較的大きな浸出安
定度を示すからである。
【0036】容器は例えばポンプを設置した液体循環路
内に配設されている。液体はそのため絶えず動かされ
る。溶解するおそれのある物質は液体全体に分配され、
状態量の変化を迅速に検出することができる。
【0037】1つ又はそれ以上の状態量用の1つ又はそ
れ以上の測定装置は例えば容器の外部にある液体循環路
内に配設されている。その際循環路中の液体全量は測定
装置を貫流するので、良好な測定精度が達成されること
が保証される。
【0038】しかし測定装置を容器内に配設することも
可能である。
【0039】例えば測定装置を液体循環路のバイパスに
配設してもよい。更に液体を十分に攪拌する場合測定装
置を液体全量の大きな流れに曝す必要はない。
【0040】測定装置の邪魔になり得る固体粒子を抑制
するために測定装置にフィルタを前置接続することもで
きる。
【0041】例えば容器は余分な液体用の排出口を有す
る。特に閉鎖循環路内には試薬の添加により液体量が多
くなり過ぎるおそれがある。従って液体の一部を排出し
なければならないが、この液体分は排出口を介して廃棄
される。排出口内の弁装置は制御ユニットを介して制御
可能である。
【0042】容器は例えば接続部を除き閉鎖される。従
って容器内は高圧力に調整可能であり、それにより物質
は容易に溶解され、従って浸出安定度を一層正確に検査
できる。
【0043】この系内に液体及び物質を所望の温度に保
持するために例えば加熱又は冷却調節器を取り付けても
よい。
【0044】本発明による装置はその方法と同様に短い
間隔で物質の浸出安定度を殆ど連続して検査することを
可能にする。連続的に生じる物質をそれが形成されるの
と同じ速度で検査可能であるため、浸出安定度がどんな
に僅かでも直ちに反応できる。このことは大量の浸出不
安定物質を、この物質が非浸出性であることを検知する
前に大量に堆積するのを阻止することができる。
【0045】
【実施例】本発明の方法及び装置を図面に基づき以下に
詳述する。
【0046】物質M、特に廃棄物処理装置からの例えば
低温乾留燃焼装置からの融解粒状物を検査するためにこ
の物質を液体F、例えば水の入っている容器1に投入す
る。液面の上方にある気体容積には保護ガス、例えば不
活性ガスが入っている。気体容積を十分に洗浄するため
これを導入口1a及び排出口1bを介して不活性ガスで
洗浄する。容器1は物質Mを投入し及び液体Fを満たす
ために蓋3で固く密閉することのできる注入口2を有す
る。物質Mは粉砕装置4を介して容器1に投入可能であ
る。物質Mを投入後液体F中において少なくとも最初の
状態量を連続的、断続的又は周期的に変化させる。その
ため少なくとも適当な試薬Rを配量装置5aを有する少
なくとも1個の試薬容器5を介して容器1に投入する。
配量装置5aは制御ユニット6と電気的に接続されてい
る。変化すべき第1の状態量は溶解された物質のpH
値、酸化還元電位、導電率又は濃度であってよい。どの
試薬Rを容器1に供給するかは状態量により決定され
る。第1の状態量を変化させている間に上述の状態量の
1つである第2の状態量を連続的に測定する。その際例
えば状態量の遅延時間を考慮するならば第1と第2の状
態量は同じ状態量であってもよい。それらはまた異なっ
た状態量であってもよい。容器1内の液体Fには少なく
とも1つの測定装置7が接続されている。測定装置7は
液体F用の循環路8内に配設してもよい。これはまた直
接容器1内に又は循環路8のバイパス8a内に配設して
もよい。循環路8内にはポンプ9が設けられる。その他
に測定装置7の前に固体成分を阻止するためのフィルタ
10が配設されている。測定装置7は制御ユニット6と
同様に評価ユニット11と接続されている。そこで第1
の状態量の予め設定された経過に対して第2の状態量の
経過が記録される。評価ユニット11には標準経過が記
憶されている。この標準経過は、容器1内に物質Mが全
く存在しない時に同じ測定工程を行うことによって得ら
れる。評価ユニット11内で検査経過と標準経過とから
の差が作られる。この差が零でない場合には物質Mの一
部は液体F中で検査されている間に溶解したものと見な
され、従って物質Mは浸出安定性を示さない。本発明に
よる検査方法は上記の装置で極めて迅速に行い得るた
め、絶えず補給される物質Mを連続的に検査することが
可能である。試薬Rの供給により液体Fの分量が多くな
り過ぎた場合、液体Fはいつもは閉鎖されている排出口
12を介して排出可能である。排出口12内にはそのた
め液体流出を制御するため制御ユニット6と接続されて
いる弁装置13を配設してもよい。容器1内には液体レ
ベルを検出するレベルセンサ14が配設されている。レ
ベルセンサ14は制御ユニット6と接続されている。
【0047】上述の方法は容器1を完全に空にした後新
しい物質試料を短時間で、例えば数時間以内に繰り返し
検査し得るものである。従って浸出安定度の変化が迅速
に診断できる。これにより迅速な対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物質の浸出安定度を検査するため
の装置を示す系統図。
【符号の説明】
1 容器 1a 導入口 1b 排出口 2 注入口 3 蓋 4 粉砕装置 5 試薬容器 5a 配量装置 6 制御ユニット 7 測定装置 8 循環路 8a バイパス 9 ポンプ 10 フィルタ 11 評価ユニット 12 排出口 13 弁装置 14 レベルセンサ M 物質 F 液体 R 試薬
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B09B 5/00 Z G01N 33/42 8310−2J

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質(M)を液体(F)に投入し、その
    浸出に対する安定度を検査する方法において、液体
    (F)に物質(M)を投入した後、少なくとも1つの状
    態量を連続的、断続的又は周期的に変化させ、またその
    際少なくとも1つの状態量の経過を検査経過として記録
    し、前もって物質を投入していない同じ液体(F)中で
    それ以外は同じ条件下に同じ方法で少なくとも1つの同
    じ状態量を変化させ、後者の状態量の経過を標準経過と
    して記録し、また検査経過と標準経過の差を作り、この
    差を物質(M)の浸出安定度の尺度とすることを特徴と
    する物質の浸出安定度検査方法。
  2. 【請求項2】 溶解された物質のpH値、酸化還元電
    位、導電率及び濃度などの状態量の少なくとも1つを変
    化させ、その際これらのうちの1つの状態量の経過を記
    録することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 状態量を変化させるために液体中に試薬
    を1種ないしそれ以上配量することを特徴とする請求項
    1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 状態量の変化を自動的に制御することを
    特徴とする請求項1ないし3の1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 物質(M)を予め粉砕して液体(F)中
    に投入することを特徴とする請求項1ないし4の1つに
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 液体(F)により物質(M)を洗浄する
    ことを特徴とする請求項1ないし5の1つに記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 液体(F)が閉鎖されている循環路
    (8)内を案内されることを特徴とする請求項6記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 閉鎖循環路(8)内の液体(F)が外気
    圧に対して高められた圧力下に循環することを特徴とす
    る請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 閉鎖循環路(8)内の液体の温度が外気
    温に対して変えられていることを特徴とする請求項7又
    は8記載の方法。
  10. 【請求項10】 液体(F)の上方にある気体容積が保
    護ガスで満たされていることを特徴とする請求項1ない
    し9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 状態量の経過が液体(F)の分岐され
    た部分流内で記録されることを特徴とする請求項7ない
    し10の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 状態量の経過がフィルタ(10)の後
    で記録されることを特徴とする請求項1ないし11の1
    つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 液体(F)の一部を排出し、投棄する
    ことを特徴とする請求項1ないし12の1つに記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 液体(F)及び物質(M)を収容する
    容器(1)を有し廃棄物処理装置からの融解粒状物の浸
    出安定度を検査するための装置おいて、容器(1)が液
    体(F)の状態量を変化させる試薬(R)を投入するた
    めの開口を有しており、容器(1)が状態量の検査経過
    を測定及び記録するために少なくとも1つの測定装置
    (7)を付設されており、また少なくとも1つの測定装
    置(7)が検査経過と標準経過の差を作るため評価ユニ
    ット(11)と接続されていることを特徴とする物質の
    浸出安定度検査装置。
  15. 【請求項15】 試薬(R)を投入するための開口に少
    なくとも1つの試薬(R)用配量装置(5a)が前置接
    続されていることを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 配量装置(5a)が制御ユニット
    (6)と接続されていることを特徴とする請求項15記
    載の装置。
  17. 【請求項17】 容器(1)に物質(M)用粉砕装置
    (4)が前置接続されていることを特徴とする請求項1
    4ないし16の1つに記載の装置。
  18. 【請求項18】 容器(1)がポンプ(9)を有する液
    体(F)用循環路(8)内に配設されていることを特徴
    とする請求項14ないし17の1つに記載の装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの測定装置(7)が容
    器(1)の外側の循環路(8)内に配設されていること
    を特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの測定装置(7)が循
    環路(8)のバイパス(8a)内に配設されていること
    を特徴とする請求項19記載の装置。
  21. 【請求項21】 測定装置(7)にフィルタ(10)が
    前置接続されていることを特徴とする請求項19又は2
    0記載の装置。
  22. 【請求項22】 容器(1)が余分な液体(F)のため
    の排出口(12)を有していることを特徴とする請求項
    14ないし21の1つに記載の装置。
  23. 【請求項23】 容器(1)が接続部を除き閉鎖されて
    いることを特徴とする請求項14ないし22の1つに記
    載の装置。
JP4351486A 1991-12-13 1992-12-09 物質の浸出安定度検査方法及び装置 Withdrawn JPH05332966A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4141231.1 1991-12-13
DE4141231A DE4141231A1 (de) 1991-12-13 1991-12-13 Verfahren und einrichtung zur pruefung der auslaugbestaendigkeit eines materials

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05332966A true JPH05332966A (ja) 1993-12-17

Family

ID=6447028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4351486A Withdrawn JPH05332966A (ja) 1991-12-13 1992-12-09 物質の浸出安定度検査方法及び装置

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0546412B1 (ja)
JP (1) JPH05332966A (ja)
KR (1) KR930013723A (ja)
CN (1) CN1032088C (ja)
AT (1) ATE179797T1 (ja)
DE (2) DE4141231A1 (ja)
DK (1) DK0546412T3 (ja)
ES (1) ES2133299T3 (ja)
GR (1) GR3030803T3 (ja)
TW (1) TW237518B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11197628A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Shimadzu Corp 焼却炉のばいじん処理装置
JP2006320906A (ja) * 2006-08-29 2006-11-30 Takuma Co Ltd 焼却炉のばいじん処理装置
JP2009241053A (ja) * 2008-03-12 2009-10-22 Fujita Corp 廃棄物の前処理方法
JP2011208969A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Osaka Gas Co Ltd 界面活性剤濃度制御装置及びこれを備えた熱搬送システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2747195B1 (fr) * 1996-04-05 1998-07-03 Sol Comp Du Procede de suivi de la maturation de dechets stabilises
KR20070053060A (ko) 2005-11-19 2007-05-23 삼성전자주식회사 표시장치와 이의 제조방법

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU721705A1 (ru) * 1978-06-29 1980-03-15 Горьковский Исследовательский Физико-Технический Институт При Горьковском Государственном Университете Им. Н.И.Лобачевского Способ определени скорости массопереноса
JPS5825230B2 (ja) * 1979-06-04 1983-05-26 日鉱探開株式会社 岩石等の溶出試験方法及び装置
US4375451A (en) * 1981-08-13 1983-03-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy In-situ leach rate measuring system
DE3242506C2 (de) * 1982-11-18 1986-02-27 Collins, Hans-Jürgen, Prof. Dr.-Ing., 3300 Braunschweig Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung des Erreichens oder Überschreitens eines vorgegebenen Grenzwertes des in einem Flüssigkeitsgemisch enthaltenen Anteiles mit einer niedrigeren Verdampfungstemperatur als die übrige Flüssigkeit
US4737356A (en) * 1985-11-18 1988-04-12 Wheelabrator Environmental Systems Inc. Immobilization of lead and cadmium in solid residues from the combustion of refuse using lime and phosphate
DE3544095A1 (de) * 1985-12-13 1987-06-19 Hydrotechnik Gmbh Vorrichtung zum kalibrieren von analogen echtzeitsignalen
US5033397A (en) * 1990-07-31 1991-07-23 Aguila Corporation Soil chemical sensor and precision agricultural chemical delivery system and method
DE3811820A1 (de) * 1987-08-03 1989-02-16 Siemens Ag Verfahren und anlage zur thermischen abfallentsorgung
DE4021103A1 (de) * 1989-07-19 1991-01-31 Siemens Ag Verfahren und einrichtung zur asphaltherstellung

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11197628A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Shimadzu Corp 焼却炉のばいじん処理装置
JP2006320906A (ja) * 2006-08-29 2006-11-30 Takuma Co Ltd 焼却炉のばいじん処理装置
JP4514228B2 (ja) * 2006-08-29 2010-07-28 株式会社タクマ 焼却炉のばいじん処理装置
JP2009241053A (ja) * 2008-03-12 2009-10-22 Fujita Corp 廃棄物の前処理方法
JP2011208969A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Osaka Gas Co Ltd 界面活性剤濃度制御装置及びこれを備えた熱搬送システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN1032088C (zh) 1996-06-19
EP0546412B1 (de) 1999-05-06
DK0546412T3 (da) 1999-11-15
ES2133299T3 (es) 1999-09-16
EP0546412A3 (de) 1995-12-20
TW237518B (ja) 1995-01-01
DE59209689D1 (de) 1999-06-10
GR3030803T3 (en) 1999-11-30
CN1075800A (zh) 1993-09-01
DE4141231A1 (de) 1993-06-17
EP0546412A2 (de) 1993-06-16
KR930013723A (ko) 1993-07-22
ATE179797T1 (de) 1999-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5526705A (en) Automated work station for analyzing soil samples
CA2557103C (en) System and method for the spectroscopic determination of the components and concentrations of pumpable organic compounds
CA1199968A (en) Automatic chromatographic metal detection
CN106053751A (zh) 一种水质监测***
US3898042A (en) Method and apparatus for continuously determining total copper in an aqueous stream
JPH05332966A (ja) 物質の浸出安定度検査方法及び装置
Namieśnik et al. Preparation of environmental samples for the determination of trace constituents
CA1293912C (en) Sample monitoring instrument for on-line application
US3186799A (en) Apparatus for automatic analyzing
JPH03220453A (ja) 雨水連続モニタリング装置
SK147398A3 (en) Process and devices for characterising ground water measurement points by distinguishing ground water from subterranean water accumulation
JP2004093465A (ja) 重量測定式スラリ濃度計及び測定方法
CA1214094A (en) On-line coal analyzer
GB2143638A (en) Fluid flow tracing and monitoring of sewage-treatment-plant operation
JP3116052B2 (ja) 環境成分測定装置
RU2642949C1 (ru) Система для определения концентрации механических примесей в товарной и добычной нефти
CN111443175A (zh) 废水检测装置及其检测方法
US3152251A (en) Apparatus for automatically determining ultraviolet absorbance in a system
JPH03137562A (ja) 自動滴定装置
CN219285148U (zh) 一种在线氯离子分析仪性能试验装置
JP3120525B2 (ja) 嫌気性消化槽のモニター装置
Gray Compendial testing equipment: calibration, qualification, and sources of error
CN116337583A (zh) 用于填充和/或清洁测量设备、粘度计和/或密度测量设备的测量单体的方法
JPS59214750A (ja) ナトリウムイオン物質濃度の連続モニタ−装置
JPS63145945A (ja) 油の汚染及び劣化物質分析方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000307